| ≪仕掛け≫ ２階のレイアウトを変えてみた。 万が一、彼女が来ているときに、息子が来た場合、彼女を隠す部屋を考えなければならなかった。 暗室を整理し、ソファーのおけるスペースを作った。 これなら、息子が来たときに、彼女をここに隠せばいい。 そして、作業台を外に出し、作業中の印画紙などを置いてみた。 後々、わざと、その作業台の上に、彼女の恥ずかしい写真を置くためである。 もちろん、息子に、わざと見えるようにするためでもある。 悪い父親だと思いつつ、息子がそれを見た時の表情を想像してしまう。 クラスメイトのあられもない姿を見た時の息子の表情、どんな表情をするのだろうか。 いたずらっ子のように、胸がドキドキしてくる。 いきなり全てを見せるつもりはないが・・・どこから見せていくか。 まずは、やはりパンティから見せていこうか。 3階へは必ず確認しに行くだろう。 ２階と３階に、小型カメラを設置した。 息子の様子をモニターするためだ。 3階の窓際に、いつものようにパンティを干した。 お気に入りの水玉パンティだ。 もちろん、裏地には「池畑中 １年 福永美香」と書いてある。 待ち遠しい。 いままでは、息子が来ることを、あまり好まなかった。 早く来ないかと、気持が焦る。 初めて、彼女を待った時とは違う、このドキドキ感は何だろう。 不思議な感覚に襲われている。 ≪待つ≫ あれから数日が過ぎた。 私の期待に反して、彼は来なかった。 この間も、彼女は毎日通ってきた。 彼女がいる時に、彼が来るんじゃないかと、ヒヤヒヤものであった。 いつものように、スカートを脱がし、パンティを膝まで下げる。 下半身を露出させたままで、話をする。 毎日の日課である。 学校のこと、友達のこと、家出のこと、話は尽きない。 彼女のすべてを知ってやろう、そんな思いでいっぱいである。 彼女の好きな子は、サッカー部のキャプテンである。 女の子達の憧れの的で、高嶺の花のようだ。 「彼にパンティ見せてあげれば？」と言うと、首を振る。 さすがに、そこまでして、付き合いたいとかは思わないようである。 まぁ、憧れと言ったところのようだ。 我が息子のことは、「フツー」だそうだ。 まぁ、そんなもんだろう。 「じゃぁ、おじさんは？」と聞くと、首をかしげてしまう。 どうも、好きとか嫌いとか、そういう対象ではないようだ。 かといって、「これからも、おじさんの前で、パンティ脱いでくれる？」と聞くと。 顔を赤くして、恥ずかしそうに、コクンとうなずく。 何とも可愛らしい。 もう、何度となく、私の前で、パンティを脱ぎ、性器を見せているにもかかわらず、未だに、顔を赤らめ、恥ずかしがる姿には、たまらないものを感じる。 しかも、あの撮影会で、見知らぬオヤジ達にあられもない姿を見られておきながら、羞恥心を忘れていない。 理想的である。 足を広げるように言うと、恥ずかしそうにゆっくりと広げてくれる。 相変わらずホッペが真っ赤になる。 こんな姿を、息子が見たらなんと思うだろう。 息子が来るのが待ち遠しい。 ≪息子来店≫ あれから、息子は、なかなか来なかった。 もう来ないのかと思った。 が、ついにその日が来た。 しばらく店の中をうろついていた息子は、ようやく上に上って行った。 すかさず、モニターのスイッチを入れる。 ３階にいた。 まずは、パンティを見に行ったのだろう。 予定通り、そこには、水玉の可愛らしいパンテイが干してある。 彼は、迷わず、そこに向かった。 すぐに手に取り、裏を返している。 もちろん「池畑中 １年 福永美香」とバッチリと書いてある。 息子が来ない間、何度も考えた。 小さい文字がいいのか、薄目がいいのか。 何枚かに書いてみて、いろいろ考えていくうちに、大胆になっていき、ついには、大きめにハッキリと書くようになっていた。 彼の眼には、一文字当たり、1cm角に大きく描かれた「池畑中 １年 福永美香」が見えているはずである。 どんな思いでクラスメイトのパンティを見ているのだろうか。 床に置いた。何をする気なのか？ 携帯？ なるほど、写す気なのだ。 さすがに写真屋の息子である。 光の具合を気にしながら写している。 表向き、裏向き、裏返して名前の部分など、何枚も撮っている。 最後に、また窓につるし写している。 一通り写し終えると、携帯をチェックしている。 満足そうだ。何となくうれしそうにも見える。 部屋の中を一通り見るが、そこには何もない。 もう一度、パンティのところに戻ると、再び手に取り見ている。 去りがたいのだろう。 おっ、匂いを嗅いだ。 残念だが、洗濯がしてあるので、洗剤の匂いしかしないだろう。 それでも、彼は満足そうだ。 やはり、我が息子も男なのだ。 ようやく、元に戻すと、下へ降りて行った。 ２階に現れた。 秘密の部屋のノブに手をかける。 開かない。 念のため、そのドアは自動ロックにした。 鍵がないと、外からは開かない。 鍵は、私が持っている。 残念そうな顔をしている。 （さすがにその中は、見せてやれないぞ。） （その替わり、横にある作業台に行きなさい。） （作業台にあるファイルに気づきなさい。） 部屋のあちこちを見まわしている。 作業台を見ている。 作業台には、私の仕事道具が置かれている。 （立ててあるファイルに気づけ。「福永美香」と書いてあるだろう。） 作業台にちらばっている、印画紙やフィルムを触っては見ている。 やっと気づいたか？。 立ててある、本やファイルに触っている。 気づいたようだ。 彼女のファイルをついに手にした。 中を見ている。 彼の目が変わった。 凝視している。 ついに彼は見たのだ。 クラスメイトの恥ずかしい写真を。 彼のドキドキ感が伝わってくる。 幾分手が震えているようにも見える。 |
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| 2012.3.17掲載 |