６．アヌス

　タクシーを降りると、そこは弥生が知らない場所で普通の住宅街だった。人通りはない。真希は、弥生の腰に手を回したが、今度は弥生も両手で真希にしがみついていた。ノーパンだという意識だけで、弥生は昂ぶり、心臓がはりさけそうで、息が苦しく、足元がふらついてうまく歩けなかったのだ。すると、真希は弥生のスカートをまくりお尻のほうから弥生の秘部に指を入れてきた。
「あっ」
　弥生は小さくあえいだ。人通りはないとはいえ、公道でお尻を晒し、秘部に指を入れられている。そのことでますます、弥生は濡れ、歩くたびに音がするほどになった。真希は閑静な住宅街にふつりあいな一見、ラブホテルのような建物に弥生を引き込んだ。弥生はエレベーターホールまでの１０数メートルが歩けないくらいで、最後は真希に抱きかかえられるようにして建物に入った。

　エレベータの中でも、弥生は真希にしがみついていた。どこの誰かもわからない相手ではあったが、もはや下半身のうずきは押さえようがなかった。しかも、真希は、外見は女である。ただ、それだけで妙に恐怖心はわいてこなかった。真希は、相変わらず、弥生の股間に指をはわしていたが、スカートは後ろだけでなく前も大きく捲り上げられて弥生の下半身は完全に晒されていた。ただ、弥生にはそれを意識する正常な感覚がすでに、なくなっていた。
　真希の部屋に入ると、弥生はもはや立っていることもできず、真っ白で豊かなお尻を晒したまま、ベッドにうつぶせに倒れこみ、しばらく動けなかった。

「弥生、先にシャワー浴びる？」
　ベッドでうつぶせのままの弥生の服を脱がせながら真希は弥生に声をかけた。弥生は、うなずいて、ゆっくり起き上がり裸のままでバスルームに向かった。ようやく、少し平常心を取り戻しつつあった弥生は、鏡にその裸体を映し、今日一日の出来事を思い出そうとしていた。
（･･････なんて一日だったんだろう･･････あんな恥ずかしい事を･･････でも私、あんなに興奮しちゃって･･････挙句にみずしらずの人にトイレで犯されて、しかもその相手と････本当、どうかしてる。でも、驚いた。あの人、本当に男なの？）
　シャワーを浴び、ボディソープで体を洗っていると真希が入ってきた。
「一緒に入ってもいいよね？」
　弥生は小さく、恥ずかしげに頷いた。
　真希は、年は２６か７くらい。弥生よりいくらか若い。身長は１６５ｃｍくらい、色白の弥生と同じくらい色が白く華奢な感じで、胸は少し小ぶりだが形はいい。そこまではうらやましい限りの女性そのものだったが、股間には、いくぶん小さめではあるが真希が男である証があった。思わず、弥生は目をそらした。
「どう？もう落ち着いた？で、あなた、見られるのが好きなの？」
　弥生は返事に困った。
「ううん、初めて・・・」
　消え入りそうな小さな声で答えた。
「初めて？ふぅーん、で、私・・・驚いた？男なのよ。あの時、急に、突っ込まれて、驚いたでしょ。すごい、なんともいえない顔してたわよ。」
　真希は、思い出したのか笑いながら話した。悪びれもせず、まるで友人と話をしているようにあっけらかんと話す真希に、弥生は親しみさえ感じてしまった。
「驚いたわ。なにがなんだかわからなかった。」
「でも、しっかり感じてたわよね、ぐしょぐしょだったもの」
「ひどいィ･･････それじゃまるで私が･･････」
「私が何？」
「･･････わ、私が･･････い、淫乱みたいじゃない･･････」
「フフ、みたい・・・じゃなくて、そのものだと思うけど・・・。ほら。もうエッチな顔になってるわよ。あんた、発情するとすごくエッチな顔になるのね」
　そう言いながら、弥生の後ろに回り、抱きしめるようにして両方の乳房をすくい上げてきた。泡にまみれた膨らみは、真希の指の間から溢れだし、乳首は硬くしこり始める。
「あら、もうこんなに硬くして。して欲しい？エッチな事・・・・」
　弥生は黙ってうなずいた。
「そう、じゃあまず私の身体を洗ってくれる？･･････あなたの身体で･･････」
「は、はい」
　弥生は立ち上がると、ボディソープを自分の体に塗り、そっと真希の背中に抱きつくようにした。
　そしてその豊かな膨らみを押し潰すようにして上下に動かす。手は股間のものをなで上げ、そこから腹部を撫で回すように洗い、段々と上の方に上がって、小ぶりだがピンとはった双球を優しく揉むようにして、時折乳首を弄ぶ。下腹部の茂みは真希の丸いお尻に擦り付けるようにして、時々自分の太腿を上げて真希の股間を刺激するように洗った。
　真希は振り返ると、いきなり弥生にキスしてきた。それもすぐに舌を差し入れ、弥生の口の中を蹂躙するような激しいキスだった。弥生はされるがままになり、真希の舌で口の中を犯されているような錯覚に陥っていた。
（アン！す、すごい･･････頭がボーッとなってくる･･････）
　真希の舌が上顎から歯茎まで舐めまわし、弥生の舌を吸い上げる。そうかと思うと喉の奥まで舌を差し込まれ、息が出来なくなる。激しいキスをしながら、真希の両手はお尻を撫でまわし、豊かな尻肉を押し開くようにして右手の指をワレメに進める。弥生の秘唇はすでに洪水のように溢れ、真希の指はそのぬめりを引き伸ばすようにして、クリトリスにのばされた。真希は体を入れ替えて弥生の前に立つと、尻肉を揉むようにしていた左手を前に回して、クリトリスに這わした。右手は肉襞の外側から徐々に内側へ進み、中指を少し沈み込ませた。さらに、秘唇に入れようとしていた中指を後ろにずらし、アヌスを撫でまわすようにする。
「ああああんっ！だ、だめええぇ・・・・・・いいっ！」
　普段から、オナニーを続けている弥生は、真希の指の動きに自然と反応し、声を出した。
「ふうん、お尻が好きなの？いつもお尻でしてるの？」
　そう言うと真希は、中指を肛門に深々と突き刺した。弥生の肛門は、簡単に真希の指を飲み込んだ。
「そこはだめ、イ・・・痛い！だ、だめええぇ！い、挿れないでぇぇ！」
　弥生の懇願を真希はあっさり無視して、既に弥生のアヌスに入っている中指で中を盛んに刺激した。弥生のアヌスはそれを難なく受け入れている。立ったままでは、不安定なので、真希は弥生の上半身を倒し、浴槽のヘリを持たせ、さらにお尻の穴を広げるように指を回した。
（い・・・・痛い！・・・・・痛いけど・・・・・・）
　弥生の微妙な表情を見ながら、真希は中指を抜き、今度はゆっくり人差し指と中指の２本を差し入れた。
（あああ・・・・・真希さん・・・・い・・・痛い・・・）
　弥生は苦痛に顔を歪めながらも必死に耐えた。

７．口・肛性交

　弥生はそれから暫らく浴室でお尻を虐められ、真希の後から浴室を出ると、真希は裸のままソファに座っていた。
「弥生、こっちにおいで」
　そう言うと、足をM字に広げた。ここで男を受け入れてるのだろうお尻の穴は大きく広がっていた。その上に真希のものがあった。
　弥生は命ぜられたわけでもないのに床に両膝を突き、真希の股間のものをしゃぶり始めた。付け根の部分からゆっくりとなめあげた。真希は弥生の顔を両手で挟み、弥生の口を上下させた。時折顔を強くひきつけた、真希のものがのどに深く入り、息ができなくて苦しい、自然に弥生の息は荒くなった。
　しばらくして、真希はソファから立ち、弥生をベッドに仰向けに寝かせた。弥生は、目を閉じて待ったが、真希が動く気配は伝わってこなかった。目を開けると真希は横ではなく、弥生の足元に立っていた。
「弥生、ひざを立てて足を開いて･･････もっと開いて！」
「いや、恥ずかしい」
「映画館でオナニーする人が何言ってんの、さぁ、早く」
　弥生の脳裏に映画館での出来事が蘇えった。
（恥ずかしい・・・・でも、気持ちよかった・・・・興奮したわ）
　弥生は指示通り、足を開いた。真希は黙ってじっと弥生の秘部を見ていた。自ら足を広げて股間を人に晒し続けていることに耐え切れなくなった弥生が、
「もう、もういいでしょ」
　と言うと、
「だめ、よく見えない。」
　真希はそう言うと、弥生の足をぐっと広げ、弥生の両腕を取り、外側から膝の裏へ手を差し入れさせ、自分の腕で自分の足を胸まで抱き寄せさせた。
「恥ずかしい」
　弥生は、足を閉じようとしたが、真希がそれをさせなかった。
「だめ、閉じちゃ。丸見えよ弥生、おま○こも････お尻の穴も････」
「言わないで、･･･恥ずかしい･･･」
「それが好きなんでしょう？恥ずかしい格好させられて、恥ずかしい所を見られるのが大好きなんでしょう？」
「違う、･･･違うわ･･･」
　否定しながらも、弥生は足を広げたままだった。
「弥生、今すっごいHな顔してるよ･･････」
「見ないでぇ･･････か、顔は見ないで･･････」
　真希は、弥生の足を持つと、くるっと９０度回転させ、ベッドに横向きにした。
「ほら、顔を上げてごらん。自分のいやらしい顔がよく見えるわよ」
　そう言って真希が、横にずれると、ベッドの横の壁が一面大きな鏡だった。
「あっ、イヤ！」
　弥生の目に飛び込んできたのは自分のあられもない姿だった。こんな姿を真希に見られていたのかと思うと、恥ずかしくて心臓が飛び出しそうだったが、同時に股間に熱いものを感じたのも事実だった。
「どうしたの、ちゃんと見て」
　真希は、弥生の横に座って弥生の顔を起こし、もう一度鏡を見るように促した。
「ちゃんと見るのよ」
　そう命令され、弥生は、じっと見た。自分のお尻の穴を見るのは当然ながら初めてだった。
　鏡の中にとんでもない格好をした自分がいたが、そこにはその自分を見ている自分の顔もあった。
（あぁ、私なんて顔してるんだろう･･･スケベな顔････）
　鏡の中に真希の手が入ってきた。真希の指は、弥生の股間に伸び、弥生の秘唇をかきわけ、奥深く挿入させると、ゆっくりと中をかき回し、溢れ出た愛液を指で掻き広げ肉襞からクリトリスへと塗り広げた。
「ううっ･･････あっ、ん･･････」
　弥生は、声を出さないようにこらえたが、真希の愛撫に、それ以上顔をあげて鏡を見続けることは出来なかった。真希の指は次にアヌスへと移動した。肉壺から滴をすくっては、マッサージするようにお尻の穴を掻き広げ、ついに、真希は中指をお尻の穴に押し込んだ。
「あっうぅっ！うぅっ！」
　中指を根元まで押しこんだ真希は、その指をゆっくりとこねるように回し出した。
「ああ････あ・・・あ・・・ああ･･･････」
　ときおり襲ってくる痛みに耐えるように弥生は声を上げた。弥生が慣れてきたころあいを見て真希は中指と薬指の２本をアヌスに挿入し、親指を肉壺に差し入れた。
「ああ！うっ！･･･い･痛いわ・・･真希さん・・・・痛い・・・・だめよ、無理よ･･････」
「大丈夫よ」
　すでに真希の二本の指は、弥生のアヌスに根元まで飲み込まれていた。弥生はお尻を浮かした姿勢を維持することができず、足を離した。真希は、その上に真希が覆いかぶさり、空いた手で乳房を揉みしだき、乳首を口に含み、舌先で転がすように舐めまわした。
「いい・・・・いい・・・・だめ・・だめ！いく！いっちゃううぅ！」
　絶頂の瞬間、弥生は少し身体をのけぞらせ、アヌスと肉壺に挿し込まれた真希の手を挟み込むように足をぎゅっと閉じ合わせた。弥生の力が緩むのを待って真希は、弥生の顔をまたぎ、股間に顔をうずめ、今度は舌でクリトリスを刺激し始めた。真希は弥生の敏感な部分の周りに舌を這わせ、さらに時折、硬くした舌先を中に差し込んできた。両手で弥生の豊かなお尻の双丘をつかみ両方の手の小指で交互にアヌスを刺激した。弥生は早く入れてほしかった。弥生は、目の前にある真希の肉棒を咥えた。真希は、弥生の口に深々と肉棒を差し入れた。
「うぐっ・・・」
　息苦しかったが、弥生はなぜかそれが嬉しかった。
（口を使って・・・・弥生の口を使って・・・・もっと、もっと差し込んで・・・・）
　真希は、弥生の口から離れると
「入れていい？」
　とわざわざ弥生に聞いた。
「ええ・・・・いいわ・・・・入れて・・・入れて・・・」
　あえぐように弥生は言った。真希のものが、弥生に深く入ってきた。弥生は待ちかねたようにそれを捕らえ両手を真希のお尻に回し腰を左右に揺らす。その動きにあわすように真希が腰を上下させる。子宮の奥の方から再びそれはこみ上げてきた。
「あっ、うぅぅ・・・」
　一度ひき、さらにまたこみあげてくる。
「いく・・・いく・・・」
　真希の動きが早くなる。また、来る。
「あっ、もうだめ・・・いくっ・・・いくっ・・・いっちゃう！」
　弥生が達すると、真希は動きは止め、そしてゆっくりと弥生の体を横にした。真希は、奥にあたる感触を楽しみながらゆっくり、ぐるっとかき回すように肉棒を差し込み、すっと引く。それを繰り返すと、また、弥生の息が荒くなりはじめた。だんだん真希の動きが早くなる。弥生は一度、ひきかけた快感がまたこみ上げてくるのがわかった。
（来る・・・来るわ・・・あああ・・・ああああ・・・いい・・・いい・・・いく！）
　弥生が再び達すると、また、真希は弥生をうつぶせにした。真希の意図を察して弥生はお尻を高く突き出した。たぶん、そこにくるだろうと予感していたし、それを望んでもいた。真希は、弥生の様子を見ながら、ゆっくりとゆっくりとアヌスに挿入してきた。
「い・・・いた・・い、・・・・うっ・・・・」
　正直、痛かった。しかし、弥生はそれをがまんした。真希もやめる気配はなかった。どのくらいかかっただろう、ずいぶん時間をかけて、真希のそれは弥生のアヌスにすっぽりと納まった。不思議なことに、収まってしまうと、痛みは消えていた。
「お尻に入ったよ、痛いかい？」
　真希がそう言った。いつのまにか男の言葉に代わっていたが、弥生はそれに気づかない。
「入ったの？本当に、・・・うん、少し痛いけど・・・だいじょうぶ」
「そう、じゃぁ、いいね」
　そう言うとゆっくり、真希は動き出した。変な感触だった。少し間接的な快感、鈍い感じ。何度も高まりを感じ敏感になりすぎている今の弥生にはちょうどいい刺激だった。直接的ではない分、少し時間がかかったが、３回目の昂まりが弥生にやってきた。
「いい・・・真希さん・・・いい・・・ねぇ・・・いって・・・いって」
「いくよ・・・出すよ・・・出すよ・・・・中に・・・」
「出して・・・出して・・・中に・・・お尻の中に・・・・出してぇ・・・」
「うっ」
　弥生の絶叫とともに真希も、弥生のお尻の中に放出した。
　しばらく放心状態の弥生だったが、落ち着いた頃に真希が聞いた。
「どう？お尻は？」
「よかったよ。ありがとう。」
　弥生は、正直な気持ちを真希に伝えた。
「そう、・・・あのさ、今日、トイレでごめんね。」
　トイレで弥生を犯したことを謝ってるのだった。
「ううん、いいの。私もあんな格好だったし、強いこと言えないわ」
「そう、じゃぁ、また、連絡していい？」
「えっ・・・いいわよ」
　そう言って、弥生は真希に自分の携帯の番号を教えた。