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③西園寺 真帆（文学部）
次のターゲットは「西園寺 真帆」、高校時代に芥川賞を受賞した才媛で、古典から現代まで幅広い知識と創作の才能に長けていた。
碧の長い黒髪が美しく、物静かで古風な雰囲気が現代では珍しく、マスコミに注目され一時世間に騒がれたが、突如として姿を消した。
今では、知る人ぞ知る、という程度で、本人もやっと落ち着いたようだった。
彼女の行動パターンは把握しやすかった。
図書館が彼女の安らぎの場であり、自分の基点でもあった。
今日も図書館の片隅で読書に耽る彼女の姿があった。
僕は正攻法で向かいあうことにした。
「失礼、僕は芥川 崇之と申します。西園寺 真帆さんですね？」
「えぇ、そうですが･･･何か？今、読書中ですので、急ぎでなければ遠慮してください」
「わかりました。それでは、あなたの読書が終わるまで僕も読書をしています」
「どうぞ、ご自由に･･･」
真帆は怪訝そうな表情をしたが、すぐ本に視線を落とした。
２時間が経過し午後５時になると、彼女は書棚に本を戻し図書館を出た。
「陽炎の 容朧に 見えねども･･･」
僕は彼女の背に即興の上の句を投げかけた。
「どう言う、おつもりなの？わたしをからかっているのかしら？それとも･･･試してるの？」
「滅相もない、あなたとお話しがしたいだけです」
「あなたも同じ大学の･･･？」
「えぇ、法学部です」
「それで、何かご用なの？もう、帰宅する時間ですので･･･」
「はい、あなたの、その感性や洞察力、幅広い見識を、いや、あなた自身を僕と一緒に世界で役に立てていきませんか？」
「･･････、失礼ですが、あなたには妄想癖がおありで？全く興味が御座いませんので･･･失礼」
完全に僕の負けだった。
冴子に頼む手もあったが、今、冴子には全国の支持してくれる医学関係者を組織化させていた。
（しばらく気づかれないように観察するしかないか･･･）
翌日から昼間に一回、夜に一回、例のカプセルを服用し、真帆の傍を離れずに居た。
特別に変化もなく、いつも杓子定規に決まった生活をしていた。
（まいった･･･まったく付け入る隙がない）
そこで、一計を案じた。
四六時中、彼女の頭の中に直接テレパシーで淫らな幻想を送り続け、同時に、僕への興味が募るようなイメージを送ることにした。
これは、効果があったようだ。
数日もすると、明らかに睡眠不足の様相を呈していた。
僕は彼女が図書館に行くと、必ず、彼女の視界の中に自分を置いた。
「すみません･･･ご用があったのでは？」
何も話しかけてこない僕に痺れを切らし、真帆のほうから語りかけてきた。
「いえ、いいのです。ここには好きな新古今の世界に浸るために来ているのであって、決して、あなたにご迷惑を掛けるつもりは･･･」
「新古今ですか･･･、どうして新古今なのですか？」
「平安貴族の屈曲した心が美しく表現され、いや、あのように表現するしかなかった･･･、素朴に吐露できない真情を慮ると、その内奥に共鳴する気持ちから･･･」
「そうですか･･･そうですね、そういう見方、味わいも確かにありますね」
「あなたの才覚には比肩できないと思いますが･･･、自分なりに納得したいのです。
自分自身に納得を与えて生きていきたい･･･いつも、そう思っているので･･･」
「羨ましいわ･･･そのように言い切れるなんて･･････、わたしは中途半端だから･･･」
「そんなことはありませんよ、あなたは、あなたが納得できるものを書けばいい」
「･････････」
「それが、例え、周囲の評価を得なくても、あなたが書きたいものを書くことが大事なのでは･･･」
「そうかもしれませんね･･･」
「すみません、余計なことを申し上げまして･･･、それより、何か悩み事でも？」
「･･･最近、あまり眠れないので･･･」
「何かあるのですか？」
「えぇ、まぁ･･･、実は、いつも誰かに見られているような気がして･･･」
「そうですか、もし、僕があなたを熟睡させてあげられたら･･･、僕に賛同してくださいますか？」
「無理だと思いますけど･･･結構よ、このままでは本当に耐えられそうもないから･･･」
（やっと糸口が見つかった～）
その夜も真帆は、淫らな幻想が頭の中で実際映像のように交錯するのに疲れ切っていた。
（このままでは、本当に気が狂いそう･･･でも、何故かしら？
わたしの中に淫らな欲求があるとでも･･･、いえ、考えたことも無いのに･･･）
真帆の家は旧家で、敷地は広大で、まるで森の中に家があるような感じだった。
真帆は、母屋ではなく、離れで寝起きしていた。
親とも格別に用事が無ければ顔を合わすことも無かった。
僕は幻想に魘されて浅い眠りの真帆の口に、即効性の媚薬を念じて飲ませた。
やがて真帆が深く眠れずに目を覚ますと、肩で大きな息をしていた。
「どうして、わたしが、あんなことを･･･」
自分が男と絡み喘ぎ、狂ったように大胆に欲情し求めている幻想に苦しんでいた。
「あぁ･･･でも、どうして･･･いやだわ、わたし･･･」
真帆は自分の太股に滴る淫らな蜜に気づき愕然とした･･･。
自分の手で滴る蜜を拭ったが、後から後から滴ってくるので、淫裂に触れてみた。
そこは蜜で溢れ、熱を帯びていた。
「あっ！･･･」
指先で触れた淫裂に、痺れるような衝撃が走った。
（何？どうしたのかしら･･･、わたしったら･･･、このままじゃ、尚更、眠れないわ）
そう思いながらも、真帆は再び指で蜜が溢れる淫裂をなぞった。
「あぁぁ･･･ぁぁあああ･･････あっ･･･あふっ･･･何か、いい感じ･･･」
真帆は薬のせいで欲情していることに気づかず、初めてオナニーの快感に震えた。
指の動きが激しくなり、淫裂を押し開き、中へ指を入れた。
（すごい･･･中って、こんなにヌルヌルしてるの･･･）
初めての経験で、この先、どうすればいいのか分からず、不安感もあって戸惑っていた。
しかし、身体は火がついたように熱く火照り、身体を捩っても口唇を噛んでも、どうにも収拾がつかず、悶々として気が高まっていた。
「あぁああああ、どうすればいいの？あぁっ、おかしくなりそう！」
いつもの冷静さは影を潜め、真帆は今までに経験したことのない状況に困惑するばかりだった。
（そうだ！シャワーでも浴びればスッキリするかも･･･）
ベッドから飛び起きてパジャマや下着を脱ぎ捨て、急いで浴室に入った。
シャ～～～～ッ・・・・
長い髪が濡れるのも構わず、強くシャワーを全身に浴びせた。
「ふぅ～～～っ･･･」
真帆はシャワーを止めて、大きく深呼吸をした。
「あっ、･･････ぁあああああ～うっわあああぁぁあっ、ダメッ！ダメだわ！あぁぁ･･･」
その時、真帆の両肩にバスタオルがふわりと掛けられた。
「えっ！？どうして、あなたがここに居るの？」
「静かに！･･･約束したでしょう、あなたを熟睡させてあげると･･･」
「そうだけど、でもぉ、なぜっ！？｝
「しぃ～～～っ、静かに、落ち着いて･･･、ここは大声を上げても誰にも聞こえないだろうけど、とにかく落ち着いて･･･」
「･････････」
僕は真帆をバスタオルで包み、ベッドに座らせた。
「このままだと、一睡も出来ず、身体の疼きも収まらず、おかしくなってしまいますよ」
「でも、どうして、それが分かったの？」
「この離れは、どこからでも入れるし、中も外から良く見えますよ」
「･･･じゃぁ、わたしの･･･見てたの？」
「ちゃんとノックしたんだけど、返事が無いので回ってみたら、そこの窓から･･･」
「いやだぁ～恥ずかしいわ～もう、死にた～ぃ･･･」
「何を言ってるんだ、自分ではどうしようもないだろ？素直に僕の助けを借りれば済むことだろ」
「でも･･････」
「これも何かの縁、僕らの間に、目に見えない何かが作用した･･･運命なのかも」
「･･･そう、そうね、･･･あなたを図書館で毎日見かけているうちに、惹かれていったのは確かね」
「･･････」
「でも、まさか、こんな展開であなたと･･･、これも、確かに、運命なのかも･･････」
自分に言い聞かせるように、真帆は何度も繰り返すように言った。
「僕は君のこと、生かしてあげたいと思ってる･･･、その気持ちは純粋で偽りのないものだよ」
「でも･･･あのぉ～･･･実は･････」
「分かってるよ、未経験だって言うんだろ、僕に任せてくれないかな？もう、こうして、君は僕の腕の中にいるんだから･･･、信頼してほしいな」
火照った真帆の身体が、さらに熱くなってきた。
僕は乳房を隠していた長い黒髪をアップにして止めた。
「やっぱり･･･きれいな髪だけど、こうしてアップにすると、首がきれいだから艶っぽいね」
「えっ？やだわ～芥川さんったら･･･お世辞を言って～」
「お世辞じゃないよ、うなじがきれいで、思わず口唇を寄せたくなるよ、それと･･･、僕のことは崇之、でもいいし、あなた、でもいいから･･･もっと打ち解けてくれるかな？」
「えぇ･･･でも、まだ、お逢いしてから時間も経ってないし」
「男と女の間に、時間なんて無意味だよ、これから、徐々に分かってくるよ」
僕は優しい口調で真帆に接し、ゆっくりとベッドに横たえた。
真帆は、じっと目を閉じ、両手で前を隠して硬直したようになっていた。
僕は、そんな真帆を微笑ましく思いながら、着ている物を全て脱いで真帆に寄り添った。
僕の肌を自分の肌で感じた瞬間、真帆は小刻みに震え出し、口唇までブルブルと震えていた。
僕は真帆の額に軽くキスをして、
「ほら、そんなに緊張してたら、それこそ、おかしくなっちゃうよ、リラックス、リラックス」
「ふぅ～ぅぅぅぅ･･･はぁ、はぁ、はぁ･･･」
大きく息をして、真帆は緊張を解こうとしていた。
「ほら、さっき、君は自然と下に手を伸ばして、アソコを擦ったりしただろ～」
「いやっ、言わないで、恥ずかしいわ･･･」
「そうじゃない、僕が言おうとしてるのは、それがごく自然なことだって言いたかったんだよ」
「自然･･･なの？」
「そうだよ、欲求が起こるのも健康な女性なら当たり前だし、その欲求を満たそうとするのも、当たり前のことだよ、ただ、君は他の女性たちより目覚めるのが少しだけ遅かっただけだよ」
「それじゃぁ･･･みんな･･してる･･こと、なの？」
「そうだよ･･･だから、もっと自分に素直になって･･･、何とかしたいんだろ？」
「えぇ･･･」
やっと落ち着いてきた真帆を抱きしめ、身体を重ねた。
素肌と素肌を密着させ、重さを掛けないようにして、口唇をあわせた。
「真帆･･･って、呼んでもいいかぃ？」
「はぃ･･･」
「真帆の肌って･･･吸い付きそうにキメが細かく、弾力もあるんだね、着痩せするんだ真帆は･･･」
僕は身体をずらして、真帆の身体を見ながら指先を這わせた。
「本当にきれいな肌をしてる･･･どこもかしこも、みんなシットリして･･･」
「あぁぁ･･･ぁん～･･･ぅわっ･･･あぁぁ～･･･」
指の動きに反応して、少しずつだが真帆の口から喘ぎ声が漏れるようになってきた。
「ぁぁ･･ん～････アソコが･･なんか･･ムズムズして･･･あっ、ぁあああ･･･････」
「やっぱり着痩せするんだね～真帆は･･･、だって、真帆のオッパイ、プルプルして大きいね～」
そう言いながら、プリンのように揺れる乳房を擦りながら乳首を舐め、動きに変化をつけた。
「ぅううわっ、わっ、あっ･･･ん･･････」
「どう？どんな感じかな？オッパイに触られたことって･･･今まであったの？」
「はぁ、ふぅ･･･、えっ？･･いぇ、全部、今日が･･はじめて･･･で･･あぁ～ん･･･」
「どこが感じるのかな？舐められると･･･感じるの？」
「わ、わかんなぃ･･･なんか･･みんな･･･いぃキモチで･･･あぁああ～～」
（吸い付くような餅肌といい、感じ方の敏感さといい、教え込めば結構よくなるかな･･･）
僕はくどい位に執拗に擦ったり舐めたりを全身に施した。
もう、真帆の意識は快感の中にしかないように、喘ぐ声が延々と続いていた。
「もう、もう、ホントに変になりそぉ～･･･崇之、何とかして･･････」
悶えて身体をくねらせている真帆の両脚を広げると、熱い蜜が迸っていた。
僕は両手で淫唇を広げ、上のほうにある小さな芽を下から舐めあげながら、指で擦った。
「うっ、ぅわあああっ、っ、っ････い、ぃぃいいい、ぃいのぉ～･･･あぁあああ～～～～」
上半身を左右に振りながら嬌声をあげて淫欲の中を彷徨っているようだ。
僕は舌を淫壷の淵に移動させ、その周りを蜜を啜りながら舐めた。
指を１本だけ淫壷にゆっくり挿入すると、奥へ引っ張られるように締め付けられた。
（やっぱり処女はキツイなぁ～）
その指に神経を注ぎ、壷の中の具合を調べるように動かした。
「あ、あぁ、あぁ、あぁ･･･、痛いのは･･いやぁ、･･･いぃ気持ちにしてぇ･････」
僕はＧスポットを探り当て、その周辺をスライドさせたり押したりして刺激を続けた。
「うっ････あっつぅぅ･･･ぁぁぁぁあ～あ～あ～あぁぁぁ･････あっうっっ、あ、あ、あ････」
真帆の尻が浮き上がり、両脚がピ～ンと伸びたまま、呼吸が止まった･･･。
「････ぁっ、あああああぁぁ･････」
一度、何処までか分からないが、昇り詰めて降りてきたようだった。
「じゃぁ･･･僕のオ×××ンを真帆の中に入れるよ～」
ググッ･･ズブッ、ズブズブ･･ ････
まだ堅い壷の淵を押し広げるようにして肉棒を沈めていった。
「あああっっ･･あっ、あっ･･･うぅぅぅぅぁぁああああ～～～～」
悲鳴なのか快感の声なのか･･･真帆の喉の奥から、絞り出すような声が響いた。
「あぁぁはぁはぁ･････ゆっ･･くり、に、し、て･････はぁ、はぁ、はぁ････」
淫壷に圧迫感を感じてるようで、痛みは･･･あまり無いようだ。
でも、まだ快感に悶えるような感覚には至ってなかった。
僕は指を入れた時に探ったＧスポットを肉棒で圧迫するようにして、押し付けたまま腰をゆっくり回転させた。
「あぁ･･･熱い、あぁぁ･･頭が･･･うっわぁぁあああ･･あああああ～～～、あっううううっ･･･」
全身が硬直して、息が止まり、しばらくして和らいだ声が出てきた。
「いい感じだったね･･･真帆･･･、気持ちいいまま、ゆっくり眠るんだ･･･」
「はぁ、はぁ･･･、はぁ･･････、でも･･、あなたの･･そのままで･･いいの？･･･」
「よくは無いけど、今日はいいよ、今度、真帆には勉強してもらうから･･･今日は、ゆっくりオヤスミ～･･･」
僕は真帆の中から、まだ硬直したままの肉棒をゆっくり取り出し、真帆にキスをした。
「あっ、あぁぁぁぁ･････････」
真帆は、すぐに寝息を立て始めた。
（明日の朝は寝坊するぐらい、熟睡しちゃうだろうなぁ･･･もう、淫らな幻想も見ないから･･･）
翌日の夕方、いつもの図書館に真帆はいた。
「どうだった？真帆･･･、熟睡したかぃ？」
「おかげ様で･･･、あなたの言うとおりになったわ」
「そう、それは良かった。僕も嬉しいよ、ところで、例の約束だけど･･･」
「分かってるわ、あなたの言う通りにするわ」
「良かった･･･。ところで、奥の資料室は誰かが使ってるのかな？」
「別に･･･、大丈夫だと思うけど･･･、調べ物ですか？お手伝いしましょうか？」
「あぁ、頼むよ」
カウンターで鍵を借り、資料室に向かった。
内側から施錠し、奥の机のところまで行き、椅子に掛けた。
「どうだい？真帆のアソコは、まだ、疼くかな？」
「ううん、もう、大丈夫です･･･すごく良かったです、夕べは･･･。あんなに気持ちのいいことだとは、知りませんでした。これで、やっと女になったみたいで」
「そう、じゃぁ、もう、心配ないね？」
「･･･でも、時々、夕べのように気持ち良くしてくださいますぅ～？」
「もちろん･･･真帆には、これから、いろいろやってもらいたいことがあるけど、そうだなぁ、今から３ヶ月間は、もっと完璧なオンナにしてあげるよ。それから、忙しく動いてもらうから･･･いぃ～い？」
「ホントに･･･いいの？３ヶ月も･･･？」
「いいよ、約束する。じゃぁ、早速、今日は、ここで僕のオ×××ンの愛し方を教えるから、それが済んだら、真帆のアソコに後ろから入れて気持ちよくさせてあげるよ、どぉ～お？」
「嬉しいわ･･･昨日の今日で、優しくしてくれるなんて･･･、わたし、もう、離れませんよ！」
机と椅子を使い、激しく淫らな時間を過ごしたふたりは、その後、約束通り３ヶ月の間、毎夜のように欲情した時間を過ごし、真帆は僕の思い通りのオンナになり旅立った。
（これで、やっと、ふたり獲得、か･･････）
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