露天風呂から部屋に戻ると、蒲団が敷かれていた。
　ひとつの蒲団に枕がふたつ、きちんと並べられていた。
　なんとなく初夜の床のような、妙な感覚がして照れ笑いをしていた。
　素裸に浴衣だけの姿は明るい場所で見ると艶っぽく、湯上りの肌が桃色に火照っていた。
「仲居のおばさんに見られていたかな･･･？」
「そうね、こうして蒲団を敷いてくれてるってことは･･･そうよね」
「なぁ、この際、露天が見え潮の香りもする窓は、開けておこうよ、どう？」
「うん、わたしは構わないわ、だって、わたしは･･･崇之だけのオンナになったんだから･･･」
「そうか、僕だけのオンナか･･･、じゃぁ、灯りもこのままにして、すべてを見せ合って･･･、お互いの隅々まで感じあって･･･、弥生の初めての夜にしような！いいかい？」
「うん、わたし、今日で生まれ変わるの･･･、崇之のために、もっといいオンナになりたい･･･」
「弥生なら、今以上に、全ての面でいいオンナになれるよ！僕が保証するよ･･･」

　僅か１０分も前に愛し合い求め合ったのに、惹かれあうのを止めることが出来ない。
　蒲団の上で抱きあい口唇を求め合った。
　弥生の髪を撫で掻きあげ、激しく口唇を吸い舌を絡ませ気持ちをぶつけた。
　お互いの浴衣を剥ぎあい、肌の感触を一刻も早く味わいたい気持ちで抱き合った。
　弥生の柔らかな透き通るような髪の１本１本の感触を指の間で味わうように掻きあげ、肌が吸い付きあうようにピッタリと密着した。
　互いの股間に脚を入れ圧迫しあうように絡ませ縺れ合った。
「弥生の顔･･･、目は大きく二重、鼻筋が通って小鼻は小さく、口唇は柔らかくて小さい、顔の形は小さな卵型で、首は細くて長い･･････」
　ひとつひとつ挙げながら指の腹で撫で、キスをして舌先で舐めた。
「弥生の乳房･･･、きれいに円を描いたようにクッキリとした乳房で、円錐を膨らませたようにきれいに盛り上がっている。乳首は、大きくもなく小さくもなく、極めて敏感だ･･･」
　そう言って、乳房の麓から指先で円を描きながら乳首まで行き、乳首を摘まんだり弾いたりした。
「あぁ、いぃわ〜、アソコに響いちゃう･･････」
　乳房の感触を楽しむように手のひらで揉みながら、乳首を舐めたり口唇で挟んだり吸ったりした。
「そう、あぁぁ･･･、いぃ･･･、あっ、うぅぅぅ、あっはぁ〜･･･あぅっ････あぁ･････」
　弥生の喘ぎが徐々に激しくなり、伸びた手は僕の肉棒を握り締めた。
「あぁ、もう、こんなになってるぅ･･･すっご〜ぃ、いぃ感触･････」
　引き締まった腕から腋の下まで、ネットリとした感じで舐め、脇腹も舌先で往復を繰り返した。
「ホントに形のいいオッパイだね･･･」
「あぁ、な〜に？･･･あぁ、あぁ･･･おっぱい？もっと巨乳がいいの？」
「弥生のオッパイは僕の手のひらにピッタリだよ、揉み心地もいいし･･･最高だよ」
「あぁん、うれしい･･･、うっ、もっとぉ〜･･･揉んでぇ･･･」
　弥生のスタイルの中で僕が気に入っている場所が、胸から腰へのライン。
　乳房の膨らみのすぐ下の脇腹が括れていて、そこから滑らかに腰骨まで流れていた。
　だから、弥生のシルエットは群を抜いてきれいだった。
　胸とウエストとのバランス、ウエストからヒップ、長い脚までの流れるような線が美しい。
　日本人で、こんなに胴が短く脚が長い女性は、そのバランスの美しさと共に少ない。
　弥生も気づいていない大きな魅力だ。
　何度も往復をして撫でたり舐めたりを繰り返していると、
「ねぇ、お願い･･･もう、ねっ、･･･この逞しいオ×××ンで･･･」
「まだ、だめだよ、もっともっと感じあって、もっといいセックスにしようよ」
　もう、弥生の淫裂からは蜜が溢れ太股を伝い菊の蕾まで濡らしていた。
（そうだ、後ろもイカせないと･･･）
　軽く手のひらで薄い毛を擦りながら、中指で蜜が溢れ濡れ濡れのワレメを擦った。
「あっ、･･･ふっぅ〜、あぁ〜、あっあっ、う、ぅ、ぅ･･･っはぁ･･･････」
　悶えながら喘ぎ声をあげる弥生の表情は、妖艶なオンナの顔でそそられてしまう。
「弥生･･･どこが一番感じるのかな？どこに触れても敏感だからなぁ･･･」
「まだ、分かんない･･けど････、イクのは、ソコ、と･･･、オシリ･････」
「オシリ･･･？弥生は、オシリでもイッちゃうの、すごいなぁ〜、感激だよ」
「ほ、ホントに？･･･いぃの？オシリでも･･･わたし･･変でしょ」
「いや、最初から両方ともイクのは先ずいないだろうけど･･･、だからこそ、いいんじゃない」
「崇之、きらいにならない？イヤらしいでしょ、わたしって･･･」
「なおさら、好きになったよ、可愛い弥生･･･」
「ほんとぉ〜、わたし、崇之のためなら、もう、何でもしちゃう」
　丸一日前の弥生は何処に行ったのか、完全に僕の虜になりつつあった。
（もう少しで、自分の思うようなオンナが出来る。しかも、初恋の女性を虜に出来るんだ）
「それじゃぁ、今度は僕を感じさせてくれるかな？」
「えぇ、いいわ、でも、どうやったらいいか･･･」
「弥生が思うようにやっていいよ、僕の反応を見ながら、僕が悦ぶようにやれば･･･」
「じゃあ、もし、上手くいかなかったら、言ってね」
　弥生は僕と位置を入れかえるようにして、僕の身体に自分を被せてきた。
　僕の顔の真上にきた時、目があうと恥ずかしそうに視線をそらし、口唇にキスをした。
　乳首を舐めながら胸板を擦り、愛しそうな表情をした。
「気持ちいぃ〜？」
「あぁ･･･弥生の顔が可愛いよ」
「やだ、恥ずかしい･･･」
　僕の股間に手を遣り、両手のひらで肉棒の周りを擦り、太股まで撫でながら、
「本当に崇之って、いい身体してるわ、引き締まって逞しくて･･･筋肉の塊って感じで･･･」
　柔らかい自分の身体とは正反対の男の身体に触れ、興味と愛しさで惹かれていった。
　肉棒を手に取り、上下に擦りながら上から口唇を被せ、亀頭を舐め回した。
「うっ、あっ･･･、ふぅ･･･あっいぃ･･･、あぁ、･･･････」
　僕が感じていることを確認して、弥生は嬉しくなった。
「あぁ〜また大きくなった･･･すご〜ぃ、膨らんで固くなってきたわ」
　弥生は舐めてる舌で、肉棒をソフトクリームを舐めるように下から舐め上げた。
「あぁっ、あぁ･･･、いっいぃ･･･、うわっ、はぁ･･･、うっ･･･････」
　僕が反応したところを繰り返し丁寧に刺激してきた。
（崇之が感じてくれてる･･･はぁ、はぁ･･･なんかわたしも感じちゃう）
　弥生は自分が愛撫することで僕が悦ぶ姿を見て、ある種の快感を感じていた。
「これって、玉が入っているんでしょ、柔らかくていい感じ･･･」
　そう言いながら、袋を優しく揉み、舌を這わせてきた。
「弥生･･･、その玉を口の中に含んで優しく舌で舐めてくれる？」
「うん、強くしないようにするのね」
　下に潜り込むようにして玉を口に含み、手で肉棒を擦り続けていた。
「いぃ〜？痛くな〜ぃ？」
「あぁ、気持ちいいよ」
　さらに弥生は舌で玉とオシリの穴の間を舐めたり、袋に戻ったりして変化をつけていた。
「うわわあぁ、あっ、･･･うっ、あっふぅ〜」
「ねぇ、うつ伏せになってくれる？」
　僕の身体を反転させると、弥生は引き締まった僕の尻を撫で回した。
「男の人も感じるの？オシリ･･･」
「あぁ･･･感じるよ、好きにしていいよ」
　弥生の指は尻の谷間を撫で、次第に穴のほうに向かっていった。
「うっ、あっ、はぁ、はぁ、あっあぅ･････」
「感じてるぅ〜」
　僕の反応が嬉しいのか、弥生は愛撫することを楽しむようになっていた。
　舌の動きに微妙な強弱をつけて穴とその周りに移った。
　穴の中心に舌の先をあわせ、中に差し込むようにして愛撫した。
「あっ････うぅっ･･あぁああ･･･あふっ、あぁ、うぅぅ･･あぁあっ･･････」
　舌の愛撫はそのままで、弥生は手のひらで擽るように尻全体を擦った。
　僕はしばらくの間、弥生の愛撫に酔っていた。
「弥生･･･良かったよ、もう、いいよ」
「ホント？もっとしてあげたい･･･なんか気持ちいいの、わたしも･･･」
「これから先、時間は沢山あるから、また、やってもらうよ」
「うん、毎日でも、崇之の･･･舐めたいわ」
　僕は弥生を寝かせると両脚を高く引き上げ、肩の上に両脚を抱えて尻を持ち上げた。
　丁度、弥生が淫壷や淫蕾を僕が舐めるのを見えるようにした。
「弥生の･･･きれいな色してるね、オシリの穴も締まっててきれいだ･･･」
「いやぁ〜崇之ったら･･･恥ずかしいわ」
「今から、ココを舐めながら弥生の悶える顔を見ようかな･･･」
「んもぉ〜う･･･崇之ってエッチねぇ〜」
「エッチなのキライ？」
「いじわるぅ〜･･･」
　僕は淫壷と淫蕾を同時に愛撫した。
　片方を舐めてるときは、もう片方を指で愛撫した。
　相変わらず、弥生の穴はふたつとも締りがよく、無意識に調節しているように感じた。
「あぁ、あぁ、あぁ･･･はぁ、はぁ、はぁ･･･」
　徐々に息が荒くなり、口が半開きのまま喘ぎを繰り返した。
（よく締まって肉棒に絡むようなオ××ンコだな･･･もう、入れて味わうか･･･）
　まだ未発達の弥生のクリトリスも、その存在を誇示するように感じ始めていた。
「あぁ、そこ･･いぃ、あぅ、あっ、いぃ〜････」
　オシリのほうも通常のアナルセックスと違って、オ××ンコが尻にもある感じだった。
　指を入れて震わせると、それだけで痙攣してイキそうな感じになった。
（まったく･･･いい持ち物だな、弥生は･･･）
　僕はこの先、どこまで弥生が成長するのか、楽しみで仕方なかった。
　弥生の長い両脚を引き上げたままで肉棒を淫壷に挿入した。
　ゆっくり入れる･･･この時の淫壷の反応が堪らなかった。
　どこまでも･･･ピッタリと肉棒を包むように締め付け、奥へ奥へと吸い込んでいく。
「あぁ･･あぁあああああ･････あぅあぅあっ･･･」
　毎回、違った味わいを感じる弥生の淫壷は、都度、成長しているように感じた。
（まだまだ、これから･･･ゆっくり育てて･･･）
「あぁああああ、もう、あっ、もう･･いっちゃう、あぁ、いっくぅ〜〜〜〜〜〜」
　どの程度の波なのか、ハッキリしないが、今はそれでいいと思った。
　僕は休まず淫蕾に肉棒をあてがい、濡れて光る蕾みに亀頭だけを挿入した。
「う、うっわぁあ〜〜･････」
　弥生の尻を僕の太股に乗せ、正上位の姿勢のままで淫蕾と合体した。
　挿入の早さに変化をつけ徐々に深く入れることにした。
　淫壷とは逆に押し出そうとする力が強い反面、締め付けて留めようとする力も感じた。
（不思議な感触だ･･･前とは違う、いい感じだ）
　肉棒を出し入れしながら淫壷を指で味わう･･･このパターンは、しばらく続けようと思った。
「あっ、あっ、あっ、うぅぅ･････あ、ぅわぁああああああ〜〜〜〜」
　激しい痙攣と収縮の中、弥生は大きく身体を反らし、快感の渦の中に沈んでいった。
　僕の腕の中で小刻みに震える弥生の肢体を抱きしめ、柔らかな髪を撫で口づけした。
　しばらくして部屋の中の温泉で弥生の身体を洗いながら、立位でさらに交わり、湯船の中で弥生を後ろから抱きかかえ、そのまま下から挿入して、何度も突き上げた。
　弥生の欲求も、やっと終息し、僕の肉棒を握りながら、少しの間、眠りについた。

　翌朝、１０時ぐらいに宿を出て、家路に着いた。
　弥生は自宅に電話を入れ、無断外泊の言い訳をしていた。
「どうだった？」
「うん、どうにか友達が急に病院に入院したということにして、やっと許してもらったわ」
「大変だな･･･これから、逢うのも考えないと･･･」
「えっ、わたしの疼き･･･まだ治らないのよ、どうしよう･･･？」
「･････････」
「昨日、やっと、落ち着いたと思ったのに、少し寝ると、もう、疼いて･･･」
（まいったなぁ〜薬が効きすぎたかな･･･）
　田舎の道をバスに揺られて電車の駅まで向かった。
「一日に二本しかないバスのわりにお客さん少ないね」
　僕らは後ろの席に寄り添って座っていた。
　地元らしき他の乗客は前かドアの近くに座っていた。
　僕は弥生の太股を擦りながら湿り気を帯びている付け根に指を這わせた。
「ねぇ、気づかれたら恥ずかしいよ〜」
「じゃぁ、分からないようにしてなよ」
　下着の中に手を入れ、もう濡れている弥生の淫裂を弄くった。
　弥生は窓から外を眺めながら、全くそ知らぬ顔をして堪えていた。
　僕も反対側の窓や前を見て、弥生に普通の会話をしていた。
　あと２０分ぐらいで駅に着くところで、乗客は僕らだけになった。
　僕は運転手の死角になる座席に座り、肉棒を取り出した。
「うわぁ･･･美味しそう〜」
　弥生が小声で嬉しそうに囁き、下着を足首までずらして、跨るようにして上から淫壷に入れた。
　前の座席の背を両手で掴み、身体を上下させたり、バスの揺れに合わせて押し付けたりした。
「うぅぅぅぅ･･････ふぅぅ･････」
「よ〜し、もう、着くぞ」
「う、うん･･･、今、抜くから･･･、でも、まだ、満足できないわ･･･」
「じゃぁ、続きは、家に帰ってからにしよう」
「だって、わたしの家に、どうやって来るの？」
「いいから･･･弥生は、いい娘を演じて、部屋の窓のカギを開けて待ってればいいよ」
「うん･･･わかった、じゃぁ、それまで楽しみに待って我慢するわ」
（これから、しばらくの間、弥生が落ち着くまで、毎晩のように通わないとダメかな･･･）

　その夜、窓から忍んできた僕の肉棒を、いきなりむしゃぶりついて求めてきて以来、毎晩のように絡み合う淫欲の世界で弥生は大きく変身していった。
　スタイルの良かった肢体は、なお、その美しさと艶やかさを増し、あどけなかった顔は大人びた美形になり、セックスは何も言うことはないほどに成熟した。
　しかし、日常は真面目で固い女性で通し、成績も僕と離れたくない一心で飛躍的に伸びた。
　そう･･･あの蒸し暑い夜、何も無かったかのように･･･････。