４　屈辱の全裸披露

「なかなか大胆なことをするんだね。驚いたよ」

　保はデジカメのディスプレイに映し出される由香里の痴態を見ながらつぶやいた。
　覗き込む由香里の表情とは裏腹に、画面の中の由香里は誰にも見られていないことを確信しきった表情で大胆に下半身をさらしている。

「そ、そんな…！写真に撮るなんて！…ひ、ひどいです！！」

　由香里は保のデジカメを奪い取ろうと必死になるが、か細い手首をいとも簡単に保に握られ、ぐいっとそばに引き寄せられる。

「見てごらん…これなんかすごい…由香里君のここが…ぁぁ…」

　保は息を荒くしながら惜しむことなく足を広げて海水で股間を清める由香里の姿を羞恥に顔を染める由香里に見せつけた。

「い、いやです！…お、お願いですから見ないでください！写真を消して！」

　由香里は保に手首を捕まれたまま必死の表情で保に懇願した。

「山内君がこの写真を見たらなんと言うかなあ・・・驚くだろうね・・・」

　婚約者の名前を口にされ、抵抗するように力が込められていた由香里の腕からふっと力が抜けた。

「か、彼には関係のないことじゃないですか・・・！ま、まさか・・・この写真を・・・」

　山内秀雄はまじめでやさしい男だった。セックスのときも由香里を気遣い、ムードとやさしさで由香里を包んでくれる。両親もよい育ちでいわゆるおぼっちゃまのエリートだった。その秀雄がこんな写真をみたら…自分の婚約者が野外で堂々と下半身をさらして放尿するような女だと知ったら…由香里の頭の中に不安が次々と持ち上がってくる。

「安心しなさい。君たちの仲を裂くようなつもりはないんだよ由香里君・・・」

　すべての画像を見終えて保はゆっくりとデジカメの電源を落とした。
　そして由香里に向かっておもむろに口を開く。

「ただね…わしは常日頃から…君の制服の上から君の裸を想像していてね…それが今回…思いがけない形で…。想像以上によかったよ…君の尻は…」

「い、いやらしいことを言わないでください…」

「今回のことはわしと由香里君の秘密だ。約束しよう…。だからもう一度…見せてくれんかね？・・・由香里君の尻…いや、今度は全裸を…」

　由香里の体から血の気が引いていった。嫌悪している課長に全裸を見られる…想像するだけで鳥肌が立った。

「そ、そんな!・・・困ります!そんなことできません!・・・」

「さっきの岩場へ行かんか？・・・あそこなら誰にも見つからんよ・・・」

　由香里に選択肢はなかった。言葉では言わないが拒否すれば保は秀雄に写真を見せるだろう。二人で営業に出かけることもある。保が秀雄に写真を見せる機会はいくらでもあることは由香里にも容易に想像ができた。

「か、課長に…裸を見せれば…写真は…消していただけますか…?」

「ああ・・・かまわんよ。それじゃ、いいんだね？」

　由香里は秀雄に写真を隠したい一心で黙ったままコクリとうなずいた。
　保は由香里の手を引いて再び由香里の放尿していた岩陰へと入っていった。
　まだ由香里の尿が乾ききらずに岩肌をぬらしている。由香里はあわてて目をそらした。

「ここでさっき君は・・・ふふ・・・いい姿だったじゃないか」

　保の手が白いビキニの上からいやらしく由香里の美尻を這い回った。

「か、課長・・・！・・・触らないでください・・・！」

「いいじゃないか。少しくらい・・・」

　保の手はやめる気配も見せずいやらしく手を動かし続けた。

「由香里君・・・それじゃあ早速だが・・・脱いでもらおうかね・・・」

　保は催促するようにビキニのパンティのゴムを引っ張った。
　由香里は反射的に保の手を制し、自らの手をビキニのゴムにかけた。

「自分で・・・脱げますから・・・」

　精一杯強がったつもりだったがゴムに手をかけた由香里の手は震えていた。
　そしてゆっくりと水を含んだビキニを引き剥がすように下ろしていく。
　形のいい尻の割れ目が現れ、前からは白い肌と対照的な黒々とした陰毛がきれいに生えそろった様子が保の視線にさらされる。

「脱いでしまいなさい・・・」

　躊躇するように足の付け根あたりまで下ろしたところで止まる由香里の手を見て、やさしい口調で保は由香里に言った。

「・・・はい・・・」

　由香里はそのままゆっくりとビキニを下ろし、足首から抜いた。
　保はむき出された生の美尻を堪能するようにじっくりと尻肉を揉みこむ。

「いい尻だ・・・たまらんよ・・・ほう・・・さっきは遠くてよく見えなかったが・・・そんなに濃くないんだね・・・ここの毛は」

　大胆に触りながら陰毛を覗き込んでくる保から少しでも身を隠そうとか細い手の指をいっぱいに伸ばして股間をさえぎる由香里。

「ほらほら・・・隠してないで、さっさとこれも脱がんか」

　保は由香里のビキニのブラジャーの肩紐を引っ張る。
　由香里は観念したかのようにホックをはずし、取り去った・・・