10.児童心理学・・・恵

「こんにちは〜中央教育出版ですが・・・ちょっとお話しを・・・」
「何のセールス？」
「幼児教育の・・・」
「この家には、幼児はいないよ」
「えぇ、ご近所のお話しをお聞かせ願えれば・・・中でお話しを・・・宜しいですか？」
「いいけど・・・今、僕ひとりだよ〜まぁ、いいか、じゃぁ、どうぞ・・・」
　誠は戸惑いながら、恵をリビングに招き入れた。

　河合 恵は大学で幼児心理学を専攻し、この春、中央教育出版に入社した。
　当然、配属先は出版物の企画構成の部署だと思っていたが、研修から帰ると営業だった。
「どうして営業なんですか？わたしは、営業をやる為に入社したんじゃありません」
「不服なら、辞めればいいだろ！人材は山ほど溢れている時代なんだ」
（確かに、そうだけど・・・営業なんて、苦手だし・・・どうしよう〜）
「分かりました・・・」
（だけど、ここは、子会社の販社で、営業先は一般家庭でしょ・・・何になるの？）

　500戸はありそうな集合住宅の１棟の前に立った恵は、どこかで情報収集しようと思った。
（全部を飛込みしても無駄だし、研修でも一応セールストークは練習したし・・・）
　恵は小さな頃から学力優秀だったので、何でも自分には不可能なものはないと思っていた。
　そこで、一階の桑田 誠の部屋の呼び鈴を鳴らしたのだった。

「わたし、河合 恵と申します。実は・・・」
　誠は名刺を受け取るとテーブルの上に置き、恵の言葉を遮った。
「まぁ、慌てないで・・・そこに座って・・・今、コーヒーでも淹れるから〜」
「あぁ、お仕事中だったんですか？パソコンが開いたまま・・・」
「あぁ〜そうだよ・・・今日は午後からここで企画書を作っていたんだ・・・」
「じゃぁ、お仕事を中断させてしまったんですか？わたし・・・」
「まぁ、そういうことになるかな・・・ほら、コーヒー飲んで・・・それで？」
「わたし、今日、この団地に教育教材の訪問販売に来たんですが、情報をお聞きしようと」
「ふぅ〜〜ん・・・それで、僕のところで近所の情報を仕入れてから廻ろうと・・・」
「そうなんです！お願いします！お聞かせください！」
「それで、何を売ってるんだい？」
　恵はバッグからパンフレットを取り出して、誠の前に広げて見せた。
「相変わらず、絵本とＣＤか・・・３歳までの教育が幼児には大事なんです〜ってか？」
「そ、そうです・・・よくご存知で・・・」
「今から20年ぐらい前、そう、君がオムツをしている頃、営業してたんだ。本気で、今時、こんな商品が売れると思ってるの？・・・まぁ、売れなくても売るのが営業の仕事だから、仕方がないけどな〜」
「それじゃ、なおさら、売り方を教えてください！お願いします！わたし、今日が初めてなんです。大学で児童心理やってたのに営業なんて・・・」
「そんな姿勢じゃあ、100年経っても売れないし、会社が何故、君に営業させてるかも、 理解できないだろうなぁ〜頭でっかちの君のようなおバカさんには・・・」
　恵は誠の言葉にムッとしたが、情報を聞き出すまでは我慢しようと思った。
「児童心理学のプロなら、どういう接し方をすれば営業としていいのか、わかるだろ？」
「えぇ〜っ？児童心理と営業・・・」
「それじゃぁ、本物のプロになるのは、相当、長い先だな〜ハハハハハ・・・」
「・・・・・・・・・」
　誠は急に立ち上がって恵の背後に立ち、後ろから恵の口を塞ぎ胸に手を入れた。
「うっ・・・ぅうううぅっ、ぅぅううう〜〜〜」
「無駄な抵抗は止めるんだな！知らない男ひとりの家に入って、覚悟は出来てるんだろ！」
　恵の抵抗が一瞬弱まったが、すぐにまたもがき始めた。
「分からない女だな〜仕事も学問も行動も、すべてにおいて分かってない！」
　タオルで口を塞ぎ、椅子の背に両腕を縛りつけた。
「さぁ、これで、何をされても、泣いても喚いても誰も助けてくれない！どうする？」
　涙を一杯に溜めた目で哀願する恵を見て、誠はさらにキツイ仕打ちを加えた。
　スーツの前を開き、白いブラウスのボタンを外すと、22歳のプルッとした乳房が、白いフロントホックのブラから顔を覗かせていた。
「さぁ〜て、どう料理して食べるか・・・？まだ、覚悟は決まらないか？」
　恵は大きく頭を左右に振って、抵抗を示した。
「はぁ〜〜ぁ、まだか・・・」
　誠がフロントホックを外すと、プルプルしたゼリーのような乳房が露わになった。
　両手で鷲掴みにして乱暴に揉み、可愛い乳首の先を親指で擦って回した。
「うぅ、ぅううううっ・・・」
「まだ、観念しないのか？それとも、こうやってされるのが趣味なのか？」
　スカートを引き下ろし小さな白い布も脱がせて、両脚も椅子に縛った。
　指で草むらの下を弄り、ワレメの溝を擦りながら、乳首を舐め回した。
「おぉっ、濡れてる・・・感じてるのか？頭は悪いが、アソコはイヤらしく敏感？」
　顔つきが変わったのを見て、口を塞いでいたタオルを外した。

　ついに観念した表情で恵は捲くし立てた。
「好きにすれば、いいわ〜犯したかったら犯せばいい！そんなものただの肉よ！わたしは、児童のために役立つものをお世話したいだけ、わたしは、プロよ！」
「よぉ〜し、いい顔だ！美人だな君は・・・キリッとして、気高い顔だ！」
「どう言うこと？」
「いいか！黙って聞くんだ！二度は繰り返さない！」
「・・・・・・・・・」
「先ずは、何故、会社が君を販社に出し営業をやらせているのか？君は、会社には適材適所が分かっていない。自分は、営業じゃない。企画よ！そう、思っているんだろう？」
「えぇ、そうよ！」
「世間知らずが、偉そうに語るんじゃない！実社会は学校じゃないんだ！実際の市場の中で役立つ商品はどういうものか？それは机上では分からない。実際に役立つものじゃないと、今の時代では売れない。使って喜ばれ、初めて制作する会社、販売する販社が儲かるんだ。会社は、君の将来に期待するからこそ、現場に出し、先行投資を行なったんだ！」
　恵の表情がハッキリと変わってきた。
「どうして裸にして辱めを与えたか？分かったようだな〜学問は基礎知識として非常に大事だが、今の児童の現実とマッチしてるだろうか？絵本がいけないと言っている訳じゃない！ＣＤがいけない訳ではない！」
「現実とのアンマッチをどう是正するかが、最も重要な要素だ！ですか？」
「もう、説明しなくてもいいか・・・それじゃあ、縛りを解くか〜」
「いいえ、さっきの続きをしてください！大馬鹿者の女じゃ、ダメですか？生意気な世間知らずの女なんて、抱く価値も無い！そう、思ってるんですか？それなら、それで、仕方がありません。でも、今日を忘れない為にも抱いて欲しい〜」
「君の為に抱くのなら、君が僕を心を込めて抱けばいい！違うか？」
「そうでした・・・すみません、解いてください〜」
　誠は恵を縛りを解き、自由にした。

　恵は誠にベッドまで案内してもらい、一枚一枚誠の着ている衣服を脱がせた。
　誠の股間に顔を埋め、懸命に誠の肉棒を咥えて舐め回し勃起させようと努めた。
「ダメだわ・・・大きくならない・・・どうして？」
「また、君は事務的に処理しようとしているね〜僕への謝罪とお礼で、やってる・・・いや、そうじゃない。仕方なく、やってあげてる・・・そうだろ？君がどれだけの男性経験があるか知らないが、君が裸になっただけで充分だったのか？
でも、このオチ××ンは違う。気持ちを敏感に察して反応するんだよ・・・」
「あなたは・・・いったい、何者？どうして、そんなにわたしのことを・・・」
「君は、君の心と身体に、今日を忘れない為の刻印をすると言ったね〜
もう、いい・・・君は何もしなくていい・・・本物の刻印を僕が入れてあげよう〜」
　誠は恵の身体を横たえ、目を閉じて開けないように命じた。
　１本の羽毛を手に、恵の肌の上を触れるか触れないか分からないタッチで羽毛を這わせた。
　耳、額、鼻、口唇、首、乳首、乳房、臍、脇、腰、太股、膝、足指、足裏、脹脛、股裏、尻、背、項、腕、手指・・・淫唇、尻穴・・・時間をかけて、恵の反応を確かめた。
「あっ、うっ、ぅ、ぅ、ぅっ・・・はぁ〜はぁ〜はぁああああっ・・・あぁ〜〜狂っちゃう〜〜」
　ベッドの上で、身体全体を捩り、快感に悶え、耐え切れない快感に汗を噴出し、生まれて初めてのオンナの悦びに耐え、狂わんばかりに苦悶を続けさせられた。
　何度も何度も膣痙攣を経験し、淫壷から大量の蜜を溢れさせ、尻の肉まで濡れていた。
　誠が肉棒を恵の淫壷に挿入した瞬間に、恵は大声を発して絶頂に達し、誠の背中に両腕を回してしがみつき、全身を激しく震わせていた。
　さらに、尻の淫蕾に肉棒を挿入すると、恵の頭の中は真っ白になって快感に悶絶した。

　しばらくして息を吹き返し、淫猥な悦楽の極地を堪能した恵は、誠の肉棒を舐め回し、頬を摺り寄せ懇願し、口の中に白濁の精液を放出してもらって飲み干した。
「ありがとう・・・あなたと交わったら、他の男性とは出来ないわ〜」
　身支度を整えた恵は、誠との淫欲な世界に心を残しながら、帰っていった。

　数日後、身体の奥から疼く欲求に我慢が出来ず、恵は誠を訪ねた。
「すみません・・・桑田 誠さん、いらっしゃいますか？」
「桑田 誠は僕ですが・・・あなたは、どちら様ですか？」
　桑田と名乗る男は、先日の男とは全くの別人だった。
「ここには、もう３年も住んでるけど、そんな人は見たこともないなぁ〜」
　恵は半信半疑の表情で引き返した。
　車に戻った時、運転席に名刺が１枚貼っていた。
『プロフェショナル megumiの守護神』
「分かったわ・・・でも、本当に来て欲しい時は、携帯に顔を見せてね！」

　１年後、恵は、新商品開発部に配属された・・・。