14.選挙管理委員会の恵

　凸凹市では今月の20日が市議会議員の選出選挙日になっていた。
　慌しく準備が進められ、大石 恵は速報を担当することになった。
　時代の要請に応え、速報はＨＰと携帯電話の両方に配信することになったが、恵にはどこから手をつければ良いか分からず、情報システム課に相談を持ちかけた。
「河村さん、スミマセン。どういう風に考えれば・・・？」
　恵は恵まれた肢体とはアンバランスな愛らしさで、昨年、１年間一緒に仕事をした河村に声を掛けた。
「投票数と開票数の速報があるけど、両方とも選管で入力した方がいいね。ＣＧＩで確か・・・以前にデモをやってくれた業者がいたから・・・今からじゃ、出来たのを修正して使ったほうが効率的だし、連絡してみるよ〜」
　河村はすぐに業者に連絡し、翌日の打合せを組んでくれた。
「ありがとうございます〜良かったわ、河村さんが居てくれて・・・」
「どうってことないよ、でも選管は年配者ばっかりだから、恵ちゃんも大変だね〜」
「若いからＰＣ関係は何でも頼まれちゃって・・・」
「ハハハ〜安心していいよ〜僕も打合せに参加するから・・・それはそうと、結婚して色っぽくなったかな？でも、新婚さんなのに大変だね〜」
「そんなこと無いわ〜あの人も忙しいみたいだし・・・」
　恵の答え方が少し暗いのが気になり、河村は首を傾げた。
「どうしたの？何かあったの？ご主人と・・・」
「えっ、う、うん・・・ちょっと・・・」
「何でも相談していいよ〜前のように聞いてあげるよ」
　恵は市役所に入って２年目の24歳だった。
　入庁した年は情報システム課で経理関係を担当し、河村には何でも相談していたのだ。
　河村は30歳で恵に好意を抱いていたが、夏の海で知り合った男性と結婚すると相談され、自分の気持ちを伝えないままになっていた。
　２年目に選管に配転された恵は、まもなく結婚してしまったが、河村の中では諦め切れない想いが燻っていた。

　翌日、選挙速報システムを開発した業者と打合せを行ない、凸凹市仕様にカスタマイズを依頼した。
　数日後、投票所からの送信テスト、選管ＰＣからの配信テストが行なわれ、全てのテストは無事に完了した。
「どうにか間に合ったな・・・ふぅ〜」
「ありがとう・・・いつも、わたしを気遣ってくれて・・・」
　恵は少し疲れた表情を見せたが、河村にはそれが人妻になった恵の色香に思えた。
「後は、当日までに職員が携帯に慣れないと・・・」
「えぇ、分かってる。・・・河村さん、今日、夕方、時間ある？」
「あぁ、メグの頼みなら、いつでもＯＫだよ」
「ありがとう〜じゃあ、また、その時に・・・」
　数日前の恵の暗い表情だった。

　夕方、業務を終えた恵は、以前、河村に相談する時によく行った居酒屋に向かった。
「久しぶりだね〜こうしてメグと飲むのは・・・」
「うん・・・いつもありがとう〜そして・・・気づかなくてゴメン！」
「何が？」
「うぅん〜いいの！わたしが河村さんに謝りたかっただけ・・・」
「おかしなメグだな〜おかしいと言えば・・・どうしたんだい？何かあったのかい？」
　飲むピッチの早い恵を制しながら、河村は心配そうに恵の顔を覗き込んだ。
　少し乱れた着衣から見え隠れする恵の豊かな胸に河村は息を呑んだ。
　しかし・・・恵は涙ぐんだ瞳でポツポツと話し始めた。
「まだ新婚３ヶ月なのに・・・もう愛人がいるの、主人に・・・」
「えっ！何だって〜？」
　河村は幸せな結婚生活をしていると思っていただけに、思わず声を上げてしまった。
「結婚してすぐに夫婦関係が無くなったの・・・お前とセックスしても物足りないって！」
「な、何、それ・・・？」
「わたしが彼のセックススタイルにマッチしないって・・・それで結婚する前に付き合っていた別の女性のところに・・・毎晩、行きっぱなし・・・」
「夫婦だろ〜僕は独身だから分からないけど・・・夫婦って、そういうものなのかい？」
「わたしは努力しあえるものだと思って、彼に言ったんだけど・・・真面目すぎるお前には無理だって・・・」
「ということは・・・ノーマルなセックスじゃないってこと？」
「う、うん・・・婚前交渉が無かったから、彼がそんな趣味だったなんて知らなくて・・・わたし・・・普通のセックスしか経験無かったし・・・それも浅かったから怖くて・・・」
　河村は塞ぎこんでいた恵の胸の内を知り、どう対応していいか迷っていた。
「別れろよ！メグ・・・半年経てば再婚できる・・・僕が引き受けるから・・・ナッ！？」
「・・・・・・そう言ってくれるのは嬉しいけど、わたしとのセックスはつまらないわよ」
「本気で別れる決心さえすれば・・・後は僕に任せてくれればいいよ〜つまらないことを気にしないで・・・」
「つまらなくないわ！だって・・・そのせいで別れようとしてるのよ〜わたしだってセックスなんてって思っていたけど、性の不一致は深刻よ〜わたし・・・学生時代も真面目すぎて面白くないって言われたの・・・本当につまらないオンナなの・・・わたし・・・オンナとしての魅力が無いのよ！」
　少し強い口調で恵は言い切り、グラスの中の酒を飲み干した。
「もう飲むのは止すんだ！・・・僕が魅力が有るか無いか判断してやる！さぁ〜」
　河村は恵の腕を掴んで立ち上がり居酒屋を出て行った。

　恵の肩を抱きながら歩く河村の足は、近くのホテルに向いていた。
（どうして恵とこんな形で・・・しかし、もう後戻りはできない・・・）
　恵はアルコールのせいもあり、自分では歩けないような足取りで河村に寄り添っていた。
「メグ・・・ここに入るよ」
「・・・・・・・・・」
　項垂れるように頷く恵を、河村はホテルの部屋の中に入れた。
　部屋の中央にある大きなベッドに恵を寝かせた。
「メグ・・・好きだよ・・・」
「はぁ、はぁ・・・河村さん・・・わたし・・・つまらないオンナよ・・・こんなことしても・・・」
「もう、黙って・・・」
　河村は仰向けに寝ている恵の口唇に軽く口づけをし、ブラウスのボタンを外した。
　ひとつ外すたびにピクッと身体を震わせる恵だったが、河村もまた鼓動が高鳴っていた。
「メグが入庁した時から・・・好きだった。もっと早く、こうすれば・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・わたしも・・・」
　熱い吐息を小刻みに漏らしながら、恵の身体は痺れるような快感に満たされていった。
　ブラウスのボタンが全て外されると、恵の若い張りのある肌と白いブラが露わになった。
「はぁ、はぁ・・・あぁ・・・何か・・・熱いわ・・・はぁ、はぁ・・・」
　まだブラウス一枚脱いだだけなのに、恵は下半身がジトッと濡れてくるのを感じた。
（わたし・・・変だわ・・・河村さんを欲しがっているのかしら・・・）
　汗ばんだ恵の白い肌は火照って朱く染まり、部屋の灯りに艶かしく映えていた。
「メグ・・・キレイだ・・・」
　河村は長く胸に秘めていた恵への想いを出し始めると、自分でも信じられないくらいに開き直り、何でも出来るような期がしていた。
　フロントホックのブラを両手で丁寧に外すと、プルッと桜色に染まった乳房が揺れた。
　河村は思わず息を呑み、少し震えながら長く夢に見た恵の乳房に触れた。
（あぁ・・・メグ・・・これが恵の乳房・・・もう、恵の為なら何でもしてやる・・・）
「あ、あぁ・・・はぁ、はぁ・・・恥ずかしい・・・」
「僕は幸せ者だ・・・世界で一番好きな女性の胸に触れられて・・・」
「ホントに・・・河村さん・・・あぁ〜〜」
　堅くなった乳首を口に含み、汗が光る乳房を河村は優しく揉み始めた。
「あぁ、あっ・・・はぁ〜ん、あぁ、あぁ、はっ、はっ、はぁあっ・・・・・・」
　河村は恵の乳房をもう少し味わっていたかったが、まだ下半身は着衣で包まれたままだったので、乳房から手を放した。

　黒いタイトスカートの留め金を外し、ファスナーを下ろす手が振るえた。
　ゆっくりとした手つきで裾を足元まで引き下ろすと、小さな白い下着が河村の目に眩しく映った。
「はぁ、はぁ・・・メグ・・・」
　縦に窪んだヘソの下は、ほどよく肉が付き、括れた腰から少し張った骨盤が見えた。
　太股が締まった長く伸びた両脚に、河村は思わず手を伸ばし擦った。
「あっ、あぁ〜〜っ・・・はぁ〜はぁ〜ぁあああ・・・・」
　両脚を擦り合わせるようにして悶える恵の姿態が、妖しく興奮を誘った。
　最後一枚の白い小さな下着の両端に指を掛け、一呼吸をおいて少しずつ引き下ろした。
　ふっくらと盛り上がった恥丘と、少し縮れた恥毛が目に入ると、河村の興奮は最高潮に達した。
「あぁ、もう・・・」
　立ち上がって自分の着衣を全て脱ぎ捨て、恵の身体を跨いで立った。
　恵が虚ろな瞳を開くと、そこには河村の興奮の塊がそそり立っていた。
「あぁっ、河村さん・・・」
「こんなに興奮しちゃって・・・もう発射寸前、ハハハハ〜〜少し恥ずかしいね〜メグ・・・君とのセックスがつまらないかどうか・・・僕の知ってる限りのセックスを今から君としようと思ってる・・・ノーマルもアブノーマルも全て・・・それで、メグが感じなかったり、嫌悪感を感じたりしたら・・・その時は諦めるよ。でも・・・お互いに感じあうことが出来れば、その時は、もう離さないよ！い〜い？」
「うん・・・」
　恵は今まで自分を想っていてくれた河村に、自分の将来を賭けてみようと思った。

　河村は恵の両脚を広げて濡れた淫唇を露わにした。
「メグ・・・シックスナインでお互いを愛撫しあいたいけど・・・いいかい？」
「うん、もう、河村さんに任せたんだから、何をしても文句は言わないわ〜イヤだったら後で言うから・・・でも、痛いのだけはイヤよ〜それと・・・わたし、シックスナインって未経験なの〜どうするの？ウフフッ・・・」
「メグは本当に経験が浅かったんだね〜身体の良さとは反比例して・・・」
「えぇ〜っ、そんなにスタイル良くないわよ〜」
「僕の目に映るメグの身体は、最高級のスタイルとしか思えないよ〜」
「もぅ・・・河村さんったら〜でも・・・嬉しい・・・」
　河村は大きく勃起した肉棒を恵の顔に被せるようにし、自分は恵の両脚を両手で抱え込むようにして濡れた淫唇に顔を埋めた。
　目の前を覆う河村の股間に一瞬たじろいだ恵は、急角度でそそり立った肉棒と皺のよった玉袋を、どうしようか迷ってしまった。
（今は河村さんに気持ち良く感じてもらうことを考えよう・・・）
　意を決して河村の肉棒を口に咥え、玉袋を両手で優しく揉み始めた。
「うぅっ・・・はぁ〜〜ぁ・・・メグ・・・そう、いい感じ・・・あぁ〜っ・・・はぁ、はぁ・・・玉の方も舐めてくれる？優しく・・・口の中で転がすように・・・あぁ、そう・・・」
　河村は先ずは恵をその気にさせるために、フェラに集中させるようにした。
（あぁ・・・河村さん、感じてくれてるわ・・・もっと、感じて・・・）
　恵は河村の反応を察しながら、初めての経験に没頭した。

　しばらくすると、河村は恵の濡れた淫唇を左右に広げた。
　小さな肉芽が顔を出して光っていた。
　その肉芽をそっと口に含み、舌で包み込むように舐め回すと、恵のフェラが止まった。
「あっ、あぁ〜〜〜っ・・・はぁ、はぁ、はぁ〜〜ぁ・・・あぅっ・・・そこ・・・いぃ〜〜」
「オチ××ンを舐めるのを止めないで・・・相手を感じさせながら自分も感じるんだ」
　恵は河村の言うとおりに、自分への快感を味わいながら肉棒を咥え続けた。
（相手の性器を咥えている分だけ、自分への快感も増すみたいだわ・・・でも・・・あぁ・・・いぃ〜〜もっと集中して感じたい・・・）
　河村は恵のクリトリスを舐めながら、指で淫壷の周囲と菊蕾を擦った。
「あっ！・・・・・はぁ〜ぅっ・・・あぁ〜あぁ〜あっ・・・ふぅ〜〜ぅ・・・あぁ、ダ、ダメ・・・」
「何がダメなんだい？」
「あぁああああ・・・ダメ、じゃなくて・・・はぁ〜感じちゃって・・・いぃ・・・」
　河村の肉棒は恵のフェラで射精寸前だったが、恵への愛撫に集中して押し殺した。
　舌で淫唇の中を丁寧に舐め、淫壷の中まで差し込んだり、菊蕾の中にも挿入した。
「はぁ、あっ・・・あぁ〜ぁ・・・お尻に舌を？あ、あっ・・・はぁ、はぁ・・・汚くないの？」
「愛する女性の身体で汚いところなんて無いさ〜それともイヤ、なの？」
「うぅ〜ん・・・初めてだから・・・でも・・・気持ちいぃ・・・感じ方が・・・違って・・・」
「じゃぁ、感じることだけに集中して・・・メグに悦んでもらいたいから・・・」
　河村はゆっくりと指を淫壷に挿入した。

　溢れる愛液の生温かさを感じながら、入り口から奥まで丹念に擦り始めた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あぁぁぁ・・・あふぅ〜〜あぁ・・・」
　恵は河村の肉棒から口を放し、両手で河村の腰をつかんで身体を捩り始めた。
　河村は舌でクリトリスを舐め回しながら、恵の感じやすい箇所を指で探った。
「あぅっ・・・はぁ、はぁ、はぁうっ・・・あぁ、あぁ、あ、あ・・・あぁああああっ・・・」
　恵は身体の芯から溶け出すような快感を感じ始めていた。
「あぁああああ〜〜〜〜はぁ、はぁ、はぁっ・・・イッ、イッくぅぅうううう〜〜〜」
　河村の指の動きが早まるのと同時に、身体の芯から大きな快感のうねりが押し寄せた。
　恵は両手で河村の腰を引き寄せ、再び肉棒を咥えると、思い切り吸いながら腰をガクガクと震わせ、絶頂の痙攣に身を震わせた。
「うっ・・・」
　河村は恵の身体をうつ伏せにし、背筋からお尻、太股への愛撫を始めた。
　引き締まった腰からお尻への緩やかなラインに河村は喜んだ。
「キレイなラインだ・・・ヒップラインが見事だね〜それに引き締まった太股も・・・」
「えっ？そんな・・・」
「メグは脚が長かったんだ・・・どこが一番感じるのかな？」
　そう言いながら、河村は指先で背骨の窪みからお尻、太股と指を這わせていった。
「はぁ、はぁ・・・あっ、ふぅ〜〜」
　恵は河村の指の動きに適時反応しながら、身体を微妙に震わせていた。
　手のひらを微妙なタッチでお尻に這わせ、太股から膝の裏を舌で擽るように舐めた。
「あっ、あぁ〜〜ぁ・・・あ、あ・・・はぁ〜〜ぁ・・・あぅっ、あ、あっ・・・」
　河村は恵の反応に満足しながら足元に移動し、恵の足の指を１本ずつ口に含んだ。
「あぁあ、あ、あ、あぁ〜〜〜〜い、いやぁ〜〜あぁ、あぁ〜あわわわわ・・・・・」
「イヤなのかい？」
「はぁ、はぁ・・・だって・・・ビックリして・・・足の指なんて・・・初めてで・・・」
「それで・・・？」
「ふぅ〜〜、感じすぎるみたい・・・」
　河村は恵の両脚の間に入り、大きく太股を左右に開くと、恵の淫らに濡れて光る淫壷と菊蕾が露わになった。

「メグ・・・良く見えるよ〜」
「えっ？あっ！イヤッ・・・もぅ〜〜」
「もう全部曝け出したんだから・・・恥ずかしくも無いだろ〜」
　河村は恵を四つん這いにし、目の前のふたつの穴を指先でそっと擦った。
「はぁ〜〜っ・・・やっぱり、恥ずかしいわ〜獣みたいで・・・」
「もっと気を楽にして・・・楽しまなきゃダメだよ！セックスは快感を追及しなきゃ」
「・・・・・・・・・」
「身体が感じあえば、心も充実するよ・・・思いやりや優しさも自然に生まれる・・・」
「そう・・・分かったわ・・・河村さんに任せたんだから、もっと積極的になるわ〜」
「じゃあ、コレを入れるよ〜」
「えっ？あぁ・・・早く・・・」
　恵は自分からお尻を振って河村を誘った。
（堪んないなぁ〜メグに誘われるなんて・・・）
　熱い液を滴らせている淫唇に、鋭角にそそり立った肉棒をゆっくり挿入した。
（ふぅ〜〜っ、これがメグか・・・うっ、締め付けてくる・・・はぁ〜ぁ・・・）
「あっ・・・・・・はぁ〜〜ぁ・・・はぁ、はぁ・・・ふぅ〜キツイ・・・」
　恵は熱く太い鉄棒を入れられてような感覚で、一瞬、戸惑いを感じた。
　しかし、河村が少しずつ腰を動かし始めると、徐々に湧き上がってくる快感に夢中になっていった。
「あぁ〜あぁ〜あぁぁあああああ〜〜〜〜いっ、いぃ〜〜〜あっ・・・イキそう・・・」
「いいよ〜メグ、いっぱい感じて〜」
「あぁ〜〜河村さん・・・あ、あ、イッ・・・イクイクイクぅぅううう〜〜〜」
　激しくお尻を左右に振りながら、恵は大きな快感の渦の中に飲み込まれていった。
　河村は両手で恵の乳房をつかみ、恵が快感に震えるのを手のひらにも感じていた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・あぁ〜〜また、また、イクぅ〜〜あぁああああ〜〜〜」
　繰り返し押し寄せる絶頂感に、恵はお尻を河村に押し付けて味わっていた。

　河村は恵の快感に震える身体を背後から抱きしめ呟いた。
「まだ終わりじゃないよ・・・メグは自分が分かってなかっただけ・・・それが証拠に・・・こんなに感じて淫らに悶えてるじゃないか」
　少し落ち着いた恵の身体を少し離し、熱く色づいたお尻を撫でながら河村は言った。
「だって〜仕方がないわ・・・経験が無かったんだもん〜それに・・・河村さんが上手で・・・大事にしてくれるから〜」
「でも、今からは・・・もっと新しい体験になるから・・・最初に言ったよね〜メグがどんな風に感じるか分からないから・・・いろいろと試してみるよって・・・じゃぁ〜」
　そう言うと、河村は恵の淫壷から肉棒を取り出し、亀頭の先を菊蕾にあてがった。
「えっ！何？入れるの〜？後ろに・・・」
「そうだよ〜メグ、舐められて感じていただろ〜ひょっとすると前以上に感じるかもしれないよ〜だからリラックスして、ネッ！」
「う、うん・・・でも、イヤって言ったら、すぐに止めてね！」
「あぁ、大丈夫だよ」
　河村は菊蕾にあてがった亀頭で、淫壷から菊蕾までを擦り、入り口の周囲を解すように繰り返し愛撫した。
「はぁ、はぁ、はぁあっ・・・あぁ〜あぁ・・・あっ、いっ、いぃ・・・はぁふぅ〜」
　恵は何とも言えない柔らかな快感に酔いしれていた。
（前とは違う・・・なんか、あっ・・・いぃ感じ・・・）
　恵の感じ方を推し量っていた河村は、頃合と見て少しずつ亀頭を挿入し始めた。
「あっ・・・あ、ぁ、あぁ・・・はぁ〜はぁ〜あぅっ・・・」
「抜こうか？」
「えっ？うん、いや・・・あぁ・・・いぃ、わぁ〜あぁ〜あぁ〜あっ、ふぅ〜〜」
　河村はゆっくり腰を恵の尻に押し付けていった。
「あぁっ・・・あっふぅ〜ぅ・・・はぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・っ・・・あぁ、いぃ・・・」
「僕も・・・いぃ・・・」
「ホント・・・あぁ、あぁ〜あぁああああっ・・・なんか・・・変、あぁ、あぁ〜〜〜」
　河村は挿入に変化をつけながら腰を動かした。
「あぁつぅ〜〜はぁ、はぁ・・・もぅ、イキそぅ・・・」
「あぁ、あぁ・・・わたしも・・・あぁあっ・・・・・・イッ、イッくぅ〜ぅぅぅ〜〜〜〜」
「僕も・・・あっ・・・イク、イク・・・あっ・・・・・・」
　河村は恵の尻を両手で強く抱え込み、激しく律動を繰り返した。
　それと呼応するように、恵も押し付けた尻を揺り動かしながら絶頂に達した。

　しばらく動きの無かったベッドで、息を吹き返したように河村が声をかけた。
「どうだい？メグ・・・」
「わたし・・・こんなになるなんて・・・なんか恥ずかしい・・・」
「どうして？全身で感じていたじゃないか〜良かったよ、メグ」
「わたし、全然、セックスを知らなかったみたい・・・これが普通なの？」
「それぞれに合致していれば、その人たちにとっては普通だろ〜だから、君のご主人と相手の女性も、君から見れば異常でも、彼らの関係では普通であり喜ばしい相性なんじゃないかな〜」
「そうかも・・・・・・わたし・・・離婚するわ〜」
「そう・・・それがメグの結論なら、僕は何も言うことないよ」
「わたし・・・自分がこんなに感じて乱れるなんて、思ってもみなかった・・・だけど、これが、わたし・・・わたし、もっともっと楽しみたいわ〜淫らでも何でも構わない〜毎日でもセックスしたい〜」
　恵は寄り添う河村の身体を愛しそうに擦っていた。

　まもなく協議離婚した恵は、新しい快感を追及していった・・・。