俺と亜季は淫らな行為を終え、互いの肉体にたっぷりと付着した体液を洗い流すこともなく眠りについた。　

　翌日、亜季は彼氏とのデートをキャンセルしてまでも、俺と過ごすことを望んだ。
　朝から夕方まで外出することなくほとんどの時間をセックスに費やした。
　若い彼女の性欲は凄まじい。久しぶりに会った俺の肉棒を飽きることもなく何度も求めてきた。
　結局、一日で８回も精を亜季の体内に放った。こんなにしたのは学生のとき以来だった。
　亜季は今日も俺と一緒に過ごしたいといってきたが、精豪であると自負している俺も、くたくたになったので予定があるといい断った。

　亜季が去って、やっと１人になった俺は再び昨夜の美穂子とのことを考えた。
　
　あの時、俺はいつもと違った感情が湧き上がっていた。
　その時までに金を出して女の肉体を買ったことはなかった。なぜなら、俺には、犯されて、最高の快楽を味わい再び、俺を求めてくる女たちがいるし、また、街には星の数ほどの獲物がいる。大枚をはたいて女を買う奴らは理解できなかった。
　それに俺は金を求めて誰とでも寝る女たちには嫌悪感さえ覚えていた。
　肉体を売って金を稼ぐ彼女達。
　いいものが着たい、美味しいものを食べたい。莫大な借金があるなどそれなりの理由があるのだろう。
　女をレイプしてきた俺にいう資格はないのかもしれないが、どうしてもプロの女は好きにはなれない。
　そんなにころに何ヶ月も狙いをつけていた美穂子がいたのである。
　正直、ショックは大きかった。
　店に入り、彼女を指名して、普段の清楚な姿とは打って変わった濃い化粧で彩られ性的フェロモンを撒き散らしている美穂子が目の前に現れたときはとても動揺した。
　なんとか、言葉を発し、冷静さを装っていたが、内心、腸が煮えくり返っていた。
　俺は普段の美穂子に恋をしていたのだ。あの女は美穂子ではない。
　今までにイメージしていた彼女は処女ではなくとも自ら男を求めるような女ではなかった。
　そんな美穂子を俺の性技で、性の悦びを肉体の隅々まで刻み込みたい。俺の最高のセックスパートナーへ開発してやる。彼女が入社していらいずっと狙いをつけていた。
　それを現実にすべき、意を決しストーカーのごとく行動し彼女の身辺調査を始めたのだ。
　しかし、現実は違った。今までの美穂子のイメージが崩れ去った。
　金さえ貰えらば、本番はなくとも、どこの誰かもわからない男の生チンポを平気で咥えるような女だ。
　風俗嬢としての美穂子の姿を思い出すと、怒りが込み上げてくる。もう、あんな美穂子は見たくはないし、再び、風俗店へいき美穂子を指名してもまた同じ結果におわるだろう。
　しかし、俺は美穂子に惚れている。あんなことを見逃しておくわけにはいかない。
　美穂子は俺にだけ奉仕すればいいのだ。手遅れになる前に俺の虜にさせなければならない。
　俺には自身がある。今までに百人以上の女達を様々な方法で犯してきた。
　そのうちのほとんどの女は俺の愛撫に本気で感じ、再び俺に抱かれることを望んできた。美穂子も他の女達と一緒である。必ず、俺から離れられなくなる。

　しかしながら、どうやって犯そうか？
　美穂子の部屋に行くか。しかし、俺が訪問したところで美穂子は受け入れてくれるだろうか。それは無理に決まっている。
　女の１人暮らしであるから訪問者がきたら、おそらくドアスコープで相手を確認することだろう。
　俺の姿をスコープごしで見た彼女はなぜ、俺が来たのか疑問に思うだろう。知っているはずがない自分の住処に同僚であり、秘密のアルバイトを知られている俺が訪れたら、一層、警戒心を高めるはずだ。
　扉越しに、彼女の秘密を言わないことを条件に部屋にあげてもらおうか。いわゆる、脅迫となるのであろう。多分、部屋にはあげてくれるだろう。
　部屋にあがりこみ、一気に美穂子を頂くか。それも一つの選択だ。
　けど、それではレイプとしての醍醐味がない。
　どうせなら、犯していく過程で、まさか、この人がといった表情をした美穂子が見たい。
　外でレイプする。これはチャンスが低い。彼女の部屋と会社までの道中には襲える場所はない。

　会社で。これは全く不可能だ。彼女はほとんど定時に退社する。例え、残業があったとしても必ず他の連中もいるはずだ。

　不法侵入。これが最も確立が高いのでは。美穂子の部屋は鉄筋アパートの２階に位置している。しかも、角部屋だ。
　美穂子の留守宅にあがりこみ、ひっそりと美穂子の帰りを待つ。それがいいかもしれない。また、美穂子の部屋がどうなっていて、どんな服を持っていて、どんな下着を身に着けているのか興味もある。部屋の中には彼女のプライベートがたくさん詰まっているはずだ。美穂子の全てを知りたい俺は、不法侵入することに決めた。

　一度決めると、雪崩のごとく、イメージが次から次へと浮かんでくる。
　俺は肉棒をたたせながら１人にやつきながらあらゆる手段を次々とノートに書き込んだ。
　書き込んだものをまとめあげた。計画は完璧なはずだ。
　実行日は木曜日。気持ち的には明日にでも実行したいが、日曜日なので美穂子は部屋にいる確立は高い。
　美穂子がバイトにでるのは金曜日と土曜日だ。それ以外は、たいていまっすぐ部屋に戻る。
　また、多恵に搾り取られた精液を蓄える必要もある。どうせ犯すなら、できるだけ濃いものを美穂子の体内に注ぎたい。
　その時を想像するだけでもワクワクとしてくる。こんなに気持ちが昂ぶるのは初めてレイプに及んだ時以来だ。
　８回も精液を放ちくちくたになっていた肉棒も何もなかったかのように激しく昂ぶっている。毎日、男の欲望を放つ俺にとっては酷なことだが、最高の快感を得るためには禁欲しなければならない。
　６日後が楽しみだ。

つづく