高校生になってからは、将来の自分の姿を具体的に描くようになった。
『この能力を皆に気づかれないようにし、さらに伸ばすことが第一、それらを最大限に生かして、自分を精神的にも肉体的にも進化させることが第二、進化した自分の在る場所を確立させるのが第三、･･････』

　念動力、テレパシー、透視、予知能力に磨きをかけ、完璧に使いこなせるようになっていた。
『新しい能力を開発しなければ･･･、瞬間移動が加われば僕は完全進化体となる』
　学業は能力により、もはや考えることもない。
　人間としての感性や心理の構築に時間を割くようになっていた。
　今までは自分の内部から発する力を開発すれば良かったのだが、瞬間移動となると、そう簡単にはいかなかった。
　どんなに懸命に頑張って半年経っても、何ら実現する気配すらなかった。
『ここで挫折しては、自分の将来は無に等しくなる』

　何ら進展も無く高校２年になった頃、ひとつの転機が訪れた。
　どうしようもないくらい好きな女の子と同じクラスになった。
　名前は『弥生』、しかし、弥生には好きな男の子がいて、僕の親友でもあった。
　ごく普通の女の子だったが、テニスをしている時の姿を見た時から忘れられない存在になった。
　結局、僕は告白も出来ずに悶々とした日々を過ごしていた。
『せめて、弥生の寝ている傍に瞬間移動できれば･･･』
　その強い想いが、僕の能力を開花させる結果となったとは、なんとも皮肉なことだった。
　最初は、家の外に移動するのがやっとだったが、念じる想いが強ければ強いほど、その距離は延び、やがて瞬間的に思う場所まで移動できるようになった。
『これで、長い間の想いが実現できる』
　同じクラスだったのが災いし切なさを募らしていたが、良かったことは、弥生に直接働きかけることが出来たということだった。
　毎日、彼女を見ては透視し、下着姿として見たり、全裸にして楽しんだりした。
　日によって色も生地も違う下着には戸惑いを覚えたが、テニスで引き締まった肢体を見ると、一日が充実するような気がした。
　たまに、念動力で乳首を刺激したり、彼女の秘密の園を圧迫したりして反応を楽しんだ。
　最初はそういうことをすることに抵抗があったが、耳たぶまで朱くして目を充血させ、弥生が授業中に周りの視線を気にしながら悶える姿や、身体を捩って快感を堪える姿には、大人のオンナを意識させ、見ている自分のほうが興奮していた。
　何とも情けなく、変態的な行為だとは思ったが、どうしようもなかった。
　そんな変質者的な日常に『さよなら』する日がやってきた。
　そう、いよいよ、弥生の部屋に瞬間移動を実行する日が来たのだ。

　ある蒸し暑い日の深夜、僕は意を決して実行に移すことにした。
　今夜は弥生の両親が温泉旅行に行って、翌日の夕方までは弥生ひとりだった。
　準備を滞りなく行ない、弥生が深い睡眠に入る時間を待った。
　弥生にテレパシーを送り、どういう状況にあるか全て把握できるようにした。
　弥生の意識が遠のき深い睡眠に入った。
（さぁ〜瞬間移動の最終テストを兼ねた計画を実行するぞ！）
　弥生の部屋は住宅地に立つ２階建ての２階にあった。
（ん、良く寝ているな･･･）
　部屋の窓とドアの鍵を確認し、部屋の灯りを全てつけた。
　蒸し暑いせいか、弥生はタオルケットを掛けているだけだった。
（可愛い寝顔だな･･･）
　ノーブラに小さなスキャンティ、スリップだけの寝姿は、思ったより艶っぽかった。
　僕はそぉ〜と弥生に近づき、サクランボのような唇にキスをした。
「う〜〜ん･･･」
　寝返りを打つ弥生を見てドキッとした。
（ヤバイ･･･落ち着かないと気づかれちゃうぞ）
　僕は持ってきた荷物を床に広げた。
（先ずは、アイマスクをして･･･）
　次に両手首に紐を巻きベッドの上にしっかりと縛りつけ、さらに両足首も同様に縛った。
　但し、足首には折り曲げるだけの余裕を持たせた。
　タオルケットを宙に浮かし、そっと床に落とした。
（こうして間近に見ると、少し浅黒い肌が引き締まって、いい身体してるな〜）
「うぅ〜ん･･･あっ、痛いっ！」
「静かにしろ！大きな声を出したら、このナイフで喉を掻き切るぞ！」
　気づいた弥生の口の中にタオルを押し込み、変声器で声を変えナイフを手にした。
「・・・・・」
　弥生は震えながら頭を前後に動かした。
「どのみち、大声をあげても誰も居ないから、助けは来ないぞ！
　大きな声をあげないと約束するなら、口の中のタオルを出してやってもいいが」
「うぅうぅぅ･･･」
　出ない声で頷いている。
「何をされても騒ぐなよ！いいか、本当に殺すぞ〜」
　僕はナイフを弥生の頬にあて、再度、確認をした後、タオルを取り出した。
「･･･っ、ゴボッ、グッ、･･･はぁ〜」
「いい眺めだよ･･･殺すには、惜しいかなぁ･･フッ、フフフ･･･」
「どうして、わたしを･･･なんでこんなことするの？」
「そうだなぁ〜言うならば、君が魅力的だからかな？･･･フハハハハ」
「何が目的なの？･･･カラダ？･･･わたしより魅力的なひとって、いっぱいいるでしょ！」
「いや･･･俺はどうしても、オマエがいいのさ」
「ねぇ、おねがい･･･やめてぇ･･･、ねっ、ねっ、おねがい！」
「うるさい！いい加減に黙らないと･･･ホラ、これが分かるだろ！」
　弥生は、ナイフの冷たい感触に鳥肌が立ち、小刻みに震えるしかなかった。
　僕は弥生の両脚をＭの字に曲げ、紐で固定した。
　スキャンティの生地の薄さで茂みが透けて見え、淫唇の膨らみとワレメがはっきりと分かった。
「もっこりとしたオ×××コの膨らみがイヤらしいねぇ〜」
　指先でそのワレメを擦りながら、弥生の中心部の光景に見とれていた。
　すぐに気を取り直し、ナイフでスリップの胸の辺りから裾まで切り裂いた。
「いやぁ〜･･･やめてぇ〜〜〜」
「おい！本気で俺を怒らせるなよ！･･･痛い思いをしないと分からないのか！」
　完全にスリップを切り裂き、身体の下から引き抜き床に捨てた。
「おぉ･･･いい乳してるじゃないか〜、いつも彼氏に吸わせてるのか？」
「･･･････」
「おぃ、今度は聞いてるんだぞ、ちゃんと答えろよ！」
　脅しの言葉と共にナイフを乳首にあてた。
　アイマスクされ見えない状態での言葉やナイフの感触は、弥生に大きな恐怖感を抱かせた。
「い、いぇ･･･そんな関係じゃないので、わたしたち･･･」
「わたしたちぃ〜？･･･ちゃんといるんじゃねぇか、男がよぉ〜」
「いぇ、だから、まだ、何も、してなくて･･･」
「へぇ〜そうかい、じゃぁ、俺がオマエの初めてのオトコになってやろうじゃないか」
　ナイフを弥生のヘソから脇腹を擦るようにゆっくり下げ、スキャンティを切り裂いた。
「あ、ああっ･･･」
　小さな恐怖の声を発しようとして飲み込む。
「うふぉ〜･･･、これはこれは･･･、丸見えだよ〜」
　閉じようにも紐で固定されていて動けない。
「そうやって、身体を捩ると、なおさら、いやらしいよ〜、ふふふ･･･」
「お、おねがい･します、もう、ゆるして･･････」
　哀願する弥生のアイマスクの下から涙が流れていた。
「そうか、それじゃあ、検査してみよう･･･オマエが言うように処女かどうか･･･」
　弥生は身体を硬直させ、これから起きる醜悪な事態を乗り越えようと必死だった。
　そんな弥生を尻目に、僕は用意してきた特別な催淫薬、媚薬を持って、弥生の大きく開いた股の間に入った。
「うわぁ･･･、間近で見ると、オマエのここって凄いねぇ〜」
（凄い･･･って、どういうこと？･･･わたしの･･･変なのかしら？）
「それでは･･･先ずは、誰も入っていないというオ×××コから･･･」
　弥生のＭの字の中心は、柔らかそうな毛が恥ずかしそうに中心から次第に少なくなっていて、その下には、きれいなワレメが閉ざされて、さらに、そのワレメの下にはキュッと締まったお尻の穴が菊の蕾のように静かにしていた。
「あ〜ぁ、お尻の穴まで見せちゃって･･･今まで誰かに見せたことあるのかな？」
「い、いやぁ、･････････恥ずかしくて死にそう･･･初めてに決まってるでしょ！」
　涙声だが、強い口調で言い切った。
　僕は我慢が出来ず、指でワレメから蕾まで撫で感触を味わい、すぐに舌先で舐めた。
「あっ！あぁああああ、やめてっ！！」
　その声にハッとして、手に持っていた薬を人差し指で取り、ワレメをなぞりながら中に入れた。
　丁寧に淫裂の一枚の肉襞を両側に押し開け、左手で開いたままを保ち、ヌメヌメとしたきれいなピンク色の壁に塗り込み、上のほうでプクッと小さな芽を出しているクリトリスにもたっぷりと塗った。
「いや、いや、いやあぁ〜あああああ〜〜〜〜〜」
「うるさい！検査してやってるんだから静かにしてろ！」
　弥生の処女の入り口は、パクパクと呼吸をするように息づいているように見えた。
　確かに処女膜は健在のようだ。
　だが、僕の指はそれを抜けて蜜をたっぷりと湛える中へと進み、繰り返し薬を入れた。
「いやぁ〜痛い･･･あぁああ〜」
　弥生には薬の有無など分かるはずもなく、泣きながらひたすら腰を左右に捩っていた。
「何回も触って、いや入れてみたけど、まだ大丈夫そうだな･･･それじゃぁ、こっちは？」
　そう言って、僕の指は弥生の恥ずかしいお尻の蕾を弄り、解し始めた。
　薬を多めに取って塗り込むように揉み解し、少しずつ中に挿入した。
「えっ？！い、いたぁ〜ぃ、どうして？そこも、調べるの？」
「お尻が処女じゃないこともあるからな、どっちも快感をくれる性器だぜ」
「･････････」
　無垢な弥生には、どっちも･･･などと言われてもピンとこなかった。
　それよりも早く止めて欲しいという気持ちしかなかった。