| 第33話 武史と環３ 武史は初めて本気で好きになった女の子、そして年下の可愛い女の子に、探し求めていた悦子の影を見いだし、その子を彼女に出来たという感動に涙が溢れた。 「遂に出会えた 俺の天使に 姉貴ありがとう 今まで俺を育ててくれて」 武史は１人逝ってしまい、快感の余韻に浸っていた。 環は初めて出来た彼氏、そして大好きな彼氏との初デートで、いきなりフェラチオテクニックを披露し撃沈させて有頂天だった。 前は理解出来なかった女の悦びが、そのまま激しい興奮を引き出した。 環はまだ１６歳の少女であり、限界など考えもせず、快楽に爆走する若さがあった。 萎えそうな肉棒を容赦なく夢中でしゃぶり尽くした。 兄、徹ですら朝からしばらく動けなくなる恐怖の２回抜きフェラチオテクニックが炸裂した。 のちに「たまフェラ」と愛称で呼ばれる環の極上のバキュームフェラは既にこの頃から大器の片鱗を見せていたのだ。 武史 「ぐあぁぁぁ たまきぃ あっあぁぁぁ すごいぃぃぃ」 環 「ふぐぅほぐぅほぐぅ」 グチュルチュバッ♪♪グチュルチュバッ♪♪グチュルチュバッ♪♪グチュルチュバッ♪♪ 武史とてまだ１９歳で若さ絶倫であった。 さらに半年間女性との関係がなかったので、淫欲は溜まりに溜まっていた。 それを呼び覚まされた肉体は、肉棒に力を迸らせていた。 みるみる硬さを蘇らせ、先程より太さを増して血管が浮かび上がり、凶暴な肉棒の素顔を覗かせた。 しかし武史以上に若い環のエネルギーは、それすらも凌駕し武史の精力を吸い尽くしていった。 環としてはロストバージンが先送りになり、身体、秘部の火照りに興奮のやり場がなかった。 目の前に大好きな人の肉棒が猛々しくそそり立っている限り、むしゃぶりつく以外満たされる方法がなかった。 そして武史が恍惚とした表情を浮かべて嬌声を上げつつ射精することが、そのまま環の快感に繋がった。 武史はすぐに立ち上がることが出来なかった。 休み無く４度連続で射精したのは初めての経験であった。 武史の目には、美味しそうに舌なめずりして満足げな環の表情が魔性の女のものに映っていた。 「俺は とんでもない彼女に出会ってしまったのかもしれない」 「悦子どころじゃない それ以上だ」 「もう１回 今されたら 死ぬかも」 武史 「凄く良かったよ 環ちゃん はぁはぁはぁ 今日はここまで ねっ」 環 「えっえぇぇぇ もう？ もう１回駄目？」 武史 「お願いゆるちて」 環 「もう わかった ゆるちてあげる」 武史 「はあはあはあ」 環 「武史 気持ちよさそうだった うふふ」 武史 「大満足です はあはあ」 環 「あれれ 武史 目の下クマ出来てる？」 武史 「はあはあはあ 環に精気吸われた」 環 「あっはぁ 嬉しい これから毎日吸って上げるね」 武史 「毎日はゆるちてぇぇぇ せめて２回までにちて」 環 「もう お兄ちゃんみたいに 根性無し」 武史 「そんなぁ 男にとってピュッピュッて、体力全開なんだよ」 「それを休まず続けて２回って どんなことか分かってるぅ」 環 「そうなんだ じゃ武史 ４回連続 超凄くない？」 武史 「新記録ですぅ はぁはぁはぁ」 環 「まだ はぁはぁ言っちゃって 武史って 可愛い」 武史 「がはぁはぁ」 環 「ということは 休めば もう１回出来るの？」 武史 「ひえぇぇぇ ゆるちてぇ」 環 「今日は 環 お預けなんだから ゆるちません」 武史 「そんなぁぁぁ」 そう言いつつ環の綺麗な手で掻かれて、本人の意志とは関わりなくそそり立つ肉棒を恨めしく思う武史であった。 「俺 ホントに死ぬかも・・・・・」 既に手足、腰が重く動くのが辛かったのだが、肉棒だけ別物でみるみる猛々しくそそり立っていった。 「これで 許してって言っても説得力ないよな」 武史の瞳には、肉棒にパクッと食い付く環の姿が映っていた。 「思えばお昼食べてない お腹減った」 「環は 生き生きしている」 「マジで 俺の精気吸ってる？」 結局５連射させられた武史は、金玉の裏側が痛くて生まれて初めて射精が辛いと思った。 「アイタタ 玉が痛い 射精って こんなに体力使うんだ 参った」 これ以上抜かれては一大事と、環がお手洗いで離れた隙に浴室に逃げ込んだ。 激しい射精で全身汗びっしょりであった。 ふっと目眩にも似たものを感じ、壁に両手をついて前のめりになってしまう。 「ふう 年下の彼女って こんなに凄いのか」 環 「あっずるい 環も入るぅぅぅ」 武史 「マジかよ・・・」 ガチャ！！ 武史 「うひょおぉぉぉ めっちゃきれい」 環 「どう 環のオールヌードは！！」 武史 「ちょっと あっあぁぁぁ まってぇ」 環 「あっ もう立ててる 元気じゃん」 武史 「いや これは その いや 待って」 武史は想像以上のナイスボディで迫り来る環の肉体的誘惑に屈した。 意志とは関係無く、はち切れんばかりに肉棒は猛々しくそそり立っていった。 「フラフラなのに チンポは勝手にシンドバットかよ」 「なんとかしなくっちゃ これ以上抜かれたら マジで死ぬ」 武史 「ねぇ 環ちゃん さっさとシャワー浴びて、お好み焼き食べに行こう」 環 「えっお好み焼き？ 大好きぃぃぃ！！ うんうん 食べるぅぅぅ」 武史 「じゃ 俺が身体洗ってあげる」 環 「その手 怪しいなぁ 処女の女の子を自由に触りまくる気か」 武史 「そりゃないよ 自分から全裸になっておいて」 「しかし大胆だな」 環 「それにして おっきい ギンギンじゃない 興奮しちゃった？」 武史 「はい もう鼻血でそう」 「それにしても綺麗な身体だね 美味しそう」 環 「うふふ 未開封品よ」 武史 「はぁはぁはぁ」 環 「ちょっと 目 血走っているわよ」 武史 「そんなこと言われても うはぁ肌スベスベ」 環 「いやぁん それってオッパイ揉んでるだけじゃん 洗ってよぉぉぉ」 武史 「最高だ！！ 俺の環！！」 環 「はい 可愛がってね」 武史 「あっあぁぁぁぁぁ」 環 「あん お尻に硬いのがあたるぅ」 「今日 しちゃう？」 武史 「うぅぅぅん 我慢我慢 やっぱり記念日はちゃんとしよ」 環 「うふっ」 武史 「２人の記念日作ろうね」 環 「うん」 武史は我ながら良く我慢出来たもんだと、内心驚いていた。 肉体は強烈に環を求めていた。 にもかかわらず心は環を思う気持ちがいっぱいで、いつもなら暴走する肉体を押さえつけたのだ。 「環 愛しているよ ずっと一緒にいて欲しい」 「まあ 環がたっぷり抜いてくれたお陰かもな」 その代わり武史は環の身体の隅々まで、見て触って楽しんだ。 「極上だ 肌スベスベ オッパイもガツンってあるし 腰のくびれ最高」 環は実は恥ずかしくて、足が震えていたのだ。 そもそも男性に全裸を晒したことなど、お風呂で父親に誤って見られたこと以外無かったからだ。 環は自分のことばかり考えるような女の子ではなかった。 正直、武史は無理して我慢していると察していた。 だから敢えて大胆行動をして、武史の呪縛を解いてあげたいと思っていたのだ。 武史に処女をあげると決心している以上、無理してシチュエーションを整える必要は無いと考えていた。 「恥ずかしいぃぃぃ でも武史 嬉しそう」 環 「あぁぁぁん そんなにしないでぇぇぇ」 武史 「オッパイキレイだね 乳首も美味しそう ホララホラ」 環 「いやぁぁぁ 感じちゃう やめてぇぇぇ」 環の身体を楽しんでいる武史は肉棒を激しく立てていたが、腰を振るう体力に自信が無く、腰が重くて実は立っているのが精一杯であった。 「早く 飯食って補給しないと エッチも出来ない」 しばらくイチャイチャしてから、２人は身支度を調えてラブホテルを後にした。 武史 「うはぁぁぁ きっ黄色い やばぁ」 環 「黄色い？ 黄砂はまだの筈」 武史 「違うよ ちょっと出し過ぎると 男って 眩しさと共に 日の光が黄色に見えたりするんだ」 「ふわぁぁぁ ここまでのは 初めてだ」 環 「あらら そうなんだ うふっ」 「でも武史って 優しいのね ますます好きになっちゃった」 武史 「なにが？」 環 「わたし てっきりロストしちゃうって思っていたから」 武史 「初デートで ロストしちゃうほど 俺は飢えていないさ」 「大事な彼女なのに 本能だけって最低じゃん」 環 「ありがとう でも無理しないでね わたし武史に任せる」 「わたし 武史のものになる」 武史 「可愛いなぁ」 環 「しかしビックリ もう夕方だなんて お腹減るはずだね」 武史 「ガッツリ食べよう ここだよ 芋の花」 環 「あっここ来たことあるぅ 早く食べたい」 ２人は神戸ワシントンホテル近くにあるお好み焼き有名店「芋の花」に入っていった。 ここはお好み焼きと共に、ステーキや海鮮焼きが楽しめる焼き物の店で、神戸三宮の人気店の１つであった。 ２人はお好み焼き２枚、ステーキと海鮮焼き各１人前、サラダ１人前をオーダーすると、目を輝かせて美味しい食事への期待感でワクワクしていた。 まわりの客層も７割以上カップルであり、そんな雰囲気に押されるように２人の距離感は縮まり、遠慮無く肩を寄せ合って恋人同士の空間を作り出した。 テーブルの下では、武史の左手と環の右手は絡み合っていた。 ２人とも、ここまで異性を好きになったことなど初めて同士であり、初めて出会った結婚式の日に既にお互い予感していたのかも知れない。 そういう想いが自然と会話となっていった。 環 「武史 いつから わたしのこと 好きって思ったの」 武史 「初めて環ちゃんと目が合ったときかな」 「何故だか分からないけど 運命の女の子だと思ったんだ」 「そう思った途端 思うように話せなくて 携帯番号すら訊けなかった」 「自分でビックリしたよ 思えば 男としての ホントの初恋なのかも てへへ」 「嘘じゃないよ」 環 「武史も そうなんだ 実は わたしもあの時 そう思って」 「そうしたら 全然思うように出来なくって」 武史 「ということは 俺たち 一目惚れ同士のカップル？」 環 「そうみたい だって今も ずっと付き合ってきた彼氏って気がする」 武史 「そうなんだ 俺も」 「いきなりだけど 結婚前提で付き合いたい」 環 「うふっ でもわたしまだ１６歳よ」 武史 「ということは ご両親の同意があれば 結婚できるじゃん」 環 「そっそうだね 考えた事無かった そうだよね」 武史 「この休み中に 一度 ご両親に会わせて」 環 「マジ？ 大丈夫？」 武史 「早い方がいいよ ちゃんと挨拶して、結婚前提にお付き合いしたいってお話しする」 環 「いいけど なんか心配」 武史 「もちろん その前に 姉貴と田原さんには報告するよ」 「それに今すぐするわけじゃないさ 環ちゃん高校卒業後に」 環 「うふっ 分かりました わたしね 保育士になりたいの」 「だから 短大に進学するつもり」 武史 「保母さん？ なるほど 素敵なお仕事だよね」 環 「武史 大学６年だっけ？」 武史 「うん 医学部だから６年 でも研修医もあるから 実質最短８年かな」 環 「ずっと東京だよね わかった！！ わたし東京の短大に進学する」 「そしたら わたし高校卒業したら ずっと武史と一緒に居られる」 武史 「それはナイスアイデアだね」 環 「わたし 料理も得意だし、洗濯も、掃除もバッチリよ 重宝するわよ」 武史 「甘えちゃって良いの？ 実は東京のアパート グチャグチャでさ」 「女の子も連れ込めない」 環 「ほおぉ いい度胸しているのね」 武史 「あはぁはぁはぁ 環ちゃんの目が怖い」 環 「まあ 環が行くまでの２年ちょいは許してあげます」 武史 「マジ？ あとが怖いな」 環 「子供、隠し子は ゴメンよ それ以外は諦めモード」 「お兄ちゃん見てて思うの 自分がそばに居ないのに、男の人に駄目って言っても無駄」 武史 「環ちゃん もう悟ってる？」 環 「代わりに 環がそばに居たら よそ見はさせないように頑張るもん」 「だから 武史も わたしによそ見させないで！！」 武史 「そういうことか そんな話せる彼女に出会えて 俺って幸せ？」 環 「あら 今頃分かったの？」 武史 「はあぁ それって姉貴のアドバイス？」 環 「うふふ 良い先生が３人もいるの」 武史 「参った 姉貴に 郁美さん 敬子ちゃんか とほほ」 料理が続々と届き、２人は突然色気より食い気に切り替わり、仲良く分け合ってガツガツ食べていった。 結局、オーダー分だけでは足りず、モダン焼きも追加して、２人は満腹で超ご機嫌であった。 環 「ご馳走様でした でも ほんとにおごりで良いの？」 武史 「彼女のお代くらい 払わせてよ」 環 「うふっ でも無理しないでね」 武史 「ところで ちょっと遅くなったから 家まで送って行くよ」 環 「大丈夫よ まだ７時だもん」 武史 「そう言わないで 少しでも長く一緒に居たいんだ」 環 「うふふ」 ２人の会話は、歩いていても、電車の中でも、途切れることがなかった。 ２人はモノの考え方、物事に関する捉え方などに共通点が多く、話せば話すほど共鳴して、ますます惹かれあっていった。 山田家の最寄り駅から２人は歩いて向かっていたところ、環の父親、山田克也が車まで通りかかり、２人を認めた。 克也 「お〜い 環じゃないか！！」 環 「あっパパぁ お帰りなさい」 克也 「そちらは」 武史 「初めまして 私、森川武史と申します」 環 「わたしの彼氏なの うふふ」 克也 「うっ そうなのか まあ２人とも後ろに乗りなさい」 武史 「いや 私は ここで」 克也 「まあそう言わないで どっかファミレスでも行こう」 武史 「今度 ちゃんとご挨拶に伺いますので」 「今日は 環さんとデートして、心配なのでお見送りに来ただけです」 克也 「送ってくれてありがとう ちょっとだけだから」 武史 「分かりました お付き合いします」 環 「パパ 変な話したら わたし怒るわよ」 克也 「パパは そんな野暮じゃないよ」 山田克也（４４歳）は大阪に本社を持ち関西圏を地盤とする、機械工具を企業宛に納入する商社の三代目社長であった。 その商社は克也の祖父が創業したものであったが、二代目社長は別の者が長らく務めていた。 克也は大学卒業後に某有名商社に勤めていたが、関西圏不況に伴う経営難を乗り切る打開策として、いわば大政奉還の様な形で、社長職を引き継いだ。 克也は企業相手だけの商売を転換させ、大手ホームセンターと提携するなどして、小売り業にも進出して成功を収めて会社を建て直した。 某商社時代には、海外勤務もそつなくこなし大プロジェクトも任される幹部候補生と目されていただけに退社する際には、惜しむ声が上がった。 当時某商社でも世情通りの合理化政策で人員整理も進めていて、社内は色々と波風が立っていた時期でもあった。 克也は巧みにそのことを利用して、優秀な部下数名を引き連れて円満に退社しつつ、某有名商社の関西圏総代理店というポジションをあっという間に勝ち取った。 その事により会社の経営母体は強くして、某有名商社時代のパイプをそのまま利用できる盤石の体制を築いたのだった。 ファミレスでオーダーを終えると、克也は早速質問を繰り出した。 克也 「ずばり２人は その付き合っているのか？」 武史 「今日が初デートだったんですが、答えは はい です」 「これから ずっと付き合いたいと考えています」 環 「わたし 武史 大好き」 克也 「そっかぁ いくつか質問だけ させてくれないか」 武史 「はい いずれにしても 今度 ちゃんとご挨拶に伺わせて頂きます」 克也 「若いのに しっかりしているね では」 「武史くんは お幾つ？」 武史 「１９歳です 現在、東京の大学に通っています」 克也 「そっかぁ 大学生さんか でも東京では 遠いね」 「なんで神戸に？」 武史 「地元 神戸なんです 今こちらに姉が住んでいるんです」 克也 「なるほど 今休み期間中というわけだね」 「お姉さんは 何をされている方なのかな 良かったら教えてくれたら助かるんだが」 武史 「姉は 先日結婚したばかりで 今 専業主婦だと思います」 「旦那さんは 田原 凌さんです」 克也 「田原さん？！ あの田原グループの！！」 武史 「はい そうです」 克也 「奥様の弟さんなんですね そっかぁ」 「道理で しっかりしているわけだ」 武史 「恐縮です」 克也 「最後に 武史くんの将来の夢は何かな？」 武史 「はい 医師になって 神戸の医療を支えたいと思っています」 克也 「医者？」 環 「パパ 武史さん 東京大学の医学部に行っているの」 克也 「うはぁ これまた凄い 武史くん優秀なんだね」 武史 「姉が学費で支えてくれたお陰です」 克也 「神戸が地元ということは 高校は神戸の？」 武史 「はい 灘高です」 克也 「なるほど うん 実に素晴らしい」 「分かった もはや何も言うまい」 「武史くん 娘をよろしくお願いします」 環 「あはっ パパ許してくれるの」 克也 「パパは 環を信じている その環が選んだ人、素晴らしい子じゃないか」 「いやぁ 参った参った」 武史 「ありがとうございます」 「今度 お母様にも ご挨拶を」 克也 「そうだな それまでは 私も 何も知らなかったことにするよ」 「でないと 妻の機嫌損ねると 厄介だから がはは」 克也は武史の礼儀正しさと共に、問答に対する受け答えが１９歳という年齢からすると不似合いなほどしっかりしたものであったので感心していた。 娘、環はそんなことで靡く子ではないと信じていたが、学歴の素晴らしさに驚いていた。 「学歴としては 間違いなく 日本のトップに位置する子が 娘と付き合う」 「東京に環を連れて行かれると寂しいが 神戸の医療と言っていた」 「環は まだ高校１年生だが こんな良縁 パパとして応援するのが当然だな」 「あとは 最低限 高校時代は 環の身体を気遣ってくれれば」 克也 「私としては ひとつ２人にお願いがある くれぐれも環が高校生の間は」 武史 「仰りたいことは了解しています」 「環さんの身体のことは 最優先に守っていくと お父様に誓います」 「男としての約束として」 克也 「うん 二言はないな」 武史 「はい まだ早いですが 結婚も視野にお付き合いさせて頂くつもりです」 「そういう意味では 早い時期に 婚約も考えていきたいと思っています」 克也 「それは気の早い」 武史 「もちろん 私の一存では無理です」 「姉と田原さんとも よく話し合って その後となりますが」 克也 「いやはや 武史くんの気持ちは 分かった」 「その様子では 妻、優衣には 私からも前もって話しておいた方が良さそうだね」 「ちょっと時間を くれるかな」 武史 「はい 出来れば 来週末あたり お邪魔できれば助かります」 環 「あっはぁ あっという間に 私、お嫁さんになっちゃいそう うふふ」 武史 「それは気が早いよ まだ環には 楽しい高校生活エンジョイしてもらわないと」 克也 「うん 武史くんの言うとおりだ そんなに早く お嫁には出さんぞ がはは」 環 「そうなんだ 武史について行って 東京の高校に通いたいと思っていたのに」 武史 「これこれ お父様を困らすようなこと 言わないように」 環 「うふふ 冗談よ」 環は父、克也がすぐに武史を認めてくれたことが嬉しかった。 「そういえば パパに 男の人紹介したの初めて」 「パパ ありがとう」 武史と環は翌年の環がまだ高校２年生の時に正式に婚約し、高校卒業後に環が東京の短期大学保育学科に進学と共に結婚するのだが、この時の２人はお互いへの熱い思いで夢中であり、毎日が楽しくて楽しくて仕方がなかった。 つづく |
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| 2011.10.22掲載 |
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