１０．レントゲン室

　ある日、患者のレントゲン写真が見当たらないと、朝からナースたちが騒いでいた。
「みんなどうしたの？騒々しい。」
「あ、麗子先生。○○さんの写真の行方がわからなくて．．．」
「じゃ、私外来に用事あるからレントゲン室も見てみるわ。」
　コツコツとヒールの音を鳴らしてエレベーターを降りた。
　１階の外来はまだ診察前らしく閑散としていた。
（ガチャ）
　真っ暗な室内に麗子は入っていった。
　デスクの引き出しから目当ての写真を探し始める。
（カチャ．．．カチャリ）
　ドアを開ける音のすぐ後に鍵を閉める音が聞こえた。
　しかし、奥の部屋にいる麗子の耳にはとどかなかった。
　突然、点けたはずの蛍光灯が消えた。
（あら、停電かしら？）
　確認しに撮影室に入った時、何者かが体に抱きついた。
「きゃ！誰？」
「先生、勝手に入られちゃ困りますよ。」
「そうですよ、僕らの職場に。」
　二人いるらしい声の主に、聞き覚えがあった。

「私は無くなった写真を探しに来ただけよ。」
　冷静な口調で答える。
「先生、罰としてお仕置きを受けてもらいますよ。」
　再び明かりが点けられ、二人を見て麗子は悲鳴を上げた。
「いやー、変態！」
　レントゲン技師の太田と助手の及川だった。
　彼らは白衣を広げ、ファスナーから一物を出して立っていた。
　いきなり及川が襲いかかり、麗子を撮影用の寝台に押し倒し両脇を首ごと抱えて押し付けた。
「やめてー、離してー！」
　全身の力を使って逃げようとするが、到底男の力には敵わない。
　すぐさま太田が、ばたつかせている麗子の足を掴みそのままドッカリと腰を下ろした。
「やめて、やめてー、誰か〜！」
「叫んでも無駄だよ、ここは防音扉だから。」
　そして麗子の艶かしい両足を強引に左右に開き腰を割り込ませていく。
「それよりも先生、病院の中で楽しい事したらしいですね。」
「そうですよ、まったく。病院をなんだと思ってるんですか。」
（はっ、知っている！．．．ここにもあの事が．．．）
　逃れようと押し返していた、腕の力が抜けた。
「な、なんの事です．．．知りません！」
　及川が白衣から何か取り出した。
「これですよ、これ．．．」
　麗子の体にばら撒かれた。
（やっぱり！）
「僕は憧れてたんですよ．．．あなたに。」
　及川が睨むように、麗子を覗き込んだ。
「そうだよ、こいつはあんたの事が好きだったんだ。それを裏切りやがって．．．俺たちが罰を与えてやるよ。」
　太田が勝手な事を言いながら、スカートに手をかけた。
　一気に捲くり上げ、腰を割り込ませた。
　そうした事で麗子の体が持ち上がり、自然と脚が開いてしまった。
　下半身が太田の腰にはまって、動けない。　　　
「いや、こんな事やめて、お願い！」
　太田はそんな言葉を無視して、顔で及川に合図した。
　麗子の足首を掴んで、頭の方に折り曲げていく。
　続いて及川がそれを受け取った。
　麗子の体は２つに曲がり、ちょうど赤ちゃんがおしめを代えるときの格好になってしまった。
「やだ、やだ、離してー！」
　体全体を使って抵抗する。
「まったくうるさい口ですね、黙ってください。」
　そう言うと、及川は腰を突き出し一物を麗子の口元に押し付けた。
　顔を振って逃れようとしたが、首を押さえ込まれて亀頭がねじ込まれていく。
「いや！．．．んぐぐぐ。」
　及川は上から突き下ろすように肉棒をスライドさせてきた。
（ちゅぼ、ちゅぼ、ちゅぼ、ちゅぼ）
　口の中の粘膜が亀頭を刺激し、ビクビクと硬さを増していく。
（やだ、やだ、動かさないで〜）
　麗子は口いっぱいに肉棒の感触を感じ、唾液がそれを包み込んでいく。
一方、下半身はパンストが引き裂かれ、膝までパンティがずり上がり、太田の舌が陰部を嬲っていた。
　舌先が肉びらを掻き分けるように動き、それに反応して膣口がウニュウニュと閉じたり、開いたりしている。
「すごい卑猥だ、先生のオ××コ。まるで別の生き物みたいだ。」
　麗子は口を犯されながらも、下半身にむず痒い痺れを感じ、声にならない喘ぎを漏らしていた。
　膣口は一際熱を帯び、穴奥からヌメった淫液が生まれ始める。
「先生、かなり溢れてきたよ．．．美味しそうな色してる。」　
　太田は、一滴残らず吸い尽くそうと、口全体でむしゃぶりついた。
（ちゅる、ちゅる．．．じゅる、じゅる）
　たちまち、口周りが妖しく光っていく。
「あ〜なんてうまいオ××コ汁だ。どんどん溢れてくるよ。」
　呼吸することすら忘れ、一心不乱に舐めまくっていく。
（いや〜ん、そんなに激しく吸っちゃだめ〜）
　麗子からは陰部がどうなっているのか、見えないため、返って気持ちを淫らにさせていく。

及川の肉棒の抜き差しが速くなってきた。
「太田先輩、僕そろそろいきそうです．．．」
「じゃあ、取りあえず口マ×コで我慢しろ。」
　太田に促された及川の動きが早くなった。
　顔をしかめ、麗子の首を掴んでいた手にも力が入った。

１１．肉人形

　太田は秘穴を探るように、肉棒で膣口をなぞっていく。
　肉先が淫蜜の溜まった入り口を見つけた。
　ぐちゅっと淫音を立てて潜り込んでいった。
　麗子の膣壁が侵入物を迎え入れ、やさしく絡み付いていく。
（ぐちゅん、ぐちゅん、ぐちゅん．．．）
　腰の前後運動が始まり、深く長いストロークで肉棒を突き込んでいく。
「ん〜ぐ、ん〜ぐ、ん〜．．．」
　及川の肉攻撃に耐えながら、歓喜のうめきを上げる。
　その悩ましい淫声が、及川の射精を一気に促した。
（じゅぼじゅぼじゅぼじゅぼ．．．）
　麗子の口マ×コを激しく攻める。
「あ〜もうだめだ！．．．うっ、うっ、いく！」
　活きのいい精液がドクドクと流れ込まれていく。
　口の中がザーメンと唾液でいっぱいになり、呼吸するのが辛くなる。
　思わず肉棒を吐き出すと、泡だった混合粘液が溢れ出した。
　頭が撮影台からはみ出ていたため、逆さになった顔が粘液まみれになっていった。
　太田は、そんな麗子の醜態を股間をぶつけながら見ていた。
（す、すごいな．．．あの凛とした麗子せんせいが．．．）
　自分の奥に溜めていた淫情の塊で、この女を汚してやりたいと腰振りのピッチを加速させていく。
　乾いた肉打音が室内に響く。
「ぶちまけやる、たっぷり中に出してやる。」
　不適な笑みを浮かべながら、顔が鬼のように赤くなっていく。
　麗子はとてつもなく激しい肉棒攻めに体全体で感じていた。
「やん、すごい〜．．．いい、気持ちい〜」
　開放された口から悩ましい喘ぎ声が聞こえる。
　結合部からはさらに、淫汁が溢れて、乾いた打音がヌメった音に変わった。
「んっあー、もうだめだ〜．．．いくー！」
　亀頭が一段と膨らみ、膣壁を広げながら精液を吐き出していく。
　麗子も同時に絶頂に達した。
「いい〜．．．いくーいくいく！」
　太田の下半身を持ち上げんばかりに、腰を痙攣させた。
　膣奥が熱い粘液で満たされた。　　　　　　　　　　　　

　二人の淫獣の交尾を見ていた及川の肉棒はすでに回復し、赤黒く光っていた。
「先輩、僕にも下の穴に入れさせて下さい。」
「もう元気になったのか．．．いいぞ、ぶち込んでやれ。」
　二人はハイタッチを交わし、及川が台に上った。
　麗子はなおも下半身を痙攣させながら、快感の海で溺れていた。
「あ〜憧れの麗子さんとオ××コできる．．．」
　膝を立て太ももを抱え込むと、肉棒を的穴に定めて突き込んでいく。
（ぬちゅ、ぐちゅ）
　湿った音と共に、残った太田のザーメンが漏れ出した。
「あ〜中があったかくて、ぬるぬるですよ〜」
　とうとう体を重ねる事ができた喜びを堪能しながら徐々に腰を動かしていく。
（ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ．．．）
　意識の薄れていた麗子の体が、再び恥辱的快楽の海に入っていく。
「あっ、あっ、あっ．．．」
　及川は起こしていた上半身を、麗子に密着させ一体になった。
　そしてザーメンと唾液で汚れた口に顔を近づけていった。
　ヌメリを拭き取るように、舌で舐め上げていく。
　及川は口元を一通り舐めると、舌を差し込んでいった。
　ヌルっとした感触が麗子に伝わり、麗子も舌を絡めていく。
（あ〜ん、こんな厭らしいキス初めて〜）
　二枚の舌が妖しく踊り、粘液の糸を引いていく。　　　
　上下の口の快感が麗子を一層淫らにさせていく。
　勝手に下半身が持ち上がってしまい、及川の肉棒を求めくねくねと腰が揺れていた。
「先生が僕ので感じてる．．．なんてエッチなんだ〜」
　麗子の要求に応えるように、抜き差しの運動に力を込める。
　速いピッチと短いストロークで突きまくっていく。
　浮き上がっていた麗子の腰が、及川の肉打撃で撮影台に叩きつけられる。
　叩きつけられる度に、豊かな尻肉がブルンブルン畝っていく。
　麗子が絶頂の海に溺れ始めた。
「ん〜、ん〜．．．んっ、んっんっんっ！」
　口を塞がれたまま、体をエビのように仰け反らせ往った。
　だが、一度放出していた及川は余力が残っていた。
　ダランと、うな垂れた麗子の顔を見ながら、機械のように腰を振っていく。
　生気のない麗子の体が、及川に同調して動いていた。
　首から上は台から落ちて、だらしなく揺れていた。
　ただの肉人形と化していた。　　　　　　　　　　　　
　しばらくして、及川の蓄えられた雄の憤りが肉人形の中に放たれた。