３．レイプパーティー

　家に帰った稔は、すぐに弥生が荷物を持って出て行ったことに気がついたが、ある程度想定したことではあったので、別に慌てなかった。離婚してもいい、今なら離婚の原因は弥生の方にある。証拠もある。しかも、妻の浮気相手は女だ。彼女はレズで、ずーっと自分は我慢してきたんだが、とうとう彼女の方から出て行ったっていうことにすれば、自分は、全く何の問題もない。帰ってくれば、いい玩具だし、帰ってこなければ、レズの浮気女ということで離婚だ。とりあえず、一人のほうが気が楽でいい。夜になって、稔は再び出かけた。

　行きつけのクラブで稔は、ママの佐奈に声を掛けられた。
「ねぇ、早瀬さん、この子、真理ちゃんって言うんだけど、今度、イベントに出てもらうんだけど、早瀬さんどうかしら？」
　ママの後ろにごく普通の格好で立っている女性がいた。
「イベントだけ？店には出ないのか？」
「人妻なのよ。ご主人は海外に単身赴任」
「ほう」
　稔が、舐めるような視線を送ると、真理は、軽く頭を下げた。
「いいねぇ。いくつなの？」
「２７です」
　真理が答えた。
「連休の最後、今回はいつものところじゃなくて駅の反対側のホテルなんだけど、どう？」
「何人来るんだ？」
「一応、８人来てもらって女の子は２人。」
「もう一人は？」
「沙紀ちゃん」
「沙紀かぁ」
　沙紀は、３ヶ月くらい前にやってきた新人だが、童顔で、中学生くらいにしか見えない。稔は、好みではあったが、沙紀の方は、あきらかに稔を嫌っており、それが表情に出ていた。稔は、それが気に入らなかった。
「そんな顔しないで、レイプパーティーなんだけど・・・どう？」
「なんでもありか？」
「初めてだからあんまりハードなのはねぇ」
「沙紀はいいんだろ」
「沙紀ちゃんはいいけど・・・。早瀬さんは・・・」
「なんだよ。わかった。どっちにしろママの頼みじゃ断れないからな」
「ありがとう」

　２日後、そのホテルに稔はいた。普段のイベントとはちょっと違った雰囲気を稔は感じていた。
　いつもなら、顔見知りのひとりや二人は参加しているのだが、今日の７人は全て若く、全く稔は初対面だった。しかも、スタッフから場の進行まで任されたのだ。ふに落ちないものを感じながらも、真理と沙紀の二人が入ってくると、自然と仕切ってしまっていた。

　簡単に自己紹介をして、さっそく遠く離されたベッドに、沙紀が先に向かった。沙紀に４人の男がついて移動した。それを見て、稔が、「こっちも始めようか」と言うと、全員立ち上がった。真理もベッドのほうへ移動しようと立ち上がった。
　そのとき、稔が、

「おい！　誰かこの女を羽交い絞めにしろ！」
　と叫び、一番若そうな男が、背後から真理の両手をつかんで、背中で固定した。突然のことに真理は、驚いたが、どう反応していいのかわからず、体を震わせながら、されるがままにしていた。
「お前、この女の胸を揉んでやれ！」
　稔は、隣りにいた長身の男に命令した。その男は真理の前に回り、真理の胸に手を伸ばし、下から揉み上げた。
「い、いやっ！」
　真理は思わず声をあげたが、男は、揉み続けた。
「いや、いやっ！　やめて・・・」
「お前、ブラウスを脱がせろ」
　さらに稔が残った男に言うと、その男は真理前に立ち、ブラウスのボタンに手をかけた。
「お願い、やめて！」
　真理の声は本気だった。
「かまわないから脱がせろ！」
　稔に言われて、男は再びボタンに手をかけ、ひとつずつはずした。
「あ、あ・・・いやぁ・・・」
　ボタンを全部はずしブラウスの前をはだけると、淡いピンクのブラが男達の前に晒された。
「あ、あ・・・」
　真理は恥ずかしさに耐え切れず、声を出した。男の手がブラの中に入り乳首をつままれると、真理の身体の震えはますます大きくなった。
「いや、いやぁぁぁぁぁ・・・」
　切なさそうな喘ぎ声が、真理の口から漏れると、ひとりが足を持ち、背中から羽交い絞めにしている男と二人で、真理はベッドに運ばれた。

　羽交い絞めにされたままベッドに座らされた真理は、両肘を持ち上げられ、ブラジャーのホックをはずされた。それほど大きくはないが形のよい柔らかそうな胸が、４人の男の前に晒された。
「奥さんは、おっぱいをもんでほしいか？」
　稔が真理の耳元でささやくと、真理は真っ赤になった顔を伏せた。
　左右から、手が真理の乳房に伸び、無防備な胸を乱暴に揉みしだいた。
「はぁ、はぁ・・・いや、いや・・・やめて・・・」
　乳首はすでに大きく堅くなっており、その乳首を指で挟まれてこすられた。
「奥さん、感じてるんだろ？　おっぱい弄られて感じてるんだろ？」
　稔がささやくと、真理は首を縦にふった。
「あぁぁ・・・いい・・・」
　稔は、足を押さえていた若者に
「スカートをまくって、パンツを脱がせ！　おれが押さえてるから」
　と命じた。男は、強引にスカートを捲り上げ、お尻に手を回すと、ブラと同色のショーツをいっきに引きずり下ろした。
「あっ！」

　真理は、身体をビクンと震わせたが、観念したのか、されるがままに股間を晒した。

４．嬲る

「奥さん」
　稔は、真理を奥さんと呼ぶことに決めたようだ。
「おま○こ、もうぐちゅぐちゅですよ。いやらしいおま○こだ。」
　稔はそう言うと、太ももを持ち上げていた若者に指示した。
「指で奥さんを気持ちよくさせてやりな」
　若者は真理のヌルヌルの肉壺に中指と薬指の２本をゆっくり挿入した。
「あ、あぁぁ・・・いや、いや・・・」
　真理がくねくねと腰を振って、指から逃れようとすると、逃がすまいと若者の指は執拗に奥へと侵入した。
「あ、あっ・・・いやぁ・・・」
「奥さん、こんなに濡れて・・・どうしてほしいんだ？」
　稔が、真理に聞いた。
「いや、いや・・・しないで・・・」
「おいおい、まだ、そんなことを・・・だれか、この女のスカートを脱がしてやれ！」
　すると、すぐにひとりの若者がタイトスカートに手をかけて、一気に脱がしてしまった。
「いや、いやっ・・・あああ」

「奥さん、いやらしい格好だな！」
「いや、いやぁぁぁ・・・」
　真理は本気で抵抗していた。真理の本気の抵抗に、周りの男達も本気になり始めていた。
「あああ・・・見ないで！」
　真理は、股間を大きく広げられ、男達の目に晒されている秘部をなんとか手で隠し、さらに両足を閉じようと力を入れた。
「脚を広げて押さえつけろ！」
　稔が言うと、さっき脚を押さえつけたふたりが、また、いやがる真理の脚を大きく開いて手で押さえた。真理の両手も払われ、股間は完全に露わになった。
「いやぁ・・・こんなの・・・いやぁ・・・」
　真理は絶叫した。

「奥さん、ここを苛めてほしいんだろ？」
　稔は、真理の秘部に手を当てた。
「あぁぁ・・・」
　真理は、稔の指から逃がれようと腰を揺すったが、無駄だった。
「奥さん、無駄だよ。さぁ、どうしてほしいか言うんだ！」
　稔が、真理の耳元で囁いた。
「指を突っ込んでもらいたいんだろう？」
「どこに入れるんだ？」
「・・・」
「どこだ？」
　黙っている真理に、稔が強く言った。
「あ、あそこに・・・あぁぁ」
　観念したかのように真理は呟いた。
「あそこ？おま○こだろ、はっきり言え。」
「・・・・・・」
　稔は、突然、指を真理のお尻の穴につきたてた。
「あ、い・・・いたい・・・・」
　真理は、激しい痛みにのけぞった。
「はっきり言わないと、ここに入れるぞ」
「あぁぁ・・・お、おま・・・」
「もっとはっきり！」
「・・・おま○こ・・・に・・・」
「真理のおま○こに、指を入れてください、だろ」
　稔は、責め立てた。
「真理の・・・お、おま○こに・・・ゆ、指を・・・あぁぁ」
　言い終わる前に、若者の指が真理の肉壺に差し込まれた。
「あ、あぁぁーーー」
「それからどうするんだ？」
「ゆ、指で・・・掻き回して・・・。ああ・・・」
　真理は、身体体を震わせ、腰を振りながらその指をしっかり締め付けた。
「あ、あっ・・・いい・・・・もっと、もっと・・・して・・・」
　真理は、泣きながら哀願した。
「あっあっあっ・・・いい、いい・・・」
「奥さん、男が欲しかったんだね。淫乱女が」
「あぁぁ・・・いい、いい・・・気持ち・・・いいの！」
「いれて欲しいか？　ちんぽをくださいと言え」
「ううん・・・だめぇ！」
　股間にあてがっていた稔の指が激しく動き出した。どんどん愛液が溢れ出し、太ももに伝って流れた。それにあわせるように、太ももに、乳房に、手が伸びた。
「あああ・・・いい・・・いれて・・・おま○こに・・・気持ちいい！」
　真理は、腰を激しく上下させ始めた。
「いれて・・・ちんぽを・・・ちんぽをいれて・・あぁ・・・だめぇ・・・」
　真理は、普段一度も口にしたことのないことばを絶叫しながら達した。
「あぁぁ・・・いく、いく・・・だめぇ・・・いっちゃう！」

５．嬲る(2)

「お前ら、手を押さえろ！」
　稔の命令で２人の若者が、急いで真理の両手をベッドに押さえつけた。
「奥さん、これからだよ。気持ちいいことは・・・」
　そう言うと、稔は真理の足元に回って、服を脱ぎ捨てると、真理の両足を大きく広げて持ち上げた。
　稔は、真理の秘部をじっくりと指でなぞりながら、聞いた。
「奥さん。今度はどうしてほしいんだ？」
　稔が指を突っ込むと、真理は思わず腰を浮かした。
「い、入れて・・・」
「何を？」
「・・・」
「大きな声で言ってみろ！」
稔は、再び大声で怒鳴った。その声に、怯えたように真理は
「ち・・・ちん・・・ぽ」
「聞こえない」
「・・ちんぽ」
「どこに？」
稔は、自分の肉棒で真理の肉襞を掻き分けるようにしながら執拗に責めた。
「・・おま○こに・・・」
「最初からちゃんともう一回」
「真理のおま○こに・・・ちんぽ・・・入れてください・・・」
「そんなに欲しいのか。旦那はかまってくれないのか？かわいそうに」
　稔は、一気に肉棒を差し込んだ。
「うぅぅ・・・」
「口に入れていいぞ」
　稔は、他の男達に言った。すでに３人の若者にも序列が出来ているようで、ひとりが、真理の顔にまたがって、強引に口の中に差し込んだ。
「うぐぅぅ・・・」
　若者が、真理の顔を押さえ、ぐいぐい突き入れると、真理は苦しそうに喘いだ。
「んぐ、んぐっ・・・」
　若者も後ろで稔も、さらに動きを早めた。
「うぅっ・・・出る！」
　しゃぶらせていた若者が、真理の口の中に大量に放出すると、すぐさま、真理の胸を揉みながら、自分でシゴいていた若者が代わった。
　そのうち、稔も
「奥さん、出すよ。中に出すよ」
　それを聞いた、真理の顔色が変わった。
「うぐぇ・・だ・・・・むぇ・・・うぐ・・・」
　ダメだといいたかったのだろうが、口には若者の肉棒が差し込まれており、しかも頭を押さえつけられていたので、声にならなかった。それでも真理は、必死に足に力を入れ、抵抗しようとしたが、無駄だった。
「うっ・・・」
　短い声を出して、稔は真理の中に出した。２人目の若者が真理の口に放出したのはその直後だった。若者が、口から肉棒を抜くと
「いやぁぁぁ・・・う・・うう・・う・・う」
　真理は叫び声をあげた。涙と、大量のザーメンとよだれで顔はぐちゃぐちゃになっていた。真理の絶叫に一瞬、３人の若者がひるむと、稔は
「なにが、いやだ。ちんぽが欲しくて来たんだろ。大勢にやられたいんだろうが」
　そう言って、再び、真理の口に、まだ残滓の残った自分の肉棒を差し込んだ。
「いいぞ、どんどん中に出せ」
　稔の言葉に、残った１人がぐちょぐちょの肉壺に差し込んだ。
「あん・・・あん・・・あん・・・」
　口に肉壺に同時に挿入され、胸は、絶えず誰かに揉み続けられて、休む間もなく犯され続ける真理は、考えることをやめたようだった。とうとう壊れたように絶叫し始めた。
「あっあっ・・・いい・・・おま○こ、気持ちいい・・・」

　隣りでは、沙紀が前と後ろを同時に犯されていた。しかも沙紀は両脇の若者のものを左右の手でしごいている。稔は、そちらの若者を手招きし、入れ替わらせたが、自分は最後まで真理を犯し続けた。
　どのくらいの時間がたち、どのくらいのザーメンを受け入れたのか、すべて終わって、真理も沙紀も参加した男達も、それぞれ、シャワーを浴び、無言で着替え、ごく普通の人達に戻ってホテルを出て行った。