瑠奈の涙を見た日から、サトルは塞ぎこんでいた。
（何をしてきたんだろう・・・圭子・・・オレは・・・自分の欲望のために・・・）
　どんなに奇麗事を並べても、正当化できない自分が許せなくなっていた。
　心が弱くなった時に思い浮かべるのは、優しい圭子の微笑だった。
　それなのに、今日も瑠奈の求めに応じ、淫欲に狂う時間を過ごしたのだ。
（もうすぐご主人が帰ってくるというのに・・・オレとの行為に夢中にさせてしまい・・・）
　その前の真由という人妻は、ご主人との性生活に満足していったので良かったが、瑠奈の場合は新婚で経験が浅く、サトルによって性の悦びに目覚めてしまったのだ。

「もう・・・今日で終わりにしなくては・・・そう何度も思いながら、とうとう明日よ・・・」
　いつものようにサトルとの淫靡に満ちた時間を過ごした瑠奈は、ポツリと呟いた。
「ねぇ〜サトル・・・別れなくてもいいでしょ！ねぇ〜〜ってばぁ〜」
　サトルは黙って姿を消そうと思っていたが、瑠奈を追い込んだ自分の責任を感じていた。
　責任感だけで瑠奈から離れないと言うのは奇麗事で、淫らに悶える瑠奈の魅力に惹かれていないと言えばウソになった。
　幼く可愛らしい顔と淫らに淫欲に溺れて求める淫靡な顔とのアンバランスは魅惑的で、グラマーな肢体のすべてが敏感に反応する感じやすさにも執着していた。
　日を追うごとに引き締まっていく身体は、成熟していく女性の妖艶さが漂っていた。
　人妻じゃなければ、圭子を忘れてしまうほどの魅力に満ちていた。
（圭子・・・逢いたいよ・・・そして、瑠奈を忘れさせて欲しいよ・・・）
　サトルは自分を情けないと思いながらも、圭子に助けを求めていた。
（これじゃあ、圭子との約束を果たせない・・・）
　ベッドで天井を見つめ物思いに耽ってるサトルの股間に、しなやかな瑠奈の手が這った。
「うっ・・・っはぁ〜〜ぁ、瑠奈、さん・・・あっ、ふぅ〜〜っあぁ〜〜」
　瑠奈の肉棒への愛撫は絶妙になっていた。
「ふぁ〜〜っ・・・サトル、元気ね〜嬉しいわぁ〜〜上から入れちゃうわよ〜」
　ズブッ・・・ズチユ、ズチャ・・・
「あぁ〜〜〜サトルのオチ××ン、わたしの中にピッタリしてるぅ〜〜〜」
「あふぅ〜〜、瑠奈のオマ×コが・・・中が・・・蠢くから・・・あぁ〜〜はぁ〜〜」
「いいの〜？サトルが興奮するくらい、いいの？サトルの感じてる顔・・・好きよ〜」
　最近はサトルのほうが快感に酔っている時が多くなっていた。
　サトルは瑠奈の魅惑的なお尻に手を回し、指を菊蕾に挿入して震わせた。
「あぁぁぁ、っ、・・・はぁ〜〜ズルイ、わぁ〜〜ぁ・・・か、感じちゃう〜〜〜」
　サトルの肉棒を支点に上半身を後ろに仰け反らせ悶える瑠奈を見上げていると、成熟した艶っぽさに思わず下から肉棒を突き上げ両手で豊かな乳房を揉みし抱いた。
「うっわぁああああ・・・サトルぅ〜〜最高よ〜〜はぁふぅ・・・っあぁ〜〜〜」
　ガクガクと身体を痙攣させて絶頂を味わった瑠奈は、身体を前後入れ替えた。
「続けて、バックから突いて！前も後ろもサトルのオチ××ンで突いてぇ〜〜〜」
　瑠奈の淫欲に応え激しく腰を魅惑の尻に打ちつけた。
「はぁ〜〜サトルもイッてぇ〜〜わたしのお尻の上に・・・いっぱい出してぇ〜〜」
　最初は射精を控えていたサトルだが、瑠奈が悦びを覚え成熟していくと共に、瑠奈の口技で口内射精をしたり、豊かな乳房やキュッと締まった尻に射精していた。
（瑠奈の魅力に負けて流されている・・・明日からどうするんだ・・・あぁ〜〜）

　翌日の夕方、瑠奈の夫が１ヶ月間の海外出張を終え帰宅してきた。
「瑠奈〜ただいま！大丈夫か？なんとも無いのか？」
「どうしたの？あなた・・・お帰りなさ〜い、大変だったわね〜」
「新婚なのにヒドイ会社だよな・・・それより、いつも電話だと元気がなかったけど・・・」
「だって、逢えないから・・・」
「そうか・・・僕も逢いたかった・・・」
　夫の川口 秀人は瑠奈の身体を抱きしめ激しく口唇を吸った。
「はぁ〜〜やっと落ち着いたよ・・・うん？瑠奈、１ヶ月の間に身体つきが変わったな〜」
「えぇ〜っ？そぉ〜ぉ・・・？分かんないわ〜自分じゃあ・・・」
（あぁ〜〜マズイ・・・裸になると尚更分かっちゃうわ・・・今夜、するわよね・・・あぁ〜〜）
　瑠奈は夫に話す内容とは裏腹に、サトルとの淫密な関係を知られないことを考えていた。
「いやぁ〜益々、綺麗になったよ！瑠奈・・・淋しかったかい？」
「当たり前でしょ！もぉ〜〜さぁ、早く着替えて！夕食にしましょ〜」
「そうだね、明日は日曜日で出社は月曜日だから、今夜はタップリと頑張るぞ〜〜」
「うぅ〜ん、バカ〜」
（あぁ〜〜ぁ・・・明日は逢えないわ・・・サトル・・・）

　夕食の片づけをしている瑠奈の背中に夫の秀人が抱きついてきた。
「あぁ〜ん・・・ダメよ〜まだ・・・もう少し、待っててネッ！」
「片付けなんか後でもいいだろ〜なぁ〜瑠奈」
「だぁ〜め！先にお風呂に入っててよ〜すぐに終わるから・・・」
（あぁ〜〜どうしよう・・・これから毎日・・・秀人はいいひとだけど・・・）
　久しぶりに見る夫に愛着心が沸かないわけじゃなかったが、どうしてもサトルのことばかりが頭をよぎり、自分でもどうしたらいいか困惑していた。

　早々とベッドに入った秀人は、１ヶ月ぶりの瑠奈を早く抱きたかった。
　瑠奈のネグリジェーを引き裂くように脱がした秀人は、渇いた喉を潤す砂漠の民のように、瑠奈の肌に貪るようにしゃぶりついた。
「やっぱり引き締まってるよ〜乳房も腰も、いい身体になってる」
　前戯もそこそこに秀人は瑠奈の淫壷に肉棒を挿入した。
「あぁ〜〜・・・あぁ、いぃ〜〜、瑠奈・・・気持ちいいよ〜」
「あぁ〜わたしも・・・いいわ〜〜」
　瑠奈は秀人に気分を合わせて言った。
　秀人は夢中になって挿入を繰り返し、アッと言う間に瑠奈の中で果てた。
「瑠奈・・・すごい締め付けだね・・・こんなに良かったなんて・・・」
「失礼ねぇ〜久しぶりなのに・・・」
「ゴメン、ゴメン・・・あまりにも具合がいいから・・・」
　秀人は再度、瑠奈の身体を舐め回し、愛撫を始めた。
「瑠奈・・・僕のを・・・舐めて・・・」
「えぇ、いいわ・・・」
　瑠奈は秀人の半ば萎えた肉棒を口に含み舌で包むように吸い始めた。
「うっ・・・あぁ〜〜ぁ・・・はぁうっ・・・あぁ〜ぁ・・・すごい・・・瑠奈、いぃよ、はぁ〜〜」
　瑠奈は秀人の肉棒を舐めながらサトルを思い浮かべていた。
（サトル・・・サトルのオチ××ン、舐めてあげたい・・・どうしてるのかしら・・・）
「あぅっ、あぅ、ぁあああぁ〜〜ぁ・・・瑠奈、もう、いぃよ〜イッてしまうよ〜」
　夢中にしゃぶっていた瑠奈は、ハッとして口を放した。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・瑠奈、どうしたんだい？フェラ、すごく上手くなって・・・」
「あ、あなたが帰ってきたら悦ばせてあげようと、練習したのよ」
「まさか、他の男を相手に練習したんじゃ・・・」
「ば、馬鹿ねぇ〜〜バナナを相手にネットを見て勉強したのよ」
「ふぅ〜〜嬉しいよ〜〜本当に・・・じゃあ、頑張って感じさせてあげないと・・・」
　秀人は瑠奈の言葉に喜んで、再び瑠奈の淫壷に肉棒を挿入した。
（あぁ〜〜ぁ、ダメ・・・サトルじゃないと・・・感じないわ〜）
　瑠奈は秀人に悟られないように喘ぎ声をあげて感じている演技をした。

　翌日の日曜日は秀人と街に遊びに出た瑠奈は、無意識にサトルの姿を捜していた。
　デパートで新しい服を買い、昼食をとりお茶を飲んでいると、サトルが入ってきた。
　瑠奈は胸がドキドキと高鳴り、落ち着かなくなっていた。
「どうしたんだ、瑠奈？顔色が悪いなぁ〜疲れたのか？」
「いえ、何でもないわ！それより、久しぶりに映画でも観ない？」
「そうだな・・・結婚してから一度も一緒に観てないな・・・よし、行くか〜」
　瑠奈はサトルに聞こえるように映画館に行くことを話し、サトルを大きな瞳で促した。
　近くの映画館に向かい、評判のＣＧを駆使した映画を観ることにした。
「久しぶりだね・・・しかし、混んでるなぁ〜」
「そうね・・・座れそうも無いわね・・・」
　瑠奈は秀人の言葉に答えながらサトルの姿を捜しながら、館内の一番後ろの壁についた。
「ここでしばらく様子を見ましょう・・・あなた、この映画好きでしょ！」
「あぁ・・・さぁ、始まるぞ〜」
　秀人は瑠奈の斜め前に立ち、好きな映画に夢中になって見始めた。
　瑠奈はキョロキョロしてサトルの姿を捜した。
「奥さん・・・キョロキョロしてると怪しまれますよ・・・しぃ〜〜っ」
　耳元で優しく呟く声が聴こえた。
「あぁ〜〜〜サトル・・・・・」
　瑠奈と壁との間に入ったサトルは、秀人に気づかれないように瑠奈の背中に密着した。
　瑠奈はサトルの胸に自分の背中を預け、声を聴いた瞬間に愛液が太股を伝うのを感じた。
　タイトスカートの上から魅惑のお尻を撫で、首筋を舐めるサトルに瑠奈は身を震わせた。
「はぁ〜〜やっぱり・・・いぃわ〜〜」
　瑠奈は身体の後ろに手を回しサトルの肉棒を探し、弄るようにして強く掴んだ。
「うっ・・・痛いよ・・・フッ・・・でも、可愛いよ〜〜もっと、擦ってもいいよ・・・」
「嬉しい・・・はぁ、はぁ、わたしのも・・・触って・・・」
　サトルはお尻を撫でていた手で瑠奈の素肌の太股を擦り、付け根まで何度も行き来させた。
「はぁ〜〜〜はふぅ〜はっ、はっ、はぅっ・・・あぁ〜ぁああああっ・・・・・・」
　瑠奈は両脚を少し開いて受け容れ易くし、サトルのジッパーを下ろして肉棒を弄った。
「あまり興奮すると、前にいる旦那さんに気づかれちゃうよ〜抑えて・・・抑えて・・・」
　息を殺して込み上げてくる快感に震える瑠奈は、多くの視線と夫を意識する環境に、かつてない興奮を覚え、後ろ手で不自由な動きしか出来ない手で肉棒を扱いていた。
「はぁ〜はぁ〜はぁ・・・欲しいわ〜あなたのオチ××ン・・・欲しい・・・っぁあああぁ〜〜」
「ほら、じっとして・・・ダメだよ〜抑えて・・・」
　サトルの手は瑠奈の素肌のお尻を擦り、菊蕾と淫唇を指で前後させて弄くり回した。
「はぁ・・・もぉ、ダメ・・・」
「旦那さんに可愛がってもらったんだろ？久しぶりだから・・・燃え上がって」
「イヤッ！言わないで・・・それに・・・感じなかったし・・・わたし・・・」
　サトルはギクッとした。
　瑠奈の哀しい言葉に胸を刺されたような痛みを感じた。
「ゴメン・・・オレがいけないんだ・・・」
「違うわ・・・わたしの問題だから・・・サトルは気にしないで・・・ネッ！」
　萎えてきたサトルの肉棒を必死に扱いてサトルを庇う瑠奈だった。
　肉棒を自分のお尻に導く瑠奈を愛しく感じてしまうサトルだった。
　少し瑠奈のお尻を引き寄せ前屈みにさせて、下から淫壷に肉棒を挿入した。
「はっ、はぁ〜ふぅ〜〜あぁ〜〜・・・うっ、うっ・・・あぁあああああっ・・・」
　声を出せずに悶える瑠奈を支え、前の秀人に気づかれないように挿入を繰り返した。
　ゆっくりと挿入を繰り返し、瑠奈の身体の揺れを最小限に抑えて負担を軽くした。
　スクリーンにクレジットが流れ出すと人の波が押し寄せ、サトルもその中に紛れて外に出て行った。
「いやぁ〜〜良かった・・・瑠奈、どうだった？」
「えっ？はぁ〜ぁ・・・前のほうが混んでて観えなかったわ・・・」
「そうか・・・何か疲れてるみたいだけど、大丈夫か？」
「えぇ・・・帰りましょう〜」
　瑠奈の溜まっていた欲求不満は少し解消されたが、快感に集中できず不満が残っていた。

　マンションに戻った瑠奈は夕食の支度を淡々と済ませた。
（あぁ〜〜ぁ、思い切り声をあげて燃えたい・・・だけど、秀人に悪いし・・・どうすれば・・・）
　悶々とした思いが瑠奈の胸を締め付けていた。
「明日は久しぶりの会社でしょ！早く寝てしっかり備えてくださいね」
「あぁ〜相変わらず優しいんだな、瑠奈は・・・」
　食事を済ませ入浴も終えたふたりは、リビングで寝る前の時間を過ごしていた。
「こっちにおいで、瑠奈・・・疲れてるんだろう〜マッサージしてあげるよ」
「えぇ〜っ？あなた、マッサージなんて出来るの？」
　半信半疑で秀人の傍に行き、うつ伏せになって秀人のマッサージを受けた。
「あぁ・・・いぃ・・・気持ち・・・はぁ〜ぁ・・・」
　肩から背筋、腰から太股まで丹念に指圧をすると、瑠奈は身体が火照ってきた。
　秀人は瑠奈の身体を擦りながら、マッサージから愛撫に変わっていた。
「はぁ〜〜ぁ・・・あぁ〜あなた・・・いぃわぁ〜〜」
　秀人は瑠奈を仰向けにして乳房を揉みし抱き、下腹部から淫唇を舐めていた。
　欲求が高まり全裸になった秀人は、瑠奈の身体も裸にして絡み合い肉棒を挿入した。
「あぁ、あああああ、あっ、あぁ〜〜うぅ、わぁああああ〜〜〜」
　充分に熱くなった身体に挿入された瑠奈は、秀人の肉棒に歓喜の声をあげて達した。
「瑠奈・・・すごいよ・・・イッたんだね？嬉しいよ〜あぁ〜〜僕も、イッくううううっ・・・」
（はぁ〜〜イッちゃった・・・サトルが感じさせてくれていたからよね・・・）
　それでも半分欲求不満気味だった瑠奈は、満足して眠ることができたのだった。

　翌朝、元気良く出社した秀人を見送った瑠奈は、部屋の掃除をしながら考えていた。
（秀人と別れるわけにはいかないし・・・サトルと終わりにするなんて考えられない・・・サトルの時のようなセックスを秀人に求めれば、当然、疑われるわ・・・でも・・・やっぱり自分を忘れるぐらいに悶えたいし感じたいわ・・・前も後ろも・・・秀人に後ろを要求したら・・・変態だと思われるし、誰に仕込まれたかって言われるわ）
　ひとりで簡単に昼食を済ませ、コーヒーを飲みながらサトルを待っていた。
　ピンポ〜ン・・・
　急いで駆けつけた瑠奈をサトルは強く抱きしめ舌を絡めあった。
「逢いたかった・・・ねぇ〜これから、わたしたち、どうなるの？」
　大きな幼い瞳を潤ませてサトルを見つめた。
「僕にも・・・分からないんだ・・・ただ、こうして、ここに来るのは、マズイかも・・・」
「そうね・・・でも、どうしよう・・・逢えないのはイヤよ！」
「・・・・・・・・・」
　サトルは迷っていた。
（このままだと・・・圭子に相談しようか・・・？でも・・・）
　自分が情けない男に成り下がったような気がして仕方がなかった。
「今日はせっかく来たんだから・・・ネッ！いいでしょ、ゆっくりしてって〜」
　人妻の昼下がりの情事・・・
　夫が帰ってくれば、何も無かったような顔ができると言うのも、怖いものだ。
　そんなことを思っても自分の罪は消えないのだが、瑠奈はすでにサトルの肉棒を咥えていた。
「ここじゃあ、外から見えますよ！」
「大丈夫よ！８階だもの・・・ベランダに出てしたいぐらいだわ〜」
　そう言いながら瑠奈はサトルのズボンを下ろし、愛しい肉棒にむしゃぶりついた。
「やっぱりサトルのオチ××ンは美味しいわ・・・逞しいし、わたしにピッタリだし・・・」
「うっ・・・はぁ〜〜ぁ・・・瑠奈さん、最近、フェラが上手になりましたね・・・はぁふぅ〜〜」
「だって・・・サトルに悦んで欲しくて・・・いつも、わたしを最高に悦ばせてくれるんだもん」
　肉棒を咥えたままサトルを見上げる顔は、幼く愛らしいがゆえに魅惑的だった。
「ねぇ〜〜最近、後ろで感じてないわ・・・ねぇ、サトルしかダメなの〜お尻は・・・ねぇ〜〜」
　瑠奈のキュートなお尻を感じさせたのが、すべての始まりだったのかもしれないと、あらためて思うサトルだったが、やはり魅力的な瑠奈のお尻には執着心があった。
　瑠奈は日ごとに妖艶さを増す裸体で四つん這いになり、尻を左右に振ってサトルを誘った。
　目の前に引き締まった形の美しい瑠奈の尻を見たサトルは、催眠術に掛かったように、ふたつの白い丘を撫でながらその谷間を舌で舐め回し、肉棒を一段と膨張させていた。
「ふぅ〜〜やっぱり・・・堪らないお尻だ・・・」
「あぁ〜ん・・・サトル〜〜はぁふぅ〜っあぁ〜〜あっつ、そこぉ・・・あぁあああ、はぁ〜〜」
　指で淫壷の中を前後左右に刺激を加えながら、肉棒の先端部を菊蕾にヌルゥ〜と入れた。
「はぁ・・・はぁふぅ〜〜ぅ・・・あぁ〜〜あぁ、あぁ、あぁうっ、ぁぁぁぁ・・・いぃ〜〜〜あぁ〜〜ダァメッ・・・どっちも、っぁあぅ・・・うっ、わぁああっ・・・イッ、くぅううう〜〜」
　肉棒の先で微妙な刺激を連続的に加えると、瑠奈は一気に達してしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ〜ぁ・・・やっぱり、すごい・・・この快感は、サトルだけ・・・最高〜〜」
　こんな風に反応し悦んでくれる瑠奈の愛らしくも妖艶な姿態に、サトルも満足していた。
　サトルはソファに胡坐を組んで座り、その上に瑠奈を乗せ、深く淫壷を貫いて抱きしめた。
　可愛い口唇を吸って乳房を優しく揉みながら、淫壷の深いところで肉棒を微妙に動かした。
「あぁぁ・・・あたる・・・あぁ、いぃ・・・あぁ、サトル・・・膨らむわ・・・はぁぁ、すごぉ〜ぃ・・・」
　深く全身に浸透するような快感が瑠奈を痺れさせていった。
　瑠奈の両脚を高く持ち上げ振動を加えると、瑠奈は髪を振り乱して大きな快感の波に包まれた。
「あぅ、あぅ、あぁああああああ、っ、ああああああ〜〜〜〜サトル〜〜出してぇ〜〜〜」
「はぁ・・・はぁ・・・瑠奈〜〜あぁ〜〜っ・・・あぅっ、いぃ・・・っあぁああっ、いっくぅ〜〜〜」
　サトルも瑠奈の締め付けに限界を感じ、震える瑠奈の淫壷の奥深いところに射精した。　身体中を駆け巡る快感に身を委ねながら、瑠奈への想いと後悔が交錯していた。

　だらだらと惰性に流される自分に歯止めをかけようと、サトルはマスターに会いに行った。
「どうしたんだい？珍しいな・・・は、はぁ〜〜ん・・・その顔は何か問題を抱えてるのかな？」
「すみません・・・日頃ご無沙汰して、こんな時ばかり顔を出して・・・」
　サトルは瑠奈との経緯や今のどうにもならない状況を説明し、アドバイスを待った。
「簡単なことだよ！いいかい・・・瑠奈さんのご主人が働いているから・・・
何の心配も無くサトル君とそうしていられる訳で・・・サトル君が瑠奈さんを養えるの？」
「それは・・・そうだけど・・・」
「衣食住に不安が無いから出来ることで、安定していなければセックスどころじゃないよ！
サトル君が衣食住を安定供給できるのなら、そのままの関係を続けようが、旦那さんと別れさせようが、好きにすればいいさ！でも・・・今のサトル君にも・・・これからのサトル君にも、確約できることじゃないだろ？」
「僕が根無し草だから・・・先が見えないから・・・？」
「違うかい？瑠奈さんに限らず、今のサトル君に誰を幸せに出来ると言うのかな？
キツイ言い方だが・・・男としての責任を取れずに、セックスだけで生きていけるのかい？」
「・・・・・・そうですね・・・分かりました・・・」
　サトルはマスターに真っ向から言われ、一瞬、憤慨したが、反論も出来なかった。
（確かに・・・自分がしっかりしてないのに・・・女を幸せになんて・・・出来っこないな〜）
　しばらく部屋から一歩も出ず、自分の進退を考えていた。

　自分の中で結論を出した翌日、サトルは瑠奈の部屋を訪ねた。
「どうしたの・・・？ちっとも連絡してくれないから、心配してたのよ！」
「あぁ・・・ちょっと、いろいろ考えるところがあって・・・」
　瑠奈はいつもと様子の違うサトルを見て、ふざけるのをやめてリビングに通した。
　サトルは瑠奈の淹れてくれたコーヒーを飲みながら、どうやって話そうか迷っていた。
「わたしのことなら・・・心配しなくても・・・いいのよ！」
「えっ？」
「そうなんでしょ？今日は別れるために来たんでしょ？」
「どうして・・・それを？」
「分かるわ・・・・・だって・・・サトルのこと・・・本気で愛してるんだもの・・・」
「僕・・・大学に復学するつもりなんだ・・・やりたいことも見えてきたし・・・
社会に出て本当の大人になって人のために役に立ちたい・・・それに・・・自立しないと・・・」
「そうね・・・サトルには期待してるわ〜人の気持ちの分かる大人になってほしいわ・・・」
「瑠奈さん・・・本当は・・・離れたくないんだ・・・でも、どうにもならない」
「わたし・・・サトルから、たくさんのものを貰ったわ・・・愛も快感も感動も・・・
あなたじゃなきゃ感じない快感も・・・あなたのためにも我慢しないと・・・辛いの・・・」
「ゴメン・・・中途半端な男で・・・でも、きっと、いい男になるから・・・ネッ！瑠奈〜」
「・・・・・・・・・頂戴〜最後に・・・あなたのすべてを・・・わたしに注いでいって！」
　ふたりは、お互いの身体がドロドロに溶け合って、ひとつになるまで愛し合った。
　淫ら・・・淫靡・・・淫欲・・・どんな表現をされようが、お互いの性器を愛し合い感じあった。
　これが最後の悦びになると思いながらも口には出せず、ただ快感を与え合う時間を過ごした。