浩美、結衣、麻衣子、忍、そして未由の５人は、お互いに知られないように松平と淫交を繰り返していた。 だが５人ものオンナと毎日顔を合わせ、その同行が知られないことは無理な話しだった。 「エッ！あなたも？」 「ウソぉ〜あのオヤジ！わたしたちを玩具にして」 「自分の都合のいい淫欲を満たすだけの存在、それがわたしたち５人なんだわ！」 「そうよ！保護司という立場を最大限に悪用してね」 「分かったわ。でも、皆、大丈夫なの？松平とのセックスが無くなっても」 「そういう問題じゃないわ！何とかしないと」 「そうそう、セックスは誰とでも出来るけど、見えない縄で縛られたままじゃ、本物じゃないわ！」 ５人は松平からの解放を望んだ。 そこで浩美がある探偵社の話しをした。 「そこに頼むと、セックスの仕置をしてくれるらしいの」 「ホント？でも依頼するお金が無いわ」 「それは頼んだ時にお願いして、何十年でも返すわ！」 浩美は解決の方法を『セックス仕置人』に頼んだ。 チェリーが動き始めた。 『大丈夫よ！代金はその松平自身から貰うから。善人の仮面を被った助平な悪人は許せないわ！』 まもなくしてチェリーが松平の元を訪ねた。 「社長さんは、前科があっても雇ってくれると聞き、わたしも面倒をみていただきたくて」 「それは僕の観察下にある人間だけで・・・・」 松平は困った表情をしていた。 （いいオンナだ！未由よりも麻衣子よりも美人だ。しかもプロポーションも抜群だ！加えて、年齢から来るものか？艶っぽさが堪らない） 松平はチェリーの身体や顔を何度も見て悩んだ。 「一体、君は何で服役したのかな？」 「結婚詐欺、詐取、窃盗・・・・忘れちゃったわ」 「そんな人生を歩んできて、今更、地道にやれるのか？」 「もう、そんな年齢でもないと気づき・・・・やり直せるものならと・・・・社長、何でも言うことをききます！ですから」 「ふ〜ん、分かった。丁度、寮が１部屋だけ空いてるから」 松平は浩美に空いてる寮の鍵を渡し案内させた。 （出所して２年・・・・どこの刑務所だ？まぁ、それはそのうちに調べるとして、あんなにいいオンナ、すぐにモノにしたいよ！本人も何でも言うことをきくと言ってたし・・・・） １週間ほどした夕方、松平はチェリーに残っているように言った。 「桜さん、慣れたかな？」 「あ、はい。まだ少し・・・・」 「じゃ、夕方、僕が教えるから残って」 チェリーはメンバーに連絡を取って準備を進めた。 （この１週間、５人は代わる代わる松平と淫交した。その全てを録画してある.だけど、それだけじゃ済まさない！） 皆が帰った社内、チェリーは私服に着替えていた。 「おっ、やっぱり作業着より私服の方がいいねぇ」 「ホントですか？」 「本当だよ。否、作業着と私服の中間が一番かも？」 （そら、来たよ〜） チェリーは笑いを堪えるのに必死だった。 「中間？」 「君は賢そうだから分かるよね？僕のような立場の人間なら、君を刑務所に戻せるって」 「エッ！？・・・・つまり、社長には逆らえないということ？」 「その通り！やっぱり君は賢い女性だね。じゃ、中間の意味も分かるよね？」 松平がチェリーの肩に手を置き、従うよう促した。 「その前に乾杯しましょうよ！社長」 チェリーは事務所の冷蔵庫からビールを取り出し。グラスと一緒に松平の前に運んだ。 「ありがとう。僕が開けるよ」 チェリーは松平の用心深さも計算していた。 松平は缶のプルトップを開けグラスに注ぎ始めた。 「社長はわたしの何処を食べたいのですか？」 「ん？」 グラスにビールを注ぎ終わり、松平がチェリーの身体に視線を遣った瞬間だった。 チェリーは２つのグラスを持ち上げ、松平のグラスの泡立った中に薬を手の中から落とした。 「わたしが食べるところは決まってるけど、じゃぁ、社長、乾杯しましょう」 チェリーは社長にグラスを手渡した。 松平は全く気づかず、チェリーのグラスと合わせた。 「乾杯！どうすれば、そんな美麗さを維持できるのかな？」 「美麗だなんて、そんなことありませんよ。それより社長のタフなココは、どうやってるんですか？」 「あっ、君のような女性となら、いつだって元気だよ」 チェリーが松平の股間をズボンの上からサッと擦った。 （ふっ、本当にスケベなタフ社長だわ） 「どこで？」 「先ずはここで・・・・それから部屋でジックリと」 「じゃぁ、社長、脱がしてもらえます？」 チェリーは妖艶な微笑みを浮かべて見事な肢体を捩った。 「勿論！エッ？」 「どうかしたんですか？スケベな偽善者さん」 「何！君は？一体、僕に何を？」 「あら、わたしは何もしてないわ！それは用心深い社長さんが一番良く知ってるでしょ？」 松平は動こうとするが身体が硬直して動けなかった。 「女性たちを玩具にした怨念じゃないですか？」 「君は何者なんだ？」 「いいわよ！皆、姿を現して」 汗を噴出し慌てる松平の前にオンナたちが現れた。 「君たちは？」 「わたしたちは俗に言う『セックス仕置人』よ」 「せ、セックス仕置人だとぉ？テレビドラマじゃあるまいし、そんなバカなこと」 「漫画チックですか？でもこれは現実！さぁ、皆、社長さんを悦ばせてあげましょうか」 チェリーの指示でメンバーのオンナたちが、松平の衣服を脱がし始めた。 「や、止めろ！何をするんだ？」 「何をするって・・・・社長が一番悦ぶことでしょ！あなたが立場を悪用し、弱みに付け込み、淫猥な行為を強いてきたことは許されないわ！」 「わ、分かった！何でも言うことを聞く。だから、頼むから助けてくれ！」 「あら、あなたは懇願する女性たちを無理矢理犯した。ヤメテ欲しいと訴える女性たちにセックスを強要した。そのあなたが頼むなんて虫が良すぎるわ」 アップルとピーチが松平の衣服を脱がして裸にし、その間にフルーティが撮影機器をセットした。 「あらあら、身動き出来ないと言うのに、そのスケベで粗末なモノだけは勃ってるのね。その性分があなたの命取りになるのよ」 アップルとピーチが松平を床に仰向けにした・・・・。 その後、松平が恐怖の時間を過ごしたことは確かだ。 ５人の女性たちも情けない松平を冷ややかに見ていた。 翌朝、印刷所の玄関前には、松平の裸姿があった。 肉棒は勃起したままだった。 その横のモニターでは松平が女性たちを弄ぶ映像が流れ、自分の罪を自ら告白する映像もあった。 女性たちは特定できないように処理されていたが、その淫らな行為は無修正で放映されていた。 当然、松平は警察に身柄を拘束されたが、心神喪失状態で取り調べが出来る状態ではなかった。 「さぁ、ここに契約書と関係書類があるわ。これの手続きは浩美さんなら分かるわね？」 「えぇ、でも大丈夫ですか？」 「もう松平がここに戻る日は来ないと思うわ。残りの人生は鉄格子の病院で送るでしょう。後は、あなたたち５人の努力次第じゃない？新しい人生が始まる。会社を基盤に大いなる発展を期待してるわ！」 「あなたたちへの報酬は？」 「それはもう、松平から頂いたわ！じゃぁ、ネッ！」 チェリーたちは５人の女性に挨拶をし去っていった・・・・。 「まだ夢を見てるみたいね」 浩美が他の４人に呟いた。 「ホント・・・・会社もアパートも本当にわたしたちの？」 「贈与になると税金が払い切れないから、５人全員が会社の役員となり・・・・・・・・登記の書類も」 「これからは働けば働いただけの結果が得られるのね」 「松平のことがマスコミで騒がれて大変だけど、それを逆手にとって・・・・・・・・」 ５人の女性たちの歯車が新しく動き始め、新たな人生が始まった・・・・。 |
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| 2009.5.25掲載 |
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