昼間の街はサトルには眩しい世界に感じていた。
　久しぶりに昨夜から昼までぐっすり眠り、胃袋を満足させようと珍しく昼間の街に出た。
　最近はあまりこの辺りで食事もしなくなっていた。
　高校時代の想い出が甦るのを避けていることもあるが、夜遅くは営業してないからだ。
　懐かしい喫茶店でランチを取ることにした。
「いらっしゃ〜い・・・あれぇ〜懐かしい顔だね〜元気みたいだね」
　マスターが顔を覚えていたようで、親しそうな声をかけてきた。
「まぁね・・・ランチ、コーヒーで」
「あいよ〜、ところで、懐かしいと言えば・・・もうひとり珍しいひとが来てるよ」
　サトルはいつも座っていた席に女性が座っているので、その横の席に座った。
「あらっ！久しぶりね〜どうしてるの？」
　サトルが高校生の時の家庭教師で、サトルの初めてのオンナだった。
「大学休学中さ！先生こそ、こんなところで何してんの？」
「わたしは、あなたの母校の教師になって、今日は半日だったから・・・ここでランチよ」
「へぇ〜そうなんだ・・・そう言えば、教師になりたいって言ってたかな？」
「家庭教師の頃、出来の悪い生徒を持ったおかげで、いい勉強になったわ〜」
「そりゃ、感謝されたいもんだね〜」
　どこかぎこちない会話が、過去に何かがあったことを物語っていた。
「それで、今、何処に住んでんの？」
「この先のコーポ・セーヌよ、それより何で休学なの？」
「先生には関係の無いことだよ！・・・マスター、やっぱ、出直してくるよ！悪いけど・・・」
「ちょっと、待ちなさいよ〜・・・・・・、ったく・・・仕方がない子ね〜」
　店を飛び出したサトルはイライラしていた。
（何で、あんなに平気な顔してオレと話せるんだ！ちくしょう〜）

　もう４年も前の話になる・・・
　当時、高校２年だったサトルは、親からの命令で仕方なく家庭教師を附けられた。
　国立大の２年で教職志望の女子学生だった。
「工藤 圭子〜？どうせ、ガリガリのブスだろうに・・・」
「あら？ガリガリのブスで悪かったわね〜」
　自分の部屋で家庭教師を待っていたサトルは、ビックリして振り向いた。
「まったく、この子は・・・すみませんね〜先生、ひとつ、よろしくお願いします」
　母親が家庭教師の圭子を連れて来ていたのだ。
「ブスの工藤 圭子です。サトル君ね、よろしく・・・今日から大学受験まで徹底的に勉強してもらうわ〜」
（まいったなぁ〜心象悪いよな・・・国立の２回生って言うから、ブスだと思ってのに・・・。ヤバイぐらいにいいオンナじゃない〜顔もスタイルもグンバツだよ・・・）
　いいオンナが相手だと馬鹿な成績もみっともないので、自然と成績は上がっていった。

　そんなある日曜日のこと・・・、両親は知人の結婚式で留守にしていた。
　サトルは圭子が来るのを待っていたが、知らないうちにベッドで寝てしまっていた。
「こんにちは〜工藤です・・・あれっ？まぁ、いいか・・・」
　最近は成績が上がってるので、両親は圭子のファンで家族同然の扱いだった。
「サトル君〜」
　圭子はサトルの部屋のドアを開けてふざけながら声をかけた。。
「まぁ〜こら！起きろ！」
　圭子は寝ていたサトルを見つけ、掛け布団を剥がした。
「あっ！・・・」
　サトルは裸で寝ていて、股間から勃起した肉棒が天井を指していた。
「なんだよ〜？あっ、先生・・・！」
「な、何してんの？時間でしょ！」
　時計を見ると、確かに１時を指していた。
（ヤバイ！ハダカだ〜しかも、立ってるよ〜見られたよな・・・）
（すご〜い、高校２年っていうと、もう大人と同じなんだ〜見ちゃった・・・）
　ふたりとも硬直したように動けず、時間だけが過ぎていった。
「は、はやく服を着て椅子に向かいなさい！」
　圭子はやっと自分を取り戻し、サトルを一喝した。
「でも・・・先生、見たんだろ？オレの立ったオチ××ン・・・」
「えぇ、仕方ないじゃない・・・わたしは見慣れているから、気にしないわ〜」
「オレは気にするよ！初めてだぜ、女の人に見られたの・・・しかも、相手が先生だなんて・・・」
「わたしじゃ困るの？」
「あぁ・・・オレ・・・先生に憧れてたんだ・・・だから、頑張って勉強して、気に入られようと思って・・・それなのに・・・何の予告も無く、見られたんだぜ！ショックに決まってるだろ！」
　圭子は純粋なサトルの気持ちが嬉しかった。
「ありがとう〜嬉しいわ、そう言ってくれて・・・、でも、どうしようもないわ・・・」
「じゃぁ、先生・・・オレの想いを遂げさせてくれよ〜」
「えっ？想いを遂げる・・・って？」
「だから、オレ、初めての経験は先生と・・・って、決めてたんだ！」
「でも・・・それとこれとは・・・」
「いいからこっちに来て、もう一度見てよ！オレが先生を想ってこうなってるのを・・・」
　圭子はサトルに半ば強制された形でベッドに近づいて視線を向けた。
（うわぁ〜さらに大きくなってるわ・・・わたしが経験したオトコの中では一番だわ）

　圭子は大学になってすぐに初体験した。
　地方から出てきて淋しかったせいもあり、優しくしてくれた同じ大学の男と付き合ってまもなく、誘われるがままに経験した。
　セックスは、高校生の時に聞いてたより良くなかったが、肌の温もりが欲しかった。
　しかし、１ヶ月足らずで男に新しい彼女が出来て、突然の別れとなった。
　高校時代から美人で才女だと評判だった圭子にしてみれば、振られるなんて考えられなかった。
（失礼しちゃうわ〜わたしのようなイイ女を袖にするなんて・・・）
　そして、その後、すぐに違う男と関係したが、やはり長くは続かなかった。
　圭子のプライドの高さが、男には窮屈で面白味のない女に映ったのだ。
　それでも、男の別れる理由を聞いた後、しばらくの間、自分の性格を見直そうと頑張ったが、その頃には、もう、圭子を誘う男はいなくなっていた。
（やっぱり、きれいでスタイルがいいだけじゃ、ダメなんだわ・・・）
　その後、久しぶりに付き合った男には従順な女でいたのだが、あまりにも従順すぎて、やはり面白くないと言われ別れたのだった。
（何で・・・？あの人の言うとおりに恥ずかしい格好でセックスもしたのに・・・
咥えろと言われれば何処であろうが素直にしゃぶってあげたのに・・・どうしてなの？）
　圭子は、もう男は分からないから・・・と、遠ざけていた。
　そんな時、サトルの家庭教師の話があり、高校生相手だからと引き受けたのだった。

「ごめんね〜サトル君・・・、わたしって気が回らないつまんない女なの！ こんなわたしじゃ、あなたの初めての相手に相応しくないわ〜」
「そんなこと、無いよ！絶対！オレ・・・本当に初めて女の人を好きになったんだ、先生を・・・。だから、大学に合格したら、先生に申し込もうと思ってたんだ、付き合って欲しいと・・・」
「だって、あなたはわたしより３つも年下なのよ、からかわないで・・・」
「マジだよ！先生は美人でスタイルも抜群だけど、それより、オレを教えるのに必死になって・・・先ず、オレを理解しようと頑張って、オレが挫けないように思い遣ってくれて・・・オレは、そんな先生の優しさが好きなんだ！」
　真正面から、好きだ・・・と言われ、その真摯さが圭子の胸に響いたのだった。
　圭子は直立不動に勃起したサトルの肉棒を握り締め、サトルの口唇に優しくキスをした。
「わたしで・・・いいのね！」
「うん！先生じゃなきゃダメ！」
　圭子は、その言葉に純粋な喜びを感じ、サトルを愛しく思った。
「先生じゃなく・・・圭子、よ！」
　圭子は立ち上がって、自分で服を脱ぎ始めた。
「圭子さん、僕が・・・」
「いいの！サトルは、脱いでるわたしをしっかり見てれば・・・」
　サトルは、一枚一枚ゆっくりと脱ぐ圭子の姿を見て、限界にきていた。
　全て脱ぎ終わると、サトルの手を取り立たせ、しっかり抱き合い口唇を重ねた。
「先生、じゃなかった、圭子さん・・・オレ、もう、出そうだよ」
「仕方ないわね〜若いし初めてだし・・・女の人の裸見るの初めて？」
「う、うん、写真やネットでは何度も見たけど・・・こうして見るのは初めてだよ！」
「じゃぁ、そこに座って！」
　圭子はベッドにサトルを座らせ、自分はサトルの開いた両足の間に入り床に座った。
　血管が破裂しそうに浮き出て堅く太くなった肉棒を口の中に咥え、右手で扱き始め、左手では玉の入った袋を優しく揉んだ。
「うっああああ〜・・・あぅっ、もう、もう・・・イッちゃうよ〜」
「ジュパァ〜・・・、いいわ、飲み込んであげるから、出して！」
　圭子は吸っていた肉棒を口から抜いて、優しい瞳で射精を促した。
　亀頭の周りを舌で舐め回し、肉棒のウラ筋を擦りあげるように扱かれ、サトルはアッと言う間に圭子の口の中に射精した。
「あっっっぁああ〜〜〜」
　サトルの若い勢いを全て口の中に受け止め、一気に飲み込んだ。
「圭子さん・・・全部飲んでくれたの？」
「そうよ、だって、サトル君の想いが凝縮されてるんだモノ、飲み込むのは当然よ〜」
　その時、サトルは本気で圭子を好きだと自覚した。
　さらに、圭子はサトルの射精したばかりの肉棒を舐め回した。
「うっ・・・あっ、いぃ・・・っ、あぅ・・・っ、あぁぁ・・・・・・」
　サトルの肉棒は圭子の口技ですぐ大きさを取り戻した。
「今度は、少しは長く持ちそうね！だって、わたしを愛してくれる前にイッちゃたら、困るものねぇ〜・・・今度は、わたしを感じさせてくれる？」
　圭子はベッドに仰向けに寝て、サトルの愛撫を待っていた。
「圭子さんは、やっぱり最高だ！初めてだから上手くないけど・・・」
　サトルは懸命に圭子の乳房や淫壷を舐めた。
「うわぁ〜これが圭子さんのオマ×コなんだ〜・・・きれいだなぁ〜」
　サトルは夢中で舐めたり吸ったりして圭子を存分に味わった。
　無茶苦茶で乱暴な愛撫だったが、圭子にはその姿勢が嬉しくて興奮を煽った。
「いぃわ〜そう・・・そうよ、指を入れて感じさせて・・・」
　圭子は言葉にして言うのは初めてだった。
　恥ずかしかったが、それがまた快感に思えていた。
「あぁぁああああ〜〜〜うっ、ぁああっ・・・い、いぃ〜・・・・・・」
　サトルの指が淫壷の中を弄るのが新鮮な感じで、圭子は大きな喘ぎ声をあげていた。
「圭子、・・・さん、もう、入れたい・・・」
「はぁ、はぁ・・・・・・いいわよ、その太いのを入れてぇ！」
　サトルはきれいな圭子の下の口に感激しながら堅くなった肉棒を深く挿入した。
「あっ、ぁぁあああああぁああぁぁぁ・・・・・・あぅ、あぅ、あぁん〜あぁぁ〜ん・・・・・・」
「圭子さんの中・・・気持ちがいぃ〜〜っ、はうっ・・・あっ、あっ、ぅぅぅううう」
　サトルは何が何だか分からないまま、必死に挿入を繰り返し、やがて射精感が込み上げてきた。
「もう、・・・もう、イキそう〜・・・ふぅ〜あっ、うっ・・・」
「いいわ〜そのまま、中に出しても・・・激しく！もっと激しく突いてぇ〜！」
「あぅ、あぅ、あぅ・・・あっ、あっ・・・・・・いぃっ、いっ・・・くぅうううう〜〜〜〜」
　最後の一滴を振り絞ったサトルは、圭子の身体の上に重なって力尽き、口付けを交わした。
　この日から、ふたりはサトルの親の目を盗んでは交わり、圭子はサトルに知っている限りのセックステクニックを教えた。
　数ヶ月も過ぎると、サトルは立派なオトコになっていた。
　テクニックも持久力も身につき、圭子を悦ばす術も心得てきていた。
　サトルが次に圭子に求めたのが、アナルセックスだった。
　圭子は嫌がったが、サトルはどうしてもとせがんで、圭子の了解を得た。
　サトルは、圭子の乳房の大きさや形も申し分なく気に入っていたが、一番好きだったのは、圭子の引き締まって張ったお尻だった。
　吸い付くような肌触りと盛り上がった形は、サトルを魅了した。
　そうなのである・・・・・
　サトルが女性のお尻に固執するのは、この時の経験から始まったのだった。
　懸命に菊の蕾の固さを解し、肉棒を入れるまでにかなりの日数を費やし、とうとう圭子を肉棒で感じさせイカせるに至ったのだった。

　お互いを感じさせ充実したセックスライフが続いた、ある日・・・、
「サトル・・・これで、お別れしましょ！」
「どうして？！」
「大学も決まったし、わたしも、教員になる訳だし・・・ここが岐路よ！
　お互い、違う道を歩いて、また、交わることがあれば、それはその時に考えましょう」
「圭子・・・もう、飽きたの？オレに・・・誰か好きな男でも出来たの？」
「分かって！サトル、これが、今はお互いの為なのよ！」
「分かんないよ〜！！何が、お互いの為なんだよ〜！！」
「いいわ、そのうち、分かる日が来るから・・・きっと、来るから・・・・・・」
　そうして、圭子との別れが訪れ、訳の分からないまま、今日に至っていたのだった。

　サトルは喫茶店を飛び出してきたことを、少なからず後悔していた。
　どうしてあの日、別れなければならなかったのか？・・・未だに答えが見つからなかった。
　ふと、圭子が言ってたのを思い出した。
『この先のコーポ・セーヌよ・・・』
　行けば、どの部屋に住んでいるのか、分かるだろうと思ったが逡巡していた。
　日中のうちに母校の高校を訪ね、圭子の教室を確認した。
　それから、暗くなるまで目的も無く街を歩き、通りを歩く女の尻ばかりを物色していた。
（今日は、いい尻に出会わないなぁ〜今度、大学の絵画のモデルでも見てこようかな？）
　夜も更けた頃、例のコーポ・セーヌを訪ねた。
「203号 工藤 圭子・・・２階かぁ〜」
　下から見上げると、203号には灯りが点いていた。
「居ることは居るみたいだけど・・・」
　サトルは圭子への想いが、顔を見ると、かえって逆に出てしまうのを怖がっていた。
　しばらくすると、灯りが消えた。
「どうするんだ・・・このまま帰るのか？」
　自問自答しながら時間だけが過ぎていくのをもどかしく感じながら、どうにもならなかった。
「やっぱり・・・行こう！」
　意を決してサトルは圭子の部屋の前に立った。
　呼び鈴を押す手がどうしても出ない。
（情けないなぁ・・・そうだ！忍び込んで・・・・・・）
　サトルはピッキングの道具を取り出し、ほんの何秒かで開錠した。
　静かに中に入り施錠し、そのまま圭子が寝ているベッドまで、薄明かりを頼りに進んだ。
　圭子は気持ち良さそうに寝ていた。
（久しぶりに見る寝顔だな・・・あれから３年か、・・・もう何人の男と関係したのか？）
　そう思うと、無性に圭子が憎らしく思えてきた。
（他の男とヤレても、オレとはヤレなかったってことか・・・？）
　ガムテープを２枚用意し、圭子の口と目を塞いだ。
「うっ、ぅううううう〜〜〜」
　呻きながら圭子はバタバタと暴れだした。
　サトルは布の紐で手と足を結び、動けなくしてから灯りを点けた。
　４年前と変わらないスタイルに思えた圭子の身体を、背を丸めたような格好にして固定した。
　圭子は全身を揺すってもがくが、どうにも動ける状態では無かった。
　圭子の寝姿は、パンティ１枚だけで、昔から寝る時はブラを外していた。
　サトルは丸まって尻を広げている圭子のパンティをカッターで裂き、尻を剥き出しにした。
（このオレだけの圭子の尻を、３年の間、誰に使わせたのか・・・？）
　淫壷から菊蕾までを、こよりのような布で何度も繰り返し愛撫した。
　最初は抵抗していた圭子も諦めた様子で、サトルの愛撫に次第に感じ始めていた。
　淫壷から蜜が溢れ滴り始めていた。
（襲われて感じてるのか・・・つまり、誰でもいいってことか・・・）
　そう思うと、ゆっくり感じさせようという気はなくなり、肉棒を淫壷に突っ込み、指を菊蕾に入れた。
　激しく・・・なおも激しく・・・サトルは犯すように突いた。
　圭子が身を捩って感じていたが、サトルにはどうでもいいように思えた。
（相変わらず締りのいいオマ×コだな〜お尻の穴も連動して締まって・・・いい尻だよなぁ〜）
　３年経っても相変わらずの名器ぶりに、サトルは一層燃えて、菊蕾に肉棒を入れ直した。
「ぅぅううううう・・・ぅ〜ぅ、う〜っ・・・ぅぅっ・・・ぅうううっ、うっ、ぅぅううう〜〜〜〜」
　サトルが菊の蕾の中に肉棒を挿入して出し入れを始めると、明らかに淫壷とは違う反応をした。
（３年前と同じだ・・・前より後ろのほうが圭子は快感が強かったんだ・・・）
　邪念を捨て肉棒の快感に集中すると一気に射精感が起こり、圭子の菊蕾の中にドクドクと出した。
　圭子が快感に酔っている隙に、縛った紐をカッターで切り、自由になるようにして戸外に出た。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・やっぱり、圭子の道具は最高だ・・・・・でも、どうして素直になれないんだ？」
　通りを曲がってしばらくして止まり、呼吸を整えていた。
「オレって、最悪だなぁ・・・・・、好きなオンナにあんな真似して・・・」
　憂鬱な影を引き摺りながら家路に着いた。

　翌日の朝、圭子からの電話だった。
「昨日の夜中、わたし、部屋に忍び込んできた男に犯されたの・・・前も後ろも・・・・・・、最初は抵抗したけど・・・最後は何度もイッちゃったわ、３年ぶりだったのに・・・、こんな淫乱な女でも話したかったら、今日、教室に逢いに来てくれる？　逢う価値もないと思ったら、それでもいいの・・・」
　一方的な電話で切れた。
　サトルは圭子に逢わす顔がないと思っていた。
　自分勝手な思い込みで、正体も明かさずに犯すなんて・・・。
（圭子はどういうつもりで電話してきたんだろう？
　本当は大人になった男と女で逢えるはずだったのに・・・、オレだけが子供で・・・。
　あれっ？そう言えば、『３年ぶりに・・・』って言ってたような・・・、と言うことは、３年前にオレと別れて、やってなかったってこと？・・・でも、なのに、オレは・・・）
　後悔ばかりが頭の中をぐるぐる回り、出口の無い迷路に迷い込んだ気分だった。
　昼過ぎて、とにかく学校に向かった。
　圭子が担任の教室を覗くと、生徒の姿は無く、外で体育の授業のようだった。
　教室の中に入り、椅子に座ると、様々な想い出が甦ってきた。
（どうしてこんな無為な時間を過ごしてるんだろう？）
　今の自分が無性に情けなく、圭子と一緒に過ごした時間さえ汚れた想い出にしたような・・・。
　圭子がいつも立っている教壇に立つと、涙が自然と溢れてきた。
（素直になろう・・・全てを圭子に話し、もう一度、ゼロから始めたい・・・）
　廊下が賑やかになってきた。
（おっと、６時間目が始まるのか・・・困ったなぁ〜出れなくなったぞ・・・）
　サトルは急遽、教壇の下に隠れた。
　やがて６時間目のチャイムが鳴り、教室は静かになり先生が入ってきた。
（ヤバイ・・・何の授業だよ〜圭子は何処にいるんだ？）
　先生は教壇の前に立ち、生徒に声を掛けた。
「はい、それでは試験始め！」
　圭子の声だった・・・。
　圭子は教壇の後ろに回り、椅子に腰をおろした。
　目の前に圭子の生脚が２本、少し開いた膝頭の奥には白い布が、見えていた。
　サトルは膝頭の間を抜け、白い布を指で突付いた。
「あっ！？・・・すみません、何でもありません・・・さぁ、続けて」
　圭子が少し身体を引いて教壇の下を覗くと、サトルと目線が合った。
　圭子は教壇にくっつくように椅子を前に出して、何事も無いような顔をして教室内を見渡した。
　サトルは太股の内側を摩り、白い布の中心を縦に擦り始めた。
「うっ、ぅぅぅ、ぅぁっ、っ・・・・・・」
　声を出せない圭子は、俯き加減になって必死に堪えた。
　サトルは圭子の尻を浮かすように指で催促した。
　圭子が少し腰を浮かし気味にすると、サトルは圭子の白いパンティを指で引っ掛け前にずらした。
　圭子の２本の美しい生脚を白い布が徐々に膝のほうにずれてきて、ストンと足首に落ちた。
　サトルはゆっくり両足からパンティを抜き、ポケットにしまった。
（よく見えないけど、ノーパンって言うことは、アソコが見えてるってことだよな・・・）
　サトルは嬉しそうにスリルを楽しんでいた。
（生徒にバレれば、その時はその時さ！）
　サトルは前に寄って圭子の両脚を開かせ、その間に自分を置いた。
（スカートがタイトでなくて良かったよ〜）
　手のひらを上にして中指を伸ばすようにして圭子の淫壷を捉えた。
　淡い少し縮れた毛の下は溢れた蜜で湿っていた。
（うわっ、濡れてる・・・黙って許してるってことは・・・続けてもいいてことだよな〜）
　中指を濡れたワレメから奥に入れると、生温かいヌルッとした感触で包まれた。
　その中を掻き回した後で指を鍵状にしてＧスポットを押し、そのまま前後にスライドさせた。
「うぅあっ・・・ぅっ、あっ、ぅぅぅあっ・・・ぃぃ〜ぃ・・・ぃ、ぃ、ぃっ・〜〜」
　圭子は座っている尻を前にずらせ、サトルの方に押し出すようにして快感に耐えた。
　イキそうなのにイカないようにして、さらに生徒に知られないようにするのは至難だった。
　サトルが淫壷に顔を埋め舌で舐め始めた時は、もうダメかと思うほど感じていた。
　額から汗が流れ、暑くも無いのに何度もハンカチで拭った。
　喉が渇き、カラカラした喉の奥が、唾液も出ないほど渇いて痛く感じた。
　息が次第に荒くなり、まるで高熱で魘されているようだった。
　生徒は幸いにもテストに夢中で気づくものはいなかった。
　やがて終了のチャイムが鳴った。
「はい、後ろから前に送って・・・そのままにして、帰っていいわよ〜」
　圭子はノーパンのままテスト用紙を回収して戻ってきた。
「んんっもぉ〜・・・昨日といい、今日といい、どうしてあなたはそうなの！？」
　生徒がいなくなった教室で、圭子は声を抑えてサトルに言った。
「やっぱり・・・オレだと気づいていたんだ〜」
「当たり前でしょ！最初は分からなくて怖かったけど、愛撫の仕方が３年前と同じだった」
「ごめ〜ん・・・素直になれなくて・・・それで、つい・・・、でも、圭子が恋しくて・・・」
「ったく、もう〜・・・、いつまで経っても子供なんだから・・・・・・それじゃあ、あの日、必死の思いで別れた意味が無いでしょ！」
「・・・だね！進歩が無いよね、これじゃあ・・・」
「でも・・・嬉しかったわ〜本当に久しぶりに感じちゃって・・・やっぱりサトルだ、って思って」
「オレも、この感じは圭子だ、って、嬉しかったよ」
「どうするの？これから・・・」
「うん・・・圭子に相応しい男にならないと、って、今、やっと分かったよ」
「ホント？なら、嬉しいけど・・・早くしてくれないと、わたし、おばぁちゃんになるわよ〜」
「いいよ、おばぁちゃんでも・・・オレ、圭子が皺くちゃになっても、感じさせちゃうよ」
「へぇ〜〜〜、よ〜く覚えておかなくっちゃ！」
　窓の外が次第に暗くなるのも忘れ、圭子は独り言を言うようにしてサトルと話し続けた。
　校舎内にふたりきりになっても、そのまま・・・話し続けた。
　圭子の愛しい太股に挟まれて、サトルはやっとトンネルの出口を見つけた気がしていた・・・。