２．

「おはよう」
　亮一が起きてきた。今日は主人と二人で釣りに行く日。
「あら、勇太君は？」
「起きたらいなかったよ。メール入ってて"帰るゾ"って」
「そうなの。勇太君は今日またうちに来てお母さんにクロール教えてくれるのよ」
「あいつ多分厳しいよ〜教え方！　」
「そんな事ないわよっ　優しく教えてくれるわ」
「お父さんは？」
「車庫にいると思うわ。あなたが起きるの待ってたのよ」
「えー早起き！　いってきまーす！」
「ちょっとご飯は？！」
「いらない！」
　そう言うと亮一は勢い良く庭へ飛び出していった。
「まぁったく」
　キッチンを片付けて、私はまたこの広いリビングで一人ぼーっとしていた。
　プルルルル・・電話だ。
「おばさん？勇太です」
「勇太君？　今日は宜しくネ。何時ごろ来る？」
「２時頃には行きます。亮一達はもう出かけました？」
「朝食も食べず出かけたわっ　あ、昼うちで食べれば？」
「いや、昼は食べてから行きます。おばさんも昼しっかり食べておいて下さいね。水泳は意外と体力使うんですよ」
「分ったわ。じゃあ、２時ね」
　なんだかウキウキした気分になった。
　一人で留守番のはずがまた勇太君が来るなんて。
「今日はお手伝いさんも来ないし真理子もいない、、普段なら滅入ってる所だわ。勇太君に感謝ね」
　私は部屋で今日の着る服を選んだ。
　どれにしようかな？　ちょっとタイトなスカート履いてみようかしら？
「やだ、わたしったら。なんだかこれからデートでも行くみたい」
　ワタシが亮一くらいの歳だったら勇太君のような爽やかなスポーツマンを好きになってるだろう。　
「そうだ、水着、、昔買ったやつしかないな〜」
　昔買った水着が入る・・これはワタシのちょっとした自慢でもあった。学生時代はテニス、主人と結婚して子供が生まれてからも趣味であるヨガは週に２、３回必ずやっていた。体形的には豊満な方である。
　そして胸にも少し自信があった。歳のせいでかなり垂れてはきてるがそれでも胸元の谷間がしっかり出来るくらい大きい。セックス中、主人にも「お前の乳はデカくていいぞ」と誉められていた。　
「よしこれにしようっ」
　選んだ水着は薄ピンクのワンピース。胸の部分が少しキツイっけどその分谷間が強調される。
「ま、いいかっ　このくらい。どうせ勇太君、ワタシの体なんて見ないわよねっっ」
　昨日の夜の事は忘れよう。。私は爽やかな空気だけを取り込むよう努力していた。。

　ピンポーン。
「勇太君だわ」
　ちょうど２時にチャイムが鳴った。
　庭へ出て門を開ける。
「こんちは！」
　そこには昨日と同じ、清々しい笑顔の青年が立っていた。
「今日は宜しくお願いしますよ、先生ッ」
「そんなあっ　先生なんて」
「どうぞお手柔らかにッ」

　プールまで二人で歩いた。
「勇太君が来る前にもう準備運動は終わらせといたのッ」
「気合入ってますね〜　自分もこの下は海パンなんですぐはじめられますよ。」
「じゃあ、勇太君は先シャワー浴びてプール入ってて。着替えてくるから」
　部屋に戻りさっき選んだ水着を着た。鏡で入念にチェックし外に出た。　
　勇太君がいない。
　きっとまだシャワー浴びてるのだろう。
　ワタシはプールサイドのチェアーに座り、サングラスをかけ、日焼け止めクリームを体に塗リはじめた。
「おばさんッ」
　家の方から声がした。シャワーを浴びた勇太君がプールに歩いてくる・・
「なんて凄い肉体・・」
　勇太君の素晴らしい体は昨日脱衣室で見ていたが、今日は夏の光が照りつける中でつやつやと輝いていた。そして・・彼が履いていたものは薄ブルーの競泳用パンツ。それも体格からしては一回り小さいサイズ・・腰の辺りはピッシリと体に食い込んでいた。。　視線を中心部分に持って行くと・・・
「あぁ・・」
　ゴルフボールを何個も詰め込んでいるような・・、複雑な膨らみが歩くたびにブルンッブルンッと揺れながら近付いてくるのです。。。
「おばさんの方が早かったね」
　そう言うと彼はワタシの真向かいのチェアーに座った
「え？そ、そうね」
「今日も暑いですねー。」
　彼は持ってきたバックからスポーツドリンクを取り、飲み出した。
　勢い良く飲む姿に若さと男らしさを感じてしまう。
　ドリンクが口からこぼれ出し、瞬く間に川を作る。それは胸の谷間を滑り、平野を駆け、そして迷いなくあの山岳地帯へしみ込んでいく。。
　…また昨日の出来事を思い出し、ワタシは軽く頭を振った。
「よし、じゃあ最初は足の動かし方から教えましょう！　バタ足はやった事ある？」
「あるけど、なかなか前へ進まなくてっ」
「あーそれは間違ったフォームだからだよっ　大丈夫ッ。　おばさん、ビート板はある？」
「いや、うちにはないわ。」
「じゃーいいです。」
　勇太君はプールに入り出した
「さ、おばさんも入って」
　ワタシはプールサイドに手を掛けながらゆっくり入った。
「あ、そうだ、おばさん水中メガネは？」
「真理子が持ってるはずなんだけど、、私は持ってないの」
「バタ足する時は水中に顔つけた方が分り易いんだ。息継ぎもしやすいし。俺の使ってよ。」
　勇太君は自分の持ってる水中メガネのゴムヒモを私用に合わせて渡してくれた。
「はい、コレ。」
「ありがとう」
「おばさん、手を貸して。そしてゆっくりそのまましゃがんでみて」
　そう言うと両手を私に差し伸べた。私は両手を預けしゃがんだ。ごつごつとした彼の手が重なった。
「俺がこのまま後ろに下がるからおばさんは前に進んでバタ足してみてよ」
「分ったわ」
「それじゃあ行くよッ　ハイ！」
　彼は私と手を繋いだまま後ろに下がり出した。
　足を上下に動かしながら進む私。。
「いい感じだよ。そのまま顔を水中へつけてみて」
　ゆっくり顔を水中へつけた・・プールの底が夏の太陽でキラキラと光っている。
　もう少し前方に顔を動かした・・そう、勇太君の巨大なモノをつつみ込んだ競泳パンツがハッキリと見えたのです。
　今までも何度か視線をやったアレが、こんなに近距離で・・・それも水中でもブルンブルン揺れている。。
　ワタシはボーっとしながらもそのビキニパンツを凝視していた。
　あのとてつもなく大きい肉魂がこの小さなパンツの中に・・
「どうやってこの中に収めているの・・？」　
　その形はいびつでどこが竿でどこが玉袋なのかイマイチ分らなかった。。
　ただ言えるのは前へ異常なくらい膨れ上がっている事だけである。
「さ！いいよおばさん！」
　雄太君の声がした　ワタシは顔を上げた。
「上手いっすよ〜　ただもう少し・・・」
　勇太君は説明を始めたが何を言ったか覚えていない。
　ワタシの頭にあるのは水面下にある、彼の飼っている生き物の事だけ・・
「ちょっとトイレ行ってきますね。休んでて」
　彼はそう言うとプールを離れまた家に入っていった。
　だめだ、、こんな状態では勇太君に失礼になる、、あんなに一生懸命教えているのに、、彼は幾つだと思ってるの？　
　亮一の同級生。
　そしてワタシはその母親なのよッ
　もう何度も何度も自分を責めた。。
　バシャーンっと水しぶきが上がった
「お待たせッ　じゃさっきのもう１度やりましょう！」
　勇太君がプールに飛び込んできた。
「さ、顔を水につけて・・」
　彼がニヤっと笑いながら言った。
　ワタシはまた進み出した。。
　もう彼のアソコを見るのはよそう。。
　底ばかり見ていればいいんだ。。
　たまに息継ぎで顔を上げ水中ではプール底を見る私。。　
　勇太君の「いちに、いちに、」とリズムを取る声が聞こえる。
「あぁ、でもやっぱり気になる・・・」
　・・少しだけなら・・ダメよ・・・ダメ・・
　そう思いながらワタシは徐々に顎を上げていき、水面下で後ろに下がる勇太君のビキニに目を移してしまった。。
「！！？」
　ソレは女のワタシが見てもハッキリ分りました。。
　太い彼の竿が右斜め横に延びていたのですッ。。　
　太くて弾力がありそうな幹。。
　その上はプックリと膨れたカリ首が・・
　そして尿道口の割れ目まではっきりと！　
　腰に辿り着くのではと思うくらいの逞しさ。。。　
　下では精液を製造している貯蔵庫がタプタプとはちきれそうに揺れて・・・いる・・・・。
「あぁぁ、勇太君、アナタは何て人なの？　こんなにワタシを興奮させて・・・　さっき見た時ははっきり分らなかったのに・・トイレに行った時、位置を変えたのね。。。」
　もうワタシは・・見ずにはいられませんでした。。
　そのモノは段々と容積を増し、透けた競泳パンツからくっきりと形を浮き上がらせているように見えた。。
「おばさん顔上げてッ」
　ワタシは水中メガネを外しながら顔を上げ立ち上がった。
　性欲剥き出しのいやらしい気持ちを隠すのに慌てていた。
「どう？　おばさん。フォーム・・ハッキリ分った？・・」
「分ったわ・・」
　彼は少し鋭い目に変わった
「そう、、よかったっ。今度は腕の動かし方だよ。これをマスターしちゃえば感触つかめるよ。後ろ向いて」
　ワタシは立ったまま後ろを向いた
「両手を真上にまっすぐあげてピンと伸ばしてみて。そしたら空中を掻くように左右交互に腕を回して。足は肩幅くらいに広げた方がいいな」
　勇太君が真後ろにいる不安感を抱きながら私は彼の指示に従った。
「もう少し、この角度で掻いてみて。」
　彼に腕をつかまれゆっくり動かす。
「その調子だよ、でも腰がぐらつくなあっっ」
　そう彼が言った後、バスンッと弾く音がしました。
　そして彼はワタシの腰をグッと両手で掴み固定させたのです。
「・・続けて」
　ワタシはかなり恥かしくなりながらも腕を再び回し始めました。
「・・ぁっ・・・・・」
　ワタシのお尻の割れ目に・・ナニかが触れた・・
　それは徐々に、ホント少しずつ、割れ目に食い込んでいく・・
　そっと下に目をやると、後ろで勇太君が足を大きく開き、私のお尻に股間を当ててるのが分りました。。。
　それは生暖かくて岩のように固い・・勇太君の・・あの・・大きな・・
「これでグラグラしなくなったよ。おばさん・・もう少し腕掻いてみて」
　勇太君の声が低く耳元で響きます。。
　ワタシは腕に力が入らなくなり、上げ下ろしするのが精一杯でした。
「おばさん、何となく"感触"が分ってきた？　まだかな？」
「・・・・・」
　ワタシは何も言い返せませんでした。
　勇太君、アナタは何してるか分かってるの！　そう頭では分ってても言えない自分が・・
「どうすれば感触つかめるかな・・これはどうかな」
　そう言うと今度はその巨大な肉魂を上下にスライドさせてきたのです。。。　ゆっくりと・・割れ目をなでていく・・・
「あッ」
　ワタシは思わず声を出してしまった。そして我に返り、振り向きました。
「勇太君・・ワタシ・・」
「おばさん、どうだった？今の。。今度はまたさっきのバタ足やってみようよ。それとも今日はもう止める？　・・確かめたいんじゃない？　もっとハッキリと・・」
　そう言うと手を股間にやり、バスンッとパンツを弾きました。
　彼の表情は鋭く上目使いでイヤらしく微笑んでいる。。
　さっきまでの爽やかな彼はそこにはなかった。。
　ワタシは情けなさと興奮が入り混じり、暫く無言でいたが、そのまましゃがみ、顔だけ水面に出した。そして
「じゃあ、教えて。。。はっきり。。」
「分りましたよ」
　勇太君は今度はワタシの両腕を掴みさっきより早めに後ろへ下がり始めました。
　腕を掴んだらそれだけアソコとの距離が短くなる。。
　水中でワタシが見るモノはもう決まってる・・
　すばやく目を股間へやると
「す、スゴイ・・！」
　近距離で見た彼のソレは・・パンツからニョキっと上に出て、しかも完全に勃起していたのですッ・・。
　その長さはヘソの位置を超え、大木のように赤黒くユサユサと起立していた。。。。。
　ワタシは必死で足を蹴りながら、前に進んだ。エサを追いかける犬のように。。
「ダメ！」
　ワタシは顔を上げ、また立ちあがってしまった。
「そんな短時間じゃわからないでしょう？　もっとじっくり確かめないと。。でしょ？」
　勇太君は不気味な笑みを浮かべていた。
「勇太君、ホントよく分ったわ、今日は有難う」
「いいの？こんなもんでっ。おばさんには特別に教えようと思った事があるのにな〜っ」
「特別？　もう水泳は沢山だわッ　勇太君、ワタシは亮一の・・」
「リビングにいるよ、おばさん。特別なモノが知りたかったら・・来てよ」
「ちょ、ちょっと勇太・・くん・・」
　彼はプールから上がり、家のある方向へ歩き出した。引き締まった彼のお尻から水の雫が流れていた。。