性欲

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とうもろこし作

③

　桜が葉桜になりそうな高校２年生のある日の夜、携帯電話に着信がありました。

　画面の表示は非通知設定でした。
　不思議に思いながらも電話に出ると、
「もしもし、俺。カズマだけど。覚えてる？」
　１ヶ月前、中学生の友人の彼氏だと紹介されたカズマ君からでした。
　もちろん覚えているよと伝え、急にどうしたのか尋ねました。
　用件は電話では話せないから、これから会えないかとの事でした。

　親にコンビニに行ってくると言い残し、言われた通り近くの小学校に行きました。
　しかし、カズマ君の姿はありませんでした。
　５分ほど経ち、連絡もないので悪戯だったのかと思い、帰宅しようと思いました。

　振り返ってすぐでした。

　誰かに後ろから抱きつかれたんです。
　驚き、声を上げそうになった瞬間、口に布のようなものを当てられました。
　私は押し倒され、うつ伏せの状態にされました。
　履いていたズボンを下ろされ、生暖かい何かをお尻に擦りつけられました。
　抵抗しようと思ったのですが、両腕を押さえつけられ、身動きとれません。
　生暖かい何かは私の股間を拡げ、陰部に挿入ってきました。
　出たり入ったりする何かは私の陰部に程よい刺激を与えます。
　犯されていると頭で認識していても、体は正直に反応しました。
　ユージに犯されて以来の本物のおちんちんです。
　オナニーに使用した木のすり棒とは比べものになりません。

　このおちんちんの持ち主は誰なのか。
　こんなに太く、私の陰部をかき乱すおちんちんなんて素敵。
　そんな事を犯されながらも、考えてしまう私はおかしいのでしょうか？

　より一層激しく動き、微かに息が漏れたと思った瞬間、おちんちんがビクンビクンと脈打ち、動きは止まりました。

　私は犯された事よりも、中に出された事よりも、本物のおちんちんによるえっちの気持ちよさに驚いていました。

　おちんちんが抜き取られ、精液が垂れてきた感覚に襲われていると、
「代われ」と小さな声が聞こえました。
　と同時に、先ほどとは異なるモノが私の陰部に挿入ってきたのです。
　今回のおちんちんは、太さも長さも無く、正直物足りないモノでした。

　２人目も私の中に射精した後、２人の走る足音だけが聞こえていました。
　私は横たわったまま、あの太い立派なおちんちんの感触を噛みしめていました。

　次の日から１週間程、具合が悪いと嘘をつき学校を休みました。

　休んでいる間、両親が仕事で出かけるとすぐにオナニーを始めます。
　けれど、オナニーはエッチには敵いません。
　イッてしまっても何だか物足りなく、ほとんど一日中オナニーしていました。

　学校にも復帰してからは、いつも通り授業を受け、友人と会話し、普通の高校生活を送りながら、家では狂ったようにオナニーするという毎日を送っていました。

　そうして、季節は過ぎていき秋も終わり冬本番になった頃、中学の仲良しグループだった皆と遊ぶことになりました。
　もちろん、ユージを除いた６人です。
　高校がバラバラだったので、久しぶりに皆と再会でした。
　皆それぞれに恋人と仲良くしているノロケ話を聞き、なんだか羨ましくなりました。
　カラオケの最中、私は友人に思い切って尋ねました。
「カズマ君とは、最近どう？」
「どうって？」
「上手くいってる？」
「ラブラブだよー」とその子はニッコリ笑います。
　あの日の出来事を話すかどうか悩みました。
　あの日の出来事はユウコにしか話していません。
「カズマってあんなに細いのに、あそこだけは凄い立派なんだよねぇ」
「へ、へぇ。」と返答に困ります。
「カズマとエッチするといつもマ○コが壊れたと思っちゃうもん」
　ドストレートに話を進めていく。
　隣にいる私とユウコはたじろいでいる。
「私、今まで６人とヤったけどカズマのちんこは別格だよ。太すぎ。」
　私は、やはりあの時のおちんちんはカズマ君だったのだと確信しました。
　でも何故カズマ君は私を襲ったのか？

　そんな事を考えていると、耳元で囁く声が聞こえました。

「カズマのちんこ、美味しかった？」

　ミホは確かにそう言ったのです。
　中学２年生のあの時と同じように。

＊＊＊＊＊＊

　無事に志望校だったＷ大学に合格しました。
　タケル君も無事に合格、一緒の大学に通えることになりました。

　マンションを借りて一人暮らしをスタートさせ、これからの生活が楽しみで仕方ありません。

　講義の後は写真部での活動。その後、タケル君に会いに行く。
　そんな毎日を過ごしていました。

　タケル君は会うと毎日優しいエッチをしてくれます。
　おっぱいを大きな手で包み、やさしく乳首を刺激してくれます。
　タケル君の指使いは丁寧だけれども適度な力強さで、乳首はすぐに硬くなっちゃいます。
　指だけでなく舌も使い、私の体のあらゆる箇所を刺激します。
　手を私の股間に近づけ、陰部を優しく撫でるタケル君。
　それだけで私は快感に包まれ、愛液が溢れてくるのを実感します。

　私はタケル君にされたように、ご奉仕します。
　乳首を舐めると体をピクンとさせ、さらに吸い付くと息づかいが荒くなるタケル君。
　それと同時に私の体にはタケル君のおちんちんが当たってきます。
　タケル君のおちんちんは異様なほど反り返っており、とても美味しそうです。
　そんなおちんちんを私は口に入れ、十分な唾液でもって亀頭を中心に刺激していきます。
　タケル君は口の中で舌を動かして刺激されるのが好きなのか、口の中でおちんちんがビクンビクンと反応します。

　タケル君が満足するまで口で刺激していると、タケル君は男らしい顔つきで私を見つめ頷いてきます。
　私もそれに合わせて頷き、横になります。
　横になった私の股間を拡げ、おちんちんを私の陰部に擦りつけてきます。
　クリトリスに当たった時の気持ちよさは表現出来ません。
　そのままタケル君のおちんちんが私の中に挿入ってきます。
　中学生の時に覚えたオナニーなんて馬鹿らしくなるほど気持ちよく、私の陰部には大量の愛液が溢れてきます。
　本能のまま声を出すのが恥ずかしく、声を押し殺してしまう私。
　けれどタケル君はセンス良く、緩急をつけて腰を振ってくれます。
　私は声を漏らし、タケル君に抱きつきます。
　その後タケル君は最大限のスピードでおちんちんを突いてきます。
　我慢出来ず、私は声を大きくしてしまいます。
「ショ、ショウコ！射精すよ！」
　そう言ってタケル君は私のお腹の上に大量の精液を出してくれるんです。

　射精したタケル君のおちんちんは白濁した液体にまみれています。
　そのままではいけないと思い、私は口で綺麗にしてあげるんです。
　その行為は私にとってかけがえのない大切な行為です。

　抱き合いながらタケル君は眠りにつきます。
　私はそんなタケル君の寝顔を見ながら、愛おしく、全てを捧げたいと考えています。
　それと同時に、これから起こる出来事にタケル君を巻き込むべきかどうか不安でした。

　ミホが放った一言は、私を恐怖と不安で包みました。
　意味が分からず困惑していると、
「私、ユージとも付き合ってたし、カズマとも付き合ってるの。」
　そうミホは屈託のない笑顔で言ってきます。
「私ってちょっと異常でさ、恋人が他人とセックスする所を見ると、興奮しちゃうんだ。好きな人が他人とセックスした後、その人とセックスすると失神しちゃうんだもん。」
　話す内容をそのまますんなりとは理解出来ません。
「だから、ユージの件もカズマの件も私が仕組んだの。
　ユージがショウコとセックスしてるのを見るだけで私はビショビショになったし、その後、朝までユージと満足するまでセックスしたの。
　数えられないくらいイッちゃったもん。
　カズマの時もそう。カズマだけでなく、知らない男がいたのは驚いたけどね。」

　私はミホの快楽の為だけに利用されたという事しか理解出来ませんでした。
「何で急にそんな事話したの？」そう問うとミホは、
「これからも協力して欲しくてね。ショウコもカズマのちんこ経験しちゃったから分かるでしょ？
　あいつのちんこをまた味わいたくないの？１回だけでいいの？
　あいつのあんなに太いちんこでかき回された時の快感を忘れられるの？」

　私は心の奥の方で悦んでいるのが分かりました。
　あの小学校で犯された太いおちんちんがカズマ君のモノだったこと。
　そして、再びそのおちんちんを味わえることに。

「ショウコも気持ちよくなれるし、私もそれを見て興奮できる。３人だけの秘密だよ。」
　その一言で充分でした。

　私はミホにだけ分かるような小ささでコクンと頷いたのです。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

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2014.11.19掲載