「取り合えず、お茶をおごんないとな、メール、聞いたんだろ？」
「えぇ、まぁ、はい、」
「なんか歯切れ悪いじゃない？、どうしたの？昨日と全く違う人みたいで」
「ああいう時はスイッチが入っちゃうと言うか、ソレに没頭しちゃうもんで・・そのぅ、村田さんは、仕事でお付き合いがありますんで、やっぱりチョット心配で・・・」
「大丈夫だよ、絶対誰にも内緒でいてくれれば、俺だって人に言われたら困るんだし君だって信用を落とすんだから、われわれだけの秘密って事でいいじゃないか。」
「そりゃ、勿論です。えーっと、だから・・迷ったんですけど、これ見てください。」
　彼は自分の携帯を出し、受信したメールを見せた。それは妻から届いたものだった。
　---このメールのこと、夫には内緒にして欲しいの、お願いします。
　早く逢いたいんです。なんか目覚めちゃって・・朝から乳首も痛い、子宮も痛い、シャワーを浴びたら体中に赤い跡がまだついてました。思い出すと何だか火照って・・今日、都合どうですか？夫は飲んで来るそうですからそんなに遅くならなければ大丈夫です。
　仕事の邪魔にならない程度でお会いできませんか？ホントに内緒にしてください。夫が傷つくのがわかっててメールしましたので、----

　このメールを私に見せながら彼は、
「僕は勿論嬉しいんですけど、イロイロ考えてこれで後でばれたら村田さんにもっと悪いし、傷も深くなっちゃうかなって思ったんでちょっと、相談ですけど、ここは男同士が組んだ方がいいかな、と思うんです。」
　私は彼の言葉を殆ど聞けない状態になるほど心が騒ぎ、耳まで赤くなってくるのがわかった。自分のひどく慌てた気持ちを奴に見せまいとしながらも、明らかに奴にわかるほど指先は震え、唇も強張って何かしゃべろうとしてもうまく言葉が出なかった。奴も私の変化を気づき、じっと押し黙りタバコに火をつけた。
　私は奴が言った「男同士組む」という最後の方の言葉が耳に引っかかり、亡然としたままその意味を聞いた。
「組むってどういうこと？」
「あのぅ、こういうプレイはちょっとまぁ、なんていうか自虐的な部分で、変な言い方ですけど村田さんが"自分の知らない奥さんの姿を見たい"っていうことからはじめた訳じゃないですかぁ、皆、そういう部分持ってるし、あれだけ綺麗な奥さんだから余計にそんなことも考えちゃったりすると思うんですけど、もし僕がこうやって奥さんからきたメールを見せなくったって、なんかあれば凄く疑っちゃいません？僕のこと・・だから、僕、ちゃんと報告しますから・・そのぉ、別室プレイみたいに割り切ってしばらくそのぉ、僕に貸してやる、みたいな感じでぇ、ってのは、どうでしょうかねぇ」
「・・・・・・」
　なんと言うことを言い出すんだ。という気持ちと自分の心の深い奥の方で同じことを想像したことがあった記憶とが交じり合い、ひどく混乱した心の中にわずかに広がる耽美な響きが少しずつ、小石を池に落としたときの水面のように波立った。
「ちょ、ちょっと待ってくれ、そうするとどうなっちゃうか、よ、よくわからない・・」
「心配なのは良くわかります。僕も結婚してますし、もし僕がよっぽど村田さんの意向に反し た事をしたら、私の妻に私のしてること全てをチクラレても文句は言いません。それと、ここまで言うのはどうしようかと思いましたが実は私の妻の叔父がうちの会社の重役なんで妻に愛想をつかれたら私は仕事も失うんです。」
　奴はこれで自分にも失うものがあるのだと言うひとつの条件を出してきた。それが私とフィフティフィフティなのか私には良くわからなかった。それよりもさっきから疼く耽美な、自虐的な倒錯した嫉妬に自分自身が混乱し、その深い泥沼に入ってみたい衝動を抑えられなくなってきた。時計を見ると後３０分もするとお昼になる。
「ちょっと、妻に君からメールを打ってみてくれ、きっと義母が来ているから早い時間なら大丈夫だと思ってるんだろう。君は今日行くつもりあるんだろう？」
「許してもらえるなら、すぐにでも・・・」
「じゃぁ、１時に００駅の西口にコーヒーの店がある。そこで待ち合わせをしてすぐ近くにホテルがあるからそこへ連れ込めばいいさ。すぐに返事が来たらその時は君に任すよ。」　
　早速、奴はメールを打った。待つほども無くすぐに返事が返って来た。

　----なかなか返事が来ないので今日は駄目かと思ってました。
　１時に００駅西口の０００で待ってます。ひろみ------
　間違いない、妻からのメール、これを打っている妻の気持ちを考えると何かに押しつぶされるような息苦しさを感じた。
「任せたよ・・・しょうがないよな、あいつの女の部分が目覚めちゃったんだ・・お茶は奢る気なくなったから、森川さん、払っといて、・・・」
　精一杯、虚勢を張っていながら、声のトーンは上ずってしまう、　
「それはいいんですけど、ホントにいいんですよね？恨まないで下さいよ。」
「うーん、まぁ、大丈夫だよ・・」

　奴と別れて会社に戻り、昼食にも出ず、全く眼にも入らないままに書類をめくり時計だけがやけに気になる。１時を過ぎた。奴にメールを打った。
　---隙を見て電話しろ---
　待てど暮らせど返事が来ない、奴のあの時のタフさが目に浮かぶ、今日は何の遠慮も無く妻を蹂躙し尽くすのか、むさぼりあう様な２人が頭の中を駆け巡る。
　２時半を過ぎてメールが来た。
　---今、１発目終了、仕事のメールと言って打ってるので
　　出たら連絡します。奥さん想像以上に凄いッス-----
　時間の経過と共に落ち着きをわずかずつではあるが取り戻してきた。すると自分の中に嫉妬よりも大きく、好奇心が、妻に気づかれないで覗き見をしたいと言う願望が湧き上がってきて、そのためにどうすればよいかを考え始めていた。
　ビデオを撮らせるか、盗聴のようにテープだけじゃ物足りないか、部屋のどこかに隠れて覗く、そうなると自宅になってしまうか、ありとあらゆることを思いつくままに考えてみる。
　奴に責められている妻と携帯電話で話せるか・・・色々考えた末、奴にメールを打った。
　----　一度、妻に私に携帯で電話するように言ってくれ、君とつながったままで私に怪しまれないような電話をさせてくれ-----
　4時を廻った頃、待ちかねた私の携帯電話が鳴った。妻の携帯からだ。一口お茶をすすり、カラカラに成っていた喉を潤してから電話に出た。
「もしもし、」と言った途端に切れた。自分の耳や頬が熱くなるのが分かる。私から今度はかけ直した、2度程のコール音で妻が出た、
「ご、ごめんなさい、ちょ、ちょっと電波が悪いみたいで、---さ、さっき切れちゃって」明らかに鼻声になっている。
「どうした？なんかあった？」
「ううん、そ、そうじゃなくて・・今日、飲むんだよね？・・」
「あぁ、そうだよ、この間から言ってたでしょ、」
「そ、そうよね、今朝・・顔、見なかったから・・・じゃあ、何も・・・・何も用意しなくていい？・・・・・」
「あぁ、ホント電波悪いね、今どこ？」
「く、車に乗ったとこ、・・・・・スーパーに、・・行こうと思って・・」
「そうか、運転中だからか、なんか変なのは・・気をつけろよ、なにもいらないから・・・」というところで、切れた、というより切羽詰まって切ったのだろう、その後はこちらからもかけなかったし、かけてこなかった。
　私は冷静に会話しながらも、心臓は波打ち、興奮で気を失うんではないか、と思うほどに全身が小刻みに震え、体中が火照り、あそこに血が充満するのがわかった。何となくよろけながらトイレに入り妄想と夕べの二人のシーンを思い浮かべながらオナニーをした。

　学生時代の連中と合流する為に5時に会社を出た。少し早いのでゆっくりとした足取りで遠回りになる公園を通りながらベンチに腰をかけようとしたところで奴からの電話が入った。
「もしもし、ちょっと前に奥さんと別れました。いやぁ、楽しかったです。」
「そうか、電話のときはどうだった？」
「最初、嫌がったんですけどね、奥さん結構（急に声を落として）Ｍッ気強いですよ。彼女が上になる形で、僕に絶対に動くなって言いながら電話したんですよ、そしたら話しながら自分で動いちゃって、全身に鳥肌立てて凄く一人でイッちゃって、あの後大声で泣きながら何度も"あなたごめんなさい、あなたごめんなさい"って言いながら僕の上でお尻振るんですよ、凄かったですよ、」
　聞いていて何だか自分まで涙が出そうな気がして可笑しな気持になった。
「そう・・・そりゃ見たかったなぁ、これからも使えそうだ・」
「今、ホームの端っこにいるんですけど段々人が増えてきたし、もうすぐ電車がきそうなんで取り合えずまたご報告します。あぁ、それと今日帰って、奥さんのことかわいがってあげてください。じゃぁ・・」

　その後の飲み会は何となく私には上滑りで心の中とは正反対に、淡々と時間が過ぎていった。11時頃には三々五々散らばり、帰り方向が一緒の友人と二人になり駅へと向かった。
　途中、アダルトショップがあり、友人と突付きあって入ってみた。その中で私の目を引いて離さなかったのは「遠隔操作のバイブ、飛びっこ�W」なるものだった。酔いに任せて店員に聞いた。
「こんなのホントにちゃんと動くの？」
「はい、よく売れてますし、クレームも無いですから大丈夫です。こういう商品は駄目だとスグ、クレームきますからよく分かります。」
　友人とへぇーっとひとしきり感心し、すぐにでも購入したくなったが、その場で買うことは出来ず、友人には気づかれない様にその店の場所を確認した。
　友人が先の駅で降り、独りになり、アノ道具で奴と密かに妻をいたぶる事を思い描いた。

　家に着くと皆寝静まっている様子で2階の我々の寝室をちらりと開けてみたが真っ暗で妻も寝ているようなので風呂に入った。奴の
「今日帰って、奥さんのことかわいがってあげてください」という言葉を思い出しながら自分のモノを念入りに洗った。
　風呂から上がり小さめの缶ビールを開けながら寝室に入ると妻がベットの脇の椅子にガウンを着て座っていた。普段、ガウンなど着たことも無いので何かを感じながらも
「起きてたんだ？どうした」と声をかけ、電気をつけようとすると
「灯りはこれだけでいいから、こっちへ来て」とベットの上のブラケットだけを点けた。
「こっちへ来て、キスして」言われるがままに私は妻に近づき、づけをした。だんだんと舌を絡ませてきて、ねっとりとしたキスをする。奴と妻が昼間会っていたことを知らない振りをするのには、何か心の準備をしなければならないか、知っている事実を妻に悟られないようにする、そのための言葉を選ばなきゃいけないんだ、などと思いながら舌を絡ませ続ける。
「今日、彼からメールが来てね、あなたを喜ばすために今日私がすることを指示されたのちょっと面白いからやってみようと思って・・・いい？」抱きついて、私の耳元で妻が囁く。
「へぇー、奴のことだから勿論Ｈなことなんだろ？面白いねぇ・・」
　妻は少し私から離れてガウンの帯を解いた。裸の両脚にビリビリに破れた黒のストッキングをはいている、ブラジャーもパンティーも着けていない、
「昨日、穿いていたストッキングだね、持って帰ったのか、うん、こうしてみると裸よりいやらしいねぇ・・」
「あぁー、恥ずかしい・・」そういいながら妻は後ろを向いた。
「どうした、ン？それから奴はどうしろって言ってきたんだ」
「あなたにお尻を向けて、・・・四つん這いになって、・・」ハァ・ハァと息を少しずつ荒げながら自分でいうポーズを取った。その尻の膨らみは夕べだけじゃなく今日の昼間もスパンキングされたんだろう手形のような赤みを残したままだった。
「まだこんなに赤く残ってる、」そう言いながら近づこうとすると
「お願い、そこから見てて・・」と言いながら自分の花唇を自分の指でなぞり、開き
「あぁ・・」っと小さく腰を反らせた。
　小さな灯りに照らされたそこはテラテラと赤黒く光って、早くも蜜を溢れさせていた。
「ああっ！」っと私は声を上げ、近づいて行った。腰を反らした時に初めて気づいた。
　妻は剃毛されていた。すぐにどうしたとは聞かず、顔を近づけ、顕わになった妻の女の部分に息がかかる位にじっくりと観察した。女芯はめくれ大きく膨れ上がりその唇は大きく左右に割れて、今にもこぼれんばかりに蜜をためていた。
「ひろみが、そ、剃りました、よぉ、よぉく見て・く・だ・さい」
「成る程、奴はメールで君を調教・・・か」
「どう？・・こんなわたし変？・・」
「ひろみがどんな気持ちで剃ったのか考えると熱くなるよ・・」
　体を入れ替えようとする妻にもう一度四つん這いになるように言い、さらに尻を大きく持ち上げさせた。熟して蜜を湛える花芯と大きく開かれややくすみがかった肉色の花弁、不釣合いなつるつるの土手、アンバランスな美しさをじっくりと鑑賞する。
　昼間、密かに奴に剃られ、尻をさらにスパンキングされたであろう赤みを隠そうともせず、残酷な背徳の心を隠してまで奴に言われたとおりに自分のした裏切りをこういう形で懺悔するのか？
　私に息がかかるほどの距離で自身を覗かれているうちに、それはまるで呼吸をするように2.3度開いたり閉じたりしドクドクッと蜜をあふれさせた。あらためてこうして妻の部分をじっくりと見ていて、それまでもそうだったのか、それとも昨日から続く淫蕩な行為が変えたのか分からないが、その内側からめくれる花弁がまるでねずみくらい小さな舌そっくりで、その舌が私に向かってアカンベーをしているように思えて苦笑した。
「・・あぁ、な、なんだか・・見られてる、だけで・・イッちゃいそう・」
　私はそのアカンベーをしている舌のような花弁に自分の舌を這わせた。
　妻は小さな声を挙げ、必死にこらえるように身をよじりながらも、尻をつきだしさらに私が弄りやすいように自身をさらけ出す。大きな声を上げたくてもそれが許されない状況で妻は枕を顔に押し付け息を殺してすすり泣くような声をあげ、何度も首を左右に振る。
　一夜にして楚々とした女房から淫蕩な人妻へと変貌したひろみ。あちこち電線し穴も開いている黒いストッキングがその淫らさをさらに強調させ、私と奴の二人の玩具になることを心の底から望んでいるようだ。昼は奴のバヅーカ砲のような肉棒に狂わんばかりにすがりつき、しゃぶり、抑えることなく咆哮をあげ、その精をむさぼるように飲み尽くしたに違いない。その荒淫の痕を隠そうともせず夫である私に見せつけ、自らの手で開き、愛撫を懇願する啜り泣きを見せる。妻の中で何かが壊れた。
　私は四つん這いの妻の尻を荒々しく握り締め爪あとをつけるようにねじりあげて、私の怒張したモノを深々と刺した。ズブズブといういやらしい感触で私を飲み込み、はじめやや緩めの締め付けに奴の影を感じながらもその生き物はやがてしっかりと咥えこんで来る。
「ふぅー、うっうぅー、イクぅー」と枕で抑えきれない喘ぎがもれる。
　３階には子供達、１階には今夜は義母がいる。これまではそんな心配をするほど声を上げたことが無かったが、何かから解き放たれたような妻はいつ大きな声をあげるかとこちらが抑えてしまうほどに乱れ、狂おしいほどに身をよじる。私は一旦はなれ、妻をベットに横たえてから再び挿入し、妻の上体を持ち上げて対面座位になり、深々と繋がりながら動きを止め、
「少しこのままお話をしようか・・」とキスをした。
「あぁー、あなた好きよ、愛してるわ、最高に気持ちいいの・・」
「そう、僕もだ、なんだか毎日でもこうしていたいよ。・・明日の午後も二人でいられる」
「うれしい、私、なんか変な女になっちゃったみたい、全身が感じるのよ、溶けちゃうみたいに・・」
「昼間、奴はなんてメールしてきたの？」
「えっ、あぁ、そう、最初は・・・僕のチン０を咥えてオナニーしてごらん、とかまた潮を吹くまで突きまくりたい、とか今度ロープで縛って蝋燭を垂らすようなプレイをしましょうなんて」
「へぇー、奴はSM嗜好があるのかな？でも、お前はちょっとＭッ気あるみたいだね、」
「う〜ん、でもこの間お尻叩かれたり、乳首をギューってされたきは、凄い感じたあなた、あんなことしないもんねぇ、だからかしら・・」
「いや、それだけじゃないんだよ、さっき自分から奴に言われて,剃ったあそこを俺に見せただろ？それに奴に言われたセリフをしゃべったり、あの時お風呂にきて奴にメールを教えました、 とか言わされたじゃない、ああいうのがＳの男にはたまらない みたいだよ、もうお前は奴の従順なSEX奴隷だよ」
「い、いや〜ん、な、なんか感じちゃうぅ」と言いながら、みずから腰を大きく上下に動かした。それは明らかに奴の巨砲にあわせた大きな感覚で私のモノは吐き出された。
「おいおい、俺のは奴ほど大きくないからそんなに動くと外れちゃうよ・」
「ご、ごめんなさい、そんな訳じゃ、ないんだけど・・」
　私はこのまま妻に、奴と二人で会ってもいいんだよ、と言ってやりたくなったがもう少し私が知らないような関係を楽しみたい気持ちを持ち続けることにした。
"もう、お前は奴の従順なSEX奴隷だよ"という言葉にひどく反応し燃え上がった妻、隣で寝息を立てはじめたその横顔を見ながら、これからどんな風に変わっていくのかと心の中で話し掛けた。

　ふと目覚めると妻が私のモノを咥える心地よさを覚える。
「おはよう、ごめんね、目、醒めちゃった？・・だって、ココがさっきから凄く元気になっちゃってたから・・」
「う〜ん、こんな目覚め方なら大歓迎だよ、おぅ、気持ちいい・・今、何時？」
「5時、これ、入れたままもう少し寝ようかな」と悪戯っぽく言い、自分から抱きついて上になり御尻の動きだけで私をソコに捕らえ、私に重なるように身を寄せた。
「自分でも怖くなるくらいしたくてしたくて・・・いつか落ち着くかしら・・」
「したいだけするといいさ、僕も付き合うし、誰とでもっていうは・・・・ちょっと困るかな？」
「森川君なら、いいの？」
「う〜ん、あいつ凄すぎて、僕の方が圧倒されちゃうっていうか、君を取られそうでこわくなるからなぁ」
「取られるなんて、絶対ないわ、あなたとは凄く愛を感じられるもの」
「彼はSEXだけ素敵ってか・・」
「ふふふ、・・」と言いながら思い出してか、腰を動かす。
「あぁ、気持ちイイ・・」
「何にせよ、俺達の間に奴が入り込んだおかげで、僕は朝から晩まで君の事を考えてるし、君は朝から晩までＨな女になった。」
「いやん、・・ねぇ、Ｈなひろみは、嫌い？」
「大好きだよ、もっともっと　Ｈなひろみを見てみたいさ・・」
「愛してる、ねぇ、もっと愛して！」とどんどん動きが激しくなり、自分ひとりで一気に昇り詰めた。

　昼前には義母も帰り、子供達もそれぞれ家を出て行った。私はメールで奴と2.3確認し、妻を誘って車で出かけた。途中、ホームセンターで１０メートルのロープを２本買った。荒縄にしようかとも思ったが、綿で編んだ少し太めの白いものにした。
　何に使うのかと聞く妻に「お前を縛ってやる」と少し大きな声で耳打ちすると、ビックリしたように息を呑み、真っ赤な顔をしてあたりを伺うように首を回した。　
「嘘でしょう？」という言葉には何も答えずレジで会計を済ませ、車に乗る。
「どこへ行くの？」
「良いところだよ、じっくり二人で過ごせて大きな声を出しても平気、といえば　ホテルしかないよな。」と言いながら、昨日、奴と入ったホテルに車を滑らせた。
「もう、こんな近場で恥ずかしいわ。」昨日は夫以外の男と昼間から入ったくせに多少、動揺を隠そうとしているのか、しおらしいことを言う。フロントに上がるとさっきメールで奴に確認しておいた部屋番号を探した。運良く空いていた。
　迷わずその部屋を選び、フロントの女性に声をかけた。
「此処は、もし３人で入るとしたらＯＫですか？」
「後から誰かお見えですか？」
「いえ、今日は２人ですけど・・」
「８階の２部屋は広くなってますので３人でもいいんですが料金は１．５倍になります。」
　そう言いながらフロントの女性の目は妻の方を見ていた。
「そうですか、分かりました。」

　エレベーターに乗ると妻は
「ビックリした、あんなこと聞くなんて、・・」
「いいんだよ、此処はそういうところなんだから、それに今度また奴も一緒に来れるってことじゃないか、嬉しいだろ？」
　そういいながら部屋に入ると、妻は小さく「あれ？」と言った。
　そうさ、昨日奴とやりまくった部屋だよ、と言いたかったが、聞こえない振りをした。
　妻はすぐに逃げるようにトイレに入った。おそらくは自分の発した"あれ"の声に動揺したに違いない。
　私はさっき買ったロープをほどき、4箇所に結び目を作り以前にＳＭクラブでやってみたことのある亀甲縛りの準備をしていた。妻はきっとこれが偶然なのか私にばれているのかドキドキしながらトイレに座っているだろう。私は、自分より戸惑いを見せている者がいると随分落ち着いた気分になるものだ、と感じながら、それがあの時の奴の気持ちなのかな、と思っていた。
　妻はトイレから出るとすぐに風呂の湯を張りに行き何となくバタバタとしていた。
「おーい、少し落ち着けよ、こっちへ来てよ」
「えー、なんか、縛るとか言うし、ちょっと怖い・・」
「大丈夫だよ、ほんのお遊びだから」
「あなた、こういうのした事あるの？なんか変・・」
「本とかで縛ってるのをみてどうやってるのかちょっと研究したんだよ、実践は今日が初めて、まぁ、形だけ・・」
「お願い、普通にして、ネ」
「わかったよ、じゃぁ、もちょっと気分が出てから・・・」
「・・お風呂、広いわ、一緒に入りましょ・・」
　立って服を着たまま妻を抱きしめ、キスをした。少しずつ激しく舌を絡める。
「何だか、日曜の昼過ぎにあなたとこんなところ来るなんて、信じられないわ」
「そうだな、また、ひろみに熱をあげたみたい、俺の頭の中はお前でいっぱいだ」
「嬉しい、・・１４年も経った夫婦がこんな風にまたなれるなんて・・変かしら」
「ひろみが綺麗だからだよ、あの時、ホントに綺麗だと思ったよ、」
「また、・・・するぅ？」
「３Ｐ？、したい、んでしょ？正直に言ってごらん？」
「いやっ、・・あなたがしたいなら・・、お風呂入りましょ」
　二人でお互いに唇を重ねたまま、お互いの服を剥ぎ取り始めた。
　妻のパンティに手を滑り込ませると指に絡まるものもなくすんなりとその秘部にたどり着く、もうたっぷりと蜜を湛え、熱く花弁を開かせていた。指を充分にその蜜で潤し、大きく硬く膨らんできた陰核をなぞると、苦しそうに眉をしかめ喘ぎをこらえながら舌を深く大きく絡めてくる。さらに奥へ指を進めると耐え切れなくなったようにその太股で私の手首を強くはさみ、それ以上の侵入を拒むような仕草を見せる。
「あぁ、もう駄目、欲しくなっちゃうぅ・・」
　パンティに手を懸け、一気に下へ引き下ろす。今日はガーターベルトではないがそれ風の尻と前が大きく開いたストッキングをはいている。パンティを剥がすとなにかしらアクセントのない土手と尻が露わになって妙にいやらしい。
　妻をベットに倒し、そのやや青みがかった土手に舌を這わす。ほんの少しジャリッとした感触を味わい、その下の小指の先ほどに膨れ上がった真っ赤な陰核を口に含んだ。こんなにも大きく膨れ、めくれあがるようになったのはいつ頃からだろう、などと思いながら下から舐め上げるようにし、音を立てて吸った。
「お願い、もうだめ、欲しいの、ねぇ、入れてぇ・・あぁ・・」
　私はさっき脱いだズボンのポケットから布切れを取り出し、妻に目隠しをした。
「何するのぉ、やめて、ねぇ、普通にして、お願い」
「だめ、ちゃんと言われたとおりにジッとしてればいいから、少しそのまま・・」
　目隠しを取ろうとする妻を制して、傍らのロープに手を伸ばす。
「大丈夫、そのままちょっと立って、」
「もう、ホントに・・」
　目隠しをしたまま立ち上がった妻の首に結び目を作ったロープのわっかの部分を引っ掛けた。４つ目の結び目がちょうど陰核に当たるように股間を通し、両腕を後ろで軽く縛り、身体の前面に網目を作るようにロープを通す。最初は弱く縛るつもりが段々と強くなり、妻も声も出さずに少し顔をしかめるだけで耐えることに少しずつ興奮しているのが息遣いでわかる。耳朶を朱に染め、乳首は硬く大きく飛び出してきた。
「よし、結構、綺麗に縛れたぞ！自分の姿がみたいか？」
　そう言って、妻をドレッサーの前に引っ張っていき、目隠しを取った。
「いやっ、やめて、お願い、・・こんなの嫌っ」
　目を伏せて下を向いたまま嫌がる妻を後ろからしっかりと抱きしめ妻の耳元に囁く。
「綺麗だよ、縄が良く似合う、今度は奴にこの姿を見させよう、きっと悦ぶぞ」
　後ろから乳房を弄り、ツンと飛び出した乳首を強くひねった。
「あっ、あぁ〜っ・・やめて」
　妻の顎を強引に自分のほうに向け唇を吸う。妻も激しく舌を絡ませてきた。
「ほら、よーくみてごらん、ひろみきれいだよ・・」
　少しずつ、妻は自分の写る鏡に目をやろうとしている。
「い、いやっ、ねぇ、目隠しして、やっぱり、そのほうがいい、ね、お願い」
「仕方ない、じゃぁ、また目隠しをしてやるか」
　再び、目隠しをして今度は鏡に向かって後ろから子供をオシッコさせるように抱きかかえ、妻の脚を洗面台の上に乗せた。脚を閉じようとする妻に
「駄目だ！目隠しもしてやったんだ、ちゃんと脚を開いてあそこが鏡に映るようにしっかりと開きなさい。」
「イヤァ、もうやめて！ねぇ、お願い、いやぁ・・」
　私は、もう一度、乳首をきつくつねった。
「ああ・あぁー、」
　大きな喜悦の声を上げる妻。
「ほら、もうこの結び目がビチョビチョに濡れてるじゃないか、うん？大人しく少しこのまま鏡に映ったひろみをよーく見せるんだ、わかった？」
　うん、うんと小さく首を縦に振る。
　股間の縄を後ろからツンツンと引っ張ると、妻の額に苦痛に耐える表情、
「綺麗に剃ったあそこが丸見えだ、クリトリスがこんなに大きくなっちゃってる」
　２本重なって妻の花芯を通る縄を両側に開き、指でその核をなぞる。
「ねぇ、もう、・・やめて、お願い、ベットに行きましょう」
「駄目、目隠しを取って、ちゃんと自分で自分のあそこをよーく見るんだ、それが出来るまでここから動けないよ、」
　そう言いながら、そこに置いてある円筒形の化粧品の容器で妻の花芯をまさぐる。
「いや、あぁ・・」
　妻の目隠しを取った。妻は顔をそむけて鏡を見ようとしない。
「どうした？こんなに濡れてるのに・・こんな大きなビンが入っちゃいそう、　ほうら、・・見ないとずっとやめないよ」
「はぁ、あぁ、」
　少しずつ鏡を見た。鏡越しに私の顔を見る、目が合う、
「自分を見るんだよ、縛られてる自分と、化粧品のビンが入ってるアソコを」
「いやぁ、いやらしい・・そんなもの、いれないで、・・」
「本当に嫌なら入らないようにできるだろ？もうこんなに入っちゃって、ほら、ほら」と、そのビンを揺らす。
「いやぁ、あーん、見えるわ、いや、いやらしい・・」
「どう？ちゃんと見たかい？余分な毛もないし、縛られてるひろみは綺麗だよ！」鏡に映るひろみは伏目がちに自分自身のソコを見、少し目を大きく開き全身を確認する。その身体は小刻みに震え、アソコに力が入ったのか円筒形の化粧ビンがつつっと抜けそうになる。
「あ〜ん、こんな、恥ずかしい・・・ひろみがいいの？」
「綺麗だよ、凄くいやらしい、こんなに大きなモノも飲み込んじゃって・・　また、奴に見てもらおうね、きっと凄く悦ぶぞ！」
　奴を話に出すと急に妻の被虐性が増し、感度が上がる。
「あぁ〜、か、彼は、こ、こんなひろみ、見たいかしら、うぅ・・」
「よぉし、じゃぁ、ちょっとベットに戻ろう」
　妻を抱えてゆっくりとベットに運び、少し手の縛りをゆるくした。
「さぁ、また目隠しをするよ、そしてこのまま自分でオナニーをしてごらん」
「いやぁ、オナニーなんかできない、やめて・・・」
　私は黙ったまま目隠しをし、自分の携帯で奴に電話をした。
「もしもし、どう？大丈夫？・・うん、じゃぁ、声を聞かせてやってくれよ、ひろみはもう君のSEXの奴隷になっちゃったみたいで、君の事を言うだけで　凄く感度が上がるんだ、ちょっといいか、今、縛ってオナニーをしろって　言ってるんだけど嫌がってるんだよ、言ってやってよ」
　そう言いながら携帯を妻の耳元に持っていく。
「あぁ〜ん、嫌っ、・・うん、・・・うん、・・・・そう、縛られてるの、・ ・あんっ、・・・そう、・・・・ええっ・・・うれしい、あなたの声が聞けて、うれしい・・」
　早速、奴のＳ性の罠に入ってきた。妻の指は自分のクリトリスに伸び、もう片方は乳首をまさぐり始める。やはりこういうＳＭプレイは夫婦より他人から強制される方がより早くそのスイッチが入るようだ。私も耳を携帯に近づけ、奴の言葉を聞こうとするが低い奴の声は何を言っているのかまでは私にはわからない。
「そう、目隠しをされているの・・・、うん、あなたの、・・・うん、あぁ、あなたのオチンチンをしゃぶりたいの、・・うん、いっぱい、喉まで・・」
　妻はまるで本当にしゃぶっているかのように、舌を出し、唇を舐める。私はさらに縄を緩め妻に携帯を持たせた。
「あぁ、うん、今アソコを、旦那が舐めてるの・・うん、ひろみのオ○ンコ、あ、あなたのオ○ンコ、・・そう、森川君のオ○ンコなのに・・うん、お口に頂戴、・・あぁ〜、か、感じるうう・・」
　妻は自分で乳首を思いっきり強く摘み上げている。私のことを��旦那"という、突き放した三人称で呼ぶことで奴に従順さを見せているのか・・・
「そう、ひろみのあそこには、毛がないの、・・そうです、これからも・・　森川君のために、・・綺麗にします、あぁ・あ・・いつでもひろみは　森川君のチンチンを、・・咥えます・・いつでも、ひろみは・・・森川君のチンチンを・・・オマ○コに・・入れたい
・・あぁ・・毎日、・・・入れたい・・あはぁ〜・・」
　妻は奴に言われたことを繰り返し自分の口で言わされることでどんどんと奴の女へと変わっていく。昨日の昼もきっとこうして言葉でいじられ、ペニスで突かれ、奴隷のように従順な人妻としてやつに蹂躪されたのだろう。
　私は我慢できなくなり自分のモノを妻に挿入した。
「あぁ、も、もう、あぁあ、イ、いきそうぅっ・・うっ、そ、そう、旦那のモノが、入ってるの・・・うん、き、気持ちイイ」
　私は妻が奴と話せなくなる様にしてやろうと必死で腰を打ち付ける。
　妻の頭の中を支配しているのは奴で、肉体を弄るのは旦那である私、軽い焦燥感を味わいながら妻のいやらしくとがった乳首をひねり上げる。
「う、う〜ん、あっ、い、いぐっ、ああー、イクぅー、」
　腰を激しく揺らし最後に強く反り返って絶頂を迎える妻、私は携帯を取り上げ
「ありがとう、一旦、切るよ、うん、暇だったらまた後で電話して、うん」
　そう言って通話を切った。妻の上体を持ち上げ、対面座位になった。
「ひろみは森川君のSEX奴隷になりたいの、って言ってごらん」
「いや、いや、そ、そんな事、言わせないで、いやっ・・」
　そう言いながら妻は自分の腰を私に押し付けよじるように動く。
「・・じゃぁ、ひろみは二人のSEX奴隷、二人のおもちゃになりたい、は？」
「そ、うっ、それがいいわっ、ずっと二人でおもちゃにして、ねっ、それが　いいの・・あぁ・・うれしいわ」
　激しく唇に吸い付き、腰を自らいやらしく動かしながら燃え上がっていく。妻のその部分があやしい蠕動を見せてきて、尻を２．３度引っぱたくと大きな喘ぎ声をあげ、潮を吹いた。
「おぉぅ、すっかり毎回、潮を吹くようになったねぇ・・」
「いやぁ、だって、・ホントに、スッゴク感じるんだもん、ああぁ」

　激しく求め合った充足感を味わいながら、まだ身体に緩んだ縄をつけたまま妻と寄り添うようにベットで余韻を楽しむ。私が最期の時を迎える時、ソレを妻の口元にあてがうと何の抗いもなく、最期の一滴まで飲み尽くした。さらに自分の愛液で汚れた肉棒を奴にしたのと同じように綺麗に舐めつくした。
　今は奴に嫉妬することなく妻の愛情を心に感じ、傍らでまだ心臓の鼓動が高い妻の身体をやさしく抱きすくめる。自分自身が信じられないが、こうしているだけでまた、充分な回復を見せ始める。それに気づいた妻がそっと手を這わせ握り締めてくる。私の唇に舌を這わせ自分から私の唇に舌を差し入れてくる。さらに続く行為を求めるように段々と激しく舌を絡ませ私の上に強引に自分の身体を乗せてくる。
　際限なく続く淫蕩な欲望、あっというまに、わたしは妻の柔らかく熱い中におさまっていく。
「どうしよう、もうホントに、キリがないわ、一日中でもしていたい、あぁ」
「俺もさ、どうしてこんなに起つんだろう？信じられない、ナンカ憑依たかな」
　言うまにも早くも妻は動きを急ぎ、昇りはじめる。妻としっかりと手を握りあい、下から私も腰を打ちすえる。妻は何度も頂上にたどり着き、潮のほとばしりを感じさせる。体位を何度も入れ替え、尻を打ち、縄で背中を打ち、乳房を荒々しく揉み、乳首をひねり上げる。背中には爪で引っかいた痕が白い肌にみみずばれのように幾筋もうかび、尻は赤く腫れあがる。乳房にも、腕にも次から次へと赤い乱暴な印が着く。妻はもっと激しくしてっとよがり、苦しみを悦楽へと導く術を心得たかのように求め続ける。自分が信じられないほどの持続力をみせ、オスとしての強さを誇示するかのように妻を、妻の欲望をねじ伏せ、蹂躪する。メスの喘ぎ、叫び、嗚咽、咆哮、最期は妻は「死ぬーっ、死ぬー」っと何度も叫び、私も「おぅー、」っと低い唸り声を上げて、敢えて妻の中に果てた。
　しばらくは二人とも激しく身体で息をし、動けなくなった。喋る力も残っていない、時折、うー、あー、と声を吐き出しながら、あちこちの関節を伸ばし、少しずつお互いが寄り添うようにモゾモゾと動いた。
　ベットリと汗をかき、あっという間に体中が鉛のように重くなった。
「あなた、大丈夫・・」
　身動きもせず、妻が聞いた。
「ああ、頑張りすぎた・・力尽きた。・・」
「うん、ホントね、・・・あなた、凄いわ・・ビックリした・・こんなの・初めて、・・もう１年分以上したかも・・」
　
　二人でくっつきあいながらも抱きしめるほどの力も残っていない。頭の中までもカラッポになり、そのままベットに沈んでいると私の携帯が鳴った。奴からだ、っと言うと黙って妻が受けた。
「もしもし、・・うん・・今はもう駄目、力尽きてる、・・うん、二人とも・・・ ・うん、はい、・・・・あなた、出る？・・・・いいって、・・うん、じゃぁ」
　切ってから妻は
「３Ｐも当分いらないかも・・・って言うくらい、満足！」
　そう言いながら私に抱きついてきて、キスをせがむ、
「愛してる？」
「勿論さ、最高の女だよ、ひろみは・・・愛してるよ！」
　キスをし、抱きしめ、舌を絡ませると妻は
「ああ〜ん、また、また欲しくなっちゃうぅ・・　　う・そ！」と笑った。