| 第１１話 ヒミツの日 休む間もなく、ディルドが動かされ続けていました。 秘液が尻の方まで垂れている妻の美肉に、たっぷりと埋め込まれているディルドです。 足を閉じることを忘れたかのように、力なく広げきっていました。快楽を掘り起こすその動きは、妨げるものも無く、見えていました。 音までも聞こえてきそうな、そんな淫靡な抽送が続いています。 白い妻の身体は、お腹が激しく上下し始めました。 ついさっき逝ったばかりの身体の中で、一度は燃え上がり、頂上まで燃えつくしたはずの快楽の炎が、激しく呼び起こされていたのでしょう。 「ダメ、今、まだ、あぅ、逝ったばかりなのに、そんな」 力が入らないのか、抵抗も弱々しいものでした。しかし、その。力が抜けきった身体に、ディルドが深々と差し込まれています。抜き出す速度も角度も変幻自在に操りながら、妻の快楽までも操っているようでした。 ダメと言いながらも、全てを許し合った者同士のように、妻はディルドを差し入れられたままの股間を人目にさらけ出すという恥ずべき行為を、たっちゃんに委ねていました。 そこには、つい最近まで、寝室ですら電気を点けさせない妻の姿はありませんでした。 いえ、ひょっとしたら、妻は、こんなセックスをする自分のこの姿に気づいていたのかもしれません。だからこそ、私にそんな恥ずかしい性癖を知られまいと、懸命に守ろうとして、暗い場所でセックスすることを望んだのでしょう。 チクリと胸の奥が痛みます。 ひょっとして、こうやって、底が抜けてしまったような、この妻の反応は、私と結ばれる、とっくの昔に、たっちゃんに仕込まれていたのかもしれない。 だらしがないことですが、私の方は、腰が抜けたように力が入らなくなっていました。まるで、惚けたように見守るだけしかできなかったのです。 私のモノは、いつの間にか惨めなほど小さくなっています。 春佳さんは、懸命に舐めてくれますが、快感よりも、かえって、うるさく感じるだけでしかありませんでした。 「あん、もう、ダメ、お願い」 はかなげで、弱々しいオンナがそこにいます。 妻が、こんな風に余裕を無くして、崩れている姿を初めて見ました。 普段は、どんなことであれ、オトコに媚びるなんてもってのほかといった感じなのです。私とのセックスでも、ようやく、露出の喜びを受け入れたばかりだと思っていました。 『これをたっちゃんに仕込まれたのか…』 今、目の前のモニタで映し出されている妻は、誰とも知らぬ大勢の目にさらされながら、これ以上ないほどカラダの、いえ、そのココロの奥底までさらけ出していました。 その風情は、オンナの弱さそのものの、ひどく、はかなげなものでした。 クナクナと顔を横に振りながら、そのくせ、足を閉じることもせずに、哀願するだけといった風情の、オスの要求に翻弄されるままの、ただのオンナと化していました。 あの強気の妻の陰に、こんな姿が隠されていたとは。 「ほら、ここ、こっちの、これで、こんな風にすると」 ディルドが、小さな白いものに取り替えられました。 大きく鈎型に湾曲した、先端がクルリと丸くなって膨らんだディルドでした。 あんな大きなものの次に、あんなに小さなものでは、とも思いましたが、たっちゃんは、その先端を、しどどに濡れそぼった妻の美肉にためらいなくあてがいます。 きっと、普通のモノとは違った部分を刺激するように作られていたのでしょう。 たっちゃんの手が、器用に動くと、足をカエルのように広げたままの妻の美肉に、曲がった先端が上になるように挿入されました。広げた両膝が、ヒクリと持ち上がるように動きます。 妻が大きくのけ反りました。 たっちゃんの手が、まるで、挿入している部分が見えるように気を遣っているかのように、そっと、指先だけで持ちながら、巧みに、美肉の上壁を刺激しているようなのです。 刺激を上に向けて受けているせいか、ともすると、腰が浮き上がりがちになります。ディルドに操られているせいなのか、はたまた、快感にたまらなくなった妻が腰を動かさずにはいられないのでしょうか。 身体に刻み込まれている快感が、妻の身体に力を与えたように見えました。そのヒクヒクと腰を突き上げてしまう動作は、ひどく淫猥な動きに見えました。 「あん、あ、あ、だめぇ、それ、刺さっちゃうから、あう、あ、あん」 どうやら、妻の美肉の上側が、集中して攻められているのでしょう。丸みを帯びた先端の刺激は、そうとう強いようです。 「奥さん、ほらっ、もう一度、その次は、ホンモノだよ」 「ダメ、そんな、あう、それだけは、いやあ、ダメなの」 「奥さんの中、ぐちゃぐちゃになってるよ」 「あぁ、いやあ、言わないでぇ」 「ここをほら、こうすると、出るからね」 「あん、だめぇ、あう、やめて、おかしくなりそう」 出る？私は、たっちゃんの言葉の意味が分かりませんでした。 しかし、妻は、我が身に起ころうとしていることだけに、直感的に分かったのかもしれません。 「あ、あ、やめて、もう、あ、ヘン、ヘンなの、出ちゃう、出ちゃいそうなの。何なのこれ？ やめてぇ！ あうぅ、ああ！だめ！い、いく！」 その瞬間でした。妻の股間から、ピュッ、ピュウウゥと言う感じで、透明な液体がほとばしったのです。あたかも男性の射精のようでした。 ヒクヒクと、肛門までもが、痙攣し、しばしの緊張の後、一気に力が抜けてしまった様子が、モニタいっぱいに広がります。 「ほら、奥さん、これが潮吹きだよ。気持ち良かったろ」 妻は、消え入りたげな風情で、顔を両手で隠し、ハアハアとあえぐばかりです。 そのくせ、身体に刺さったままのディルドの先端だけを覗かせた美肉をさらけ出したまま、満足しきってしまった女体がそこにありました。 潮吹き。 もちろんアダルトビデオの世界では私も知っていますが、本当にそんなモノがあるとは思っても見ませんでした。まして、慣れ親しんだはずの妻が、そんなことができるとは。 人妻が、夫以外の人間によって、潮吹きまで教え込まれてしまったのです。 潮吹きという言葉を妻は知らないかもしれませんが、自分の身が、今までにない何かで、大きく変えられてしまったということだけは分かったようです。 噴き出したものに濡れた、たっちゃんの手を、妻は、顔を覆った手の間から、驚きと、そしていくばくかの媚びを含んだ表情で眺めていました。 「奥さん、ほら、これ、オシッコじゃないよ。奥さんのエッチな液だよ。ほら、あの頃は、ここまでできなかったけど、ふふふ」 クリトリスを弄りながら、うれしそうに語りかけます。 突然ハッとしたように、再び両手で顔を覆います。しかし、広げきった足を閉じようともしません。 「ああん、もう、やめてぇ」 顔を隠したまま、イヤイヤをするばかりです。 クリトリスから指が離れます。その瞬間、妻の腰が、指を追いたげにヒクリと動くのを見逃しませんでした。 「奥さんに選ばせてあげる。もう一度、潮吹きをするかい？」 首が激しく横に動きます。よほど衝撃的な体験だったのでしょうか。それとも、夫でさえも知らない変化をしてしまった我が身が恥ずかしかったのでしょうか。 「なら、ホンモノを入れるね。もし、こっちも嫌なら、この間みたいに、ずっと逝かせないで、いじめてあげる」 どう？と言いながら、両手で妻のやわらかな胸を揉みしだきます。 「この間」「ずっと」と言う言葉から、先日の「お手伝い」の様子がかいま見えました。 妻は、きっと、断り切れず、人前でわが身をさらすことをいつの間にか引き受けていたのです。 おそらくは、その中で、露出の快感と興奮を味わってしまったのでしょう。ひょっとしたら、たっちゃんとの過去に、そんな経験もあったのかもしれません。 隠されていたはずの妻の性癖が、これ以上ないほどの興奮を作り出し、その中で、延々と逝かせてもらえない何かがあった。 おそらく、それはこの間の春佳さんとの会話が鍵でした。 ひょっとしたら、延々と、レズの洗礼を浴びたのかもしれません。男達も、少しは参加したはずでした。 しかし、この間は、最後の線は譲らなかったのでしょう。だから、ずっと、頂点を極めそうな処で「寸止め」の快楽地獄に浸ることになった。 そんな光景が、私の前に見えていました。 妻は、また、拒否し続けるのかと思ったのです。そうなったら、可哀想だ、そろそろ、助けにでも、と思ったときでした。 「夫がいるのに」 うめくように、そう言ったのです。 「大丈夫、ちゃんと、できたろ？今まで」 「だって、夫に申し訳なくて」 「嫌らしかったよ。ほら、こんなになった」 いつの間にか、たっちゃんの怒張はそそり立っていました。 私より、ひとまわりも長いそれに目を向けると、妻の手は自然に伸びていました。 「申し訳ないってことは、奥さん自身はしたいんだろ。これ」 何も答えませんでしたが、妻の手は、愛情深く、とも取れる仕草で、硬くそそり立った怒張をそっと握りしめると、ゆっくりと、動かし始めます。 かつて、この大きな怒張が妻の身体を開発したのです。 妻にとって、生まれて初めて我が身に受け入れたオトコだからでしょうか。やけに、慣れた仕草に見えました。 「したい、か？」 妻は何も答えません。 ただ一言、あぁ、とうめいた後、突然手の動きが早まりました。 ひょっとして、妻の頭の中よりも、身体の方が先に、オトコを受け入れることをきめていたのかもしれません。 「あの」 すぐ目の前の声にドキッとしました。 しばし、我が身と、春佳さんのことを忘れ、画面に見入っていたようです。 「これ、元気になりましたね」 うれしそうに、再び私のモノをくわえてきます。 モニタには、妻の右手がせわしなく、オトコをしごき、撫でまわす様子が映し出されています。 「あぁ、もう、だめ…」 そう言いながらも、妻の手は動き続けています。 「奥さん、無理なら、今日はたった一人だけで良いんだよ」 妻のストレートの髪をさらりと撫でながら、言い聞かせているのです。 「だめ、怖い」 「大丈夫、敦子ならやれるよ」 初めて妻を名前で呼びました。たっちゃんの右手は、妻の股間に差し入れられます。 幾分、引き気味にしたカメラには、妻がたっちゃんにすがるような眼差しで見つめる姿が映っています、 マイクがどこにあるのか分かりませんが、睦言のような二人の会話を克明にとらえています。 「あぁ、私、ダメになっちゃった、あの人に、彼に…」 ああと嘆くように頭を振ってから、声にならない声で唇が動きます。 それは、たしかに「ごめんなさい」と動いたはずでした。 「いや、伸ちゃんなら、きっと受け入れる。新しい敦子を」 「だって、あん！」 「ほら、身体は、もう、受け入れてるのに。伸ちゃんも喜ぶよ」 「ああぁ、なら、お願い、今日は、あなただけにして」 妻の指先が、私以外のオトコに絡んで、しなやかに動き続けます。妻は、かつて己を開いた、怒張を、今再び、はっきりと求めたのです。 「ダメだよ。そんなんじゃ意味がない。僕はもう、君の中を知ってるからね。敦子も、僕ので逝った時のことを覚えているだろ。いや、忘れるはずもない」 「あぁ、でもぉ」 「さ、あのときは教えられなかったからね、こんな大勢の前の、快感を」 「だって、むぐぅ」 いきなり、妻にキスしました。 たっちゃんが上になって盛んに頭を動かしているのですから、今頃、舌が妻の舌と絡まり合い、トロトロと唾液を流し込むようなキスをしているはずです。 たっちゃんの妻である春佳さんに、既に、私の分身を飲ませているのですから、嫉妬するのはヘンかもしれません。 しかし、目の前で、愛し合うかのごとく濃厚にキスする二人を目の前にすれば、嫉妬をせずにはいられません。 グッと、春佳さんの腕を取り、その場に押し倒します。 やわらかなカーペットですから、背中は痛くないはずです。 「いいのよ」 春佳さんは、そう言いながら私の背中に両手を回します。 スズランのコロンが、思い出したように香ります。 長い、長いキスをしました。 他人の妻と舌を絡めるキスをしながら、私は、恥ずかしげもなく、ついさっきたっぷりと放出したばかりの怒張を最大限に膨らませてしまったのです。 もちろん、それは、身体を密着させてている春佳さんにたちどころに知られることになります。 「そのまま、お願い。入って」 「え？でも」 「早く。いいから。ね」 器用に、私の身体の下で身をくねらせ、私の怒張を受け入れる体勢を作ります。本能のままに、メスの動きに合わせていました。 気がついたら、熱くヌメヌメとした他人の妻の美肉に、キュッと包み込まれていたのです。 「怒らないでね」 抱きつきながら、耳元で囁きます。 「敦子さん、この間、初めて会に出たの、あぁ、いいわぁ」 「会？」 「あん、なにこれ、あなたの。段差がスゴいって思ったけど、こんなに、あう、いいなんて」 本能的に腰を遣っていました。無意識の動作です。 「会って？」 「あぁ、そうね、あのね、夫婦交換って知ってる？」 「スワッピングってやつ」 「あん、だめ、ちゃんと動いてくれなくちゃ」 動きが止まった私を、積極的に まだ二十代と言うこともありますが、それだけではない、しなやかな締め付け感が、私を包んでいます。 「あうぅ、そう、お願い、胸もね。そう、スワッピング。私、彼の浮気、どうしようもないって思ってた」 突然の話題の変化ですが、これが、春佳さんにとっては必然なのでしょう。 無言のまま、春佳さんの中に入っているものをゆっくりと動かすことで、話を促します。 「もう、思い詰めて、離婚するしかないって思ったときに、最後の賭をしたの」 「スワッピングをしたんだ？それが、会とかいうやつ？」 「そうなの。信用のおける人同士が、互いに紹介し合ってマンネリにならないようにって」 「でも、自分の女房を他人に抱かせて、それで浮気が止まるなんて」 「私も最初は信じなかった。あぁ、そこ、あう、うん、単に、私の身体を交換条件にして他の女の人を抱きたいだけなんじゃないかって」 「ということは、たっちゃんが言い始めたんだ」 「そう。元々は、信用のおけるカメラマンとして会に呼ばれてたらしいんだけど。はうぅ、私から離婚を、おぅう、申し出されたってことを口にしたら、はふっ、誘われたんだって」 よく分かりませんでした。他人の妻を抱くのは、浮気ではないのでしょうか？ともすると、目と口を閉じて、快感に浸りこみがちの春佳さんですが、それでも、懸命に、何かを伝えようとしていました。 「ううん、心配なら、僕は、相手には申し訳ないけど、相手の奥さんは抱かない。だか、あうあうう、あう、だから、どうせ、ダメなら試してみたいって説得されたの」 なんだかんだ言っても春佳さんにベタ惚れしているたっちゃんの必死な顔が浮かびます。その親友がベタ惚れしている奥さんの中に、私は、今、入っているのです。 「あん、もう、よけいなことを考えないで、あぁ、ちゃんと。あら、少し元気なくなっちゃった？ふふ、いいのよ。でね、私だって、好きだからこそ浮気が許せないんだから」 腰が大きくうねります。 「最初にＯＫしたときは、ホント恥ずかしかった。ホテルのロビーで待ち合わせしたんだけど、ああ、それ、あううあう！」 まるで、その時の恥ずかしさを思い出したかのように、私を包み込んでいる美肉が、キュッと締め付けました。 「なんだか、これから、この人達とセックスするのをロビーにいる人達、みんなが知っていて、私の顔を覗き込んで来るような気がしたわ」 腰がヒクッと動いた気がしました。 「どうだった？」 知りたくない、心が叫んでいました。それなのに、私の口は、尋ねてしまうのです。 「会の世話役の人が二人いっぺんにだったんだもの。でも、気がついたら、私、今までにないほど感じてた」 思い出したように、肩をプルッと震わせます。相当衝撃があったのでしょう。 「そんなに感じたの？」 「うん。だって、夫の時以上に感じないと効果が無いからっていわれてたから。あぁ、あうう、そ、それに、世話役をしているのは伊達じゃないみたい。スゴかったぁ」 なんだか、男達に感じされる春佳さんの姿を想像すると、ついつい、焼き餅を焼いてしまいました。 もちろん、春佳さんは、たっちゃんの妻ですから、それがヘンなのは分かるのですが、現に、たった今、身体を結びつけている相手なのですから仕方ありません。 「奥さん、この間は、最初は見てるだけってことだったんだけど」 「だけど？」 「途中から、みんなに乗せられちゃって。ううん、敦子さん、自分から望んでいたんだと思うけど。怒らないであげて。ああなっちゃうと、女って止まらないのよ」 「怒りはしないけど」 無理しているわけではありません。恐れに似た気持ちは有りましたが、それ以上に、妻に何が0あってこうなったのかを知りたいという欲望の方が勝っていました。 「あの日、最初は、私と二人だったの。もちろん、服を着けたままよ。モデルをしてもらってて」 やはり、妻が最初に言われたのは「お手伝い」ではなく「モデル」だったのです。あの時。そう、あの、初めて妻が言い出した時の妻の表情は、ひょっとして、私に止めて欲しかったのかもしれません。 ひょっとすると、妻が、モデルを断らなかったのも、それを言い出す前に茶化してしまった私への怒りがあったのでしょうか。 「で、私は、いつもの通りに脱ぎ始めて、って言っても、ホントはいつも恥ずかしいのよ。信じて」 曖昧に頷くしかありません。 「私が脱いでからは、敦子さんは、向こう側にいたんだけど、うちの人が、いろいろと口説いたらしいわ。で、いつのまにか、私の次は、ってことになってたの。あら？あん、もう！ふふ、なんだか、大きくなってきたみたい」 いつしか、私のものは回復し、息苦しいほどに強張っていました。春佳さんの美肉がきつい締め付けで包んでくれなかったら、とっくに、我慢しきれずに、腰を狂ったように打ち振っていたはずです。それでも、わずかに腰は動いていました。 「でね、あん、だめ、動かないで、お話できなくなるから、ね？ で、その時は、みんなの前で、私、しちゃった、っていうか、されちゃったんだけど。その時、いつの間にか敦子さんが横にいたの。うん。もう、脱いでたの。私ったら、そのまま、敦子さんに」 「え？」 「ごめんなさい。だって、目の前に、敦子さんのきれいな胸があったら、女だって、くっつきたくなっちゃうのよ。でも、敦子さん、拒まなかった。うん、ダメって、言ってたけど、そのまま触るのを許してくれたもの」 大勢が見ている前で、セックスをする春佳さんの白い裸体が目の前にちらつきます。今、私が身体をくっつけている、この、優しげで、どこにでもいるようなごく普通の女性が、大勢の前でセックスすることを受け入れ、妻に、レズプレイを仕掛けた… 思わず、目の前の春佳さんの胸を両手で、揉みしだいていました。掌の中で、弾力のある、オッパイ特有の柔らかさが、今の私には必要だったのです。 背中を丸めて、掌で絞り出すようにした乳首に吸い付きます。 「あん、あう、で、でもね、奥さんったら、偉いの。すっごく真面目なのね。私が触るのは許したけど、どうしても、あう、あう、そこ、あん、あう、オトコの人たちは嫌だって。だから、かえって、すっごいことになっちゃって。女同士だと、延々と続いちゃうのよ。とどめが刺せないから」 乳首の感触が、私を落ち着かせていたのかもしれません。 今度は春佳さんが、自分から腰を遣います。私の下で、わずかに腰を左右に捻るように動かすだけで、締まりの良い、肉壺の中で、私の亀頭は、じゅるじゅるという感触の中で濡れた肉ヒダをかき分けています。 白い顔が、快感をこらえるかのように歪んでいました。 「あう、で、ね、敦子さん、その後、私が、舌で、そうよ、舐めたの。女同士なんて関係なかった。でも、彼が、そう、夫が、そばでじっと見てて、ぎりぎりになる度に、だめって止めるのよ」 「止める？」 「そうなの、敦子さんが逝きそうになる度に、まだダメだって。だから、延々と、舐めては、止め、舐めては止めよ。そうよ、さっきみたいに、逝かせないの」 ペロリと、敦子さんは上唇を舐めて見せます。この舌が、妻の秘所に使われ、延々と快感地獄に落とした。 なまめかしい舌でした。 「それでね、とうとう、我慢でき無くって、触るだけってことで」 「ＯＫしたのか？」 「だって、あれ以上、耐えさせるのかわいそうよ」 「しかし」 「その後、みんなが、敦子さんを触ろうとしたわ、でも、夫が止めて、結局」 「結局…」 「二人が代表で、そうよ。いっぱい、感じさせられてた。でね、もっと感じるはずだ、もっと自分を見せなさいって」 「そうよ。見せるって言うのは、身体だけじゃないの、心もってこと。そうすれば、きっと、旦那さんも喜ぶはずだから」 「俺が？」 「そうよ、あなたも。だって、ほら、今だって」 なぜか、私の怒張が、春佳さんの中で、最大限に硬くなっています。 これ以上は我慢できず、自らも本格的に腰を動かそうとした時でした。 「あうぅ、ほ、ほら、敦子さん。見て」 身体が硬直しました。 そうです。正面のモニタには、男の背中が映っています。それも裸の。 両脚を大きく広げたままの妻に、ゆっくりとかぶさろうとしていたのです。 |
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| 2008.3.1掲載 |
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