19．村上 妙子（30歳）

　結婚して５年が過ぎ、夫と子供１人との３人家族で、円満な日々が続いていた。
　夫の裕也は32歳で、会社でも真面目な人柄で評判も良かった。
　平凡だが毎日、過不足無く暮らし、妙子自身、主婦として充実していた。
　ただ妙子には、どうにもならない性分があり、それだけが難点だった。
　ひと言で言えば、「断りきれない性格」「イヤ！と言えない性分」だった。
　思い起こせば、裕也との結婚もそうだったのかもしれない。
　付き合い始めて１ヶ月後、裕也に結婚を求められ、まだそんな気になれなかったのに、申し出を受けて結婚に至ったのだ。
（でも・・・幸福だから・・・）
　確かに、裕也との結婚は結果的には良かった。
　真面目な裕也は仕事だけでなく家庭も大事にし、申し分の無い夫であり父親だった。
（夜もマメに愛してくれるし・・・性的にも充分に満足だわ・・・）
　そんな妙子だから、周囲の人も気軽に頼みやすく、面倒な役回りは、妙子が引き受けることが多かった。
（そう言えば、この間も幼稚園のＰＴＡの仕事、引き受けちゃった・・・）
　やはり、断りきれないのだ。

　今までは、それで済んだから良かったが、今回は勝手が違った。
　真面目な夫の裕也は定年までに支払いを済まそうとマンションを購入し、新しい環境での生活が始まったのだ。
　基本的には今までと変わらなかったが、訪問客が増えたのだけは違っていた。

　この日も朝から自治会の役員の山崎が来て、しばらく話しをしていった。
「ふぅ〜また、雑用を引き受けちゃったわ・・・どうして断れないのかしら？」
　ブツブツと独り言を言いながら、主婦の仕事をしていた。
　丁度、お昼の食事が終わった頃、またチャイムが鳴った。
「はぁ〜ぃ！」
　ドアを開けると、真面目そうな男性が立っていた。
「水の点検に参りました」
「水・・・ですか？」
「えぇ、水質検査です。マンション内の水にある雑菌などを調べて、取り除く装置があるので・・・それに適合するかどうかを・・・」
「そうですか・・・じゃぁ、お願いします」
　男は中に入るとカバンから検査器具を取り出し、キッチンから始めた。
（色っぽい奥さんだな〜肉感を感じるなぁ・・・）
　男は水道の蛇口をひねりながら、妙子の身体が気になって仕方がなかった。
（こんな詐欺まがいの仕事で器具を売りつけるんだ！どうせなら、身体も頂いちゃった方が・・・毎日が楽しいかもな）
　男は公共的なニュアンスを与えて、浄化器具を売りつける商売をしていた。
　簡単な水質検査を行ない、浄化装置を取り出して妙子に言った。
「奥さん、やはり水質が少し・・・ほら、この通り・・・」
　男の示す検査結果を覗き込み、妙子はすっかり嵌っていた。
「この浄化装置をつければ・・・・・・」
「分かりました・・・その装置をつけないと、身体に悪いんでしょうね？」
「そりゃそうですよ！でなければ、わざわざ、お見せしませんよ！」
「分かりました。それで・・・代金は？」
「その前に、ここを抑えてもらえませんか？」
　男は妙子に器具の一部を抑えさせ、取り付けを始めていた。
「キャッ！」
　蛇口から水が飛び出し、男の股間が水浸しになった。
　男が慌てて器具から手を放すと、今度は妙子の胸元に水が勢いよく掛かった。
「キャッ！」
「あっ！すみません！」
　ふたりとも水浸しになり慌てふためいていた。
（上手くいった！後は・・・）
　全て、男が仕組んだことだった。

　男はハンカチを取り出して妙子の胸の辺りを拭きながら、ブラウスのボタンを外し、フロントホックのブラを外した。
　時間を同じくして、妙子は男の股間を近くにあったタオルで拭き驚いていた。
　男のズボンのジッパーが開いて、勃起した肉棒が姿を現していたのだ。
「あっ！」
　妙子の手と視線が止まり、自分の乳房が露わになったことさえ気づかなかった。
「お、奥さん！」
「ち、違うわ！わたし・・・ただ、拭いただけよ！本当です！」
「奥さんの胸、大きくて素敵ですね？」
「えっ？あっ！」
　妙子は慌てて露わになった乳房を隠した。
「奥さん、このままじゃ、我慢できないよ！そんなに素敵な胸を見せられて、僕のオチ××ンを大きくしちゃって・・・何とかしてくださいよ！」
「えっ！そんな・・・わたしは・・・」
（凄く元気が良くて堅そう・・・こんなの初めて見たわ・・・）
　いきり立った男の肉棒に目を遣りながら、妙子は対応に苦慮していた。
　男は濡れたズボンを脱ぎ、筋肉質な太股の間からそそり立った肉棒を誇示していた。
「濡れたズボンが乾くまで、奥さん、この興奮したオチ××ンを何とかして・・・」
　男は妙子を引き起こし、露わになった豊かな乳房を両手で鷲掴みにした。
「奥さん、責任を取って何とかしてもらわないと・・・」
　妙子はいつの間にか自分がそうしたんだと思うようになっていた。
「は、はぃ・・・」
　男は妙子の乳房を揉む手を止め、ブラウスを脱がせブラを抜き、スカートを下ろして最後の一枚の下着も素早く脱がせた。
　妙子は何の抵抗も出来ないまま、素っ裸にされていた。

　男は妙子を裸にした後、自分も着ていた服を脱いだ。
「奥さん素晴らしい身体をしてますね！こんなに素敵な女性、初めて見ましたよ！」
　妙子は訳も分からない状況の中で誉められ、戸惑っていた。
（男の人に誉められるなんて・・・初めてだわ！でも、わたし何をしてるのかしら・・・このままだと夫を裏切ることになるわ・・・どうやって断れば・・・？）
　妙子のどうにもならない性格で、今度ばかりは最悪な状況になってしまった。
「こんな魅力的なプロポーション・・・旦那さんひとりじゃ勿体ないですよ！」
（そんなに？・・・でも、最近、少し贅肉が・・・）
　妙子は下腹部に付き始めた贅肉が気になったが、他は少しは自信があった。
　93・63・92・・・これが妙子のスリーサイズだった。
　セミロングの髪に優しい顔立ちで、少し意識すれば、確かにいい女に見えた。
「僕のは爆発寸前ですよ！奥さんが触るから・・・」
　妙子は男の上半身から股間まで視線を流した。
（逞しい身体をしてるわ！胸板が厚くて引き締まって・・・アレは黒々として・・・やだわ！わたしったら・・・どうしたのかしら？裕也さん以外の人に・・・満足してるのに・・・どうして？あぁ・・・どうしよう・・・？）
　男は妙子の股間の高さに屈み、両手で尻を擦りながら恥毛に顔を埋めた。
「あっ！や、ヤメ・・・」
「もう、我慢が出来ないよ、奥さん！」
　男にそう言われ妙子は拒絶できずにジッとしていた。
　恥毛を舌で舐め上げ、隠れていた淫唇をネットリと舐めながら尻を揉んだ。
「あっ・・・ソコは・・・は、はぁぁぁぁ・・・」
（わたし何してるのかしら？感じてるの？・・・こんなセックス初めてだから・・・）
　ごく普通のセックスしか経験のなかった妙子は、思いがけない今の状況と異常な形でのセックスに、流されるように嵌っていた。
　妙子は太股を閉じようとするが、逆に男の顔を押し付けるようになってしまった。
「ダメですよ、奥さん！そんなにしちゃあ・・・凄く淫らな液が溢れてますよ！」
「えっ、う、うそ・・・ぁぁぁぁ・・・はぁ、どうして・・・ぁぁぁ・・・ぃぃぃ・・・」
　妙子は自然と腰を前に突き出し、男の頭の後ろを抑え悶え始めていた。
（もう、抑え切れないわ・・・わたしにこんな淫らさがあったなんて・・・）

　男の舌の動きは巧みだった。
　こういう状況で慌てる様子も無く、妙子を充分に欲情させようとしていた。
　淫唇を押し開け、妙子の敏感な肉芽を絡めるように舌で舐め回した。
「あっ、あっ、あぁあああっ・・・あふぅ〜あ、あぁ・・・い、いぃ〜〜あぁぁぁ・・・」
　妙子は腰を捩じらせ快感に悶えていた。
　男は妙子の身体を持ち上げ、ステンレスの流しの上に座らせ、両脚をＭ字型に開かせた。
（あぁ・・・こんな格好・・・わたしったら・・・あぁ、興奮しちゃう・・・）
　男は大きく開いた妙子の淫部を少し眺め、イヤらしい笑みを浮かべていた。
　妙子の豊かに揺れる乳房を両手で撫で回し、舌先で乳首を転がした後、ゆっくりとした動きで妙子の濡れて熱く息づく淫唇を覗き込んだ。
「奥さん、もっと感じたいだろ？ほら、ここがイヤらしく蠢いてるよ！」
「あっ、イヤッ！はぁ、はぁ・・・お願い、何も言わないで・・・ネッ！」
　焦らされるように揶揄され、妙子は恥かしさと制御できない淫欲に喘いでいた。
「すぐにでも犯したい気分だが、奥さんの身体を見てると楽しみたくなったよ」
　男は指で淫壷の淵を撫でながら再び肉芽を舐め始めた。
「はぁ、あっ・・・ぁぁぁぁ・・・はぁ、ぃぃぃ・・・ぃぃ・・・あ、あぁぁぁ・・・」
「フフッ、奥さん、旦那以外の男は初めてだね・・・フフフッ・・・」
「・・・・・・・・・」
「経験豊かな人妻の初心な反応・・・堪えられないな〜」
　指を少しずつ淫壷の中に入れ、その都度、男は内壁を確認するように擦った。
　淫壷の下側から奥、奥から上側の壁を辿って入り口まで戻ると、男は再び焦点を絞ったように指を上側の内壁に押し付け、集中して擦り始めた。
「あ、あぁっ・・・あ、あ、あぁぁ、いっ、いぃ〜ぃ・・・はぁ〜〜〜っ・・・ぁぁぁ・・・」
　肉芽を口唇で挟んで舌先で舐め回し、指で淫壷のザラついた肉壁を擦り続けた。
「あぁ、あっ・・・あぁぁ、はぁ、は、はぁ・・・あっ、イク、イッくぅううう〜〜〜」
　妙子は男の頭を自分の恥部に押し付け、頭を左右に激しく振って昇りつめた。

　男はしばらく妙子の状態を窺っていたが、妙子の呼吸が少し落ち着いたのを契機に、立ち上がって肉棒を握り、開いた淫壷にゆっくりと挿入し始めた。
　妙子のステンレスに座った尻を引き寄せ、ズブズブと音を立てて奥深く挿入した。
　妙子は両脚を前に投げ出し、両手をステンレスの上について身体を反らした。
「あっ・・・あ、あ、あ・・・はぁ、ぁぁぁ・・・あぁ〜はぁ、ぁぁぁぁ・・・」
「うぅぅっ、奥さん・・・いぃオマ×コだ・・・」
　男は腰をゆっくり回転させ、前後に繰り出し始めた。
「あぁ、あぁ、あぁあっ・・・はぁ、ふぅ、はぁぁぁ・・・ぃぃぃ・・・ぁっ、ぁぁぁ・・・」
　男は妙子の腰を両手で引き付け、次第に腰を早く動かし始めた。
「あぁああっ、は、ぁぁぁ、いっ・・・はぁ、あっ、あ・・・いぃ、イッくぅううう〜」
　妙子は両手を突っ張り、投げ出した両脚をピンと伸ばし、絶頂を味わった。
「奥さん、もう、充分だろ？じゃあ、こっちもイカせてもらうよ」
「はぁ、ダ、ダメ・・・中は・・・」
　妙子は身体を起こして男にしがみつき、逞しい胸を手で擦りながら言った。
「お願い・・・中は・・・わたしの口の中で許して・・・ネッ！」
「ふぅ〜仕方ないな・・・後でもめるのも・・・」
　男は妙子の仲から肉棒を抜き、妙子がキッチン台から降りるのを待った。
　妙子は快感で重く感じる身体を床に下ろし、ヌメヌメと光る黒々とした肉棒を目の当たりにした。
「凄く逞しいわ・・・」
「じゃあ、その男好きのする口唇で、しゃぶってもらおうか」
　妙子は夫の肉棒をフェラすることはあったが、こういう形で夫以外の肉棒をしゃぶることになるとは思ってもみなかった。
　妙子は黒々とした肉棒を片手で握り、軽く上下に扱いた後、舌で根元からそっと舐め上げた。
（堅いわ・・・夫より堅くて勢いを感じる・・・）
　何回か舐め上げた後、亀頭部分を口唇で挟み、舌先で鈴口をチロチロ舐めた。
「うっ・・・あ、あっ・・・ふぅ、ふぅ・・・」
　妙子は亀頭の傘の部分を舐めながら、片手で玉袋を包むように擦り、亀頭にあった舌を玉袋に移動させ舐め回し、口の中に玉を含んで舐めた。
「はっ、あぁぁ・・・いっ、ぃぃぃ・・・」
　男は腰を震わせて妙子のフェラを味わっていた。
（夫にもしたことないようなことをして・・・感じてくれてるのかしら？）
　妙子は夢中になって男への愛撫を続け、肉棒をスッポリ口に含んで扱き始めた。
　舌を肉棒に圧しあて、少し吸いながら口唇で肉茎を素早く扱いた。
「うっぅぅぅ・・・あぅっ、い、イッ、くぅぅぅぅっ・・・・・・あっ、うっ・・・はぁ〜〜」
　男は妙子の口の奥に肉棒を突っ込み、ガクガクと腰を震わせて射精した。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・奥さん、良かったよ！」
「うっ、ゴクッ・・・はぁ、ふぅ・・・わたし・・・」
「今度は安全な日にもっと感じさせてやるから、楽しみに待ってな！」
「えっ！・・・でも・・・」
「良くなかったのかい？」
「いえ！・・・良かったけど・・・わたし・・・」
「真面目な主婦だってことは分かってるよ！無理強いはしないけど・・・奥さんの身体が、こういうセックスの快感を忘れられないんじゃないか？」
「じゃぁ・・・１週間後に・・・浄化装置の取り付けに来て・・・」
「フフッ・・・分かった！今日の器具は外して帰るから・・・代金は安くしておくよ！」
　男は衣服を身に着け浄化装置を片付けると、笑みを浮かべて出て行った。

　水質検査の男とのセックスは、平凡で幸せな日々を送っていた妙子には衝撃だった。
（別に、夫に不満があった訳じゃ無いのに・・・断れない性格が・・・でも・・・凄く興奮しちゃって、乱れちゃったわ・・・あんなに淫らなことが・・・）
　妙子の自分の中に潜んでいた淫らなオンナが目覚めてしまったのだ。
　あの夜、夫に求められた妙子は、いつもより激しく乱れたのだ。
　自分から夫の肉棒をしゃぶり、無意識のうちに深い快感を求めていた。
「妙、今日は凄いな〜環境が変わったせいかい？」
「えっ、そうね！何か、いっぱい感じたくなっちゃって！うふっ・・・」
「いいよ、こういう妙も・・・でも、ほどほどにしてくれよ！明日に響くから」
　無意識に淫欲の強くなった自分にハッとしたが、夫には上手く誤魔化した。
（ふぅ〜良かった！自分だけじゃなく裕也さんにも沢山感じさせてあげなきゃ・・・）

　翌日、さらに一日が過ぎた時、妙子は、あの男を心待ちにする自分に気づいた。
（どうしちゃったのかしら？わたしったら・・・激しいセックスをしたがってる？）
　思い切り淫らにされたがっている自分に気づき、妙子の股間は疼いた。
　この日、午前中の家事をこなしながら、どうしても疼く自分を鎮めようと、シャワーを浴びていた。
　ピンポ〜ン・・・
「えっ！？誰かしら？今日は誰も訪ねてくる予定は無いのに・・・」
　妙子は慌ててワンピースを裸に身に着け、玄関に急いだ。
「はぁ〜ぃ！すみません、今、行きます〜」
　バタバタと玄関のドアを開けた。
「あっ、金指さん！どうしたんですか？突然・・・」
「昨日、こっちに仕事で来て・・・妙ちゃんに会ってから帰ろうと・・・」
「そう、あっ、どうぞ〜入って！」
　金指は、妙子が結婚する前に勤めていた会社の同僚で、金指が北海道に転勤になるまで、付き合っていた男だった。

　金指をリビングに通し、椅子に座って話し始めた。
「もう６〜７年ぐらい経つかしら？」
「そうだね！あの頃はお互い若くて・・・」
「そうね、わたし、32歳になっちゃたわ」
「僕だって・・・妙ちゃん、幸せそうだね！」
「えぇ、平凡だけど、満足してるわ〜金指さんは？」
「いや、まだ結婚してないんだ・・・なかなか妙ちゃん以上の女性に出会えなくて」
「えぇ〜っ！わたしなんて・・・金指さんならいくらでも女性に・・・」
「そんなこと無いよ！・・・僕らプラトニックだったから、尾を引いているのかな？」
「そう言えば、金指さん、キスさえしてくれなかったわね」
「違うよ！キスどころか、いつだって妙ちゃんを欲しかったけど、嫌われるのが怖くて・・・度胸が無かったんだよね」
「あっ、ちょっと待って！すぐにコーヒー淹れるから・・・」
　妙子はキッチンに向かい、コーヒーの支度をし始めた。
　金指は妙子のワンピース姿を目で追っていた。
「妙ちゃん、お風呂に入っていたの？」
「えっ！どうして・・・？」
「ワンピースが濡れて・・・透けて見えて・・・」
「ホ、ホント？ゴメン〜実は、洗濯しながらシャワーを浴びてたの」
「グラマーなプロポーションは変わってないね！・・・一度、抱きたかった・・・」
「えっ？何？」
「いや、何でもないよ！手伝おうか？」
　金指は椅子を立って、妙子の傍に寄って行った。

　金指は妙子の背後から包み込むように立ち、妙子の耳元に優しく囁いた。
「コーヒーより・・・妙、君が欲しい・・・」
「あぁ〜ん・・・ダメ・・・耳は・・・」
「じゃあ、耳じゃなく、アソコならいいのかい？一度でいいんだ！君とのことが終わらない限り、僕は前に進めない・・・だから、いいだろ？」
金指は妙子のワンピースの上からボリューム感溢れる尻を擦った。
「あっ、ぁぁぁ・・・」
「やっぱり・・・素肌の上に着てるんだね？じゃぁ、素敵な胸も・・・？」
　妙子のオンナに火が点いた。
　疼いていた淫唇から太股へと淫らな液が滴り、妙子の鼓動は高まっていた。
　金指の手は妙子の乳房を掴んでいた。
「あぁ、何度もこうして君の素敵な胸を揉みたかった・・・」
「あぁぁ、ま、待って！はぁ・・・ねぇ、ちょっと待って・・・」
「今、君を放すと、もう二度と抱けなくなるかも・・・また後悔したくないんだ！」
「・・・大丈夫だから、ネッ！ここじゃ、イヤなの・・・だから・・・」
（ここは、この間、あの男と・・・金指さんとは、ここじゃしたくないわ！）
　早く金指の肉棒を味わいたかったが、いい想い出にしたかったのだ。
「どこなら、いいの？」
「はぁ、はぁ・・・こっち、こっちに来て・・・」
　妙子は金指の手を取り、寝室へと導いた。

　妙子は自ら金指の前でスルリとワンピースを足元に落とした。
「妙・・・あの頃、毎晩のように夢見た君の裸が・・・」
「わたしも・・・あなたが欲しかったわ・・・」
「本当かい？あぁ〜何と言うことだ！あの時、こうしていれば・・・」
「もう、言わないで！今は、もぅ・・・」
　妙子は金指の上着を剥ぎ取り、ズボンのベルトを外しトランクスを引き下ろした。
　目の前に飛び出した金指の肉棒を見て、妙子は思わず生唾を飲み込んだ。
（す、凄いわ・・・夫よりも太くて、あの男より長いわ・・・これが入ったら・・・あぁ〜）
　引き寄せられるように妙子の手は金指の肉棒に伸び、両手で包んで頬張った。
「妙・・・あぁぁ・・・君に咥えられてるのか・・・はぁ、はぁ・・・」
　妙子は夢中になって金指の肉棒をしゃぶり続けた。
「うっ・・・っはぁ、もぅ・・・妙。もぅ、いぃ・・・ありがとう、ふぅ〜」
　金指は妙子の身体をベッドに仰向けにし、優しく抱き締めた。
「妙、今、君を抱くことで、僕は君と別れることが出来る・・・」
「えぇ、わたしも・・・あなたの想いを全て受け止めて、忘れるわ・・・」
　金指は妙子の口唇を愛しそうな眼差しで見つめ、指でそっとなぞり額に口づけした。
　手のひらで豊かな乳房を包み、指の間に挟んだ乳首を擦るようにして揉んだ。
「あぁぁ・・・はぁ、はぁ、ぁぁぁ・・・いぃ・・・はぁ、ぃぃぃ・・・はぁぁぁ・・・」
　乳首を舌で転がしながら舐め回し、指を下腹部から太股へ這わせた。
「はぁっ、いぃぃ・・・はぁ、はぁ、あぁ、ぃぃぃ・・・」
　妙子は若き日の想い出が終わろうとしていることに、小さな哀しみを感じていた。
　金指の指が妙子の淫唇をなぞった時、妙子は思わず大きな声を上げた。
「あぁっ！・・・ぃぃぃ・・・」
　一瞬、金指の指が止まったが、そのまま愛撫は続いた。
　妙子の太股が大きく開かれ、金指の舌が淫らに濡れた淫唇を開いていった。
「あぁぁ、いぃ、いぃぃぃ・・・あぁ、もぅ・・・早く、お願い・・・」
　金指は目の前で淫らに悶える妙子に我慢できず、肉棒を淫壷に挿入し始めた。
（あっ、あぁぁ・・・プラトニックな想い出・・・さよなら・・・）
「あぁぁぁ・・・うぅぅぅ・・・はぁ、ふぅぅぅ・・・あっ、いぃぃ・・・あぁぁ・・・」
　妙子は瞳に涙を溜め、金指の身体を抱きしめ、肉棒を深く迎え入れた。

　妙子は金指とのセックスで、さらに何か吹っ切れた気がしていた。
（セックスはセックスよ！楽しまなきゃネッ！）
　淫らになりきれなかった金指とのセックスは、妙子には不完全燃焼だった。
（あの男との約束まで、あと４日・・・ふぅ〜我慢できるかな？）
　妙子は沸々と身体の奥から湧き上がる淫欲に悶々と耐えていた。
『すみませ〜ん！奥さん！』
『あっ、はい』
『僕です！○○生命の安田です。今から書類に印をもらいに伺っていいですか？』
『えぇ、構いませんが・・・』
　生命保険の営業担当の安田からの電話だった。
　妙子はバタバタと部屋を片付け、印鑑を出して待っていた。
「こんにちは〜安田です」
「どうぞ〜」
「失礼します」
　妙子は安田をリビングに迎え、書類に印を押した。
「ありがとうございます。それじゃ、これで・・・」
　安田は丁寧にお辞儀をして書類をカバンにしまい出て行った。
「あっ・・・ふぅ〜〜」
　何も起こらなかったことに、妙子はがっかりして床に座り込んだ。
（誰もが自分に魅力を感じるわけじゃない・・・当たり前なのに・・・あぁ〜ぁ・・・）
　妙子は気落ちして気力を失っていた。

　ピンポ〜ン・・・
　妙子が座り込んで落ち込んでいる時、チャイムが鳴った。
（誰？今日はもう・・・誰とも会いたくないわ・・・）
「村上さん！自治会の黒木です！」
（あっ！そうだわ、頼まれていた回覧用文書の作成が・・・）
「あ、はぁ〜ぃ・・・」
「あぁ、良かった！いらっしゃったんですね〜例の文書出来てますか？」
「それが・・・すみません！今、すぐに仕上げますので、お入りください」
　黒木は30代後半の面倒見の良い男だった。
「あれ？黒木さん、今日お仕事は？」
「朝一番、病院に行ってまして・・・お休みしたんです」
「病院？どこかお悪いのですか？」
「いえ、定期的な検診ですよ。それより、今日回覧しないと・・・」
「あ、はい・・・こちらに・・・」
　妙子は急いでＰＣを立ち上げ、作業途中のwordを開いた。
「出来てるじゃないですか？」
「いえ、まだ、ここのところが・・・」
「あぁ、そこですか・・・そこは・・・」
　黒木は妙子の後ろから覗き込んで文章の指示をした。
（おっ！村上さんの奥さん、凄い胸してるなぁ・・・よく見ると見事なプロポーションだ。今までは、あまりじっくり見なかったから気づかなかったけど・・・深い谷間にキレイな白い肌・・・触ってみたい・・・それに、ムッチリとした太股が・・・あぁ、欲情が・・・）
　黒木は夢中でＰＣに向かっている妙子の傍らで、股間を膨らませて熱くなっていた。
「これで、どうでしょう？」
「えっ？あぁ、そうですね！じゃあ、プリントしてください。１枚で結構です。後は、コピーしますから・・・」
　黒木はハッとして我にかえり、自制心を強くしてプリントを待った。

　妙子は椅子から立ち上がり、印刷の終えた紙を取って黒木に渡そうとした。
「あっ！」
「大丈夫ですか？」
　慌てて前のめりに倒れそうになった妙子を、黒木が腕を伸ばして受け止めた。
「す、すみません！わたし、慌ててしまって・・・あのぉ〜黒木さん・・・」
「は？大丈夫・・・あっ、すみません！」
　受け止めた黒木の手には、妙子の豊かな乳房があった。
「奥さん・・・グラマーですね・・・」
「いや、手を・・・放して・・・」
「僕は別に・・・何も・・・」
　妙子は犯されるのを拒絶するように黒木を突き放そうとした。
「だって、黒木さんの・・・そこが・・・」
「えっ？あっ、これは・・・いえ、あのぉ・・・奥さんが魅力的だから・・・」
「でも、わたしは・・・」
「分かっています！そういう女性じゃないことは・・・すみません！でも・・・」
　黒木は、いつの間にか妙子のペースに嵌っていた。
「黒木さん・・・手を・・・」
　妙子は黒木の腕の中から逃れようと身体を捩ってみせた。
　無論、本気ではなく、このまま激しく淫らに犯されたい気持ちだった。

　黒木は妙子が身体を捩れば捩るほど、その気になっていった。
「奥さん！」
　黒木は手の触れていた妙子の乳房を揉みしだき、腰を引き寄せて抱き締めた。
「ダ、ダメ・・・黒木さん・・・」
「あぁ、素晴らしい感触だ！奥さんの胸は最高です！」
　腰を引き寄せた黒木の手は、妙子の肉感のある尻を弄っていた。
「このお尻も・・・あぁ、手のひらが気持ちいい・・・奥さんも、ほら！」
　黒木は妙子の手を取って自分の昂った肉棒を握らせた。
「たまには、ご主人以外のコレもいいもんですよ！夜が新鮮になりますよ！」
（確かに・・・あの夜の裕也さんとのセックスは、いつもより興奮して・・・）
　黒木は妙子のスカートの裾を手繰り、太股を擦りながら弾力のある尻を擦った。
「あっ、ダ、ダメ・・・黒木さん、ヤメテ・・・」
「奥さんのお尻・・・犯したくなるようないいお尻ですね」
「お尻を・・・」
（どうしようって言うのかしら？はぁ、はぁ、もう感じてきちゃって・・・）
　妙子が身体を捩っている間に、スカートの中のスキャンティをスルリとお尻から引き下ろし、指を妙子の太股から淫唇に這わせ、ヌルッと中に入り弄り始めた。
「あっ・・・」
「奥さんのオマ×コ・・・濡れて欲しがってますよ！」
「イヤッ、それは・・・黒木さんが・・・あっ、ぁぁぁ・・・」
　黒木の愛撫に妙子は自然と身体から力が抜けていった。
　黒木は巧みに指を動かし、妙子の敏感な肉芽を弄り、淫壷を弄り始めた。
「あぁわっ・・・ぁぁぁ・・・あふぅぅぅ・・・あっ、イヤ・・・ぁっ、ぃぃぃ・・・ぁぁぁ・・・」
　腰を黒木の腕に抱えられ、身動きできないまま淫部を愛撫され、妙子は上半身を後ろに反らせ身悶えしていた。
「あぁ、もぅ・・・許して・・・」
「ほら、身体はもっと欲しいって言ってるけど・・・いいのかな？」
　黒木は妙子を弄ぶように淫部を弄り続け、妙子の白い太股には淫らな液が滴り続けていた。

　黒木は妙子の淫液で濡れた指を、そのまま後ろにスライドさせ、キュッと締った菊蕾の中心を解すように愛撫した。
「あっ、ぁ、ぁ、ぁぁぁ・・・そこは・・・ぁ、ぃぃぃ・・・はぁぁぁ、ぃぃ・・・ぁぁぁ・・・」
「奥さん、堪らない身体してるよ！夢中になりそうだ・・・」
　黒木は淫部を愛撫しながら、深い谷間を作っていた乳房を包んでいたブラを外した。
　解放されたふたつの乳房はユラッと揺れ、キレイな形を作って見せた。
「おぉっ、堪らない・・・うぐっ・・・」
　黒木は顔を妙子の乳房に埋め、むしゃぶるように舐め回し乳首を口に含んだ。
「あぁぁぁ・・・はぁ、ぃぃ・・・もぅ、ぁぁぁ・・・」
　妙子の背後に廻った黒木は、豊かな乳房を両手で揉みしだき、上半身を机の上に投げ出すようにし、スカートを捲くって白い尻を露出させた。
「いい尻してる・・・胸も尻も、弄り回しても飽きそうもない」
（わたし・・・弄ばれてる・・・あぁぁ、こんな恥かしいこと・・・感じちゃうぅぅ・・・）
　自分が淫らに扱われていることに、妙子は全身が痺れるような快感を感じていた。
　黒木は、露わになった妙子の白い尻を撫で回し、舌で丁寧に舐め始めた。
「あぁ、ぁぁぁぁ・・・はぁぁ・・・ぃ、ぃぃぃ・・・」
「良く見えるよ〜奥さん・・・エッチなオマ×コとキュッと締ったお尻の穴が・・・」
「あぁぁ・・・ん、ィャ・・・見ないで・・・はぁ、誰にもそんな風に見せてないのに・・・」
「イヤらしい雫が太股を滴って・・・ほら・・・」
　黒木は妙子の淫液を指でなぞり、そのまま太股を擦りながら再び舐め始めた。

　膝の裏から太股、太股からお尻へと、黒木の舌は執拗に動き回った。
　妙子はお尻を微妙に動かして悶え、両手で机を抑えて快感に浸っていた。
　黒木は両手で白い尻の双つの丘を開き、萎んだ菊蕾を舌先で舐め始めた。
「あっ！あっ・・・あはっ、ぁぁぁ・・・いっ、いぃぃぃ・・・はぁぁ、はぁぁぁ・・・」
　お尻をピクンと震わせ、お尻で味わう初めての快感に身震いした。
　菊壷の中に舌を差し込んで弄り、指を濡れた淫壷の中に入れて擦り始めた。
「あわゎゎゎ・・・はぁあっ・・・はぁ、はぁ、ぃっぃぃぃ・・・ぁぁぁ・・・」
　妙子は黒木の立て続けの責めに頭が朦朧としてきていた。
「もう、我慢できない」
　黒木も妙子の身体を弄ぶのを止め、肉棒を取り出して淫壷に挿入していった。
　ズブッ、ズブズブズブ・・・
　白い尻を両手で抱え、押し込むようにして肉棒を沈めていった。
「うあっ・・・ぁ、ぁ、ぁぁぁぁ・・・あ、はぁぁ・・・い、ぃぃぃぃ・・・」
　根元まで妙子の淫壷に挿入した黒木は、股間を尻に押し付けたまま回転させた。
「はぁ、はぁ、あっ、あぁぁぁ・・・いぃぃぃ・・・はぁ、はぁ、あぁ、いぃ〜〜」
　しばらく妙子の快感が強まるのを待って、黒木は角度を変えて挿入を繰り返した。
「あぁ〜あぁ〜あぁ〜あぁぁ、すごっ・・・い、ぃぃ〜はぁ、はぁ、あぁああっ・・・ダメ、あぁ、イクッ、はぁぁ・・・あうっ・・・イッ、イッくううぅぅぅ・・・・・・」
　妙子は両脚を開いたまま突っ張り、お尻を黒木の股間に押し付けて昇りつめた。
「うっ・・・凄い収縮だ・・・はぁ、はぁ・・・奥さん、出すよ！」
「はぁ〜あっ！ダ、ダメ！危ないの！」
「うぅっ、それはマズイ・・・よし！」
　黒木はゆっくりと肉棒を引き抜くと、萎んだ菊蕾に亀頭を押し当て、ゆっくりと菊壷の中に肉棒を沈め始めた。
「うわっ！・・・あっ、そこは・・・うぅぅぅ・・・はぁ、はぁ、痛っ・・・」
　妙子の菊壷は黒木の肉棒を押し出すようにキュッキュッと締めつけた。
「あぁっ・・・いっ、いぃ・・・イク、イクよ・・・あぁっ・・・はっ・・・いっ・・・はぁ〜〜」
　ドクドクと肉棒から妙子の菊壷に白濁の粘液が吐き出された。
「あっ・・・あぁぁぁ・・・いっ・・・ぃぃぃ・・・あっ、イク、イクぅぅぅぅ・・・」
　菊壷の浅い所で黒木の肉棒から射精された時、妙子は無意識のうちに締め付けを繰り返し、菊壷で絶頂に達してしまったのだ。

　しばらくして落ち着いた後、黒木は申し訳なさそうに詫びて帰っていった。
「奥さん、つい興奮してしまい、申し訳ないことを・・・このことは、くれぐれも内緒で・・・・・・しかし奥さん、いい身体してるね！」
　黒木はバタバタと印刷した紙を持って出て行った。
（黒木さんのテクニックは凄かったわ・・・また・・・したいわ・・・わたし・・・お尻に射精されちゃったわ・・・処女だったのに〜感じちゃった！）
　妙子はシャワーで淫部を洗い流し、余韻に浸っていた。
（まだ少しお尻に違和感があるけど・・・何か得したような気分だわ！）

　黒木と淫らな時間を過ごした日から３日後、約束どおり、水質検査の男がやってきた。
「いらっしゃい！」
「これ、無料でいいです！今、取り付けますから・・・」
　１週間前とは別人のように紳士的に振舞う男に、妙子は不思議な気がした。
「この装置は本物ですが、水質検査は詐欺のようなものなんです。スミマセン・・・それと、この間のことも・・・許してください！お願いします」
　妙子は男の不甲斐無さにがっかりしたが、感謝する気持ちもあった。
（だって・・・この男のおかげで・・・わたし・・・アハッ！）
「いいわ！でも、せっかく今日は中に出してもらおうと思っていたのに・・・」
　妙子はグラマーな肢体を誇示しながら男に言った。
「それじゃ・・・今日だけ、今日だけ許してもらえます？」
「さぁ、どうかしら？それは・・・あなた次第かな？」
　男は躊躇いながらも妙子の身体の魅力に引き寄せられ、妙子を抱き締めていた。

（これからよ・・・うふっ！）