偶発的な事件が起きた。 石見の直接の部下ではなかったが、村上 亮という将来を嘱望されていた社員が、新婚旅行から帰った翌日、交通事故で亡くなった。 新妻の舞の悲嘆ぶりには誰もが涙を誘われ、告別式で初めて舞を見た石見は、悲哀に満ちた舞の表情に強く惹かれるものを感じた。 （不謹慎だと思うかもしれないが、若く愛らしい人妻の喪に服した表情を、淫らな悦びの表情に変えてみたい・・・・） 舞は25歳、少し小柄でいつもは愛らしい顔をしていた。 人妻とは思えない無邪気な話し方は、まだ10代の無垢な娘だと思わせた。 身長157cm、86・60・85の身体は肉感豊かで、石見の細身好みとは異なっていたが、それ以上に、異常な状況に憂う舞を淫らにしてみたい、その欲望の方が強かった。 それを現実にする時が訪れた。 この日、49日の法要が行なわれた。 喪服に身を包んだ舞には、いつもの無邪気さは無く、列席者を送った後も、ひとり遺影の前で沈んでいた。 身寄りの無かった亮の関係者は少なく、舞の両親や友人も夕方には帰って行った。 「お願い、ひとりにして・・・・」 「そうは言っても、これからのことも考えないと。49日を終えたんだから、戻って来るんだよ」 「お願い、今日はまだ、先のことは・・・・」 新婚旅行を終えた翌日に未亡人になった舞のショックは、49日を終えても癒えなかった。 夜になっても舞は亮の遺影の前から動けなかった。 「食事はしたのかい？」 蝋燭の灯りだけの部屋で身動きもしない舞に、石見が声を掛けた。 「エッ、あ、常務さん・・・・」 「ダメだよ、しっかりしないと・・・・君自身が身体を壊したら、亡くなった亮君が哀しむよ」 「えぇ・・・・常務さん、もう部下でも何でも無いのに、わざわざ49日にまで、本当にありがとうございます」 舞は石見に感謝の気持ちを伝えた。 「僕のことはどうでも・・・・それより君の方が・・・・何か外から取ろうか？」 「い、いえ、本当に食欲が・・・・」 「それじゃ、お茶でも、お茶は？」 「そこのテーブルに・・・・あっ、わたしが」 「いいんだ。そのままで」 「スミマセン。常務さんにそこまで」 石見は茶筒から新しい茶葉を急須に入れ、熱い湯を注いだ。 その様子を舞に不審に思われないようにした。 だが、その一連の動作の中で、石見は湯飲みに媚薬を入れ、急須からお茶を注いでいた。 「あっ、スミマセン・・・・ゴクッ、あぁ、美味しい・・・・」 舞の沈んだ表情に少しだけ生気が戻ったように見えた。 「良かった。可愛い顔を暗くしてたら哀しむよ。舞君は舞君らしくしないとね」 石見はお茶を飲む舞を見ながら親身に声を掛けた。 （即効性の高い媚薬だ。もうすぐに反応が出るはずだ！） 石見の優しい心遣いにホッとした時だった。 「ぁっ！」 舞の口から小さな声が発せられ、座布団に座っていた姿勢が崩れ脚が交差して流れた。 「どうしたの？」 石見はこの時を待っていたと言わんばかりに、舞の肩に手を掛けて心配そうに声を掛けた。 「あ、いぇ、チョッと・・・・」 舞の愛らしい顔が苦悶の表情に変わっていた。 （亮・・・・あなたの仕業なの？もう向こうの世界に行ったんじゃないの？あぁぁ、欲しい・・・・あなたのオチ●チ●が欲しい！） 突然に疼き始めた舞は亮の遺影を涙を浮かべて見た。 「何でも相談してくれればいいよ。困ったことがあれば、何でも言って」 「あ、はぃ・・・・」 「冷たいようだが49日の法要が終わった。もう亮君は僕らとは違う世界に旅立ったんだ。肉体も消え、魂も去った。だけど舞君の身体も魂もココにある。これからは亮君の分まで頑張って生きないと・・・・」 「常務・・・・」 「舞君、いや舞さんが必要とするなら、僕が亮君の代わりをしてあげるから、今日を境に現実に真正面から生きて行こう」 「そこまで・・・・本当にありがとうございます」 舞は亮の遺影から視線を戻し涙を拭った。 「辛いときは僕にその思いをぶつければいい」 石見は舞の肩を引き寄せた。 「常務さん・・・・」 舞は今は頼れる胸を嬉しく思った。 （あぁぁ、だけど・・・・益々、強くなるゎ・・・・こんなの、初めて・・・・疼くってこういうのを言うんだわ） 和服ではなく洋装の喪服を着ていた舞の裾は乱れ、少々小柄な身体は流れるように石見に抱かれていた。 そこには淫らな思いは無かったのだが・・・・。 石見の腕の中で舞は微妙に身体を捩らせ堪えていた。 「どうしたんだい？何でも言っていいんだよ。ここには僕と舞さんだけ・・・・そう、亮君も旅立った」 石見は舞の片手で舞の肩を抱き、もう一方で舞の腰から裾の乱れた太腿を擦っていた。 （もう誰もいない・・・・今はわたしと常務さんだけ・・・・この疼きは亮との永遠の決別の疼きなのかも・・・・） 舞はその決別の疼きに素直になろうと思った。 「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」 抑えていた気持ちを弛めると、急に身体が火照り始め呼吸が荒くなった。 石見は暗く沈んでいたあどけない舞の顔が妖しく変わるのを見ると、擦っていた太腿の手を喪服の裾から素肌に移した。 「はぁ、はぁ、はぁあっ・・・・あ、あぁぁ、あぁぁ・・・・」 舞の反応が顕著になり淫らな声が洩れ始めた。 （これだ！新婚で夫と死別したばかりの喪服の寡婦、寡婦と呼ぶにはあまりにも若くあどけないオンナ・・・・悲哀に満ちていたそのオンナが淫らに乱れ始めてる） 石見は堪らなく興奮していた。 （ここで慌てては意味が無い！） 石見は冷静さを取り戻し、舞のムッチリとした太腿を擦り上げ、喪服の裾を捲り舞の黒い下着を露出させた。 （あぁぁぁ、わたし・・・・あの人の遺影の前で下半身を露わにして悶えてる・・・・だけど、もう、あの人はわたしを満足させてはくれない。今は、今は・・・・はぁ、ああっ・・・・我慢できないわ！） 舞は石見に自分の疼きを鎮まらせてもらおうと決めた。 「常務さん、あの人はもう居ない・・・・」 「そう、今は舞さんと僕だけ」 石見が舞の黒いパンティに指先を伸ばし濡れた箇所を擦ると、舞は大きく身体を反らし淫悦に震えた。 「あっ、はっ・・・・あぁぁ、あぁぁ、ぃぃぃぃ・・・・」 舞は淫らな悦びに悶え、石見の股間に顔を伏せた。 舞は膝を付いてお尻を突き出す格好になった。 石見はその舞の喪服を捲り上げ、パンティに隠されたお尻を露わにし擦り始めた。 「はぁ、はふぅっ・・・・あ、はぁぁ、はぁぁ」 舞は悶えながら石見の股間から昂った肉棒を取り出し、あどけない顔に妖しい淫らなオンナの表情を重ね、亀頭から口の中に咥え、顎と舌で圧し扱き始めた。 「舞さん・・・・」 「うぐっ、ジュポジュポ・・・・お願い・・・・」 舞はそれだけを石見に告げ、再び肉棒を咥えしゃぶり出した。 石見はそのアンバランスな構図に興奮し、スルリと舞の黒いパンティを脱がし、肉感溢れるお尻の柔肉を擦り、菊蕾に指を這わせ、さらに淫らな液で濡れた淫唇を弄り回した。 「あぁん、あぁん、ああっ・・・・あふっ、あはぁぁぁ・・・・」 肉棒を口から出し、舞は肉棒を強く握って悶え始めた。 少し強すぎだと感じた石見だったが、逆に射精感を抑えられると思って気を入れ替え、クリトリスや淫壷を弄り擦りながら、お尻の柔肉に舌を這わせた。 「っ、ああああ、あはっ・・・・あ、はぁぁ、はぁぁ、あっ、凄っ、いっ、いっ、イッくぅぅぅ〜〜〜〜」 肉感溢れる下半身の肉がギュッと引き締まり、舞は激しく悶え昇りつめていった。 （はっ、はっ、凄い・・・・もっと、もっと！） 一度淫らに昇りつめた舞は、さらに淫悦を求めた。 石見は舞の背後に回り喪服を肩口から下に引き下ろし、舞の腕と上半身を露わにし、パンティ同様黒のブラを外した。 解き放たれた豊かな乳房が大きく揺れた。 （魅力に溢れる身体だ・・・・まだまだこれから搾れてオンナになっていく・・・・楽しみに溢れた身体、このお尻も艶々して堪らない！） 石見は舞の豊かな乳房を舞の背後から揉みしだき、お尻の艶やかな柔肉を擦り肉感を満喫した後で、肉棒を舞の淫壷に挿入していった。 「うぅぁあああああ〜〜〜〜あっ・・・・あっ・・・・あぁぁぁ、はぁ、はぁ、はぁ、あいぃ〜いぃ〜ぅあああっ・・・・」 舞の淫らな疼きを一気に圧し込むように挿入された肉棒に、舞は嘗て経験の無い激しくも深い淫らな悦びに震えた。 バックから正上位に体位を変えても、腰にまとまった喪服はそのままで、舞は石見の肉棒に歓喜した。 胡坐をかいた石見の股間の上でも舞の腰は激しく回転し、新婚の夫を亡くし49日の法要の日に、遺影の前で舞は際限が無いかのように淫らに乱れ続けた。 （偶然の産物のようなセックスだったが、舞はこれからまだまだ善くなっていく・・・・身体の肉付きも淫壷の締まりも、さらにはお尻も・・・・） 石見は舞とはこの日で終わるかと思ったが、舞の方が石見との淫交での快感に夢中になり、その後、回を重ねるごとに淫悦が増し、益々のめりこみ、石見も舞の身体が次第に魅惑的に変わりゆくのを楽しんだ。 （どんなに嘆いてみせても、所詮、淫欲には逆らえない） 石見は自分の精力強化にも努めた・・・・。 しかし石見の気づかないところで事は進んでいた。 舞がいつまでも実家に戻って来ないのを不審に思い、両親が舞を訪ねて来た。 「舞、どうして戻って来ないの？あれだけ打ちひしがれていたのに今は生き生きして」 「それは・・・・」 「まだ若いのだから、やり直せる。だけど今の舞は親の目で見ても不自然な気がする。何があったんだ？」 両親の目には舞の顔は生き生きとして潤い、どう見てもオトコが関係しているとしか思えなかった。 「実は・・・・」 繰り返し詰問された舞は、石見のことを話したのだ。 「バカな・・・・お前は騙されてるんだ」 「いいように玩具にされているのが分からないの？」 「でも・・・・最初に誘ったのは、わたしだから・・・・」 「何と言うことだ・・・・それが事実なら、その石見とやらに文句も言えない」 両親はとにかく舞を連れ帰ることにした。 「このままじゃ、どうしても腹の虫が・・・・」 「そうですね。でも騒ぎ立てれば、舞のこれからに」 「そうだな・・・・」 このままでは舞が石見と切れないと思った両親は、人伝に聞いた『チェリー探偵事務所』に相談した。 「お話しを伺ってると、多分、他にも被害者が居そうですね。私どもの方で調査をして対応を考えますので・・・・」 チェリーは早速、調査を開始した。 「酷いオトコですよ！石見ってオトコは」 「舞さんの他にも、今回調査しただけで・・・・佳那子さん、ミチルさん、千恵さん、李沙さん、由布子さんと５人は最低玩具にされてます」 「しかも、みんな被害者意識が無く、見事に騙されているんです」 フルーティ、アップル、ピーチがチェリーに報告した。 「へぇ〜さすがに大手広告代理店の常務さんね・・・・さて、どうしたものか？」 チェリーは石見の仕置方法を思案し始めた。 （被害者の女性たちを引き合わせ、現状認識をさせる。ショックを受けるかもしれないけど、快感は媚薬の力によるもので被害者なんだと自覚させ、継続してれば大きな災いを招くと・・・・。それから直接行動に出て、石見を破滅させる！） チェリーはメンバーに被害者の女性たちに、それぞれ石見の正体を認識させるよう行動を開始させた。 「やっと全員が納得したようね」 「えぇ、全く苦労しましたよ」 「本当に石見は巧妙で、しかも皆、魅力的な女性ばかり」 「確かに女性を観る目があるのは確かだけど、自分の思うがままの玩具にするのは許せない！しかも媚薬を使うなんて最低！」 「その媚薬を提供した人間は？」 「勿論、確保してます。協力しないと社会から葬ると脅かしたら・・・・」 チェリーたちは充分な準備期間を設け、石見の破滅計画を実行に移した。 「常務、先日お約束のチェリー企画様がお見えになりました」 「あぁ、そうだったね。何人？」 「４名様です」 「それじゃ、コーヒーを５つ持って来てください」 チェリーは事前に石見以外の取締役全員に了解を得ていた。 『石見常務がそんなことを・・・・証拠は？』 『被害者の証言映像があります。これをしかるべき場所に届けてもいいのですが』 『それは？』 『事件にしても、マスコミに直接流しても』 『それは脅迫ですか？』 『そのようなことを言われるのなら、それが会社の意思だと受け止め、実行しますよ』 『いや、申し訳ない。この時期に、そのようなことが表ざたになれば、会社は即、倒産してしまう・・・・』 交渉は危険を伴ったが、結果は被害者に会社から慰謝料を支払うことで同意を得、チェリー探偵事務所にも相応の調査料を支払うことになった。 無論、会社は石見個人に同額を請求し、懲戒免職にすることにしていた。 「これは素晴らしい。４名全員が容姿端麗の会社とは」 チェリーの企画書を検討した石見は、その内容よりもチェリーたち４人の容姿の方が気になった。 「容姿だけじゃないんですよ、常務さん」 「エッ！？」 「皆、その愛称どおり、アップルはアソコが抜群で、ピーチはお尻が最高、フルーティはアレを吹くのが得意」 「それって・・・・あ、うっ！」 その時、石見の身体に衝撃が走った。 石見は股間を抑え、苦悶の汗を流し始めた。 「き、君らは？」 「あら、常務さんにも経験していただいただけですよ」 「ま、まさか？」 石見はコーヒーカップを手にし震えた。 「頼む！何とかしてくれ！そのアップルでもピーチでも、うっ、頼む・・・・」 「常務さんが玩具にした女性たちの苦しみを、このままジックリと味わっていただくわ！」 「そうよ！あなたのようなオトコに、わたしたちの身体を味わう資格は無いわよ！」 「うぅぅぅ、悪かった！もう２度と・・・・だから、だから助けてくれ」 「充分にその粗末なモノで楽しんだ媚薬じゃない。被害者の女性たちの苦悶を体感するのね」 チェリーたちは常務の部屋を出て、ドアが開かないように外から細工をした。 石見は何とか部屋を出ようとするが、窓から出れば飛び降り自殺しかない状態だった。 自分で肉棒を扱いても射精出来ず、泣き叫ぶ様子は一部始終、カメラで映されていた。 「確かに約束どおりに・・・・」 モニターの前では役員たちが石見の様子を確認し、チェリーたちに約束したことを手続きした。 被害にあった女性たちにも哀れな石見の映像は届けられ、慰謝料をもらって示談に応じた・・・・。 |
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| 2009.6.15掲載 |
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