| ５． 向井 秀人は38歳、Ｏ女子大の講師をしていた。 長身で現代風の顔立ち、流暢なしゃべりと声質の良さは、女子大生の間でも評判だった。 だが向井はその日常に嫌気がさしていた。 （女子大生に人気があったからと言って、それが何になる！？その女子学生たちとセックスができる訳でもない。それどころか、そんな素振りを見せるだけで、大騒ぎをされて職を失うだけだ！今までにそういう男を何人も見てきた・・・・） 向井は自分の行く末が見え絶望的になっていた。 （ムチムチした尻を振って歩き、触ってくれとばかりに胸元を開いて乳房を晒す。その気なのかと近寄れば、セクハラ、痴漢呼ばわり、それで罷免されたのでは、余りにも情けない！自分はそうはならない！） 向井は大学を辞めた。 『家庭教師ネットワーク』 向井が組織した家庭教師の派遣業だ。 『各個性に応じた学習を指導します。無駄を省き、効率の良い学習による成績アップ。・・・・・・・・・・・・』 スタート時は10人の大学生を集めて始めたのだが、評判が評判を呼び、自然発生的に組織は拡大していった。 登録された家庭教師の担当した子どもたちの成績は勿論、親の満足度も含めた家庭教師の評点制度を行ない、ランクによって１時間あたりの単価も異なった。 対象は小学校６年、中学校３年、高校３年の、主要３受験コースと、その他の学年の一般コースに分かれていた。 初年度の主要コースの志望校合格率は98％、一般コースの成績アップ率は100％だった。 （事業としては順調すぎるほど順調だが、忙しすぎて自分の楽しむ時間が取れないのが難だ・・・・） 向井は翌年の生徒の募集を活用しようと思いついた。 （申し込み時には、生徒、親の両方に個別面接を行なう。各コースの主任家庭教師に任せているが、そのうちの幾つかを自ら行なえば・・・・母親は３０代半ばから４０台半ばが多い。生徒は12歳から18歳、そうだ！新規に採用する家庭教師の大学生なら18歳から22歳、気取った表面を剥がして裏の顔を見るのも一興だ！） 向井は忙しい時間の中、楽しみの対象を物色した。 （先ずは濃厚な人妻ではなく気取った女子大生から・・・・） 高い評価を得た向井の「家庭教師ネットワーク」は、随時、家庭教師の大学生や塾の講師などを受け付けていた。 （Ｏ女子大の乾 知佳さん、２年、20歳・・・・！？） 向井は登録応募のあった履歴書の中の１枚に目が留まった。 （この娘は確か・・・・） 当時、向井が顧問をしていた「不思議 研究サークル」で、１年だったが熱心に調査やレポートをまとめていた。 『今はどんな不思議？を調べてるのかな？』 『人間の不思議です』 『人間の？』 『えぇ、理性を持った人間なのに、人は時として思考と行動が正反対の場合があります。その様々なシチュエーションを研究してるんです』 『卒業後の進路は？』 『教師です』 『なるほど・・・・』 その時、向井は他の女子学生とは異質なものを感じた。 （あのサークルの娘だ・・・・そうか、教師とサークルの実践活動で家庭教師か） 向井は早速、知佳に連絡を取った。 『明日の夕方５時、第２オフィスに来てください』 第２オフィスは向井専用の事務所で、ほとんど住まいも兼ねていた。 「失礼します」 約束の時刻に知佳は向井のオフィスを訪ねた。 「久し振りだね！そこに掛けて」 向井は知佳をソファに掛けさせ、履歴書を持って正対して座った。 「覚えていてくださったんですか？」 「君のような印象深い女性を忘れるわけがないよ」 「そうですか？今までそういう風に言われたことは・・・・あまり目立たないので印象深いなんて」 身長は160cmぐらいで、顔はインド女性のように整い、３サイズは85・59・86と、確かに目立ったものはなかった。 美人系ではあるが整い過ぎて特徴が無く、逆に暗さを感じさせていた。 「今回の応募は教師の予行練習？」 「えぇ、今のわたしのレベルでどこまで教えられるのか？」 「ふっ、人間の不思議はどうなったのかな？」 「それはそれで続けています」 「どのくらい人間の不思議を理解したのか？少し、質問してもいいかな？」 「あ、はい」 知佳は少し緊張した表情をし向井を見た。 「今日の服装は胸の大きく開いたＴシャツにブラウス、下はショートパンツ・・・・僕に会うのに選択した理由は？」 「エッ、特別には・・・・」 「胸が大きく開いているのはバストに自信があるから？ショートパンツは長い脚を見せたいから？思考と行動は？」 向井の質問に知佳は戸惑いを隠せなかった。 「自分のことも即答できないようでは、予測困難な子どもたちを教えるのは難しいかな」 「そ、そうですね・・・・」 「今の思考では？」 「自分のプロポーションには自信がありません」 「そうなると不思議だな・・・・行動が正反対では？時として人間は思考と行動が・・・・」 「本当によく覚えているんですね。確かに、自信が無いのなら露出度は下がる・・・・なのに露出していると言うことは・・・・？」 「少しでもオンナとしての自分をアピールしたい？」 「そうなのかな・・・・？」 知佳は自分の服装や身体を気にしていた。 「ところで、初体験はいつだった？」 「エッ！？」 向井の唐突な質問に、知佳は慌てた。 「セックスの初体験は？」 「エッ、そ、それは・・・・」 「これは面接だよ。応えてくれないと」 「高校３年生の時、です」 「その時の君の思考と行動は？物凄く痛いと分かっていても受け入れた？それは相手のことを愛していたから？それとも興味が大きかったから？」 「え、えぇ〜」 またしても知佳は回答に窮してしまった。 「人間の不思議、子どもの心理を理解したのなら、先ずは、自分を知らないとダメじゃないのかな？」 「そうですね・・・・わたしに教師は無理かも？」 「それは、まだ分からないと思うよ。自分を知る努力をしてからでも遅くはないと思うけど」 「でも、難しい・・・・」 「それじゃ、僕が手伝ってあげようか？」 「ホントですか？お願いします」 「本気なら、僕の言う通りにするんだよ」 「えぇ、分かりました」 この時点で、向井は知佳を自由にできると確信した。 （自信が無くて露出するか！最初からその気があるのか、自己ＰＲしたいのか？その整った顔の裏側にある顔を出させてやる！） 向井は立ち上がり知佳の背後に回った。 「それでは目をしっかりと閉じて・・・・そう、そのまま僕がいいと言うまでは開かないように。分かったかな？」 「はい」 「ここは僕のプライベートオフィス、誰も訪ねては来ないし、今日は連絡も来ない。つまり、ここは君と僕だけの世界・・・・」 知佳の身体がピクッと震えた。 向井の手が知佳の両肩に触れたのだ。 「約束したよね？僕に従うと・・・・それじゃ、君が答えられなかった今日の君を、もう一度、見つめなおしてみよう」 知佳は黙って頷いたが、胸の鼓動は高まっていた。 （ここは密室のようなもの・・・・何が起きても先生、いえ向井さんには逆らえない・・・・ひょっとして、わたし、何かを期待してる？） 向井は知佳の肩を優しく擦りながら話しを続けた。 「その前に、今の君の基本的な部分を分析してみよう」 知佳は少しホッとしていた。 （本当にわたしの手助けを・・・・これで良かった？） 向井は頷く知佳の現状分析を始めた。 「君は今の自分に満足してはいない。何故なら、自分が思っている自分と周囲が思う自分と、どうして一致しないのかと常に不満を抱いている。どうかな？」 「はい。その通りです」 「顔もスタイルも並以上、なのに自分より劣っているとしか思えないオンナたちが、オトコにチヤホヤされるのは、どうしても合点がいかない。だけど、どうすればいいのか・・・・？」 「は、はい・・・・全く、どうして？」 知佳は向井が自分の心中を見透かしたような話しに、納得できなかった。 （１年の時に少しだけ会話を交わしただけなのに・・・・） 向井は知佳の前に回って膝を付き、剥き出しになっている知佳の太腿の上に手を置いた。 「あっ・・・・」 思わず膝頭を合わせようとする知佳を制し、向井は知佳の疑問に応えた。 「表情の暗さが全てを物語ってるよね」 「エッ！」 「ダメダメ、目を開いたら約束違反だよ」 「あ、はぃ」 知佳は思わず開こうとした目をギュッと閉じた。 「何故、その整った美麗な顔が暗さで覆われてしまうのか？自分ではどう思う？」 向井は知佳の素肌の太腿や膝などを擦りながら、知佳の返答を待った。 「自分では明るく振舞っているつもりでも、どうしても周囲の人には、そうは映らないみたいで」 「そうだろうね！簡単に言えば、ひとつは自意識過剰、さらに言えば、素直さが足りない」 「エッ！？どういうことですか？」 「分からない？ここまで説明しても？ふぅ〜ん、他人の目を意識し過ぎて、君の良さが、君らしさが表に出ていない」 知佳は自問自答しているように見えた。 その間も、向井は知佳の素肌を擦り、ブラウスを脱がしていた。 ピクッと反応した知佳だったが、今は向井の言葉を繰り返し考えることに集中していた。 （そうかも・・・・自分はこんなにいいのよって、周囲の人たちに分かってもらいたくて無理に合わせて・・・・でも、どうしたらいいって言うの？） 「もう少し身体が搾れると、もっと魅力的になるね」 「エッ！えぇ・・・・」 「年齢からすれば今の状態で普通だと思うけど、余分な贅肉が搾れられれば、メリハリがついて」 「それは分かりますが・・・・それと自分らしさとは？」 向井は知佳の腰の辺りを掴んで言った。 「最近、いいセックスしてる？」 「エェ〜ッ！？」 「本能のままに行動している時、快感を感じている時に周囲を気にするかな？」 「あ、いえ」 「思い切り自分を晒して淫らな快感に浸ってる？」 「ぃ、いえ・・・・」 「勿体無いねぇ〜自分を晒すことができれば、素直に自分らしさが出せるようになり、その上にオンナとしての艶が加わって魅力が増す・・・・」 向井は胸が大きく開いた知佳の乳房の膨らみに手を当て、擦るように動かし、さらに指先をも微妙に動かした。 （軽いオンナだと思われたくない・・・・そう思って大胆になれない。それじゃ、自分の良さを出せなくなってしまう・・・・） 「その気になった時を無駄にしないように・・・・」 向井はＴシャツの上から知佳の上半身を弄り始めた。 「ぁはっ・・・・はぁっ、はっ、先生、ぅぅん、向井さん」 「いぃ顔してるよ」 「ホントですか？」 「あぁ、さぁ、もっといぃ顔をしよう」 向井は知佳のＴシャツを脱がしブラジャーも外した。 「いぃ形のオッパイ・・・・感じ方はどうかな？」 両手で乳房を包むようにそっと擦り始めた。 「あっ、はっ、ああっ、はぁぁ、あふっ・・・・」 乳首の先端を軽く擦られ、乳房を下から擦り上げられ、知佳は身体に走る快感に淫声を洩らした。 （凄っ、はぁぁ、目を閉じてるせい？何か・・・・とにかく敏感になってる！あぁふっ・・・・） 向井は知佳の首筋から乳房、乳首を舐め、今度は乳房を持ち上げるように強く揉みしだいた。 「あぁぁあうっ・・・・あ、はぁぁ、はぁぁ、ぃぃぃ・・・・」 「そうだ。いぃ顔だ！どんな形でも快感を感じるんだ！」 そじて向井の舌は乳房から搾り切れてないウエストを這い、ショートパンツを引き下ろすのと併せ、知佳の濡れた恥毛に這い、熱い淫らな口唇を這った。 「うぅぅぁぁああああああ〜〜〜〜あっ、あっ・・・・」 知佳は折り曲げられた両脚を自分の手で抑え、大きく股間を開いて向井に淫唇と菊蕾を晒した。 （こ、こんな格好、わたしが・・・・あぁぁ、でも、ぃぃ・・・・） 向井は菊蕾から淫唇を何度も舐め上げ、指でクリトリスを弄り回した。 （そうだ！日頃の気取りを捨てて、もっと乱れろ！） 向井はクリトリスを口に含んで舌を絡めるようにして舐め、指で淫壷の肉襞、内壁の奥から入口まで圧し擦った。 「あぁぁあああああ〜〜〜〜いっ、いっ、いぃ〜〜っ、あふぅ、あふっ、ああっ、凄っ、イッくぅぅぅ〜〜〜」 知佳は向井の頭を強く自分の股間に圧し付け、全身を小刻みに震えて昇りつめていった。 「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」 「どうだ、少しは自分を出す心地良さが分かったか？」 「あっ、は、はい！」 知佳はオフィスの中で自分だけ裸になり狂喜したことで、何かが自分の中で大きく変わったような気がした。 「これで終わりじゃないですよね？」 「ん？」 「やっと少しだけ分かりかけてきたんだもの」 知佳は膝を付いて立ち上がり、向井のズボンのベルトを外しジッパーを引き下ろし、ぎこちない手つきで昂った肉棒を取り出した。 「うわぁ、嬉しい！」 「どうした？」 「だって、向井さんもわたしに感じてくれてる」 知佳は本当に嬉しそうな顔で向井の肉棒をしゃぶり始めた。 （この娘、本当に脱皮したのか！？） 向井は単に乱してやろうと思った知佳が、今、生き生きとして自分の肉棒をむしゃぶる姿に、不可思議な思いを感じていた。 「ぅっ、さぁ、入れるよ」 知佳は向井の言葉に嬉々としてソファの背を掴み、肉付き豊かなお尻を突き出し肉棒の挿入を待った。 「あ、あぁぁぁぁ、あはぁぁ、はぁぁ・・・・」 バックから向井の肉棒を受け入れた知佳は、多くは無かったが、今までのセックスとは違うものを感じた。 向井はまだ搾りきれていない知佳の腰を掴み、ギュギュッと肉棒を締め付けてくる知佳の淫壷を責めた。 「はっ、はっ、はっ、ぁああああああっ・・・・あはっ、あっ、イッ、イッくぅぅぅ〜〜〜〜」 知佳はお尻の豊かな柔肉を思い切り突き出し、両腕、両脚を強く突っ張り、昇りつめていった。 向井が知佳の菊蕾に指を入れると、知佳はさらに大きな淫声を上げ、連続して昇りつめた。 （いぃオマ●コしてるじゃないか！まだまだ何もかもが善くなる！しばらく相手をするか） 向井は知佳をソファの上に仰向けにし、正上位でイカせた後、自分も知佳の淫壷に射精した。 「向井さんが仰った意味が少し分かりました。だけど、まだ小さな灯りが見えた程度、お荷物かも知れませんが、こっれからもお願いします」 淫交を追え、身支度を整えた知佳は、向井に丁寧な挨拶をした。 「ここに来た時とは別人みたいに輝いてるね！僕以外の人間が君をどう見るか、楽しみだね？」 「えぇ、ですが・・・・」 「分かった。君の希望通りに会えるかどうか分からないが、時間の都合をつけるようにしよう。それと家庭教師の件は、改めて他の社員から連絡させる。それでいいかな？」 「はい！今日はありがとうございました」 一礼してオフィスを出て行った知佳を見送り、向井は複雑な気持ちになっていた。 （まぁ、思い通りに乱したんだ。これからさらに淫らに楽しめるオンナにすればいい。それが結果として、あの娘にプラスになったとしても、それはそれでどうでもいいこと・・・・） 向井は次の淫交の相手を物色しようと思った・・・・。 |
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| 2009.6.27掲載 |
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