１．撮影

　沙希が、教室の床にモップをかけていると、数人の男子生徒が、沙希を囲んだ。
「隅が汚れてるよ。モップじゃなくて、隅は、ちゃんと雑巾かけないと・・・」
　男の一人が、沙希に雑巾を渡した。老けた高校生、研二だった。
　沙希の撮影に、真希が研二を手配したのだが、どうやら、研二は、沙希のことを忘れてしまっているようだった。

　沙希は、研二から雑巾を受け取り、しゃがみこんで隅に雑巾をかける。
　研二が沙希の背中を蹴った。
「あっ」
　沙希は、前のめりに突っ伏して、壁に頭をぶつけた。
「おい、そうじを手伝ってやるよ」
　研二はそう言うと、沙希の足を広げて両脇に抱えて、床を引きずった。スカートがまくれて、白いコットンのショーツが丸出しになった。
「いやーっ、やめて・・・やめて・・・」
「お前、お金もらって、電車で痴漢させてやってるんだって？」
　仰向けの沙希の顔を上から覗き込みながら、研二は言った。
　沙希は、答えず、起き上がろうとしたが、また、足を引っ張られた。
「１０００円やるから、俺たちにも触らせろよ」
　研二は、千円札を沙希のセーラー服の胸のポケットにねじ込むと、仲間を手招きした。
　沙希は、うつ伏せにされて、研二に背中に乗られた。
　スカートがまくられて、男達の手が沙希のお尻をなでる。
「いやーっ」
　沙希は、叫び、足をばたつかせたが、その足も押さえつけられた。
「脱がしちゃえ」
　男達は、研二に言われて、沙希の白いコットンのショーツを脱がせた。白いお尻が男達の前に晒された。
「みんなに見てもらおうか？」
　研二は、沙希を起すと床に座らせた。
「やめて・・・」
　沙希は泣いていたが、男達は、沙希の足を左右に広げ、沙希の股間の前にしゃがんだ。
「いや･･･いや・・・いや・・・いや・・・・」
　研二は、うつむいて、呪文のように“いや”を繰り返す沙希の耳元に口を寄せた。
「えっちが好きなんだろ」
　沙希は、首を振った。
「俺のちんぽ舐めな」
　研二の言葉に、沙希の顔色が変った。研二が、ジッパーを降ろしはじめた。
「だめ、いやーっ・・・やめて」
　沙希が絶叫すると
　バシッ
　いきなり、男のビンタが頬に飛んだ。
「ちんぽを舐めさせてって言いな」
「・・・・・」
　バシッ・・バシッ
　また、殴られた。
「言うんだよ」
　研二の手がまた上がった。
「ち・・・んぽを・・・舐めさせて・・・下さい」
　沙希は怯え、小さな声で呟いた
「何？聞こえないよ」
　男が、手を振り上げた。
「舐めさせてください」
　沙希は、慌てて声を張り上げた。
「何を」
「ちんぽを・・舐めさせてください」
「そうか、じゃ、咥えさせてやろう」
　研二が、自分の肉棒を乱暴に沙希の口に入れた。
「ほら、手が遊んでる。自分でいじるんだよ」
　別の男の声が飛んだ。沙希は、スカートの下に何もつけていない。足を広げて、自分のクリトリスをいじった。
「出すぞ・・・口をあけろ」
　研二は、彼女の口から肉棒を抜くと、大きく開けさせた口にザーメンを垂らした。大量だった。みるみる沙希の口がザーメンで溢れた。
「こぼすなよ。全部飲め・・・飲むんだよ」
　沙希は溢れんばかりのザーメンを飲み込んだ。１度では無理で、口の中に残ったザーメンを舌でかき集めながらやっと全てを飲み込んだ。
「口をあけて、見せてみろ」
　彼女は、カメラに向かって、大きく口を開けた。
「ほら、こっちだ」
　次の男が、沙希の顔を自分のほうに向けた。まわりの男達は、出番を待って、自分でしごいている。大勢が小刻みに手を動かしている光景は、異様というより、こっけいだった。次から次へと男達が沙希の口にザーメンを垂らそうと準備をしている。次の男のものを口に受け、それを飲み込むと、また、口を大きく開けて、こぼさないように次の男のものを受け入れた。沙希は５人のものを飲み込んだ。
「入れて欲しいか？」
「・・・はい」
　返事が遅れて、男の手があがりそうになったのを見て、沙希は慌てて応えた。男達は、いくつか机を並べて、その上に沙希を寝かせると、広げた足を手で抱え、挿入した。
　今度は、顔だった。仰向けに寝ている沙希の顔に、順番待ちの男達が、次から次へとやってきては、容赦無く顔にかけていく。みるみる、沙希の顔はザーメンだらけになっていった。最後に、挿入していた男が顔面にかけた。

２．直接、電話して

「ほら、ほら、ちゃんと歩け」
　上半身を裸にされ、スカートだけの格好で、左右の男に腕を引っ張られ、沙紀は廊下を引きずられるように歩かされた。股間には太いバイブが差し込まれ、後ろの男が、抜け落ちないように手で押さえている。沙紀は、腰がくだけ、左右の男に抱きかかえられるようにして歩いた。
「お前は、公衆便所だから、便所にいるべきなんだよ」
　そう言うと、彼らは、沙紀を男子トイレに連れこんで、小便用の便器の横に座らせた。
「お前は、便器だ。わたしにおしっこしてくださいって言いな」
　沙紀は、無表情のまま、全く抑揚のないなげやりな声で言った。
「・・・おしっこしてください」
「そうか・・・してやるよ」
　男は、自分の肉棒を出して、沙紀の乳房の上に小便をかけはじめた。沙紀は、まったく感情のない顔でされるがまま、じっとしている。その横で、別の男が、自分の手で、しごいている。先の男の小便が終わると、隣りの男がかわった。沙紀は、小便じゃないことに気づくと、何も言われないのに、口を大きく開けてその男の白濁汁を受けた。まるで条件反射のように・・・・。
　その顔に、また別の男の小便が飛んだ。沙紀が、思わず顔を背けると、小便は首筋から乳房の谷間を伝ってスカートに吸い込まれた。

　沙紀は、３人目の男の小便を体に受けていた。研二だった。無表情だった沙希の表情が曇った。・・・涙が頬を伝った。
　沙希の乳房にかかっていた小便に勢いがなくなると、研二は、沙希のあごを持ち上げ、まだ雫の落ちるものを沙希の口の中に入れた。
（同じだわ・・・あのときと・・・）

　研二に暴行されたのは学校でだけではなかった。
　休みの日に沙希は、研二に呼び出された。
「２時に、ここに助平親父が来るから、そこのホテルにいきな」
「何・・・どういうこと？」
　沙希は、驚いて、研二に訊きなおした。
「この前、お前の写真、買った助平オヤジが、抱かせろって言うから・・・」
「なんで・・・ひどい・・・」
「ひどい？・・・お前、自分でやってたじゃん」
　沙希は、それ以上、言葉が出なかった。
　すぐに研二の言う助平オヤジはやって来た。

　男は、自分で頼んでおきながら、沙希を見ると面食らった表情で、視線をそらせた。
「おっさん。連れてきてやったよ。じゃぁ・・・」
　そう言うと、研二は、沙希にだけ聞こえるように小声で付け加えた。
「終わったら、電話しな・・・いいな」
　研二は、沙希の背中を男の方に押した。
「さぁ、行こうか？」
　男は、手を沙希の肩にかけた。
（何が、さぁ、だ。勝手に・・・）
　悔しかったが・・・・沙希は、男に肩を抱かれて、ホテルに入っていった。
　ひどいセックスだった。
　沙希は、脱げといわれて脱いだ。
　しゃぶってと言われて、しゃぶった。四つんばいになってといわれて、なった。
　言われた通りに従ったが、言われなければ、何もしなかった。
　いやがることも、声を上げることも、何もしなかった。
　話しかけてきたが、いっさい答えなかった。
　男は、さんざん、沙希の体を眺め、舐め、最後は、沙希の口に出した。
　呑んでと言われたが、それには従わなかった。男のものから、すぐに口を外して、ティッシュに吐き出した。
　服を着ていると、男が、お金を差し出した。１万。沙希は、それを受け取ると
「おじさん・・・・研二って、さっきいた子にも払ったの？」
　沙希は、初めて男に話しかけた。
「ああ」
「いくら、出したの？」
　男は指を１本立てた。
　沙希は、携帯を取り出した。
「おじさん、番号、教えて・・・」
「番号？・・・なんで？」
「わたしが、おじさんにかけるから・・・・今度から、直接、その番号にかけて・・・」
「彼を通すなっていうことか？」
「ええ・・・おじさんもそのほうがいいでしょ」
「そりゃ、そうだが・・・。いいのか？」
「いいわよ」

　沙希は、男とホテルを出て、駅に向って歩きながら、研二に電話した。
「終わったわよ」
「そう・・・今、どこだ？」
「駅に向ってる」
「コンビニは、過ぎたか？」
「ううん。もうすぐ」
「じゃぁ、そこにいろ」
「いろって・・・・どうすんの？」
「行くから、待ってろ」
　そう言って、研二は電話を切った。
　コンビニで沙希が、雑誌を立ち読みしていると、２〜３分で研二は、やって来た。