９．残業

　麗子のおしゃぶりによる”治療”が終わり、飯村は満足していた。
（あぁ、これで開放される、よかった〜）
　このまま帰れると、高をくくっていた。
「これでぐっすり寝れそうだ．．．だが、先生は興奮して眠れないないだろう．．．今度は私が治療してやる。」
「え、何を？．．．」
　耳を疑った、一度放出してしまえば勃たないだろうと思っていたのだ。
「いやです、もう帰してください。」
「大丈夫ですよ、すぐに元気になりますから。」
　そう言って、麗子の太ももに手を伸ばしてきた。
　スリットの中に差し込んだ手が、柔肌を這う。
「誰だってこんなセクシーな格好を見たら興奮するでしょ。」
　さらに、揉むように尻肉を触ってきた。
「いやん、だめ、だめです．．．やめて〜」
　喘ぎにも似た声が出てしまった。
「いいですよ〜別に。帰りたければ．．．」
　その後に何を言おうとしてるのか、すぐに判った。
「．．．言う事聞きますから。」
　観念した麗子を見て、飯村がニヤリとする。
「じゃあ、先生もベッドに乗ってください。私に跨って、頭を向こうにして．．．」
　素直にベッドに上がっていく。
　シックスナインの体制になった。
　ボリュームのある腰周りが、飯村の前に曝け出された。
　短めのスカートの奥に、生脚と白のTバック下着が男を待っていた。
「いい眺めですよ〜それにいつもこんなエッチなやつ穿いてるんですか．．．いやらしい。」
　さらに眺望を楽しもうと、腰を掴んで引き寄せた。
「あっ、やん！」
「へへへ、匂いはどうかな？」
　鼻を擦りつけ、弄るように匂いを嗅ぐ。
「ん〜すごいエッチな匂いですね．．．それにちょっと熱があるみたいだ。」
　自分が医者にでもなった気で麗子に語りかける。
　そして、指を生地の最も細い部分に差し込むと陰部を擦るように引っ張った。
　白生地が陰部に食い込み、両脇から陰毛と肉びらが飛び出した。
「あっ、あん！痛い〜引っ張っちゃだめ〜」
　嫌がる声が喘ぎ声に変わる。
　飯村はもっと反応が見たくて、布地を食い込ませ擦り上げていく。
　それに合わせて、麗子の尻がくねくね動いた。　　
「いやん、そんな擦っちゃだめ〜」
　生地の摩擦に耐え切れず、みるみる淫肉がピンクに色づいて、ネチョっとしたマン汁がパンティを濡らしていく。
　飯村は我慢しきれず、蒸し上がった淫貝を露出させた。
　自然と涎が出て来る。
「だめじゃないか、こんなにヌルヌルさせて．．．」　　　　　　　　　　　
（くちゅ、くちゅ、くちゅ．．．）
　口全体で含みながら、吸い取っていく。
「や〜ん、きもちい〜もっと吸って〜」
　舐め上げる度に、トロトロの貝エキスが溢れてきた。
　麗子は目つぶって、飯村の舌戯に耐えていたが、顔に何かの感触を感じて目を開けた。
　隆々といきり勃った肉棒だった。
　陰茎の赤茶けた色に比べ、亀頭部はピンク色に張っていた。
　麗子の蕩けるような喘ぎ声で、肉棒が一段と活力を蓄えていた。
　ビクビクと脈打つ肉棒を見て、咥えたいという衝動に駆られてしまった。
（あ〜ん、すご〜い、さっきよりおっきくなってる〜）
　ぺろぺろと亀頭を舐め上げてから、一気にしゃぶりついた。
（じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ．．．）
　唇で陰茎を咥えながら、中では舌が亀頭を這い回っていた。
「お〜またおしゃぶり治療をしてくれるのか．．．あっ、あっ、そんなに激しく吸ってはだめだー」
　飯村は負けまいと肉真珠にしゃぶりつき、指を淫穴に差し込んだ。
　二本の指が、中に溜まった淫汁を掻き出すように動かし始めた。
　ぬちゅぬちゅと淫ら音と共に、決壊したダムのごとく流れてくる。
　麗子はたまらず、肉棒から口を離し咆哮の声を上げた。
「あん、あん、ああう〜ん．．．いやん、いや〜ん。」
「はぁ〜もう限界だ．．．ぶちこんでやるぞ。」
　飯村はたまらず、上体を起こし、麗子を仰向けにした。
　手をスカートにもぐりこませ、腰まで捲り上げた。
　そして、Tバックを膝まで刷り下げると、下半身を麗子に割り込ませた。
　淫汁で一杯の穴に狙いを定め、一気に押し込んでいく。
　ぐちゅっと根元まで呑み込んだ。
　麗子の体が思わず仰け反る。
　間髪いれずにピストンで犯されていく。
「あっ、あっ、あっ．．．あん、あん、あん」
　さらに足を踏ん張って、えぐるように突きまくっていく。
（ギシギシギシギシ．．．）
　ベッドが壊れそうにきしむ。
　麗子の下半身が肉棒の摩擦で、熱くなっていく。　
「あんあんあん．．．もうだめ〜いっちゃう．．．いくいく！」
　麗子が先に昇天した。
　飯村もゴールに向け、肉音の感覚が狭くなった。
「おあー．．．出る、出るー．．．うっ！」
　白濁液を中にぶちまけながら、麗子の体を支配したと確信していた。
　麗子は中出しされた恥辱感と疼きを解消された満足感に浸っていた。
　肉体残業は夜中の２時を過ぎていた。