俺にしては珍しく落ち込んでいる。ガタゴトと揺れる電車のつり革につかまりながら考えた。美穂子をものにできたらと日々思いを募らせていたのに、全く肉の棒が使い物にならなかった。夢にまで見た美穂子の蜜壷、愛液でテカテカに輝く適度に使いこまれたこげ茶色の女唇。切なそうな喘ぎ声。全てが最高だったのに。なのに、なぜ？
　今まで女には不自由しなかったので、性風俗の体験が無かったからか？美穂子が俺にとっては特別の存在であるからか？または、会社では清楚な雰囲気を漂わせている美穂子と風俗嬢としての美穂子とのギャップが大きかったせいであろうか。
　よくわからない。美穂子はそんな俺に風俗嬢としての義務てあろうか、懸命に手と口を使い愛撫してきたが、自慢のものに変化は無く、あっという間にプレイ時間は過ぎ去っていった。美穂子は延長すると聞いてきたが、俺は断った。
　今は、先ほどの行為を思い浮かべるだけで肉の棒に血液がまわっていた。中途半端に終わった肉棒は蜜壷を求め脈打っている。毒を放出せずにはいられない。
　ふと、視線を落とすと、正面に座っていた茶髪の女子高生が頬を染めている。どうやら、俺の勃起にきづいたようだ。彼女の視線が携帯の画面とスラックスの膨らみを行き来している。ピンクのルージュに彩られていた唇を軽く開いている。興奮しているのか。毒を放出できなかったものは怒り狂いピクッピクッと脈打っている。この女子高生でもいただこうかとふと考えたが、直に打ち消した。こういう時は危険である。冷静な判断ができない恐れがある。リスクは少ないほどいい。
　仕方が無い。セフレを呼ぶか。ジャケットのポケットから携帯電話を取り出した。それを開き、電話帳を検索する。１月ほど前は２００人ほど登録していた性欲処理係りは、此間整理して今は３０人に絞ってある。その中から俺のセフレでは最も若い、今春、女子大生になったばかりの亜季を選んだ。早速、これから会わないかと亜季にメールを送った。
　亜季との出会いは去年の７月、彼女が女子高生の頃である。俺は時間をつぶすためにコンビ二で雑誌を立ち読みしていたとき、亜季は現れた。俺の隣でティーン誌を開いた。サラサラの栗色の髪の毛、くっきりとした目鼻立ち、制服のミニスカートから伸びる白く細い足。俺好みの女だった。
　悪い蟲が疼き始めた。青い肉体を味わってみたい。
　頭の中で女子高生を犯すシュミレーションを練り上げていく。衝撃的に行動したら、後がヤバイ。俺は愚かなことはしない。そんなことをするのは素人だ。もちろん、俺も最初は衝動的に行動していた。しかし、何百人という女を犯してきた俺には鋭い勘と洞察力が養われていた。真に淫乱な女は特殊な匂いを放っている。いわゆる雌フェロモンというやつだろう。それを嗅ぎ分ける嗅覚が俺にはある。
　はじめ抵抗していた女たちは、俺の太い肉棒をぶちこまれるとたちまち乱れ、何度も頂点にのぼりつめた。
　こういう時こそ、冷静な思考が必要になる。さもなければ、破滅の谷底に転落していまう。
　立ち読みをしている女子高生を横目で観察した。様々なカラーで彩られたネール、左腕にかけられたカバン、腕時計、携帯電話のストラップ、全て欧州のブランド品で統一されていた。とても女子高生の小遣い程度では買えそうもないものではない。どこかしらのお嬢様か、援交でもしない限り買えそうも無い。俺は確信した。この娘、相当遊んでいる。　コンビ二から出た亜季をつけた。夏の太陽の光線が照り付けている。１０分くらい歩いたところで亜季は二階建ての一軒屋のアルミ製の門を開いた。様子をうかがった。カバンからキーケースをとりだした。鍵をとりだすというとは、他に家人はいないのだろう。家の外観を見回したところ、ところどころ外壁の色は変色している。何十年ローンか解らないが、苦労して買ったのだろう。素人の俺が見ても、とても裕福な家に見えなかった。
　俺は亜季より、少し遅れて門の中に侵入した。チャイムを鳴らすとすぐに亜季は出てきた。まだ、制服姿のままである。俺は住宅リフォームの営業マンになりきった。最初に巧みな会話で亜季の警戒心をほぐした。
　次に今、当社ではキャンペーンをやっていてモニターを探している。もし当社のモニターになればリフォーム費用が全てただになる。そうなれば、絶対に両親も喜ぶはずだ。営業なれしていない亜季は美味しい話しに目を輝かせた。俺の質問に何の疑いも無くペラペラと父親は単身赴任だとか、母は仕事でいつも７時位に帰宅するとか答えてきた。
　完全に信用しきっていることを確信し、最後に部屋の写真を取らせて欲しいと言うと、喜んで家にあげてくれた。
　一部屋、一部屋、デジタルカメラで撮影していく。これで亜季の家の家族構成をはっきりと確認できた。一人っ子だ。父親は単身赴任で不在。母親が帰宅するのは７時、後、３時間はある。時間との戦いだ。
　ネクタイをゆっくりと解いた。亜季の表情がたちまち不信そうなものに変わった。後ずさりする亜季に飛び掛った。手際よく手首を結び、重厚な木製のダイニングテーブルの脚に巻きつける。亜季は暴れたが、重いテーブルはビクともしない。どの女もそうだが、始めは涙を流し、罵声をあげながら抵抗を続けた。しかし、持ち歩いている催淫剤を女唇にたっぷりと塗り、ほおっとくと次第に変化が現れ始めた。腰をくねらせ、太股をこすりあわせる。いつも、そうだが、直に蜜壷を責めたりはしない。女の口から欲しいといわせなければならない。無言で自慢の逞しい逸物を曝け出す。亜季はそれから、一度目を反らすが、ひきこまれるように視線を戻した。だんだんと興奮していく様子がわかる。亜季の蜜壷からは白濁した汁が垂れてきていた。手が自由であれば、すぐに自ら慰めてただろう。そんな亜季をデジタルカメラに収めていく。必死に絶えていたようだが、亜季は負けた。犯してきた他の女と同様に自ら俺の肉棒を求めてきた。
　何度も何度もイカセ、行為を終えた後、もしもの為に証拠をとっておくことも忘れない。小型のカセットテープには、亜季が自ら求める声から、歓喜の声までが録音されている。また、デジタルカメラには亜季の淫らな裸体が記録されている。これだけ満足させてあげたのだから、他に漏れる心配はないであろうが、一応、それらをネタに誰にもいうなと念を押す。
　そのときから、亜季は俺の女の１人になった。

　メールの着信音が鳴った。メールを開くと、今、友達と飲んでいるらしい。彼氏とであろうか。彼氏と付き合うことは、むしろ賛成である。独占しようとは思わない。しかし、亜季に連絡をいれるといつも、すぐに俺に会いたいと言ってくる。愛情ではなく、肉体が俺を求めているのだ。可愛い女だ。俺は、今すぐ亜季を抱きたい。部屋で待っていると返信した。５分ほど経った。メールが届いた。亜季からのメールだ。携帯電話の画面には、いますぐ、いくと表示されていた。

　訪問者を知らせるチャイムが鳴った。短パンの前部は女を求め布を突き破るのではないかと思うほどに膨らんでいる。扉を開いた。久しぶりに会った亜季はＴシャツにジーンズ、スニーカーといった女子大生らしい服装をしていた。頬はビンク色に染まり、吐く息からはアルコールの香りがした。
「ごめん。遅くなっちゃった」
「彼氏とデートだったんだろっ、邪魔しちゃったかな」
「うん。けど、どうしも上村さんに会いたくて……」
「彼氏、怒ってなかったかい」
「うん。怒ってたけど……いいの。だって、私が本当に好きなのは上村さんなんだもん」　
　可愛いことをいう。
「ほんとかな？本当は俺が好きじゃなくてこれが好きなんだろう」
　亜季の手を、膨らみに導いた。
「あっ、すっ、すごい。もうこんなになってる」
　亜季はいきり立つ肉棒を確かめるように何度も握り締めてきた。
「亜季だって、もう濡れているんじゃあないのかい」
　亜季のジーンズの前部を開いた。ショッキングピンクのショーツが見えた。いやらしい、ショーツだ。本来なら彼氏を悦ばせるものであったのだろうが。ショーツの中に右手を挿入した。女唇は淫らな液で充分に潤っている。
「あぁん」
「やっぱり、濡れていた。いったい、いつからこうなってたんだい」
　中指でクリトリスを擽った。
「あん……そんな、恥ずかしい……」
ショーツの中から手を抜いて、中指にたっぷりと付着した光輝く液体をペロリと舐めた。
「正直に言ってごらん。俺のチンポが欲しくてたまらなかったんだろ」
「もう、意地悪……だって、彼氏のチンポよりずっと上村さんのチンポの方がずっといいだもん」
　亜季はそういい、俺の前にしゃがみ込んで短パンと下着を膝まで下ろしてきた。
「ああっ、すごい。久しぶり。何度見てもすごいわ。これよ、これが大好きなの」
　亜季は溜息を漏らして、小さな口を大きく開き肉棒に唇を被せた。久しぶりにあった亜季の口業は上達していた。ジュルジュルと音を鳴らしながら激しくしゃぶり続ける。
「ずっ、ずいぶん巧くなったな。彼氏が仕込んでくれたのかい」
「うん。上村さんに喜んでもらいたくて、必死に練習したの。どう、気持ちいい？」
　まだ幼さの残る顔で俺を見つめながら、竿に手を沿え、裏筋に舌を這わしてくる。
「うっ、いいよ。気持ちいいよ」
　亜季は俺が感じたていることを嬉しく思ったのか、肉棒をすっぽりと咥え、熱烈に吸引しながら、激しく首を降り始めた。もうたまらなかった。
「もう、いいぞ、早くチンポいれてほしいんだろ。そこに手をついてごらん」
　俺に顎でダイニングテーブルを指した。いわれるままに亜季はテーブルに手をついて尻を突き出した。いつもなら、たっぶりと愛撫してやるのだが今日の俺には余裕がなかった。早くザーメンを放ちたい。亜季のショーツを一気に引き摺り下ろした。
「いくぞっ」
　一思いに亜季の濡れた蜜壷へ肉棒をぶちこんだ。美穂子との鬱憤を晴らすため、いつもより、激しく突きまくった。
「ああん。いいっ、これっ、これよ。上村さんのチンチンイイッ」
　亜季は髪を振り乱しながら、歓喜の声をあげている。亜季の膣肉が強烈に肉棒を締め付けてくる。すぐに限界がやってきた。
「ぐっ、ぐっ、いっ、いくぞっ」
「きてっ、きてっ。亜季の中にたくさん頂戴」
　俺は亜季に応えて、たっぷりと子宮の奥に大量のザーメンを迸らせた。

つづく