６月に初めて３Ｐをし、その淫蕩さを隠すことなく表に出した妻、私の目の前だけではなく、私に内緒で森川と二人で逢うことを望み、それを森川は私に「男同士組む」ともちかけ、煮えたぎる嫉妬を、それよりも上回る、奇妙な、甘美な暗い心の囁きに負けて合意してしまった自分、やがてそれがなんら効力のない約束事に、なってしまうことを充分に解っていながら拒めなかった自分・・・

　最初のSEX三昧の３日間を過ごした翌日の月曜日、妻は奴にすぐに＝＝＝今週のご予定はいかがでしょうか？昼間ならご都合の良い場所　まで伺います。もう、毎日でも会いたいの・・お願いします＝＝＝
　そうメールを打っていた。
　昨日「もう、当分満足・・」といっていたのに・・・そのメールを奴は私に転送し、「火曜日に逢って来ます。」と私に報告したが、後で解ったことだがこれさえも、嘘で、その日、つまり月曜日にも逢っていた。そして木曜、金曜・・つまり二度目の３Ｐをした土曜日までの間、水曜の一日だけ逢わなかっただけなのだ。
「いやぁ、実は毎日逢ってたって、なかなか言い出せなくてすいません」と、これだけの奴の言葉・・
　妻は奴の仕事に合わせて今日はこっち、明日はあっち、と自ら出向き、昼間のわずかな、奴の空く時間に合わせて、尻を振り、鼻を鳴らして奴の肉棒を貪る事を望んだ。
　あるときはカラオケボックスで、あるときは身障者用の公衆トイレで。もう妻の頭の中には奴の悪魔のような肉棒にかき回される快楽に勝てる理性など、微塵も残っていなかったようだ。
　そして奴の「私への報告」は何一つ私の暗い欲望を満たさなかった。
　＝＝＝もうホントニ助平な奥さんですよ、ひろさんは・・・凄いっす！＝＝＝
　私はほんのちょっとした妻の仕草や大胆な行為、いやらしい目線、舌の動かし方、そんな細かいことまでも知りたくて知りたくて・・・その裏には張り裂けんほどの嫉妬心、疼痒い胸苦しさがあるのを少しは察知した報告ができないのかっ！と怒鳴りたくなるのを「人には理解できない心理」としてグッと自分自身を抑えていた。

　待ちかねた２度目の３Ｐ。今度は自宅近くのホテルで土曜の昼間から３人で入った。
　午前中からビールを飲み始める私を尻目に、奴と妻は服の上からも厭らしくお互いをまさぐりあい、私に見せ付けるかのように舌を大きく伸ばし、絡ませ、唾液を混ぜ合わせる様にキスを重ねる。
「この人は、私と森川さんがＨなキスをすると凄く燃えるんだって！いっぱいしよっ！」
　そう言いながら時々、眼の淵で私を探すような表情で、舌をいっぱいに伸ばし、ソファに座った奴に体を預けるようにキスをせがむ。右手は奴の後頭部を抱き、左手は奴のあごから頬にかけて、まるで年下の男の子をいたぶる様な強引さで奴の唇をふさぎ、舌を吸う。
”いいぞ、ひろみ、そんな風に男に挑みかかるような仕草、最高に綺麗だよ、ひろみが　キスをしている横顔、あごの線、舌の動きのわかるほっぺたのふくらみ・・僕とだけじ　ゃ決して見ることができないお前の姿、凄くセクシーだよ”そんな風に想いながらじっと二人を凝視する。”よしよし、、二度目の余裕かな？”なんて思っていた。
　妻の手は奴の股間をまさぐり、やがて大きく膨れ上がったズボンのファスナーを下ろして、奴の肉棒を、勝手を知ったような手順で窮屈な空間から開放させる。
　奴が立ち上がり、存分に妻がその巨砲を口で奉仕できるように腰を突き出す。妻は、邪魔なベルトを、奴のモノを咥えながらもどかしそうに外し、鼻息を荒げながら奴のズボンとトランクスを一緒にズリ下げて、奴の尻を抱え、目一杯の力で自分の顔の方に抱き抱えて、奴の肉棒を苦しげに、嬉しげに喉の奥まで頬張る。私を眼に捉えているのか、それとも全く視界に入ってはいないのか、時に私を見てはいるように思える視線はうつろで、空を彷徨っている。
　奴は乱暴にズボンを脱ぎ捨て、シャツもとった。妻は奴の前で膝まついてその間も、その肉棒から離れようとしない。
「すごいっすよねぇ、おおぅ、気持ちいい・・このフェラ、奥さんのこのフェラ、・・・たまんないですよねぇ・・」
　奴がテーブルのビールの入ったグラスを取ろうと体勢を入れ替え、妻に尻を向け、やや中腰でテーブルに手を付いたとき、妻は、その、四つん這いの様な奴の尻にしがみつき、一旦、奴の尻に頬擦りし、顔の真正面から奴の尻を受け止め、唇で奴の尻の穴に吸い付き、右腕を奴の右太ももの前から、いやらしいその白く細い腕を回して、奴の肉棒をしごくようにしっかりと握った。
「うおぅ・・いやらしいっ・・奥さん、もう、待てないって感じですか？こんないやらしいこと、されたことないっすよ！　すっごいなぁ・・」
「だってぇ・・お尻、好きでしょ？こんな風ないやらしい女を、好きなんでしょ？ね？気持ち良いの？ねぇ・・こんなに大きくしちゃって・・・あぁ・たまんない・・」
　そういいながら奴の尻の穴に舌をすぼめて突き出し、右手はいやらしく奴のモノを扱く。
　もう、妻の眼中に私のことはないのだろうか？私の目の前で、頑強な男を四つん這いにし、尻を舐め、背後に舌を這わせて、右手には男の肉棒を握り締め、いやらしい言葉で男を攻めながら、自らも頬を紅潮させて燃え上がって行く妻、ひろ・・・
　奴の尻の肉タブを噛むように、舐めるようにしながら右手はしっかりと奴の肉棒を握ったまま・・敢えて私との視線を合わせようとしない意思を感じる。

　寂しい・・私が此処にいるのは、妻にとって邪魔なのか？あぁ・・無視しないでくれ！
　綺麗だよ！・・ひろのそのいやらしい振る舞いは最高に私を感じさせる。お願いします。
　僕を見てくれ？その涼しい視線で僕を見て、そしてひろが僕の妻だ、ということをいまさらながらだけど感じさせて欲しい、そうすれば大丈夫・・ひろのしたいように思う存分奴とSEXを楽しんでいいんだよ！・・・今にも声が出そうだった・・

「ふうっ・・なんていやらしい・・よぉし、反撃しちゃうぞ！」奴はそういって妻を抱きしめた。
「だめよぉ、貴方に想いっきり感じさせちゃうんだから・・」
　そう、言いながらも強引な奴の攻勢になすがままの妻。　
　アッというまに服を剥ぎ取られ、「ほら、ほら、こういうの好きなんでしょ？」などと言われながらパンストを破られる。奴が引き裂くたびに「ひぃ〜、あぁ〜・・」と、さっきまで攻撃的だった妻がガラリとその様子を変えてしまう。
「あぁ〜、駄目・・、ねっ、ベットに行きましょ、今日は時間はたっぷりあるわ！」
「ホントHですねぇ、今日はじゃぁ、先週の倍ぐらい往かせちゃいますか！」などと言いながら睦まじくピッタリと体を寄せ合って笑いあいながらベットへと移動する。
　妻はビリビリのパンストをまとったまま、うつ伏せにベットに突っ伏した奴の尻を舐めはじめた。自分から攻めようとする森川をさとしながら妻の舌は奴の敏感な部分へと進む。
　奴の唯一日焼けしていない尻の割れ目にいやらしく舌を伸ばし、左右のふくらみに歯をたてる。
「ほうら、どうしてお尻をあげてるのぉ？ふふ・・どうされたいの？・・・・　ねぇ、お尻の穴がピクピクしてるよぉ、舐めてほしいの？ねぇ、お尻を責められたいのぉ？こんなにオチンチンも・・凄く硬い、・・」
　そう言いながら、片手で股間から手のひらで下からさするように奴の肉棒を撫で上げ、舌をいっぱいにすぼませて尻の穴に出し入れする。口紅が頬の方までにじみ自分の唾液で口の周りをベトベトにしながら奴の尻に吸い付いたまま離れない。奴のほうもベットに顔を突っ伏して、徐々に高く尻を上げ、「あぁ、」とか「うぅ」とか、短い言葉を発しながら快感に身をゆだねている。
　しばらくの間、じっと二人の様子を見入っていたが、私も服を脱ぎ、参加することにした。
　奴の尻を舐めている妻の股間に、下から頭をねじ込み、仰向けになって妻のクリトリスを攻撃した。もうテラテラとその花芯は蜜に溢れ、ジュジュッツと下品に音を立てて吸い上げると妻は全身をピクピク痙攣させ、
「あーん、いやん、んもう・・今は、彼を責めてるのにぃ・・・・ねぇ、今度、腰につけてなんか、皮のパンツにオチンチンがついてるような、レズの女の人の使うような奴、あれ、欲しいなぁ・・森川君のお尻の穴をあれで責めて見たい・・ふふっ」
「あはは・・勘弁してくださいよ、僕の処女を奪いたいんですか？」

　私が下になり妻と６９の体位で妻のクリトリスを舐め上げているとき、奴はその四つん這いの妻の尻をわしづかみにし、私の顔をまたいで妻の花芯を破くようにその怒張した一物を貫いた。
　叫びながら弓なりに喘ぐ妻、ほんの数センチの至近距離に見る奴のどす黒い肉棒の迫力、その熱く、たぎる温度を皮膚で感じるほどの距離、奴の大きな玉袋は私の鼻先をかすめながら前後に大きく揺れる。
　奴は私に身体をずらすように言ったが、私は少しこのまま見ていたい、と、その場で見上げていた。
　私の心の中にどうしようもない衝動が蠢く。”咥えて見たい、喉の奥一杯まで大きく口を開き、やつのモノをいとおしく愛撫したい。舌で転がすように舐め上げ、口いっぱいに頬張りたい・・・”
　知らないうちに私は舌を痛いほど伸ばし奴の玉袋の感触を顔に受けながらその怒張し、妻の愛液でヌラヌラと黒光りする裏筋を舐めた。
　奴は気づいたのかそうでないのか、全くその場では何も言わなかった。
　その日から私の頭の中には、常に、奴の肉棒を飽きることなく舌で遊ぶ自分を想い、心の奥を疼かせていた。デジカメで撮った奴の肉棒を咥える妻のうっとりとした表情を自分自身の喜びのように食い入る程眺め、毎日のように暇さえあればパソコンの画面に映し出しては眺める日々が続いた。
　決して私はホモではない、今まで一度たりとも、そのような感情になったことはない、だがその実、奴と一緒に行った風俗店で初めて目にした奴の黒々とした立派なペニスに魅せられ、妻を通してそれに触れることを望んでいたのではないか？　自問自答の日が続いた。
　そして森川君以外のパートナーを試してみた。インターネットの掲示板に３Pの単独男性を募集し顔写真などを送ってきた中から妻のOKが出た男達とプレイを重ねた。しかしどの人もやはり紳士的で参加者の枠を外れることのない振る舞いだったし、一様に立派な持ち物ではあったけれども私が心に抱く黒い溶岩のようなものが赤く燃え滾る気持ちには程遠い感覚だった。
　奴と３Ｐを重ねるたびに私は少しづつ、奴の肉棒に触れた、間近で妻と繋がるその肉棒がはみ出すたび、私は手でそれを介添えしたり、奴のモノを咥える妻のすぐ近くに顔を寄せ、その妻にキスをすることで奴のそのペニスに肌で触れたり、感じたりすることに密かに悦びを見出していた。が、やはり妻と森川君には少しづつ私のその密かな試みを感じ取られ、二人でいるときに話題に上がるようになっていたらしい。

　９月の連休、１５日の昼間から私達は３人でいつものようにホテルに入った。妻が「今日はあなたを縛っちゃおうかしら、たまにはそんな刺激もいいんじゃない？」と言い出し、ベットの脇のロココ調というのであろうか、一人がけの椅子に裸で座らされ、手を背もたれに縛り付けられ、足も同様に開いたまま椅子の足に固定された。
　妻はメッシュの全身スーツというのか、股間だけが開いているセクシーな下着に凝っていて、白、黒、赤、紫、ラメ入りなど、通販で買い揃えては奴にビリビリに裂かれる事を望んで、さらにその破かれたものを大事そうにとってある。今日は真っ赤なメッシュに自分から真っ赤な首輪をしている。どんどんセクシーさを増してきた。
　二人はいつもよりも一層、私に見せ付けるように濃厚なキスをし常に奴の、その憧れのペニスを私に見えるように、妻の、私を目線で挑発しながらのフェラチオ、ゆっくりと妻は上になり私のほうを見ながらそれを自分自身にあてがい、腰を沈めてゆく。
「ねえ、ホントに森川君のオチンチンって凄いって思わないぃあぁ、ねぇ、あなたも森川君にやられてるひろみが一番好きなんだよね、あぁー、イッチャウウー」
　他にも大きさなどでは奴のモノよりも凄いモノに出会ったことは有るが、やはりその黒々とした威圧感は私の心の奥深い闇の中に蠢く無数の虫のようなものがはらわたや頭の中を這いずり回るような感触を与える。
　妻は悦楽を味わいながらも奴との行為を中断して私に目隠しをした。そうする間にも奴は妻に休むことも許さないかのように背後から尻を突く。妻は私に抱きつきながら耳元で大きな声をあげ、片手で私のペニスを強く握り締める。しばらくして妻は私に跨り自分から腰を上下に動かした、溢れるほどに蜜を垂らした妻のソコは熱く懸命に収縮をするがやはり私には奴との直後なだけに緩さを感じる。
　いつのまにか奴は私の背後に周り、私の右の耳には極間近で妻の舌がいやらしく奴の肉棒を舐め、むしゃぶりつくペチャペチャという音が聞こえ、時折その熱いモノが私の右の頬を叩く。
　思わず私は「ぅおぉ、凄い、見たいよ、目隠し嫌だよ」というと妻が耳元で奴のペニスを私の頬に押し当てながら囁く。
「ねぇ、一緒に咥えて、ねぇ、舐めて、ねぇ・・彼のオチンチン、凄いよ、ほら、ちょっとおくちを開いて、ねぇ・・」
　私はすぐには答えられなかった、無言で右の頬に当たる奴の熱い感触と妻の口がいやらしい音を立てるのを聞いていた。
「あぁ・・こんなにおいしいんだから、一緒に舐めよぅ、大丈夫変じゃないわ、見たいの、あなたが森川君のオチンチンを咥えてるとこ、ひろみに見せて、ねぇ・・」

　妻は私の顔を手で自分の方に向け、自分の唇を押し付け、舌を絡ませて来た。するとさっきまで私の後ろにいたはずの奴はどうやら真横に移動したらしく、私と妻とのその舌の絡ませている中に強引に自分のペニスを割り込ませてきた。
「さぁ、咥えるのよ、あなた、喉の奥まで深く、そう、いいわぁ」
　もはや全ての思考は中断していた。
　私はその悪魔のようなペニスを夢中で頬張り、舌を絡ませ、喉の奥深くまで飲みこんだ。
「ほら、やっぱり咥えたかったんでしょ？すごいわ、おいしい？」
　そんな妻の言葉に私は、うん、うんと頷き、奴のモノを頬張り続けた。デジカメで妻はどうやら私を撮っているようだ。
「すごぉい・・　ホントに咥えちゃったんだねぇ、いやらしい男、目隠しを取っちゃおうかなぁ・・」
　なんという言葉、”いやらしい男”・・妻は私をそう呼んだ。
　あぁ、もはや私の精神は崩壊した。妻の見ている前で奴の肉棒を夢中で咥え、喉の奥一杯っまで受け入れた。
「おぉ、妙に気持ちいいよ、村田さん、うまいですねぇ・・二人とも喉の奥まで咥えてくれるなんて・・ふうぅ・・なんて夫婦だ・・」
　妻は立っている奴の傍らに寄り沿い、奴と音を立てて唇を激しく合わせているようだ。私は溢れ出る涙、愉悦の涙か？涙を拭くことも出来ず、鼻水さえも垂れ流しながら奴のモノを夢中で咥え続けた。
「ほらっ、あなたのモノを咥えながら、凄く大きくさせてるわ、嬉しくてしょうがないのねぇ・・やっぱり変態よね。」
　突然、妻が私の目隠しを乱暴に剥ぎ取った。
「い、いやっ、・・」何故か女言葉を発してしまった、しばらくの沈黙の後、二人は噴出すように笑い出した。特に妻はお腹が痛い、と言いながら大きな声で笑い、そして私の顎に下から手をあてがい、
「あらぁ、オフェラしながらよしおは女になりきってたのね、ふふっ」
　私を半ば蔑むように敢えて私を名前で呼ぶ妻との距離は遠く離れ、大きな真っ黒な渦の中に溺れるように私の存在は、深く沈み込んでいった。

　私は二人の下男、下僕になった。森川も妻も私の前で、もはやひろみの夫としての男として私を扱うことはなくなってしまった。
　私は二人の激しい行為の後始末を喜んで舌で受け入れ、奴のほとばしる精液を一滴残さず飲み干し、二人の後始末を舌で隅々までさせてもらえる様にお願いするマゾ男として３Ｐに参加することを許された。

　幸いなことに普段の家庭生活と仕事上は、以前と変わりなく接してくれている。時々他人には聞こえないような耳打ちをされるが・・
「分かりましたよ、よ・し・お・ちゃん・・」
　
　アッというまに全くの別人、別の夫婦になってしまった私達の関係、妻は子供達の前では今までと変わりなく過ごし、奴の前では性の奴隷、マゾ女、そして奴と二人で私をいたぶる時はサディスティックに・・妻の中にはいろんな人格が出来た、全てSEXの時に変貌する人格・・

　そして体験的な出来事をこうして書くことで、私も疼くような耽美な劣情に溺れているのだから、そんな妻を持ったことを悦ぶべき・・やっぱり一番変わったのは私かも知れない。　　
〜完〜