「アァ〜、イイ。」 答えを友子は喘ぎで返した。 （もう、娘ではない。この女の奴隷・・・単なる便器になる。私のご主人様。） 美子の唇がボールペンと取って代わる。 唇に舌を加え、複雑な構造をかつて、初代の奥方に施したテクニックで吸い付き、舐め上げた。 「アァ〜、イィ〜。キモチイィ〜。モット、モットオクマデェ〜。」 友子には決別の意志がついていたのか、快感の奥行が昨日までは「処女」だった事の結果として、それがもっと深かったのか、それとも、倒錯的性行が友子の何かに火を付けたか、喚き続ける。 5分ほどで、美子が意志を持って唇を離した。 「モットォ〜、・・・美子、続けなさい。」 明らかに命令である。 「後5分だけです。」 美子は答えざるえない。 5分は友子にとって歓喜の時であったが、美子の唇が遠のくとチリチリとしたモドカシサのみが残った。 「美子。オシッコをします。」 口調は明らかに怒声を含んでいた。 「友子。わかりました。でも、しっかり憶えるように。便器を寝て行う方法です。もう一度言います。あなたは神父様のみがお相手です。でも、顔に腰掛けて、なさる事もあれば、呼びつけられた場所で処理しなければいけない事もあります。今回はベッドの上で、なさる時で・・・。私は横になりますので、友子はオシッコの出口を「便器」の上にしっかりとつけて下さい。その時、暇つぶしに「女性」を弄んで頂くような事や、次にウンコの場合もありますから、神父様の動きには目を配る必要もあります。」 「わかりました。美子、早く寝なさい。」 長い説明にまた幾らか怒りが増したかの様に美子へ言った。 ベッドの上に真っ直ぐ、40歳とは思えない女体が薄っぺらな布を剥ぎ取り横になった。 目を瞑り、口を大きく開いている。 友子は一度、その顔を太ももで挟み、身体を重ねる。 「男性はこの姿勢では簡単よ。ちゃんとホースが付いていますから。」 美子が性器から口を外し、軽く言ったが友子は黙殺する。しかし、叱責は忘れない。 「便器はしゃべりません。」 美子の口はピッタリと友子に吸い付き、一滴も零すことなく飲み干す姿勢となる。 友子の目の前に母のヴァギナがある。 （お母さん。）心が叫んだが、声にはならない。 勢い良く尿は母の口に注ぎ込まれていく。10秒ほどの時間、しかし、一度目が終わってもまだ口は離れない。 2度目、3度目がある。2度目の少量が出きった後、舌が尿道口を舐め始めた。 3度目はない、とわかったのだろう。 当たっていた。（私も神父様の完全な便器にならなくては・・・。） 「SEXの話は後日ね。」 最後に美子が言って部屋を出て行った。 その日はそれで終わった。 友子は聖書の書き写しをしている。時計は午前3時を示していた。 翌日の朝、友子が目を覚ました時、既に父は会社に行き、母はいつも通り、洗濯など家事をこなしている。 「M.友子。おはよう。」 「おはよう。おか・・・美子。」 「後で、食事について教えます。そして、お父さんのことも少し相談したいわ。」 朝食は極普通のもので、トースト、ハムエッグ、サラダ、フルーツジュース、ミルクが2人分並べられた。 「友子。私は服を脱ぐわ。「目上」の人と2人の時、「M」はそうなのよ。」 数時間前見た、見た目で10は若い裸体となった美子がテーブルの椅子に座る。 「M.友子。この場合、あなたには必要ない事ですけど、一応服を脱いでくださいな。」 しょうがなく、友子も裸になり向かいの椅子に腰掛けた。 「食事について。あなた達は・・・このまま行けばですが。つまり、ご夫婦で食事をなさり、その用意などは他の「M」が全て準備します。神父様は朝食はコーヒー、紅茶のみの時も多いのですが、その場合もあなたの分は準備されます。あなたは「体力」を使いますから・・・。説明は省きます。昼食、夕食も基本的には同じです。夕食は会食も多いので、その場合、ほとんど運営局の方ですので、昨夜言った方法・・・椅子でそれぞれの方に「M」が付きます。神父様には「あなた」ですのでその時はテーブルにあなたの食事はありません。」 「そうですか・・・私は神父様の便器となり、玩具になっている訳ですね。美子。」 「M.友子。その通りです。ただ、あなたは当然ですが、「M」のトップです。だから、その会食には80％以上出席しなくてはいけないわけです。その場合、代理を指名し、あなたの椅子には私が付きます。」 （そうでしょうね。私の奴隷なんですから・・・。） 「会食の服装は言ったかしら。・・・言ってないわね。女性はドレスで下着を着けない。男性は皆さん裸です。」 （女性で今までにその会食に入ったことのあるのは、亡くなった神父様の奥様、・・・美子もきっとあるのね。） 「食事中は当然、皆さん、ウンコは避けます。でもオシッコはありますよね。その場合、何か合図がありますので・・・別に取り決めはありません。でも、わかります。身体を静かに元に戻して口に頂きます。ご質問は？M．友子。」 友子は首を振った。 「続けます。私はご夫婦、お二人だけの際、側に控えています。理由はわかりますね。あなたが神父様の妻であると同時に「便器」の役目もしなくていけない。私はあなたの奴隷であり、同様。」 美子は初めて、この説明を友子にしていて、濡れていく自分を感じる。 「時にお戯れに神父様が私を引き込み、何かお望みになるかもしれませんが・・・。」 （それはどうかしら。母親が娘の大便を食べている。それだけで十分じゃないかしら。それに飽きられたら・・・。） 友子は思ったが口にはしない。美子の最後の希望かもしれない。 「奴隷の食事はあなたが世話を焼くことになります。でも、難しいことではないのは当たり前。床に投げれば良いだけです。 ・・・あなたも神父様にとっては妻ではありますが、「便器」であることは「奴隷」でもあって、同様の事があれば、二人並んで犬の様に「餌」を頂かなければいけません。」 （そうなんだ。やっぱり有り得る。美子と交わる私は・・・。） 「さて、食事にしましょう。M.友子。でも、今、床で食べろと言うのならそうしますよ。」 美子が笑いながら言ったが、友子は真剣だった。 「それは明日からにします。美子。SEXとお父さんのお話は先に済ましましょう。」 （立派な「女王様」ね。奴隷の部分もしっかりと秘めた・・・。友子・・・。） 「わかりました。続けます。あなたにSEXを求めることができるのは神父様だけです。当然ですが。ただし、絶対服従のSEXである事も当たり前です。お口、お尻も求められるでしょう。お尻は自分で「訓練」するのか、神父様がご命令で何らかをなさるのか、それは夫婦の問題です。つまり、決め事は全て、お二人で決める。・・・基本的には、あなたがご主人の言うことを全て、YESと言う以外はありえませんが・・・。」 （それで十分。私は神父様の「奴隷」「便器」そして、「妻」。） 「お父さんと私にはまだ3日の夜があります。その時、何がしかのアプローチ。私を「奴隷」と考え、何でもできるモノとし、命ぜられれば、ウンコもオシッコもお口に頂きます。・・・命ぜられなくともします。そして、運営局に入って頂き、最終的には「あの人」に殺されたい・・・。」 友子は初めて知った。美子が友子の奴隷の時間はわずか。その後はもう死と隣り合わせ。 その時、愛する人に殺されたい。・・・宗教、法律、モラル、そんなものは消し飛び、命を無くす事はもう覚悟の上。 せめて、愛する・・・長く愛された人の手で・・・。 美子は必ず、父親を運営局に入れるだろう。そして、最後を看取る人は父になる。 教会の絶対の中で、美子に障害があれば捻じ曲げるに違いない。最後（死）はもう変えようがない。 それは美子の血肉になっている。 しかし、美子はその過程に「愛する人」を引き込む。 女の最後の願いはきっと適うだろう。 友子自身の血肉となっている部分を少し割り引き、もし、権力的なものが用いる事ができれば「母の想い」を遂げさせようと強く思った。 |
| 2012.6.9掲載 |
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