「仕事も一段落したし、今夜みんなで打ち上げしましょうか？」
　支社長が明るくみんなに声をかけた。
「いいですね〜〜」
　誰からともなくオフィスに響く声に、僕も承諾した。
　「それでは皆さん！お疲れ様でした。」
　寿司屋の座敷を借りて、支社長の挨拶で乾杯すると、みんな楽しそうに飲み始めた。
「新井君！せっかく福岡に来たんだから、フグ食べないとね！」
「おぉ〜フグですか・・」
　調子に乗ったのか、乗せられたのか・・
　僕は二次会のカラオケでも大はしゃぎして、解散する頃には何が何だかわからなくなっていた。
「大丈夫ですか？」
「うぉ〜平気だってば！」
　僕が正気に戻った時は、見知らぬ部屋の見知らぬベッドの上に居た。
「頭いて〜〜」
　ベッド脇の時計は朝の七時。あたりを見回すと綺麗に片付けられた女性の部屋のようだった。
「うぅ〜〜ん・・・」
　隣の人が僕の方に寝返りを打った瞬間、僕は心臓が飛び出すような驚きを感じた。
　・ ・支社長・・
　会社では憧れのマドンナのような存在の女性が、今、僕の横で寝息をたてている。
　あわてて自分の衣服を確認すると、僕はパンツ一枚で寝ていた。
　・ ・どうしよう・・・
　支社長は？と確認すると、しっかりと何の乱れも無く淡いピンクのパジャマを着ていたので、何も無かったと深いため息をついた。
でも、僕から三十センチも離れていないところに支社長の顔がある。
　よく見ると愛らしい寝顔で、思わず抱きしめたくなってしまう。
　そっと・・・、そうほんの出来心で唇を近づけて重ねてみると、僕の股間は一気に欲情し、してはいけない事を次々に考えていた。
　ひとつづつパジャマのボタンをはずして見ると、ふくよかな乳房が見えた。
　どうせ寝てるんだから・・・そう思うと逆に興奮してしまい歯止めが利かなくなった僕は、乳首をくわえると舌でコロコロと転がし始めた。
「うぅ・・・ん」
　寝ながら感じているのか、支社長は小さく声を出した。
　僕は支社長を抱き寄せると、禁断の下半身へと指が伸びて行く。
　最初はパジャマの上から膨らみを触ったが、その柔らかさに、パジャマの間からそっと指を這わしてパンティーの中へともぐらせ、茂みのある丘へといつしか到達していた。
　そこはふっくらとしていて、手のひらの力を抜いてやると、ピッタリとフィットするくらいの膨らみがあった。
　眠っている上司を起こしてはマズイという気持ちと、寝ていても濡れるのか確かめたくて、そっと指を割れ目に沿って動かしてみる。
　あまりに軽く触れたために濡れていないように思えたが、薬指と人差し指で両方のひだをそっと開き、中指で割れ目を触ってみると中からドロっとした愛液が、指先に向かって溢れ出した。
　眠っていても女性は感じると言う発見をした瞬間だった。
　しかし、そうなると中に入れたくなるのが男の性・・・
　気づかれないようにそっと下半身を裸にすると、再び濡れた割れ目に指を入れ、僕は数回上下にかきまわしながら、十分に指先が湿った事を確認して、クリトリスをツンツンと刺激してみた。
「あぁ・・」
　さっきまでの声とは違い、明らかに感じたような声を出した。
　いったいどこまでやったら起きてしまうのか？その境界線がわからないまま僕の行為はエスカレートして行く。
　僕は支社長の手を取って、僕の固くなったものを握らせると、乳首を口で転がしながらクリトリスを指で小刻みに刺激してやった。
　支社長の手は、いつの間にか僕の固くなったものを感じて声を出すたびに握りしめ、時にはギュッと締め付けるように握る仕草をした。
　割れ目からは愛液が溢れ出し、本当は気づいているのに、わざと起きないでくれているのかと思うくらい足を開き出していた。
　僕は支社長の上にそっと乗り、左腕を枕と首の間から入れ、顔全体を抱きかかえるようにすると、とても複雑な気分になった。
　上司ではあるが、一人の女でもある。
　仕事も出来るし、頭も切れる。しかもこんなにカワイイ顔をして眠っている。
　僕はそっと唇を近づけ、優しく頬にキスをしながら、僕の固くなったものを愛液があふれる上司の体の中に入れ始めた。
「ああぁ・・・ん」
　一瞬のけ反って、僕のものがゆっくりと奥まで到達した瞬間に、支社長は急に目を覚ましてしまった。
「新井く〜〜ん・・・」
　僕は驚いてあわてて自分のものを抜いた。
　寝ぼけ眼なのか、感じた目なのか・・・支社長はただ僕を見つめているだけだった。
「す・すみません・・・」
　これが精一杯の僕から出た言葉だった。
　支社長はなぜかフフッと笑みを浮かべると、体もアソコも意気消沈した僕の腕を引っ張り、僕の体を抱きしめると、優しく両手で僕のものものをしごきだしていた。
「一回だけだよ。誰にも秘密・・」
「・・は・はい・・」
「フフッ、何緊張してるのよ？」
　そう言うと、クルリと体を起こし、僕の上に乗りながら、僕の唇に落ちついたゆっくりとしたキスをしてくれた。
「支社長・・・・」
「真由美って呼んでいいわよ。それじゃ会社に居るみたいでしょ？」
　確かにそうだが、本当にこんなになっちゃっていいのかどうか・・　
「ま・真由美・・・」
「いっぱい感じさせて・・」
　会社の顔とは別人の、まさに女の顔になっている。
　再び唇を重ねると、僕は真由美を横にして、耳に息をかけながら舌先を小さく中で動かすと、真由美はうっとりとした顔をして両手を僕の首にまわした。
　僕は腕枕するように真由美を抱きかかえると、片方の手で、手に余る程の形の良い乳房を下から上に揉み上げていた。
　首筋からずっと舌を這わせて、乳首のまわりを責めて、舌先が乳首に到達した時には真由美は「あっ！」と声をあげてのけ反った。
　真由美は特に乳首が感じるらしく、豊満な胸に小さく乳首がついた感じで、口に含んで吸いながら舌先を動かすと、ジンジンすると言いながら感じていた。
　僕が真由美の下半身に移ろうとすると、真由美は僕の体を反転させ、固くなったものを握り、しごいたかと思うと、裏筋に沿って舌を這わせたり、口に含んで舌先で先の方を舐めてくれた。
　僕は真由美の片足を開くと僕の上に乗せ、真由美の黒く光った股間を舐め始めた。
「ああぁ・・・ん」
　割れ目を開くと、まだ綺麗なピンク色をしていて、そのまわりのひだを口に含んで擦ったり、勃起したクリトリスを舌でペロペロ舐めた。
「あぁ・・ん、気持ちいい・・・」
　たぶん僕の精子が溜まっていたのか・・・
　真由美のフェラでイキそうになってしまった。
「ダメだよ。イッちゃいそうだ・・」
「あぁ・・ん。・・いいよイッても・・」
「でも・・・」
　違う事を一所懸命考えて我慢した。
　とにかく真由美を先にイカせるために、割れ目から指を入れて一番奥の方の上部を擦った。
「ハア・・ああぁ・・、ハア・・」
　真由美の感じ方に変化が現れ、さっきまで僕のものを咥えていたのに、耐え切れないのか、両手で僕の固いものをギュっと握り、まるでそれを抱きかかえているような感じだった。
　僕は真由美の中に指を入れたまま起き上がると、真由美のクリトリスに唇をつけ、舌先で刺激しながら、下唇を押し付けるように刺激した。
「ああぁ・・・・」
　手を伸ばして、一番感じる左の胸の乳首を、薬指と中指の間に挟んで、手のひら全体で乳房を揉みあげて行く。
「ね！ダメ・・・感じすぎ・・・」
　そんな真由美の声を無視して、胸を揉み、クリを舐め、そして割れ目の奥を刺激した。
「ああぁ・・！ダメ・・・ヘンな感じ。」
　真由美は僕の頭を?んで、グッと背中を大きく持ち上げるように反らし、
「あぁ・・・・、うっ！」
　そう言ったかと思うと、ヒクヒクと痙攣しながらハアハアと息使いが荒くなった。
「ああぁ・・・」
　一瞬息が止まり、その後、全身の力が抜けたようにグッタリすると、息を荒くして果てて行った。
　僕はゆっくりと指を抜くと、真由美を上から抱くようにしてゆっくりと挿入した。
「ああぁ・・・ん」
　真由美の中はすごく不思議な感覚で、真由美の呼吸に合わせて、まるで生き物が住んでいるかのように収縮する。
　最初に入れた時にはわからなかったが、ただ入れているだけでも、まるで動いているかのように気持ち良くなりイキそうになる。
「あぁ・・ダメだ・・イクよ。」
　たぶん一分ももたなかったと思う。
　真由美は僕の背中に腕を回し、抱きかかえるようにしながら
「いいわよ。中に出して・・」
「・・・でも・・・」
「大丈夫。今日は安全だし・・・」
　真由美が下から腰を少し浮かせて、僕のものをさらに奥深くまで入れさせると、僕の腰は安心したように、激しくピストン運動をし始めた。
　僕のものが真由美の中でヒクヒクと動きながら液を出しているのがわかる。
　ぐったりとした僕の体を、真由美はグッと引き寄せると、優しくキスをしてくれた。
「ありがとう。私・・イッたの初めて。すごかった・・」
　あまり経験が無いように思えた真由美の体は、まだ感じた余韻に浸っているのか、しばらくは僕の体を離そうとしなかった。
「ありがとう・・・新井君、すごく上手。」
「えっ？いや・・」
　お互いに顔を見合わせて恥ずかしそうに笑った。

つづく