しかし、明美に目をつけたのは浩だけではなかった。
　ある時、浩と同期入社で、地元の高校を出た保が浩に話しかけてきた。
　保は、茶髪でヤンキー風、腕力も強そうで、浩とはとても話しが合いそうな人間ではなかった。
保：「浩、おまえうちの会社の女をみてどう思う？」
浩：「どおって？」
保：「若い女は気が強くて好かんが、あのパートの奥さんはそそるぜ、名前、明美っていうんだろ、見ろよあの尻とても４０過ぎには見えねぇぜ、旦那は病気で寝ているらしいが、もったいねぇ！浩、おまえもちらちら見ているが同じこと思っているんだろう。へへへ、おまえまだ童貞だろ？俺が明美をものにしてやりあきたらまわしてやるから楽しみにしてな　へへへへ」
　浩はだまっていたが、同じことを思っているやつがいると思うと心が高鳴り、一物ははちきれんばかりに膨張していた。浩に保という強力なライバルが出現した。

　次の日から保の明美に対するアタックがはじまった。
　保は仕事が暇な時は、何かと明美のそばにゆき、あまえるような声で用事をたのんだりしていた。明美の子供は保くらいの年なので母親のような気なったのだろうニコニコしながら保と話すことが多くなった。
　また保は明美に「今日の明美さんは化粧ののりが良くて色っぽい」とか「セーラー服を着ても現役の高校生で通るから高校の後輩に紹介してやるから」とかちょっとエッチな言葉を織り交ぜてからかったりした。
　明美は少し赤くなるが、２０以上も年の違う若い男にちやほやされてまんざらでもなさそうだった。口では「もういやらしいわね」と怒っていたが、顔はうれしそうにしていた。
　明美は純情で良妻賢母型であるが以外とこのまま保の毒牙にかかってしまうのではないかと浩は思った。
　浩も保のように明美にすりよっていきたがったが、小心者の浩には度胸がなかった。
　保と明美が楽しそうに話すのを見て浩はいてもたってもいられなかったが、どうしようもなかった。いつしか保に対する嫉妬心が燃えあがったきた。

　調子にのった保は、明美を海にいこうと誘ったが、さすがに病気の夫や子供の世話があるからと断られていた。
　保は舌打ちし「くそっ、帰りにラブホテルか人気のない山奥の廃屋に連れ込み若い男の味をたっぷり味あわせてやったものを」
　保はそのためにコースの下見をしたようだった。また保の悪友２人に声をかけ、あろうことか３人で明美の肉体を回すつもりだったらしい。
　浩はほっとした反面期待もしていた。もし明美が保とのデートをOKしたら、その後をわからないように尾行し、明美の水着姿を隠し撮りし、保たちに陵辱されたことをネタに、あわよくば自分も明美の体を陵辱しようという陰湿なものだった。

　１ヶ月ほどして浩や保たちの新入社員歓迎会がひらかれた。
　明美の服装は、胸のあいたブラウスと横に切れ込みの入ったスリットスカートだった。
　正座すると太腿が丸見えとなり結構そそられる服装だった。
　案の定、明美のそばには保がひっついて離れなかった。保は酒の飲めない明美に言葉巧みに酒をすすめた。
　明美の顔はかなり赤くなり、トイレへ行くときの足取りもふらふらしていた。
　保は浩の顔をみてにやにやしていた、保の魂胆はみえみえだった。
　１次会が終わると、明美は夫や子供の世話があるからと２次会には出ず、先に帰ろうとタクシーを頼もうとしたところ、保が「明美さん、僕も用事があるので２次会出ないし、あまり飲んでいないのでついでに送っていきます」といった。
　保は遠慮する明美をなかば強引に車にのせた。他の男子社員から「送り狼になるなよ」 と冷やかされていたが、明美が「こんなおばさんに興味ないわよね」と保に言うと保はにやにやしているだけだった。
　保は浩を見ると勝ち誇ったように右手の中指をたてた。浩は黙って指をくわえているだけだった。
　保の車は猛スピードで走り去った。浩も適当な理由をいって２次会を断り、原付バイクで後を追ったが見失ってしまった。
　女を連れ込んでレイプできそうな心あたりの場所を探したがわからなかった。
　１時間ほどして明美が家に帰っているかどうか明美の家に電話してみたところ、子供がでて「会社の若いひとから電話があり、ママは２次会で少し帰りが遅くなる」というような電話があったらしい。
「保だ、なんて周到な奴なんだ」と浩は思った。
　浩はしかたなく寮に帰ったが、今頃明美の豊満な乳や尻を保やおそらくその悪友たちに好きにされていると思うと悶々として眠ることができなかった。
　浩は布団のなかで、ラブホテルか山の中の廃屋に連れ込まれた明美が保たちに輪姦される姿を妄想してオナニーにふけっていた。浩は「保たちにレイプされたことをネタに絶対明美を抱いてやる」と心に誓っていた。

　次の日明美は出社しなかった。浩は保を見つけるとおもいきって昨日のことを聞いてみた。保はにやりとして「へへへ・・・、思ったとおりのいい体だったぜ、思い出しただけでびんびんになるぜ」
浩　「明美さん今日休んでいるけど乱暴なことしたの？」
保　「ヒヒヒ・・・十発以上やったからさすがの明美も腰がたたねえだろうな」
浩　「一人で十発も？」
保　「バカ、三人でだよ、俺の連れなんかバックで３発、フェラで２発もやりやがった。結構舌の使い方もうまかったぜ、明美のやつ、最初はブルブル震えていて、保君、冗談はやめて、バカなことはしないでって必死に抵抗したけど、やっぱり女だぜ、俺がスカートの中へ手をつっこんでマ○コをいじくり回したら　　アーッ　　アーッ　　アーン　ってあえぎ声出してよお、ぐちゅぐちゅに濡れてよお、思いだいしただけで　たまんねぇぜ」
浩　「ひ、ひどい！」
保　「そうだ、おまえにいいものやるぜ」
　そういうと、保は包みを浩に手渡した。中には１枚の写真とビデオテープが・・・・