１．

　幸子たち３人は、魅入られたように、剥き出しになった貴史の下腹部を見つめていた。
　女たちに観察されているとは夢にも思わない貴史は、ヘッドフォンをかけて画面に没頭し、眼で卑猥な映像を追いながら、夢中になって自分のペニスを扱いている。
　そのうちに、画面の中のＡＶ女優が、悲鳴をあげながらその身体を仰け反らせ、さらに、その上に乗っている男優が、ぶるぶると激しく尻を震わせながら、女の中に精を放った。
　これを見た貴史は、思わず身体を前に乗り出し、「わあぁ、スゲェ・・」と、小さな歓声を漏らす。そして、その右手を一層、速く上下させ始める。
　やがて、貴史のピンク色のペニスは、彼の手の中で真っ赤に色を変えながらビクンッ、ビクンッと脈動を始め、その先端から勢いよく白い精液が迸り出た。
「うんっ！・・おうっ！、おうぅ・・ああぁーー・・はあぁ〜 」
　恍惚とした顔で頭を後ろに反らし、その引き締まった腰を大きく何度も突き上げながら、射精の快感に陶酔する貴史。
「わぁ・・出してる、出してる・・」「見てよ・・凄い量・・あんなに何度も噴上げて・・」「もう、真っ白になってる・・あぁ、堪らない・・」
　３人は涎を垂らしそうな顔で、間欠泉のように何度も精液を噴上げている、生気溢れる貴史のペニスに見蕩れていた。

　ここは高層マンションにある貴史の家。大きなリビングの角にあるガラスに囲まれたソファの上で、貴史は今、我を忘れて自慰に耽っていた。
　母が出かけるのを待ってオナニーを始めた貴史は、その短い自由時間を惜しむかのように、無修正のＡＶを見ながら自らの興奮を煽り、立て続けに何度もその股間を勃起させては、目眩く射精の快感に酔い痴れていた。
「あっ、はあぁ・・気持ちがいぃ・・あぁ・・もう一回・・」
　貴史は、うっとりとした顔でリクライニングさせた椅子に凭れ、画面を見つめながら、再び萎えたペニスに手を伸ばす。
　斜め向かいにあるビルの少し上の階から、貴史の家の中を覗いている３人の女は、角部屋になっているリビングの、大きな窓に映るその信じられない光景にくぎ付けになっていた。
「うそ！、また始めたわよ・・溜まりすぎ・・」「もう３回目よ・・若いって、凄いわぁ。ずっと、扱きっぱなしだもの。」「見て、精液でヌルヌルになった亀頭を擦り始めた・・もうビンビンに勃ってるわ。」
　今度はうつ伏せになった貴史は、そのまま尻を高くつき上げ、自分の股間に両手を差し入れてペニスを包み込んだまま、その腰を大きく上下に振り始めた。
　ペニスを包み込んだ彼の両手の指の間から、先程出されたばかりの精液の雫がぼたぼたと滴り落ち、握り締めた手の先からは、真っ赤に染まったペニスの先端が、凄い速度で出たり入ったりしている。
「わあぁっ！？・・あの腰の動き・・強烈・・」「あぁ、だめ・・刺激が強すぎるわ・・やだ、私、濡れてきちゃった・・」「凄いわぁ、あんなに背中を撓らせて・・もう、夢中よ・・」
　３人の熟女は、激しい興奮で自分のショーツの内側をベトベトに汚しながら、貴史の股の間でぶらぶらと揺れる、高校生の男の子の睾丸をうっとりと見つめている。
　やがて貴史は、その身体をビクビクと痙攣させながら、今日３回目の射精をした。

　いつものようにダンスの授業が終わった後、最後まで居残った幸子、恵、良枝の３人は、ダンス教室のあるビルの窓から、隣のマンションにある貴史の家の様子を盗み見ていた。
　ダンス教室は、貴史の家がある階より少し高い階にあるが、遮光のために窓がマジックミラーになっていて、覗いている事がマンションの側から気付かれる心配は無い。
「はぁー・・・なんか、すごく愛おしくなってきちゃった。あの子、抱いてあげたいな・・・」
「そうね、なんとかあの子と親しくなれないかしら・・あの部屋に行ってみない？」
「無理よ。あそこの家は、両親とあの子とお姉さんの４人暮らしで、いつも家には、あの子のお母さんが居るから。」
「そうなの？、残念ね・・溢れるほど精液を溜めた、やりたい盛りの男の子が目の前に居るのに。」
「ほんと、もったいないわ。私たちなら、好きなだけやらせてあげるのに・・」
　３人は物欲しそうな顔で、射精の余韻に浸る貴史の、あどけない横顔を眺めていた。

２．

　その翌週もまた、３人はいつもの時間に、いつものように貴史の家を覗いていた。
　貴史の母親は、いつもこの時間には外出していて、家に居ない。帰るのはいつも夜になってからだ。
　どうやら、幸子たち３人と同じように、なにか習い事をしているようだ。
　貴史の父親と大学生らしい姉は、まだこの時間には帰宅していない。
　貴史はいつも、一人になれるこの時間を狙って、思う存分自慰に耽る。
　それは、居間にある大型テレビを使ってアダルトビデオを見るため、らしかったが、この日はいつもと少し様子が違った。
　貴史はいつものように、テレビの前に陣取ろうとはせずに、何かを手に持って、それをじっと見つめながらソファに座った。
　そして、手に持ったその布のようなものを鼻に押し当て、その匂いを胸一杯に吸い込みながら、自分の股間に手を伸ばす。
「あれ、もしかして・・パンティ？」「ピンク色のかわいい柄よ。お姉さんのかしら？」「あの子、女の下着の匂いを嗅ぎながら、オナニーしてるわ。」
　３人が呆れながら貴史の行動をさらに見つめていると、貴史は硬く勃起した自分のペニスにそのショーツを巻きつけ、その上から激しく自分自身を扱き始めた。
「うわぁ・・いやらしい。夢中で擦りつけてる。」「あの子、お姉さんの事が好きなのかしら。直接本人に言い出せないから、下着で代用してるの？」「ううん、たぶん違う。女性経験が全くないから、使用済みの女の下着を見ると、すごく興奮するのよ。きっと、下着なら誰のでもいいんだわ。」
　３人が好奇の目で見つめる中、貴史は短い時間で絶頂に昇りつめ、激しくその身体を震わせながら、姉のショーツの中に射精をした。
「見てよ、果てたのにまだ放そうとしないわ。」「狂ったように擦り続けてる。あっ・・もう勃ってきた。」「まるで盛りの付いた猫みたいね・・あぁ、また・・涎を垂らしながら逝ってる。」
　貴史は、大量に噴上げた自分の精液でショーツをベトベトに濡らしながら、さらに何度もその中に射精を繰り返した。
　３人の熟女は、取り憑かれたように自分の性器を愛撫し続ける貴史の、麻薬中毒患者のようなその姿を眺めながら、
「凄い性欲・・・女の体が欲しくて、欲しくて堪らないのね。」
「ええ。あの年頃は、頭の中はいつでも、女の裸と射精の事で一杯なのよ。動物の牡と同じ。」
「ああ、勿体ない・・・あんな少年を食べてみたいな。何とかならない？」と、みんなで貴史を得る方法を考え始める。
　３人はそのまま暫く考えていたが、最初に発言したのはリーダー格の幸子だった。
「ねえ、登校途中に誘惑したらどうかしら。あの様子なら、直接女の身体に触れたら相手が誰であろうと我慢できないわよ、きっと。」
「ええ、それがいいわ。・・電車の中なんかどうかしら？。怪しまれずに近づけるし、逃げられないでしょ。」
「うん、そうしましょう。朝、あのマンションの前に集まって、登校するあの子の跡をつければいいわ。」
「きっとうまくいくわよ。こちらは、あの子の弱みを握ってるし・・」そう言いながら、幸子は含み笑いを浮かべた。

　その日、幸子たち３人は計画通りに貴史を駅までつけて、彼と同じ電車に乗り込んだ。
　わざと別々に車両に乗り込んだ３人は、朝の満員電車の中で、ごく自然に貴史の方へ近寄っていく。
　そして、なにげない顔で、幸子が貴史に背を向けて彼のすぐ前に立ち、恵は貴史のすぐ後ろに立った。
　良枝は貴史と並ぶように、彼の左側に立っている。
　まず、貴史の背後に居る恵が、電車の揺れに合わせ、後ろから押されたフリをして、貴史の背中に抱きついた。
　突然、背中に女性の胸の二つ膨らみを押しつけられた貴史は、内心ではその日の幸運を喜びながらも、冷静を装い、そのままの姿勢でじっと前を見つめている。
　続いて、貴史の左側に立つ良枝が、やはり後ろから押されたフリをしながら、彼に身体を寄せ、柔らかいその下腹部を貴史の左腰のあたりに強く押しつける。
　左側から女性に抱きつかれたような恰好になった貴史は、一瞬、視線を左側の女性に移してその様子を窺ったが、またすぐに視線を前に戻して、なんでもないという顔をした。
　この時、貴史のズボンの股間部分が大きく膨らみ始めた事に気がついた良枝は、そっと目配せをして、この事を恵に知らせた。
　軽く頷いた恵は、さらに自分の身体を前に進めて、貴史を前に押し出すようにする。
　さらにこれに合わせて、貴史の前に立つ幸子がわざと後退りをして、自分の大きな尻を貴史の硬くなりかけた股間に、押しつけようとした。
　自分のペニスが勃起している事を、前の女性に悟られそうになった貴史は、慌てて、手に持っていたカバンを下腹部に宛い、硬くなった自分の股間が前の女性の尻に触れるのを必死に防ごうとした。
　だが、それを察知した良枝が、貴史の横から彼の下半身に手を伸ばし、貴史のカバンを掴んでその動きを妨げる。
　その隙に幸子は、下から上に向かって大きく尻を突き出して、彼の股間を柔らかい女の尻肉で擦り上げた。
「あっ！・・はっうぅ・・」前後から肉づきのいい女の身体でサンドイッチにされ、爆発しそうな股間に柔らかい尻を押しつけられた貴史は、思わず呻き声を上げ、反射的に腰を後ろに引きながら、幸子の背中に額を押し当てた。
　この時、貴史のパンツの中では彼のペニスが急激にその長さを増し、先端部がパンツのウェスト部分に向かって、勢いよく伸びていた。
　すぐに貴史のズボンは大きなテントを張った状態になり、硬く勃起したペニスが幸子の尻を押し返す。
　背中に興奮した高校生のハァ、ハァという荒い息遣いを感じ、同時に、男の子の硬い股間をその尻に押しつけられた幸子は、歓びのあまり、思わずニタァと無気味な笑いを浮かべた。
　すかさず横に居る良枝が、幸子と貴史の間に左手を差し込み、パンツの中で裏側をさらしながら熱く脈打っている彼のペニスを、スボンの上から優しく撫で上げた。
「わっ、あっんッ！・・な、なに？・・あっ・・や、止めて。」不意に感じやすい場所を撫でられた貴史は、ビクッとその身体を跳ね上げながら悲鳴をあげる。
　それから、びっくりした顔で、隣の良枝の顔を覗き込んだ。
　良枝はそのままゆっくりと指を動かしながら、「あー、こんなに勃起して・・興奮しちゃった？」と、小さな声で揶揄うように言いながら、貴史ににっこりと微笑みかけた。
「・・止めてください。」貴史は、自分の股間に伸びてきた良枝の手首を掴むと、怒ったような表情で彼女の顔を睨みつける。
　すると、後ろから恵が「静かにして・・知ってるのよ。今日も急いで帰って、家でオナニーをするんでしょ。」と、貴史の耳元で囁く。
　さらに前にいた幸子が後ろを振り返り、貴史の顔に自分の顔を近づけながら、「お母さんが出かけた後、ソファに座ってアダルトビデオを見ながら、何回も抜くのよね。」と、勝ち誇ったように貴史に告げる。
「えっ！？・・」驚きで、目を丸くする貴史。
　さらに、横に居る良枝が貴史の顔を覗き込み、「ねぇ、本当はもう、溢れるぐらい溜まってるんでしょう？」と、彼の袋の部分を下から揉み上げながら、そう言った。
　貴史のすぐ目の前に立った幸子は、彼の胸を掌で撫で回しながら、「いつもあんなに何回も射精するんだもの。もう、出したくてウズウズしてるんじゃない？」と、貴史の耳に甘い吐息を吹き掛ける。
「私たちに任せて・・ね、優しく逝かせてあげるから。」恵は後ろから貴史のウェストにそっと両腕を回しながら、甘い声で囁いた。
「安心して。大人しくいうことをきけば、あなたが自慰の時に、お姉さんの下着を使っている事は、誰にも言わないわ。」
　これを聞いた貴史の目が、大きく見開かれ、その顔色がみるみる白く変わってゆく。
「さあ、力を抜いて・・硬くなったものを、私たちに触らせて頂戴。」
　周りを中年の女性に囲まれ、口々に自分の自慰の様子を話して聞かされた貴史は、恥ずかしさと驚きで硬直してしまい、そのまま動けなくなってしまう。
　股間を隠していた貴史の手をどけた幸子は、ズボンのファスナーを降ろしパンツの横から手を差し込んで、既に下着の中で硬くなっている貴史のペニスを取り出す。
「そう、そのままじっとしていて・・」貴史に声をかけながら、両手を動かし始める幸子。
「・・ハアッ、ハァ、ハッ・・あぁ・・」すぐに貴史のペニスは、幸子の手の中で垂直にそそり勃った。
「あぁ、熱いわ。・・それに凄く硬い。」うっとりとした顔で、自分の手の中の若い男性自身を見つめる幸子。
　さらに、良枝と幸子は一緒になって貴史のズボンのベルトを緩めると、パンツの中から彼の陰嚢を引っ張り出し、貴史の性器を剥き出しにした。
　そして、二人で嬉しそうにその股間を撫で回す。
　すこしすると幸子は、ポケットの中から薄手のストッキングを取り出した。そして、素早くそれを拡げて、ピクピクと脈打っている貴史のペニスに被せる。
　それから「さあ、好きなだけ出していいわよ。この中に、溜まった精液を思う存分吐き出しなさい。」と、すでに目一杯に勃起している彼のペニスを、滑り易いストッキングの上から扱き始めた。
　後ろからは恵が、貴史の下半身に両手を回して、左手で彼の陰嚢を揉み上げながら、右手の掌でストッキングを被った彼の亀頭部を包み込む。
　男の悦ばせ方を知り尽くした繊細な手と指が、貴史のまだ皮がむけたばかりの感じやすい性器の上を這いまわる。
「あっ！・・やめて、うんっ・・はっあぁ・・んんぅっ・・」複数の女性の手で下腹部を優しく愛撫された貴史は、思わず口から喘ぎ声を漏らした。
　それから暫くは、彼女たちの手の動きに弱々しく抵抗していた貴史だったが、やがてそのあまりの気持ちのよさに、我を忘れて夢中になってしまう。
　スボンのウェスト部分から左手を貴史のパンツの中に差し込んでいる良枝は、下半身からの快感に、大きく口を開けながら恍惚としている貴史の左手をとり、そのままそれを自分のスカートの中に引き入れた。
　貴史の左手は無意識の内に良枝の太ももを撫で回し、その上の湿った股間に登ってゆく。
　良枝は自分のスカートの中で蠢く、高校生の男の子の手に狂喜しながら、自分の左手の指をさらに情熱的に波打たせ始める。
　一方、両手で貴史の股間を愛撫していた幸子は、自分のブラウスのボタンを外すとその胸元を大きく開け、豊かな胸の膨らみに貴史の右手を押し当てた。
　それから、妖艶な微笑みを浮かべながら、貴史の口に自分の口を重ね、再び彼の股間への愛撫を再開する。
　貴史の方は、もう熟れた女体の感触に熱中している様子で、夢中でキスをしながら、両手で彼女たちの身体を触りまくっている。
「あぁ、可愛い。もう・・夢中になっちゃって・・抱き締めてあげる。」
「ピクピクしてる・・気持ちいい？、もっと撫でてあげる。」
「ほら、舐めてもいいのよ・・好きにして・・あんっ・・あぁ・・」
　何本もの白い手が貴史の下腹部を忙しなく動き回り、細く柔らかい沢山の指が、貴史のペニスを包み込んで優しく擦り上げ、揉み回す。
「ハァ、ハァ・・あぁっ・・おうぅ・・んぐうぅっ・・」
　腰が抜けてしまいそうな凄まじい快感に陶酔した貴史は、彼女たちのなすがままに、その身を任せ、夢中になって女たちの身体をまさぐった。
　さらに、周りにある彼女たちの唇に次々に吸い付いては、その口の中でお互いの舌を激しく絡ませる。
　３人の中年女性は、自分たちの腕の中で悶え悦ぶ少年のこの姿を、歓喜の表情でうっとりと見つめながら、ますます速くその手を動かし続けた。

　やがて目眩く快感の中で、貴史は絶頂を迎える。
「うっ！、あっおおぉ・・・んっんーーっ！」
　腰を引くような姿勢で尻を後ろに突きだし、後ろから恵に抱きかかえられながら、幸子に抱きついて、その胸に顔を埋める。
　そして、３人の腕の中でびくびくとその身体を震わせながら、彼女たちの手の中に射精した。
　熱く怒張した貴史のペニスが、擦り続ける彼女たちの手の中から飛び出すように、ビクンッ、ビクンッと勢いよく何度も跳ね上がる。
　その先端部を包んでいるストッキングの中には、みるみるうちに白い精液が溜まり、大きな塊となったそれは、すぐに外に染み出してくる。
「あぁ、熱い。・・何度も噴上げてるわ。」「わあ、元気ねぇ・・いっぱい出してる。」「・・凄い量よ。滴り落ちそう。」
　３人の熟女は、貴史の下半身から立ち昇る、噎せ返る様な若い栗の花の匂いに、酔ったようにその顔を上気させていた。
　その後も彼女たちは、貴史の精液を絞り尽くすように、彼のペニスが萎み出すまで、執拗にその手を動かし続けた。
　やがて、ぐったりとした貴史の耳元に幸子が口を近づけて、「さあ、貴史君。次の駅で降りましょう。」と、そっと囁いた。

３．

　電車を降りた３人は、そのまま貴史を、駅の近くのラブホテルに連れ込んだ。
　彼女たちは、部屋に入ると、服を脱ぐ間も惜しんで一斉に貴史の身体に纏わりつく。
　後ろの壁に貴史を凭れかけさせた幸子は、彼の下半身にしがみつき、ズボンとパンツを一緒に足首まで引き下げる。
　そしてそのまま、自分の体液ですでにヌルヌルになっている貴史の股間に、唇を寄せてゆく。
　一方、恵と良枝は、自分の服の前を開けてその乳房を顕にすると、貴史の学生服とシャツのボタンも外して、その裸の胸に抱きつく。
　二人は貴史の手を一本づつ抱き寄せると、その手で自分の胸を揉ませながら、交互に貴史の口に吸い付いては、長い舌で彼の口の中を舐め回した。
　貴史の方は、初めて触れる中年女性のふくよかな身体に戸惑いながらも、瞳を閉じ、頬を桜色に染めて、その口づけに必死で応えている。
　やがて、彼女たちの濃厚な愛撫に夢中になった貴史は、自分から相手の乳房に吸い付き、そのスカートの中に手を差し込んでいった。
　静かな部屋に、唇と舌を動かす「びちゃびちゃ、ヌチュヌチュ」という湿った音と、「ハァハァ、ああぁ・・」という男女の押し殺した喘ぎ声だけが、きこえる。
　そのうちに、幸子の巧みなフェラチオに悶絶した貴史の「はぁんっ！、あっあぁっ・・くうぅーーッ！・・あっ！、あうっ・・」という切羽詰まった歓声が、狭い部屋に鳴り響いた。
　幸子は舌の先を激しく振動させて、ペニスの裏側の敏感な部分を強く刺激しながら、上目づかいに貴史の顔色を窺う。
　そして、「まだ何度でも勃てられるでしょう？、おもいっきり出して。・・全部、飲んであげるから。」と、彼に声をかける。
それから、貴史のペニスを深く咥えると、口の中でさらに激しくその舌を踊らせ始めた。
「ハッ、ハッ、はっ・・ひっ・・おっうっ・・あぁーーっ！」
　貴史は生まれて初めての痺れるような快感に、膝をがくがくと揺らしながら幸子の肩に手をついてやっと体を支えると、悲鳴のような声をあげた。
　そして次の瞬間、腰を前に突き出し、上体を反らせて、幸子の口の中へ激しく射精する。
「お、おおぉ・・うっ！、うんっ！、んーーーっ！」
「んんっ・・ん、・・ごくっ！、はあぁ、ハァ・・凄い量・・はっ、ふっ、ムムッ・・んっ、ごくっ！」
　幸子はとろりとした瞳で、貴史の熱く濃い精液の噴射を口の奥で受け、陶酔したように喉を鳴らしながらこれを飲み干していく。
　それから、すぐに舌の動きを亀頭のまわりを回るように変えて「あぁ・・素敵、もっと・・もっと頂戴、んんっ・・」と、ペニスへの刺激をさらに続けた。
　貴史は「あっ！、だ、だめっ！」と、悲鳴を上げながら腰を引いて、この強すぎる刺激から逃れようとしたが、幸子は貴史の尻に手を回してこれを許さない。
「もっと・・んんっ・・さあ、もっと飲ませて・・ムムッ・・」と、顔を前後左右に忙しなく動かしながら、さらに激しく舌を回転させる。
「ひいっ！、やっ、やめ・・ん、んっんーーッ！」貴史は、股間に張りついた幸子の唇と舌の強烈な刺激に、口を大きく開け、両腕で幸子の頭を抱きかかえながら、身体をくの字に曲げて悶絶する。
　恵と良枝は、そんな貴史の身悶えする姿を、眼を輝かせて嬉しそうに見つめながら、彼の全身を隅無く舐め上げ、撫で回した。
　やがて、激しい射精の波が再び彼を襲い、連続して幸子の口の中に熱い精液を噴上げた貴史は、腰から背中へと快感の痺れが全身にまわって、脱力するように床へ崩れ落ちる。

　やっと貴史の股間から口を離した幸子は、満足そうに、精液で真っ白に濡れた舌で自分の唇を舐め回しながら、
「これで少しはもつでしょう？、さあ、来て・・たっぷりと楽しませて頂戴。」と、自分で服を脱ぎ、そのままベッドに上がる。
　それから、仰向けに横たわると両手を頭の上に挙げ、股を一杯に開いて、黒い陰部を剥き出しにした。
　貴史は、恵と良枝に抱きかかえられるようにしてベッドに運ばれると、幸子の股間を口で愛撫するように、促される。
　そのまま素直に幸子の股間に顔を埋めた貴史は、両手で彼女の陰唇を押し開き、とても巧みにその舌と唇を使った。
「あっ！・・はあぁ・・とても上手、うっんんっ・・一体どこで覚えたの？、はあぁっ！・・はっ・・んんぅーーっ！」
　舌を中に差し込んだまま、激しく頭を上下させる貴史。幸子は、貴史の予想外の口唇愛撫の上手さに、思わず身体を仰け反らせながら身悶えをした。
　それを見た貴史の股間は、本人の意志とは関係なく徐々に硬くなり、その頭を上向きに持ち上げてゆく。
　恵と良枝は、起き上がる貴史の股間を驚きの表情で見つめながら、顔を見合わせて「凄い・・この子、絶倫ね・・いいわぁ・・」「若い男ってみんなこうなの？・・なんか、ドキドキしてきた・・」と、嬉しそうに眼を輝かせた。
　それから二人は、まるで餌に食いつく獣の様に、同時に貴史の股間に吸い付いていった。
　前と後ろから貴史の下腹部に顔を埋めた二人は、彼の陰嚢を両手で包み込むようにして揉みほぐしながら、彼自身が大きく硬くなるまで、貴史のへそから尻までの広い範囲を、口と舌でゆっくりと愛撫した。
　やがて、下半身の興奮を押さえきれなくなった貴史は、自分から身体を起こし、そのまま幸子の上に覆い被さる。既にそのペニスは天を衝く角度で勃起していて、自分の腹に貼り付いていた。
　貴史の腰が、幸子の股の間に深く沈みこむと同時に、下になった幸子の口が大きく開き、そこから長い舌が飛び出した。
　身体を貫かれた幸子は、貴史がその腰を大きく刳った途端、腰を突き上げ、かん高い悲鳴をあげる。
「はぁっ！・・す、凄いッ・・きゃあぁ・・はっ・・ひいぃ〜〜っ！」
　貴史の若いペニスは、その上を向くバネのような勃起力と、鋼のような硬さが、夫のものとは比べ物にならなかった。
　そそり勃つペニスで、内部上側を力強く擦り上げられた幸子は、夢中で貴史の首に両腕を回し、腰に両脚を絡めて、きつく彼にしがみつく。
　一方、貴史の方は、いやな事を忘れるかのように、激しくその腰を振り続ける。
「うっうぅーーっ、いぃーーっ・・あっあぁ〜〜んっんん〜〜っ・・」
　貴史がその腰を大きくくねらせる度に、幸子の口から鳴くような淫声が漏れる。貴史の腰に絡まった幸子の足先は、震えながらきつく内側に丸まり、その腰は下から催促をするように何度も貴史の下腹部を突き上げていた。
　ベッドサイドに座る恵と良枝は、目を潤ませ、ハァ、ハァと息を荒げながら、二人のこの様子をじっと見つめている。
　何度か射精をして、強い刺激にも堪えられるようになった貴史のペニスは、それから長い時間、幸子の身体の中で猛り狂った・・

　少し前から幸子は、周りの事も時間の事も忘れ、貴史の逞しい身体と、太く硬いペニスの感触に夢中になっていた。
　身体を激しく揺すられながら、貴史の首に左腕を回し、その口に吸い付きながら、右手ですべすべの彼の胸を撫で回す。
　そのうちに、彼女が啜り泣くような、えぐい声で鳴き始める。
「あっぐぅーーっ・・あぁ〜〜いゃあぁ〜〜・・うっふうぅ〜〜・・いくうぅ〜いっちゃうぅ〜〜」
　その眼は既に、半開きの状態でどんよりと曇り、焦点が全く合っていなかった。
「・・アッアッ・・おっうぅ・・あっあ゛ーーっ！」
　やがて幸子の身体が貴史の下で大きく反り返り、次の瞬間、獲れたての魚のように、ビクンッ、ビクンッと激しく跳ねながら痙攣した。
　貴史は痙攣する幸子の上で、しばらくそのまま、彼女の身体を抱き締めていたが、すぐに、良枝の手で幸子から引き剥がされ、裏返しにひっくり返される。
　良枝は、仰向けになった貴史の腰を跨ぎながら、「今度は私の番よ。ゆっくりとかわいがってあげる。・・好きなだけ中へ出していいからね。」と、硬いままの彼のペニスを握り、その先端をゆっくりと自分の股の間に咥え込んでゆく。
　やがて、貴史の太いペニスを全て自分の身体の中に納めた良枝は、刳るように大きくその腰をくねらせ始める。
「私も一緒に・・お願い。」同時に、貴史の顔を跨いだ恵も、その股間を貴史の顔に押しつけた・・

　二時間後、其々、自分の股間から貴史の白い精液を溢れさせた３人が、うっとりとした顔で、彼の身体に抱きついていた。
「綺麗な子・・それにとても逞しいのね・・」幸子が、仰向けに横たわる貴史の顎の下に顔を埋め、彼の胸を撫で回す。
「うっうん〜、素敵・・ありがとう。」恵は、貴史の股間に頬ずりをしながら、彼の陰毛を擽っていた。
　良枝は、貴史の左手を自分のふとももの間に挟み込み、「あぁ・・よかった・・蕩けるかと思ったわ・・。」と、虚ろな瞳の貴史にそっと口づけをした。
　別の人を想いながら、本能の赴くまま、ただ無心に自分の体液を迸らせ続けた貴史は、今、現実に引き戻され、３人の中年の女に抱きつかれながら、強い自己嫌悪と虚脱感に包まれていた。
　そんな貴史の気持ちを知らない幸子が、徐に顔を起こし、貴史の顔を見下ろしながら、「また溜まりすぎて出したくなったら、連絡して頂戴。何度でも相手をしてあげるわ。」と、にっこりと微笑んだ。
　貴史は吐き気で胸をむかむかさせながらも、知られてしまった秘密をバラされたくない一心で、笑顔を作り、「ええ、わかりました。」と、明るく応えた。