僕が自分の特殊な能力に気づいたのは、まだ物心がついたばかりの頃だった。
　どうしても食べたいお菓子に手が届かず諦めかけ、
『お菓子が飛んでくればいいのになぁ』と頭の中で呟いた瞬間、本当に自分の手元まで勝手に移動してきたのだった。
　その時は『ラッキー』ぐらいにしか思わなかったのだが、母親にゲームを取り上げられ高い棚の上に仕舞われて困っていた時、『ゲーム、戻ってきて〜』と念じたら、棚の上からゆっくりと手元まで浮遊してきた。
　この時ばかりは自分でも驚いて信じられず、怖くなった記憶がある。
　それでも、身近な物を動かすテストを大小様々、親に内緒でやってみた。
　最初は、すぐ親に言おうと思ったのだが、なんとなく内緒にしようと思ったのだ。
　今になってみれば、今日の自分があるのは、この時の根拠の無い幼い判断が全てだった。

　動かせる物の大きさや重さ材質など、その適用距離も含めて徐々に拡大した。
　小学生の頃、好きな女の子のスカートを遠くから捲り上げ、偶然を装ったりもした。
　本当に僕自身が自分に驚愕と脅威を覚えたのは、この頃からだった。
　授業中のことだった。
　先生から質問されて答えを求められたが、隣の子とおしゃべりしていて質問も聞いてなく、席から立ち上がって困り果てた時、『先生も教えてくれればいいのに･･･』、そう思いながら先生の方を見たら、何と質問だけでなく答えまで頭に直接聞こえてきた。
　おかげで、小さな僕の危機は救われた。
　そこで、やはり、いろいろと試してみることにした。
　同級生たちが何を考えているか、本当はどう思っているか、等、次々と聞こえてくる声に驚くと同時に、人間不信になりそうな気がしたのを覚えている。
　念動力･･･テレパシー･･･
　ひとつ能力だけでなく、新たに普通には無い能力を得た時、僕はどこまで自分の能力が開発され伸びるのか、真剣に考え始めた。

　中学生になり思春期を迎えた頃は、特殊な能力を性的に活用した。
　当然ながら、勉強には最大限に活用し、僕は常にトップの成績を収めていた。
　小学校を卒業する頃には、念動力・テレパシーに加え、透視や予知能力も可能となっていた。
　勉強もスポーツも苦労することが無くなっていたので、対象は自然と女性に向けられた。
　席はいつも後ろにしてもらい、女子生徒の身体を透視したり、スカートを落としたりして、楽しみの範囲は次第に拡大していった。
　透視能力も調節が出来るようになり、壁の厚みや服の一枚単位まで、自由に可能になった。
　ある日、憧れの保健室の先生の頭を覗いてみた。
『最近、あの人ったら、ちっとも構ってくれない･･･もう、１ヶ月もセックスしてないわ･･･』
　写真を眺めながら保健室の先生はイライラし、欲求不満を募らせていた。
　僕は気分が悪い･･･と言って、保健室のベッドで休むことにした。
　先生はこの時、まだ２０台前半で、グラマーな人気タレントに似ていて、男子生徒のセックスシンボルになっていた。
『どうせなら、最初はあの先生がいいな〜、親切に教えてもらって･･･』
　初体験はあの先生と･･･そんなことを男子生徒の間で話題にしていた。
『今日は最高にいいチャンスだ！』
　僕はカーテン越しに先生を透視した。
『ウヒャ〜、なんとも凄いもんだな･･･。白衣の下はエロティックなオンナ！かよ〜。堪らないなぁ〜、立っちやうよ！、ピンクの透け透けブラにスキャンティ、ガーターベルトとくりゃ･･････まるで売春婦のようだな』
　そう思いながらも、興奮してズボンが盛り上がっていた。
「ど〜ぅ？崇之君、少しは良くなったかな？」
　先生がそう言いながらカーテンを開けた時、僕は狸寝入りをしていた。
「あら？寝ちゃったの･･･？」
　そう言って、ベッドの脇に丸椅子を置いて座った。
「熱は〜っと･･･」
　僕の額に手をあてがった。
「大丈夫そうね、勉強疲れかな？･･･ねぇ、崇之君、ねぇえ･････熟睡してるわ･･･」
　先生は僕の身体を揺り動かしたが、反応しないので熟睡してると思ったようだ。
　揺り動かしている手と視線が止まった。
「まぁ、崇之君ったら･･･テント張っちゃって、エッチな夢でも見てるのかしら？」
　僕には先生の思いや考えていることがリアルタイムに伝わってきていた。
　先生には気づかれないように、僕の肩にあった手を下半身にスライドさせた。
「あっ、当たっちゃった･･･、良かったぁ、崇之君、寝ていて･･･」
　先生は、僕のテントに当たった手を、そのままにしていた。
　無論、僕が先生の手を動かしたことに気づいてはいなかった。
　彼氏と遊んでいないせいもあり、欲求不満な気持ちが邪心を誘発した。
「最近は１５歳にもなると、大人と変わらないわ･･･ちょっと悪戯しちゃおかな･･･」
　さらに、僕は先生の頭に直接誘いかけた。
『元気がいいよ、最近の子は･･･彼氏と違って、何回でも応えてくれるよ〜』
　先生は、頭の中に浮かんでくるような声を振り払おうと頭を振った。
「あれっ、今さっきより大きくなってるみたい･･･ここ」
　先生は、テントの頂点を指で突いてみた。
　僕は意識して力を込め、肉棒を固く屹立させた。
『ぁ、保健室の結子先生･･･好き、です･･･結子、先生･････』
　僕は寝言のように小さな声で呟いた。
「うわっ･･･ビックリしたわ〜起きたかと思っちゃった。崇之君の夢の相手はわたし･･･」
　結子は、立場も場所も忘れ、自分の行為に酔ってしまっていた。
　ドックン、ドキッドキッ･･･、ドックン、ドックン･･････
　自分の心臓の音が頭の中で反響していた。
　結子は大きく張った僕のズボンのチャックをぎこちなく引き下ろしベルトを外したら、トランクスからはみ出していた若い肉棒が勢いよく飛び出した。
「うわぁ〜、すっご〜ぃ･･･、崇之君って、立派なモノ持ってるわ･･･ゴクッ」
　結子は生唾を飲み込んで、天井を睨み聳えた肉棒に触ってみた。
「あの人より立派だわ･･･固いし、ドクドクって脈打って･･･括れから上が大きくて･･･」
　亀頭が大きく張っていた僕の肉棒は、結子先生には逞しく映ったようだ。
「こんなの、見たことない･･･中に入ったら、引っかかって気持ちよさそう･･･」
　結子は無意識に僕の肉棒を握り締めていた。
「どうしよう･･･、これ以上やったら、起きちゃうよね･･･」
　迷いながら手で肉棒を擦って、トランクスから完全に露出させていた。
『結子先生･･･いぃ･･いぃよ･･･舐めて･･あぁ･･先生･･･気持ちいぃ〜･････』
　結子の心理を読みながら、わざと触発するような言葉を寝言として言った。
「見てる夢って･･･同じシチュエーションみたい･･･ハァ、ハァ、ハァ･････」
　結子の頭が突然ガクッと下がり、握っている肉棒に唇が触れそうになった。
「わぁぁ、危な〜ぃ･･･まるで引き寄せられたみたい･･･でも、欲しいわ〜」
　もう我慢が出来なくなった結子は、大きく張った亀頭部分をパクッと咥えた。
　張り出したエラのような亀頭を、口の中でじっくり味わうように舐めまわした。
「いぃ感じだわ･･･ジュポッジュポ、チュルチュゥ〜」
『･･････････』
「美味しい･･･崇之君、タマタマも大きい･･･」
　結子は玉の入った袋を手のひらで包むように優しく撫で、肉棒を根元から指で擦りあげた。
『うっ、･･･あぁっ･････ぁっ、はぁ･･･』
　いくら日頃オナニーで抜いていても、比較にならないほど気持ちが良く声が漏れた。
　当時の僕にはコントロールできるはずもなく、初体験にトキメイテいた。
「崇之君･･･気づいたの？」
　結子は恐々と聞いてみた。
「あっ、先生、何してるんですか？」
「き、気づいたの？･･･崇之君が魘されてわたしの名前を何度も呼んで、ここが･･･ここを何とかして欲しい〜って言って、わたしの手を引っ張って･･･」
（結子先生、上手いこと言うなぁ･･･、まぁ、いいか、ここで騒いでも得しないし、
せっかくのチャンスだし･･･僕も言葉をあわせてやるか）
「あ、そうなんだ･･･僕、結子先生の夢を見てたみたいで･･･すみません」
「崇之君、どんな夢見てたの？･･･わたしと何かしてたの？」
「いえ･･･あのぉ･･･結子先生に･･･僕の･･を･･舐めてもらって･･･、ごめんなさい」
「いいのよ、年頃なんだから･･･。だけど、コレ、大きいままということは･･･？」
「はぃ、憧れの結子先生の中に入れようとした時･･･目が覚めちゃって･･･」
「まぁ、惜しいことしたわね。でも、わたしが、憧れの先生なの？」
「はい、きれいでグラマーで優しそうで･･･こんな先生と初体験できたらいいなぁ〜って、 いつも思ってたもので･･･。結子先生は、僕の理想の女性だから･･･」
　結子は気恥ずかしくて頬を朱く染めた。
　僕は、この時とばかりに、お世辞を並べ、何とかしようと必死だった。
「きゃぁ〜っ！」
　結子の白衣の裾が急に舞い上がって下着が露わになった。
「うわぁ〜すご〜ぃ、結子先生、色っぽい〜」
　勿論、僕の念動力の仕業だった。
「んっもぉ〜、エッチねぇ〜･･･、そ、それで、夢の中のわたしは、どうだった？」
「すごくコレを舐めるのが上手くて･･･形のいい大きな胸がきれいで、僕、夢中でしゃぶりついて･･･、お尻がプリプリしてて･･････最高です！」
「まぁ〜･･･、じゃぁ、夢の中のわたしと現実のわたしを比べてみる？」
「えっ！えぇ、ホントに〜？」
「休み時間まで３０分しかないけど･･･」
　結子は、ずぅ〜と握っていた肉棒を改めて口に含み、しゃぶり始めた。
　僕は結子の白衣の胸のボタンを外し、露わになったピンクのブラのフロントホックを外した。
　前かがみになっていた結子の乳房がフェラで動くのにあわせユサユサと揺れた。
「結子先生のオッパイ、素敵ですね〜」
　張り出した亀頭部分を柔らかくプルンとした唇だけで挟み、舌で鈴口を舐めていた結子は、僕を抱き起こし、その豊かな膨らみに僕の顔を押し付けるようにして引き寄せた。
　夢中で揉みながら乳房にしゃぶりつき乳首を舐め回すと、結子の口から嗚咽が漏れた。
「あ、あ〜ん･･･、崇之君、上手よ〜」
　結子はベッドの上に立ち、ガーターベルトを僕に外させ、スキャンティを脱がさせた。
　目の前に結子の草むらが丘を覆っているのが見えた。
「じゃぁ、今度は、わたしのも舐めてくれるぅ？」
　僕は大きく脚を開いて立っている結子の股の付け根に手を伸ばした。
「結子先生、ヌメヌメしてるよ、ここなの？」
「そう、今はゆっくり見せてあげてる時間も無いから、そこを舐めて･･･」
　そう言うと、少し腰を前に突き出した結子の淫秘な口を夢中で舐めた。
「チュゥ、ジュジュ、チュバチュバ････」
「あぁ、そう、そこぉ〜、いぃわ、あぁ〜もっとぉ〜強く吸ってぇ〜〜･･･」
　その時の僕は、自分がどんな形のものを舐めているか分からなかったが、興奮していた。
「ふっぅ〜ぅ･･･、そのまま寝て･･･」
　結子は僕を寝せると、うつ伏せに乗っかって、僕の肉棒を再び咥え、６９の体位をとり自分の濡れた淫唇を僕の顔の上に被せた。
「結子先生･･･、出ちゃうよ〜ダメだよ･･･」
「可愛い･･･こんなに膨らんで固くなって･･･、もう時間が無いわ」
　僕の上に跨った結子はいきり立った肉棒を陰唇の中に咥えていった。
　ズブッ、ズズズ････････
　グチュグチュグチュ････････
　卑猥な音が響いて結子は大きな乳房を揺らしながら身体を上下前後に動かした。
「うわぁ、結子先生の中･･･気持ちいぃ〜〜〜チ×チ×が蕩けそう･････」
「はぁ、はぁ、はぁ･･･、あっ、うっ、あふっ･･･、すっご〜ぃ崇之のぉ〜擦るぅ〜〜」
「ああああああああ･････結子先生･･･痺れるぅ〜、出るよぉ〜〜〜〜」
「い、いぃよぉ〜、いってぇ〜･･･わたし、も、いっ、くぅ〜〜〜〜」
　強い快感の衝撃と共に肉棒が膨張しドクッドクッと精液が吐き出された。
　結子は身体を激しく後ろに反らした後、ガクッとして僕の上に倒れてきた。
「あぁ、ふぅ、ふぅ･･はぁ･･･、ちょっと待てって」
　結子は気だるそうに身体を動かし、自分の中から僕の肉棒を抜くと、丁寧に舐めてくれた。
「もし、良かったら、今度、わたしのアパートに来る？･･･ひとり暮らしだから」
「えっ、いいんですか？」
「だって、崇之君の初めてのオンナなんでしょ、わたし･･･。今日は時間が無いから、今度、ゆっくり教えながらしてあげる･･･、どぉ〜ぉ･･･？」
「ありがとう、結子先生。僕、毎日でも通っちゃいます。
　僕を男にしてくれた先生を 早く満足させてあげたいから･･･」
「まぁ、ホント！嬉しいわ〜」

　その後、言葉通り毎日のように学校帰りに結子のアパートに通い、卒業するまでにオンナを悦ばせるテクニックを教えてもらった。
　結子は付き合っていた男と別れ、僕とのセックスに夢中になってたのは言うまでも無かった。