４．目隠し・拘束

　真希が、アイマスクと白い手枷を持ってきた。
「つけるの？」
　沙希が訊いた。
「うん。つけて・・・」
　沙希がマスクをすると、真希は沙希の手に手枷をつけた。
「立って」
　真希に抱えられるように、沙希はテーブルから降ろされベッドに上げられると、
「仰向けに寝て・・・手は上」
　沙希は真希に言われたとおり、仰向けで手を上に上げた。真希は、沙希の手をベッド固定した。
「どう気分は？」
「目隠しされて、縛られてる気分」
「そのまんまね」
　真希は、沙希の足を開いた。
「やだ、どうすんの？」
　真希は、答えず、沙希の股間に顔を埋めた。

「ああ・・・ああ・・・・真希さん・・・・」
　ブーン
　モーター音がした。
「やだ・・・真希さん、それ・・・・」
　真希は沙希の中に少しだけローターの先を入れて、ゆっくりまわすようにこね始めた。
「ああ･･･ああああ・・・・・・・ああああ・・・・」
　真希はゆっくり、ゆっくり、ローターを沙希の中に納めていく。
　根元に微妙な突起があるようで、それが内壁の上のほうを激しく振動させる。
「ああ･･ああああああ・・・・・だめ・・・だめ・・・」
　真希は、ローターを沙希の中に差し込んだまま、沙希の足を大きく持ち上げ、赤ちゃんのおむつをかえるように股間を高く上げた。にょきっと突き出たバイブの根元が、くねくね動く。抜け落ちそうになったので、いったん、ローターを止め、今度は沙希のお尻の穴にクリームを塗り始めた。

「ねぇ、真希さん、・・・・、なんか痒いよ。むずむずする」
「でしょ。そういうクリームなの」
「ああ・・・あああ・・・・」
「そうぉ？じゃぁ、これでどう？」
　真希が、沙希のお尻の周辺を手の平でなで始めた。
「ああ・・・気持ちいい・・・・・ちょっと変な感じだけど・・・いいよ」
「そう・・・入れていい？」
　目隠しされているので沙希には何も見えない。
「何を？」
「アナル用のローター」
「・・・・・痛くない？」
「ちっちゃい玉だから･･･だんだん大きくなるけど・・・・痛かったら言って」
「やめてって言ったらやめてくれる？」
「ええ」
　真希は、沙希を四つんばいにさせてお尻にバイブを差し込んでいく。
　丸い玉が串刺しになったような形で、根元に行くほど玉が大きくなる。
　沙希のアナルが、玉をひとつ、またひとつ飲み込んでいく。お尻の穴の周辺が最もむず痒く、そこに玉が擦れるのが気持ちよかった。
「うぅぅぅぅ・・・・・うっ・・ぅぅぅぅぅ・・・」
　沙希は、低くうめくが、痛いとは言わない。それでも、だんだん真希がゆっくり慎重に玉を差し込むようになると、沙希のお尻から太腿にかけて力が入ってきた。
「だ・・・だめ・・・・もう、だめかも・・・・い･･いい･･･いい･･痛っ・・・・」
　根元まであと２つ玉を残して、沙希はうめいた。
「もういっこ、我慢してね」
　真希はあっさり、そう言って、もう一個押し込んだ。
「いたーーーーい」
「もう終わり、もう入れないわ、だいじょうぶよ」
「沙希、お尻浮かして？」
「ちょっと待って・・・・もうちょっと・・・」
　だんだん、お尻の痛みがひいてくる。それを待って、沙希はお尻をつんと浮かした。
　真希は、前のローターのスィッチを入れた。
「ああ････ああああ・・・・ああああ・・・・・」

　真希は沙希を横に転がして、仰向けにすると、沙希の腰の辺りに枕をしき、沙希の足を高々と持ち上げた。仰向けの沙希の股間から、太いローターがまっすぐ伸びている。
「これも、動かすわよ」
　真希はそういうと、アナルバイブのスイッチも入れて、沙希の上に乗っかった。
「ふわぁっ」
　前から不規則な動きに、お尻の中の振動に加わり、それにお尻周辺の掻痒感もあいまって、いきなり激しい快感がやって来た。上に乗った真希の体重が心地よく感じられて、沙希は、すぐにあごをあげ、唇を開いて、真希の唇を誘った。
　そこに真希のちょっと厚めの唇が重なり、大量の唾液が流れ込んできた。沙希は、ごくっと大きな音を立てて真希の唾液を飲み込んだ。

５．また、来てね

「ああ････あ･・・・い・いい・・・・ああ・・・」
　大きく口を開けて、沙希の息づかいが荒くなった。
　真希は、沙希の乳首を指で挟みながら、ローターをぐっと奥まで差し入れる。
「あああ・・・・・」
　沙希が声を上げた。乳首をつまんでいる指に力が入った。
「いい････つっ・・・」
　真希は、さらに乳首をひねった。
「ああああ・・あああ・・・・・」
「痛い？」
「痛いよう・・・痛い・・・」
「そう・・・ごめんね」
　真希は、そう言いながら、さらに強くひねる。
「ああ・・ああ・・・・・・」
　沙希は、必死に堪えた。

　真希は、細めのディルドを手に持って、沙希の口に入れた。目隠しされている沙希は、一瞬驚いたが、口の中の感触で、それがディルドだと分かると、丹念にそれを舐めた。真希は、沙希の唾液でぬめぬめになったディルドをペニバンに装着して、それを腰に巻いた。真希には、ちゃんと男性のものがついている。そのペニバンは、股間部分は２本の紐で、真希はそれを自分のものより上につけて、先の股間から、ローターとバイブを抜いた。
「はぁーっ」
　やっと、刺激から解放された沙希は、大きく息をついたが、すぐに、仰向けにされ、腰を持ち上げられた。まず、アナルに細いディルドが入ってきた。細いとはいっても、前のバイブより太い。
「あっ・・・・・・・・・」
　沙希は、息を止めて、それが少しずつ奥に入っていくのをじっと耐えた。
「ふーっ・・・・ふーっ・・・」
　アナルに３分の１くらいが収まったときに、今度は、前にも真希のものが入ってきた。上下２ヵ所、ゆっくりと奥にまで侵入してくる。真希は、激しくは動かない。ゆっくりと突いて、ゆっくり引く。
「はぁ･･･ああ･・・・あああ・・・・・・はぁ・・・」
　再び、沙希の息づかいが荒くなる。
　真希は、だんだん動きを早くし、状態を前後に動かし始めた。まっすぐ突いて、それから、さらに、自分のものを子宮の奥に当てるように上体をそらせながら、奥までぐっと深く入れる。上体が後ろに少し引かれるので、アナルに入ったディルドも、少し引かれる。そして、引くときは、上体を前に倒す。そうすると、自分のものは後ろに引くが、アナルのディルドは、逆に奥に深く入る。
　ローターとバイブでの同時刺激も激しかったが、この交互の刺激は、沙希を完全に狂わせた。一度達して、少し間があくと、なかなか、同じようには戻らないものだが、沙希は、また、大声を上げ始めた。
「ああ･･ああああ・・・・ああああ・・・・いく・・いく・・・・いくぅ・・・」
　絶叫だった。
　真希の動きは、さらに激しくなった。沙希は、もう、真希が、手で持ち上げていなければ、お尻を浮かせることも出来ない状態だ。真希は、ぐっと２ヵ所とも同時に奥深く差し入れると、しばらくじっとためて、さっと同時に抜いて、最後は、自分の手で処理して、すぐにバスルームに入った。
　沙希は、うつ伏せのまま、浅い息を繰り返してる。

「沙希ちゃん・・・・・だいじょうぶ？」
　相変わらず、同じ格好のままの沙希に真希が声をかけた。
「う・・・うん。だいじょうぶ・・・・すごかった」
　沙希は、起き上がった。
「シャワー？」
「うん」
「そう」
　真希は、沙希の手枷を外した。沙希は、自由になった手で、アイマスクを外した。目が真っ赤に充血している。ふらつく足で沙希は、バスルームに歩いていった。
　沙希が、すぐにバスルームのドアを開けて大声を出した。
「真希さん・・・タオル・・・ないよ」
「ごめん・・・私が使っちゃったからね」
　真希は、沙希にバスローブを渡した。
「ありがとう」
　真希は、バスローブを羽織った沙希をぎゅっと抱きしめ、軽くキスをした。
「真希さん・・・すごかったよ」
「よかった？」
「すごい・・・初めて・・いった」
「いったことなかったの？」
「うん」
　沙希は、恥かしそうに顔を伏せた。
「ねぇ、今度は、あなたが付き合ってくれる？」
「わたしが・・・ですか？」
「ええ、週末、デートに誘っちゃだめかな？」
「デート？・・・ですか」
　沙希は、戸惑った表情で聞き返した。
「食事でもどうかなって？・・・・だめ？」
「ううん、いいです。ちょっと驚いただけ・・・女の人に誘われるとは思わなかったから・・・・」
「そう、じゃぁ、連絡するね」
「待ってます」
　沙希は、嬉しそうに笑った。