第59話　凌と敬子


　田原は女子会専用に購入した日産エルグランドを走らせていた。
　田原はやっと敬子が誘ってくれたので、嬉しさのあまり高揚していた。
　気がつくと肉棒が既にスラックスを突き破かんばかりに硬くそそり立っており、ハンドルに当たって運転しにくかった。
　まだ会ってもいないのに敬子の肢体への欲望が抑えられず、こんなに会う前から勃起したのは結婚前の週末限定情事で亜紀を迎えに行った頃以来であった。
　最近活発な郁美や紗弥との情事前でも無かった現象であった。
　それだけ田原は敬子に惹かれていたのだ。

敬子は大学校舎のある六甲山系麓にある鶴甲団地付近のバス停に佇んでいた。
　国立大学でありながら、ミスキャンパスと注目を浴びる敬子が路上でボンヤリ佇んでいたら、注目を集めないはずがない。
　同じく帰宅の途につく男子学生達はしきりに敬子の様子を窺いながら、路線バスに乗り込んだり、原付バイクを走らせたりしていた。
　彼らは敬子に話しかけたい、一緒に帰ってお茶でもしたいと思っていた。
　例えイケメンの山田 徹という彼氏がいると知っていても、若い男達の血潮は沸騰していた。
　容姿、知性の全てが揃った敬子はご馳走なのだ。

　にもかかわらず彼らにとって敬子は眩しすぎて、気が引けて敬子に声をかけることすら出来なかった。
　決して敬子は近寄るなバリヤーを張っていた訳でなく、むしろウエルカムであり、もっとお話しようというスタイルなのだが、未熟な若い男達には近寄りがたい雰囲気を醸し出していた。
　なので敬子に声をかけられない者達は、既にその時点で敬子と親しくなる資格が無いのだ。
　敬子が出入りする武田研究室の学生、大学院生は、もうすっかり敬子の魅力の虜であった。
　深夜まで泊まって研究実験を行う大学院生達のために、敬子は夜食を手作りして置いておくなどしてくれるものだから彼らはメロメロであった。
　しかし敬子は既に研究室にとってマネージャー的存在、兼アドバイザー的存在であり、不可侵なアイドルでもあった。

　敬子の前に滑り込むように白い日産エルグランドが止まった。
　第三者からすれば敬子の父親とも思える田原が運転席から満面の笑みで敬子を見つめていた。
　敬子も満面の笑みを浮かべて、手を振りながら駆け寄る。
　男子学生達はその様子を見ながら、敬子はやはり手の届かない天使なのだと思った者が多かった。
　敬子の白い膝上丈ミニスカートから覗く真っ白で伸びやかな両脚が躍り、エルグランドの開口面積の大きい乗降口に消えていった。
　男子学生達は唖然と天使の残像を見つめていた。

敬子　「お疲れ様ぁ　田原さん」
田原　「おう　敬子ちゃん　そろそろ　「田原さん」は止めて　凌　って呼んで欲しいな」
敬子　「うふふ　努力します」
田原　「さて　行こうか」
敬子　「どこに連れて行ってくれるのかなぁ」
田原　「敬子ちゃん　亜紀のこと大好きだろ」
敬子　「うん　大好き　わたしの　姉ちゃんですぅ」
田原　「だから　まだ　郁美や紗弥ですら行ったことのない　亜紀との思い出の場所に」
敬子　「えっえぇぇぇすごい　どこ？」
田原　「結婚前に　週イチだけ　亜紀と逢っていたの知ってるかな」
敬子　「うんうん　亜紀姉さん　鉄壁の週末限定恋人伝説ね」
　　　　「田原・・・いや　凌って　よく我慢できよね　今では信じられない」
田原　「がはぁはぁ　辛かったさ　でも亜紀に嫌われたくなかったからさ」
　　　　「我慢するしか　なかったんだ」
敬子　「うふふ　惚れた方が負けとは　まさにこのこと」
田原　「トホホ　今でもそうだけど」
敬子　「うふっ　亜紀姉さん怖いもんねぇ」
　　　　「それで？」
田原　「ラブホの特別室　俺と亜紀限定の部屋があって　そこに」
敬子　「それは　うん　行きたいぃ　見たいぃ　伝説の部屋ね」
田原　「ああ　部屋の調度品　全て亜紀チョイスだからね」
敬子　「そうなんだ」
田原　「なにせ　その部屋作るために　建てたラブホだからね」
敬子　「えっ・・・・・その為に」
田原　「がはは　あの部屋しばらく行ってないから」
　　　　「これからは　敬子ちゃん専用にしようか」
敬子　「えっ　いいの」
田原　「いいさ　亜紀は もう興味ないみたいだし」
　　　　「これからは　敬子との部屋にしても良いな」
敬子　「うふっ　楽しみぃ」

　車内に若い女の子特有のシャンプーの香りがたちこめて、ただでさえ勃起したままの肉棒は狂おしいまでにギンギンに硬くなった。
　ズボンがキツすぎて、既にベルトも緩めファスナーも下ろしていたのだ。
　トランクスを突き破くのではという位にテントが張ってたが、田原は平静を装い何食わぬ雰囲気で運転を続けていた。
　普通の乗用車、セダンなら後部座席にいる敬子にも、田原の股間の異常に気がついたはずだ。
　今日偶然にも日産エルグランドでやって来た幸運を田原は実感していた。
　まさか童貞の若者のように、女性に会った途端に肉棒を立てているなんて、知られるのは恥辱であった。
　ルームミラーに映し出される膝上丈ミニスカートから覗く真っ白で伸びやかな両脚が、田原の興奮を加速した。
　次第に鼻息が荒くなってしまうのを自覚していた田原は焦った。
「ヤバイ　我慢出来ない　なんて綺麗な足をしているんだ　ああぁぁぁ触りたい　舐めたい」

　田原は普段となにか違うと女の本能がそう警告し、敬子はなんとなく緊張していた。
　田原はいつもは敬子の大好きな亜紀の旦那さんとして優しく接してくれていたし、いろいろとご馳走してくれたり、なにかとプレゼントしてくる素敵なおじさまであった。
　田原の亜紀や郁美、紗弥を見つめる目はオスそのものであり、なんとかして彼女達とベットを共にしたいとあの手この手で熱心にアプローチしていた。
　これまでは敬子自身がまだ気持ち的にガードしていた部分もあり、そのような状況になるのを回避していた傾向があった。
　田原はそんな敬子に対して、亜紀達に向けるような激しい肉欲をぶつけてくることは一切無かった。
　女心とは不思議なもので、それを淋しいと思う気持ちが生まれていたのも事実であった。
　祐司との経験でオンナの階段を昇り始めた敬子は、亜紀と郁美の負担軽減という理由づけをして、田原に対して解禁のサインを送ってしまった。
　その結果、田原に生じたものは敬子の想定を上回る熱いマグマのような劣情であった。
　一緒に車内にいるだけで、既に犯されているような錯覚を覚えていた。

　敬子自身も女性として田原に対しては興味津々であった。
　間もなく５０歳になるという田原は見た目は若々しく４０歳前半に見えるし、この若さで地域経済の実力者でもあり、この世のもので不可能なことはないとも言える男性であった。
　それでいて女性陣にはめっぽう弱く、優しくて、いつも優しい笑顔で抱き包んでくる存在であった。
　亜紀達から聞かさせられるベットの上の田原は絶倫な貪欲なもので、そのギャップが魅力だと敬子は考えていた。

　普通のサラリーマン家庭で育った敬子は倹約が身についた普通の金銭感覚であったが、郁美と紗弥は当たり前といった雰囲気で田原の懐から高額なブランド品を次々買って貰う様子にやや驚きを感じていた。
　郁美と紗弥は典型的なお嬢様育ちで、基本的に金銭感覚が敬子のものとは別次元であった。
　亜紀は敬子とは通じる金銭感覚であったが、田原の膨大な資産の前に亜紀はある日を境に一転激しい散財を始めていた。
　敬子は驚いたが、亜紀の一言で全てを察した。

亜紀　「うぅぅぅん　どうしよ　あれだけ使っても増えるの　毎日　何百 何千万単位で増えるの」
　　　　「だから　わたし達が使わなきゃ　みんなが儲からないの」
敬子　「えっ？」
亜紀　「凌はお金を増やすことには　もう興味ないの　なのにどんどん増える」
　　　　「わたし達のところに　お金が貯まるということは　富が集中しているの」
　　　　「つまり　富が入らない人が増えるのよ」
　　　　「だから　どんどん使わないと　敬ちゃんも　買って良いのよ」
敬子　「えっえぇぇぇぇぇ　そんなぁ」
郁美　「へへへ　好きなブランド　大人買いすると　スッキリするわよ」
敬子　「そんなことって」
亜紀　「凌は　たまに車しか買わないし　もうわたし達が買うしかないの」
敬子　「お金は天下の回りもの」
郁美　「そう　それ」
敬子　「・・・・・・」

　敬子は田原と男と女の関係になってしまったら、亜紀や郁美達と同じように田原の資産を使わなければならない存在になるんだと、不意に思い困惑の笑みを浮かべていた。
　違う自分になってしまう様な気がして、ボンヤリと車外で流れる景色に視線を投げていた。
　そもそも田原を誘ったのは自分自身で、亜紀の庇護で閉じられていた男女関係への扉を自ら開いたのだ。
　もちろん田原への男性としての興味津々で、徹と祐司を知った後の男性としては田原が最高の男性だと思っていた。
　今この時点でも田原は亜紀にふさわしい男性だと思っていたし、自分は随分背伸びして焦って一歩を進んでしまったのかもしれないとも自覚していた。
　性的な面はともかく、いつの間にか自分もセレブな世界に踏み込んでしまうことに違和感があったのだ。
　敬子はサラリーマンでコツコツ働いて自分を育ててくれた父親を尊敬していたし、その生き方は素晴らしいと考えていた。

田原　「敬子ちゃん　大学忙しそうだね」
敬子　「大丈夫です　楽しくエンジョイしてますぅ」
　　　　「そう言えば　田原さんって大学って行かれたんですか」
田原　「あはぁっ　実は俺も　神戸大学なんだ　がはは」
敬子　「えっえぇぇぇ先輩ぃ」
田原　「がはは　そうらしい」
敬子　「知らなかったぁ　えぇぇぇ　何学部ですかぁ」
田原　「経営学部という　ありきたりなパターンだよ」
敬子　「なるほどぉ　納得　格好いいぃ」
田原　「照れるな」
　　　　「それにしても敬子ちゃん　いつもシンプルな服装なのに　なんかドキドキするよ」
敬子　「だって　サラリーマンの父が　質素が一番　敬子を美しく見せるって言ってくれますから」
田原　「うん　そうだね　さすがお父さん　若い女の子は質素が一番引き立つよ」
　　　　「なんかゴチャゴチャ着てると　中身が大したことないだろって思うよ　男はね」
敬子　「そうなんですか」
田原　「そうさ　亜紀達も着飾るときはあるけど　普段は いったってシンプル」
　　　　「やっぱり　中身が極上だと　その方がキラキラして　美味しそうだよ」
　　　　「亜紀が いつも言ってるよ　敬子ちゃんが羨ましいって」
敬子　「えっえぇぇぇ　わたしはまだまだですぅ」
田原　「それは自分で決めることじゃないよ」
敬子　「へえっ？」
田原　「それは　まわりの男が決める」
　　　　「そして　俺の判定は　最上級極上オンナ　当確」
敬子　「褒めすぎぃ」
田原　「よぉぉぉし　それでは今から　それを証明してあげよう」
　　　　「このホテルだよ　ご入場ぉ」
敬子　「えっえぇぇぇ もう着いたの」
田原　「もう逃がさないよ　がおぉぉぉ」
敬子　「あれれ　やっぱり帰りたいぃ」
田原　「俺様は　もう後戻り出来ないのさ　リミッター全開」
敬子　「うふっ　あれぇ」
田原　「ここは専用駐車場で　あの専用エレベーターで最上階に直行さ」
敬子　「すごいぃ」
田原　「さあぁ　行こう」
敬子　「良いのかな　わたし」
田原　「大丈夫さ　亜紀からは　女子会の子は　公認貰ってる」
敬子　「それって」
田原　「まあ　あの時は　亜紀も　紗弥のこと念頭にあったと思うけど」
　　　　「俺は　敬子ちゃんの為に残していたのさ」
敬子　「凌さん・・・」
田原　「敬子ちゃんは　俺にとっても特別な子だと思っているんだ」
　　　　「さあぁ　おいで」
敬子　「あれれ　あれっ　それって　まさか大っきくしてるの」
田原　「そうさぁ　もう　待てない　それっ」
敬子　「きゃあぁぁぁ　うそぉぉぉ」

　田原はあっという間に敬子をお姫様抱っこすると脱兎の如くエレベーターに駆け込んだ。
　田原の鼻息は既にとても荒く、もはや止められない雰囲気プンプンで、敬子は驚きつつ諦めた。
　男性がこうなったら冷静な判断力は無くて、情熱的な性欲を発散せずには治まりがつかない生き物だと敬子は既に十分すぎるほど体験していたからだ。
　田原ほどの大人の男性ですら、自分に対して欲望を燃えたぎらせてくれるというのはオンナとしては嬉しいことでもあるので、敬子は田原に身を委ねた。
　敬子の背中には熱く硬い肉棒がぶつかり、敬子は経験したことのないシチュエーションに興奮していた。
「わたし　ホントに田原さん　凌に抱かれちゃうのね」
「なんかワクワクするの　わたしって　淫乱なのかしら」

　エレベーターが開くと、プーンと亜紀が好んで使うアロマオイル「ベルガモット」の香りが漂ってきた。
　フルーティで甘い感じの柑橘系の香りが、ちょっと緊張していた敬子を落ち着かせた。
　室内は亜紀らしいモスグリーンに統一された調度品で落ち着いた雰囲気で、敬子は一番驚かせたのは一流ホテルスイートルーム真っ青の広さであった。
　最上階ワンフロアを全て占有しており、奥にはキッチンらしきスペースも見えた。

敬子　「すごいぃぃぃぃぃ広いぃ」
田原　「では　ベットにレッツゴー！！」
敬子　「いやぁん　がっつかないでぇ　シャワー　シャワー浴びたいぃ」
田原　「大丈夫　敬子ちゃん綺麗だよ」
敬子　「駄目っ　子供じゃないんだから」
田原　「もはや我慢の限界」
敬子　「じゃあ　一緒に入ろう　お風呂でしてあげるから　ねっ」
田原　「えっ　がはは　わかったぁ」

　敬子は観念して下着姿になると、すぐ目の前で田原は堂々と全裸になり自慢の肉棒を見せつけてきた。
　敬子は郁美から話は聞いていたが、田原の肉棒を直接見るのは初めてであった。
　それは竿部分が既に太さが40ミリを越えていて既に極太なのにパールが螺旋状に埋め込まれ、カリ部分は松茸状に直径50ミリぐらいあろうかという勢いで大きく張り出していた。
　まさに凶器ともいえる極太の肉棒であった。
　長さこそ徹や祐司より短いように見えたが、一般男性よりは十分長く、そして圧倒等的な迫力のある逸物であった。
　徹や祐司を経験した敬子ですら、本能的に自分の中には入らないと尻込みしてしまった。
「ひいぃぃぃ　聞いていたより太い　絶対　裂けちゃう」
「あぁぁぁん　郁美姉さんの忠告　ちゃんと聞いておけば良かった」
「凌さんのは　別格　別物だわ　怖いぃ」

田原　「あらら　敬子ちゃん　ひょっとして焦ってる？」
敬子　「うん　怖いよぉ」
田原　「がはは　任せない　きっと病みつきになるよ」
敬子　「でも　太いし　変なブツブツがぁ」
田原　「これが良いんだよ　亜紀も　郁美ちゃんも　紗弥ちゃんも　涎垂らすほど　喜んでるよ」
敬子　「そうは　言っても」
田原　「俺は凄いから　心配しなくて良いから　がはぁはぁ」
　　　　「乱暴にはしないよ　ゆっくり　入れたげる」

　田原は手慣れた手つきで敬子のブラを取り去った。
　敬子の最近ＤカップからＥカップに成長を遂げたマシュマロのようなオッパイが躍り出た。
　その瞬間、田原のリミッターが弾け飛び、目にも止まらない早さで敬子のオッパイにむしゃぶりついた。
　そうなると獣と化した田原は荒々しく敬子のパンティを引き剥がすと、敬子を抱きかかえベットに飛び込んだ。

敬子　「うそぉつきぃ　いやぁぁぁぁぁ　汗かいたの　いやぁん　だめぇ」
田原　「いただきますぅ」
敬子　「だっ駄目ぇ　はぁう　あん　やぁ　あん　あぁぁぁん」

　田原の右手は敬子のクリトリスを早くも捉え、芸術的な繊細な動きで敬子の抵抗を封じた。
　口で絶妙な吸い加減でオッパイを弄びつつ、舌は繊細に乳首を転がした。
　田原の女体を知り尽くした熟練の技に、既にオンナの女体となった敬子の肢体はあっという間に燃え上がり、セックスモードに引きずり込まれていった。
　田原の女体への執着、そして知識と経験は既にプロ並みであり、もともとレズビアンで男性とのセックスは仕事と割り切っていた亜紀を自分は女なのだと屈服させ、初めて逝かせた実力は本物であった。
　敬子は経験と知識がまだまだ未熟でありながら、徹と祐司にタップリとオンナとしての悦びを教えられてしまった若く弾けるような肢体を田原に委ねてしまったのだ。

　敬子は目を白黒させながら、崩れるように肢体に燃え広がる悦楽に飲み込まれていった。
　蕩けるような大人のディープキスをされるとオンナの悦楽への欲望が理性を駆逐してしまい、自然と両手を田原に巻き付けていった。
　そして心の片隅にしまい込んでいた田原への憧れの気持ちが膨れあがっていた。
　初めて亜紀の夫として紹介されたあの日から、敬子は田原へ密かに憧れの気持ちを抱いていたのだ。
　少女から大人の女性に階段を登ったばかりの敬子にとって、初めて出会った素敵な大人の男性であった。
　敬愛する亜紀の夫という付加価値も、その想いを後押しした。
　あの頃は、そんな田原に抱かれるなど想像だにしなかったが、それが現実になった今、敬子の片想いは成就して充足感に溺れていった。
「あぁぁぁん　ずっと好き　ずっと愛していたの　凌さん」

　男と女はお互い求め合ったディープキスすると不思議と言葉無しで意志が伝わる時がある。
　田原と敬子の意志は通じ合い、二人は激しくお互いの身体を求め合い始めた。
　田原は敬子の肢体が愛おしくて、吸いながら舐め回して楽しんでいたオッパイから舌を這わしてあらゆる部分を舐め回した。
　ホンノリと酸っぱい汗の香りがする腋の下も、イヤイヤする敬子の抵抗を封じて舐め回した。
　恥辱と愛されているという思いの狭間で、敬子は肢体の仰け反らせて熱病のような快楽に耐えた。
　敬子が恥じらい身悶える姿に、田原の興奮はヒートアップしていた。
　敬子の太股に凶暴の肉棒が密着して、秘肉を求めて出番を待ちきれずに脈打っていた。
「うぅぅぅん　入れたい　敬子とひとつになって　味わいたい」

　田原は沸騰する肉欲を無理矢理押さえ込んで敬子の股間に潜り込むと、ムッと若い女の子特有の酸っぱい匂いが鼻腔に広がった。
　自覚のある敬子は身をよじって上に逃げようとするが、田原は両脚を抱え込んで押さえつけ、それを許さない。
　オンナ達は汚れた身体を舐められる、嗅がれるのを極端に嫌がる傾向がある。
　匂いはそれぞれ個性があり、その淫臭が男を激しく興奮させるスパイスだ。
　裾腋臭、腋臭体質の極端な体質の女性は例外だが、この女性特有の淫臭と汚れに抵抗感がある男は一流の色事師に成れないし、女から本気の愛情を受けることが出来ない。
　田原は大好物であり、まさにバイヤグラに匹敵する興奮剤であった。
　惚れ惚れする美形である容姿とその容姿から想像も出来ない淫臭のギャップが堪らない。
　田原は夢中になって舌を伸ばして、敬子の秘部に舐めて吸いついた。

　ジュルゥゥゥジュルゥフッ♪♪ジュルゥゥゥジュルゥフッ♪♪

敬子　「ひぃういぃ　あん駄目ぇぇぇ　あっあっ あん　はぁう」

つづく