| 第35話 寝取られ願望 今まさに健二のデカチンにむしゃぶりつこうとする優衣の姿が見えていた。 「優衣 止めてくれぇぇぇぇぇぇうわぁぁぁぁぁ」 ２０年近くの夫婦生活で、克也の優衣に対する独占欲、愛情は結婚当初より明確に強くなっていた。 美しい優衣を独り占めにして妻に出来て、そして更に２人も子供を設けることが出来たということが克也の人生において一番大きな成果とも言えた。 優衣は克也にとって一番大切な宝物であった筈だ。 その妻を自身の不甲斐ない中折れで、再び他の男に託すなどという判断をしてしまった自身の愚かさに気がつくのが遅すぎた。 優衣は黒い翼を畳んでいただけだ。 その翼を広げさせてしまう愚かな選択だった。 優衣が肉棒にむしゃぶりついた瞬間、克也の心はガラスのような割れる音がして崩れ去った。 「優衣 俺の優衣。。。。。。」 チュバッフゥグチュルプ♪♪ チュバッフゥグチュルプ♪♪ チュバッフゥグチュルプ♪♪ 放心状態の克也には、自身の肉棒を麻輝にフェラされる音なのか、優衣がフェラする音なのか、区別つかない状態であったが、その音が生々しく響いてきて克也の胸を締め付けた。 肉棒の大きさでも完敗を喫し、愛する優衣は健二の肉棒に魅せられているのは明らかであった。 にもかかわらず、その様子を見て興奮する自分の感情が理解出来なかった。 肉棒は女体の秘肉を求めて、ますます猛々しくそそり立ち、痛みを覚えるほどであった。 麻輝が立ち上がり、不意に視野が遮られた。 克也は必死で優衣の様子を見ようとしたが、麻輝に阻止された。 克也は抗議の目を麻輝に向けたが、麻輝の穏やかな表情に気がつき我に返った。 「俺は なにを今更ウジウジと 自分が選んだ道じゃないか」 「優衣が俺を裏切るはずがない 信じなくて どうする？」 「この話を持ちかけられたとき 優衣が会長に抱かれる姿を想像して勃起してしまった」 「俺は あの夫婦交換サイトの人達と同類なんだ」 「せっかく俺の為に わざわざ来てくれた レイナに失礼なことをしてしまった」 「それなのに なんて優しい瞳なんだ」 「美しい人だ 女優松嶋菜○子に似ている」 不意に克也の目に涙が溢れてきた。 「俺は 俺は 俺は」 麻輝はなにも言わずに克也の頭を抱きしめた。 麻輝は克也が「会」にとって適正人物なのかどうかを見極めるために、ずっと様子を伺っていた。 普通の道徳観を持つ男か、何かしらのアブノーマルな性癖を持つ男なのか、どうか。 基本的に普通の道徳観を持つ男なら、「会」にとっては不適合者である。 そのような者はいずれ後悔し、「会」を脱退しようとしたり色々と問題を起こす。 「会」は高齢による引退を除いて、一部の例外を除いて基本的に離脱は許されない。 そもそも社会的には存在してはならない集まりなのだ。 その秘匿性は最重要であり、その秘密を守るためならば、非合法な組織の手を借りることも辞さない。 だからこそ人物像の見極めが重要であり、慎重に判断する必要があった。 麻輝の克也に対する評価は、本人は自覚はしていないが寝取られ願望の性癖を隠し持っており、「会」にはうってつけの人物で、またセックスには人並み以上でかなり自信家でもあり、妻に対する愛情と独占欲も強いと診ていた。 そして今、克也は嫉妬と興奮の天秤の平衡状態にあり、ここは一気に興奮への傾斜を強くさせて、寝取られ願望への道に陥れる好機であった。 その証拠が、この状況で萎えることなく猛々しくそそり立った肉棒と嫉妬と後悔からくる涙にあった。 若いが既にベテランの麻輝にすれば、赤子の手を捻る程度の仕事に過ぎなかった。 「うふふ まだまだ純情なのね さあ 諦めて 寝取られ男に墜ちなさい！！」 「オチンチン勃起させておいて 常識人ぶっても無駄よ」 「あなたは 変態なの」 麻輝はワザと視界を遮るように、克也の目の前でブラウスのボタンを外していった。 克也の眼前に下着姿となった麻輝が立っていて、その胸元に目が釘付けになった。 「優衣級の凄い巨乳だ！！ 若くて着やせするのか 全然気がつかなかった」 麻輝が前屈みになって克也の服を脱がしに掛かると、胸の谷間が間近に迫ってきた。 「おっおぉぉぉぉぉぉぉぉ」 克也の肉棒が跳ね上がり、一気にヒートアップした。 「ぐはぁ！！」 ビュッシュ！！ 克也は興奮のあまり射精してしまった。 麻輝 「いやぁん もう」 麻輝は胸元から顔にかけて、モロに精液を浴びてしまった。 克也 「はぁはぁはぁ ごっごめん はぁはぁはぁ」 麻輝 「うふふ 興奮しちゃったのね 大丈夫よ」 「その代わり わたしに これ頂戴」 麻輝は浴びた精液をそのままで、萎えそうになる肉棒にむしゃぶりついた。 肉棒に残留する精液を吸い出される感覚に、克也はため息を漏らした。 そして克也の目には、全裸になった優衣と健二がシックスナインの体制で愛撫し合う光景が映し出されていた。 優衣が上になり方向的に丁度頭をこちらに向けている形で、優衣が肉棒に対するフェラをどのようにしているか見やすい状況となっていた。 優衣は２０㎝近くあるデカチンを愛おしそうに、そして美味しそうに、味わうように濃厚にフェラを施していた。 どう見ても普段の優衣のそれより、愛情が籠もっているように見えてしまう。 「そんなに 良いのか それが」 健二にとっては麻輝からフェラが救いであった。 もしそれがなかったら、錯乱して優衣を引っ張り全裸のまま室外に飛び出していたかも知れない。 とても１人では、その情景に耐える精神力は持ち合わせていなかった。 そう思うと急に麻輝が愛おしくなった。 仕事とはいえ、わざわざ自分のために来てくれた美女であった。 優衣はもはや克也のことなど気にも留めず、新しい、そしてより大きいデカチンに夢中だ。 嫉妬と悔しさで複雑であったが、克也も優衣以外の女性とのセックスはご無沙汰でもあり、麻輝の魅力は強烈だった。 巨乳フェチでもある克也にとって、優衣と同等以上の巨乳を持つ麻輝への興味は否定できなかった。 フェラをしてくれる麻輝の胸元へダラーっと克也自身の精液が垂れていき、バストの谷間に消えていった光景を見た瞬間、克也の男としての本能に火がついた。 手慣れた手つきでブラのホックを外し、手を差し込み揉み上げた。 「すっ素晴らしい オッパイだ 肌も吸い付くように滑らかだ 吸いたい」 それに呼応して麻輝は克也に立つように促すと、一気に服を脱がしに掛かり、克也はされるがままに従って全裸になった。 射精したばかりだというのに、肉棒は再び狂おしいまでにそそり立っており、それを誇らしげに麻輝に見せつけるように突きだした。 麻輝はその肉棒を左手で掴むと、そのまま引っ張って優衣達が絡んでいるベットルームとは別のもう一つの方へ克也を連れて行った。 克也は肉棒を掴まれ、痛みから逃れるために為す術もなく付き従うしかなかった。 克也 「ちょっちょっと あっいたた 待って」 麻輝 「うふふ」 克也は痛みで麻輝の手を振り払おうとしたが、麻輝のいたずらっ子ぽい笑顔に魅入られたように逆らうことが出来なかった。 男は肉棒を掴まれると腰が肉棒を追いかけるような体勢になってしまい、まさに腰砕けで情けない動きで従うしかないのだ。 別のベットルームに入ってしまうと優衣の様子が窺い知れず、急に不安な気持ちが沸き立つがベットに押し倒されてしまう。 麻輝は克也の行動を制約するように馬乗りになってきて、体位を逆にした。 格好としてはシックスナインの形になるが、全裸の克也に対し麻輝はまだパンティを身に付けた状態であった。 フェラをされながら別室の優衣の様子を窺おうとする克也だったが、位置的に知ることは無理であった。 そして肉棒から快楽に負けそうになり始めた時に、克也が聞きたくなかった嬌声が響いた。 優衣 「はぁう あっあぁぁぁぁぁん うくっはぁう」 それは優衣が肉棒を咥え込んだ時に決まって発する喘ぎ声であった。 いつもならば克也の腕の中だけで、許されたものだったはずだ。 それが初対面の若い男相手に発せられているという状況に、克也は困惑した。 粘性を含んだ陰部同士が絡み合う、濃厚な淫猥な音が続いた。 グチュウッジュルゥゥゥゥゥウプッ♪♪グチュウッジュルゥゥゥゥゥウプッ♪♪ グチュウッジュルゥゥゥゥゥウプッ♪♪グチュウッジュルゥゥゥゥゥウプッ♪♪ 優衣 「あっあぁぁぁぁぁすてきぃ あん 奥にあたってるぅ あぁぁぁ」 健二 「優衣 綺麗だよ ほらぁこれは」 優衣 「あっそこはぁぁぁん あっあぁぁぁぁぁぁ」 愛妻が初対面の年下の男に呼び捨てにされながら喘ぎまくるという状況に、今まで経験したことが無い興奮が克也の身体を駆け巡った。 「なんだ なんだというのだ この興奮は」 「優衣 お前は そんなぁ 俺は優衣が抱かれていることに興奮する男なのか？」 「変態」 その二文字が頭に浮かび、それを認めざるを得ない状況に置かれていることを自覚した。 目の前には愛液が染みこんで透けたパンティを履いた若い女の股間があった。 「あの美しい顔をした女のアソコが見たい」 愛妻の喘ぎ声と淫靡な音が響く中で、不意に男ならではの欲望が交錯した。 嫉妬心、喪失感、後悔の念、性的な興奮など色々な複雑な感情が入り交じり、もはや目の前の女体に逃げ込むことしか克也には残されていなかった。 パンティを剥ぎ取るように膝付近まで下げると、パンティと股間の間に頭を潜りこませた。 麻輝は克也の突然の行為に狼狽えた。 パンティは脱がされるものと考えていたのに、中途半端に下げられたまま秘部にむしゃぶりつかれた。 パンティのテンションが両脚を閉じようとするが、克也の頭部がそれを阻止する。 両脚に挟み込まれる力のせいか、克也の口が秘部に強く密着してくる。 それに加えて克也の舌使いと吸い加減が絶妙であった。 麻輝は刺激に耐えかねて、克也の身体の上に崩れ落ちた。 「はぁはぁはぁ だめぇ 力が入らない」 克也にグイッと体位を入れ替えられて、気がつくと座らされてフェラチオを促される体勢になっていた。 既に眼前には極上のデカチンがそそり立ち、迫ってきていた。 麻輝は気持ちを立て直す間もなく、口にデカチンを押し込まれた。 「あぁぁぁん これが克也の本質なのね」 「強引なオトコって 好きよ」 突如として、麻輝のＭ性にスイッチが入ってしまった。 克也は麻輝が拒否を示さないことをいいことに、麻輝の頭を押さえつけ激しく腰を前後させ始めた。 克也ほどのデカチンをイマラチオするには、女性側に相当な熟練が必要であった。 普通サイズでも歯が肉棒にどうしても当たって傷つけてしまうのだ。 行為自体は女性側の負担が大きいが、身体的ダメージは男性側が負いやすい乱暴なプレイであった。 なのでアダルトビデオなど過剰演出に過ぎないのであるが、意外に男性が憧れ嵌まっているケースが多いもののひとつであった。 なにより女性を征服している、従わせているという自尊心を満たす行為であった。 結果、暴力で女性を従わせるレイプ犯が好んで行う行為でもあった。 麻輝はそのような男達をたくさん経験してきたし、自身がイマラチオを嫌いじゃなかったので抵抗感なく受け入れたが、克也に対する評価は下がったのは否めなかった。 「所詮 井の中の蛙 奥さんしか知らない男」 克也は麻輝の秘部を味わった瞬間、自身がずっと狭い範囲で生きてきたことを痛感した。 世の中には自分が知らない美味しいものがまだ沢山あり、その狭い視野で優衣を愛してきたことを再認識した。 それほど麻輝のオンナの蜜は衝撃的であった。 夢中に蜜を味わっているうちに、黒い欲望に取り憑かれていった。 「このオンナを 本気で逝かしたい」 すると男の頭の中は淫交のことで一杯になり、相手の女性の分析に動き出す。 「本気で逝かすには 麻輝の好みに沿ったプレイが一番」 「このフェラチオ 舌使い 吸い方 あの表情 間違いなくＭ体質のはず」 「彼女若いが プロだ ならば ここは敢えて乱暴なイマラチオで」 イマラチオを初めてすぐに克也は吐息を漏らしてしまった。 「さすがプロだ こんなに激しくしても歯が当たらない」 「吸い加減も絶妙だ」 克也は激しく腰を動かしながら、思わず優しく麻輝の頭を撫でてしまう。 克也ほどのデカチンともなると、実はイマラチオは儚い夢であった。 優衣も積極的に協力してチャレンジしてきたが、やっぱり太すぎてカリ首に歯が当たってしまうので、最後までどうしても出来なかった。 克也自身、イマラチオが女性に大きな負担を掛けるということを知っていたが、やっぱり１度は経験したいという願望は捨てきれなかった。 初めてアダルトビデオでイマラチオを見た時の克也の驚きは小さいものではなかった。 愛妻、優衣にその気持ちを話して挑戦したが、難しいという現実に直面した。 優衣から克也ほどデカチンで太いと、かなり意識していないと歯を当てない様に出来ないが、連続して受ける喉元の激しい圧迫感と衝撃、そして気道が詰まる繰り返しに限界があると告白された。 そこで克也のイマラチオへの願望は潰えたのだった。 その克也の長年の夢は、いとも簡単に麻輝により叶えられた。 隣室から聞こえてくる優衣の喘ぎ声をＢＧＭに、克也は夢であった快楽にヒートアップしていった。 先程まで感じていた愛妻を初対面の男に寝取られるという屈辱感は一掃され、男が連れて来た若い女を陵辱して征服しているんだという興奮が上回った。 「イマラチオ の良さは この征服感にある」 クチュゥゥゥプッグップッハァ♪♪ クチュゥゥゥプッグップッハァ♪♪ クチュゥゥゥプッグップッハァ♪♪ 克也 「うっほぉ はぁっはぁっはぁっ！！」 クチュゥゥゥプッグップッハァ♪♪ クチュゥゥゥプッグップッハァ♪♪ クチュゥゥゥプッグップッハァ♪♪ 克也 「でっ出るぅぅぅぅうっはぁっうっ・・・・・・」 克也は先程射精したばかりだというのに、再び濃厚な精液を麻輝の喉に向けて放った。 麻輝は当然とばかりに、肉棒を吸い上げて残留する精液すら飲み干した。 克也は射精による疲労感で、腰が抜けたように座り込んだ。 そして麻輝を愛おしそうに抱きしめた。 克也 「ありがとう レイナ 苦しくなかった？」 「ごめんね 俺 ずっと夢だったんだ」 麻輝 「うん？ 夢？」 克也 「一応 俺ってデカイ方だから イマラチオ 今まで うまく出来なかったんだ」 麻輝 「あらぁ そうだったの うふふ」 克也 「ごめんね」 麻輝 「謝らなくても」 克也は麻輝の頭を優しく撫で続け、麻輝を精一杯労った。 麻輝には驚きと共に、健二以外に感じたことがなかったトキメキを覚えた。 男性に優しく頭を撫でてもらうことなど普通は無い。 麻輝が仕事で疲れて健二に甘える時に、健二が決まってする行為で、麻輝はその「ひととき」が堪らなく大好きであった。 その「ひととき」の為に麻輝は健二にずっと付き従ってきたという事実は、当の健二には全く自覚は無かった。 そう感じてしまうと、麻輝の克也に対する態度は一気に好意的なものに変化を遂げた。 麻輝 「うふふ イマラチオ好きなの？ いつでも アタシしてあげるわよ」 克也 「えっ？」 麻輝 「入会するんでしょ わたしのこと嫌い？」 克也 「大好きさ ここだけの話 惚れてしまいそう」 麻輝 「あらぁ もう」 「それにしても 向こうは盛り上がっているわね」 克也 「正直 あそこまで喘がれると 辛いよ」 麻輝 「うふふ 自分の時より気持ちよさそうに感じる？」 克也 「ああ あっまた逝った いくらなんでも逝きすぎじゃ」 麻輝 「そう感じるって マンネリの証拠ね」 克也 「マンネリ？」 麻輝 「セックスって食事と一緒 ずっと同じもの食べてると」 「美味しいものでも いつの間にか普通になっちゃう」 「これは 男も女も 一緒よ」 克也 「それはあるかも」 麻輝 「きっと奥様 優衣さんも 違うの味わうと 克也さんの味 再認識すると思うわ」 克也 「それじゃ 俺も」 麻輝 「そういうこと それが「会」の狙いだと思うの」 「それに まだ出来るでしょ わたし もう我慢出来ないの これ欲しい」 「責任取って頂けるかしら？」 克也 「ちょっと待って 一晩中頑張ります がはぁはぁ」 「もう戻れないよ 入会するさ」 「もちろん レイナと定期的に会えるよね」 麻輝 「うふふ それは 克也がわたしに投資してくれれば その分会えちゃう」 克也 「そうだった そういうシステムだったね」 麻輝 「わたし 特別スタッフだから ごめんね」 克也 「いやいや こちらこそ」 「でも相思相愛で会える方が良いよね」 「そうさせて貰って良いかな」 麻輝 「うふふ それは今晩次第かな？」 克也 「おっ よし 俺の実力を見せてあげる」 麻輝はしっかり自分の売り込みに余念が無かった。 克也が予想以上に良い、素敵な男性であったので、麻輝はお得感で満足であった。 これからの克也とのセックスへの期待感もいっぱいで、ワクワクしていた。 それは麻輝の想像以上で、激しく長いものだったので、経験豊富な麻輝ですらアクメを極めすぎて失神してしまうほどのものであった。 結果、麻輝の方が克也とのセックスを楽しみにしてしまう関係となったが、麻輝は決してそのようなことを表面にも言葉にも出さず、克也にずっと自身に投資させるということを忘れなかった。 つづく |
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| 2011.11.12掲載 |
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