転落（後編：4：最終章）

　意識が戻ってからも思考力が働かず、呆然としていた私は、クスコが外されていることにも気付かず、ぐったりとしていました。
「さてと・・・、次はさっきできなかった尿道責めでもしようか・・・？！」
「田村さん。・・・あなたはじっくりじっくり、女を甚振るのが好きだ。それは知っているが、この女は俺の獲物だ。できれば、早めにアナル責めをしたいんですがね！」
「そうだったな。・・・私はお手伝いをするだけ。その代わり、この奥さんが悶え苦しむ姿を拝ませてもらう。・・・分かっているさ。」
「で・・・？！浣腸の道具は？」
「それなら、ガラス浣腸器に、エネマシリンジ、バルーン付やバイブ付の物、車の中には大量浣腸用のイルリガートルもある。それも、1000、2000、選り取り見取りだ。」
「どうせ、一回では済まない。洗腸をしなければならないからな。・・・手っ取り早く、ガラス浣腸器でお願いします。」
「分かったよ。ところで・・・、道具はあるんだ。君の手でやるか？！」
「俺は撮影係をするよ。アナル責めは大好きな俺だが、あの汚物だけはどうも苦手なんでね。」
「おやおや・・・。」
　・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はぁっっ！」
　突然、お尻の穴にヌルッとした指の触れるのを感じ、身体がビクッと反応する。と同時に、意識がはっきりと戻ります。
「何を・・する気ですか？！」
「これからすぐに浣腸だよ。綺麗にしておかないと、アナル責めができないからね。」
「・・・・ま・・まさか。こんな格好のまま？！！」
　先ほどは、クスコでおま○こを広げられたまま絶頂へと追い込まれてしまいました。その時の恥ずかしさも半端ではありませんでしたが、排泄する姿を見られるなんて、そんな恥ずかしさの比ではありません。・・・・死んでも嫌です！！
「アナル責めは・・・う・・受けます。ですから、浣腸だけは・・・・。あんんっ！！」
　お尻の穴の入り口を撫で回していた指が、ズブッとお尻の中に入って来ます。
「羞恥責めで、あれほど狂ったように身悶えて、逝ってしまった奥さんだ。浣腸責めでは、もっと辛い思いができるはずだ・・・。本当は、今から楽しみなんでしょ。」
　指は第一関節くらいしか入っていませんが、人の指がお尻の中に入っていると言う感覚は、ローターを入れられた時には感じられなかった強い被虐感を伴います。
「ううぅぅっ！！」
　ヌルッ！と指が抜かれる。ですが、心が休まる暇などありません。すぐに、冷たく硬いガラス浣腸器のノズルが、アナルに押し入って来たのですから・・・！！
「辛いのは最初の内だけ・・・。その内、浣腸されるだけでおま○こを濡らすようなアナルマゾに調教してあげますよ！」
「・・・・・・！！！」
　アナルマゾ・・・？！！！
　私はその恐ろしい言葉に、頭の中が真っ白になるほどの衝撃を受けました。
　一樹とのセックスで、自分の中に被虐願望のようなものがあることは理解していました。そして自宅でも、アナルにローターを入れたオナニーに狂い、千尋さんがされていたように、アナルを強姦されてしまうことまで妄想するようになりました。でも、浣腸と言う、苦痛と屈辱しか感じない行為で興奮するなど、考えられません。
　それなのに、この男たちは、私を調教し、浣腸されただけで興奮してしまうような女に育てると言うのです。
「入れないでっ！！！・・・あぁぁぁっ！！！」
　冷たい液体が容赦なく入って来る！クスコでおま○こを広げられた時と同様、どんなにアナルを締め付けても、どうにもなりません！
「これでいい。・・・後は、どんなに抵抗しても、二分以内に排泄することになるんだよ。」
「お願いです。・・・トイレに・・・！！お願いです！！」
　強い便意はまだ感じません。でも、一度でも強い便意が襲ってきたら、いつまで堪えられるか、自分でも分かりません。だから、一刻も早くこの台から下して欲しい！！
「凄く辛そうな表情だね。・・・魅力的ですよ！！奥さん。・・・・女性が苦しみ、切なそうにしている表情は、我々サディストにとって、最高に魅力的なんだ。」
「早く・・・。うんんんっ！！・・枷を・・・。」
「奥さんには、この場で排泄してもらいますよ！！・・・もっと辛く、切ない表情を見せてもらう為にね。」
　悪魔のような男・・・！！
「アナルが膨らんでは、締まって・・・。ほら。この間隔がだんだんと短くなってきたろう。それに、アナルが膨らんだまま、小さく痙攣までして・・・。まだ、あと少しは堪えられるだろうが、奥さんが脂汗を流し出し、膝がブルブルと震え出したら、秒読みだ。・・・なかなか面白いだろう。」
　田村と若い男が会話をしています。まるで実験台のモルモットのような扱いをされ、屈辱的ですが、今はそれどころではありません。今にもアナルの力が抜け、汚物を噴き出してしまいそうなのですから・・・！
　しかし、男たちに助けを求める気持ちなど、もはやありません。どうせこの台から下してもらえませんし、たとえ今すぐにでも枷を外されても、トイレまで歩けるとは、とても思えません。それほど、切羽詰っていたのです。
　極限の羞恥と屈辱のその時を、ほんの僅かだけでも伸ばそうと、最後の抵抗を続けます。
　どうして・・・こんな目に遭わなければならないの・・・？！！一樹と千尋の逢瀬を覗き見してしまった罰・・・？！夫や娘を裏切った罰・・・？！一樹とのセックスで、アナルを責められる快感に目覚めてしまったから・・・？！！私が淫乱だから・・・？！！
　様々な思いが脳裏に浮かんでは消える。でも、そんなことを考えている間にも、その時は刻々と迫って来ます。
　も・・・漏れちゃうっ！！だ・・・だめっっ！！！
　いくら力を入れてもアナルは収縮してくれず、僅かに液体が漏れていく。
「いやっっ！！！見ないでっっ！！！！」
　断末魔の悲鳴を上げ、最後の力を振り絞ってアナルを締め付けます。しかし、息を吐き切った次の瞬間、アナルの力が全て抜けてしまい、一気に汚物がアナルから噴き出してしまいました！！！
　地獄への入り口である大きな穴に突き落とされ、私は堕ちていく自分を救おうと、空を掴むようにして目一杯、手を上に伸ばします。でも、クモの糸はそこにはなく、真っ暗な闇の中に音もなく堕ちていく・・・・・・・・・。
　硬く瞑った目からは涙が溢れ出し、嗚咽を漏らす。
「さあ、次は洗腸だ。立て！！」
　カメラを持っている一樹が、片手で私の手を固定している枷を外していきます。
　ここまで女の心をズタズタに引き裂いておきながら、なおも浣腸責めをしようとする男たち・・・！！まさに、悪魔のような連中です！！こんな男たちに責められ、浣腸されただけで、おま○こを濡らすような女に調教されてしまうなんて・・、とても信じられません！！
　私は手首を後ろで組まされ、枷を掛けられる。そして両肩を二人の男に掴まれて、バスルームへと連れて行かれます。
　まるで・・・、屠殺場へと引き立てられる家畜のような気持ちです。腰を引き、精一杯足を突っ張って抵抗するのですが、下半身には力が入らず、男たちに引き摺られるようにして連行されます。
　シャワーで股間を洗われ、大きなバスマットの上に座らされます。
「顔をマットにつけて、ケツを持上げろ！」
　一樹が私に命じる。
　勿論、そんなことはできません！自ら浣腸をされる為にポーズを取るなどと言うことは・・・。
　すると一樹が私の身体を抱き、耳元で囁く。
「この浣腸が済めば、後は二人っきりだ。・・・約束する。だから、今だけ我慢しろ。そうすれば、あの時以上の快感を与えてやる。」
「そ・・・・そんな・・・。」
　私が求めている願望を見透かされ、まだ後ろに二人の男たちがいると言うのに、淫らな気持ちが一気に湧き上ってきてしまいます。でも、再び浣腸をされ、この男たちの前で排泄をさせられることには、どうしても抵抗があります。
　私は自問自答します。・・・大きな御褒美を手に入れる為には、その前に辛酸を舐めなければならないのでしょうか・・・？！試練を乗り越えなければならないのでしょうか・・・？！
　彼の手が私の身体を支えるようにして、前屈みにします。
「さあ・・・。あの時のように、尻を上げろ！」
「は・・はい。」
　彼の強い口調に導かれるように、私は思わず「はい。」と答えてしまいました。そして、ここにいるのが一樹一人だと想像しながら、ゆっくりとお尻を持上げていきました。
「ああぁぁぁぁっっ！！」
　恥ずかしさや屈辱を感じることはありませんでした。むしろ、後ろから一樹に犯されたあの時の記憶が鮮やかに蘇り、私の中のマゾの血が、一気に煮え滾るような興奮を覚えてしまったのです。
「ううぅぅぅっ！！」
　ヌルッとした液体がお尻の穴に垂らされる。そして、お尻の穴に細いゴム管が差し入れられていきます。エネマシリンジと言う道具でした。
　アナルにはたっぷりとローションが塗られているので、管がどれくらい奥に入ったかは分かりません。でも、次の瞬間、それが直腸の少し奥まで入っていることが分かりました。浣腸液が入ってきたからです！
「あぁぁぁっ！！いやっ！！」
　ゴム球が握り潰される度、勢いよく浣腸液が入って来ます。それも、一度や二度ではありません！五回、六回・・・、さらに回数を重ね、とうとう十数回も浣腸液を入れられてしまいました。
　大量の浣腸液を入れられ、下腹部がぷっくりと膨らんでいるのが分かります。もしもこの液を全て出すことになれば、一回の排泄ではとても無理です。何度も、何度もお尻から大量の汚水を噴き出させなければなりません！
　先ほどは、確かに辛いながらも、たった一度の排泄で全てを出し切ってしまいましたが、今回はそうはいきそうもありません。あの羞恥地獄を何度も味合わされるかと思うと、背筋が凍りつきます。
「あぁぁっ！！何を・・・？！！」
「心配するな。・・・バイブを入れて、気持ちよくしてやるんだ。」
　一樹の声でした。
　お尻の穴に先端の丸い玩具があてがわれ、それがヌルッ！とお尻の中に入ってしまいます！
「あんんんっっ！！」
　直径はローターよりも多少小さい感じでしたし、滑らかな曲線を描いていたのか、案外あっさりと受け入れてしまいました。
「いい子だ。」
　一樹の言葉に、これで終わりだと思って安心していると、この玩具がさらに奥へと押し入れられます。
　これ以上・・・、何を・・・？！！
　先ほどよりも太い物が、中に侵入してくる！！
　こ・・怖いっ！！！
「あんんぐぅぅっ！！！」
　先ほどの塊よりも一回り大きな塊が中に入ってしまいました。
「これでいい。」
　長さにして十センチほどでしょうか・・・？太い物がアナルにぴったりと収まってしまいます。これはアクアスムース・プラグと言う玩具でした。
「若菜。・・・その時が来るまで、たっぷりと楽しめ！！」
「ひぃぃぃぃっ！！！」
　先ほど一度排泄を済ませ、過敏になっているはずのアナルに、直接鋭いバイブの刺激が襲います！！
　ローターは、お尻の中に完全に入ってしまいますから、肛門を刺激すると言うよりは、中で暴れ回る感じですが、これは全く違いました。
「ああぁぁっ！！と・・止めてっ！！ああぁぁぁーーっ！！！」
　上げたくはないのに、その凄まじい快感に淫らな声を上げてしまいます。そしてその声はバスルームと言う閉鎖された空間に響き渡り、エコーして私の耳に届きます。　
　アナル責めに狂う淫乱な女！！浣腸されながら身悶える変態女！
　そんな声が、私の歓喜の声に混じって聞こえてきそうです。
「ああぁぁぁっ！！だめっ・・！！あんんんっっ！！」
　浣腸されながらアナルの快感に酔い、お尻を淫らに動かしている浅ましい自分の姿・・・。それを、一樹一人ならまだしも、見ず知らずの二人の男にまで見られていると思うと、恥ずかしさで気が狂いそうになります。でも、それだけではありません。アナルが快感によって緩んでしまい、大量に注入されていた浣腸液（ぬるま湯だけなのかもしれませんが）が、強い便意を起こさせたのです。
　凄まじい快感と浣腸の苦しみ、それは交互に私のアナルに襲いかかり、次第に理性が崩壊していきます。
「ああぁぁぁっ！！見ないでっ！！・・私は・・こんな女では・・。ああぁぁぁっ！！」
　便意は、最初は小さな波でしかったのに、次第に波は高くなり、さらにはその間隔も短くなっていく。
　排泄に危機がどんどんと迫ってくると言うのに、突然、アナルプラグの振動が、二段階上げられます！
「はうううぅぅっっ！！！」
　あまりにも衝撃的な刺激に、一瞬、身体を硬直させ、強くアナルを締め付けます。しかし、それはほんの一瞬のこと。すぐに、振動の激しさにアナルの感覚が無くなってしまう。そして、後は自分ではどうにも抵抗できなくなり、快感と便意の二重責めを甘んじて受け入れるだけです！
「ああぁぁぁっ！！助けてっ！！だ・・誰か・・・！！！」
　男たちが何かを言っていますが、言葉の意味までは分かりません。それは幸いなことでした。でも、すぐそこまで排泄の時は迫っていました。
　どうなったって、かまわない・・・！！今は、何もかも忘れて、アナルをバイブで責められる快感に、身を任せてしまおう・・・！！
　男たちの前で排泄しなければならない辛さを、少しの間だけでも忘れてしまおうと、私は必死でした。それは、排泄の瞬間のことを考えると、自我が崩壊してしまいそうだった為に、自己防衛的に、そう思ったのかもしれません。
　私は快感に自らのめり込むように、大きな喜びの声を上げ、後ろ手に拘束されている身体をくねらせ、のた打ち回るようにして身悶えます。おま○こからは大量の愛液が溢れ出し、僅かな刺激をクリやおま○こに与えられれば、その一瞬で絶頂に達してしまいそうなほど、私の興奮は高まっていきました。
　あああぁぁぁっ！！！どうにでも・・・してっ！！！！
　もはや限界を超えた便意は、アナルプラグと肛門の隙間から温かい液を溢れさせる。
　と、次の瞬間でした。
　ブシュゥゥゥッ！！！
　凄まじい音と共に、アナルプラグがお尻の穴から吹っ飛びました。
「ああああぁぁぁっっっ！！！！」
　この時、私は何が起こったのか、全く分かりませんでした。アナルプラグが吹っ飛んだ瞬間、アナルから背筋を通って、凄まじい快感の電流が脳天まで貫いたのです！！
　頭の中が真っ白なまま、大量の汚水がアナルから噴き出していきます。一回、二回、三回・・・。しかし、私に羞恥心などありませんでした。経験をしたことのない激しい快感に酔いしれていた私は、その排泄する瞬間毎に大きな快感の波に揺さぶられるように、意識が揺らめいていたのですから・・・。
　最後の排泄が終わった時、私はべったりとバスマットの上で蹲っていました。遠くで男たちの声が聞こえ、やがてシャワーの音がする。全ての記憶が雨によって洗い流されていくような感覚と共に、私は無の世界へと吸い込まれていきました。
　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　私が目覚めた時、ベッドに横たわっていました。枷は外され、身体も綺麗にシャワーで洗い流されていたようです。そして、手を軽く動かすと、そこには温かい感触が・・・。一樹でした。
「気がついたようだな。」
「・・・・ああぁぁぁーー・・・。」
　私は彼に身体を預けるようにして肌を擦り寄せます。
　この日、私はずっと孤立していました。店の中で、千尋さんや麻美さんが男たちに隠れて身体を弄ばれていた時も、常連客だけとなり、乱交とも言える状況になっていた時も、そして二階に来てからも・・・。私の味方は誰一人いませんでした。唯一の頼りである一樹さえ、麻美さんと二人で淫らな行為に耽っていて・・・・。
　でも、今は彼と二人きりです。私は彼に一刻も早く抱いてもらいたくなり、甘えるようにしておねだりしました。
「お願い・・・。抱いて・・・・。」
「普通に抱かれるだけで、満足できるのか・・・？若菜。」
　彼が意地悪く言う。
　私は迷いましたが、ベッドに正座をすると、手を自ら後ろに回しました。
「それでいい。」
　自分から手を後ろに回してしまったと言うことは、身体の自由を奪われることを、自ら望んでいる証拠です。それだけではありません。これから彼にどんな責めを受けるか分かりませんが、その全ての責めを甘んじて受けることを意味しています。
　彼は汚物には興味は無いようですが、アナル責めの大好きなサディストです。もしかすると、無理矢理お尻を犯されてしまうかもしれません！！大きな不安が私の心を締め付ける。
　でも彼が言うように、普通に抱かれても、私は満足できないはずなのです。だから・・・、怖くても、私は拘束されなければならないのです！
　手首にズルッと縄が擦れる感覚・・・！
「はぁぁっ！！」
　手錠でも、枷でもなく、縄で縛られるようです。
「手をもっと深く組むんだ。・・・手で片方の肘を掴めるくらいに・・・。」
「は・・・・はい。」
　手を深く組むだけで、身体がカァァッ！と熱くなります。そして、縄が肌に食い込み、腕が動かなくなってしまうと、どうしようもないほど被虐的な興奮がこみ上げてきます。
「縄が余っているからな。胸も縛ってやる。」
「ああぁぁーーー・・っ！」
　ズルズルと縄がアンダーバスとを擦ると、全身に鳥肌が立つような興奮に襲われ、縄が胸の上下を締め付けてきた時には、恍惚とした気分になっていきました。
「立てっ！！」
　私は肩をくねらせるようにして身を捻りながら、立ち上がります。
　ベッドから下され、部屋の中央へ・・・。そこは天井から大きな滑車が下がっていて、鉄のフックがぶら下がっていました。彼はそのフックに太い縄を引っ掛け、私の背中で結んである縄と連結します。
　立ったまま、後ろから犯されるんだわ・・・！！
　私はそんな想像をするだけで、下腹部が熱くなっていきます。
「足を広げろ！」
「・・はい！」
　足を開く。しかし、もっと広げるように命じられ、肩幅の倍ほども足を広げられてしまいます。そして、足首に縄が巻きつけられ、開脚姿のまま固定されてしまいました。
　婦人科の診察台に足を固定された時もそうですが、足を開かされたまま縛られると、股間は完全に無防備になってしまいます。男の視線から恥ずかしい部分を覆い隠せない羞恥、男からどんないやらしい責めを受けようとも、逃れられない被虐感・・・。普通の女性なら、こうした状況では、恐怖しか感じないのかもしれません。でも、私は淫らな期待に胸が躍り、知らず知らずの内にお尻をくねらせていました。
　彼は何の準備をしているのでしょうか・・・？！すぐにでも犯して欲しいのに・・・！！
　彼が戻って来る。私は言葉にこそしませんでしたが、目で早く犯して欲しいと懇願します。
「いやらしい目だ。」
　彼はそう言うと、たっぷりのローションを私の胸に塗りつけます。初めて味わうヌルヌルとした感触に、私は身悶えながら彼を見つめています。
「若菜。・・・乳首だけで逝ったことはあるか？」
「い・・・いえ・・・・。」
「じゃあ。試しに、乳首だけを延々と責めてやろうか？」
「そんな・・・！！酷いっ！！」
　彼は乳首を指で弄び、時には指先で軽く弾いて、私の反応を見ています。
「お前は縛られているんだ。俺が何をしようと、抵抗できないんだぞ。」
　彼はそう言うと、変わった玩具を取り出します。乳房にぴったりと貼り付けるタイプの玩具を押し付けます。柔らかいゴムの突起が僅かに乳首を擦るだけで、ゾクッとするほどの快感が走ります。そして、細い縄を取り出し、その玩具を胸に固定してしまいます。
「お願いです・・・。意地悪・・しないで・・・。あうぅぅっ！！」
　突然、パルス状の激しい振動が乳首に襲い掛かる！！
　アナルに入れられたローターを使って、乳首を刺激したことはありますが、連続した振動よりもはるかに強烈な刺激であるばかりか、乳首から乳輪にかけて全体に襲ってくる刺激は、あまりにも強烈でした。
「ああぁぁっ！！！だ・・だめっ！！あんんっっ！！」
　手を後ろ手に深く組まされているので、胸を前に突き出したまま、肩を揺らすようにして刺激に堪えます。
「これは七つの刺激パターンがあるから、延々と責め続けられる。例えば・・・。」
「はううぅぅっ！！」
　振動するパルスの間隔が短く、激しさを増す！さらには、小さめの振動から次第に振動が強くなっていくパターン。最大限の振動が立て続けに刺激するパターンなど・・・様々な形で乳首が責められる。
「助けてっ！！！あああぁぁっ！・・このまま責められたら・・、く・・狂ってしまいます！！」
「そうだな・・・。もう、おま○こから糸を引くほど汁が垂れているんだ。これで逝けなければ、辛いだろうな。」
　まるで他人事のような言い方です！
　彼はコントローラーを背中の縄に挟み込むと、私の後ろに回り込みます。そして、お尻の穴にいきなりガラス浣腸器を突き立てます。
「いやっ！！」
「浣腸する訳じゃない。薄めたローションを入れるだけだ。」
　グチュッと粘度の高い液体がお尻の中に入って来る。
　お尻の穴を責められる・・・！！乳首をこんな風に苛められながら・・・！！と言うことは・・・、いつになったら、彼のモノを入れてもらえるの？！！！
「どうするんですか・・？！あうぅっ！！」
　乳首に襲い掛かるパルス状に振動に堪えながら、一樹に尋ねる。
「勿論、尻の穴を苛めてやるんだ。乳首責めとアナル責めで、若菜が逝くまで・・・。」
「そんな・・・っ！！！」
　と、彼の指が前触れもなく、ズブッとアナルに突き立てられます。
「ひぃぃぃっ！！」
　あまりにも突然の出来事に、私は悲鳴を上げ、腰を前に突き出すようにして逃げます。しかし、一度入ってしまった指を押し出すことはできません。
　私は腰を前に突き出し、お尻の筋肉を目一杯締め付けて、それ以上の指の侵入を拒絶しようとします。でも、彼の指は確実に奥へと入って来ます。
「どうだ？こうして、指が尻の穴に入っていく感じは・・・？！まるで、尻の穴を犯されているみたいで、興奮するだろう！」
「ああぁぁぁっ！！」
　彼の指が奥深くまで入ると、小さく指を出し入れします。すると、先に注入してあったローションが潤滑油となって、指の動きがスムーズになってしまいます。そして、十分にローションが指に絡むと、彼の指の動きは、より大胆な動きを見せ始めます。指を捻るようにして出し入れしたり、深々と指を突っ込んだまま、中の壁を指先で撫で回したり・・・！！
「ああぁぁっ！！はぁぁっ！！・・あああぁぁぁっ！！！」
「こうして、指で責められた方が、ローターを入れっぱなしで責められるより、感じるだろう！」
　指は私のお尻の中を撫で回し、掻き回し、自由自在に動き回ります。その感覚は生まれて初めて味わう感覚ばかりで、気持ちいいと言うよりは違和感、異物感の方が強かったかもしれません。大袈裟に言えば、異生物の触手に犯されているようなおぞましさすら感じていました。
　でも、私は確実に興奮していました。
　どんなに抵抗しようとしても、私は彼のアナル責めから逃れられません。縄で後ろ手に縛られ、足を開かされて固定されているのですから・・・。でも、身体の自由を奪われることを望み、彼の淫らな責めを甘んじて受け入れたのは、誰あろう、私自身なのです！！
　私の希望や願望など無視され、弄ばれ、苛められ、責め嬲られ、蹂躙される。被虐の世界に引きずり込まれ、身も心も翻弄されてしまう！！それこそが、私の望みだったのです。
「はぁぁぁぁっ！！・・はぁぁぁっ！あんんっ・・！」
　乳首責めは続いていましたが、指は抜かれました。でも、まだ絶頂には達していません。彼はまだまだ責める気のはずなのです。ところが、彼は私を吊っている滑車を回し、身体を下へと下そうとします。
　乳首責めとアナル責めを延々と続けられる地獄から逃れられるのはありがたいことですが、それでは、どこか消化不良を起こしてしまいそうです。かといって、自らアナル責めを続けて欲しいとは、とても言えません。
　が、彼は私を解放する気などありませんでした。縄を緩め、身体を僅かに動かせるように、余裕を持たせただけでした。
「若菜。これからが本番だ。」
「・・・・・っっ！！！」
　彼の指が、再びお尻の穴に侵入してきます。
「えぇっっ？！！」
　最初は分かりませんでしたが、お尻の穴が急に押し広げられていくのを感じ、直感しました。彼が、指を二本入れようとしていることを・・・！！
「ダメです！！」
　しかし、確実に二本の指は侵入してきます。
「心配するな。二度の浣腸と今の愛撫で、ずいぶんと穴は緩んでいるからな。」
　恐怖感は強いものの、彼に言うように私のお尻の穴は前よりも十分に緩んでいるのか、ほとんど痛みを感じることなく、根元まで指を咥え込んでしまいました。
「お願い・・・。早く、私のおま○こを犯してっ！！！」
　連続して襲ってくる乳首への刺激、そしてアナルを陵辱されている被虐的な興奮・・・しかし、とてもこのままアナルを責め続けられ、絶頂までは辿り着けそうにもありません。私は、この後も延々と続くであろうアナル責めに、恐怖を感じていました。
「ダメだと言ったはずだ！」
　彼はそう言うと、乱暴に指を出し入れし始めました。
「いやっ！！！ああぁぁっっ！！！」
　いきなり乱暴にアナルを責められ、私はお尻を激しく振って抵抗します。
「そうだ！！もっとケツを振って抵抗しろ！！そうすれば、もっともっと、お前は興奮するんだからな！！」
　身体の動きをある程度自由にしたのは、わざと私に抵抗する余地を与える為でした。そして、私に必死に抵抗させながら、彼は私のアナルを責め嬲ろうと言うのです！！
　私はいつまで続くか分からないアナル責めに絶望感さえ感じ始め、私の目からは、涙が勝手に溢れ出します。
　こうして、どれほどの時間、責められたでしょうか？！指が抜かれます。やっと激しいアナル責めから解放され、安堵で私の身体から力が抜けていき、縄で宙吊り状態になってしまいます。
「そろそろ、いいだろう。」
　彼は乳首責めとアナル責めだけで私を逝かせるのを諦めたと思い、本当の意味で安心しました。でも、二本の指によるアナル責めは、次なる責めの準備にしか過ぎなかったのです！
　冷たく、丸い物がお尻にあてがわれます。
「・・・・・・・っっ？！！」
　まだまだアナル責めが続くの・・・？！！
　私は絶望感に襲われながらも、抵抗する意思はすでに薄れていました。彼はどんなことをしても、責めを止めないと、分かったからです。
　しかし・・・。
「あぐぅぅっ！！！」
　大きな丸い玉がアナルに入った瞬間、私は小さな亀頭でお尻を犯されたような錯覚を覚えました。そして次に小さな玉が侵入したかと思うと、また大きな玉が無理矢理お尻の穴を押し広げ、ズルッと中に入ります。そしてさらにもう一つの大きな玉が・・・！！
「はううぅぅっっ！！！」
「気持ちがいいだろう。お前は、これで尻の穴を犯されながら逝くんだ。さあ・・・、いい声を上げてケツを振れっ！！！」
「ひいぃぃぃっ！！！」
　バイブのスイッチが入り、アナルに強い振動が襲います。
　ローターを中に入れると、中で振動はしますが、お尻の入り口である肛門には、それほど大きな振動は伝わってはきません。でも、これはバイブの根元に近い所にモーターがあるのか、敏感なアナルに直接大きな振動が伝わってきます。
　ズルッ！！ズルッ！！・・ズルッ！！
　バイブがゆっくりと引き抜かれる。玉が中に入って行く時にも鋭い快感が走りましたが、抜く時にまで、これほどの快感が走るとは想像していなかった私は、悲鳴を上げながら身体を捻って抵抗します。
「さて・・・、こっちにも新しい刺激をプレゼントするか？！」
　乳首を責めていた振動は、比較的間隔を空けて刺激していたのが、振動の強さは強くなり、さらにそのパルスの間隔がほとんどないほど連続的に刺激を始めます。
　乳首に痛いほどの強い刺激を受け、私は全身を揺さぶるようにして暴れます。そして、私の半狂乱になって抵抗する時を待っていたかのように、バイブが一気にアナルの奥に突きたてられる！
「あんぐぅぅっ！！！」
　続けざまに小さなち○ぽでアナル強姦され、私は一瞬、頭の中が真っ白になってしまいました。でも、それは始まりに過ぎませんでした。男は容赦なくバイブを出し入れし、私のアナルを犯し続けたのです！！
　激し過ぎる乳首責めとアナル責めに、私は全身の力を振り絞って抵抗します。
　しかし、抵抗してアナルを強く締め付けてしまうと、玉が出し入れする度に、強く玉が肛門の内側を擦り、本当に強姦されているような錯覚に陥ります。
　目からは涙が溢れて止まらず、口からは絶望的な悲鳴を上げる私・・・。それでも、男は責めの手を緩めません！それどころか、もっと悲鳴を上げろとでも言わんばかりに、私のアナルを責め立てるのです！！
　そして、最後の抵抗として、全身を仰け反らせてアナルを締め付けている時、突然、アナルから背筋を通って凄まじい電流が流れ、それと同時に私の意識が吹っ飛び、何もかもが真っ白になってしまいました。
　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はぁぁぁ・・。はぁぁぁ・・。はぁぁぁ・・・。はぁぁぁ・・。」
　意識を取り戻した時、私はまだ後ろ手に縛られていました。でも、立たされていた訳ではありません。床の転がっている状態でした。
　乳首を責めていた玩具は外されていて、もう乳首責めはされないと安心しましたが、それ以上に気になったのは、アナルです。太い物で乱暴に犯され続けたせいか、感覚がはっきりとしないからです。まだ異物感がある感じで、少し痛いのですが、下半身に力が入らないので、それ以上の感覚は掴めません。
　これで終わりにして・・・・！
　私は床に転がったまま、そんな風に思っていました。でも、もしも一樹がこれで終わりにするつもりなら、縄が解かれているはずです。
　最後に、犯す気なのでしょうか・・・？ひょっとして、おま○こではなく、アナルを・・・？！！
　そう思うと、背筋に悪寒が走ります。あのバイブは太いと言っても、ローターと同じくらいか、それより少し太い程度のはずで、実際の男のモノとは太さがあまりにも違い過ぎるからです。
「お目覚めか・・・？どうだ？新しいアナルプラグの具合は・・・？」
「・・・・・？！！」
　アナルプラグって、何のことか、すぐには分かりませんでした。
「あああぁぁっっ！！！」
　突然、アナルに鋭い振動が襲い、私は身体を硬くします。
　すぐにスイッチが切られました。
「一週間、連続して調教してやれば、俺のモノが入るようになるだろう。大丈夫。少しずつアナル拡張をしてやるから、裂けることはない。」
「・・・・・・・・・・」
　感覚が多少麻痺していたので、アナルに太いプラグが入れられていることに気付かなかったことにも驚きましたが、一樹が近いうちに私のアナルを犯すつもりであることを知り、身体が縮こまるような恐怖を感じました。
「立てるか・・・？若菜。ベッドで抱いてやる。」
「・・・・・・・・・っっっ！！」
　身体を起こそうとして下半身に力を入れると、アナルが無意識に締まり、太いアナルプラグが、その存在感を主張します。そして、僅かながら痛みも・・・。
「まだ３cmだが、初めてだから少しきついかな？！・・・ほら、抱き上げてやる！」
　一樹は私の身体を両腕で抱えるようにして持上げます。
　男性に抱っこされるのは、もう何年振りでしょう・・・。逞しい男性に抱き上げられるのは嬉しいことですが、アナルに太いアナルプラグを入れられたまま犯されることを考えると、どうしても身を硬くしてしまいます。それに、少しでも身体に力が入れば、嫌が上にもアナルプラグの存在を感じずにはいられません。
「お願い・・・。少し痛いの。・・・お願いだから、抜いて・・・。」
「力を抜いていれば、痛くはないはずだ。それに、時間が経てばすぐに痛みはなくなっていく。」
　一樹はこれまでにも大勢の女性のアナルを責めてきたのでしょうし、アナル拡張もしてきたのでしょう。ですから、彼の言うことは本当なのかもしれません。
　ベッドに静かに寝かされる。
「若菜。・・・ここに来たのは、あの時のように犯されたかったからだろう。さあ。自分であの時のようにうつ伏せになって、ケツを持ち上げろ！！」
「どうしても・・・。プラグは抜いてもらえないんですね。」
「だったら・・・？」
「・・・・・・・・・・」
　私は後ろ手に縛られています。ですから、一樹がその気になれば、無理にでも四つん這いの恥ずかしいポーズにさせて、犯すことができます。しかし、そうはしません。あくまでも、私が一樹に犯されたいからこそ、ここに来たことを、私自身に認めさせようとしているのです。
　自分がマゾであることを、自ら手を後ろに回して拘束されることを求めた時から認めているのです。ですから、今さら、彼に抱かれたくてここに来たことを隠そうとは思いません。
　でも、これまで浣腸責めによる屈辱的な責めを始めとして、さんざん精神的に痛めつけられてきたのです。最後くらい、何も言わずに、私の望み通り犯してくれればいいのに・・・、と、甘いことを考えてしまいます。
　しかし、相手はサディストなのです。そんな甘えは通用しないのでしょう。
「もしも、俺に抱かれる気が無いのなら、このまま縄を解いてやってもいいんだ。」
　クリトリス責め、乳首責め、アナル責め・・・と、過酷なほど激しい責めを受けてきました。しかし、私のおま○こには、まだ指一本、入れてもらってはいません。
　やはり・・・このままでは、私は満足できないのかも・・・・。
　と、その時、一樹の手が私の手首の縄に触れました。私は無意識のうちに、身体を捻り、縄を解かれないように避けてしまいました。
　一樹は無言のまま、ベッドに座っています。私が覚悟を決め、あの恥ずかしいポーズを自ら取るのを待つ気のようです。
　アナルにこの太いプラグを入れられたまま犯されることには、どうしても戸惑いを隠せませんでしたが、いつまでもこうしている訳にもいきません。私はやっと覚悟を決めました。
　横向きの身体のまま、まずは足を曲げます。するとググッ！とアナルプラグが押し込まれるような感覚がありました。でも、私はそのまま身体をうつ伏せになろうと、身体を捻ります。しかし、肩の角度が悪いのか、うまくうつ伏せになることができません。すると、彼の腕が伸びてきて、私の身体を支えるようにしてうつ伏せの形にします。
　後は、股を開き、お尻を高く持上げるだけです。
　膝をジリッ、ジリッと開いていきます。こうしている内に、じわじわと精神的に追い詰められていく感じになり、私の中のマゾの血が熱く滾っていきます。そして、勇気を振り絞り、お尻を持上げた時には、まるでメス犬のように発情し、おま○こが疼いてどうしようもありませんでした。
「ああぁぁぁっ！！お願い・・・。早く、犯してっ！！！」
　私は無意識のうちにお尻をくねらせ、彼を挑発します。この時、アナルが小刻みに締まり、お尻の穴が無理矢理押し広げられているのを感じました。でも、違和感や嫌悪感は感じませんでした。むしろ、こうしてアナルを拡張されていると言う被虐的な意識が、私をさらに興奮させていきました。
「はあぁぁぁっ！」
　アナルプラグが、振動を始めます。しかし、その振動は小さく、私のアナルを心地よく刺激します。私はお尻を大きくグラインドさせて、快感を味わいます。すると、次第に振動が大きくなっていきました。
「うぅぅっっ！！」
　強くアナルを締め付けると、少し痛みを感じます。ですが、口を大きく開け、力を抜いて全てを受け入れようとすると、言い知れぬ開放感と共に、アナルにそれまで以上の快感が襲ってきます。
「お前は根っからのアナルマゾだな。」
　何とでも言って・・・！！でも、私にアナルの気持ちよさを教えたのは、あなたなのよ・・・！！お願い・・・・、早く、ちょうだいっ！！！
　私はこの思いを言葉にはせず、大きく身をくねらせて彼に伝えます。
「あああぁぁぁーーー。」
　すでにぐっしょりと濡れているおま○こに、彼の熱いモノが押し当てられる。私はそれだけで、熱い吐息が漏れてしまいます。
「ううぅぅっ！！・・・はあぁぁぁーーーっっ！！！」
　大きな亀頭がズブズブとおま○こに入って来る。そして子宮の入り口まで届いた時、くらくらするような恍惚感に襲われます。
　ゆっくりと引き抜かれていくち○ぽ・・・。しかし、再度押し入って来る時には、力強く！！それを一定のリズムで、何度も、何度も・・・。
　突き入れられる時の快感は、私の興奮に合わせるように、次第に大きな快感となっていき、やがてズシンッ！と、ち○ぽで貫かれる度、軽い絶頂さえ感じるまでに・・・・。
　と、彼が私の身体を深々と貫いたまま、私に覆い被さってきます。そして後ろから胸を鷲掴みにします。
「こうして後ろから犯されて、嬉しいのか？若菜。」
「は・・・はい。」
　一樹は次に、乳首を強く捻り上げます。
「あんぐぅぅっ！！」
「乳首を責められるのは好きか？！」
「はい！」
　そしてアナルプラグの振動が激しくなり・・・・
「ケツの穴を責められるのが好きか？！！若菜！！」
「はい！！！」
　私は一樹の質問に一つ一つ答えていく内に、彼の従順なアナルマゾに調教されていくのを感じました。そして、恐ろしさを感じる反面、彼と一緒にどこまでも堕ちていきたい、と言う思いを強くさせていきました。
　彼の腰の動きが、それまでの一定したリズミカルな動きから一転し、乱暴で、激しくなります。
　アナルに襲い掛かる激しい振動、絞り上げられた胸を揉み潰される快感、そして、野獣と化した一樹の狂ったような腰使い・・・！！！私の理性が吹っ飛んでしまうのに、時間はかかりませんでした。
　二人はまさに獣のように交わりました。バックのポーズから、少し形を変えて、片膝立ちのポーズ、さらにまんぐり返し・・・。互いの汗と体液が交じり合い、私の歓喜の叫び声と彼の荒い息遣いが交錯し、二人は一つとなって狂っていきました。バックの状態で、私は一度、絶頂に達したはずですが、その後は何度絶頂に達したのか・・・、よく覚えていません。
　・・・・・・・・・・・・・・・
　彼とは、夫が夜勤の時には毎晩のように、そして昼勤の時には数日に一度、彼のお店で調教を受け続けました。その間、ほとんど私は彼以外の男からの調教を受けませんでした。そして、二週間ちょっとして、遂に彼のモノをアナルで受け入れることができました。
　それからというもの、彼は私のアナルしか犯しませんでした。その代わり、見捨てられたおま○こは、お店の常連客が犯すことに・・・。
　それだけではありません。野外での調教やメス犬としての調教が始まってからは、複数の男性に責められることが当たり前となります。しかし、あくまでも私の御主人様は一樹様一人でした。形式としては、様々な種類の快感を、他の方々に教えて頂く為に、レンタルされる・・・と言う形です。
　もはや、夫とのセックスでは快感を得られなくなってしまった私ですが、夫婦仲は決して悪い訳ではありません。むしろ、私の中に罪悪感があるだけに、夫に尽くそうとしている為か、以前よりも仲が良くなったような・・・。
　しかし・・・・、いつかは夫婦の間で、あるいは一樹たちとの関係に、破局の時が来るのではないか？！と言う恐怖感は拭えません。でも、今はこの生活を続ける以外、私には選択肢はありません。
　もはや、マゾ女としての喜びに目覚めてしまった以上、後戻りはできないのですから・・・・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（END）