第９章　窓

　妻が浮気？
　そんなこと、考えてみたこともありませんが、確かに様子がおかしいのです。
　そのくせ、私のモノを飲み込む姿が、今までよりもいっそう、愛情が込められているような気もしましたし、感じ方も激しくなってきた気がします。
　なにより、妻の秘唇が、いつも、はれぼったいように膨らみ、求めると、いつでも前戯なしで挿入できるほど濡れるようになっていました。
　つまり、今までよりも、数段いやらしい躰になっていたのです。
　浮気相手に仕込まれているのでしょうか？
　しかし、どうしても、あの、まじめな妻を疑うことなどできませんでした。
　第一、妻は、Ｈ中学でコーチをする以外に、外出などしていないのです。せいぜい、普段の買い物程度です。
　まさか中学生を浮気相手に選ぶとも思えませんし、コーチに行くべき日に菜緒が来なければ、船岡が何か言ってくるはずです。
　まあ、船岡が相手なら可能でしょうが、学生時代から、妻が何となく船岡を避けたがっているのは、よくわかっていることでした。
　それなら、誰が？

　Ｈ中学での様子も聞いてみたかったのですが、直接コーチをするのは船岡が何となく嫌がるので、ここふた月ほど顔を出しづらくなっています。
　頼みの綱の建太も篤美も、店には全く顔を出さなくなりました。
　その代わり、妻は、毎日のように出かけています。
　一緒に走っているのが、だんだんハードになっているのでしょうか。最近は、かなり疲かれた様子で帰ってきます。
　問題はこれなのです。
　このところ、梅雨空が広がっています。
　屋内の練習場所などあるはずのない陸上部は、せいぜい、階段や、校舎の狭い廊下で筋トレをするくらいしかないはずです。
『それなのに、なぜ、妻はこんなに疲れているのだろう』

　いつしか、妻は、中学から帰ると、真っ先にシャワーを浴びるようになっていました。

　とうとう我慢できなくなった私は、ある日、妻の後をつけました。
　せめて、中学での様子を確かめようと思ったのです。
　今まで通り、妻がコーチをきちんとしている姿を見れば安心できるような気がします。
　ところが、梅雨の谷間の、せっかく晴れたグラウンドに、妻の姿はありません。
　思わず、人目を避けるように覗いてしまったのですが、それにしても、いくら様子をうかがっても、どこにも見あたらないのです。
　さっき、妻が学校に入っていくのを見てから、かれこれ四十分ほどは、たっているはずです。
　船岡の姿もないところを見ると、ひょっとして、どこかで打ち合わせでしょうか。
　だとすると、そこに割って入るのもためらわれます。
　校舎の陰で、どうしようか考えあぐね、ふと振り返ると、昼間に幽霊でも見たような表情で、固まった篤美がいたのです。
「篤美、久しぶりじゃないか」
　しばらく来ていなかったせいでしょうか。
　篤美は、あの輝くような笑顔を見せてはくれません。
　それどころか、一瞬、逃げ出したそうなそぶりを見せたのです。
「コ、コーチ…」
「どうしたんだ？」
「あの…　いえ、何でも」
　明らかに、何でもないということはなさそうですが、私も、妻のことで頭がいっぱいでした。
「そうか、まあ、話したくなったら話すんだよ」
　暗い顔で下を向いてしまいます。
「ところで、奈緒を見なかった」
　下を向いたままの篤美の躰が、再びカチンカチンに固まったように見えます。
「あの…」
「どこに行ったの？」
「きょ、今日は、来てないかも」
「いや、さっき来たはずなんだ。学校に入るのは見たんだから」
「見たんですか」
「そう。でも、グラウンドには見あたらないんだよなあ」
「そうですか…」
　数歩後ずさりした篤美は、不意に顔を上げました。
　そのまま、後ろに半身を向けます。
「コーチ、体育館裏の倉庫を…」
　最後に、何かを言ったような気がしますが、篤美は、ハーフパンツからのぞく白い足をしなやかに動かして、逃げるように校舎に入っていってしまいました。
　残された私は、しばし、呆然としてしまいます。
　あまりにもおかしい篤美の様子を訝りながら、体育館の裏にゆっくりと向かいます。
「体育館裏の倉庫といえば、多分あれだよなあ」
　独り言を呟かないと不安なほど、人ッ気のないところです。
　そんなところに、篤美の言った通り妻がいるとは思えませんでした。
　こんなところに妻は何の用があるのでしょう。
　もちろん「人がいない」ということが「何をするのに便利か」ということは、無意識のうちに考えないようにしていたのかもしれません。

　その、寂れた場所にある小さな倉庫に吸い寄せられるように、近寄っていったのです。
　すぐそばまで近寄ると、中から聞こえたのは、妻の声でした。
「す、吸って…」
　続いて、わずかに響いてきたのは、信じがたい声でした。
「あん、あぁ、あん」
　素早く探すと、明かり取りの窓が高いところにあるだけです。
　都合よく、横にはハシゴが置いてあります。
　一瞬、ためらっている間にも、妻の悩ましげな声が、再び響きます。
　もはや、私の行動を押しとどめる何者もありませんでした。
　気がついたときには、そっと不安定なハシゴを登っている私がいました。
『！』
　妻の白い躰が見えます。
　暗い倉庫の中に、妻の裸体がくっきりと見えたのです。
　なるほど、床にはマットが敷かれ、こんなことをするにはピッタリの場所に見えます。
　妻は、そこで、寝そべった健太を抱きかかえるように半身になって、胸を吸わせています。
　いえ、吸うというより愛撫です。
　健太に吸わせながら、好きなように胸を触らせて、妻が喘いでいます。
　感じた顎を軽く持ち上げながら、私だけを握るはずの細い右手は、健太の発達途上のペニスをやさしくしごいていました。
　興奮のためでしょうか、妻がいくぶん青い顔をしているように見えます。
　健太の両手は妻の乳房をやわやわと握り、揉み、時には、先端を吸っています。
「あ、あう、あん、けんちゃん」
　妻の感じ方からすると、いえ、ちょっと見ただけでも、その手つきは、かなり慣れているように感じます。
　妻が何かを囁いたように見えます。
　それだけで、健太が、そのままおとなしく仰向けになります。それだけで通じてしまうほど慣れ親しんだ行為なのでしょうか。
　私から見て、建太は真横を向いています。仰向けのペニスは、へその方に向けて角度をつけ、かちんかちんになっているのが一目で分かりました。
　いつか見た、仮性包茎から大きく成長し、すでに、私のモノと遜色ないような立派なものでした。
　健太の顔をまたぐように、ゆっくりと妻がのしかかっていきます。
　ちょうど真横から見ている私には、向きを変えるのも大変そうなまでに硬く勃起したペニスの根本に、妻がしなやかな指を添えるのがよく見えました。
『まさか』
　そう思うまもなく、妻の優しい唇が開いて、ペロペロと愛しげにピンクの先端を舐め始めたのです。
　止めるべきです。
　断固として、出て行って、やめさせるべきなのです。
　しかし、身体が動きません。
　第一、つい先日、私自身がけしかけて、健太のモノをしゃぶらせたのです。今さら、どんな顔をして止めればいいのでしょう。
　ためらっている私の前で、健太の頭が、妻の股間で動いています。
　ヒクヒクと動く妻の白い尻は、妖艶なまでに輝いていました。
「良し、それくらいでいいだろう。ケツをこっちに向けろ」
　突然の声に、ビックリしました。
　なんと、もう一人いたのです。
『船岡！』
　もう一段だけ、高く登ると、全てが見えました。
　船岡は、最初から、こちら側の壁にでも寄りかかって二人を見ていたのでしょう。
『船岡が、どうして』
　驚いたというより、混乱しました。
『どうして、妻の相手がこのオトコじゃなきゃいけないんだ』
　しかし、驚くのはそれだけではありません。
　妻が、建太のモノをしゃぶりながら、ヨタヨタと白い尻をこちらに向けてきたのです。
　高く掲げられています。
　オトコのモノが欲しいとねだるように、ゆっくりと腰が動いていました。
　窓からの明かりで、妻の秘所が、濡れそぼって、広がっているのが分かります。
　その妻の後ろ姿を隠すように、船岡が仁王立ちします。
　船岡の怒張に合わせるように、妻は自ら高さを合わせて、尻を掲げていたのです。
　肉体の関係の深さを感じさせました。
「ようし、そのまま、自分でつっこめ」
『やめろ！』
　心が叫んでいます。
　その聞こえない叫びは無視されて、妻の尻が向こう側で動いた気がします。
「あう、む、あう」
　妻は、腰を後ろに突き出して、船岡のオトコを自ら飲み込んだようです。
「よ〜し、だいぶ、うまくなったじゃねぇか。うん？おら、入れてやった礼はどうした」
　ぴしゃりと肉を叩く音がします。
　まるで家畜の尻でもあるかのように、船岡の右手が立て続けに妻の尻を叩く音が響きます。
「あぁ、ありがとうございます。とっても、あう、おいしい、あぁ、おチ○ボを奴隷のオ○○コに、入れていただいて、嬉しゅう、うっく、ござい、ます、ああ！」
「ほれ、もっと気合いを入れてしゃぶらんと、先におまえが逝っちまうぞ。また、この間のようにお仕置きをするか」
「あう、いや、あう、お許しを、あう、でも、あう、だめ、もっとゆっくりと、あう、逝っちゃいそうなの」
「スケベな女だな。そんなに、このチ○ボがうまいのか」
「あぅう、だって、良くって…　あん！あう！　あぁ、建太お願い、先に」
「建太、頑張れば、今日はナカに出させてやるぞ。ほれ、ほれ、また、先に逝って、お仕置きだな、奈緒」
「あぁ、いやぁ、お仕置きはいや、惨めで、だって、あんなの入れたまま」
「げへへ、バイブを入れたままのドライブも楽しいだろ。こんどは、おまえの店の前で逝かせてやるか」
「やめて、お願い、惨めなだけです。あう！いや、あう、お許しを、あう！もう、あぁ！」
「この間は、きっちりと逝ったじゃねぇか。信号待ちの高校生が見てたぞ」
「あぁ、いやあ。お許しを、あうぅ」
　ふと、妻の声には、許しを請うと言うより媚びが含まれている気がしました。
「お願い、もう、お許し下さい、あう、我慢が」
　妻はすでに、自制を喪ったのか、建太のモノをしゃぶるどころか哀願するだけでした。
「そうか、こっちに、二人で出して欲しいか」
「あぁ、ダメ、あう！もう、いやぁ、え？　あ、あ、あ、いくっ、いく、いくぅ！」
　わずかに見える白い尻がケイレンするように震えます。
　それは、愛しい妻が、他の男とのセックスで逝く瞬間でした。
「まだまだ、これからだ」
　パンパンと肉のあたる音がここまで響いてきます。
「あう、あう、お願い。もう、逝ってしまって、あう、休ませて、少しだけ、あう、あ、あ、あ、ま、また、そんな、あぁ、いぃ」
　ほんのわずかな時間で妻は逝ってしまったのですから、男はまだまだ保つはずです。
　一度逝ったばかりの躰をそのまま掘り起こされれば、絶頂した躰が、さらに、強い絶頂に向かうに決まっています。
　船岡は、力の入らない妻の尻を抱えて、崩れ落ちるのを許しません。
「あ、だめ、あう、いっちゃうから、うぅ、あう！あ！だめぇ！」
「まだまだ、おら、おら、おら」
「あぁ、お願いします。もう、許して、あう、もう、無理です」
「じゃあ、今日も、おめぇのナカに出していいんだな」
「あ、あぁ、お願い、せめて、外に。あう、許して」
「ふん、奴隷の分際で」
　そして、哀願を無視して、いっそう激しくなった船岡の動きに、四度目のオーガズムを告げる妻の声が響いたのです。
「どうする。このまま、もっと続けるか？」
「あぁ、お願い、します、もう許して。お願い、あう、出してぇ、く、下さい」
「よし、このまま出してやろう」
　人妻が、夫以外に、そんな言葉を受け入れて良いはずはありません。
　しかし、繰り返し快感をすり込まれた女体は、思わず男の精を求めてしまうのでしょうか。一段と大きく突かれるままに、とんでもないことを言い出します。
「あぁ、ご主人様、奴隷のオ○○コの中に、たくさんお出し下さい。あう！あぁ、メス奴隷にお情けをちょうだい下さい、あう、あ、あぅ、逝っちゃう、また、あっ！一緒に」
　自らのオーガズムに、夫以外の男の精を求めている妻が、そこにいました。
　船岡の尻がヒクっと動いて、精を放つのが分かります。
「あう、あう、あ、あぁ、いい！あう、あぁ、出てる、あう、奥で、あぁ、いくぅ！」
　その瞬間、全てが止まったように思えました。
　私を包むはずの、あの妻の美肉の奥深くが、船岡の精液であふれたのです。
　一瞬の静寂の後、船岡が腰を引くと、妻の躰はゆっくりと腰から崩れ落ちます。
　抜き去ると、建太をまたぐように、船岡が立ちました。
　やや力を失っていましたが、まだ凶暴な姿をしたモノが、ここから見ても、ドロドロと膜が張ったようになっています。
『あんなになるなんて…』
　妻が本気で感じていた証拠です。
　妻の愛液と船岡の精液が、半ばしなだれかかった怒張を覆っています。
　ハアハアと、建太の躰にもたれかかるように崩れた妻の頭上に、その汚れた怒張を突きつけるように差し出しています。
「おい」
　さも当然と言いたげに、腕組みをした船岡を、妻が見上げます。
　耳の方からのほつれ毛が額についたままの妻の表情は、潤んだ、メスのそれでした。
　船岡がニヤリと笑った気がします。
　力の入らない躰をムリヤリ起こすようにして、妻が、ドロドロとした船岡の怒張に顔を近づけていきます。
　何を妻がしようとしているのか。
『やめろぉ！』
　心の中で絶叫します。
　なぜ、そのまま見ていたのか、自分でも不思議です。
　やめさせる場面はいくらでもありました。
　いえ、本当なら、最初に見た瞬間、やめさせるべきでした。
　しかし、この窓から覗いた、いえ、妻の密やかなあえぎ声を聞いた瞬間から、私は、黒い欲望に占領されていたのです。
　妻が喘ぐ姿が見たい。他のオトコに犯されて、感じる姿を見たい。　
　それは、以前、建太を舐めさせたときの、あの禁じられた快楽でした。
　あれ以来、二人には封印されていましたが、あの記憶が、妻とのセックスの二度目、三度目の楽しみを復活させてくれたのです。
　従順で真面目な妻に対して、満たせぬ、いえ、満たしてはいけない黒い欲望であったはずでした。
　そんな黒い欲望が、思いも寄らぬ形で満たされているのです。
　ですから、やめろ、と叫ぶ私の心は、同時に、もっと見たいと叫んでもいたのです。
　不安定なハシゴの上で、私の怒張はこれ以上にないほど膨らんでいたのも無理がありませんでした。
　いよいよ、妻が、そのドロドロとしたモノに口をつけようとした瞬間、ひょいと、腰を引かれ、怒張が逃げます。
「おい、舐める前に、また、忘れたのか」
「す、すみません」
　妻が一度下を向いてから、キッと船岡の顔に向けたときは、あの、メスの表情になっていました。
「お、おいしいご主人様の、大きなおチ○ボをキレイにさせて下さいませ」
「よ〜し、ほれ、たっぷり舐めろ、うん、なかなか上手になったぞ」
　懸命に舐めている妻の横顔は、まるでいとおしいモノを舐めているように見えます。
　所有者のような余裕の表情を浮かべて、股間に沈む妻の髪を、いとおしげに撫でつけ、時には髪の毛を梳くような仕草をします。
「ぐふふ、この間のように、また小便を飲むか？」
　目を見開いて、ブルブルと首を振ります。
「ジュボ、それは、お許しを、ジュブ」
　一瞬だけ、答えて、また、しゃぶり続けます。
「しかたないな、それなら、あっちに飲ませるか」
　妻が、身震いするように口を離しました。
「お願い、そんなヒドいことは、お願いします、ご主人様。もう一度、あんなことをしたら、あの子、壊れてしまいます」
　真剣な顔で船岡を見上げます。
　そのくせ、その間も、右手が、愛しげに怒張をやさしくしごきながら、左手は、船岡の股間に伸びています。
　きっと、その手は、オトコの付属物をやさしく撫でているにちがいありません。
　それにしても、小便だなんて。
　まさかとは思いましたが、どうやら、妻はすでに飲んだことがあるようです。それに、船岡の言葉には気になることが含まれています。
『あの子？建太か？オトコの小便を飲ませられるなんて』
「ふん、おまえが飲まないなら、仕方ないな。呼び出すとするか」
『呼び出すと言うことは、健太ではないのか』
　なんだか、場違いな安心をしました。
　しかし、妻からすれば、自分が飲むと言わなければ、その、もう一人の誰かが飲まなくてはいけないと言われていたのと同じなのです。
　妻は泣きそうな目をしましたが、そのまま、じゅぶっと二度、三度と奥まで飲み込んだ後で、もう一度見上げます。
「お願いします。ご主人様、メス奴隷に、ご主人様のお小水を、うっく、飲ませてくださいませ」
　必死の表情でした。
「そうか、どうしても飲みたいなら、仕方ないな。今日は、奈緒に飲ませることにしよう」
「ズズっ、ありがとう、ジュブ、ございます。じゅぼっ」　
「この間は失敗だったからな。最初に飲ませたら、その後、口がくさくてたまらんかった。がはは」
　密かな嫌悪の表所を浮かべたまま、妻は、喉の奥にまでジュブジュブと飲み込みます。
　すでに、それは、キレイにするというより、硬くなりかけた怒張に対するフェラです。
「しかし、小便を飲んで、濡らすとはな。この間の濡れ方はスゴかった」
　妻が、哀しそうな顔で、わずかに、イヤイヤと首を振ります。
「そうだ、今日は、帰りに飲ませてやる。そのまま、帰ったら、その口でダンナにキスしてやれ」
　妻は相変わらず、哀しげに首を横に振りながら、舌先でカリをぐるりと舐めています。
　一瞬たりともおろそかにしないその様子は、今舐めている怒張が、まるでいとおしいモノであるかのようでした。
「いいか、そのまんま、ダンナとやれ。ぐふふ、俺の小便を飲んで濡らしたマ○コで、ダンナとセックスするなんて、サイテーの女房だよな」
　とんでもない思いつきを、さもすばらしいことを思いついて、それに酔ったように、そのまんまやれ、やれと繰り返しています。
「おまえが帰ったら、三〇分後に、覗いていやるからな。店の裏口を開けておけ。うん？どうせ流行らない店なんだ、少しくらい店を閉めてもいいだろ」
　イヤイヤをしながらも、妻のフェラは止まることはありませんでした。
「いいな、必ず、やれ。やらないなら、バイブを入れたまま、旦那の前まで連れて行ってやる」
「あぁ、お許しを」
「いいな。必ずやると言え」
　その時、妻が、身震いをしたように見えました。
　よく見ると、船岡の左の足先が妻の股間で盛んに動いています。
「どうだ、やるか」
「あぁ、つらい、です」
「ふん、あんなのより、俺のチ○ボの方が良いだろ、おい」
「ああ！ご主人様の方が大きくて、気持ちいいです。いっぱい下さい、あう」
「ほれ。また、濡らしてるな。足の指でも感じるとは淫乱な女だ」
「許して」
「さぁ、言え。やる、とな」
　ネチネチと、言え言えと繰り返されて、妻はとうとう根負けをしてしまいました。
「します。主人と、帰って、そのままします。あう、だから。お許しを」
「おまえの主人は、俺一人だろうが。そうだな、　…そうだ、短小チ○ポ、今度から、ヤツのことをそう呼べ」
「そんな」
「ほれ、あんまり逆らうと、気が変わるかもな。今日の小便を飲ませる役を呼び出してやろうか」
「それは、あぁ、お願いします、そんなヒドいことを、ああ！言います、言いますから」
　腰が浮きかけていました。
「あぁ！うぅ、やめ、て」
　拇が秘唇に挿入されたに違いありません。
「短小チ○ポと、帰って、そのままします。あぁ！だから、もう許して」
「ふん、淫乱な女のくせに。さすが短小チ○ポの女房だけある。見ろ、ビショビショだ」
　妻の前にドスンと腰を下ろすと、足先を妻に突きつけます。
　横にいた建太は、顔を背けています。
　突きつけた足先は濡れて光っていました。
　あんなに、言葉でいじめられながら、目一杯フェラをし続けたのです。
　小便を飲ませると言われたのです。
　それなのに、妻は、しどどに濡らしてしまった。
　濡れただけではありません。足指に悶えたのです。
　妻の中に被虐の願望があるのは気づいていましたが、その素質は想像以上だったのでしょうか。
　そして、それを見つけてしまったのは、不幸にも私ではなかったのです。
　最近、妻のソコが、考えられないほど濡れやすく、感じ方が強くなっていたワケが何となく飲み込めてしまいました。
　妻は、捧げ持った船岡の足に、首をねじ曲げて、懸命に舐め、秘唇に挿入された拇をいとおしげにしゃぶって見せます。
　その上、足指の間にまでかいがいしく舌を遣っています。
「よし、ほれ、そろそろ建太にも褒美をやらんとな。今度は、そっちに寝ろ」
　足先で横柄に、妻の横腹を押します。
　妻は、横座りの体勢に一度なってから、建太の横にそっと並んで寝そべります。
「建太、ほれ、もたもたするな」
　腕を引っ張られるようにして、妻の足下にうずくまります。
『え！』
　妻の姿。
　そっちに寝ろ、と言われただけのはずです。
　それなのに、自らの脚をＭの字の形で思いっきり広げているのです。
「あぁ、メス奴隷のオ○○コに、ご主人様の大きなオ○○ボをくださいませ」
　両手で、ヌメヌメとする秘唇を、Ｍ字にした脚の裏側から回した両手で、目一杯、広げながらでした。
　うわごとのように、くださいませ、と繰り返す妻の秘唇には、窓からの光をきらきらと反射させる、新たな蜜が湧き出しているようでした。