| 第21話 紗弥 郁美の従姉妹、達木紗弥 (24歳)は信号待ちで止まったバスから隣の車に乗る郁美を偶然見かけて驚いていた。 紗弥は仕事で取引先に書類を届ける途中で、追いかけることは出来なかった。 若い男と楽しげに語り合う、その姿は紛れもなく男女の仲になった者同士のものであった。 消息を心配していた郁美が幸せそうにしているというだけでホッとしたが、会って話したいと強く願うようになった。 紗弥は郁美の初体験そして辛い経験を知っている数少ない１人で、同じ歳で同性の従姉妹ということで、良家の子女ならでは悩みを共有できる間柄であった。 ある意味、郁美の苦しみを一番知っている人物でもあった。 兄の峰 達也が郁美を守るために各種工作を行った際も積極的に協力した。 そんな彼女も郁美のその後の消息を教えてもらえず、その不満をきっかけにして元々心が通い合わなかった許嫁の達也との結婚を拒んだ。 長崎県での上流家庭は、昔からの風習でいとこ同士の結婚は珍しくない。 それが元で長崎に居づらくなった紗弥は、長崎大学卒業後に就職して神戸に移り住んだのだった。 偶然とはいえ、心配した郁美が同じ街に居ると知って、自身につれなくする達也に頭を下げて郁美の連絡先を教えて貰ったのだった。 達也は許嫁に逃げられたということで色々あったようで、いまだに紗弥を避ける傾向があった。 紗弥は神戸に来て暮らすようになって視野が広がり、そもそもいとこ同士で許嫁関係になること自体がおかしいと感じていた。 紗弥は実家を出て遠隔地で一人暮らしをする開放感に、独身女性としての生活を満喫していた。 良家の三姉妹の末っ子として何不自由なく育ち、父親から溺愛されていて社会人２年生としては不似合いな芦屋の高級マンションに住んでいた。 そもそも許嫁関係を破棄したときにも、父親だけは紗弥を理解して庇ってくれた。 それでいて父親は、過保護とか一切無く、紗弥を信頼し自由にさせてくれていた。 そんな父親が大好きな紗弥は、定期的に仕事で関西を訪れる父親と過ごすのを楽しみにしていた。 紗弥の理想のタイプは父親であり、昔から父親の衣服プロデュースは紗弥の役目であった。 まさにそんな父親の存在が郁美とは決定的に違った。 郁美の両親は子供達に興味が無いのではと思えるほどの放任主義であった。 よく郁美から羨ましがられた紗弥であったが、実感したのは神戸に来てからだった。 紗弥は郁美と同じく小柄ながら容姿にも恵まれ、身長156㎝ Bアンダー60のDカップ，W60，H88というグラマラスな肢体で、女優「比嘉○未」に似た目鼻立ちクッキリの美人であった。 言い寄る男は選り取り見取りで、24歳の女性相応の経験もして、オンナの色香も身につけていた。 しかし紗弥の眼鏡に適う男性には、未だに巡り会わず、やんちゃな毎日を送っていた。 郁美は同じ神戸に住んでいるという紗弥からの連絡に驚き、そして狼狽えた。 自身の愛欲にまみれた生活が身内にバレてしまう。 かといって一番の理解者である紗弥には会いたいという気持ちはあった。 散々迷ったが、敬子の「わたしも会いたい」という無邪気な一言で会う決心をした。 とある土曜日の夕刻、郁美は敬子を伴って待ち合わせの北野坂にある豆乳料理店に急いでいた。 初めは郁美一人で向かうつもりであったのだが、完全に妹化した敬子は郁美にべったりくっついて離れなかった。 無邪気にもう一人姉ちゃんが出来ると喜んでいる敬子を突き放すことが出来なかったのだ。 敬子はミラーボールのような子と亜紀が称したほど、見違えるほどオンナとして魅力を開花させて、それでいて妹キャラ全開であった。 亜紀と里奈にも可愛がられて、今では欠かすことが出来ない存在となっていた。 正直、郁美は紗弥と会って何から話せば良いか分からないし、気恥ずかしさもあったので、敬子の存在は貴重であった。 「紗弥なら理解してくれる」 紗弥はドキドキしながら、豆乳料理店の個室で郁美の到着を待っていた。 「やっと会える わたしの郁美」 今まで秘めていた思いを、今回思い切って郁美に話そうと考えていた。 紗弥は幼少の頃から郁美に恋心を抱いていたのだ。 自覚したのは郁美が初体験をしてオンナになったと知ったときで、紗弥は健二に嫉妬心を感じたのだ。 自身の感情に驚いた紗弥だったが、自覚するといつも郁美を目で追っていた自分に気がついたのだった。 もちろん表に出すことはなく、自ら封印した。 それが４年近く経った再会の時に、その思いが溢れ出てきて抑えきれなくなった。 郁美から妹のような子を連れてくるとの話があったとき、戸惑いと共に嫉妬を感じた程であった。 コンコン！！ 店員に案内されて、郁美と敬子がやって来た。 紗弥 「郁美」 郁美 「紗弥 お久しぶり」 紗弥 「お久しぶり 元気そうでなによりだわ」 郁美 「うふふ あっこちら 原田敬子さんです」 敬子 「初めまして 郁美お姉さんの妹分 敬子です」 郁美 「これこれ」 紗弥は見ただけで、２人の関係を理解し羨ましく思った。 郁美と敬子は指を絡めるように手を繋いでおり、座っても手を放すことはなかった。 郁美は紗弥に会った途端、観念にして全てを話すことを覚悟していた。 紗弥は郁美が想像した以上に美しく、オンナになっていた。 中途半端な作り話をしても、簡単に見透かされてしまうだろう。 親友ともいうべき紗弥に嘘をつくことは裏切りであり、かえって彼女を傷つけると感じていた。 短大時代の事件を含めて、郁美が経験した辛い経験の概略の全てを包み隠さず語り、そして亜紀、里奈に出会い、徹という彼氏に恵まれ、敬子にも出会い、今とても楽しく幸せなんだと伝えた。 紗弥 「そういうこと うふふ やっと居場所見つけたんだね」 郁美 「わたしのこと ふしだらだと思う？」 紗弥 「一般的には そうだろうね」 「でも わたし分かる気がするわ」 紗弥は報告を兼ねて、自身のこれまでの男性遍歴を赤裸々に語り、オンナに目覚めながら満たしてくれる男性が居ない辛さを語った。 もともと意志が通い合う従姉妹同士、全てをお互い受け入れ理解し合うのにさほど時間を要しなかった。 そんな重い内容の報告会でありながら、女性同士の食事会というものは円滑に食が進んでいく。 おしゃべりの口もよく動くが、飲食の口もよく動く。 女はおしゃべりするとお腹が減る生き物で、コース料理に加えて更に追加注文する有様であった。 そこに昔は介在しなかったお酒が入ってくる為、ますますおしゃべりが盛り上がり、赤裸々なものとなっていった。 郁美も、紗弥も、お酒は好きな方で、それなりにイケル口であった。 お互い違う豆乳カクテルを頼んでみては、お互い交換し楽しんでいった。 今回は聞き役で、従姉妹同士の再会に紛れ込んだ敬子にとっては驚きの連続であった。 お酒を楽しそうに飲んでいる郁美を初めて見たし、そんなお酒を楽しんでいる２人の姿が眩しく感じられた。 敬子は１９歳ではあったが、郁美にそろそろ少しずつ慣れた方が良いと勧められて何度かビールなどを試していた程度で、まだまだお酒の良さが、美味しさが理解出来ない子供であった。 程よく酔った郁美と紗弥は、酔いも手伝って、本音トークがヒートアップしていった。 その内容に敬子は驚きを隠せなかった。 敬子から見れば、郁美も紗弥も、憧れのオンナそのものだったが、２人とも色々思い悩んで自身を卑下する傾向があったからだ。 郁美 「ありがとう なんだかホッとした」 紗弥 「わたしも」 「でも まだ わたし話があるの」 郁美 「なに？」 紗弥 「ビックリしないでね」 「わたし ずっと昔から 郁美のこと 愛しているの 好きなの」 郁美 「わたしも えっえぇぇぇぇぇぇ紗弥 あなた まさか」 紗弥 「郁美を ずっと愛していたの 今もそうみたい」 敬子 「えっえぇぇぇぇぇぇぇ！！」 郁美 「いつからなの」 紗弥 「郁美が健二さんと結ばれた頃に気がついたの」 郁美 「そうなんだ 全然気がつかなかった」 「でも ありがとう 嬉しいわ」 紗弥 「なんか話せて ホッとした」 郁美 「女性が女性を好きになる気持ち わたし自身も実感としてあるからね」 紗弥 「もっと早く話せれば良かった」 郁美 「うぅぅぅん それは今がベストだったかも」 「だって わたしもそう思えるようになったの ここ数年だもん」 紗弥 「そうなんだ それにしては もうこんなに可愛い子 連れちゃって」 敬子 「でへへ ねぇねぇ 紗弥さんも一緒に遊びませんか」 郁美 「もう 敬ちゃん気が早すぎ」 紗弥 「ほんと どう見ても２人 レズって丸わかりよ」 郁美 「えっえぇぇぇ そう見えちゃってるの」 紗弥 「はい そういう２人 ずっと指絡めちゃってるじゃない 妬けるわ」 「羨ましいわ」 「それで素敵な彼氏がいるなんて」 郁美 「あれれ もう徹のこと知っているんだ」 紗弥 「こないだ ２人を車で見かけたの」 郁美 「あらら 見つかっちゃった」 紗弥 「今度 会いたいな」 郁美 「会ったら 間違いなく好きになっちゃうわよ」 「紗弥が探し求めていたものが見つかっちゃうかも」 紗弥 「それはそれは 大したおのろけね」 敬子 「徹は わたしの大切な初めての人なの」 紗弥 「えっ それはまた深いわね ふぅぅん そうなんだ」 「なんか スゴイとしか言いようがないわ」 「一般的結婚観 一夫一婦制なんて 関係無しよね」 「でも すごい惹かれちゃう わたしも 同類かも」 郁美 「うふふ 徹に １人で会ってみる？」 紗弥 「もう ドキドキさせないで 期待しちゃうじゃない」 「でも亜紀さん、里奈さんにも会ってみたいな」 郁美 「これから会っちゃう？」 敬子 「うんうん」 紗弥 「でも そんな急には」 紗弥が態度をハッキリさせる間もなく、敬子が亜紀と里奈に会う段取りをしてしまった。 紗弥は郁美のマンションに案内されると、急に郁美が手を絡めてきたことに狼狽えた。 そして郁美の意図を察したのだが、既にもう手遅れだった。 「郁美って こんなに積極的だったんだ 負けそう」 「郁美の手って 柔らかいのね」 「でも これでわたし イチからやり直せるかも」 「あの事も 郁美に聞いて欲しい」 紗弥は男性経験は豊富ではあったが、女性同士は未経験であった。 郁美に恋心があるからとはいえ、レズビアンという自覚も意識も全くなかった。 突然の出来事も、相手が郁美だからこそ身を委ねたに過ぎない。 郁美に唇を奪われ、自然と舌を絡め合ってしまう。 女同士だからこそ、お互いに服を着ていても的確に、効果的に相手を愛撫してしまう。 紗弥 「だめぇぇぇそんな あっあぁぁぁぁぁぁぁはぁう」 郁美 「紗弥 ひとつになりましょう 一緒に」 紗弥はあっという間に全裸にされてしまい、ベットに押し倒されてしまった。 「これって わたし望んでいた展開なの？」 「郁美 わたしの身体 汚れているの 清めて欲しい 昔に戻りたい」 敬子は参加したい気持ちを抑え、２人の服を脱がす黒子の役割に徹していた。 敬子は紗弥に会って、一目で紗弥のことが好きになっていた。 瞳と醸し出す雰囲気が郁美そっくりで、絶対共鳴できると確信していた。 郁美も全裸になると紗弥に覆い被さり、バストとバストを擦りあわせていった。 同性の敬子ですら見とれるほど、まさに美と美のコラボレーションであった。 紗弥の肢体はアクメを知っているだけに、一度火がつくと身を焦がすような淫欲が駆け巡っていった。 気がつけば、シックスナインの体勢で濃厚にお互いの秘部を舐め合い、愛し合い始めていた。 「こんなことしたの初めてなのに 身体が勝手に動く やっぱりわたしって淫乱なんだ」 「郁美って美味しい あぁぁぁ身体が熱い」 そんな途中で亜紀と里奈が到着した。 インターフォンを押すと、顔をピンク色に上気させた敬子が出迎えてくれた。 亜紀と里奈は、敬子の様子で既に何が起きているか理解し、やや苦笑気味にお互いを見合った。 「もう郁美ったら 急ぎすぎ」 「敬ちゃん 興奮しすぎ」 敬子は興奮気味に、今寝室で起きていることを亜紀と里奈に報告していた。 亜紀は、郁美の従姉妹である紗弥との面談を楽しみにしていた。 敬子の連絡から郁美とそっくりな雰囲気と気品を持つ女性だと聞かされていたし、既に郁美がもう１人増えるような期待を持っていた。 「かわいい 郁美がもう１人だなんて うふふ」 里奈は、身内に色々知られるリスクは良く理解出来て、郁美が自分達に会わせて意見聞きたいと思ったことを理解していた。 その里奈にしても、紗弥への興味津々であり、良ければ自分達の仲間になって欲しいと期待するところ大であった。 そうであっても４年ぶりの従姉妹との再会して直ぐなのに、このような事になっているとは予想だにしない展開であった。 女性同士の経験が無い紗弥は、次第に圧倒されて男性とのセックスとは全く異質なソフトで甘美なアクメを迎えてしまった。 紗弥 「はぁうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ もうだめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇはぁっ」 紗弥は全身を痙攣させ、息を整えるのが精一杯であった。 「オンナ同士って こんなにスゴイの あぁぁぁ逝かされちゃった」 「病みつきになっちゃいそう」 郁美 「うふっ 紗弥って 可愛い」 「ねぇ わたしと一緒に 生きていきませんか？」 「紗弥の知らない もっと素敵な世界 教えてあげる」 「今 ひょっとしたら もう男なんて入らないなんて思っているでしょ」 紗弥 「うふっ」 郁美 「それは駄目よ 選ばれた男って もっと凄いよ」 「経験したら 自分自身が溶けちゃうほど好きになっちゃうわよ」 紗弥 「・・・・・・・・・・・・・・・」 ドアの陰から寝室の様子を伺っていた亜紀達は、この時とばかりに寝室に乱入した。 亜紀、里奈、敬子の３人とも全裸であった。 亜紀 「紗弥さん 初めまして 亜紀と申します」 里奈 「同じく 里奈です」 敬子 「へへへ」 郁美 「えっえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ なんで裸なの」 紗弥 「うはぁぁぁ綺麗 負けそう あっ 初めまして」 亜紀 「まあ堅苦しい話は後回しにして、紗弥さんの歓迎会開催！！」 敬子 「賛成！！」 里奈 「頂きます！！」 郁美 「ちょっと待って 駄目ぇぇぇ」 紗弥 「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」 郁美と紗弥は３人に襲われて、失神するまで女同士のアクメ地獄に叩き落とされてしまった。 紗弥は味見とばかりに亜紀に集中攻撃を受けて、生まれて初めての潮吹きを経験した。 女性同士の経験が無い紗弥にとって、亜紀の繊細な指による秘部への攻撃に為す術もなく、アクメの連続であった。 郁美はこういう展開にはなったが、従姉妹の紗弥には特別な思いがあり、ゆっくり仲良く女同士の親睦を深められたらといった程度の気持ちであった。 咄嗟に紗弥を守ろうと３人の行く手を阻もうとしたが、あっという間に里奈と敬子に身体の自由を奪われて、アクメの中に飲み込まれていった。 アクメの中で、自らの開発され尽くした業の深い肢体を恨めしく思う郁美であった。 紗弥は男性とですら経験したことのないような濃厚なティープキスを亜紀に教え込まれ、女体を知り尽くした繊細な愛撫を受けて、敢えなく亜紀にその身を全て預けてしまった。 今まで経験した男経験など、オンナの深い性感をママゴトレベルにかすめた行為でしかないことを思い知った。 思えば特別な存在の１人を除けば、汗びっしょりになって夢中になってピストン運動に励み、喘ぐ紗弥の表情を見て興奮して精を放つ男達ばかりであった。 もちろん膣を掻き回され奥を突かれることで、オンナに生まれた喜びは感じていたし、逝きも何度も経験して男とのセックスは嫌いではなく好きな方であった。 それでも、その落差の存在を知ってしまったのは衝撃であった。 気がつけば、紗弥は夢中になって亜紀にしがみついていた。 亜紀は、一目見て紗弥を我がモノにしたいと思った。 期待以上の容姿と資質が垣間見られて、郁美だけでなく紗弥も自分の愛人にしたいと企んでいた。 「夢のようだわ 郁美がもう１人 うふふ」 その肢体は適度に開発されており、期待通りでかなり敏感であった。 そのお陰で、いとも簡単に紗弥は亜紀の虜となった。 郁美は出会った頃には、既に男による究極のアクメを経験しており、そういった面では確立したセックス観を持っていた。 紗弥は未熟な男達との経験しか無いし、究極のアクメは未経験なのは明らかで、亜紀にとって敬子と同じくご馳走であった。 男と究極のアクメを経験する前に、亜紀により肢体に女同士のアクメの良さを刻みつけられてしまえば、その肢体はもはや亜紀を忘れられなくなるのだ。 里奈は親友であったが、究極のアクメを初めて教えたのは亜紀であった。 その結果、対等な親友関係でありながら、その肢体は亜紀の思うがままであった。 なにより以心伝心で、亜紀の望むように無意識に行動してしまう里奈であった。 今日も亜紀の紗弥への欲望を察し、敬子を従えて郁美に襲いかかり、亜紀が紗弥を自由に陵辱できるように演出したのだった。 とは言え、既に郁美も、敬子も、亜紀への依存度は非常に高く、女子会は亜紀会とも言って良いグループであった。 紗弥は初対面の亜紀に完全に屈服してしまい、肢体を淫欲で満たしてくれる存在に従属してしまう女のサガそのままに、いつしか亜紀に恋心を抱いてしまっていた。 「なんて素敵なの 郁美の気持ちが分かったわ 夢中になっちゃう」 「すごいぃぃぃぃぃぃぃ駄目ぇぇぇ」 紗弥の両手は宙を彷徨い、絶頂と共に意識を失った。 女性同士特有の高音域の笑い声に包まれて、紗弥は意識を取り戻した。 そんな紗弥を４人のオンナ達は暖かく迎えてくれた。 もはや肉体的関係で繋がったオンナ達にとって、相互理解に多くの言葉は必要ではなかった。 郁美のベットはクイーンサイズではあったが、オンナ５人が横たわるには狭かった。 でもそれすらも彼女達には楽しい演出となり、お互い密着して睦み合うのに都合が良かった。 出会ったばかりだというのに、紗弥は４人に溶け込み、思い、悩みを赤裸々に語り始めた。 それは誰にも告白することはないと思われた禁断の体験であり、郁美だけでなく全員が驚愕するものであった。 つづく |
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| 2011.6.29掲載 |
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