６．亜紗美（Asami）

　あれは亜紗美が中学１年の夏だった。
　近くの川での花火大会を見に行った時のことだった・・・。

　亜紗美は教師をしている両親のひとり娘として育ち、小学校の卒業の時は答辞を読むほどの優秀な少女だった。
　勉強だけではなくスポーツも満遍なくこなし、先生の評判も良く、両親にとっては自慢の娘だった。
　性格もこれといった欠点もなく、周囲の友達からも慕われていた。
　そのせいか、早くから大人っぽい感じのする少女で、その子供らしさに欠けるところが欠点と言えなくもなかった。
　身体つきも成長が早く、５年生の時に初潮を迎え、それからは日を追うごとに大人っぽいプロポーションになっていった。

　中学に入ってからは、上級生から誘われることが毎日のようだった。
（男の子と付き合うのも興味があるけど・・・あまり早く経験したくないし・・・快感なら自分の手でも感じることが出来るから・・・）
　気分転換にこっそりオナニーに耽ることも早くから覚えていたが、セックスには消極的な考え方をしていた。

　花火には母親が仕立ててくれた浴衣を着て出かけた。
　友達は皆、彼氏と一緒だったので、亜紗美は遠慮して皆からは離れて見ていた。
　人出が多く、あまり身動きも出来ないほどの混雑だった。
（あれ？何かがお尻に・・・？）
　そう感じた瞬間、亜紗美はお尻の素肌に人の手を感じた。
「シッ！声を出さない方がいいぞ！声を出せば大事な身体に傷がつくことになる」
「えっ！？・・・分かったわ！でも・・・何を？」
「うるさい！何も言わず花火を眺めていればいいんだ！」
　男は若そうだったが、顔が見えないので20歳なのか30歳なのか分からなかった。
　ただ怖さだけが頭をいっぱいにし、日頃の冷静さも消え失せていた。
　男は小刻みに震える亜紗美の耳元で囁きながら、亜紗美のプリッとした尻を手のひら全体で撫でていた。
「いい感触だ・・・オマエ、いい身体してるな〜18歳ぐらいか？」
「い、いえ・・・12歳です・・・」
「な、何！中学1年か・・・ウソだろ？こんないい身体してて」
「ホ、本当です！許してください・・・まだ子供なんです。お願いです・・・」
「ダメだね！もう引けないよ！こうなったら・・・」
　男は手を前に回し、亜紗美の淫唇を擦り始めた。
「いいねぇ〜浴衣の下はノーパンで・・・触りやすくていいよ」
　クチュクチュ・・・
　小さな音だが、亜紗美のオマ×コを弄る音が亜紗美の耳に聞こえてきた。
「や、ヤメテ下さい！はぁ、はぁ・・・変な音が・・・周りに変に思われるから・・・」
「凄く濡れやすいんだな・・・さては、いつも自分でオナニーしてるな？」
「・・・・・・・・・」
「やっぱり！最近の子供は、発達が早いんだな〜じゃあ、遠慮しないぞ！」
　男は淫壷の中に指を入れ、中の肉襞を擦り始めた。
「あぁぁぁ・・・そこは・・・は・・・はぁ、はぁ、ぃぃぃ・・・あぁ、ダメ・・・」
　男は亜紗美の手を取り自分の密着した股間に寄せ、昂った肉棒を握らせた。
「あっ！イヤッ！」
「イヤじゃないだろ！ひとりエッチの時は、指だけかい？コレの代わりになるようなモノを使ってるんじゃないのか？」
「イヤッ・・・そんなこと・・・はぁ、はぁ、してません・・・ぁぁぁぁ・・・」
「どうだ？コレがソコに入ると、もっと気持ちが良くなるんだぞ！」
（熱いわ〜男の人のって・・・こんなに大きくて堅くて熱いの？それにヌルヌルしてるわ・・・コレって、わたしの出てるのと同じなの？）
　亜紗美は生まれて初めて握った男の肉棒に戸惑いながらも想像を膨らませていた。

　男は亜紗美の太股の内側に淫液が滴り落ちるほど愛撫をした後、呟いた。
「向こうに行こう！ここは混み過ぎてる・・・」
　そう言うと、男は足元のふらつく亜紗美の肩を抱き、人混みから離れた。
「ここなら花火も見えて人もいない・・・ほら、花火を見ろよ！」
　下半身が男の愛撫で痺れるほど感じていた亜紗美は、立っているのがやっとだった。
「この雑木林は夜は誰も来ない・・・安心して感じろよ」
「や、ヤメテ・・・もぅ・・・もぅヤメテ・・・」
「そうかい？じゃあ、何でこんなにイヤらしい液が溢れるほど感じてるんだい？」
「そ、それは・・・あ、うっ・・・あぁぁ、いぃぃぃ・・・」
　男は亜紗美の浴衣の前を開き濡れた淫唇を舐め、舌を中に入れクリトリスを舐めた。
「あぁぁ・・・いぃぃぃ・・・はぁ、はぁ、いぃわ・・・」
「そうだろ！オマエのココもいい味だ！」
「あぁぁ、恥かしいわ！そんなとこ舐められて・・・」
「でも、気持ちいいだろ？」
「はぁ、はぁ、えぇぇ・・・いぃぃ、いぃわ〜はぁ、はぁ・・・」
　亜紗美は雑木林の太い幹に背中を預け、男の愛撫に酔っていた。
（自分でしてるときの何倍もいい気持ち・・・はぁ、はぁ、だから皆、するのね・・・）
　誰から見ても理想的な聖少女が、今、性少女に変わろうとしていた。

　男は淫壷の中まで舌を挿入し、同時にお尻を擦りながら菊蕾も舐めていた。
「はぁ、はぁ・・・あうっ！そ、そこは・・・汚いわ！」
「そんなことはないんだよ！ここも前と同じように性器なんだよ・・・ほら、感じるだろ？・・・そう、我慢しないで素直に感じるんだ！」
（そんなんだ・・・知らなかった・・・お尻も確かに気持ちがいいわ〜）
　亜紗美は今から犯されようとしていることを忘れ、男の愛撫に夢中になっていた。
　優秀すぎる性格や能力が、知らないうちに興味を抱かせていたのかもしれない・・・。
「今度は、オレのを舐めるんだ！」
　男は昂った肉棒を亜紗美の目の前に突き出し、フェラを強要した。
（さっき握ってたオチ××ンだわ・・・コレを舐めるの・・・聞いたことあるけど・・・）
　耳知識だけはあったが、目にするのも舐めるのも初めての経験だった。
（20歳代の人みたいだけど・・・もっと怖い顔かと思ってたら結構カッコイイ人だわ）
　亜紗美は初めて男の顔をしっかり見て、少し安堵していた。
（舐めないと何をされるか分かんないから・・・）
　怖さと興味半分で、亜紗美は男の肉棒を舐め始めた。
　最初は舌先だけで裏筋や亀頭部を舐めていたが、慣れてくると次第に違和感もなくなり、口の中に咥えてしゃぶってみたりした。
「うぅぅぅ・・・ふぅ、はぁ、いいぞ・・・そうだ、その調子だ・・・初めてにしちゃ上手い」
　男は感じながら亜紗美に指示し、さらに肉棒の硬度を増していった。

　男は亜紗美の胸を開き、零れんばかりに膨らんだ乳房を揉みながら舐め始めた。
「あっ、あっ・・・はぁ、いぃ・・・あわっ、あうっ・・・あぁ、あぁ、あぁぁぁ・・・」
　乳首を舐められ思わず淫悦の声を洩らす亜紗美だった。
「将来、淫乱なオンナになりそうな身体をしてるな・・・でも感じやすいのはいいことだ・・・じゃあ、後ろを向いて幹を抱いてるんだ！」
　男は亜紗美の浴衣の裾を捲り上げ、白く張ったお尻を剥き出しにし、肉棒を握って濡れて弛んだ淫壷に、少しずつ挿入し始めた。
「うわっ！痛ぅぅぅ・・・・・・ぅ、ぅ、ぅぅぅぅ・・・」
「少し力を抜くんだ！大きく息を吐いて・・・そうだ！ほら、楽に入り始めたぞ」
　実際は窮屈で締め付けがきつかったが、男はあえてそう言い、亜紗美の気持ちを和らげ感じやすくさせたのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　ゆっくりゆっくり淫壷に馴染むように肉棒を動かし、男は亜紗美を労わるようにした。
（これっきりにしたくないから・・・優しくするしかない！処女だったなんて・・・）
　ツキがないと思った男だったが、今は亜紗美を感じさせることに必死だった。
　長い時間が過ぎていった。
「花火がキレイだろ！ほら、だんだん気持ちよくなってきただろ？」
（はぁ、はぁ・・・花火・・・キレイ・・・あぁぁぁ、何か変な感じ・・・痛くないけど・・・これが気持ちがいいってことなの？あぁぁ・・・もっと、感じたい・・・）
「あぁ、あぁ、あ、あ、あっ・・・あぁあああああっ！・・・はぁ、今、良かったわ・・・」
「もう、こっちが限界だ！」
「どうして？」
「知らないのか？男だって感じたら、精液を出して萎えるんだ！」
（そう言えば・・・聞いたことがあるわ・・・中に出すと赤ちゃんが出来るかも・・・）
「安心しろ！中には出さないから・・・その代わり、その可愛い口で飲み込むんだ！」
（これも聞いたことが・・・フェラの最後に・・・そうか、中に出せないときも・・・）
　男はラストスパートで少し激しく腰を動かし亜紗美を責めた。
「あぁああああ〜〜〜あぁ、あぁ、あっ、うわっ・・・あ、あ・・・あぁ、はぁぁぁ・・・」
　小さなオルガを感じたと同時に、男は亜紗美の仲から肉棒を抜いた。
「さぁ、咥えるんだ！」
　亜紗美はヌメヌメと月の光りに光る肉棒を咥え、男の射精を待った。
　男は亜紗美の頭を抑え腰を前後に動かし、小さな呻き声を発し射精した。
「ふぅ、ふぅ・・・オマエ・・・さっき、感じてたろ？」
「ゴクッ！ふぅ、ふぅ、はぁ〜はぁ・・・そう言えば・・・少し・・・」
（そう、あの時、もっと続けて！って感じだったわ・・・）
　男は亜紗美の肩を抱き人混みの中に戻った。

　男は亜紗美の携帯番号とメアドを聞きだし、亜紗美の身体に密着して花火を見ていた。
「また連絡するからな！」
「はい・・・今日は・・・もういいんですか？」
　亜紗美は中途半端な気持ちだった。
　それが思わず、言葉になってしまったのだ。
「そうか、まだ満足していないってか？フフフッ・・・やっぱり好きなんだな」
（わたしセックス好きなのかも・・・いけないことなのかなぁ〜？）
　犯されたショックなど微塵もなく、出血も無かった亜紗美は、感じたかったのだ。
　男は亜紗美の手を取り自分の肉棒を弄らせた。
「優しく弄って感じさせるんだ１そうすれば大きくなって入れてあげられる」
「・・・・・・・・・」
　亜紗美は黙ったまま男の肉棒を弄り始めた。
（みんな花火に夢中だから気づかれないわ・・・でも気づかれたら・・・）
　亜紗美は衆目を意識しながら昂奮していた。
　細い指で素早く男の肉棒を扱きながら男の手が自分の身体を這う快感を感じていた。
（早く大きくなって！あぁぁ・・・早く入れて欲しい・・・さっきの感覚の続きが・・・）
　しばらくすると、亜紗美の手の中で男の肉棒が昂ってくるのが分かった。
「はぁ、はぁ・・・ねぇ、大きくなったわ」
「そうだな、ここで犯されたいのか？」
「・・・・・・・・・」
　亜紗美は無言で了解の意を伝えた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　男も昂奮しているのが亜紗美にも分かった。
（凄いわ！こんなことって、二度と無いかも・・・さぁ、早くぅ・・・）
　男は亜紗美の身体を背後から抱きかかえるようにして浴衣の裾を捲り、昂った肉棒を亜紗美の淫液の滴る淫壷に挿入した。
「うぅぅわっ！・・・・・・は、はぁぁぁ・・・」
　小さく呻きながら、亜紗美は最初とは異なり肉棒の挿入感を違和感無く感じていた。
　周囲の群衆の中、男は窮屈そうに小さく腰を動かし、亜紗美の淫壷に押し付けるようにして肉棒を回転させていた。
「あっ、あっ、あぁぁぁ・・・い、いぃ〜〜っ・・・ふぅ、ふぅ・・・あぁぁぁ、もっと・・・」
（もっと圧迫感が・・・あぁぁ、何かが込み上げてくるような・・・はぁ、はぁ・・・）
　亜紗美は自分の中で湧き上がりくる何かに夢中になっていた。
（この娘は・・・）
　男は亜紗美を離したくないという気持ちが強くなっていた。
「はぁ、はぁ、は、あっ・・・・・・あぁあああっ！・・・あ、あ、あぁぁぁぁ・・・」
　未成熟だが、この時、亜紗美は最初のオルガを感じた。
「イッたね・・・」
「う、うん・・・ぁぁぁ、もう少し・・・このまま、ジッとしてて・・・」
　亜紗美は自分の中で起きた初めての快感の余韻を味わっていた。

　花火の夜から亜紗美の生活は一変した。
　傍目には分からないことだが、亜紗美の中では大きく違っていたのだ。
　鏡に映る自分の肢体に艶っぽさを感じながら、今日も亜紗美は男との淫らな時間を過ごそうと思っていた。
（セックスは麻薬のようなものかしら・・・？もう、わたしには無くてはならないものだわ！）
　当然のように周囲の男たちを見る目も変わり、同級生の男の子たちの股間の膨らみに、さり気なく視線を遣ったり、教師たちの大人の男への接触も意識するようになっていた。

（楽しくなるわ・・・これから・・・もっと・・・）