９．亜理紗（Arisa）

　その名が示すとおり、亜理紗はアメリカ人との混血、ハーフだった。
　日本国内で生まれ育ったので、言葉は日本語しかしゃべれなかったが、見た目は幼い頃から際立っていた。
　骨格からして日本人とは異質で、スラリとした長い脚は年を追うごとに同じ年齢の子供たちとは異なっていた。
　目鼻立ちも年齢と共に彫りの深さを増し、肌の白さも目を惹いた。
　周囲の目がそうだったからか、早熟な亜理紗は10歳で初潮を迎え、セックスに関しても興味も知識も早かった。

　この日も、発育の良かった身体と端麗な顔立ちによって起きたことだった。
　土曜日で小学校は休み、朝から映画を観てショッピングする予定で出かけた。
　映画館の入り口で小学校と言っても信じてもらえず、結局、大人料金で入ったのだ。
「ったくぅ〜〜何で信じてくれないの！」
　ブツブツ文句を言いながら映画館に入り、混んでいたがどうにか座れた。
　入り口でのゴタゴタは好きな映画を観ているうちに消えていたが、観始めて１５分ぐらいした時、隣に座っていた若い男が亜理紗の身体を触ってきた。
「ヤメテ下さい！でないと、大きな声を出しますよ！」
「出せるものなら出しみな！こっちが誘われたって言うから、困るのはキミのほうだぜ！こんな状況じゃ、どっちがどうだか分かりっこないからな！」
（確かに・・・でも・・・こんなところで・・・この人、わたしが小学生だって知ってるの？）
「わたし、小学生よ！」
「ウソ言うなよ！こんなに発育のいい小学生がいるか」
　男は亜理紗のスカートの中に手を忍ばせ、太股を擦り、パンティの中にまで指を入れてきた。
「ん？毛が生えてない・・・そうか、それで・・・パイパンが恥かしいからウソを・・・」
　男は小学生の亜理紗が未だ恥毛が生えていないと思わず、パイパンが恥かしいから拒絶したのだと、勝手に思い込み悪戯を続けた。
「オレ、パイパン好きだよ！毛なんて邪魔なだけで、無い方がキレイだよ」
　淡い毛が少し生えていたのだが、ほとんど感じないほどだった。

　男の指は亜理紗の下腹部から滑るように割れ目に到達し、亜理紗が太股を締めても間に合わず無駄な抵抗だった。
　異常な状況に緊張していた亜理紗のワレメからは、淫らな液が滲み出ていた。
「おっ、好きだな〜もぅ、こんなに濡れてるじゃないか！フフフッ・・・」
「ち、違うわ！それは・・・あ、うっ・・・はぁぁぁ・・・」
　男の指は亜理紗の潤滑の淫液のおかげで抵抗無く淫唇の中に入っていった。
　その瞬間、亜理紗の身体は全身が熱く火照り始めた。
　男の指は淫壷の入り口から少し入ったところで折り曲がり、微妙に動き始めた。
「うっ・・・ぅぅぅぅ・・・はぁ、はぁ、ぁぁぁ・・・あうっ、はぁぁぁ・・・」
（何か変だわ！はぁ、はぁ、熱い・・・あぁ、何か・・・変な気持ち・・・）
　オナニーはしていたが、こんな風な感じからは初めてだった。
（やっぱり自分でするのと人の手によってされるのとでは、快感が違うのかしら？）
　亜理紗は初めての心地良い快感に、浸っていた。
　しばらくすると身体の奥のほうから津波のような快感が亜理紗を襲ってきた。
「あうっ！」
　思わず大きな声を洩らしそうになり、両脚を前に突っ張って快感を受け止めた。
（・・・・・・はぁ、はぁ、ふぅ〜〜すごい・・・ぁぁぁ、身体が・・・これって？）
「おい、自分だけいい気持ちになってないで、こっちも感じさせろよ！」
　男は亜理紗の手を掴んで引き寄せ、自分のズボンの中で昂っていた肉棒を握らせた。
「い、イヤッ！」
「それは無いだろ！自分はキュッキュッと感じたくせに」
（そう・・・感じたんだわ！初めて・・・興味はあったけど、こんなにいいなんて・・・今、手にしてるのが男の人の性器・・・どうすれば感じるかは知識で知ってるけど・・・）
　亜理紗は意を決して男の肉棒を細く長い指で扱き始めた。
「うっ、いいぞ・・・はぁ、はぁ・・・」
　周囲の目を気にしながら、亜理紗はあまり動かずに指だけで扱き続けた。
「お、おぉぉぉ・・・だ、ダメだ！出そう・・・」
　男は限界だった。
　男は亜理紗の顔を自分の股間に引き寄せ、肉棒を口に咥えさせた。
　周囲には気分の悪くなった彼女が、彼に引き寄せられたって感じに映っていた。
　いきなり口の中に突っ込まれた肉棒は、亜理紗にとってショッキングだったが、それ以上に、すぐに放出された精液は、亜理紗の喉の奥に放出され飲み込まされた。
　息が詰まりそうになったが、なんとか飲み込めた亜理紗は、
　しばらく男の肉棒を咥えたままだった。
（すごい・・・でも、なんとかなるものね・・・ふぅ〜ぅ・・・）
　亜理紗は口の中で萎えていく肉棒に舌を絡ませしゃぶっていた。
「うっ、うぅぅぅ・・・あっ、うっ、もぅいい・・・あっ、いぃ・・・はぁ、はぁ・・・」
　敏感になっている肉棒を舐められ、男は思わず声を洩らしていた。

　映画館を出た亜理紗を男は追ってきたが、亜理紗は足早に姿を隠した。
（このまま付きまとわれたら堪らないし、小学生だって知ったらショックだろうし、どんな男なのか知るのも怖いわ！でも・・・いい経験しちゃった！）
　亜理紗は目的のショッピングに向かうことにした。
　土曜日の地下鉄は混雑していた。
（あっ！ここでも・・・またなの？！）
　混雑した車内での痴漢の手が、亜理紗のお尻を弄っていた。
（ここでも声を上げても難しいわ！早く駅に着かないかしら・・・）
　僅か２分で次の駅に着くのだが、その２分が長く感じることもあるのだ。
　スカートの上から撫でていた手は、やがて裾を捲り上げ太股を這い、パンティを擦り、素肌のお尻までに達するのに時間はかからなかった。
　さっきまでの淫らな液が残っているような気がして、亜理紗には不快だった。
（ダメ！それ以上は・・・）
　お尻をキュッと締め、それ以上の動きは許さなかった。
　それでも男は満足そうに亜理紗の盛り上がったお尻の感触を楽しんでいた。
『〜駅です。扉が開き・・・』
　車内アナウンスが流れると同時に、男の手は亜理紗から放れた。
（ふぅ〜〜良かった！これ以上は・・・今日は変な日だわ！口の中も・・・）
　亜理紗は駅のトイレでうがいをし、デパートに向かった。

　デパートではエスカレータは使わないことにした。
　映画館で濡れたパンティの淫らなシミが気になったからだ。
（早く穿き替えたいけど・・・替えを持ってきてないから買うしかないわ）
　目的の物を買い下着売り場でパンティを買った亜理紗は、トイレの中で穿き替えた、
（やっぱり汚れてるわ！）
　トイレの中のゴミ箱に穿いていたパンティを捨て、気分一新でトイレを出た。
「あっ！な、何を・・・」
　トイレから出た瞬間、男に口を抑えられ、トイレの中に逆戻りさせられた。
　一番奥に押し込められ、ガムテープで口を塞がれ、手を後ろで縛られた。
「いいオンナだ！さっきから後をつけてたんだ！」
　男は血走った眼で亜理紗を後ろから押さえつけ、スカートを捲くり買ったばかりのパンティを引き裂いて白い尻を露わにした。
「いい尻だな・・・ごくっ！顔も美人だが、身体はもっといい・・・」
　男は亜理紗のお尻の肉を掴んで左右に開き、そこに顔を押し付け舐め回した。
「うっ、うぅぅぅぅ・・・」
　亜理紗は大声を出して叫びたかったがどうにもならず、身体を捩って抵抗しようにも、男の強い力で抑えつけられ、無駄な抵抗だった。
（何という日なの・・・これがわたしの処女喪失なの？あぁぁ・・・どうして・・・）
　この時ばかりは自分の端麗な容姿を呪った。

　亜理紗が抵抗を弱めると、男は再び亜理紗の盛り上がった白い尻を舐め回し、淫唇に指を這わせ淫壷を弄った。
「オマエ、パイパンか・・・へぇ〜初めてだ！ツルツルして気持ちがいいな〜」
　男は舌を巧みに動かし、菊蕾から淫唇まで舐め続けた。
（はぁ、はぁ、あぁぁぁ・・・凄く感じる・・・どうして？犯されそうなのに・・・わたしって、本当は犯されたがってるのかしら？あぁぁ、いぃわ・・・もぅ・・・）
　映画館での淫猥な行為以上に全身が痺れるように感じていた。
　男は肉棒を亜理紗の淫壷にバックから挿入し始めた。
「うっ！きついなぁ〜凄い締りじゃないか！もっと力を抜いてくれよ！」
男　は亜理紗が処女だとは思っていなかったので、強引に押し込み始めた。
（どうせ犯されるのなら・・・力を抜いて・・・感じないと損だわ！）
　亜理紗は男の進入を助けるように力を抜き尻を突き出した。
「お、おぉぉ・・・いぃオマ×コだ！堪んないよ！うわっ・・・すぐにもイキそうだ」
　男は亜理紗の淫壷の良さに堪えきれない言葉を発した。
（冗談じゃないわ！いっぱい感じさせてくれなきゃ、イカせないわ！）
　亜理紗は男の肉棒を千切れんばかりに締め付け、射精感を封じ込めた。
「すげぇなぁ〜オマエのオマ×コ、名器中の名器だ！」
　男は夢中になって腰を前後に繰り出した。
（痛ぅぅぅ・・・・・・あっ、あっ、はぁ、はぁ・・・あぁ、いぃぃ〜〜〜いいわ〜）
　初めてのセックスで亜理紗は痛みを越え、快感を感じていた。
　肉棒が激しく亜理紗の淫壷の壁を擦り、突くたびに、亜理紗は経験したことのない快感を感じていた。
（もっと！もっとぉ〜〜〜）
　そう叫びたかったが、ガムテープで塞がれた口では、必死に抵抗しているようにしか男には映らなかった。
「今日はついてるぜ！こんないいオンナには滅多に出遭えないぜ！」
　男は亜理紗の乳房を後ろから鷲掴みにし、強く揉みながら腰を繰り出した。
「柔らかくて張りのあるいいオッパイだ！」
（あぁぁああああっ・・・あっ、うわっ！・・・イク・・・あぁあああ〜〜〜イクぅぅぅぅ」
　淫壷が小刻みな収縮を繰り返し、亜理紗は絶頂に達した。
　同時に男も堪えきれず、淫壷の中に熱い白濁の粘液を放出した。
「ご馳走さん！いいオマ×コ、ありがとうな！」
　男は笑いながらそう言うと、亜理紗の縛った手を解き、慌ててトイレから出て行った。
　亜理紗は便器の上に座り込み、初めての大きな快感の余韻に浸っていた。
　男に犯されたショックより、初めて味わった絶頂感の淫悦の方が大きかったのだ。

　あの日から亜理紗は性少女の道を歩き始めたのだ。
　幸いにも妊娠はしなかったが、次の生理がくるまでは不安だった。
　それでも生理がきてからは、これからのセックスばかりを考えるようになった。
「したい！したいわ！もっと快感を味わいたいわ！」
　11歳にしてセックスの悦びを覚えた亜理紗は、相手を探すようになっていた。
　相手を悦ばせるテクニックもネットで学び、自分の楽しみ方もあれこれ考えた。

　満員電車にわざわざ乗り込み、男の股間を弄って男が悦ぶのを楽しんだり、ノーパンでデパートのエスカレータや階段を昇ったりし、男たちの視線を心地良く感じたりもした。

　近所の病欠の同級生の家を訪ねた時のことだった。
「孝君、大丈夫？学校からの連絡・・・」
「亜理紗、ありがとう！もう、熱も下がったし、明日は学校に行けるよ」
「ダメよ！無理しちゃあ〜暖かくして寝ていないと・・・」
　亜理紗は起きようとする孝をベッドに寝かせた。
「どこか痛いところとか擦ってほしいとこない？遠慮しないで・・・」
　孝は標準的な小学生で、まだまだ性的な衝動など全く無かった。
「ずっと寝てたから身体中が痛いよ！ハハハハ〜」
「そう〜じゃあ、全身を擦ってあげるわ！」
　亜理紗は孝の胸から腹部、両脚をパジャマの上から優しく擦り、何気なくパジャマのズボンを脱がせ、素肌を撫で始めた。
「おい、亜理紗、くすぐったいよ〜」
「ダメよ！病人は静かにしてないと！目を閉じて黙っていればいいの！」
　亜理紗の少し強い口調に、孝は言われたとおりにした。
「いい子ね〜じゃあ、ご褒美に気持ち良くさせてあげるわ」
　亜理紗は孝のブリーフを脱がせ、小さく皮を被った肉棒を口に含んで舐め始めた。
　巧妙な舌の動きに、幼い孝の肉棒は次第に硬直し始めた。
「はぁ、はぁ、亜理紗・・・何かいい気持ち・・・」
「だから言ったでしょ！いい気持ちにしてあげるって！もっとして欲しい？」
「あぁ、して欲しい・・・」
「じゃあ、二人だけのヒミツよ！」
　亜理紗は勃起した孝の肉棒の包皮を指で剥き、亀頭を出して舐め始めた。
「あぁ〜あぁ〜すごい！あ、あ、はぁ、はぁ・・・いぃよ〜」
　亜理紗は自分のパンティを脱ぎ、勃起した孝の肉棒に上から淫壷に収めた。
「あぁぁぁ、何なんだ？これは・・・」
「ダメよ！目を開けちゃ！開けたら、許さないから！」
　強い口調で言われた孝は、亜理紗の言うとおりに目を閉じたまま、亜理紗のなすがままにされていた。
「はぁ、はぁ、いぃわ・・・孝君のオチ××ン、いいわ・・・あぁ、もう少しで・・・」
　身体を上下前後させ、女性上位の体位で亜理紗は孝を責め続けた。
「あ、亜理紗・・・何か・・・僕のオチ××ンが・・・」
「まだよ！もぅ・・・あっ！・・・い、いぃ〜〜イク、イクわ！あっ、イッくぅぅぅ〜〜〜」
　亜理紗が孝に馬なりになって絶頂感を感じている時、孝も生まれて初めて射精した。
「あっ！・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・すごく・・・あぁ、いい・・・はぁ、はぁ・・・」
「黙っていたら、また、今度、してあげるわ！い〜ぃ？」
「あ、あぁ〜絶対言わないよ！」
（こういうセックスも、結構、いいかも・・・ウフッ！）
　亜理紗の性少女としての遍歴は、今、始まったばかりだった・・・。