10．小西 響子（27歳）

　響子のその時は、突然やってきた。
　学生時代の友達と旅行に行った時だった。
　１年前に結婚した響子は、久しぶりの小旅行に胸を弾ませていた。
『あなた〜次の火曜日から木曜日まで旅行に行きたいんだけど・・・？』
『どうしたんだい？急に・・・』
『学生の頃の友人で小山さん、ほら結婚式にも出席してもらった・・・』
『あぁ、確か・・・孝子さん、だったかな？』
『そうそう、その孝子が結婚する前にわたしと旅行したいって・・・』
『何、孝子さん、結婚するのか？ふぅ〜ん・・・独身最後の旅行か・・・』
『うん、それで、いろいろ教えてもらいたいから・・・それも兼ねて・・・』
『いいんじゃない！君も、結婚してから、何処にも行ってないし・・・』
　響子は27歳、３つ年上の直樹と２年間の交際を経て結婚し、やっと主婦としての生活に慣れていた。
　性生活も順調で、何の不満も無く、快感を感じる日々だった。

　２泊３日で関東近郊の温泉に行くことになった。
　火曜日の午前中に電車で目的地に向かい、ホテルの周辺の観光を楽しんだ。
　夕方、予約したホテルにチェックインし、料理と温泉を堪能した。
「いいところね〜今日は平日でお客は少ないし、のんびりできるし・・・」
「今回の旅行は、わたしの独身最後の息抜きもあるけど、主婦になって淡々とした日々を送ってる響子にも、喜んでもらいたくて・・・」
「ありがとう〜充分満喫してるわ〜まるで独身に戻ったみたいで・・・」
「そう・・・わたしは結婚してもオンナでありたいわ〜」
「えぇ〜っ？じゃ、わたしは女じゃないみたい〜」
「そんなこと言ってないわよ〜ウフッ・・・響子はいい奥様やってるし・・・」
「何か、誤魔化されたみたい〜？」
「ところで響子〜ご主人は何人目のオトコだったの？」
「えっ？何、それ〜」
「だって、結婚したら、他のオトコと遊べないし、セックスだって・・・処女で結婚したら、死ぬまでひとりのオトコしか知らないってことだよ〜」
「それでいいんじゃない？」
「まさか？響子って、処女で結婚したの？」
「・・・・・・うん・・・」
「信じられない〜セックスはオトコによって違うのよ〜いろいろと〜わたしはイヤだわ〜あんなに楽しいこと、ひとりだけなんて・・・」
「じゃあ、孝子は今まで何人ぐらいと？」
「そうねぇ・・・もう、正確には分かんないけど・・・20人以上かな〜」
「20人！？・・・・・・そんなに〜？」
「だって、27歳よ！もう10年もオンナやってるんだもの〜当たり前でしょ！」
「み、みんな、そうなの？」
「そうね・・・響子は天然記念物で論外、最低でも結婚するまでに5人や10人は〜」
「へぇ〜そうだったんだ・・・気づかなかったわ〜」
「響子が堅物だったのよ！」
　響子は、まるで不思議な話を聞かされているような気分だった。
「それだけじゃないわよ！2人3人相手のセックスも楽しいわよ〜」
「な、何？それって、同時に相手するわけ〜？どうやって・・・」
「オンナの口は３つあるでしょ！みんな性器と同じだわ〜」
「そんな・・・」
　孝子は学生時代から真面目だった響子が好きだったが、同時に歯がゆかった。
「まったく、響子って変わらないわね〜結婚して、主婦してれば少しは・・・」
「だって、みんな、そういう時になると、わたしだけ蚊帳の外だったでしょ」
「まぁ、そうだけど・・・響子も少しは羽目を外した方がいいわよ！」
「そうね・・・」
　響子は孝子の奔放な性格が羨ましかった。
　自分には無い魅力を持っている孝子には、いつも驚かされてきたのだ。
　ふたりは、なおもオンナについて話しを続け、夜半過ぎに床に入った。
「響子、わたし、寝る前にもう一度、温泉に入ってくるね」
「うん、わたしは、今日はもういいわ〜」
　孝子は浴衣姿のまま、タオルを持って部屋を出て行った。
（孝子が羨ましいわ〜ふぅ〜ぅ・・・わたし、このまま・・・）
　響子は孝子の言葉を思い出しながら、ウトウトしていた。

　2〜30分過ぎた頃、響子は目が醒めた。
「あっ、寝ちゃったんだ・・・まだかな？孝子・・・お風呂で寝てたりして・・・」
　響子は孝子を心配して浴場に向かった。
　ここの浴場は24時間、いつでも入れるようになっていた。
　男女は完全に分かれていて、室内と露天がつながっている構造だった。
　響子は暗くなった通路を歩き、大浴場の入り口に着いた。
（人気の無いホテルって・・・何か怖いわ〜）
　仄かな灯りしかない女性用の脱衣場に入ると、孝子のものらしい浴衣があった。
（まだ入ってるんだわ〜ホッ・・・）
　少しホッとして、仄暗い浴場の湯気に曇ったガラス戸に近づくと、中から女性の声が聞こえてきた。
「あぁぁぁ・・・いぃ〜〜いぃ・・・」
（ウソ！？まさか・・・孝子が？）
　響子の鼓動は急激に早まった。
　必死に息を殺してガラス戸を少し開いた。
　湯気に霞んで孝子の裸体が喘いでいるのが見えた。
「はっ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・孝子・・・」
　浴槽の中で男に後ろから責められ、悦びに喘いでいる孝子だった。
　他人のセックスを目の当たりにするのも初めてだったが、孝子の気持ち良さそうな喘ぎと男の責める姿に、響子は自分が犯されているような気分になり、興奮していた。
（凄いわ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・あぁぁぁ、わたしも・・・したい・・・）
　響子は初めて自分からセックスをしたいと思った。
　夫とのセックスで快感は知っていたが、自ら欲情することは無く、自分の中の淫欲に初めて気づいた響子だった。

　孝子は男を仰向けにし、そそり立った肉棒にむしゃぶりついていた。
（凄い・・・あんなに淫らになってるのに・・・イヤらしく感じないわ・・・あぁぁ・・・）
　長い時間、男の肉棒をしゃぶった後、上から自分の淫壷に肉棒を沈めていった。
「あぁぁ、あああ〜〜〜っ・・・ふぅ、ふぅ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　孝子の声が妖しく響き、響子は膝を床に付いて見入っていた。
　孝子の淫猥な狂態に見入っていた響子は、自分の背後に迫る男に気づかなかった。
「あっうっ！・・・」
「声を出すと、覗き趣味が友達に知れてしまうよ！いいのかい？」
　響子は背後から口を塞がれたまま首を左右に振った。
「だったら、このまま静かにしてるんだ！分かったかい？」
　今度は首を立てに振った。
　男の声は威圧的では無かったが、響子には覗きと言う言葉が恥ずかしく、男の言う通りにするしかないと思った。
　男は響子の口からゆっくりと手を放した。
　膝を付いて四つん這いのような格好の響子の浴衣の上から、身体全体を弄るように擦り始めた。
「はぁっ！・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「そのまま中を見ているんだ・・・いいね！」
　響子は黙って頷いた。
　男の手は響子の弓なりの背中からお尻を這い、浴衣の裾を捲り上げた。
「キレイな肌をしてるね〜スベスベしてキメが細かく・・・いい感じだ・・・」
　男は下着を剥ぎ、両手で露わになった響子のお尻を擦って呟き、舌を滑らかな白いお尻全体に這わせ、豊かに揺れる乳房を揉み始めた。
「あぁぁぁ・・・あぁ、あぁ、あ、あっ・・・はぁ、はぁ・・・」
「あまり大きな声を出すと、中に気づかれちゃうよ〜」
　異常な状況は響子の興奮に拍車をかけ、男の愛撫を堪え喘ぎ声を押し殺した。
（わたし・・・何を、してるの？あぁぁ・・・このままじゃ・・・でも・・・）
　響子は何とか現状打開を試みようとしたが、どうにも身体が反応しなかった。

　孝子が自分の乳房を握り締め、大きく身体を反らして絶頂に達した。
「あぁああああ〜〜〜いぃ〜〜イッくぅううう〜〜〜〜」
（あんな風に感じたことなんて・・・無いわ・・・これが孝子・・・はぁ、はぁ・・・）
　響子は、孝子がセックスを楽しむと言っていた意味が分かるような気がした。
　男は響子の浴衣を剥ぎ取り、響子を全裸にし、指で淫唇に触れた。
「グチュグチュに濡れてるね〜ふふふっ・・・もっと感じたいんだろ？」
「あっ、イヤッ・・・はぁ〜〜」
　男は手の平で響子の全身の素肌を舐めるように摩った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あぁぁぁ〜〜〜もぅ・・・あぁぁ・・・」
　男は響子の尻を開き、太股に滴る淫液を指で掬い、淫唇をゆっくりなぞり、左右に開いて敏感な肉の芽を摩り始めた。
「あっ・・・そ、そこ・・・っあぁ〜〜いや、いぃ〜はぁ、はぁ、はぁあっ・・・」
　響子は頭をうな垂れ、もう孝子を見ている余裕など無かった。
　男の指は執拗にクリトリスを責め、同時に、舌で淫壷の縁から菊蕾まで舐めた。
「あぁ、あっ、あっ、あぁ〜〜はぁ、はぁ・・・はうっ・・・ああああっあぁ〜〜」
　響子は上半身を支えきれず上体を伏し、お尻を突き出す格好になった。
　男は中指を淫壷に人差し指を菊壷に挿入し、中指だけを激しく動かし始めた。
　淫壷の入り口近くの肉襞を擦り、少しだけ人差し指を前後させていた。
「あぁああああ〜〜〜あぁ〜あぁ〜あっ！・・・イッ・・・イッくぅううう〜〜〜」
　ふたつの穴を激しく収縮させ、見知らぬ男の愛撫に響子は絶頂を感じていた。
「いい道具してるよ！奥さん・・・旦那だけじゃ、勿体無いよ〜この身体は・・・」
　男は響子が快感に震えている間に、肉棒をゆっくり淫壷に挿入し始めた。
「うわっ、ぅぁぁぁ・・・あぁっ、ふぅ〜〜あっ、いぃ・・・いや、あぁ、はぁ・・・」
　少し残った理性が自分を保とうとするが、虚しい抵抗だった。
　男の肉棒が響子の淫壷を巧みに掻き回すと、響子は全身を強張らせ絶頂に達した。
「あぁああああっ・・・い、いぃ・・・あぁぁぁ、イッ、イッくぅううう〜〜〜〜」
　男の肉棒をキュッキュッと締め付け、響子は今までに無い快感を味わっていた。

　響子が顔を上げると、目の前に孝子がバックから肉棒を挿入されたまま、響子と全く同じような格好で顔を上げていた。
「響子・・・あなた・・・寝ていればいいのに・・・」
「た、孝子〜これは、どういうことなの？」
「ふたりは、わたしのセフレよ！今日は、わたしたちの貸切みたいだから、響子が寝たら楽しもうと思って呼んでいたの・・・結婚すれば、しばらくは大人しくしていないとマズイでしょ！だから、この旅行の間、たっぷりと楽しもうと思って・・・」
「そう・・・」
「一生ひとりの男とだけなんて・・・わたしには耐えられないわ！結婚しても半年もすれば・・・またタイプの違うオトコを捜して楽しむわ！」
「わたし・・・」
「そうね！響子も、そうして下の口でオトコを咥えて悶えて・・・同じね！？」
　響子は男から離れようと身体を捩るが、男に抑えられ肉棒で突かれた。
「あぁっ！・・・あぁぁ・・・」
「ほら、夫以外のオトコに突かれてヨガって・・・もう、割り切りなさいよ！」
　孝子はオトコから離れ、温泉に浸かり始めた。
「た、孝子〜！」
　孝子は、昔から優等生の響子を、自分と同じようにしたくて、最初から探しに来ることを計算して、男を待機させていたのだった。
（響子もオンナねぇ〜ふふふっ・・・あぁ、これで楽しくなるわ〜）
　孝子と淫猥に満ちたセックスに耽っていた男が、響子に近づいてきた。

　後ろの男は微妙に肉棒を動かし始めた。
「あぁ、ぁぁぁぁ・・・」
　響子は無意識に淫壷を締め、より感じようとしていた。
　前の男は響子の顔の前に座り、両手で豊かな乳房と乳首を愛撫し始めた。
　後ろの男の肉棒の動きが次第に大きく縦横無尽に動き始めると、響子は再び悦楽の世界に嵌り、お尻を自分でも動かして酔い始めていた。
　目の前には、隆々とした肉棒がそそり立ち、ピクピクと響子を誘った。
「あぁぁああああ・・・いぃ〜〜はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「ほら、奥さん！これも食べていいんだよ！ほら、その可愛い口で・・・」
　前の男は逞しい肉棒を響子の口唇に押し当てた。
　響子は両手で肉棒を掴み、根元から舐め上げ、無我夢中にしゃぶり始めた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・太いわ・・・堅いし・・・美味しいわ・・・あぁぁぁ・・・」
　後ろの男が激しく腰を遣い始めると、響子は前の男の肉を深く咥えたまま、一気に絶頂へと昇りつめていった。
「うぅっ・・・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・」
　後ろの男は肉棒を抜き、孝子のいる浴槽へ向かった。
　響子はうつ伏したまま、快感の余韻に浸っていた。

　口に咥えた肉棒を放し呼吸を整えていると、男は響子の身体を仰向けにした。
「いい身体してるね・・・孝子よりグラマーかな？」
　響子が浴場の中に視線を向けると、浴槽の中で絡み合う孝子が見えた。
（孝子・・・キレイだわ・・・オンナとして輝いてる・・・わたしも・・・）
　孝子のオンナの姿態に刺激を受けた響子は、傍の男に目を遣った。
　男は無言の了解で響子の乳房を揉みしだき、乳首を舐め回し始めた。
　同時に指を下腹部から太股に這わせ、少しずつ淫唇に近づいてきた。
「あぁぁぁ・・・あぁ、あぁ・・・もぅ・・・ねぇ・・・はぁ、ぁぁぁ・・・指・・・あぁ〜〜」
　早く淫唇を弄って欲しくて身を捩り喘いだ。
（あの太いのだと、どんな風に感じるのかしら？あぁ、孝子の言うとおりだわ！みんな違うのね〜味わってみたい気持ち・・・やっと分かったわ・・・）
　男の中指が半開きの淫唇をなぞり、淫壷の縁から肉芽まで摩り、弄り始めた。
「あぁん、あぁん、あぁあっ・・・はぁ、はぁ・・・あうっ・・・あ、あ、あぁ〜〜」
　男は響子の太股の間に身を沈め、尻を持ち上げ舐め始めた。
　下の菊蕾から淫壷、肉芽まで、舌先を巧みに動かし微妙な触感を与えた。
「あぁぁ、いぃわ・・・凄い・・・舌が生きてる・・・あぁ、あぁ、はぁあっ・・・」
　男は舌を巧みに操りながら、指で淫壷の中の肉襞を擦り始めた。
「あぁぁっ・・・あぁ〜〜あぁ〜あぁ、うぅあっ・・・イッちゃうわ！あぁ〜イク、イク、イッくぅううう〜〜〜〜」
　男は引き続き指を菊壷に挿入し、肉芽を舐めながら素早く前後に動かした。
「あぁっ！・・・そこは・・・あぁ、いぃ〜〜いいわ！あうっ、はぁ、はぁ・・・あぁ〜〜〜変よ！あぁぁ、イヤッ・・・お尻で・・・イッちゃうぅううう〜〜〜」
「奥さん・・・前も後ろも、それに上の口も・・・穴は全部、いい道具してる！」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・は、初めてよ・・・あぁ、まだ、感じてる・・・あぁぁ・・・」
（わたしの知らない『わたし』が居るみたい・・・どうなるの・・・？）
　響子は、もう自分ではコントロールできない自分を感じていた。
　男は余韻に浸る響子の両脚を腰に抱え、肉棒を淫壷に少しずつ挿入した。
「あうっ・・・うっ、うぅぅ・・・ぅぅぅ・・・あはぁぁ〜〜ふぅ〜はぁ、はぁ・・・」
「少しキツイかな？じゃあ、ゆっくり、味わって・・・」
　男は淫壷に沈めた肉棒を、ゆっくり回転させ、それに前後の動きを少しずつ加え、響子の反応を見ながら動きを変えていった。
「あぁぁぁ・・・擦れるぅ〜〜あつぅ〜いぃ・・・あぁ、そう・・・あぁぁ、いぃ〜〜」
　男は響子の感じやすい部分が分かると、その肉壁を太い肉棒で擦り始めた。
「あぁ〜そ、そうよ〜〜あぁあああ〜〜〜いっ、いぃ〜〜はぁ、はぁ、はぁ、もう、凄い・・・あっ、あっ、あああっ・・・イッ、くぅううう〜〜〜〜」
　響子は嘗てない大きな快感の波に襲われ、そのまま失神してしまった。

　我を取り戻した響子は、男に抱かれ湯に浸かっていた。
　湯の中で男は胡坐をかき、その肉棒は響子の淫壷を貫き、乳房を揉んでいた。
「ふぅ〜〜ぅ・・・はぁ、はぁ・・・わたし・・・気を失っていたの？」
「そうだよ・・・だから、抱きかかえてここに・・・どう？ゆったりして・・・」
「あそこが・・・ズンズンと・・・頭の先まで快感を伝えてる・・・はぁ、はぁ・・・」
「奥さんが感じやすいから・・・」
「孝子は・・・？」
「今夜は、もう部屋に戻ったみたい・・・明日も一日中、感じたいって・・・」
「そう・・・あなたたち、孝子と長いの？名前は？」
「まだ、１ヶ月ぐらいかな？名前なんかどうでもいいでしょ！不便だったら、一郎と二郎とでも呼んでください・・・ボチボチ、フィニッシュしますか？」
　男は響子を抱えたまま肉棒を突き上げ始めた。
「あぁ〜あぁ〜あぁ〜いぃ・・・いぃ〜わぁ〜〜」
　男は指を菊壷に挿入し、肉棒の動きに合わせて出し入れした。
「あわぁぁぁぁ・・・あぁ〜どうしよう・・・どっちも、感じてるぅ〜〜」
　男は片手で乳房と乳首を愛撫しながら、淫壷と菊壷を責め立てた。
「あぁあああ〜〜〜いぃ・・・あぁ、あぁ、また・・・イク、イクぅううう〜〜〜」
　響子は男にしがみ付き、淫壷と菊壷を強く締めて絶頂に達していた。
　男はブルブルと快感に震える響子を優しく抱き、髪を撫で背中を撫でて、口唇にキスをした。
「奥さん、いいオンナだよ〜僕、好きになっちゃった！」
「一郎さん・・・優しいのね〜こんなに感じたの、生まれて初めてよ・・・明日も・・・感じさせてくれるの？」
「孝子さん次第かな？彼女、好きだから・・・放してくれるかな？」
　ふたりは大浴場から部屋に戻り、そのまま抱き合って眠った。
　孝子は二郎の部屋で眠っていたようだった。

　翌日、響子は昼近くに目覚め、昼食と朝食を合わせて摂った。
「一郎さん、何処に行ったのかしら？」
　響子は食後のコーヒーをラウンジで飲み、二郎の部屋に行ってみた。
　部屋のドアには、『起こすな！』の札が下がっていた。
「きっと、３人で楽しんでいるんだわ！」
　響子は仕方なく部屋に戻り、昨夜の自分を思い出していた。
（あんな風に感じるなんて・・・夫とじゃ、考えられないわ・・・旅行から帰ったら、どうしよう？もう夫のセックスじゃ、物足りないわ〜）
　響子は自分の中の変化を嬉しく思う反面、戸惑いも感じていた。
「あっ！下着着けてなかったんだ！すぐに一郎さんとしようと思ってたから・・・まぁ、いいわ！・・・あれっ？これって・・・」
　部屋の中にあった施設案内で、ＤＶＤシアターという文字が目に留まった。
「へぇ〜映画ねぇ〜孝子は居ないし・・・ひとりで外に観光でもないし・・・一郎さんたちは、孝子に占有されてるし・・・あぁ〜暇だわ〜」
　響子は仕方なくフロントに向かった。

　フロントには中年の男と若い20代の男が立っていた。
「あのぉ〜部屋にＤＶＤシアターがあるって書いてあったんですが・・・」
「はい、デームセンターの奥の部屋にございます。今日はお客様方の他は宿泊の方がございませんので、専用でご覧になれます」
「そうですか、行けば分かります？」
「いえ、セッティングが必要ですので・・・わたしがご案内します」
　若いフロントマンが、カウンターを出てきた。
（あれっ？お客様・・・ノーブラ？透けて見えるのは・・・乳首？えっ！！）
　フロントマンは生唾を飲みながら、チラチラと響子に目を遣った。
　先を歩きながら、若いフロントマンはドキドキしていた。
　ミニシアターは、20人ほどがゆったり鑑賞できるような造りになっていた。
　ボディソニックのようなリクライニングシートが扇状に設置され、スクリーンは300インチぐらいだった。
　薄明るいダウンライトの部屋は、結構、落ち着ける環境だった。
　フロントマンは一番後ろの操作卓の前に行き、電源を入れた。
「小西様・・・ご希望の映画など、傍のリストからお選びください」
　響子は傍らのリストを手にしたが、暇つぶしなので何でも良いと思っていた。
「あなたに任せるわ〜わたしが好みそうなもの、選んでくださる？」
　響子はカラカイ半分で、わざと艶っぽく言った。
「かしこまりました・・・それでは、セットしますのでお楽しみください」
　フロントマンがスイッチを押すと、ダウンライトも消え映画が始まった。
（うん・・・暗くて落ち着くわ・・・『タイタニック』？ふぅ〜退屈だわ・・・）
　シートを倒し、ゆったりと鑑賞し始めた響子だったが、眠くなってしまった。
「ねぇ〜います？」
「はい、何でしょう？」
「もっと刺激的なのは無いの？」
「は、はい・・・チョッとお待ちください・・・」
　フロントマンは、急いでリストチェックをし始めた。
　その間に響子は、昨夜の疲れか、ウトウトとしていた。

　フロントマンが新しいのをセットした時は、響子はすっかり寝入っていた。
「小西様、いかがでしょうか？」
「・・・・・・・・・」
　響子の返事が無いので、フロントマンは響子の傍に寄り、再度、声を掛けた。
「小西様・・・えっ？寝ちゃったのか・・・うぅ〜ん」
　フロントマンは仕方なくフロントに戻ろうと思ったが、響子のノーブラを思いだし立ち止まった。
（そうだ！これだけ寝入っているなら・・・少しくらいは・・・）
　フロントマン(男)は、暗い中、響子のブラウスの開いた部分から、そっと手を差し入れてみた。
（うわっ！やっぱり・・・ノーブラだ！はぁ、はぁ・・・凄いオッパイだ！）
　指先が響子の乳房から乳首に触れ、男はすっかり興奮してしまった。
「う、うぅ〜〜ん・・・」
　響子の様子を見ながら、男は足元に目を遣った。
（まさか・・・下も穿いてないってことは・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・）
　男の手は響子のスカートに掛かり、静かに上に捲っていった。
（うわっ！！・・・ノーパンだ！どうする？はぁ、はぁ、はぁ・・・）
　ここまできたら引くに引けなくなっていた。

　映画ではシャロンストーンが魅惑的な肢体をくねらせ、激しく悶えていた。
　その声に呼応するかのように、眠っている響子も喘ぎ声を漏らしていた。
（小西さん・・・夢を見てる・・・しかも・・・やってる夢だ・・・はぁ、はぁ・・・こんなにいい女が淫夢なんて・・・シャロンストーンが影響したかな？）
　男は響子の様子を見ていたが、どうにも気持ちを抑えきれなかった。
　下半身の露わになった響子の太股を撫で、その締った感触を楽しみ、淡い恥毛の下の淫唇を覗いた。
（濡れてる・・・はぁ、はぁ・・・溢れてるよ・・・夢の中で弄られてるんだ・・・）
　男は響子の見ている夢に乗じて思いを遂げようと決めた。
　指で濡れてる淫唇をなぞり、響子の反応を見た。
「あぁぁ・・・いぃ・・・一郎さん・・・はぁ、はぁ・・・」
（一郎？・・・誰だ？まぁ、どうでもいいや！）
　響子の反応に安心した男は、太股を広げ淫唇を舐め、中に舌を入れた。
　突起した肉芽を舌で舐め回し、淫壷に指を入れて中を弄った。
「あぁ〜あぁ〜あぁああああっ・・・いぃ〜いぃ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　自分の手で乳房を掴み、淫夢に悶える響子に、男は妖しい女の魅力を感じた。
（早くしないと・・・せっかくのいい女を・・・はぁ、はぁ・・・でも・・・入れて大丈夫かな？入れた瞬間に目を醒ますと・・・あぁ、ヤバイなぁ〜）
　男は勃起して暴発寸前の肉棒を取り出し躊躇していたが、響子の身体をずらし、自分の体重をかけないように留意しながら挿入し始めた。
　ズブ、ズブ、ズズゥ・・・
　息を殺して少しずつ響子の淫壷に肉棒を入れると、男はゆっくりと腰を前後に動かし始めた。
「はぁ、はぁ、はぁあっ・・・い、いぃ〜〜っ・・・あぁ、あぁ、あ、あ、あぁ〜〜」
　響子は男の肉棒を締め付け、身体を捩って悶え始めた。
（うっ・・・いぃ・・・いいオマ×コだ！はぁ〜はぁ、中に出すわけには・・・あうっ！）
　男は早い動きで肉棒を繰り出した。
「あぁ〜あぁ〜あっあぁあああっ・・・一郎さん〜イッ・・・イッくぅううう〜〜〜」
　響子は男の肉棒の動きで一気に昇りつめた。
　響子が昇りつめると同時に、男は肉棒を抜きハンカチに包んで射精した。
「うぅぅっ・・・・・・ふぅ、ふｘ、ふぅ〜」
（良かった・・・中に出したかったけど・・・はぁ、はぁ・・・大丈夫か？）
　男は息を荒げている響子の衣服を直し、慌ててシアターを後にした。

　しばらくして響子は目を醒ました。
「あれっ？・・・えっ！やだぁ〜わたしったら・・・こんなところで寝て、昨日の一郎さんとの夢見てたんだわ〜」
　響子はスカートの中に手を入れ、淫唇に触れた。
「やっぱり濡れてるわ〜本当に入っていたみたい・・・エッチねぇ〜うふっ！」
　響子はスクリーンに映し出されていた大胆なセックスシーンに目が留まった。
「あぁ、このせいかな？・・・寝ている耳に入ってきて、興奮したのかも・・・」
　響子はシアターを出てフロントに向かった。
「あのぉ〜シアター、そのままにして来ましたが・・・」
「あぁ、結構です」
「そう・・・良かったわ！ありがとう〜」
　受け応えた若いフロントマンは、響子の言葉にドキッとした。
（良かったわ・・・？ばれたのかな？）
　男はドキドキしながら、響子を見送った。
「あっ、そうそう、今の時間でも、温泉は入れますか？」
　振り向いた響子に驚きながら、男は慌てて受け応えた。
「は、はい！大丈夫です！」
「そぉ・・・」
　響子は軽く会釈をして部屋に戻った。

　部屋に戻った響子は、入浴の支度をして大浴場に向かった。
「まだ３時か・・・孝子は、まだ楽しんでるんだわ〜ふぅ〜〜」
　響子は、濡れた恥部や汗を流そうと、大浴場に入った。
「今日は明るいし、人気も無い、か・・・」
　少し気落ちしたが、室内の浴場で身体を洗い流し、露天にゆっくり浸かった。
「あぁあ〜〜っ！気持ちがいぃわぁ〜〜こんな気分、久しぶり〜〜」
　身体を投げ出し露天の美味しい空気を吸いながら、響子は日頃の主婦業など一切忘れ、解放感に浸っていた。
　しばらくすると、室内の温泉のほうに人気を感じた。
（あれぇ〜？孝子たちじゃないわよね・・・新しいお客様かしら？）
　身体を洗い流す音が消え、露天の方に歩いてきた。
「えっ！？何で〜？」
「あっ！す、スミマセン！小西様、いらっしゃったんですか？」
　歩いてきたのは、あのフロントの男だった。
「うわっ！それ！ほら、立ってるぅ〜〜」
　男の股間には、すでに回復した肉棒が、ギンギンと勢いを増していた。
「あっ、スミマセン！」
　男は股間を手で隠し、戸惑っていた。
「どうしてホテルの人が？それに・・・ここは女性用でしょ？」
「それは・・・このホテルの習慣で・・・お客様のいない時間に、男は女湯に、女は男湯に入るんです」
「どうして？」
「どうしてかは聞いていませんが、もう、ずっとそうしてるので・・・」
「そうだったの・・・」
（凄く逞しいオチ××ンだったわ〜一郎さんとは形が違って・・・どんな感じなのかな？あれで擦られたら・・・あぁぁ、食べてみたいわ・・・）
　響子は夢で悶えた余韻からか覚醒したからか、男の肉棒に欲情していた。

　響子は湯に身体を沈め、男を促した。
「習慣なら・・・入ってもいいわよ！昼間は、いいものを観させてまらったし・・・」
（やっぱり、気づいていたのかな？）
「そ、そうですか・・・じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
「他の人も来るの？」
「いえ、他のひとたちは、仕事がありますから・・・この時間は自分だけです」
「そう・・・」
（良かった〜みんな来たら、こっちが恥ずかしくて困るわ〜）
　男は遠慮がちに温泉に入った。
「わたし・・・シアターで寝ちゃって！知ってました？」
「えっ？あっ、そうだったんですか？わたしは途中で抜けたので・・・」
「あの映画は、どうして選んだの？」
「えぇ・・・あのぉ〜小西様が、刺激的なのがいいと仰ったので・・・」
「そうなの〜でも、刺激的って・・・セックスなの？スピードとかパニックとか〜」
「あぁ、そうですね！小西様が魅力的でしたので・・・はぁ、つい・・・はい」
　男は胸が破裂しそうだった。
「そぉ〜ぉ、そうかなぁ〜？そう言えば・・・さっき、アソコ、凄かったわね？」
「あれも、そのぉ・・・はぁ、はぁ・・・小西様の裸が目に入って・・・はぁ、はぁ・・・」
「今も、あのままなの？」
「えぇ、はい・・・この状況じゃ、立ち上がれませんね」
　響子は男の肉棒を味わってみたいと思い、身体を投げ出して湯に浮かべた。
「あぁ〜〜ぁ、いぃ気持ちねぇ〜」
　目を閉じてゆったりしている響子の裸体に、男は我慢の限界を感じた。

　男はゆっくり立ち上がり響子の傍によると、自分のギンギンとした肉棒を響子の顔に近づけ、さり気なく乳房に手を置いた。
　響子はゆっくり目を開け、目の前にある異形な肉棒にあらためて驚いた。
「な、何？コレ・・・不思議な形してるわね？」
「えぇ、友達にも言われました」
「彼女は居るの？言われない？」
「今は・・・いないので・・・前に一度、言われましたが・・・」
　男は冷静に肉棒を観察している響子の心中を図りかねていた。
「ふぅ〜ん・・・大きさも大きいし・・・あなた、自信持っていいんじゃない？」
「そ、そうですか？」
「ところで、胸に置いた手は・・・動かさないの？」
　男はハッとして、響子の乳房を揉み始めた。
「もっと優しくしないと、女の子に嫌われるわよ！落ち着いて・・・」
　響子は男に言いながら、肉棒を手に取り見入り、舐め始めた。
「うわっ・・・はぁ、はぁ・・・」
　響子は露天の浴槽の縁に座り、目の前に立たせた男の肉棒を丹念に舐めた。
　玉袋を優しく揉みながら、大きく反り返った筒を根元から舐め上げ、亀頭を口の中に含み舌で舐め回した。
「あぅっ・・・ぁぁぁ・・・ぁぅ・・・っぅ・・・ぁぁぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「はぁ〜〜美味しかったわ・・・いぃ感じだわ〜」
　響子は肉棒から口を放し、そのまま後ろへ倒れるように仰向けになった。
「あぁぁ・・・もう少しで・・・凄い舌技・・・はぁ、はぁ・・・そして、見事な肢体・・・堪らない・・・」
　男は響子の口唇から首筋、乳房へと舌を這わせ、太股から腰までを摩った。
「蕩けそうな口唇・・・これだけでも、男は夢中になっちゃいます・・・その上に、この手触りの良い乳房に・・・締りのいいアソコ・・・ふぅ〜〜」
　響子は男の誉め言葉に身体の芯が熱くなるのを感じた。
（わたし・・・自分を知らなかったのかも・・・もっと広く経験して・・・あぁぁ・・・）
　男は湯に身体を沈め、響子の股間を舐めまわした。
　太股の付け根から淫唇、菊蕾まで満遍なく舐め、指で淫壷の奥まで弄った。
「あぁあああ〜〜〜はぁ〜っ・・・そこ、ぅっ・・・あぁ、いぃ・・・もっと・・・」
　響子が昇りつめる寸前まで快感を感じたところで、男は肉棒を淫壷に挿入した。
「うぅぅぅ・・・あっ、あぁぁぁぁ・・・あふぅ〜っ・・・イク、イッくぅううう〜〜〜」
　充分に感じていた響子は、肉棒の挿入と同時に昇りつめていった。
「うっああああぁぁぁ・・・ふぅ、ふぅ・・・凄い締め付け・・・まだまだですよ〜」
　昇りつめたまま、男は多様な動きで響子を責め立てた。
「あぁ〜また、またよ〜イクぅううう〜〜〜あぁ〜あぁ〜あぁあああ〜〜〜〜」
　何度も何度も繰り返される絶頂感に、響子は狂ったように悦びの声をあげた。
「もぅ、もぉ〜死んじゃうぅぅぅ・・・はぁ、はぁ、イってぇ〜イってぇ〜〜！！」
　男はやっと中に出せると思い、激しく腰を動かした。
「うぅっ、あぁ・・・つぅ・・・あっ、あ、はぁあぁ〜イッ、イッくぅうう〜〜〜」
「わ、わたしもぉ〜〜い、いぃ・・・イッ・・・くぅうううぅぅぅぅ・・・・・・」
　響子は夫以外の男の精液を淫壷の中に受け容れ、至福の淫悦に浸っていた。

　夜になって夕食を終えると、やっと孝子が戻ってきた。
「ゴメンね！響子〜もぅ、独身最後だと思うと夢中になっちゃって・・・」
「うぅ〜ん、いいのよ！主婦も結構大変だから、今のうちに楽しまないとね！」
「主婦が言うんだから間違いないわね！・・・今から彼らと楽しむ？」
「そうねぇ〜もう、いいわ！充分堪能したから・・・それに・・・帰ってから・・・」
「なぁに？帰って何するの？」
「うふっ！内緒よ！」
「もぉ〜〜ふふふふふっ・・・」
（これから、まだまだ先が長いんだから慌てなくても・・・あぁ、楽しみだわ！）
　響子は一郎と二郎とで、ふたり同時に楽しみたかったが、帰ってから相手を探す楽しみも残しておきたかったし、いろんなタイプの男たちとのセックスを想像するだけでワクワクしていた。