愛し合う　ドミンゲス 作
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斉藤高広シリーズ第３話

＜出発＞

　私の名前は斉藤高広。３０歳の普通の会社員です。
　今日は前回のお話の頃に出会ったある女性のお話をしようかと思います。

　私はこの日も相変わらずカワカミ係長の脚にムラムラし、欲求が高まるばかりでした。
　マキコさんとは先週に逢ったばかりのためしばらく会えず、この性欲をどうしたものかと悩んでいました。

　仕事が終わり、このまま帰宅するのもつまらないなと考えた私は、行きつけの飲み屋に行ったのです。
　そのお店は一人で行くのにちょうどよく、こぢんまりとした庶民的なバーという雰囲気です。
　店内に入り、いつも座る奧の方のカウンターに座り、ビールを注文しました。
　店内には私以外にカウンターに座る男性客が１人と女性客が１人、テーブル席にカップルが１組おり、それぞれ思い思いにビールやカクテルなどを飲んでいました。
　店内に流れるＢＧＭを聞きながら、お酒を一人で飲むこの時間は私にとってホッと一息つける時間でした。
　ふと、カウンターに座る女性客に目を向けると、女性はうつむきながら、やや肩が震えているように見えたのです。
　その女性が顔を上げた瞬間、ほんのり桃色に染まった頬に流れるものを見て、私の胸は何故か高鳴ったのです。
　酔った勢いだったのでしょうか、女性客の隣に腰掛けた私は、
「よければご一緒しませんか？ご馳走します。」そう言って近づいたのです。
「あ、えっ？いや、け、結構です。」女性は当然のように驚き、涙を拭いながら答えました。
　女性の前に置かれたグラスは空になっていたため、
「おかわりでいいですか？」と女性に尋ね、女性が返答する前にマスターにおかわりを注文しました。
　新たにお酒が注がれたグラスが目の前にくると、
「一杯だけでも付き合ってください。」と言い、グラス同士を合わせました。
　女性はとまどいながらも、
「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて・・・いただきます。」といい、口にグラスを運びました。
「お名前は？あ、その前に・・私は斉藤高広と申します。」
「・・・サヨ・・です。」
「サヨさんか。よくこの店にはいらっしゃるんですか？」
「は、はい・・。落ち込んだりすると、ここに来てます・・。」
「なるほど。では、今日も何か落ち込んでらっしゃるんですか？」
「い、いえ・・今日は別に・・落ち込んだりはしてません。」
「でも・・いや、聞くだけ野暮ですね。せっかくです、楽しく飲みましょう。」
　彼女の、サヨの涙の理由には触れず、お互いの仕事など、他愛の話をしていました。
　話の中で、サヨと私は同い年であることが判明したことで、２人の距離感が縮まったのか、私が勤める会社の近くにある総合病院で看護師をしていることなど、すぐに打ち解けていきました。
　何杯目かのお酒が空になり、
「そろそろ出ますか？」と私はサヨに聞きました。
　この時の私は仕事中のカワカミ係長による誘惑によって、性欲を満たすことだけしか考えていませんでした。
　約束通り、サヨにご馳走し、店を出ました。
「ご馳走さまです。」サヨは頭を軽く下げ、乱れた髪を直していました。
　その仕草に私を抑制していた鎖が切れたのでした。

　駅まで一緒に歩くことになり、他愛のない会話を交換していました。
　その中で、サヨはこう私に聞いたのです。
「斉藤さんは、特技とかあります？」
「特技？特技か・・・」
「これだけは誰にも負けないって自信を持っている人って憧れるんですよね。」
「自信ねぇ・・あると言えばあるかも。」
「えっ、何ですか？」
「・・・セックス。こう見えても、セックスには結構自信あるんだ。・・・試してみる？」
　急にこのような事を言われて驚かない女性なんていないでしょう。
　サヨも案の定、驚き、何も発せないでいました。
「冗談が好きなんですね。」ようやく発した言葉はありきたりな、その話題を回避しようとする内容でした。
「冗談じゃないよ。本気で誘ってるよ。」
　サヨは恥じらいからなのかやや視線を右往左往させながら、私を見てきました。
「・・本気、なんですか？」
「もちろん。冗談で初対面の女性にこんな事は言わない。」
　酔っぱらいの人達の声や自動車のクラクションなどで騒がしい中、２人の間に沈黙が続きました。
「・・・お願いします。」
　微かにそう聞こえてきました。私はサヨへ視線を向けると、何かを決意したような、そんな表情をしていました。
「よし、それじゃあ行こう。」そう言って私はサヨの手をとり、ホテル街へと歩を進めました。

　ホテルへ到着すると、荷物を適当に置き、ソファに腰掛けもせず、私はサヨに抱きつきました。
　サヨも驚きながらも、両手を私の腰に回し、抱きついていました。

　抱き合った状態になってから、私とサヨが交わるのに時間は掛かりませんでした。
　お互い見つめ合い、唇を重ね、舌を絡め合い、唾液を交換します。
　片方の手はサヨのお尻を掴み、もう片方の手は胸へと移動します。
　サヨの尻や胸は豊満で、洋服の上からは想像出来ないほどのグラマーな体型でした。
　背中の方へと手を移動させ、ブラジャーのホックを外すとサヨは一瞬、ビクンと体を震わせました。
　着ているブラウスのボタンを一つずつ外していき、目の前に露わになるサヨの乳房は、肉感に恵まれており、程よい桃色をした乳輪の中心にやや大きめの乳首があり、存在感を放っていました。
　頬張りたい欲求を抑え、まずは両手で乳房を揉みながら親指を軽く乳首に接触させました。
　すると途端にサヨの乳首は隆起し、サヨの吐息も聞こえてくるようになりました。
　もう一度、サヨと唇を重ね、音を立てながらキスをしながら、次は親指と人差し指で摘み、先ほどよりも強めの刺激を与えました。
「アァッ」とサヨはか細く喘ぎ始めました。
　衝動に駆られた私は、ベッドに押し倒し、仰向けになったサヨの乳首をさらに強く捏ねくり回して刺激を与えていきました。
「アァーッ、ダ、ダメ・・」サヨは徐々に声を荒げていきます。
　右手でスカートをめくり股間へ手を近づけると、下着とストッキングの上からでも分かる程に、湿っているのが分かりました。
「もう濡れてるよ。」
「は、恥ずかしい・・」
　恥じらいながらも部屋のライトの為か、サヨの瞳は輝いており、雄を求める雌犬のようでした。
　そのままストッキングの上から割れ目を探るかのように愛撫し、サヨの反応を見ながら私は興奮を高めていきました。
　スカート、ストッキングを脱がすと、言ってもいないのにサヨは両方の脚を軽く開いた状態でした。下着の割れ目に当たる部分はすでに愛液により濡れていました。
　下着を脱がせ、黒く生い茂った股間に顔を近づけると、汗と愛液が混じり合い、強烈な臭いを放っていました。
　紅く色付いた性器に私は舌をつけ、上下左右に動かしながら、サヨの愛液を味わいました。
「アァン、き、気持ちいい、気持ちいいよッ！」サヨは体を捻りながら快感を表現していました。
　徐々にクリトリスが勃起し、念入りにその箇所を舌で刺激したのです。
「アァッン、ソ、そこはッ、ダメッ・・イ、イィッ、イッちゃうぅー！」
　サヨは一層激しく喘ぎ、そして腹部をビクンと痙攣させながら、全身に力が入っていました。
　サヨの性器は愛液で溢れ、生き物の如く今にも肉棒を喰らおうかとしていました。
　私自身も我慢が効かず、ズボンを脱ぎ捨て、下着を下ろし、肉棒を露わにしました。
　サヨは私の肉棒をウットリとした表情で見つめながら快感に浸っていました。
　肉棒の先端をサヨの性器に当て、愛液によって肉棒を潤滑させると、そのままサヨの性器は私の肉棒を受け入れ、奧深くまで挿入されていきました。
「アァッン、す、スゴイ・・おっ、おっきぃ、気持ちいぃ・・アァン」
　肉棒はサヨの性器内の肉壁を擦り、先端は奥深くを突き上げていました。
「アァン、アァッ、ハァッ、お、おく、奧にあたって、き、気持ちいいよぅ。」
　目を瞑り、自らの頭を抱えながら全身で快感を表現しているサヨの表情は、私に恍惚感を与えてくれました。
　サヨの性器は肉棒を喰らい尽くすかの如く収縮し、私は絶頂を迎えつつありました。
　正常位のまま、私はサヨの乳首を吸い、歯で甘噛みしながら腰を激しく振ったのです。
「ア゛ァーッ、ダ、ダメッ！そ、そんな激しく・・い、イッちゃう、い、イクゥー！！」
　腰を浮かせ、性器を異様なほど締め付けながらサヨは絶頂しました。
　それと同時に私も大量の精液をサヨの膣内に放出したのでした・・・。

「さ、斉藤さん、激しすぎます・・。」
「タカヒロでいいよ。気持ちよかった？」
「・・はい。」
「言った通りでしょ？まだまだ、本領は発揮してないけどね。」
「もっと凄いんですか？」
「もちろん。これで終わりじゃ物足りないでしょ？」
　サヨは私の精液にまみれた肉棒を舐めながら、そんな会話をしていました。

　サヨはこのときは未だ本当の自分に気づいていなかったのでしょう。
　私は肉棒を美味しそうに頬張るサヨを見下ろしながら、これから本当のサヨを如何にして引き出すかを考えていました。

　これが私、斉藤高広がサヨと出会った時のお話でした。
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2015年3月14日掲載
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