第５話　玲未の秘密

　私は玲未ちゃんの反応がおかしいことにいぶかしみましたが、答えは、思っても見ないものでした。
　どうやら、返品の段ボールに、アダルトものが混ざっていたのは今回だけではなかったようでした。
　もともと、性に対する興味はあっても、男性関係があるわけもありません。むしろ、同年代の男の子には、なんとなく苦手意識があっただけで、男女の関係については、興味がありすぎるほどだったのです。
　文学の匂いをさせながら、そんなシーンがたっぷりと入っている小説を、一人暮らしをするようになってから、一人の部屋で貪るように読んでいたそうです。しかし、まさか、露骨な写真の入った雑誌など、興味はあっても、近づくことすらためらうというのが女の子の羞恥心です。そんな時に、自由に持って帰ることのできる段ボールの中にあったのが、あの手の雑誌だったのです。
　持って帰るのは自由でしたから、当然、玲未ちゃんの何が悪いわけでもありませんが、いつもなら、持って帰る本を私にちゃんと断るはずだったのです。
　しかし、まさかこんな本を欲しいとは言えず、とっさに、自分のバッグに隠してしまったというのです。もちろん、持ち帰った本を見ながら、一人で慰めてしまう日々が続いてしまったそうです。そして、また、数日経つと、違う雑誌を。
　その度に、罪の意識が玲未ちゃんを責めさいなみますが、元々は、持って帰っていいよと言われている雑誌です。ふらふらと手が動いてしまったようでした。
　机の上には、持って帰った五冊の雑誌がありました。そして、今回ほど本格的ではないにしろ、その中のどれもが、ややＳＭっぽい写真を載せていることを、私は見抜きました。
　はは〜ん。
　良い子で育ってきた玲未ちゃんには、やはり「叱って欲しい」という願望が隠れていたようで、それが、ＳＭという性の形を取って噴き出してしまったと言うことでしょう。
　そして、とうとう、本格的なＳＭ雑誌を見つけてしまったのが、今回だったというわけです。衝撃から、ついつい、その場で手が伸びてしまった。
　驚いたことに、その衝動には、私が見つける可能性も、入っていたようです。今どきの女子大に通う身としては、教授達も叱ったりはしないのでしょう。だから、ひょっとして、身近な大人として、玲未ちゃんが「叱ってくれる相手」として、一番、考えやすかったのが私だったのかもしれません。
　いえ、それ以上に、事故とはいえ、私が触ってしまった胸の衝撃は、想像以上だったようでした。満員電車に乗ったこともない玲未ちゃんは痴漢とも無縁だったのです。
　破廉恥な本を黙って持って帰るから、恥ずかしい胸をお仕置きされたんだ。
　それが玲未ちゃんのイメージだったようでした。もちろん、家に帰った後、私の手の感触を思い出しながら、そのまま、犯される姿を想像すると、自分を慰める手が止まらなくなったと言います。
　大げさに言えば、玲未ちゃんは、こんなスケベなことをする自分を叱ってくれるようにし向けたのです。
　もちろん、すらすらと喋ったわけでもなく、乳首を捻り、恥ずかしがる秘唇をグニュリと広げ羞恥をあおり、あげくは、縛り上げたまま、ドアを開け放つだのと脅して、少しずつ聞き出していった結果でした。
　少しずつ、無理矢理、自分の恥ずかしいヒミツを喋らされるというのが、玲未ちゃんのＭの素質にさらに火をつけたのでしょう。
　一通り聞き終わる頃には、玲未ちゃんの秘蜜は、トロトロと外側に流れ出すほどでした。
「こんなになってる」
「あぁ、お願い、言わないで」
「ほら、スケベな玲未、ちゃんと見てやるから、もっと広げろ」
「あん、できない、できません、お願い、させないでください」
「言うことを聞かないなら、このままドアを開けようか」
「そ、それだけは」
「ほら、早くしろ」
　もちろん、私の脅しなど本気でないことなど、分かっていたことでしょう。しかし、玲未ちゃんは「言うことを聞かないとドアを開けられてしまう」と自分に言い聞かせることができるのです。
　それは、玲未ちゃんのＭ願望にはピッタリだったのだと思います。
「ほら、膝を立てて」
　少々乱暴に、膝を立てさせ、そのままで、両足首を持ったまま、グッと広げてしまいまします。いわゆるＭ字開脚というヤツです。
「よし、このまま、丸見えのまんまだぞ、もし、閉じたら、その瞬間、ドアを開けるからな」
　はかなげな表情のまま、玲未ちゃんはコクンと頷きました。
　ベッドサイドに降りてから、カチャカチャとわざと派手に音を立てて、ゆっくりとベルトを外しました。音に反射するように、ヒクヒクと膝が揺れます。玲未ちゃんの心をさらにいじめるように、わざと焦らしながら、ゆっくりと服を脱ぐ間も、玲未ちゃんのヌードをそのままじっくりと観察します。
　こらえきれないのでしょう。時折、ヒクンと、膝頭だけがすぼまる動きを見せます。その度に「玲未！」と叱責する声を出すと、あわてて、また、膝を広げます。
　かえって、その前より、大きく広げてしまうほどでした。
　ですから、私が、カチンカチンになった怒張を、一人住まいの女の子の部屋の空気にさらした瞬間には、膝の角度は百二十度あまりに広がっていました。
　処女の秘唇が、黒々とした茂み越しに、ピンクというより、もっと赤い、充血した中身を見せつけています。
　まだ、触れてもいなかったのにもかかわらず、処女地はビショビショでした。どうやら、粘りけの少ない秘蜜をたっぷりとこぼしてしまうタイプのようです。
　もう、お尻の方にまで流れ出ていました。
「あぁ、そんなに、みないでぇ」
　声を潜めながら、それでも、精一杯の声で抗議して、そのくせ、また、ヒクンと新たな秘蜜がこぼれてくるのです。
「おしおきだ」
「あぁ」
　そう囁いただけで、玲未はどうにかなったように身を震わせます。
「このまま、男のオモチャになるんだ。言うことを聞かないと、縛って廊下に出すぞ」
「あぁ、そんな、だめ、たえられない」
「じゃあ、言うことを聞くんだ。勝手に雑誌を持ってきたお仕置きを受けるんだ。いいな」
「あぁ、そんな、言うことを、何でも言うことを聞きますから、廊下にだけは。あぁ」
　身体をすくませるようにしながら、一瞬、身体を硬直させます。
「お願いします、何でも、何でもしますから。お仕置き　…してください。あぁ！」
　羞恥に耐えられないといった風情で顔を振り立てるくせに、羞恥をさらけ出した両膝は、今や目一杯広げきっているのでした。
「足はそのままだぞ」
　両腕から、絡んでいた服を、ゆっくりと解き放ちます。ベッドサイドに立って作業する私の怒張は、玲未ちゃんの顔の真ん前です。
「じっと見ていろ。これを」
　そう言って、わざと突きつけるようにしていたのです。
　肩を不自然な態勢で固めたためか、解きはなった直後は、動きにくいようです。しかし、玲未ちゃんが、静かな動きで両肩をほぐすのもほどほどに、目の前に、私のモノを突きつけたのです。
「おっきぃ」
　一瞬ほうけたような表情で、そう呟きます。おそらく、率直な感想だったのでしょうが、ごく標準的な大きさの私としては、少々面はゆい思いです。
「ほら、どうするんだ。スケベな写真を見たんだろ。おまえの好きな雑誌に載ってる」
　わざと、雑誌のことを思い出させます。もちろん「お仕置き」を受けるオンナが、この状態でするべきコトはひとつです。
　そっと、右手を伸ばしてきます。恐る恐ると言った風情で、私の怒張に触れるのです。
「ほら、こっち」
　半ば、身体ごと抱きかかえるようにして、半身を起こさせて、玲未ちゃんの唇、三センチ前に突き出しました。
「さぁ」
　あきらめた、いえ、崇高な何者かに仕える乙女のような表情で、おずおずと舌を差し出しました。チロチロと先端に触れてきます。
　私の先端も既に、先走るもので濡れていました。その先走った液体を舐め取るように動くのです。
　チロ、チロ、チロチロ。
　最初は恐る恐るだった動きが見る間に、慣れ親しんだ道を歩くかのように、動き回り締めました。
「ほら、こっちを見ながら」
　言葉通り、パッと目を見開くと、視線がぶつかりちょっと照れたような、それでいて、ねっとりとした何かを含んだ表情を浮かべます。
「奥まで」
　根本を右手で掴んだまま、コクリとわずかに頷くと、口をあ〜んと開けながら飲み込もうと試みます。
「大きすぎて。本当に、入るんでしょうか？」
「歯を当てないようにして。唇でしごくようにしていくと簡単だよ」
　素直に言葉に従う玲未ちゃんの唇が、私のカリの部分に引っかかります。懸命に歯を当てないように口を広げる玲未ちゃんの表情は、必死でした。
「ほら、いいぞ。もっとだ」
　うぐっという声を出して懸命に飲み込んでいきますが、テクニックどころではなく、歯を当てないようにするだけで精一杯のようです。
　それでも。一度奥まで入れた後、じゅぶっと湿った音をさせて、半ば抜き出すと、ホッとしたかのように、逆に吸い付いてきます。
　その吸い付こうとする舌の動きが意外な気持ちよさを生み、また、抜き出すときに一生懸命に舌をカリに絡みつかせてくれるのが効きます。
　もちろん、オトコを未だ知らない、純粋で真面目な女の子が生まれて初めて男のモノを口唇奉仕しているという満足感もあります。
　慣れるに従って、自分から、ジュブジュブと音をさせながら、リズミカルに動けるようになってきました。
　揺れる胸をギュウッと掴めば、唇の端から快感のため息がこぼれるのです。
　玲未ちゃんが、膝を崩すようにして座りながら、しきりに膝をこすりあわせていました。
　私は、右手を伸ばして、少々窮屈な姿勢でしたが、ベッドの上の玲未ちゃんの秘唇をまさぐります。
「ドロドロだ」
　思わず、口にした言葉に、玲未ちゃんは、たまらぬ羞恥を覚えるようです。
　たどるだけと思いながらも、窮屈な処女地に、スルスルと、わずかな出し入れをする内に、指先が、スルッと処女地に入ってしまったのです。
　処女の秘唇に指を入れたまま、口唇奉仕を受けている。
　そう思った瞬間、こらえていたスイッチが不意に入ってしまったのです。背中を急速に、射精の気配が駆け上ってきました。
　人差し指が第二関節まで、暖かくも窮屈な処女地にグッと掴まれるように入っていました。もうすぐ、この中に、怒張を入れるのだと思うと、もはや腰の奥から固まりのような精液が、出口を求めて殺到するだけでした。
「玲未、出るぞ、もっとはやく」
　わけもわからず、頭ごと懸命に動かしています。
　その振り立てる髪の毛の匂いを嗅ぎながら、最後の瞬間を迎えました。
「出る」
　ドクン、ドクンと、頭の中で音がしたような、射精でした。
　身体の奥で、最後まで絞り出すようにしながら、真面目なメガネ姿の処女の口の中に、男の精をたっぷりと放ったのです。
　指先が思わず、玲未ちゃんの奥に、ズブッと入ってしまいます。第二関節が、ヌルヌルの美肉の奥にある膜状のものに、挟まれたようになっていました。
　コクリ、と玲未ちゃんの喉が動きました。飲み込んでいるのです。
　メガネの奥で、閉じたまつげが震えているのが見えました。
　男の性のなんたるかなんてことを知らないはずなのに、私の怒張から搾り取るように唇を動かしてくれます。そして、まさに絞り出したものを舐め取るように、舌先が先端をペロペロとなめ回すのです。
　力をやや喪いかけた私のモノをようやく離してから、私を見上げます。
「あの、最後まで、あの」
　そこで恥ずかしさに耐えられなくなったのか、一気に抱きついてきます。
「してください。ご迷惑でなかったら。最後まで」
　その瞬間、入っていた指が、ヌルリと玲未ちゃんの中から抜けました。私の怒張は、早くも、力を取り戻す予感がしていました。　　

　もちろん、すぐに回復するはずもなく、回復までの時間稼ぎもかねて、若い処女の身体をこれでもかと、ほじくり返すように舐め尽くしていました。
　大きなオッパイの裾野から、先端に触れそうになるまで螺旋に、そっと舐めていき、この次は先端、と思わせる動きをしてから、反対のオッパイの裾野を一から、舐めあげていく。
　二度、三度と繰り返すと、先端に近づくにつれて、甘やかな声が激しくなり、先端直前から、また、反対に移る瞬間、がっかりしたような声が出るようになります。
　そして、さらに続けていくと、知らず知らず、先端を私の舌にくっつけようと、身体が自然に迎えに出る動きをするようになってきました。
　もちろん、玲未ちゃん自身は意識してないに違いありません。
　そして、何度もじらしてから、プルンと動いたバストを根本からギュっと握り、プックリ膨らんだ乳首にシャブリつくようにして吸い付いたのです。
「ああ！ひゃうん！あう！ああ、いい」
　左右の乳首を交互に吸い、囓り、揉みしだくと、面白いように処女の唇から、淫声が漏れ出てきます。
「あんまり大きな声を出すと聞こえちゃうよ」
「あう、だって、あう、恥ずかしくて、ガマンしようと、思っても、できなくって、あぁ、恥ずかしい、でもぉ、あう」
「ん？」
「感じるんです。あぁ、恥ずかしい。あん、また、なっちゃうから、もう、お願い、しゃちょうさん、お願い、こっちを」
　驚くべきことに、そう言いながら、私のモノを握ってきたのです。いくら、さっき私のモノを飲み込んだとはいえ、処女が自分から男のモノを握れるなんて。
　ひょっとして、性に興味がある女の子特有の、知識だけは、年増女並みにあるってヤツでしょうか。
　そう言えば、チラリと見た本棚には、性を扱った小説もたくさん並んでいました。
　しかし、玲未ちゃんのことばかり言っていられません。私自身も、可愛い声を聞くうちに、さっき出したのがウソのように、大きくなっていました。
「あ、うれしい。もう」
　メガネの奥で、目を閉じたまま、すべての神経を手の中の怒張に注いでいる表情でした。指先は、さりげなく、サワサワと確かめるように動いています。
「よし。スケベな、処女に、お仕置きするぞ」
「そんな、恥ずかしくて…　でも、は、はい。お願いします」
　あぁと悲鳴のような小さな声をあげてから、私のものから手を離して、思わず両手で顔を覆います。
「お仕置きをしてください、玲未に。お仕置きを」
　それだけでも、達してしまったかのように総身がブルブルと震えだしていました。
　男が処女とするときは、足を広げさせるのが苦労すると言います。不幸にも、妻のガチガチの膝を開いた経験を持てませんでしたが、今、巨乳の真面目な女子大生の処女を、これから味わうのです。
　しかし、玲未ちゃんは、すでに、男の精を飲み込んだり、何度も達しているせいでしょうか。私の身体を抱えるように、スルスルと難なく膝が開きます。
　あっという間に、これまでにないほど硬くなった怒張は、手の支えをしなくても、玲未ちゃんの処女地のぬかるみを探るのに十分でした。
　外側の頼りない秘唇まで、ヌルヌルと滑っていました。
　秘蜜を塗り広げるように動かしながら、亀頭の部分で中を探ります。入り口の所はちょっとだけくぼみが伝わりますが、まだ、中には入れず、ヌメヌメの感触を味わいます。
　クリトリスを、先端で強く押すと、それだけで、ああ、と感極まったような声を上げてくれます。
　腰を、平行に使って、先端が、まだ硬いままの入り口にさしかかる度に、少しだけ、動きを止めると、玲未ちゃんも、今度こそ、と思うのでしょう。グッと、身体中に緊張して力が入るのがわかりました。
　グッと力が入っては、私のモノがずれて、ホッと息を抜く。そんな繰り返しを何度も辛抱強く続けていくと、次第に、玲未ちゃんも慣れてきたのでしょう。
　だんだんと、緊張が緩んできたのです。
　そろそろ頃合いです。
　グッと入り口に近づけて、一瞬、そこに止めてから、また、さっきまでのようにスルッといったん、逃がして、すぐにまた、入り口にあてがったのです。
　その瞬間、今までにない力を腰に込めていました。
「痛っ」
　反射的に玲未ちゃんが声を出したときには、私のモノは、半ばまで埋もれていました。
　確かに、グッと力を込めた瞬間、プチンと何かがはじけ飛んだような感触がありました。
　あの、何かが切れたような感触こそ、処女膜の破けた時のそれに違いないのです。
　処女が締め付けることなど知っているはずないのに、玲未ちゃんの中は窮屈です。ヌルヌルの美肉に半ば埋まった状態でありながら、未開の通路をこじ開ける感覚があります。
　それにしても、見事なのは玲未ちゃんの我慢強さでした。
　いきなり挿入した瞬間こそ、思わず苦痛の声を漏らしてしまいましたが、半ばまで私のモノを飲み込みながら、必死になって、足を広げ、ガマンしていることが、ありありと伝わります。
「痛い？」
「大丈夫、です、でも、あの」
「どうしたの？」
　震えるような表情で、私を見上げました。何かに耐えるような目をしています。それほど痛いのでしょうか。抜いてと言われれば、一度、抜いてあげた方が良いのかとも思うほどです。
「あの、えっと」
　潤んだ瞳は、痛みのせいでしょうか、それともロストバージンの感傷でしょうか、うっすらと涙が浮かび、熱病患者のように潤んだ瞳をしています。
　こんな純真そうな女の子の初花を、こんな酷い形で手折ってしまったという負い目を感じてしまいますが、同時に、そんな潤んだ瞳には、何とも言えない大人の色気が漂っていたのです。
　玲未ちゃんが慣れるまで、なるべく、じっとしていようと思いながら、その色気にドキリとして、思わず、その瞬間、少しだけ動いてしまったのです。
「あん！」
　玲未ちゃんが、小さな顎を上げて、可愛い声を出しました。
「あれ？」
「あん、いや、いや、いや」
　恥ずかしそうに、真っ赤になったまま、イヤイヤをしてみせるのです。
「ひょっとして、感じてる？」
「いやん。言わないで」
　恥ずかしそうに真っ赤な顔をして、そのくせ、目元の潤みが増してきます。
　ついさっきまで、処女だった、幼い表情が、今や、欲情したオンナの顔になりつつありました。
　少しだけ、動いてみます。
「はぁあ」
　甘い息をそっと吐き出すように、微かな声ですが、確実に、オンナの声でした。
　まだ、少女の面影を残している玲未ちゃんの、リップクリームをつけただけの唇から、甘やかなオンナの淫声。
　私のオトコに力が入らないわけはありません。
　腰にためた力をグッとかけて、さらに奥へと突き入れたのです。
　メリメリとした感触が先端に伝わります。
「あ、いた、あう」
　何とも言えない声が漏れました。
「痛いの？」
「大丈夫だけど、そっとして」
　どうやら、ゆっくりとなら感じる方が強く、強く動けば痛みが強くなるようです。
　処女が感じるとは思ってもいませんでしたが、こうなれば、痛みを与えるより、感じさせたくなるのが男というものです。
　軽く抜く動きを見せると「あん」と唇から漏れ、こじ開けるように奥へ突き入れると「くっ」と眉が寄るのです。
　おそらく、処女地がこすれるのは痛みが強くなるようです。
　しかし、一度、男のモノがこすれてしまうと、感じる方が強くなる。
　そんな調子ですから、私の動きが、少しずつ強いものになっていったのも当然のことでした。
「あ、あ、なんか、へん」
「どうしたの？」
「なんか、身体の奥が、なんだか熱くなってきて」
「感じてるんだ」
「あの」
　急に、心配そうな玲未ちゃんの顔です。
「信じてください」
　私は、一度動きを止め、玲未ちゃんを覗き込みます。
「私、男の人、初めてなんです」
　必死な目です、
「それなのに、なんだか身体が、オカシクなっちゃうなんて、でも、本当なんです」
「大丈夫、信じてるよ。初めてをくれてありがとう」
「よかった」
　私は、玲未ちゃんのロケットの先端のような乳房をギュッと握りました。
「あん」
　目を開けてられないのか、一瞬目を閉じてのけぞります。
「エッチになっちゃったね」
「恥ずかしい」
　不自由な左手に顔を埋めるような仕草が、いかにも、最初の男を相手にしている女の子の姿でした。
「良いんだよ。女の子が感じてくれると男は嬉しいものだからね」
「あの、私の身体、あの、えと、あの」
　もちろん、何を言いたいのかくらい、分かります。
「すっごくいいよ。オッパイも」
　胸を握ります。あぁと反応させてから、両手で身体を支える体勢になって、思い切って美肉の奥深くまで、突入させます。
　根本には、先ほどプツンと切れたばかりの処女膜の残りが、強く引っかかっています。
「オ○ン○コも、すっごくいい」
　さすがに、奥まで一気に入れると、痛みが強くなるようですが、玲未ちゃんはケナゲにも「うれしい」と答えてくれます。
　ヌルヌルの処女筒は、本人が力を入れてないのに、私のモノをぴっちりとくわえ込んでいます。普通に動いたのではどうしても、ぬめりが足りなくなります。
　処女だったからなのか、それとも、人によって違うのか玲未ちゃんの美肉は、奥があまり深くありませんでした。目一杯奥まで入れると、先に奥につかえるように、プニっとした感触に行き当たります。
　その感触が面白くて、先端でその感触をつつきまわすようにすると、玲未ちゃんの様子が急に変わってきたのです。
「あ、それ、それ、へんになるぅ。そんなぁ、身体の奥が燃えちゃいそう。まだ、ちょっと痛いけど、でもぉ、あの、あぁん、だってぇ、ああ、身体が燃えちゃう」
　身体をもだえさせるようにしながら、さらに自分から足を広げ、私をさらに奥に引き入れたそうにするのです。
「感じる、奥が、奥を。あん、どうにかなっちゃいそうで、ああん、もっとぉ」
「で？」
　奥をさらにつつきます。
　その時気づいたのですが、根本まで深々と入っていると、怒張の付け根が、広げられた玲未ちゃんの秘部の中央、つまりクリトリスをじっとりと押しつぶすのです。
「あん、おう、お、あう、もう、ヘンになっちゃうから」
　一瞬口を閉じて、でも、耐えきれないといった風情で再び口を開きました。
「もっとぉ。あん、恥ずかしい」
　イヤイヤをする仕草ですが、そのくせ、身体ごと揺らすのは、私に、クリトリスをこすりつけたかったからかもしれません。
　どうやら、もはや痛みは無視できるほどになったのでしょう。私は、半ばまで抜き出して、一瞬ためてから、また、スルッと奥まで差し込んでみました。
「あ、え、あ、だめ、え？あん、あぁ、オカシクなっちゃうぅ」
　メガネをかけたままの玲未ちゃんの口から、性の悦びの声が次々と噴きこぼれるのは、新鮮な欲望を私にもらします。
　ゆっくりとした抽送を続けます。
　もはや、痛みの表情はありませんでした。
　一番奥のプニプニした子宮口をつつくと、ことに、玲未ちゃんの声が高くなるのです。
「あんまり声を出したら聞こえちゃうよ」
「あん、だめぇ。でもぉ、がまんしようとするんですけど、あう、あん、あぁ、でも、声がぁ」
「出ちゃうの？」
　一生懸命、唇をかみしめようとしますが、私のモノがかき回す度に、あっという間に、可愛い唇が開いてしまいます。
　突然、玲未ちゃんのきつい美肉の中が、とどろくようなケイレンを起こし始めました。
「あぁ、あ、あ、だめ、ふさいでぇ、声が、あ、ああ」
　慌ててのしかかり、キスをします。
　むしゃぶりついた、玲未ちゃんが、私に舌を入れられたまま、叫び声を上げているように感じました。
　私を乗せたまま、カク、カクっと腰を持ち上げる動きを見せ、そのまま、キュウッと中が怒張を締め付けます。
「むぐぅ〜」
　ピーンと身体を突っ張らせて、玲未ちゃんは、初めてのオトコでオーガズムに達したのです。
　あまりの突然さに、私は乗り遅れました。
　悔しいとでも言うように、ヒクヒクっと私を締め付けてから、玲未ちゃんの身体からすーっと力が抜けていきました。
「逝っちゃったね」
「いやぁ、そんなつもりじゃ」
　私の視線から逃れたがるかのごとく、身をよじります。もちろん、つながったままの下半身は、動きません。
　もう、よかろうと、そのまま、ゆっくりと玲未ちゃんの両腕を自由にします。けっこう難しい作業ですが、その間も、私のモノは隆々とした姿を保っていました。
　なんといっても、まだ、顔には少女の面影の残る、そのくせ人一倍の巨乳の娘。玲未ちゃんの初めてに入っているのです。
　腕に巻き付いている袖を戻しながら、少しずつ腕から抜いていきます。腕を動かす度に、大きな胸が一緒に揺れるのでついイタズラ心を起こしてしまうのです。
　私がそっと先端を弾くと、それだけで、あんとかわいい声を出す幼い表情と淫婦の表情を同居させた少女を見て、小さくなるはずがないのです。
「ああ、こうやって抱きつきたくて。社長さん」
「おじさん、って呼んで」
「あん、あ、お、おじ、さま、あう、だめぇ」
　また、小さな波が来たようです。
　ヒクヒクというケイレンに近い動きが、私に伝わってきました。
　自由になった両腕は、私の背中に、しっかりとまわされています。
「ごめんなさい。私、エッチですよね」
　しっかりと抱きつきながら、語ったのは、驚くべきことでした。
　どうやら、玲未ちゃんは、ウチに来るようになって、初めてＳＭというものが世の中にあるということを知ったらしいのです。
　自由に持って行って良いよという返本の中から、初めて見つけたときの衝撃。
　思った通り、小さいときから「イイコ」できた玲未ちゃんには、誰にも言えないヒミツがあったのです。
「ヒロインが悪人にさらわれるシーンを見てると、お腹の辺りがヘンになってしまって」
　中学生の頃からだそうです。もちろん、最初は性の衝動とは知らなくても、これは他人に知られてはいけないコトだとは思っていたのです。
「でも、あの本で、女の人が縛られて、エッチなコトされてて」
　眠れぬほど、衝撃を受けながら、いつの間にか縛られることを想像しながら、オナニーを覚えていたそうです。
「でも、このあいだ、胸が触れちゃったとき」
　本当に気だての良い子です。あの時、私が触れてしまったことを、さりげなく置き換えて表現してくれます。
「ズーンって、身体の奥が、痺れちゃったみたいで。自分で」
　声が聞き取れないほど小さくなるのは、葛藤のせいでしょうか。
「…時より、すっごくオカシクなってしまって。あの時からなんです。社長さんの手。気になってしまって」
　どうやら、あの直後にせかせかと仕事をしていたのは、自分の恥ずかしい状態を私に悟られまいとしていたようでした。
「あの日、いけない、って思う私と、見つけて欲しいって思う自分がいたんです、あぁあん」
　玲未ちゃんの腰がいつの間にか、ゆっくりと動いていました。年増女のようなゆっくりと腰だけがグラインドする動きです。
　おそらく、快感を搾り取りたい本能が、さっきまで処女だった玲未ちゃんを突き動かしているに違いありません。
「あ、あ、しゃちょ、お、おじさま、あう、また、オカシクなっちゃう。ごめんなさい、あん、もう…」
「いいよ。だけど、ゴムをつけてないから、そろそろ抜くよ、出ちゃいそうだから」
「ダメ、お願い、今、抜かれたら、ヘンになっちゃう」
　しがみつく手に力が入り、なんとしても抜かれたくないと身体で表現していました。
　しかし、窮屈な上に、とろとろの処女のぬかるみを相手にしているのかと思うと、思わぬほど興奮していたのでしょう。そろそろ限界に来ていました。
「ごめん、でも、オトコはガマンの限度があるし。もし、出ちゃったら大変だろ？」
「あの、私の中で。お願いします。知っています、男の人が最後に射精するって。お願いします、中で。私の中で終わってください」
「安全日なの？」
「あの、あう、あ、あ、私、この前、病院で、あん！」
　ほんの少しの振動でも、今の玲未ちゃんには、甘い衝撃が起きるようでした。
「病院？」
「おじさまに、来てくださいって言ってから、ピルを…　あぁ！あう、だめ！だめ！」
　よほど恥ずかしかったのか、そして、その恥ずかしさが快感につながったのか、頭を振り立てるようにして、玲未ちゃんは、また達していきました。
　ハアハアとあえぐようにしながら玲未ちゃんは、耳元で、啼くような声を立てるのです。
「だから、私の中に。初めては、ちゃんとして欲しくて」　
　腰が大きくグラインドしています。もちろん、私の腰も、相手がさっきまで処女だったということも完全に忘れた動きになっています。
「あ、あ、あ、あん、なんで、あう、こう、へんになっちゃって、あうう、おじさま、おねがい、い、一緒に」
　キュウッと締まる美肉が、玲未ちゃんの頂点を告げていました。
　プニプニとした子宮に先端がめり込むように当たります。精液を求め子宮が下がってきたに違いありません。
　先端を撫でまわすような感触に私も限界が来ました。
　腰を打ち込むように強く動かしながら、白い毒液を、ついさっきまで処女だった子宮にドクドクと限りなく注ぎ込んでいたのです。
　ドク、ドクっと注ぎ込む度に、処女に別れを告げたばかりの美肉は、私をキュ、キュと締め付けてくる、心地よい射精でした。
　玲未ちゃんは、陶酔するように目を閉じたままでした。