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(6)Play
夕陽が窓に差し込んでいる。
私達は服を着て何も無かったように世間話をしていた。
「もう、六時ね。そろそろ帰るわね」
立ち上がる私の腕を諒太郎が掴んだ。
「由香里。俺、由香里を抱きたい。由香里を・・・」
それ以上言わなくても分かる。世間話をしながらもお互いのドキドキ感は伝わっていた。抑え切れない本能と二人とも戦っていた。でも、諒太郎が私の腕を掴んだ瞬間、お互いの理性は融けて消えてしまった。
お互い強く抱き合い、唇を重ね合う。
私は諒太郎の服を、諒太郎は私の服を脱がし合う。我慢し切れなかった感情をぶつけ合うように、荒々しく脱がし合い、全裸になった二人はベッドになだれ込む。
「由香里。由香里。お前のカラダを俺、今欲しい」
「諒太郎・・・」
諒太郎は首筋を音を立てながら吸い付き少しずつその位置を下に移動してくる。
唇が乳首に達すると片手でもう一方の乳首をコリコリと摘みながら強く吸い上げる。
"チュプッチュプッ、ピチュピチュ"
両胸を大きな手でそれぞれ掴まれ、交互に舐められ、吸われ、軽く噛まれる。何度も何度も繰り返される。
「んっ・・・あぁん・・・はぅん・・・・」
「気持ちいいのか？」
「うん。感じる」
諒太郎は唇をそのまま下へ下へと這わしてきた。
「由香里。見せてくれ」
諒太郎が私の両太ももの下に手をあてがい聞いてきた。
「そんな・・・恥ずかしいわ」
私は秘部を両手で隠した。
「由香里のが見たい」
秘部を隠している私の指に諒太郎はキスをし、ゆっくりとももを持ち上げ開脚させた。私も力を抜く。
"ゴクリ"と諒太郎が唾を飲見込む。それとは反対に私の秘密の入り口からは液体が溢れてきている。
"にゅぷ"
諒太郎の指が入り口の中に入った。
「あぁ・・・由香里の中気持ちいい。こうなっているんだ・・・」
"ぐにゅぐにゅ"と動く諒太郎の指の動きがたまらなく気持ちのよいものになっていく。
「あぁぁぁぁ・・・ん」
「気持ちいいのか？」
「うん・・・・・」
私はさっきの調教的セックスとはうってかわり、諒太郎に身を任せている。
「濡れるってこういうことなんだ。由香里のオ○○コがぐしょぐしょになってる」
「もう、そんなエッチなこと言わないで。恥ずかしいじゃない」
私は紅潮して又、秘部を両手で覆った。
諒太郎は覆っている私の指と指の間に舌入れ込み、秘部を舐め始めた。
「あふぅん・・・・イヤ・・・ん・・・」
言葉と逆に私の指は抵抗無く秘部から離れ、諒太郎の舌を受け入れる。その舌の動きに酔いしれ、今私を愛撫しているのは、高校時代からの親友ではなく、別の男という感覚に落ちていく。
"ぴちゅっぴちゅっ・・・"
「はっはぁぅはぁぅ・・・・諒太郎・・・私、おかしくなりそう」
諒太郎はだまったまま舌での愛撫を続けている。その愛撫に指の動きが加わる。
クリトリス。その一番敏感な部分を指で弄り始めた。
「そこは・・・はぅ・・・そこはぁぁぁ・・・」
私の喘ぎに呼応するように諒太郎の指の動きが激しくなる。
「ダメェ・・・・イッちゃうぅぅぅぅぅ・・・・・」
私は、ビクンと下半身弾ませ大波にさらわれた。
波に漂うように放心状態の私が目を開けると、諒太郎の顔が側に来ていた。
「由香里・・・俺、自信もっていいかな」
「いいわよ。とっても気持ちよかったわ。イッちゃったもの」
「もう一度由香里の中に入りたいんだ」
「うん。でも、少し待って」
私はバッグからコンドームを取り出した。そして、袋を開け、コンドームを取り出し、今度は私が諒太郎のモノの頂点に当てた。
はち切れそうなくらい大きくたくましい諒太郎のモノ。男らしいそそり立っているモノを手でそうっと上へ撫であげる。
「うぅっっっ・・・由香里それはダメ。入る前に終わっちゃうよ」
「うふ。じゃぁ素直にゴム付けるわね」
私はゴムを爆発一歩手前の危険物にスルスルと装着した。
「諒太郎、下になって」
エッと驚く諒太郎を寝かせ、諒太郎の上に跨った。私の中で『割り切ったセックス』を・・・という感情が湧きあがりそうしたくなった。後ろめたさを排除したくなり、プレイという行為に徹したくなった。
諒太郎のモノを私の秘部にあてがう。
"にゅぷっ"
濡れきった場所が諒太郎のモノを咥え込む。
ゆっくりゆっくりと腰を上下させ少しずつ挿入させる。
「由香里ーっ」
諒太郎は私の二つの胸を鷲づかみにして揉みしだき喘ぐ。
全部は入れない。焦らすように挿入する。
「由香里、そんな事するなんて・・・」
「うふふ・・・」
諒太郎のモノを弄ぶように出し入れを繰り返すが、耐えられそうにも無い諒太郎の表情。もうそろそろ・・・
一端入り口付近まで抜きそして、素早く降りた。
"ズン!"
「あぁぁぁ・・・」
二人共、声をあげた。
諒太郎のモノを包んだまま、私は上下に体を動かす。
「由香里ィ・・・」
「諒太郎ゥ・・・」
「あっあっあっあっぁぁぁぁぁ・・・・・・」
我を忘れるかのようにお互いに激しく上下に動く。
"ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ・・・"
濡れたイヤらしい音をたててぶつかり合うように動く。結合されている部分からどんどん愛液が溢れ出し、二人のヘアーがびしょびしょになっている。
「諒太郎、イク」
「俺も・・・・」
私は諒太郎の首に抱きつき、諒太郎は腰を上下に暴走させるように動かした。
「ああああぁぁぁぁぁ・・・・・・」
同時に絶頂を迎えた。
諒太郎は大の字になり、私はパタンと諒太郎の胸に倒れこんだ。
「これで、お終い」
「ああ」
「もう、無しね」
「ああ、もう無しだ」
服を着替えて玄関まで来るといつもの親友の二人に戻った。
「じゃっ、健闘を祈っているわ」
「ああ。まかせとけっ」
「なぁーにそれ。随分の自信ね」
「あはは・・・」
諒太郎が照れて頭をかいた。
「恵理ちゃんのこと・・・泣かしたら承知しないわよ」
「わかってる・・・。由香里・・・。ありがとう」
「何言ってるの」
私は諒太郎のおでこを軽くこずいた。
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