転落（後編：3）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　暫くの間、耳を両手で塞ぎ、その場に蹲っていた私・・・。
　店の中には、いつしか音楽の音しか響いてはいませんでした。どうやら、男たちも満足したようです。
　これで・・・、私も解放される・・・。
　しかし、それは甘い考えでした。私の手が急に後ろに捩じ上げられたと思ったら、その手首に縄が掛けられてしまったのです！
「いやっ！！！乱暴はしないでっ！！！」
「縛るだけで、無茶なことはしないさ。・・・まだショーは続くんだから、最後まで付き合ってもらうだけだ。」
　千尋さんは十分に満足したはずです。この後のショーって・・・？！！
　と、カウンターの奥から麻美さんの声が聞こえます。
「お願いです！！あの人の前では・・嫌です！！！」　
「遅いじゃないか・・・。ずいぶんと待たせたな。」
　禿げた五十男が不満そうに言う。
　どうやら、この男は千尋には興味はなく、麻美さんに興味があるようです。
　現れた麻美さんは、前と同様、ホルターネックのワンピースを着ているのですが、明らかに、麻美さんとは様子が違います。後ろ手に手を固定されているばかりか、首輪をされていますし、なぜかワンピースの下に黒いブラをしています。
　一樹が禿げ頭の加藤に、紙包みを渡す。
「遅れたお詫びに・・・、これをプレゼントしますよ。」
「・・・・んんっ？！！」
「麻美の毛ですよ。」
「とうとう、剃らせたのか・・・？調教は順調に進んでいるようだな。」
「ああぁぁぁっ！！！いやっっ！！！」
　この男たちと千尋さん、麻美さんの関係がどんな繋がりになっているのかは、まだよく分かりませんが、どうやら麻美さんは、基本的には一樹の調教下にあるようです。
「早く、つるつるになった麻美のおま○こを見せてもらいたいな。」
「お願いです！！この人にだけは・・・、見られたくないんです！」
「ダメだ。・・・・若菜は、俺の調教を受けに来たマゾ女だ。ここで、どんな調教をされるのか、教えておく必要があるからな。」
「・・・・・・っっ！！！」
　一樹は私をマゾ女と決め付けただけではなく、ここに来たのは理由まではっきりと口にしました。
　一樹に抱かれたい・・・！！自由を奪われ、アナルまで責められながら犯されたい・・・！！お前は淫乱なマゾ女だと蔑まれながら、アブノーマルな快感の世界に堕ちていきたい・・・！！
　それは事実なのです。でも、彼一人の前でなら、どんな浅ましい姿でも晒してもかまわない・・・、とは思っていたが、まさか、こんな形で辱められるなんて、想像を超えていました！！それに・・・、私を取り囲む男たち・・・！！この男たちは、早く私を陵辱しようと、舌なめずりをしているのです！！！< SPAN lang=EN-US style="FONT-SIZE: 12pt">
「奥さんのことは、とりあえず後回しだ。とにかく、麻美の着ている邪魔な布を剥ぎ取れよ！」
　精力が有り余っているのか、加藤は頭の汗を拭いながら一樹に命令する。
「いいでしょう。」
　一樹はそう言うと、ホルターネックの結び目を解いた。
「あぁぁっ！！」
　麻美さんの小さな悲鳴と共に、ワンピースが音もなく床に落ちてしまう。
「はぁぁっ！！」
　私は、全裸以上に恥ずかしい麻美さんの姿に、思わず声を上げます。
　彼女は手首を後ろ手にされ、枷で拘束されていました。でも、それだけではなく、手枷と首輪が鎖で連結され、胸を前に突き出すような姿勢を強要されていました。その胸には、黒いブラがされていますが、Ｅカップの大きな胸を覆い隠してはいません。それどころか、乳房を根元から絞り上げ、大きな胸をより前に突き出すようにされていたのです。
　しかし、彼女の衣装は穴開きブラだけではありませんでした。腹部には黒の皮ベルトが巻かれ、足には網目の細かな黒の網タイツを履かされ、そのストッキングの根元には、黒皮のベルトが巻かれていました。また、足首にも枷が・・・。
「なかなかセクシーな衣装だな。だが、俺の興味は麻美の股座だ。」
「お願いです。・・・見ないで・・・・。」
　加藤が卑猥な笑みを浮かべて近付いて来るのを、麻美さんは太腿を擦り合わせるようにして、股間をガードします。
「そうだ。どうせなら、ここで大股開きにしてやるか・・・？！」
　加藤の見た先には、天井からスポットライトの当たっているカウンターの中央でした。
「相変わらず、悪趣味な人だ。」
　加藤たちの会話を冷静に聞いていた田村が口を挟む。
「せっかくの見世物だ。最高のステージが必要だろう。」
「それもそうだね・・・。」
　こうして、三人の意見は一致し、麻美さんはカウンターの上に乗せられてしまいました。一樹は、麻美さんの身体を後ろから支える為、カウンターに座り、加藤と田村が麻美さんの膝を両側から掴む。
「お前たちも見たいんだろう。だが、特等席だけは、奥さんに譲ってやってくれ。」
「ありがたいですね・・・。」
　千尋さんを犯した二人の男が私の両側から腕を掴み、逃げられないように身体を押さえ込む。
「千尋さんは・・・？」
　私はこの状況から逃れる為、千尋さんの方を見ます。ですが、彼女はソファーにぐったりと身を横たえたまま、動く気配がありませんでした。
「そらよっ、と！！！」
　もはや焦らされるのは御免だ、と言うのか、加藤が掛け声を掛け、一気に麻美さんの股を開かせてしまう。
「あぁぁぁーーーーっ！！！」
「おぉぉぉーーーーっ！！！」
　麻美さんの哀れな声から一呼吸置いて、男たちが感嘆の声を上げる。
　私も恐る恐る目を開けます。
「はぁぁっ！！！」
　毛を剃られてしまったおま○こは、千尋さんのものを見ていましたから、驚くことはないと思っていましたが、目の前の彼女のおま○こは、ただ単に毛が剃られていただけではありませんでした。
　クリトリスは丸い穴の開いたクリップで根元を絞り上げられ、剥き出しになっています。そしてラビアにはボディ・クリップが取り付けられ、ストッキングの根元に巻かれているベルトとゴムのような物で繋がれていて、おま○こが強制的に広げられていました。
　赤い卑猥な女の肉穴・・・。そこは愛液でびっしょりと濡れていて、強い光りを受けて、ヌラヌラと光っています。そして、恥ずかしさに堪え切れないのか、必死でおま○こを締め付けようとするので、肉穴の奥から愛液がドロッと搾り出されてきます。その汁がおま○こから溢れ、アナルへと垂れていく・・・。
「つるつるの幼いおま○こなのに、物凄くいやらしい汁を垂れ流して・・・。」
　加藤が麻美さんの耳元で囁く。
　あれは・・・・？！
　私は身慈悲に広げられたおま○こに気が行っていたので、すぐには気付きませんでしたが、麻美さんのアナルからは五つの黒い玉が垂れ下がっていました。そしてその根元からはコードのような物が・・・。
「こんな恥ずかしい姿を晒して、興奮するだろう。・・・麻美。」
　一樹が後ろから麻美に声を掛ける。
「お願いです。・・・お許し下さい・・・。」
「許す・・・？！このまま責めを止められたら、身体が火照ったままで収まりがつかないだろう。それより、もっと恥ずかしい思いをさせられたいんだろう。」
「はぁぁぁっ！」
「まずは・・・、これで感じさせてやる。」
　一樹は麻美のウェストのベルトに挟んであるコントローラーのスイッチを入れた。そのコントローラーは、お尻から出ている玉へと繋がっています。
「あんんっ！！！と・・止めて下さい！！」
　ほとんど音は聞こえませんが、きっとアナルの中にはローターが入っていて、それが暴れているのでしょう。麻美さんのアナルが時折、キュンッと締まり、おま○こからは熱い汁がドクドクと溢れ出します。
「ああぁぁぁっ！！激し過ぎますっ！！・・・どうか・・・、お許しを・・・！！！」
「敏感な尻の穴だ・・・。お前は、この尻の穴を舐められるのも大好きなんだろう。小父さんがペロペロと舐めてやろうか？！どうなんだ？麻美ちゃん。」
　加藤が脂ぎった顔を麻美さんの顔に近づけ、舌先で頬をチロチロと舐める。
「いやっっっ！！！！」
「加藤さん。だから、あなたは麻美の第一御主人様にはなれなかったんですよ。」
　冷静な田村が、うっすらと笑いを浮かべて加藤を揶揄する。　　
「マゾ女の中には、いやらしい中年男に身体中を舐め回されたいと思っている女だっているんだ。俺は、あくまでも俺のやり方で楽しませてもらうさ。」
「ううぅぅっ！！は・・早く、止めてっ！！！ああぁぁぁぁっ！！！」
　一樹は麻美の顔を覗き込みながら、突き出した胸に手を這わせていく。
「麻美・・・。アナル責めだけじゃなく、ここも敏感なはずだ・・・。」
　一樹はそう言うと、大きく勃起している乳首を指で摘み、グイッと揉み潰した。
「あああぁぁぁぁっっ！！！！」
「若菜。」
　一樹に突然、私の名前を呼ばれ、ギョッとして目を上げる。
「この女は、こうされるのが一番興奮するんだよ。」
　そう言って、乳首をグリグリと力を込めて揉み潰す。
「ああぁぁぁぁっ！！一樹・・・様ぁっっ！！！」
「アナルも乳首も敏感な麻美だが、いくら激しく責められても逝く事ができないんだ。物凄く感じているのに、逝く事ができない快感地獄・・・・。そんな責めが大好きなんだよ。」
「それだけじゃない。」
　また、田村が口を挟む。
「ドクドクとおま○こからまん汁を垂れ流す姿を、男たちの前に晒す羞恥にも興奮するし、逝かせてもらえない焦らし地獄の果てに、自分から『逝かせて下さい』と言わされ、男に屈服させられるのも大好きなんだ。・・・そうだろう。麻美。」
「いやっっ！！！もう・・助けてっっ！！！ああああぁぁぁっっ！！！」
　おま○こから溢れ出した愛液が、おま○こからアナルへと垂れ、さらには玩具の玉をも濡らしていく。
「もっと、焦らされて、苦しめられたいんだろう・・・。」
　田村が麻美さんの足を押さえつけながら、ポケットから小型のスプレーを取り出す。そして剥き出しのクリとリスとおま○こに、シュッ！シュッ！と吹き掛ける。
「うぐぅぅぅっ！！」
「これはメンソールの口臭スプレーだ。下手な媚薬より、はるかに利く。」
　麻美さんは、あまりにも辛い焦らし地獄に、唇を震わせながら頭を左右に振る。そして我慢の限界が近付いたのか、膝がブルブルと震え出した。おま○こもアナルも、何度も痙攣するような動きを見せ、素人目にも麻美さんの限界が近付いているのが分かります。
「・・・ああぁぁっ！・・もう・・・、ダメです！！逝かせて・・ください・・・。」
「逝かせてやってもいいが・・・、一つだけ条件がある。この場で、小便をしろ！」
「・・・・・っっ！！！」
　その言葉に、麻美さんは絶句してしまいます。
　麻美さんは、これ以上堪えられないほど恥ずかしい姿を晒されていると言うのに・・・、まだこの男は満足しないのでしょうか・・・？！！
　私はそんなことを考えながら、一樹の顔をじっと見つめていました。
「できないなら、できないでいい。しかし・・・、いつまで堪えられるか・・・楽しみだ。」
　一樹はローターのコントローラーを弄り、さらに、乳首に爪を立ててカリカリと責め立てる。そしてもう一方の乳首には、エロ親父、加藤がチュパチュパと卑猥な音を立てて乳首を吸った。
「い・・いやっ！！！ああぁぁーーーっっ！！！」
　この時、田村が話し始める。その言葉は、冷静と言うよりも冷酷でした。
「無理矢理小便をさせるのなら、尿道カテーテルを使う手もあるし、ゴムの管の付いたローターで尿道責めをしてもいい。一番辛いのは・・・、綿棒での尿道責めかな・・・？！」
「お願いっ！！怖いことは・・・しないでっ！！ああぁぁぁっ！！」
　追い詰められていく麻美さん。無理矢理広げられた肉の穴からは、激しさを増す乳首とアナル責めで、カウンターにヌルヌルとした水溜りを作るほど、大量の愛液を溢れさせていました。
「ああぁぁーー・・・・。おしっこを・・、させて下さい・・・。」
　麻美さんは、消え入りそうな声で、男の要求に屈してしまう。
　私の腕を掴んでいた二十代の男性が、一番奥のテーブルから、アイスペールを持って来た。その中にはほとんど氷は残っていません。
「これにしてもらおうか・・・。」
　彼はアイスペールを広げられたおま○この正面に構えた。
　赤い肉が小さく収縮を繰り返す。諦めて、尿道を緩めようとしているのか・・・？それとも、男たちの視線が小さな穴である尿道に集中している羞恥に堪えているのか・・・？
　時間にして三十秒ほどでしょうか・・・。とうとう、小さな肉の穴から液体が漏れ始める。
「うぅぅぅっ・・！」
　そして、一度漏れ始めたおしっこは、途中から勢いを増して噴き出していく！！その間、硬く目を閉じ、唇を噛み締めながら羞恥に堪える麻美さん・・・・。
　しかし、麻美さんのことを可哀想だと思う余裕はありませんでした。なぜなら・・・、この後、私自身が同じ目に遭わされるかもしれないのですから・・・。
　麻美さんと同じように、私は身が縮こまる思いで、この辛い時間を過ごしました。
　長く感じられた時間が過ぎ、ようやく羞恥劇場が終わりを告げます。数枚のティッシュで股間が拭かれ、ラビアに取り付けられたフックが外されます。
「後は、加藤さんに逝かせてもらうんだな。」
「えぇ・・っ？？？！！」
　麻美の顔が強張る。これまで、この男たちの前で恥ずかしい思いをさせられた経験はあるものの、実際に手を下して麻美さんを責めるのは、一樹一人だったのでしょう。本当のところは分かりませんが・・・。少なくとも、麻美さんは、加藤の手で責められることを、極端に嫌っていることだけは確かです。　< SPAN lang=EN-US style="FONT-SIZE: 12pt">
「ほぉぉぉーー。俺に麻美ちゃんを任せてくれるのか？！」
「たとえ同じような責めでも、男が変われば、その感じ方も変わるものでしょ。・・・ＳＭと言うのは、常に刺激的でなくちゃね！」
「これはありがたい。」
　加藤は麻美さんをカウンターの上でまんぐり返しにしてしまうと、大きな舌を出して股間を舐め始める。
「いやっっ！！ああぁっっ！！！一樹様・・・！！！」
　足をばたつかせ、加藤のぬめぬめとした舌から逃れようとする麻美さん。しかし、いつ絶頂に達してもおかしくないほどの興奮状態だった身体は、確実に絶頂へと追い立てられていきました。
「私も・・・逝かせて・・・！！」
　私の後ろから、千尋さんの声・・・！！
「相変わらずだな・・・。千尋。」
　三十代の男性が、四つん這いのポーズで見上げている千尋さんを蔑んだ目で見る。
「こっちにケツを向けて、床に顔をつけろ。」
「あ・・ありがとう・・、ございます。」
　千尋さんには、夫を持つ妻としての意識も、まだ幼い娘を持つ母としての意識もありません。マゾ女、奴隷女としての喜びの世界から逃れられない、「メス」と化していました。
　彼女は自ら股を開き、床に顔を付けます。当然、お尻は高々と持ち上がり、二つの淫らな穴を男に晒します。しかし、それだけではありません。彼女は自分の手で足首を握ったのです。それが何を意味するのか・・・、私には分かりませんでした。ですが、男はちゃんと理解していました。
　カウンターに並んでいる幾つかの道具の中から、数本の縄と二本のバイブ、さらにはゴムのベルトを選びます。
　そして無言で彼女の手首と足首を縄で結び、まずはアナルにバイブを突っ込みます。さらにおま○こにも極太のバイブを奥深く突き刺すと、それを固定するようにゴムのベルトを股間に通します。
「お前はどうしようもない変態だ。・・・逝き狂って、失神してしまえっ！！」
　そう言うと、二つのバイブのスイッチを入れます。
「あああぁぁぁぁーーーーっっ！！！」
　不自由な形に縛られていると言うのに、男をさらに挑発しようとしているかのように、激しくお尻を振ります。
「お願い！！蝋燭も・・・鞭もちょうだい！！！ああぁぁっっ！！千尋を・・壊れるまで、責めてっっ！！！！」
　狂ってる・・・！！！私も・・・この男たちに調教された挙句には、こんな浅ましい廃人にさせられてしまうのでしょうか・・・？？！！！
　一方・・・。麻美さんはカウンターから下され、ソファーで加藤にキスをされていました。
「まだまだ、クリトリスで一回、逝っただけじゃないか・・・。これから、この穴の中に、ぶっといち○ぽを突っ込んで、もっともっと気持ちよくしてあげるからね！！」
「あぁぁっ！！！いやっっっ！！！」
　嫌がっている麻美さんの股間に手を突っ込み、おま○こを指で掻き回しているようです。
「若菜。」
「あぁっっっ！！！」
　後ろから一樹に肩を抱かれ、ビクッと身体が激しく反応する。
「次は、若菜の番だ。・・・さあ。二階に行くぞ。」
　私は恐ろしくなり、一樹の手から逃れようとしたのですが、手が後ろ手に縛られているので、それもできません！
「安心しろ。二階には他の男は上がって来ない。」
　一樹は私の耳元で囁く。
「で・・・・でも・・・・・。」
　麻美さんだって、最初は一樹一人と関係を持っていたはずなのに、今では加藤に無理矢理犯されようとしているのです。とても一樹の言葉を信じられません。
　一樹が再び私に囁く。
「このまま帰っても、お前の身体の疼きは収まらないはずだ。・・・いくら、オナニーで、何十回と絶頂に達したとしてもだ。オナニーでは得られない快感を求めて、俺の店に来たはずだぞ。」
「・・・・・・・っっ！！！」
　悔しいけれど・・・、一樹の言う通りです。あの日以来、一樹とのアブノーマルなセックスのことを思い出し、何十回となくオナニーをしてきました。でも、結局は満たされることが無かったからこそ、ここに来たのです！
　しかし、決心がなかなかつきません。でも・・・私の目の前では、二人のマゾ女が、狂ったように快感に酔っているのです。あの麻美さんも、あれほど加藤の責めを拒んでいたのに、いつしか彼の上に跨って、淫らに腰を振って・・・・。
　そして・・・・、とうとう、私は重い口を開きました。
「今夜だけ・・・。あんただけの奴隷にして・・・・・。」
　私は、彼に連れられてカウンターの奥へ・・・・。そしてカーテンの向こうの階段を上っていきます。
　二階の廊下で、私は壁に身体を押し付けられ、一樹に激しくキスをされます。
「うううぅぅっ！！」
　熱く、情熱的なキスに、私は身体が溶けてしまいそうな恍惚感を感じました。
　下からは、麻美さんと千尋さんの淫らな声が聞こえています。でも、今の私にとっては、彼女たちのことなど頭の中にはありませんでした。一樹との二人っきりの甘い空間の中に包まれ、安らぎすら感じていたのです。
　彼は私の口の中に舌を入れ、私も彼の要求に応えるように舌を絡ませます。と同時に、彼の手が私の胸を揉み、その手がやがて下腹部へと這っていく。
　早く・・・、おま○こを弄ってっ！！この火照った身体を・・・何とかしてっ！！
　彼の手は下腹部から腰へと移動し、スカートのファスナーを下していく。そしてホックが外されてしまう。
「はぁぁっ！！！」
　この時、びっしょりと濡れてしまったショーツを、トイレの中ですでに脱いでしまっていたことに気付いたのです。
「いつの間に脱いだんだ・・・？まさか、ここに来る時から、パンツを穿いていなかった、ってことはないんだろう。」
　私は恥ずかしくて、言葉を返すことができません。
「あぁぁぁーーーっ！」
　彼の手が、私の股座に生えている毛に指を絡ませ、撫で回す。
「あぁぁぁっ！お願い・・・、焦らさないで・・・！！」
　私は言葉でねちねちと責められるよりも、早く彼のモノが欲しくて、淫らなお願いをしてしまいました。
「じゃあ。自分で足を広げたらどうだ・・・？足を閉じ合わせていたら、指も入らない。」
「・・・は・・・はい。」
　そうは言ったものの、足を肩幅に開くことしかできません。
「もっとだ。片足を持上げて、大股開きになるんだ。」
　彼は相変わらず毛を弄ぶだけで、肝心な部分には触れてくれません。
「ああぁぁぁーーっ！！お願いです。自分では・・・・。」
「どう言う意味だ？無理矢理、俺に足を広げてもらいたい・・・と言うことなのか？」
「・・・・・・・・はい。」
　自分が淫乱なマゾ女であることを認めてしまうことになりますが、どうしても自分では足を開くことはできませんでした。
　彼は私の返事を聞くと、なぜか後ろ手に組まされていた縄を解いてしまいました。
　そして、私を廊下の中央にある大きめのドアの前に立たせます。
「開けろ。」
　私は言われるままにドアを開けます。でも、中は真っ暗で、部屋の様子が全く分かりません。すると、彼が壁際に手を滑らせ、電灯のスイッチを入れました。天井で二つの蛍光灯が点滅し、一気に部屋が光りに包まれます。
「ああぁっっ！！」
　私は息を呑みました。そこには、様々な拘束器具が所狭しと並べられていたからです。この世のものとは思われないようなアブノーマルな世界に、私は呆然として立っていました。
　彼は私を部屋の中に押し入れると、ドアを閉めました。
「まずは裸になってもらおうか・・・？」
「・・・・・・・・・・」
「若菜！！」
「は・・・・はい！」
　私は興奮と恐怖で、心臓がバクバクと鼓動していました。服を脱ぐ手は小刻みに震え、ボタンがうまく外れません。
　心のどこかでは、「こんな場所から逃げ出さなきゃ！！」「一樹の命令に従ってはダメ！！」と叫んでいます。でも、私はゆっくりとではありますが、服を脱いでいき、とうとう一樹の前に全裸を晒してしまいました。
「さあ。歩け！」
　私は一樹の強い口調に押し出されるようにして、歩き出します。そして、産婦人科の診察台の前へと進み出ました。
　一樹は、私にどこに行けとは命じませんでした。でも、この診察台を見た時、婦人科で恥ずかしい検査を受けた記憶が蘇ってしまったのと、麻美さんが大股開きにされていた光景が重なり、ふらふらとここに来てしまったのです。
「座れ。」
　私は足を乗せる台の隙間から身体を入れ、椅子に座ります。
「両手を挙げるんだ。」
　私は自分の意思を失った操り人形のように、彼の命じるままに手を挙げました。
「はぁぁっ！！」
　手首に皮の枷が巻きつき、固定される。右も左も・・・。
「あああぁぁぁーーーっ！！！怖い・・・。」
「怖いもんか・・・。お前は、男の前に恥ずかしい姿を晒したいと思ったからこそ、ここに座ったんだ。それだけじゃない。死んでしまいたいほどの羞恥地獄の中に、マゾ女の喜びを求めているんだ。さっきの麻美のようにな・・・。」
「・・・・っっ！！！！」
　唇どころか、全身が小刻みに震え出す。そんな私を無視し、彼は私の膝を持ち、台の上に乗せてしまう。そして膝にも枷を嵌めてしまいます。
　今は、膝と膝の間は五十センチも離れてはいません。でも、この後・・・・・。
「若菜・・・。」
　彼が私の横に立ち、私の目を見つめながら言います。
「これで、お前の自由はなくなった。だが、蝋燭や鞭のような責めをする気はさらさらない。それに、無理矢理尻の穴を犯すような無茶もしない。」
　彼は私の胸をやわやわと揉みながら言葉を続ける。
「今日は、羞恥責めとアナル責めだけにしておいてやる。・・・・・若菜。正直に答えろ。オナニーでは、尻の穴にローターを入れていたんだろう。」
　自分が浅ましいオナニーをしているところを思い出すと、素直には返事ができませんでした。でも、彼の手でアナルを責められながら犯されたい、と言う願望を満たしてもらう為には、正直に答えなければなりません。
「・・・はい。」
「尻の穴を責められて感じるんだな。」
　今さら・・・改めて聞かなくても、分かっているはずなのに・・・！わざと、私にそれを認めさせようとしている・・・！
　これが言葉責め・・、と言うのでしょうか・・・？胸がキュンッと締め付けられ、なかなか言葉が口から出てきません。
「ひぃぃぃっっ！！！」
　彼は突然、乳首を力一杯捻り上げます。
「正直に答えろ。」
「は・・・はい！！凄く・・感じます！！お尻とおま○こを同時に責められると・・・、気が狂ってしまいそうなほど・・・感じます！」
　リビングで、バスルームで、寝室で・・・様々な場所で、二つの穴を責めながらオナニーに狂っていた自分の姿を、全て男に見られてしまったような屈辱に、胸が張り裂けそうです！
「正直に答えれば、お前の望み通りに責めてやる。・・・俺の前では、何一つ隠し事をするんじゃない。・・・いいな！」
「・・・・はい。」
　彼は正直に答えた私への御褒美とでも言うように、熱いキスをします。
　自分の浅ましいオナニーの様子を告白してしまい、本当の意味で素っ裸にされてしまったような羞恥を感じた私ですが、別の意味で言えば、彼の前では、もはや自分の淫らな性癖を隠す必要は無いんだ・・・、と言う安堵感もありました。
　彼はキスを終えると、その場にしゃがみ込みます。何をするのか分かりませんでしたが、全てを彼に任せる覚悟ができていました。
　ギリッ、ギリッと足が広げられていく。どうやら、この台の下には、足を広げる為のハンドルがあるのでしょう。
　ゆっくりと・・、でも確実に広げられていく私の足・・・。前回、まんぐり返しの恥ずかしいポーズをさせられたことがあるのですから、彼の前で股を開くことは、さほど恥ずかしいことではありません。でも、こうしてじわじわと機械の手でゆっくりと広げられていくと、別の意味での恐怖感を感じます。
　ああぁぁぁーーっ！！もう、こんなに広がってしまってる・・・！！
　足は九十度以上に広げられ、内腿が突っ張るような感覚があります。でも、これで終わりではありませんでした。今度は別のハンドルが回され、軽く曲げられていた足が、強制的に曲げられ、いわゆるＭ字開脚にされてしまったのです。
　しかし幸いなことに、身体は僅かに後ろに傾いているだけなので、お尻の穴までは晒していないのかもしれません。
「あぁぁっ！！そんな・・・・！」
　私は、一瞬、身体が宙に浮いたような錯覚に陥りました。でも、身体が宙に浮いた訳ではありません。この台全体が斜めに傾いていき、頭が下げられ、足が持ち上げられていったのです。
「だ・・ダメです！！ああぁぁっっ・・！！」
　こんな角度にされてしまえば、おま○こばかりか、お尻の穴まで丸出しになってしまいます！！
　彼はアナル責めをすると言います。そして、私もそれを受け入れました。ですから、彼の前にお尻の穴を晒すことは、当然と言えば当然です。でも、何もこんな恥ずかしいポーズにさせなくても・・・！！！
「恥ずかしいのか？！・・・若菜。しかし、恥ずかしい思いをさせられたいんだろう。お前の望み通り、大股開きにしてやったんだ。ありがたいと思え。」
　彼が私の股間に顔をゆっくりと近付けて来る。
「ああぁぁぁーーーー・・っっ！！」
　彼の息が濡れたおま○こに触れる。そして次の瞬間、ラビアが大きく左右に広げられてしまいました。
「はぁぁっ！！！あああぁぁぁぁーーーーっ！！」
　羞恥が真綿のような柔らかさで、私の胸を切なく締め付ける。
　彼の息がおま○こからクリトリスへ、またおま○こへと下りていく。そして、その息はそのまま下がっていき、私のお尻の穴に吹き掛けられました。
「・・・っっっ！！！」
　お尻の穴をじっくりと見られている恥ずかしさ・・・。でも、それだけではなかったのかもしれません。彼が見つめている恥ずかしい穴は、ローターや彼の指で責め嬲られるのを心待ちにしているのですから・・・！！
「恥ずかしいか？でも、本当の羞恥が、こんなもんじゃないことは、麻美の時のことを思い起こせば、分かるはずだ。」
　まさか・・・？！こんな格好のまま、おしっこをさせられてしまうのでしょうか・・・？！！
　私はそう思うと、一気に身体に緊張が走りました。
「そうだ・・・、クスコがないな・・・。」
　彼はそう言うと、私の股間から離れて行きました。
　く・す・こ・・・。くすこ・・・・。クスコ・・・？！！
　私は、ハッとしました。妊娠した時、産婦人科でこうした台の上で診察をされたのですが、その時、穴の中に金属の筒のような物を入れられ、強制的に広げられてしまいました。確か・・・、その器具の名前が、「クスコ」だったのです！！
　彼は部屋の中にある棚を開けて、色々と探していましたが、やがて諦め、部屋を出て行ってしまいました。
　全裸で、手足を恥ずかしい格好に広げられたまま待たされていると、どんどん不安な気持ちが大きくなっていきます。でも一方では、「どうにでもして・・・！」と言った開き直る気持ちもありました。
　どれほどの時間、放置されたでしょうか？耳を澄ましても、彼が階段を上がって来る気配がありません。それどころか、あれほど大きな声を張り上げていた千尋さんや麻美さんの声も聞こえません。もしかすると、この部屋には防音の施設が設けられているのかもしれません。
　と、その時、ドアがゆっくりと開きました。
「いやっっ！！！」
　私の目に飛び込んできたのは、大きなバッグを持った田村の姿だったのです！！
　田村に続いて一樹が、そしてその後に二十代の男性が入って来ました。
「出てって！！お願いっ！！！」
「そう、邪険なことを言いなさんな。クスコを持って来て上げたんだから・・・。」
　田村が口元に笑みを浮かべながら、私に近付いて来る。そしてその手には金属の光りを放っているアヒル口の器具が・・・！！
「若菜。・・・・麻美がおま○こを広げられて羞恥責めを受けている時、興奮していたんだろう。お前も、麻美と同じような責めを受けたいと思ったんだろう。だからこそ、この部屋に入った時、無意識の内にこの台の前に歩いて来たんだ。・・・そうなんだろう。」
「・・・違います！！」
　畳み掛けるように一樹に迫られ、私は首を左右に振りながら否定します。
「田村さん。遠慮することなんかありませんよ。・・・若菜のおま○こを広げてやって下さい。」
「だ・・・だめっ！！！」
　私は腕を縮めようともがき、足を閉じようと身を捻ります。でも、そんな抵抗は何の意味もありません。
　この時、私は羞恥責めの恐ろしさを、初めて実感させられました。
　冷たい器具が、濡れたおま○こに押し当てられる。ただでさえ大きく足を広げられているので、必死に穴を締め付けて、器具の侵入を阻止しようとしても、どうにもなりません。
「入れないでっ！！・・ああぁぁぁっ！！」
　男性のモノが入って来る時にも、自分の身体の中に異物が入って来ると言う感覚はありますが、金属はそれ以上に異物感、違和感を感じます。それに、金属の冷たさは、冷酷な責めを受けていると言う強い被虐感をももたらします。
「自分でも、穴の奥なんて見たことが無いはずだ。一樹。・・・・撮影しておいて、後で彼女にも見せてやるといい。」
「なるほど・・・。それも面白そうだ。」
「馬鹿なことは・・・、止めてっ！！！あああぁぁっ！」
　ギリギリとネジが巻かれていき、僅かずつではあるけれど、おま○こが広がっていくのが分かります。
「いやっっ！！！見ないでっ！！！」
「まだまだ・・・。これからだよ。」
　田村の冷静な声が、私を怯えさせる。
　ギリギリと広げられていく羞恥の穴・・・。遅々として進まない時間が、私をジワジワと責め立てる。
「おぉぉぉーーーっ！」
　若い二十代の男の、感嘆の声が聞こえる。中の中まで覗けるほど、広げられてしまったのでしょうか？！それとも、光りが中に差し込まれ、子宮の入り口の様子まで、彼の前に露わにされてしまったのでしょうか？！
　いずれにしても、私にはどうしようもありません。
「我々だけは楽しんでは、彼女に悪いな。」
「何を・・・する気ですか？！もう・・・外して下さい！！」
「クスコでおま○こを広げられたからこそ味わえる快感を、教えてあげますよ。奥さん。」
　田村が何をしようとしているのか、私からは見えません。
　何かが・・・入って来ている・・・・？！！これは・・・、何なの・・・？！！　　
　と、次の瞬間、子宮の入り口に細かい毛が這う！！
「あぐぅぅぅっっ！！！」
「どうです・・・？面白い感覚でしょ。今まで、おま○この奥底を、こんな風に優しく愛撫された経験など、無いはずですからね。・・・じっくりと味わって下さい。男の手で、子宮の入り口までいやらしく弄ばれる感覚を・・・。」
「ううぅぅっっ！！・・・はぁぁぁぁっっ！！い・・やっ！！！」
　快感とは言い難い不思議な感覚・・・。細かい毛で覆われた小さな異生物に、身体の奥まで侵食されているような、おぞましさにも似た違和感、・・嫌悪感・・・！必死に抵抗しても、それを許さない金属の冷酷さ、それに伴う無力感、・・絶望感・・・！
　どれほどの時間、責められたのでしょう・・・。ようやく、筆が外へと引き出されます。
「もう・・・十分でしょ・・・。許して・・・・。」
　強い口調で抵抗する気力を奪われていた私は、哀れな声で哀願する。なのに・・・・。
「まだ、今夜は一度も逝っていないはずだね。・・・可哀想だから、このまま逝かせて上げますよ。」
「・・・・・っっ？！！！」
　ブゥゥゥゥン！と言う静かなモーター音が聞えて来る。私の目の前に差し出された物。それは、ブルブルと細かい毛を振るわせる筆型ローターでした。
「これで、クリトリスを苛めてあげますよ。」
「はぁぁっ！！だめっっっ！！！！」
　田村はその筆を私の頬に這わせると、ゆっくりと下の方へと移動させていきます。首筋、鎖骨、胸、・・・乳首を軽く撫でた時、ブルッと身体が震えます。何とも言えない擽ったさと快感に、鳥肌が立つような興奮を感じたのです。
　こんな物でクリトリスを刺激されたら・・・？！！
　筆はさらに身体を滑っていき、やがてクリトリスに・・・！！
「はうぅぅぅっっ！！！」
　わざわざクリトリスの皮を剥き、露わになった敏感な肉の芽に、それをあてがったのです！！
「分かるだろう。女が感じると、こんなに中に肉が収縮するんだ。・・・それに、この奥さん、なかなかの上玉だ。肉の襞が細かいだろう。名器の証拠だ。」
「す・・・凄いですね！！先生。」
　先生・・・？！！沢山のＳＭグッズの中に、クスコや尿道カテーテルがあったので、不思議でしたが、田村は医者のようです。
「あんんっっ！！と・・止めてっ！！！」
　しかし、そんなことを考える余裕など、すぐに消し飛んでしまいます。剥き出しのクリトリスを、強く、弱く愛撫されて、気が狂いそうなんですから・・・！！
「どんどんと汁が溜まってきますね。」
「そうだな。・・・クリトリスを責められる快感だけじゃない。こうしておま○この奥まで覗かれて、興奮しているんだろう。」
　どんなに力を入れても、金属のクスコで押し広げられたおま○こは、閉じることが許されません。
「さて・・・。そろそろ遊びは切り上げて、逝かせてあげようか？！」
　田村が筆を片付け、新たな道具を取り出す。
「もう・・・こんなこと・・・。」
　しかし、いくら懇願しても許してもらえるはずがありません。それに、私の身体はクリトリスを責められ、大量のまん汁を溢れさせているのです。下手に言い訳をしても、何の説得力もありません。
「これで根元を縛ると、一層敏感になるんだ。」
　田村は細い金属の輪を、クリトリスの先端から嵌めていきます。そして根元近くまで入れてしまうと、その輪をキリキリと締め上げていきます。
「あんんぐぅぅっっ！！！」
「こんなに膨らんだクリなんて、見たことありませんよ！！」
「普段は、ここまで皮を剥かれることはないからな。しかし、こうしておくと、普通の数倍、敏感になるんだ。だから・・・・・」
「ああぁぁぁーーーーーっっっ！！！」
　信じられないほどの凄まじい快感に、私は悲鳴に近い歓喜の声を上げます！！
「た・・助けてっ！！ああぁぁぁっっ！！！」
　すぐにも絶頂へと達してしまいそうで・・・、私は怖くなります！！普通なら、快感に負けて、逝ってしまうのでしょうけれど、今はクスコでおま○こを思いっきり広げられ、中の肉襞が快感で収縮したりしている様子を、全て見られているのです。こんな状況で、絶対に逝く訳にはいきません！！
　快感から逃れようと、全身で抵抗します。手首の枷から逃れようと強く腕を引けば、手首に枷の端が強く擦れ、キリキリと痛みます。身体を強く捻れば、脇腹から腹部にかけて筋肉がつりそうになり、必死におま○こを締め付けている為、内腿の筋肉はプルプルと震えてしまいます。
　もはや、田村たちの卑猥な会話など聞こえません。意識が朦朧とする中で、一人、快感と闘います。
　しかし・・・、いずれにしても勝ち目の無い勝負なのです。
「はああぁっっ！！！・・・はううぅぅっっっ！！！！！」
　一瞬、自分の理性が崩壊してしまったかのような衝撃が走り、私は一気に真っ白な世界へと放り込まれます！！
　これが、絶頂を迎えた瞬間だったのですが、これまでにこれほど激しい絶頂を迎えたことがなかったので、私は激し過ぎる興奮の果てに心臓が破裂し、命を失ってしまったのではないか・・・、と思っていました。