６．艶染

　毎日欠かすことなく籾山のマンションに通わされている麻美の日常は、激しい変化をみせている。
　一人住まいの麻美は、平日に自宅で休むこともなくなった。
　順調に進む調教に麻美の態度も大きく変化をとげている、マンションのドアをくぐると言葉もなく衣服を脱ぎ捨て、両腕を背中に廻して縄掛けを待つほどなのである。
「今日は、どんなお遊びを」
　ヒニク交じりにいう麻美の言葉は、籾山の調教への深い馴染みを感じさせている。
「そうだな、今日こそは尻の穴で俺を受け止めさせてやる」
　尻たぶが大きく腫れあがるほどの鞭打ちにも肉芽と花弁を充血させ蜜を滴らせ、蝋燭の雫に身悶えアクメを迎えられる身体に目覚めている麻美、今の課題は尻の蕾にあるようだ。
　先日来の成果で、麻美は尻の蕾で受け止めた細い張形で、○○○○に変わらぬ、…いや、それ以上に深く激しい愉悦と絶頂を経験した。
　籾山の今の課題は、自分の×××を使って共に果てるようにすることだ。
　武司の役回りは、臭いにおいは…バツ、という籾山に代わって浣腸と排便を担当した。
　後ろに手を回し膝立ちした麻美を、縄掛けする武司。
「もっと、きつく」
　武司が縄跡が付くのを気遣って腕の縛りを手加減すると、麻美の口から信じられない言葉がもれてくる。
　麻美は武司が思う以上にすっかりマゾに染まっている、ガサつくようなあまい縛りは物足りないのだろうか。
　背中の腕を高く縛り、前に廻して乳ぶさをくびるように上下から締め上げ背中で縄止めすると、余った縄尻をグイッと引いて四つん這いにした。
「足、開いて」
　武司の指示に戸惑いもなく足をくつろげ、頭を下げて尻を掲げた麻美のムッチリと白くうねった美貌は特筆ものの官能美にあふれている。
　イチジク浣腸を多様していた武司も、今ではグリセリン溶液を何に溶かそうかと工夫を凝らすほどになっている。
　今日用意したのは牛乳パック、武司は水より身体に優しそうだと採用した。
　ケーキでも作るためのものなのだろう、ガラス製のおしゃれなボールに真っ白な牛乳を移してグリセリンの濃度を調整した。
　尻を掲げて待ち構える麻美の丸い尻を前に、大きなシリンジの先を菊の蕾に宛がう武司。
「おお、だいぶさまになってきたな」
　籾山が落ち着いた風情でいう。
「おかげさまで…」
「あっ」
　武司はシリンジのピストンを押しながら気楽に返事を返した。
　しっかり時間を掛けて麻美のお腹を軽くすると武司は、どうぞとばかりに、籾山の前に引き立てていく。
「今日も、がんばるか」
　武司から縄尻を受け取ると籾山は麻美をベットに引き上げる。
　そこには大小さまざまな淫具がひき並べてある。
　籾山は麻美の尻を高く掲げさせ、ペシペシと平手で叩き始める。
「うぅ〜っ」
　甘えの含まれたうめき声の麻美。
「なかなかいい感触だ、もう少し我慢しろ…いや、これも気持ち良かったか？」
「いやぁ〜」
　恥らう麻美は、尻への刺激のたびにフルフル大きな白桃を蠢かせ、肉の輪をキュッキュッと窄めている。
　打ち下ろす手が痛くなるのか籾山は、ハエ叩きのような短い鞭を持ち出して楽しげに打ち下ろす。
「ヒィー」
　麻美の尻たぶが、猿の尻に負けないほどに赤くそまってくる。
「これだけ鞭打つと、尻の穴もこなれてるだろう」
　籾山の指は、打たれるたびに収縮を繰り返した蕾にねじ込まされていく。
「あっ、やめてぇ〜」
　何度経験しても、奇異な感触に馴染めないでいる麻美は、クナクナと泳ぐように腰を振る。
「やっぱり前の穴を慰めないとだめか」
　武司に手招きする。
「これ、でしょう」
　武司は、チューブ入りのローションを手渡す。
「とりあえず、こいつは預かっておく…、ディルドー取ってくれ、黒くてデカいやつだ」
　武司は慌てて引き返すと、グロテスクなデザインのシリコン製ディルドーを手渡した。
　冷静な麻美の様子が気に入らない籾山は、まずは張形で嬲ろうというのである。
「おぅ、これでいい」
　麻美の花弁をくつろげるように、すでに照り輝く秘裂をなぞりあげ、大きく垂れ下がった乳ぶさを引き絞る。
「あっ」
（いやっ）
　途端に喘ぎをみせる麻美は、淫らな肉の反応に身悶え、逆らう思いを押し殺し、沸き上がる愉悦に身を任せる。
　籾山は、張形が淫汁にまみれてくると、秘坑を押しくつろげヌルッと突端のふくらみを埋めた。
　太長い張形に花弁が絡みつき、ひしゃげながら嫌らしく咥えこむピンクの秘坑は淫蜜にまみれ、突っ張れた肉輪の蠢きが卑猥に歪んでいる。
　グロテスクな張形も難なく埋没してしまう。
「あっ…あぁ…」
　しっかり埋め込まれた張形を、容赦なく抽送する籾山の手の動きと力に同期して、喘ぐ麻美は子壺への突き上げに歓喜する。
「あっ、だめっ」
　身体を丸めて、極まりをこらえる麻美の喘ぎは急に激しさを増す。
「我慢せずに、イっていいんだぞ」
　麻美の大きな昂ぶりを感じた籾山がいう。
「あっ」
　籾山の許容の声に、いっそうきつく身体を強張らせると極限めがけて駈け登る麻美は尻を小刻みに押し返している。
「あっ、そこ…」
「あぁ〜、もう…もう、だめっ…イくぅぅぅ〜〜」
　秘坑を太い張形めがけて、クイクイと激しく淫らに尻を振り付けて、淫らな極限を極めてしまう麻美、ガクッと尻を落として死んだように動きを止める。
　籾山が、ポッテリと丸みをもった尻を引き上げ黒いディルドーを抜き取ると、ピンクの秘坑を、鮮やかな濃い紅色に染め、ねだるように口を開け闇を覗かせたままヒクつかせている。
　麻美は、気だるい身体をゆっくり蠢かせ、尻を突き上げている。
　籾山は、口を開けた黒い闇にズッポリと指を差し込んでゴネゴネとヌメリを絡め取ると、菊の蕾に埋めなおす。
　蜜液のヌメリに難なく菊の蕾に埋没した指、食い締める蕾にヌメリをしごき取らせて抜いていく。
「あぁ」
　何度も繰り返され、蜜壺から菊の蕾へヌメリを送り込むと、細めのねじり棒をムニュ・ムニュと差し込んだ。
「どうだ、後ろの感じは…よくなって来たか」
　ねじり棒を抽送する籾山は、少し太めのねじり棒を蜜の絶えない前の秘坑に埋めて、次の準備に掛かっている。
「あっ…」
（お尻も感じるわ）
「おらっ、返事しろ」
「ど、どっちも、い、いいっ」
　威嚇する籾山の問いに答える麻美には、奇異な愉悦が押し寄せている。
「まだまだ、復習だからな」
　籾山は、ねじり棒を次々と太いものに入替えては抽送する。
「あっ…あっ…」
　菊の蕾の抽送に、秘裂からタラリと蜜を肉芽の端から溢れさせ卑猥な花園の蠢きをみせている。
　籾山は、滴る雫をすくい取り肉芽に擦りあげては、菊の蕾へ塗りつける。
「どうだ、ひり出すうんこも十分これぐらいの太さはあるだろう」
　籾山は、異様に太く長いねじり棒を、前の秘坑に埋め込んだ。
「あっ、だめぇ〜」
　張形と差のない太さのそれの抽送は、麻美の○○○○を十分楽しませている。
　ド太いねじり棒にもしっかりと密汁がからまってくる。
「さあ、これに馴染めば肉棒も難なく受け入れられるだろう」
「いやぁ〜」
　その戦慄に麻美は、恐れおののいている。
　籾山は容赦なく、閉じることを忘れ、ただれきった菊の蕾に太いそれを押し込んでいく。
「だ、だめっ…痛い」
　中ほどまで埋め込まれた、太いねじり棒。
「ローション…使ってぇ〜」
　泣くような麻美の声に、慌てた武司がチユーブのローションを絞って太いねじり棒に垂らしていく。
「あぁ〜っ」
　ローションにまみれた、ねじり棒を弛緩した蕾が難なく受け入れると籾山は、何かつまらなさそうに顔を歪めている。
「あっ…何だか変なの…あぁ〜」
　麻美は、菊の蕾への刺激に、激しい身悶えをみせている。
　そんな麻美の反応に武司は、驚きの表情を隠せないでいる。
（尻でも感じてやがる？？？）
「武司、交代だ」
　籾山は、武司を呼びつけ太いねじり棒を受け渡す。
「これも使ってやれ」
　武司が、驚きの表情で恐々ねじり棒を受け取ると、籾山はクネリバイブも手渡した。
「あっ…だめっ、やめてぇ〜」
　クネクネと尻を揺さぶり身悶える麻美の様子は、気品も羞恥も忘れた、肉欲をむさぼる動物の牝としか思えない。
淫汁にまみれ、ただれきった股間には、太い二本の淫具が蠢いている。
　籾山は、衣服を脱ぎ捨てると、麻美の髪を鷲づかみにして顔を引き上げ、半立ちの×××を唇に寄せていく。
　麻美は、いかにも極限間近という放心した表情で、すがりつくようにして肉棒を手にすると、ネットリと食らいついている。
「あっ…すご〜い、もう…」
（だめ、イきそう）
　武司が二本の淫具の抽送を、激しく交互に繰り出すと籾山の×××を、おげ出してブルブル総身を痙攣させて必死に喜悦に耐えている。
「どうだ、生の肉棒を試してみたくなっただろ」
「あっ、あっ…早くぅ、早くしてぇ〜〜」
　肉棒の体験を急かせる麻美は、痴呆のように愉悦に溺れて蕾をキュッと窄めた。
　×××を限界まで硬くした籾山が、目配せすると、武司は、麻美の尻を明け渡し、自分も服を脱ぎ捨て、麻美の前に廻った。
　武司の一物を見た麻美は、空かさず唇を使い出す。
「入れるぞ」
　二本の淫具を抜き捨てると、籾山は濡れそぼった前の秘坑に一度うめ込んだ。
「あぁ」
　籾山は閉じることを忘れて花開いた菊の蕾に怒り立った強張を押し進める。
「おら、力を抜け」
　戦慄に身体を強張らせる麻美の尻にピシッと平手打ちをくらわせる。
　そんな、あられもない卑猥なやり取りに、やっと熱い肉棒の挿入をはした籾山。
「フムフム」
　底のない肉壺に嵌まり込んだ肉棒への、きつい肉の輪の締め上げに、満足げな籾山。
「どうだ、おもちゃよりいいか」
「いい…あぁ〜、あっ」
　抽送を開始した籾山の問いに、武司の×××を吐き出して喘ぎに乱れた言葉でいう。
「お願い…欲しい、あっ…入れて」
　麻美は武司を見上げると、寂しい扱いの、前の秘坑にも肉棒を要求するのである。
「潜りこんでやれよ」
　籾山は、武司に指示して、麻美をベットの端まで引き寄せると、尻を押し下げ自分はベットの外から繋がった。
　武司は、力の出ない麻美の身体を押し上げ潜りこんでいく。
「アクロバットですね」
「どうだ、繋がれそうか」
　苦情めいた武司の言葉を、面白がる籾山。
「なんとか…」
　モゾモゾしながら×××をしごき直して、嵌め込んだ。
　籾山は麻美の拘束した縄を、腰の動きを止めずに解いていく。
　両手が自由になると麻美は、武司の強張に手を添えて嵌め直すと、自ら腰を振り抽送を促してくる。
「こらぁ〜、じっとしてろ、抜けちまうだろ」
　麻美の身体を止めて、抽送する籾山。
「下は動けないっすよ」
　もどかしさのつのる武司は、麻美の足と重なって宙に浮いた足が突っ張れないでいる。
　籾山は麻美の尻を鷲づかみに、しっかり固定して蕾への激しい抽送を繰り出した。
「あっ、あっ…いい〜〜」
　熱い肉棒の突き上げに、あられもない喘ぎで、二つの肉輪を締め上げ、押し寄せる快感の極みに身をゆだねる麻美。
「うぐっ」
　籾山の肉棒の動きが奇異な刺激を与え、麻美の肉壺がいつになく強烈に絡み付いてくる感触に武司は放出感と必死に戦い喘いでいる。
　二人の男の陵辱に、負けることなく貪欲な快楽への欲望でこたえる麻美。
　放出感に耐え、時にはペアになったりコンビになったり、組つほぐれつスローなレスリングを思わせる牝牡の交合。
　武司は痺れるような×××の感覚に酔っている。
　牝壺から溢れる蜜液は、広くシーツに地図を描き、２匹の牡の汗にも勝った量を誇っている。
　牡達が入れ替わることをも気にかけず、桃色の空間をひたすら漂う麻美。
「あぁ、いい……、もっと、もっと突いてぇ〜」
　何度も硬く怒った牡のシンボルを喰い締め、頂点を極めた。
　武司が、連続して喰い締めてくる、蠢く蜜壺に熱い牡汁を放ったときは、すでに日は変わっていた。
　武司よりもひつこい籾山の攻めにも苦もなく応じて子種を絞り取った麻美は、余韻のまどろみのうちに眠った。

　日の光に目覚め身づくろいを済ませると、昨夜の醜態が嘘のように、慎ましやかで清楚な、武司の理想の女がそこにいる。
　武司はそんな麻美の変化に、化ける女の化粧の意味を知らされ、マンションを跡にする麻美を見送った。

　麻美に手を掛けている籾山は、里美を遠ざけていた。
　麻美にはサディスティックな本性をむき出しの籾山も、里美にはあくまでも恋人同士の男女を演じて、一つの線引きをしているようにみえている。
　武司は、籾山の「今日は好きにしろ」の言葉に麻美を抱いている。
　一度は、こてこてに縛りあげた麻美の縄を解き放った武司は、ノーマルで自然なＳＥＸを演出しようとしている。
　縄を解かれた麻美は、手足を自由なままに攻められることには、戸惑いに加えて抗いすらみせている。
　自由なままの交合には、抵抗感を感じ、尚且つ肉欲の抑制すら漂わせる麻美。
（渋谷への裏切りを感じてしまうということか）
「ねぇ〜、いつものように縛って」
　悩み深い曇った瞳で訴える麻美。
「いいから、おとなしく横になってろ」
　武司は面白がって、麻美を攻め立てている。
　胸元から首をスルスルとなぜ上げる。
「はぁ〜」
　甘い声を響かせ、早くもＨな気分になっている麻美。
（この分なら縄など無くても十分楽しめそうだ）
　武司は自信を深めていく。
　柔らかい左右の乳ぶさを揉みほぐす武司は、左の乳ぶさが少し大き目で心地いい、そんな麻美の身体の秘密を知って、なぜか浮かれた気分になってくる。
　右の乳首に、そっと唇を寄せると、舌先でクルクルと乳輪をなぞり、乳首をピンピン弾く。
「あっ」
　麻美は、腰をクイックイッと浮かせて身悶えている。
　股間の秘裂に指を添えるように潜り込ませ覆いかぶせゴネゴネこね回し、交互に乳首を吸い上げる。
「あっ、あっ」
　股間を武司の手に擦り付けるように振りつけ喘ぐ麻美は身体を熱くして、股間に血を集めている股間に当てた手を外して、丸く張った尻から、くびれた腰、わきの下へとなぞりあげると、素早く移動した手が、白い内腿をなぞり、膝頭をくすぐっていく。
「あぁ〜」
　時ともなしに喘ぐ麻美、股間をまさぐると、しっとり蜜液をにじませている。
（もう、入れられるな）
　そんな思いをグッとこらえて、秘裂に顔を寄せていく。
　花弁を大きく開き、花芽は小さく覗かせ、恥毛までもそげ立たせ発情をあらわにした花園に唇をよせ、滲み出した蜜を吸い上げる。
　ツツーと初の味覚を味わう武司は、味のない淫汁に、うすい甘みさえ感じてしまう。
　チロチロ、ベロベロと舌を蠢かせ、たやさず刺激を加える武司。
「あ、あは〜ん」
　喘ぎ声のたえない麻美は、股間を持ち上げ武司の舌にグイグイ押しつけるように蠢かせると、ビクビクッと小さな極限を極めた。
　武司は、２本の指を蜜壺に埋め込むと、ズリ上がって麻美の唇を覆う。
　蜜壺の上壁がせりだして指を押し戻すと、武司はそれに逆らってグイッと突き上げる。
「あぁっ」
　麻美は、激しく身悶えると積極的に武司の舌を絡め取ってきた。
　武司は、麻美の激しい積極さに戸惑うほどう思いを胸に、蜜壺の蠢く膨らみを何度も押しつぶす。
「あぁ〜」
　そのたびに、激しい身悶えと喘ぎをみせる麻美。
「いいっ、入れてぇ」
　麻美の声に、武司は指の動きを激しくした。
　出し入れした動きを、膨らみをつぶすためだけに上下動に変わっている。
　クチャクチャと汁音が増し、牝の匂いが漂ってくる。
「あっ、そぅ…それ、いい……っ」
　麻美は、身体を丸めて全身を硬く強張らせ、生暖かい極み汁を武司の手のひらに浴びせると、真っ白な別世界に意識を飛ばしてしまう。
「まだ、イけるだろ」
　武司は、荒い息でまどろむ麻美の表情を横目に、指を何度か動かして蜜壺の蠢きを確かめると指を抜いて体勢を変えた。
「入れて欲しいのは何だ、指じゃないんだろ」
　×××の先のふくらみで麻美のくつろげた亀裂をなぞる武司。
「ほらぁ〜、言わないと入れないよ」
「あぁ〜」
「何を、何処に…どうするの」
　半ば怒った口調の武司。
「おチ○チ○、入れてぇ〜」
「何処にぃ」
「もぉ、早くぅ〜、…○・○・○・○に」
　武司の怒張に合わせようと尻を浮かせて蠢かせ、筒先を追う麻美。
「ちゃんと言えよ…ほら」
　合わせようとする麻美の股間の動きに逆らって、肉芽に筒先をズラせる武司。
「焦らしちゃいやっ…、麻美の…○○○○に、…おチ○チ○入れてぇ」
「どんなチ○チ○、入れるんだ」
「あぁ、硬くて大きくなったおチ○チ○を…早くぅ〜〜」
　武司が、ただれきって卑猥な○○○○に、怒りきって上を向いた×××を押し下げ、ムニュムニュと抵抗感のきつい壺穴にヌルッと押し進める。
「あぅ、あぁ〜〜」
　満足げな喘ぎ声を一声あげると、武司の頭を抱きかかえて引き寄せむさぼるように舌を絡めて、クイクイと腰を振付ける麻美。
　武司は、麻美の足を取って腰の動きを抑えると、大きなスライドでゆっくりと抽送した。
「あっ…あっ…あっ」
　深い挿入のたびに激しく反応する麻美。
「あっ、イくイく、だめっ、イくぅ〜〜〜〜」
　麻美は、武司の背中をきつくだきしめ、腰をビクビクさせて極限を極めてしまう。
　何度、突いたろうか、数えるほどしか突き上げていない武司には、あっけない麻美の崩壊だった。
「そんなに、こいつが良かったか」
　グイッと腰を入れて突き上げると、少しピッチを早めて抽送する。
　目の下、鼻の頭、鼻の下と顔中に玉の汗をうかべて荒い息の麻美は、返事もできず武司の×××の抽送に喘いでいる。
　時間を忘れた交合が、止めどなく続く。
・
　武司の止まぬ抽送に、蜜壺を絡み付かせて何度も続けざまにイき果て麻美。
「俺もイくぞ」
　激しい抽送を繰り出す武司は、麻美のようすに、たまらず溜めに溜めた性を一気に放出した。

「永かったなぁ」
　武司が麻美を解放すると、籾山が空かさず乗りかかる。
「こなれた○○○○は良いな」
　抽送を始めた籾山は、一息つこうと汗を拭く武司に目線を送る。
「あっ…あっ…」
　胸の谷間にも汗を溜め、全身汗だくの麻美は、早くも大きな昂ぶりにあおられている。

　そんな時、玄関のチャイムの音が鳴る。
　武司はバタバタと慌ててズボンを穿いていた。
　手持ちの鍵で入室し、眼をパチクリさせて棒立ちになっている里美を見た武司は、負けぬほど強烈な驚きの表情で、言葉もなく里美を迎えるのだった。