１．ボディペインティング

　その日、遅く帰った弥生の元にマサキからメールが届いていた。今日、会えなかったことをわびる内容だった。弥生は、真希とであったことは伏せ、映画館でオナニーをしたことだけをマサキに返信した。真希が弥生と連絡をとったのはそれからすぐのことだった。マサキとのメールは続けてはいたが、弥生の興味は真希に移っていた。真希は弥生に、常にノーパン、ノーブラで来るように指示した。弥生のノーパン露出デートは続いた。映画館ではスカートを脱がされて足を広げて秘部を晒され、クリトリスをいじられた。真希のマンションでは、弥生は半地下の駐車場で服を脱がされ、犬の首輪をはめられて体に縄を掛けられ、豊かな乳房の付け根をぎゅっと絞られて、その上にコートを羽織っただけの格好でエレベーターに乗せられた。エレベーターで、すぐにコートが脱がされ、ひざまずかされ、真希のスカートの中に頭を入れられ真希のものを咥えさせられ、エレベーターホールで顔にたっぷりと出されたこともあった。

　先日の公園での露出は、衝撃的なものだった。５月に入ると、もう真夏のような陽気で、真希に呼び出された弥生は、白のミニスカートに紺のタンクトップ、その上に薄いカーディガンという格好で出かけた。もちろんノーパンだった。真希のマンションに着いた。最初、弥生はラブホテルだと思っていたのは真希のマンションだった。もともとはラブホテルだったらしいのだが、経営者が脱税で捕まり、売りに出され、その後、住宅街でもあり、マンションとして使用されているとのことだった。
　真希は、弥生をすぐさま裸にし、床にひいたビニルシートの上に押し倒した。
「何？・・・何それ？・・・」
　倒れたまま弥生は、何か小さな缶を持って来た真希に聞いた。
「ふふ、ボディペインティング・・・・」
「ボディペインティング？」
「そっ、でもね、絵を描くんじゃなくて、タンクトップ描くの」
「タンクトップ？」
　弥生は何がなんだかわからないまま、真希にされるがままじっとそれを見ていた。
　真希は、塗料を刷毛に取るといきなり弥生の体に塗りつけた。
「うわぁ・・・冷たい・・・・ってくすぐったい」
「じっとしてなさい」
「でも、だめ・・・だめよ・・くすぐったいもの・・・ごめん・・・・ねぇ・・・許して・・・」
　真希は例によって弥生の懇願を無視して、刷毛を走らせた。お腹から脇、くすぐったくてのたうつ弥生を押さえつけながら、今度は乳房のまわりぐるぐると刷毛を回した。
「ああ・・・なんか変な感じ・・・」
　真希は小さな筆に持ち替え、乳首を塗り始めた。
「ああ・・・だめっ・・・くすぐったいよ・・・だめ、感じちゃうよ・・・・」
「本当にうるさい人だねぇ・・・ちょっと、がまんしなさいって」
　真希に怒られ、弥生はしゅんとなった。
「できた・・・かな？立って・・・」
　弥生は立たされ、鏡の前に連れて行かれた。
　弥生が着ていたタンクトップとそっくり同じように弥生の体に直接タンクトップが描かれていた。ぱっと見には、タンクトップだが、よく見ると、やはり裸だ。特に乳首は、やっぱり乳首だった。
「はは、タンクトップだ。・・・でも、どうすんの・・・もしかして・・・これで外に出るの？」
「ビンゴ。さぁっ・・・出かけようか」
　そう言うと、弥生を立たせた。
「うそっ・・・えっ・・・だめだって・・・わかっちゃうよ・・・裸だよ・・・ねぇ」
　弥生の抗議は例によって無視された。それどころか
「あっ、そうそうこれもつけて」
　と、真希は、弥生の手首にピンクの腕輪をつけて、外に連れ出した。

　真希は、２０分くらい車を走らせ、弥生を公園に連れて行った。連休中で、公園には若いカップル。子供をつれたお母さん。高校生っぽい男の子の集団とたくさんの人がいた。しばらく遊歩道を歩きながら真希は弥生に言った。
「カーディガンの前、はだけて」
「ばれるよ・・・きっと・・・」
「だいじょうぶ、わかりゃしないから、さっ、早く」
　真希の強引な口調に弥生はしぶしぶカーディガンの前をはだけ乳房を晒した。
　ぱっと見にはわからないとはいえ、弥生は乳房を晒して歩いているのと同じ感覚だった。自分で見下ろすと、固くなってつんと上向きにとがった乳首が見える。弥生は、真希の後ろに隠れるようにして歩いた。
「こらこら、なに怯えたように隠れてんの？前を歩くのよ」
　そう言って、真希は弥生を自分の前に押し出した。
（あああ・・・人が来る・・・見てるよ・・・たぶん・・・・ばれてるよ・・・）
　弥生は、前を向くことができず、うつむいて歩いた。遊歩道から少し入った木陰にベンチがあった。真希は弥生をそこに座らせると自分も横に座り、
「カーディガン脱ごうか」
「えっ・・・・だめ・・・・お願い・・・・だめ」
　と弥生は拒否したが、真希は強引に弥生のカーディガンを剥ぎ取り、さらに弥生の股間にさっと手を伸ばした。
「あっ」
　弥生が声を上げるまもなく、真希の指は、弥生の秘部に差し込まれた。
「ほーら、濡れてる。だめ、だめって言いながら淫乱弥生は、濡れ濡れですよ」
「お願い・・・真希さん・・・やめて・・・・」
（そうよ・・・濡れてるわ・・・真希さんの言うとおり・・・・ああああ・・・・いい、・・・気持ちいい）
「弥生、ちょっと喉乾いたから待ってて、何か買ってくるから・・・」
「ああ、真希さん、私もいく」
「だめ、あなたはここにいるの、わかった？」
　そう言うと、真希は弥生の腕をとり腕輪に細い紐を通すと、ベンチの背もたれに縛り付けた。
「真希さん、だめ、解いて・・・・置いてかないで・・・・お願い」
　弥生は、泣きそうな顔で真希に懇願したが
「そんな顔してると、何事かって思って人が寄ってくるよ、」
　そう言うと、真希は弥生に軽くキスをした。立ち去り際に弥生のスカートをぐっとひきあげて、さっといなくなった。弥生はひとりベンチに残された。しかも、腕を後ろに回されて固定されたため、胸を隠すことはできない。ひきあげられたスカートからはむっちりした真っ白な太ももがあらわになっていた。弥生はベンチに深く腰をかけ、お尻をひいてぴったりと足を閉じてできる限り前かがみになって見られないようにしたが、その格好自体が不自然で余計に目を引くことに気づかなかった。
（真希さん、ひどい・・・スカートまで・・・丸見えだよ、きっと・・・誰かに気づかれたら・・・どうしよう？）
　ベンチから見える前の広場に人はいるが、少し離れているので弥生は少し安心したが、両腕で胸を覆い背中を丸めて真希の帰りを待った。
　しばらくすると、大学生っぽい男性が２人近づいてきた。
（やだ・・・来ないで・・・こっち来ないで・・・）
　弥生はいっきに緊張した。
（真希さん、早く帰ってきて・・・今、どこ？人が来てるよ）
　弥生は、あせっていた。男たちは２人で何か話しながらもうすぐそこまで来ていた。

２．放置

（ああ、来る・・・来る・・・見てる？・・・・見ないでぇ）
　若者たちは、弥生の隣のベンチに座ろうとしていたのだが、不自然な姿勢をとっている弥生に後ろを歩いていた背の高いほうの男が不審な目を向けた。
「おい、卓也、なんか変だぜ。つながれてるみたいだ」
　先に弥生に気づいた男が、立ち止まり、前をいく卓也を呼び止めた。弥生が必死に前かがみの姿勢をとったので、腕がベンチに固定されていることがばれたのだ。卓也は、弥生に近づいて話しかけてきた。
「ねぇ、どうしたの？つながれてんの？なんかの遊び？」
「いえ、なんでもないです」
　消え入りそうな声で弥生はそれだけ答えた。
「あれ、もしかして、これ、描いてんの？」
　最初に気づいた男、宏が聞いた。
「本当だ、これ乳首だよね」
　卓也は、弥生の乳首を指で押さえた。
「こういう趣味なの？」
「おい、卓也・・・やめろよ、そのへんから怖いお兄さんが出てくるってパターンじゃないのか」
「あっ、そうか・・・そうゆうやつね」
　弥生は、“そんなんじゃない”と思ったが、とにかく男たちがすぐに立ち去ってくれれば、それでもいいと思った。

「宏、ちょっと見張ってて、念のため」
「ああ、いいよ。」
「放置プレイってやつ？」
　卓也は、弥生の前で腰をかがめ、弥生の顔を覗き込んだ。
「けっこう美人じゃん。こういうの好きなんだ。っていうことは見ていいってことだよね」
　そう言うと、卓也は弥生のひざを持ちぐっと広げた。スカートはいっきに持ち上がり、ノーパンの股間があらわになった。弥生にはそれを隠すすべもなかった。
「やめて・・・ねぇ、お願い・・・・やめて」
　弥生は必死に声を出そうとしたが、恐怖からほとんど声にならなかった。
「宏、見てみ。」
「見えてるよ。」
（いやだぁ・・・見ないで・・・お願い・・・・覗き込まないで・・・）
　卓也は、弥生のひざの間に自分の体をいれ、足を閉じられなくしてから、指を弥生の秘部に差し込んできた。
（だめぇ・・・そこは・・・だめ・・・濡れてるの・・・だから・・・だめぇ）
「うへぇ、ぐちょぐちょだ。感じてるんだ。・・・・へぇ、いるんだ、こうゆう人」
　いつのまにか後ろに回っていた宏が、弥生の乳房をつかみ乳首をこね回した。
「ああ・・・」
　弥生は急な刺激に、不覚にも声を漏らしてしまった。
「あは、感じてるよ、こいつ」
　弥生のもらした声に気を良くした二人は、もっと露骨に弥生を触り始めた。
「宏、ちょっと、足押さえてて」
　卓也はそう言うと、携帯を取り出した。
「写真撮っとこうや」
「いや・・・だめ・・・やめて・・・それは・・・お願い・・・」
　弥生は必死に抗ったが、ほとんど無駄な抵抗だった。
「こんな格好で、ノーパンで見せたいんだろ。見てって言いなよ」
　弥生の股間に携帯が構えられ、カシャｯ・カシャッとシャッター音が響いた。卓也は容赦なくボディーペインティングされた乳房も乳首も写真に撮られた。
（えっ、どうするの？）
　いつのまにか、固定されていた腕輪の紐がはずされ、弥生は立たされた。
「こっちへ来な」
　弥生は宏と卓也に両脇から抱えられるようにして、ベンチの脇の木陰に連れて行かれ、二人の前で座らされた。何をされるか怯えた弥生は、二人に懇願した。
「いや、ねぇ・・・だめ・・・お願い・・・しないで」
「しないで？って何を？・・そうだな・・・おま○こに入れないでって言えたら、しないよ。言える？」
「おま・・ん・・こに入れないで」
「えっ、聞こえないよ。もう一回、ちゃんと言いな。おま○こに入れないでくださいって」
「・・・おま○こに入れないでください」
「もう一回」
「おま○こに入れないでください」
　弥生は、必死に言った。おもわず涙がこぼれた。
「しゃーない、約束だ。おま○こには入れないから、口をあけな・・・口のほうだよ、その口でしてくれればいいんだよ。さぁ、口をあけて」
「いやぁ・・・・・」
「大声出すと、人が寄ってくるよ。人に見られてもいいのかい？、この格好」
（ああ・・・だめ、こんな格好・・・・見られたら困る・・）
「さぁ、口をあけて、しゃぶるんだよ」
　弥生は、仕方なく卓也のものを咥えた。宏は、周りを見張っているようだった。
「もっと、強く・・・」
　恐る恐るという感じで舌を這わす弥生に業を煮やした卓也は、弥生の頭をつかむと、強引に肉棒を突き入れた。
　ぐぇっ
　肉棒は、嫌がる弥生にお構いなしにのどの奥まで挿入された。
（苦しい・・・助けて・・・真希さん・・・早く帰ってきて・・・）
　卓也は、先を急ぐようにピッチを上げた。弥生の口からよだれが流れ落ちた。
「出すぞ、顔を上げな。口あけて・・・・こぼすなよ」
　卓也は、弥生の口の中に放出し終わると、さらに弥生の口の中に肉棒を差し入れた。
「きれいにしゃぶってくれるかな、変態女さん」
（ああ・・・ヘンタイ・・・だわ、本当・・・ヘンタイ女）
　卓也が、肉棒を弥生の口からはずすと、すぐに今度は宏の肉棒が差し込まれた。
　卓也は、弥生の後ろにかがみ、乳首をもみ、秘部に指をこじ入れた。
（ああ・・・されちゃう・・・犯されちゃうよ・・・真希さん・・・助けて・・・）
　宏も、放出寸前に肉棒を口からはずし、弥生の顔の上で、自らしごいた。
「顔にかけるよ。上向いて・・・うっ」
　小さくうめくと、宏は弥生の顔に大量のザーメンを放出した。そして卓也と同じように、放出したばかりの肉棒を弥生の口の中にねじ込んだ。
　カシャ
　シャッター音に驚いて弥生が目を開けると、ザーメンにまみれ宏の肉棒を咥えた弥生の顔を卓也が携帯で写していた。それを見ても弥生は、抗う気力がもうせていた。
「おい、誰か来る」
　宏がそう言うと、二人はあわてて立ち去っていった。

「弥生」
　やってきたのは真希だった。弥生は、真希の声を聞くと思わず涙ぐんだ。
「ひどい顔、どうしたの？誰かにやられちゃった？」
　弥生は泣きじゃくりながらうなずいた。真希はウェットティッシュを取り出すと、弥生の顔を拭いてやり、そして座り込んでいる弥生の足を広げ、股間を覗き込んだ。
「きゃっ」
　弥生は驚きの声を上げたが、真希は意に介さず、弥生の秘唇を指で掻き分けじっと覗き込んだ。
「中には出されなかったみたいね」
　そう言われて、やっと真希の行為が理解できた弥生はぼそっと答えた。
「口と顔」
「そう。怖かったね、ごめんね。もう離れないで、ずっとついてるからね。だいじょうぶよ。」
　そう言って、真希は弥生の腕輪の紐を解き、立たせた。
「本当にもう、置き去りにしないでね。」
「うん、もう二度と置き去りにしないから・・・約束する」
「本当？」
「ええ、本当よ」
　弥生は、離れないという真希の言葉が嬉しかった。真希に抱きつき、真希に抱きかかえられるようにして歩いた。
（もうしないからね、弥生。・・・・・１回でじゅうぶん）
　真希は弥生をしっかり抱きしめ、強く唇を吸ったが、すぐに離した。
「どうしたの？」
　弥生が尋ねても、真希はしばらく応えず、やっと思い出したように返事をした。
「えっ・・・うん、誰かに見られてるような気がして・・・」
「さっきの人達？」
「えっ・・・まさかっ・・・いや、そうかもね・・・行こうか」
　真希は、弥生の手をとると駐車場の車に急いだ。そのとき、向いに止まっていた車がエンジンをかけ、急に発進した。
（何？“わ”ナンバーって・・・レンタカー？・・・こんな公園に・・・レンタカー？）
　真希は少し不安になったが、そのまま弥生には何も言わなかった。