美子と友子はPM9時、一言の会話もなく自宅の玄関に着いた。 「M.友子。どうぞお先に。」 「お母さん、少し考えさせて・・・。」 家の中では「普通」の顔も持たなければいけない。 美子には当然わかる。帰り道、ずーと迷った事をもう少し整理したい、と言う「女」の気持ち・・・。 しかし、友子をこの3日間、王道教育・調教するのは美子の役目である。 「お母さんではありません。M.友子。あなたの奴隷です。しかし、この3日は少し違います。お教えしなくていけないことがイッパイありますから、「先生」かもね。」 友子は必死の笑顔をする母の顔を見たが、今聞いた事で決心が付いた。 （私は教会の聖母。マドンナ・・・。・・・奴隷であり、奴隷を持つもの・・・。） 「・・・お父さんとはお別れです。こういう定めでした。そのための時間は貰いますよ。でも、お別れは言いません。お父さんには教会の入信を勧めてみます。もし、承諾してくれたら、運営局の仲間入りは確実だとも思います。説明は難しいけど。優しい人ですから・・・。でも、男・・・。運営局に入った場合、ある意味もっと悲劇的かもしれません。見なくても良いもの、知らなくても良いことを・・・。」 友子はその説明を理解した。 （お父さんが運営局に入れば、家族共々、淫らな妻と娘を知ってしまう。そして、男なのだから、お母さんや・・・私さえ・・・。） 「わかりました。美子。」 玄関の前でのわずかな会話で3日間の簡易なスケジュールは決定された。 午前0時ちょうどに友子の部屋がノックされた。 「どうぞ。」 美子が2冊の本を持ち、見たことのない扇情的な薄いピンクのネグリジェを羽織っていた。 その顔はネグリジェの色と同じように少し火照って見える。 （お父さんに何度も抱かれていたのね。深く寝かし付けるために。たぶん、この3日は毎日・・・。そして、話を切り出す。） 昨日まで処女だった友子がそんな事を考えた。たぶん間違ってはいない。 「M.友子。当たりよ。お父さんはずいぶん可愛がって下さったわ。」 美子が友子の心中をずばり言い当てる。 「女になったのですもの。そう言う事はもうわかるものよ。」 そして、本を渡しながら続けた。 「M.友子。あなたの聖書とそれを書き写すものです。１日1ページは無理として、その半分は書いて下さい。それを2回、3回続けると、どんな場でも私の様に暗唱できるようになります。」 美子が手渡した本を友子は恐々と受け取る。 「M.友子。でも、男性が復唱させたい部分はいつも同じ。つまり、昨日、神父様が口にされていた部分みたいだけど。」 美子は少し笑って言う。 （そうかもしれない。でも、きっと逆もね。それを言いたいって部分もあるんじゃないかしら。） 「M.美子、・・・。」 「M.友子。Mは必要ありません。私はあなたの奴隷。もっと詳しく言うと単に「便器」です。そして、あなたも神父様のため憶えなくてはいません。」 「美子、あなたはそれを自ら望んだのですか。」 美子は少し、小首を傾げ考えていたがやがてしゃべり始めた。 「最初はどうだったかしら。でも、「M」を頂いて、奥様を見続けていたから、違和感はあまりなかった気がするわ。マゾヒストって言葉があるでしょう。虐められて悦ぶ人。少し違うのよね。全ての力を備えた環境にいて、やっぱり「女性」でありたかった。そんなイメージを奥様に見ていたような気がするの。私も近い立場にいて、その想いは強くなった。そんな感じかしら。そして、聖書はそれを裏付けててくれている。」 今、母が言ったことは（あなたもきっとそうよ。）を含ませたものだろう。 「そうですか。」 友子はまだ考えてはいたが、やっと言った。 「さて、後は実習です。服は脱ぎなさい。」 美子の口調が変わったが、すぐその説明がされる。 「言葉はもう割愛。でも、あなたと私の関係はさっき言った通り。あなたのオシッコやウンコは全て私の口にして下さい。そういう生活が始まるのです。これは運営局の方々の前でお見せしなければなりませんから、絶対、粗相は許されません。そして、神父様に対してはあなたは逆の立場です。おわかりですね。」 「・・・。」 「少し説明を加えましょう。SEXの話は後です。オシッコは割りと自由に口にできます。あなたは昨夜もできました。上達するので大丈夫。でも、ウンコの方は当然難しい。私だって最初は無理とさえ思っていました。でも、相手が神父様だけになって、自然に慣れましたよ。2つの方法があります。」 美子の説明は更に続く。 「直接、顔に座って頂く方法。もう一つは運営局の会議中・会食などは特殊な椅子にお相手は座られていますから、「M」の女性は下半身を持ち上げられ、ちょうどお尻の位置に手があり、女性器は自由にされた上、口はその椅子の下になります。だから、落ちてくるウンコを口に受け止める方法。あなたには、たぶん後は関係ありません・・・うーん、そうでもありませんね。でも、神父様とのプライベートではそんなことは日常茶飯事です。もっとも、あなたは他の「M」全てを逆に使用できます。・・・私はもう、あなただけではないかもしれない。」 「・・・なら、どうして、そんなこと。」 「友子。誓いを立てています。聖書を信じています。そこには、それが正しいと書かれているのです。理由がそれ以上必要ですか。」 確かにその通りだった。昨日読んだものには、それのできる女性が「M」を有する資格がある、と。 「裸に。」 美子が娘を促す。 友子はパジャマを一枚ずつ脱いだ。左手で胸、右手で下半身を覆う。 「その手は要りません。あなたは神父様のモノですから。」 マドンナはその支配者から見れば、奴隷である。母はそう言い切った。 手を下に落とす。毛深くない友子の恥毛はヴァギナを隠す役目をしていない。 美子も同様だった。 （本当に若かった頃の私そのもの・・・。）美子はしばらくその裸身を見入っていた。 「友子。全て神父様のご命令と考えてください。・・・トイレの際は言ってね。」 「はい。美子。」 「じゃ、ベッドでお見せする形。」 何を見せるかは明快で、友子は足を拡げる。 「そうねぇ。一般的にはそうなのでしょう。聖書にはそれで子宮に近い部分をお見せする。女性にとって十分謙った方法。でも、まだ方法はないかしら。指は当然必要よ。」 友子は指で花芯を拡げることを加え、考えてみた。 四つんばいになり、尻を上げ、片手でヴァギナを拡げる方法に代えてみる。 「それもありがちね。」 美子は友子の体位を一刀で切り捨てた。 「こんなのはどう？友子の下半身を顔の上まで折り曲げて、足は頭の上のベッド。その上、両手で開く。試してみて。」 屈辱的なポーズである。 「そうね。頭・視線は神父様の顔を見つめて・・・全ての女は晒されている。これが良いかしら。」 ボールペンが美子の手にあり、口に載せられる。 「これは神父様の大切なおペニス。舌を大きく出して舐めるの。」 その時は友子の手が水平に置かれた。 友子にはまだ、男性自身を身体に入れた、そして本格的なフェラチオの経験がない。 まだ、一睡もしていない中にある記憶から思い出し、懸命に舌を動かす。 「良い表情だわ。「道具」も目の前にあって、すぐお使え頂ける。もしもの場合、顔に腰掛けることも可能だし。この姿勢にしましょう。ベッド、・・・それ以外でもお待ちする場合は・・・。」 美子の指がそのまま、友子のヴァギナを侵食した。多少湿り気を帯びたヴァギナは指を受け入れると、友子の手は離れ、ダラリと落ちる。 「友子。駄目よ。手は水平に拡げなさい。全てをお見せする事に集中するの。」 手はすぐにまっすぐに伸ばされた。 |
| 2012.5.19掲載 |
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