ちょっとしたキッカケで、カウンセリングを受けることになった。
　あの看護師の亜希の紹介で、ある大学病院のインターンなのだが・・・、亜希も先生に頼まれて、よく知らないらしい・・・。
　それで、どんな人かも知らないで行くことになったのだ。
（仕方ないか〜亜希の頼みじゃ、聞かないわけにもいかないし・・・）

「へぇ〜研究室かぁ、立派なもんだなぁ」
　コンコン・・・
「失礼します、上川 サトルですが・・・」
「はい、どうぞ・・・お入り下さい」
　ドアを開け中に入ると、白衣姿の若い女性が机に向かっていた。
「あの〜？」
「ちょっと待っててね、その辺に座ってて、すぐに終わるから・・・」
「・・・・・・・・・」
　しばらくすると、白衣の女性は椅子から立ち上がり、薄いメガネを外してサトルの方に来た。
「ごめんなさいね〜研究レポートをまとめていたので・・・。それで・・・あなたは・・・」
「カウンセリングを受ける上川です。看護師の・・・」
「あぁ、すみませんね、わたしの方で頼んでおきながら・・・、じゃぁ、こちらにどうぞ」
　別の部屋に通され、リクライニングチェアに座らされた。
「わたしは、湯川 麗、この大学病院でインターンをしてます。精神医学を専攻していて、将来はカウンセラーとして、いろんな原因で悩む人たちの心を救ってあげたいと思ってます」
「はい・・・」
「そこで、今日、いらっしゃっていただいたのは、被験者として協力して欲しいと思いまして」
「はぁ・・・」
「あなたは、現在、大学を休学中で、目的を具体化できず、自分をも見失いかけていると・・・、そういうお話を聞いたので、本当にわたしの勉強の為にいろいろお聞かせ願いたいと・・・」
「それで・・・具体的には何をお訊きになりたいのですか？」
「はい、先ずは、どうして大学を休学しようと思ったか？ということですが・・・」
「高校時代には大学に入るという目的があって、勉強も努力したのですが・・・、大学に入ってから周囲を見渡した時に疑問が次第に膨れ上がってきまして・・・、１，２年の頃は、まだ良かったのですが、専門課程に入ってから分からなくなりました」
「何が・・・ですか？」
「ひとつは、自分がやりたかったことは、果たして本当にこれなのか？という疑問です。さらに・・・、周りの学生を見ていても、その学問を究めるために入ったという学生は、ほとんど皆無に近かった、ということ。そして、大学を出た後の進路になると・・・、もう、ほとんど、何が何だか分からなくなったのです」
「それで・・・休学、ですか？・・・実際に、休学してからは、どうですか？何か見えましたか？」
「それが見えてれば、今、ここに居ないんじゃないですか？」
「あぁ、そうですね・・・」
「湯川 麗さん、あなたと自分では年齢もあまり違わないから、心理を分析しやすいでしょう？」
「えぇ、まぁ・・・、そうですねぇ〜・・・・・それでは・・・今、何が一番楽しいですか？」
「楽しいことですか？・・・何でも言っていいんですか？」
「えぇ、構いませんよ、ここには、わたしとあなた以外は誰も居ませんから・・・」
「そうですか・・・、じゃあ・・・・・・、一番は『犯す』ことでしょうか」
「はぁ・・・？犯す・・・って？」
「文字通り、女性を犯すことです。一般的に犯罪と言われていることです」
「そ、そうですね・・・、でも・・・本当に、してるんですか？」
「はい、楽しいですよ〜自分の好みにあった女性を見つけたときの喜び・・・、犯した女性が快感に酔う時の表情を見たときの喜び・・・、さらに、その女性から感謝された時の至上の喜び・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・感謝するんですか？犯したあなたに・・・？」
「そうですよ、今日の段取りをした亜希も、そのひとりですよ・・・彼女に訊いてみれば〜？」
「そのあたりの心理には、とても興味がありますね〜本当の話なら・・・」
「疑うんだったら、もう、何も話さないよ！」
「ごめんなさい！・・・そう言う意味じゃなくて・・・・・、休学して自分探しをする心理と同様、わたしの研究に大きな答えを与えてくれそうな話しですよね・・・・・感謝ですか〜・・・」
「不思議ですか？」
「えぇ、常識的な見地からでは、そういう心理は理解ができません。・・・これからの精神医学は、そういう常識外の心理を理解し、幅を広げるところが大切なことだと思っています」
「難しい理屈は分かんないけど・・・亜希たちに訊いてみれば？自分より、いいんじゃない〜」
「そうですね・・・でも、その前にあなたの接し方を知っておきたいわ」
「オレの？いや、僕の・・・ですか？」
「そう、あなたは、何を基準に女性を選ぶのですか？そして、どうやって・・・・・犯すのですか？」
　麗は少し抵抗感を感じながらも、学術的興味から思い切って訊くことにした。
「僕の場合は、お尻ですね！・・・お尻の形、バランス、これが最低条件です」
「お尻・・・ですか？何故・・・お尻なの？普通は・・・胸が大きいとか、顔がいいとか・・・」
「女性は、お尻ですよ！・・・・・ひょっとしたら、アソコよりも比重が大きいかな〜」
「アソコ・・・って？」
「何言ってるんですか、アソコって言えば、オマ×コしかないでしょ！」
　麗はサトルのストレートな言葉に戸惑いを感じたが、努めて平静を装っていた。
「そ、そうよね・・・、でも・・・分からないわぁ〜どうして？普通は、アソコを犯すんでしょ？」
「そう！もちろん、アソコも犯しますよ・・・、でも、選ぶ基準は、お尻のいい女性です」
「そこ、そこが分からないのよ！どうして、そこにいく訳〜？」
「僕の判断基準ですが・・・僕だけかもしれませんが・・・、女性の人格や生活観などは、お尻の形やバランスに出てきますね！・・・でも、触感も大事にしたいですが・・・、こればかりは、触らないと分かりませんので・・・、外観から判断するしかないですね〜」
「そう・・・・・人格・・生活観・・触感・・・ふぅ〜ん、そうですか〜？」
　麗は疑問だらけという顔で頷いていた。
「それに・・・僕は、犯した女性に悦びを与えないと、満足できないんです。だから、今までに犯した女性の誰ひとりとして、僕を恨んでいる人はいませんよ〜」
「そう〜？そうかしら・・・・・、お尻・・・も、犯すの？」
「えぇ！犯すというより、悦びを感じさせる・・・といことかなぁ〜」
「お尻って・・・感じるの？それで・・・あなたは何を得られるの？」
「満足感・・・達成感・・・・・・、いや、共有する気持ち・・・共感・・・思い遣る心・・・互いの飛躍・・かな」
「単に自分の持って行き場の無い欲求の捌け口として女性を犯してるだけじゃないの？」
「・・・・・・確かに、最初はそうだったと思います。でも・・・今は違います」
「分からないわぁ〜どうして、犯すことに理屈をつけるの？所詮、セックスでしょ！しかも、一方的な欲望を押し付ける・・・犯した後から正当化するように聞こえるわ」
「湯川さん・・・あなたのセックスはマニュアル通りなんでしょうね〜それで満足ですか？」
「えぇ、そうかもしれないけど・・・わたしは満足してるわ」
「それでは、お尻も愛してもらってますか？」
「えっ？いやだわ〜お尻は排泄するところで、外から何かを入れるところじゃないわ」
「別に、浣腸するとか、そういうことを言ってるんじゃなく、可愛がってもらってるかどうか？」
「まぁ、前戯の時に撫でられることもあるわ〜」
「その時に、感じますか？」
「少しぐらいは・・・気持ちがいいなぁ〜程度は・・・」
「乳房には男は皆、愛着を持ちますが、大きければいいと言うものじゃないと思いますよ、やはり・・・形、柔らかさ、張りなどを含めた大きさであって、ただデカイだけじゃ・・・・・・。
　男の心理は、母親への郷愁もあるだろうし、無いものへの憧れも・・・、同時に、お尻に対しても同じようなことが言えますよね〜男性の心理分析もしてるんでしょ？」
「してますよ！・・・でも、わたしには、あなたが自己正当化の為の方便に聞こえますが・・・」
「・・・・・・・・・」
「それでは、男性は女性の何に強く惹かれるのでしょうか？・・・お分かりですか？湯川さん」
「優しさ、思いやり、美貌、スタイル・・・いろいろでしょ、状況によるわ〜」
「確かに・・・でも、たったひとつだけ・・・男も女も同じ、真実、じゃないでしょうか？」
「・・・・・・」
「そして、あなたは、失礼ですが・・・、真実が見えていない」
「えっ？！どう言うこと？」
「あなたの中では、このままでは、僕が女性の素敵なお尻に惹かれることや、犯された女性が僕に感謝すること・・・など、絶対に理解も分析も出来はしない。違いますか？」
「そう、そうね・・・」
「あなたは医者だから言いますが、あなたが理解分析したいのなら、提案があります」
「提案ですか？それを受け容れれば、理解が出来ると言うのですか？」
「まぁ、あなた次第ですが・・・それに、見てみないと何ともいえない部分もありますが・・・」
「いいですよ！このままでは、わたしも前に進めませんし・・・」
「そうですか！それでは、今、ここで、すぐに僕にあなたのヌードを見せてください」
「はぁ〜？な、何を言うんですか！まったく・・・ホントに良く分かんないわね〜」
「それじゃあ、一生、人の心理、真の真理など、分かるはずもない。第一、今さっき、僕に約束したでしょ！理解するためなら受け容れると・・・、あれは嘘なのですか？」
「・・・・・・。分かったわ・・・、その代わり、答えをしっかり出してもらいますよ！」
　麗は自尊心を揺すぶられ、自分のプライドにかけても何とかしたいと思った。

　憤慨した表情を感じさせながら、サトルの目の前に立って衣服を全て脱いだ。
「これでいいの？わたしは確かに医者ですから、男女の裸は見慣れているけど・・・早く答えを！」
「そう、慌てないで下さい。それでは、せっかくのあなたの美貌が台無しですよ〜・・・・・・。
　前を隠さないで、自然体で・・・前から横を向いてください〜そう・・・それでは、後ろも・・・」
　サトルは麗をさりげなく誉め、その場でぐるりと回転させた。
「いやぁ〜気づきませんでしたよ・・・」
「な、何がですか？」
「いえね・・・、あなたが、これほど美しいとは・・・」
「何言ってんの？誉めれば得られるの、解答が・・・？」
「だから・・・落ち着いてください、美しい人は常に美しくあれ！と言うのが、僕の信条です。
　湯川さん、あなたは、ご自分でいい女だと思ってますか？」
「えぇ、まぁ、そこそこだと・・・」
「とんでもない！自覚が足りませんね〜あなたは本当に、いいオンナかもしれませんよ」
「・・・かも、って、どう言うこと？」
「もう少し、見てみないと・・・今、言えることは、あなたは、ご自分が自覚している以上に、いいオンナだと言うこと。目鼻立ちの整った知的な美人、スラリとしたスタイルの持ち主、細くて長い首、上向きに膨らんだ形の良い乳房、腰から流れるようなヒップライン、引き締まった太股に長い脚・・・外観的には申し分のない女性です」
「外観的には・・・って、どういうこと？」
「あとは、中身次第でしょ？いくら外観が良くても中身が粗末では・・・」
「それと、あなたのお尻の話しや犯す心理と、どう繋がるのかしら？」
「あなたは・・・ご自分のお尻がどんな形をして、男性にどう思われているか、お分かりですか？」
「そんなこと・・・、今まで意識もしたことないのに、分かるはずもないわ」
「それでは、僕が解説しましょう・・・後ろを向いてください。いいですか、先ず形です・・・」
　そう言いながらサトルは麗のお尻の表面を上から太股までスゥ〜と撫でた。
「な、何を・・・！？」
「いいから、静かにしてください。でないと、お教えしませんよ！」
　麗は、しぶしぶサトルに従った。
「腰骨から尾てい骨にかけて、スノボー競技のような滑らかにカーブを描いています。
　これは、数多くいます。が、その上に柔らかな肉がつき、素晴らしいスロープになってます。
　これだけでも、素晴らしいお尻と言えます。さらに、この下へのラインです。
　太股へのラインは、弛んだりダブついたり、必要以上に肉がついたりしてるんですが、あなたの場合は、キュッと締まって丸みを失わないでいる。極上のお尻ですね・・・」
「そ、それで・・・、だから、どうなの？」
　意外な指摘に麗は戸惑っていた。
「ちょっと、失礼します」
　そう言うや否や、サトルは麗の尻を味わうように手のひらで撫で回した。
「あぁっ〜っ、あぁ〜」
「素晴らしい触感ですよ！わぁ〜すごいなぁ〜こんなにいいお尻に出会うなんて・・・」　
　サトルは麗に関係なく、ひとりで興奮して喜んでいた。
「あの〜そのお尻は、わたしので・・・、あなたのものじゃないのよ〜」
「あぁ、すみません。あまりに素敵なお尻に出会ったので、つい興奮しちゃって・・・」
「何が、そんなにいいの？」
「何が、って・・・、この吸い付くような触感、肉付きの良さは抜群だったけど、まさか・・・、触り心地までこんなにいいなんて・・・これで、中身さえ良ければ・・・申し分ないんだけど・・・」
「へぇ〜わたしのお尻って、そんな風に男性の目に映るんですか〜そうすると、どう思うの？」
「服の上からだと・・・、直に触りたい・・・舐めたい・・・感じさせたい・・・」
「じゃぁ、あなたが犯すターゲットなのね、わたしは・・・」
「そうですね、どうしても犯したい魅力的な女性ってことでしょうね」
「良かったわ〜街角で出逢わなくて・・・」
「あなたも、男性の身体つきに対して、好みがあるでしょう？」
「そりゃあ、まぁ、少しは・・・、でも、身体は副産物のようなものだから・・・」
「えっ？本当にそうでしょうか？だから、結婚してから性の不一致とかで、離婚するんですね」
「・・・・・・」
「性格や人格は、言うまでもなく大切なことで、基本中の基本です。でも・・・どうでしょうか？　例えば、全て自分の要望にマッチしてるけど、身体が若いのにデブでお腹がブヨブヨ・・・、脚は短くお尻は南瓜のようにドデッとして・・・というタイプと、性格は１箇所気に入らないが胸板が厚く筋肉質で逞しく、身体的要望にマッチしてるタイプと、ふたりの男がいた時に、あなたは、どちらを選択するのでしょう？」
「それは・・・・・・」
「僕はあなたの男性に対する要望は知りませんが、僕だけ見せていただいてるのも何ですから・・・」
　サトルはそう言いながら、着ていた衣服をアッという間に脱ぎ捨てた。
「いかがですか？じっくり見て、ご自分の中にある男性の身体への要望を確認されては〜」
　麗は驚く間もない展開に、引きずられるようにサトルの身体を見ていた。
「どうですか？僕では気に召さないでしょうが・・・ぐるっと回りますよ〜」
　サトルは１回転する間に肉棒を堅く勃起させた。
「アッ・・・！すごい・・・」
　麗は目の前にそそり立つサトルの肉棒に仰天した。
「あれっ？あまり、明るいところで見たことないのですか？・・・じゃぁ、フェラもしたことは〜？
　まさか・・・、アソコやお尻の穴も舐められたこと、無いのですか？」
「えぇ、そうよ！でも、だから、何？イケばいいでしょ、セックスなんて！」
「本当に、そう思っているのなら、お可愛そうに・・・、結婚しても、すぐに離婚のケースかな〜」
「・・・・・・」
「それで、セラピーですか？カウンセリングですか？」
「関係ないでしょ！」
「そうでしょうか？本当にそう思ってます〜？もっと、ご自分を広げたほうがいいですよ〜
　あぁ、すみません。これでは、どちらが精神科医か分かりませんね〜出過ぎました・・・」
　サトルは頭をペコッと下げ、脱いだ服を着ようとした。
「ちょっ、ちょっと、待って！・・・せっかくだから、良く見せていただくわ〜」
「いいですよ〜オチ××ンにも、いろいろありますから・・・男のお尻も多種多様かな」
　麗はサトルの身体を見て回っていた。
「うわぁ〜あなたって、本当に艶っぽいですねぇ〜裸になると・・・・・・
　服を着てる時は分からなかったけど、白い肌が薄くピンクに染まって、血管まで透き通って、きれいだぁ〜・・・・・・」
「あなただって、逞しいわぁ〜素敵な身体つきだわ・・・余計な脂肪はなく引き締まって・・・」
「そうですか、ありがとうございます。少しでも、あなたに共感されて、嬉しいですよ〜」
「それで、中身って・・・どう言うこと？」
「じゃぁ、分かりやすく、言います。今、僕のオチ××ンは勃起してますが、どうですか？」
「どうって？逞しいわね〜」
「でも、それは、あくまでも外観であって、中身ではないのです。見掛け倒しってのもあるし・・・」
「あぁ、そうね〜そう言うことね〜」
「じゃあ、女性の場合は・・・？」
「乳房、オマ×コ、お尻・・・などは、美しいだけじゃ、半分も意味を成しませんよね〜」
「そうね〜男性が扱って初めて真価が判断される、ってことね・・・」
「違いますか？あなたの肌の美しさも、隠していたのでは、分からなかった美しさですし・・・」
「そんなに・・・きれいですか？わたし・・・」
「えぇ！驚くほどに・・・彼氏が羨ましいくらいですよ〜すべてを愛撫してもらってれば・・・」
「・・・・・・今は、ひとりなの、わたし・・・。わたしって、つまらなかったみたいで・・・」
「それは違いますよ！その元彼が、あなたの良さを理解し引き出せなかっただけですよ〜」
「あの〜誤解しないで、あくまでも研究として・・・わたしの良さを引き出せますか？」
「モチロンですよ！！だから言ってるでしょ！犯しても悦ばれるって・・・・・・」
　ふたりは自然と抱き合い口付けを交わし、簡易のベッドに倒れ込むようにして絡み合った。
　興奮して火照った麗の肢体は、色白ゆえに血管が浮き出るように走り、妖艶な感じを与えた。
　サトルは麗の細い首筋から始まり足の指先まで、念入りに時間をかけて愛撫をした。
　肌の感触や麗の反応をひとつひとつメッセージのように受け止めて、答えを微妙な刺激という形で返し続けた。
　麗の反応は敏感なものだった。
　乳首の先を舐めただけで全身を捩り、喘ぎ声を漏らすほどだった。
　そんな麗の淫湿なワレメは周りの肌の色に近く、変色の少ないきれいなものだった。
　溢れ湧き上がる蜜は透明感のある味わいがした。
「麗さん、麗のイヤらしい蜜、美味しいですよ〜もっと溢れさせてください・・・」
　サトルは、麗の昂ぶりを煽るような言葉を、次から次へと囁いた。
「はぅ・・・はぁあ、あっ・・いっ、っはぁあ〜〜・・・あっ、うっっ・・・いっいぃ〜はぁああっ・・・」
　麗の白い肌が全て薄桃色に染まり、より美しい肢体が目の前に映し出された。
「きれい・・麗さん・・・こんなに美しい色の肌って、初めて見ましたよ〜よく言われるでしょ？」
「アッ、ふぅっ・・・あぁん〜なぁに？えっ、そんな・・・あなたが初めてよ、サトル〜・・・」
　小さな敏感すぎる芽は、ひと皮向けたような感じでテラテラと妖しく光りっていた。
　サトルはその周囲から刺激を抑えながら愛撫し、麗の喘ぎに合わせて舐める強弱をつけた。
「あぁあああ〜あぁ、そこぉ〜い、いぃ〜の〜・・・、こんなの初めて・・・・・あぁ、もう・・・・・」
「ダメですよ〜まだ、イッちゃあ〜・・・もっと、感じてもらいたいなぁ〜」
　麗は我慢できない様子で、両脚を閉じサトルの身体を掴んで絶頂感を味わおうとしていた。
　サトルは少し麗が冷めるのを静かに待った。
「ねぇ〜どうしてぇ〜？おねがい・・・続けて！よ〜〜」
　麗は無意識に堅くなってるサトルの肉棒を握り締めていた。
「あぁ〜すっご〜い・・・コレ、コレよ、コレが欲しいの〜〜」
　頃合を見て、サトルは麗の蜜の溢れる壷に指を挿入し掻き回し、また、絶頂を誘った。
「あぁ、あぁ、あぁ、・・・っっはっあぁあああ〜〜っ、あっううっ・・・あっつぅぅぅ・・・・」
　麗は本当に敏感な性感帯を全身に持っていた。
　どこを指で撫でても、敏感になった身体では、すぐにでも絶頂に達しそうだった。
　そこで、サトルは麗をうつ伏せにして、きれいなスロープを描いている尻を撫で回した。
（あぁ〜いぃ感触だぁ〜・・・）
「あぁぁあああああっ、っ・・っ・・は、っぁああああ〜〜〜」
　きれいなラインを描いているお尻を持ち上げ、無意識に突き出して求めている麗がいた。
「あぁ〜ん、あぁん・・・あ、あ、あぁ・・」
　サトルは今が好機とばかりに人差し指にタップリと蜜をつけ、麗の菊状の蕾みを揉みはじめた。
「あぁ・・・・・あっ、うぅ〜ん・・・・・あぅ、あぅふっ・・ぅぅぁっ、っ、っうぅぅ…・・」
　麗はサトルの指の動きに無意識に呼応して、菊の蕾みを開けたり閉じたりしていた。
　浅く指を入れ、その周囲を揉み解すと同時に、素早く引き抜く動きに麗は甘美な快感を覚えた。
「あん・・・あん・・・あぅ、あぅ、ぅあっ・・・・・・あぁ、いやぁ、イキそう〜・・・・・・」
　サトルは麗がイキそうなところで愛撫を止めた。
「今日は、この辺でよしておきましょう・・・」
「えっ？ど、どうして？」
「あなたが素晴らしいからですよ！それで、いかがですか？」
「よく分からないわ〜あなたって人が・・・ここまでやって我慢できるんですか？」
「えぇ、今、射精に拘るより、後日、もっと素晴らしくなっている麗さんを感じたいから・・・」
「でも、この機会を逃したら、後日はないかもしれませんよ！」
「ハハハ・・・失礼！そんなことは、絶対、ありません！必ず、今以上の麗さんと感じあうと・・・、予言しておきますよ〜」
「・・・・・・？？」
「もう、今日は終わりですね？」
「えぇ・・・・・・あの〜ソレは〜？少し・・・触っても・・・いいですか？」
　麗は恥らいながらサトルの肉棒を指差しながら言った。
「はい、どうぞ〜僕も麗さんのような素敵な女性に触ってもらいたいです」
　サトルは麗と入れ替わって簡易ベッドに仰向けになった。
　麗は興味津々といった表情で近寄り、垂直に立っている肉棒に怖々触れた。
「コレって、よく見ると不思議ね〜日頃は小さくなってるんでしょ？」
　サトルはそれに応えず静かに目を閉じていた。
　麗は少し横に張り出した亀頭部分に触れ感触を指で味わって、筒の部分を軽く握り締めた。
「全然、上とは柔らかさが違うんだ・・・こっちはカチカチだけど、皮が上下するわ〜」
　扱く動作をしながら視線は亀頭の先にあった。
「あっ！何か透明な液が出てる・・・ねぇ〜これ、なぁに？」
「それは、潤滑液だよ、君のワレメの中に入りやすくするための・・・」
「それじゃぁ、わたしの中から出てるのと似たようなものね〜ふぅ〜ん・・・」
　麗は肉棒の先をペロッと舌で舐めて味を確かめた。
「無味無臭なのね〜あっ、また、出てきたわ・・・」
　続けざまに舌で亀頭を舐めて、口唇で咥えるようにして吸い取った。
「あっ、ぅぅうううっ、っはぁあっ、っ・・・い、ぃぃいぃ〜〜」
　目を閉じたままで麗の舌の感触を亀頭で感じたサトルは、少し感じた喘ぎ声を漏らした。
「気持ち、いいのね・・・続けて欲しい〜？」
　また、サトルは黙ったまま目を閉じていた。
　もう少し味わいたいと思った麗は、サトルの返事を待たずにスッポリと口の中に含んだ。
　強めに吸い込みながら舌で筒や亀頭を舐め回して、指で玉の入った袋を触っていた。
「あぁっ・・・ぅっ、ぁああっ、っ、っはぁ、・・・っああぅぅ、っはぁっああ〜〜」
「すごい・・・何か、嬉しくなっちゃうわ〜、わたしの愛撫で、こんなに感じてくれるなんて・・・」
「あぅっ・・・っ、ああああっっ・・・ぅわっ、あっつぅぅ・・・あぁ、あぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
「ねぇ〜イキたいでしょ？イッてもいいわよ！ねぇ〜？」
　サトルは閉じていた目を開き、身体を起こし麗を引き離した。
「さぁ、もう、いいでしょ。それじゃあ、今日は、帰ります」
　そう言って立ち上がり、衣服を身に着けてから、麗の肩を抱きキスをした。
「僕の心理は見えてきましたか？・・・僕も彼女たちに感謝してるんですよ〜心に刺激をもらって」
「身体じゃなく、こころに・・・」
「そう、身体はお互いに感じあい高めあい・・・それはそれで素晴らしい結果を得ています。同時に僕は、こころに感じさせていただいて、見えない財産を築いていますよ」
「・・・・・・」
「それじゃあ〜失礼！」
　まったく何の未練も残さず、爽やかな感じでサトルは部屋を出て行った。

　サトルが去った後、麗は裸の自分を鏡に映し眺めていた。
「勉強・・・勉強で机に向かってきたけど、今日は参ったわ〜あのサトルに実地で教わるまで、知らないことばかり・・・耳知識では知っていても、わざわざセックスに関しては調べなかった。自分の身体さえも、ゆっくり眺めることもなかったし、男がどう見るかなども考えなかったわ。言われてみれば・・・わたしって、スタイルがいいみたい・・・・・・」
　嬉しそうな表情で身体を回転させながら何度も上から下まで眺めていた。
　ルルルルル・・・
「あれっ？電話だわ〜誰かしら？・・・・・・はい！湯川ですが・・・」
「僕です。サトルです。実は、ひとつだけお願いがあるのですが・・・」
「なぁに？わたしに出来ること？」
「えぇ、せっかく前も後ろも感じて、男性の視線が麗さんの身体のあちこちに集まることも、感覚として理解されたと思うのですが・・・」
「えぇ、まぁ・・・」
「そこで、明日からしばらく、白衣を着ないでもらえますか？　上はあなたの美しい乳房の盛り上がりが少し見える程度の服を着て、下はノーパンでラインが良く分かるようなパンツやスカートにして欲しいのですが・・・」
「えぇ〜っ？そんなぁ〜どうして、そんなことを・・・？」
「今日の僕とのことを思い出してください！そうすれば、答えは自ずと出てきますから・・・」
「分かったわ・・・ここまでやったんだから、言われたとおりにしてみるわ〜」
「そうですか、きっと学問的にも役に立つはずです。それでは〜」
「あっ！切っちゃったわ〜全く、これでは、どっちがカウンセリングしてるのか？フフッ・・・」
　麗はサトルとの時間を思い出していた。
「彼には言わなかったけど・・・イカせて欲しかったわ〜彼・・・わざと止めたのよね〜何故〜？しかも、自分も中途半端で・・・だから、単なる意地悪でもないのよね〜？　それに・・・今まで味わったことのない快感だったわ〜あのままイッていれば、失神したかも〜　後ろも、前とは違う感覚だけど、イッちゃいそうだったし・・・考えられないわ〜いままででは・・・それと、彼が女性のお尻に執着するのと・・・犯すのと・・・何の因果関係があるって言うのかしら？　あぁ〜あ、ダメねぇ〜完全に彼にやられているわ〜うぅ〜ん・・・・・・」
　麗は迷路に迷い込んだような気がしていた。

　翌日はサトルに言われたようにノーパンにスパッツ、胸が少し開いたブラウスで大学に行った。
　構内に車を停め、研究室まで歩いていると、学生たちの視線が明らかに違っていた。
「先生〜今日は一段と素敵ですねぇ〜」
「先生って、カッコイイお尻なんですねぇ〜」
「スタイル良すぎ〜ですよ、先生！」
　男女関係なく、口々に褒め称える言葉が聞こえてきた。
（うそぉ〜なんでぇ〜？確かに、朝、着替えた時、自分でも見違えたなぁ〜とは思っていたが、これほどとは・・・）
　研究室に入ると、教授からも・・・
「あまり、学生を刺激しないように・・・」
　などと言われた。
　その日、麗は一日中、誰かに見られている・・・と、意識させられた。
　午後、所用で街に出て歩いていても、男たちの視線が痛いほど感じられた。
　特にお尻への視線は、ノーパンのせいもあって、見られているだけで感じてしまいそうだった。
「あぁぁ〜何か、モヤモヤしてきたわ〜」
　帰宅して着替えた時、自分の身体が火照っているのに驚愕した。
「あぁ、どうしたのかしら・・・アソコも後ろもムズムズするわ〜あっ！何、イヤだわぁ〜」
　スパッツを脱いだ時、内側に白濁の染みが出来ていたのに気づいたのだ。
「こんなこと、初めてね・・・」
　翌日は、黒のタイトスカートを穿いて行った。
　後ろから見ると、お尻のラインがふたつの丘の谷間までクッキリとして、盛り上がって引き締まっている形が、より鮮明に分かり、構内の反響もすごかった。
　女子学生からスタイルの良さの秘訣を教えてほしいと頼まれた時は、さすがに困ってしまった。
　自分では意識したこともなかったので、答えようがなかった。
　夕方、食事に行った店では、男たちの視線の強さに閉口してしまった。
　左右にプリプリ揺れる麗のお尻に、通りの男たちは悩殺されそうだった。
「あぁ、堪らないわ〜アソコから、液が滴ってきちゃったわ〜」
　太股の内側を伝う蜜に、麗は慌てると同時に快感の様なものさえ感じていた。

　３日目・・・４日目・・・５日目には、限界を感じて、サトルに連絡を入れた。
「ねぇ〜今晩、マンションに来て！お願い・・・」
　麗は訳も告げず、場所だけを教えて電話を切った。
　それ以上話しをしていると、おかしくなりそうな気がしたからだった。