| 第18話 敬子との出会い 徹の女修行は、亜紀、里奈と順調に経験したが、それ以後が全くといって進まなかった。 亜紀、里奈と素敵すぎる女性を先に経験したため、徹の女性に対する基準が高くなりすぎたのだ。 それでも大学事務員の女性、コンビニアルバイトの女性の２人と関係を持っていった。 徹は童貞喪失後の半年で、急激にオトコの魅力を周囲に放ち始めていた。 それまで徹の存在に気がついていなかった女達が、突如身近に現れた魅力的な男性に惹かれ始めた。 女達はきっかけを意図的に作り、徹と接点を持とうとしていたのだ。 国立大理系に通う将来有望な若者、それでいて女が求める優しさと性的魅力を感じる雰囲気、そして女を惹きつける仕草が眩しいほど溢れ出ていた。 大学事務員の女性とコンビニアルバイトの女性は、その魅力に惹かれ、自らきっかけを演出して徹とデートを楽しんだのち肉体関係に発展した。 彼女たちは徹の彼女の座を望んだが、徹は暗にそれは拒絶した。 ただ徹は優しくて彼女たちを捨てたり別れを切り出したりしないので、そのまま徹に夢中になり、セフレの位置で我慢して回ってこない出番をずっと待ち続けていた。 徹が他の女性と接触していることを知って嫉妬はしたが、その気持ちを行動に出すと、徹に嫌われ別れが訪れるのが恐くて耐え続けた。 それほど、徹とのひとときが彼女達にとって魅力的だったのだ。 大学の中でも、徹は急激に目立ち始めて注目の的となっていた。 男達は、めざとく徹を桜にして、イベントなどに誘うことが多くなっていった。 徹と同じ学部の後輩である原田敬子（19歳）は、そんな徹を大学で見かけて一目惚れに近い形で好きになり、羨望のまなざしで見つめていた。 敬子はサラリーマン家庭の１人娘であり普通の女の子であった。 母から受け継いだ貞操観念がしっかりしており、今だ性的経験はキスすら未経験で、かなり奥手な女の子であった。 質素な化粧ながら美しいと周囲から言われることも多く、高校時代には野球部が甲子園出場した際に、観戦応援に行った時に、テレビに映ったことで美人女子高生と話題になった。 彼女は当時新体操部に所属して全国大会上位に入るなどの成績を修めていて、その方面ではかなり有名人であったことが、それに拍車をかけ全国からファンレターが多数学校に届いて、芸能事務所から度々スカウトに来るほどだった。 彼女はそういった事に興味も無く学業も優秀だったため、そういった誘惑を断り地元の国立大学に進学したのだった。 容姿は、女優石原さ○み似た目鼻立ちがハッキリした顔で、身長166㎝ Bアンダー70のDカップ，W60，H90とモデル並のプロポーションながら、新体操で鍛えた柔軟でしなやかな肢体を持っていた。 敬子にとって今回もいつもの片思いの恋で、今までも対象の男性と話したり交流を持ったことは一切無かった。 その敬子が、徹に対して、今までにない燃えるような恋心を日に日に大きくしていた。 奥手な彼女が、周囲の徹へのアプローチに触発され、一大決心して自ら踏み出そうとしていた。 大学生になった開放感、もう大人なんだという自覚の芽生え、そして徹への羨望ともいえる想いが彼女を一歩前に進ませたのかもしれない。 彼女は、大学学部校舎前で徹を待ち伏せして、きっかけを作る方法をとった。 敬子は、徹の姿を確認すると、徹の前で持っていた教科書、ファイルを落として、徹と話す機会を演出した。 敬子 「キャッ！！」 徹 「あらら そそかしいなぁぁぁ」 徹はその手のアプローチが日常茶飯事だったので、抵抗もなくその手に乗った。 徹は、それで気に入った子に出会えればいいか位にしか考えておらず、今までの女の子達には手を出さずデートすらしたことがなかった。 基本的には、徹の興味は年上の女性に向いていた。 敬子 「あっありがとうございます そそっかしくて」 徹 「よくあることですよ はぁはぁはぁ はい これ」 徹は、敬子を見て驚いていた。 「えっこんな綺麗な子 大学にいたっけ？」 「この子 普通なら ミスキャンパスとか話題になるはず」 「よその子かな」 徹は、初めて同年代の女の子に興味を持った瞬間だった。 「しかしホントに可愛いな」 「そろそろ年下も面白そうだけど、でも本気になられたら厄介だな」 敬子 「あっ 山田先輩ですよね」 徹 「うん ？？？ そうだけど」 敬子 「わたし 同じ学部１年生の原田敬子です」 「よろしくお願いします」 徹 「おっおぉぉぉぉぉ同じ学部なんだ」 「こんな綺麗な子 うちのような国立大にいるとは」 敬子 「まあぁ 言い過ぎですよ」 徹 「まあ もう落とさないように 勉強 頑張ってね じゃあ」 敬子 「あっあの」 徹 「まだ何か」 敬子 「もし良かったら 携帯番号とか交換して頂けませんか」 敬子の反応は、徹の予想範囲内だった。 「あっはぁ 直球で きたな」 「この子 相当モテルだろうな」 「こういうの いつもしてるんだろうな」 「若い頃から あんまり遊んでいる子 やっぱり いやだな」 徹 「うぅぅぅん 君のこと 今日 初めて知ったばかりだからねぇぇぇ」 敬子 「やっぱり駄目ですかぁ」 徹 「いやいや 君のこと 僕 何も知らないから 駄目も何も」 敬子 「すいません」 徹は慎重だった。 やっぱり大学内は、女性事務員の件では、大学生活に色々支障があって苦労したのだった。 「えっ 涙声。。。。。うそだろ こんなんで 泣くなよ」 「うぅぅぅん この子 足が震えているのか？？」 敬子は、美しい瞳に涙を浮かべて震えていた。 徹 「謝らなくていいよ なんで泣くの」 敬子 「いえぇぇぇすいません わたし それでは失礼します」 敬子は、一大決心して女友達がやっていた方法を真似してアプローチしたことを後悔していた。 「あぁぁぁぁぁぁぁぁん わたしらしく すれば良かった」 「嫌われちゃった」 敬子は、涙がこぼれ落ちる前に、その場を立ち去りたかった。 振り向いて、あらぬ方に走り出した。 「敬子の馬鹿 もうだめ わたし」 徹は、思わず敬子の右手を掴んで引き留めた。 徹 「ちょっと待って 君」 敬子 「えっ！！」 敬子は、一瞬何が起こったか分からなかった。 引っ張られた瞬間、また持っていた教科書などを落としてしまった。 徹 「あっ ごめんごめん」 敬子 「えっえぇぇぇぇぇぇぇぇぇん」 敬子は、再び落とした教科書などを拾ってくれる徹の横に立ち尽くし、泣き出してしまった。 感情の起伏をもはやコントロール出来なかったのだ。 徹は、教科書など拾いながら、目の前にあるミニスカートから伸びる美しい両脚を見ていた。 「なんで泣くんだ やっぱり震えている」 徹 「何かあったの ほら これ」 敬子 「うぅぅぅぅすいません すいません」 徹 「ここじゃ あれだから あそこのベンチで話そうよ」 徹は、敬子の右手を掴んで、ベンチに連れていた。 敬子は、突然の展開に動揺していた。 憧れの徹に右手を掴まれて歩いてる状況に、乙女のドキドキ心は爆発寸前だった。 「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ なに どうなったの」 徹 「ほらぁ これ 使って」 「せっかくの美人が台無しだよ」 敬子 「あっ ありがとうございます」 徹はハンカチを敬子に差し出し、敬子の顔を覗き込むように前屈みになった。 敬子は、座ったまま動けず、顔を真っ赤にしていた。 「うはぁぁぁかわいい 意外だ 純真な子なんだ」 徹 「びっくりしたよ 泣いちゃうなんて」 「そんなに僕のこと 好きなのかな ひょっとして憧れてくれているの」 敬子 「・・・・・・・・・・・はい」 徹 「そうなんだぁぁぁ ありがとう」 「ほらぁぁぁ 笑ってみて」 敬子 「山田先輩って 凄いモテルから わたしなんて対象外ですよね」 徹 「そんなこと無いと思うけど 君名前 なんだっけ」 敬子 「原田敬子です」 徹 「敬子ちゃんか よろしく」 敬子 「すいません 忙しい時に」 徹 「いやいや大丈夫 今日は講義のスケジュール確認に来ただけだから」 「今から帰るところ 敬子ちゃんは？」 敬子 「今日はもう講義無いです」 徹 「じゃあ 何処かでお茶して話そうか」 敬子 「えっ 良いんですか」 敬子はどうしようか迷っていた。 「あぁぁぁん やっぱり山田先輩 慣れてる わたし遊ばれちゃう」 「でもこんなチャンス滅多にない うぅぅぅぅぅぅん」 結局、敬子は徹の爽やかな笑顔で押し切られてしまった。 モスバーガーで２人は会話しながら、軽い夕食をとった。 徹は、敬子が思った通りの素敵な男性だった。 こうやって話すのは初めてであったが、敬子は徹の魅力に夢中になった。 徹は自然体で、敬子の話を真正面から優しく聞いてくれたので、敬子は素直に徹に自分の思いを全て話して、付き合いたいと告白してしまった。 徹 「ありがとう そんなに思ってくれて」 「では ガールフレンドから始めようか」 敬子 「えっえぇぇぇぇぇそれって いきなり彼女ってことですか」 徹 「まあ そんな感じ」 徹は、純真で警戒心の無い敬子を、いきなり自分のマンションに連れて行った。 敬子は、恐くなって足がすくんでしまいそうだった。 １９歳とはいえ、処女の女の子だった。 それでも男の人のマンションに行けばどうなるかくらい想像はつく。 「あぁぁぁん やっぱり遊ばれるんだ こわい どうしょう」 徹 「あれれ 震えているの 心配しなくても大丈夫だよ」 敬子 「わたし」 徹 「襲ったりしないよ 今度のテスト 参考になる資料あげるよ」 「あれれ 信用できないのかな」 敬子 「だってぇぇぇ」 徹 「ガールフレンドなら普通来るはず」 敬子 「そうかなぁぁぁぁぁ」 敬子は、またしても徹の爽やかな笑顔で押し切られてしまった。 「勇気出さなくっちゃ 好きな人に奪われても それが」 「あぁぁぁぁぁぁぁん展開が早過ぎる」 徹 「さあ 上がって」 敬子 「失礼します」 敬子は部屋の豪華さに驚いていた。 「うわぁぁぁ素敵な部屋 テレビ大きい あぁぁぁ大きなベットが」 「どうしょう どうしょう」 徹 「敬子ちゃんって もしかして経験無いの」 敬子 「えっ」 徹 「ちゃんと教えておいてくれないと 僕としてもさ」 敬子 「すいません 経験無いんです キスもしたことがなくて」 徹 「あっはぁ そうなんだ 分かった」 敬子 「子供なんです」 徹 「そんなこと気にしちゃ駄目 敬子ちゃん可愛いし、素敵だよ」 敬子 「からかわないで下さい」 徹 「それでは今日は」 徹は、敬子をクイッと引っ張ると唇を奪った。 とっさに敬子は抗うが、優しく抱きしめられ徐々に身体の緊張を解いていった。 目を開けると目の前に徹の顔が間近にあるので、敬子は目を開けていられなかった。 敬子は男性に身体を触られたことがなかったのだが、徹に身体を優しく撫でられてしまう。 もちろん敬子はセックスに興味がないわけではないが、自分を大切にしたいだけだった。 口内への舌の侵入を許した時点で、敬子の最後の抵抗は崩壊した。 敬子の初めてのキスは、素晴らしいものだった。 気がつけば、徹と舌を濃厚に絡め合い、唾液を混ぜ合い飲んでいった。 その日は、徹はそれ以上のことを敬子にしなかった。 心の壁を下ろした敬子は、その日夜遅くまで、徹に全ての自分をさらけ出し話していた。 敬子は、徹に全て捧げても良いと決心していた。 敬子の本当の恋が始まった日だった。 徹は、愛車の黒いハリヤーで敬子を自宅に送っていった。 そして敬子の両親に遅くなったことを堂々と詫びて、敬子と付き合いたいと申し込んだのだった。 そんな徹を敬子の両親は好印象を持ち、２人の交際を公認した。 徹は、自分の行動に疑念を持っていた。 「女修行 じゃなかったのか？」 「処女の女の子 試食 それで両親に挨拶なんて必要か」 「僕には 郁美がいる」 「敬子が好きになったというのか？」 「郁美と出会って いなかったら 僕は」 「なんて男なんだ ぼくは」 「僕は 敬子も欲しいんだ」 「だが もう止まれない 敬子は僕のもの」 「でも敬子を騙してはいけない」 徹は、敬子を郁美に会わせる、紹介することを決断した。 「それで敬子が離れていくようなら、諦めよう」 「やっぱり郁美がいて、亜紀がいて、里奈がいて、そこに敬子がいて欲しい」 「そうでないと僕の愛は成り立たない」 「セフレが欲しいわけではない そんなの不自由してない」 「それでは意味がないんだ」 徹は、その晩、郁美のマンションを訪れ、事の次第を相談報告した。 郁美は、快く徹が好きになった女の子に会うことを承諾した。 徹は、その晩は、郁美のマンションに泊まり夜通し愛し合った。 この頃、２人は週５日くらいの割合でセックスを楽しんでいたが、お泊まりは週１日の関係だった。 徹は毎日を望んだが学業も大変であり、また女修行も進めていて、更に郁美も日中働いているので、どうしてもその程度が限界だったのだ。 徹と敬子は、大学で昼食も一緒に過ごすことが多くなり学内も手を繋いで歩くようになった為に、周囲からも彼氏彼女と認知されていった。 付き合い始めて３週間ほど経ったが、徹はキス以上のことを敬子に強制せず、優しく敬子の気持ちが固まるのを待ってくれていた。 敬子はますます徹への気持ちを強くして、もう引き返せないほどになっていた。 敬子が処女を徹に捧げる覚悟を決め、その話を徹にした時、徹から意外な話をされた。 徹 「決心してくれてありがとう でもその前にあって欲しい女性がいるんだ」 敬子 「えっ女性」 徹 「大切なことなんだ その人は僕にとって１番大切な人なんだ」 敬子 「徹の お母さん？」 徹 「いや 今は言えない 今週末迎えに行くから」 敬子は不安だった。 何のことか分からなかったのだ。 「えっえぇぇぇぇぇなんで 女性が出てくるの」 「なんか 恐いわ」 敬子は、土曜日の朝、郁美のマンションに連れてこられた。 「峰 郁美 って誰」 扉を開けると、大人のオンナの香りが匂いたつ美しい小柄の女性が立っていた。 「うわぁぁぁ綺麗な人 大人のオンナって感じ」 「わたしも こうなりたいわ」 郁美 「初めまして 峰 郁美と申します 」 敬子 「あっ すいません わたし 原田敬子です」 郁美 「素敵 若いのね 羨ましいわ」 「背も高くて モデルさんみたいねぇ」 敬子 「そんな わたし今１９歳なんですけど子供ぽくて」 郁美 「うぅぅぅん わたしなんか もうすぐ２４歳なんですよ すっかりオバサン化しちゃって」 敬子 「ちょっとしか違わないじゃないですか」 「それなのに郁美さんって すごい大人のオンナって感じ ですよね」 「わたしなんか あと数年ではとてもとても」 郁美 「あらら 女って半年もあれば 十分オンナになれるのよ」 徹 「そうそう 今日は そのお話なんだから」 郁美 「こんなところではなんだから さあ 上がって」 敬子は郁美の美しさに羨望のまなざしを送っていた。 「女性ってこんなに綺麗になれるんだ」 「わたしも頑張らなきゃ」 「何の話なんだろう ドキドキ」 リビングの２人がけのソファーに徹と敬子が座り、真正面の１人がけソファーに郁美が座った。 徹と郁美の話は、敬子の予想だにしない驚きの内容だった。 徹と郁美は愛し合っていて結婚の約束している。 徹は郁美との結婚まで間、色んな女性と経験して勉強している。 郁美の他にも２人女性がいて、徹とその２人とも肉体関係がある。 敬子は徹にとって特別な存在だから、経験では終わらせず、一員になって欲しい。 敬子にも、色んな男性を知ってもらって、もっといいオンナに成長して欲しい。 そして女性同士の経験もして、成長して欲しい。 敬子は、その内容を一瞬汚わらしいと感じたが、あまりに凄まじい話に逃げ出すことが出来なかった。 敬子は中学、高校時代、男性が苦手だった隠された理由があった。 実は、なぜか女性を好きになることが多く、そして女性同士の関係を夢見た学生時代を送っていた。 さすがに実行には移さなかったが、それは間違っていると自責の念があり、意識して男性に目を向けるようにしていたのだ。 そして徹に出会ったのだった。 敬子は、郁美との女同士の関係という話で釘付けになっていた。 「美しい郁美さんと ひとつになれるなんて」 徹は、敬子の人を好きになった経験談が全て女性相手であったことに驚き、敬子の潜在的な願望を見抜いていたのだ。 そして敬子は郁美のことを好きになる、憧れると確信していた。 そこが今回このような話に持っていく、つけ込む隙になったのだ。 普通にいけば、徹が郁美と結婚すれば、敬子を失ってしまう。 徹は、敬子を手放したくなかった。 ならば、敬子を亜紀や里奈のような存在にするしかない。 もちろん敬子は独身であるが、徹はそれでも幸せにする覚悟があった。 身勝手な話ではあるが、郁美は理解して協力を約束してくれた。 一員となれば敬子は色々経験し、もっと美しくなるだろう。 郁美は徹から敬子の話と写真を見せられた時、激しい嫉妬を感じた。 敬子が、若くて身長も高く、とても美しい女の子だったからだ。 正直、徹を盗られると身構えていた。 しかし詳細を聞くと、敬子が自分が１６歳の時に健二と出会った頃に似た境遇にいると感じ、徹の敬子への想いも理解できるものと納得したのだった。 また郁美自身も、敬子の美しい肢体に興味を抱いたのだった。 以前からもう１人欲しいと女子会では話題になっていたが、誰でも良いというものではなかったので、その実現は難しかった。 敬子は、郁美、亜紀、里奈の３人が持っていない要素を備えていて、その一員になる資格十分であった。 徹からの話の後、郁美は亜紀と里奈と相談したが、２人とも大賛成であった。 貞操観念をしっかり持って育った敬子は、自らの隠された願望から真逆のオンナの道に引きずり込まれそうになっていた。 敬子は、潤んだ瞳で郁美を見つめて、言葉も発せず身動きが取れなくなっていた。 願望家にありがちな反応、願望の実現が目前となった時、妄想が肥大して現実と妄想が混濁して平常心を失っていたのだ。 徹は敬子に濃厚なディープキスを施した。 敬子は夢中で徹に応えていった。 敬子は、もはや引き返せない世界に自ら望んで進んでいってしまったのだった。 つづく |
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| 2011.6.12掲載 |
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