愛し合う　ドミンゲス 作
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斉藤高広シリーズ第５話

＜欲情＞

　私の名前は斉藤高広。３０歳の普通の会社員です。
　今日はある女性と出会ったお話をしようかと思います。

　その前に、最近のサヨとの関係について少々お話します。
　サヨと初めて交わった日から１ヶ月が経とうとしていました。
　あの日から週に２度は待ち合わせ、ホテルへ向かい、互いに食事も摂らずセックスをしていました。
　私はサヨに眠るＭの素質を呼び起こすべく、ゆっくりと快感を伴わせながら虐めていきました。

　まず、ホテルに到着するとシャワーを浴びずに私のズボンを下ろさせ、臨戦状態に入っていない肉棒を頬張らせ、唾液をたっぷり絡ませながら亀頭やカリ、裏筋まで綺麗にしてもらいます。
　教えるまでもなく舌を絡ませるフェラは上手く、マキコさんのフェラに匹敵するほどでした。
　血液が充満し、天井に向かって反り返り始めた肉棒を咥え、上目遣いでこちらの様子を窺ってきます。
　私は軽く頷くと同時にサヨの後頭部を持ち、肉棒をサヨの口内の奧深くまで入れていきました。
　サヨは「ゴホッ、ウ゛ゥ・・オェッ」と嘔吐きながら、苦しそうに肉棒を咥えます。
　唇の端からは唾液が溢れだし、床に滴り落ちていくのが見えます。
　苦しみながらも、懸命に私の肉棒を頬張り、喉奧を収縮させ亀頭を刺激され、ようやく１回目の絶頂を迎えました。
　全てを口内に受け止め、射精しきった事を確認し、肉棒から口を離すことを許可しました。
　サヨは口内に放出された精子を美味しそうに飲み込みます。
　次いで、サヨに纏っている洋服、下着全てを脱がせ、全裸にし、立たせます。
　私は股間の辺りを恥ずかしそうに隠すサヨに近づき、「隠す必要はない。」と耳元で囁きます。
　すると、サヨは両手を私の腰に回し、抱きついてきます。
　サヨなりに「愛」を感じ、調教されていることに気づいていないのでしょうか。
　正直なところ私にサヨに対し「愛」という感情は抱いていませんでした。

　手をほどき、ベッドへ連れて行き、サヨを四つん這いにさせます。
　マキコさんに対しては、陰毛の手入れをさせませんでしたが、サヨに対しては逆に全て剃るよう命じてあったため性器や肛門を隠すものはなく、綺麗な形を露わにしていました。
　すでにマキコという性奴隷を手に入れていた私は、サヨをマキコとは違う性奴隷にすべく、ゆっくりと調教していこうと心に決めていました。
　ローターを取り出し、サヨの性器へそっと当てます。
　電源を入れ、微かに振動が伝わる程度の強さで縦の割れ目に沿いながら上下させます。
　股間に力が入ることで肛門がキュッと閉じ、
「アッ、ハァ、アァッ、ンンッ」と恥じらいながらサヨは感じ始めます。
「どうしたの？言ってごらん。」
「ンッ、ハァハァ・・き、きもちいい・・。」
「うん。よく言えたね。ご褒美あげるよ。」
　そう私は言い、ローターの振動を強めました。
　強まった振動により、性器のヒダが徐々にめくれ始め、潤滑した膣内が見え隠れし始めるのです。
「アァンッ！」伝わる振動に比例してサヨの喘ぐ声も大きくなります。
　刺激が快感に変化しているにも関わらず、ローターから逃げようと突き出したお尻を引っ込めようとします。
「ほら、どうしたの？なぜ逃げるの？」
「ゥンッ、アァ、きもち・・よくて・・・」
「気持ちよくて？どうしたの？」
「はぁはぁ・・おかしく・・なりそう・・・」
「やめて欲しいの？」そう言いながらも私はローターの振動を最大にするのでした。
「ングッ、アァン！だ、ダメッ！！い、イッちゃう！ア゛ァッン。」
　サヨの快感に合わせて、私はローターを徐々に膣内へ滑り込ませていき、ローターはサヨの体内で激しく音を立て振動しています。
　ビクンと全身を震わせながら、
「ンンッー！」と叫び声を抑えようと必死に顔を枕に埋めていました。
　しばらくその状態を継続させた後、ローターの電源を切り、膣から取り出すと、愛液によりヌルヌルと湿っていました。
「次は、どうされたい？」そう私が問うと、
「・・・挿入れて欲しい・・」と四つん這いを崩し、仰向けになった姿勢で私を見つめながら言ってきます。
　サヨの豊満な乳房は仰向けの状態であっても崩れることなく張っており、私は趣くままにその豊満な乳房を揉み、乳首を摘み、舌でたっぷりと愛撫していきました。
　私の肉棒もみるみる反り返っていき、サヨはそれを自らの手で触れ、最初は竿を握り、次第にカリや亀頭を指や手のひらで弄び始めました。
「キス・・して。」そうサヨが呟きます。
　しかし、私はそれには軽く頷くのみで、身体を起こし、肉棒をサヨの口へと持っていきます。
　サヨは口を開け、肉棒の先、すなわち亀頭を咥えました。
「キスがよかったんじゃないの？」私は問います。
　ジュルッ、ジュポジュポと音を立て必死に頭を動かし私の肉棒に奉仕する姿に興奮した私は、サヨを窒息させるかの如く肉棒をさらに奧へと突き刺しました。
「ン゛ンーッ！」と目は開き、苦しそうにするサヨを上から見つめ、
「サヨ、君は僕ではなく、ペニスがこの上なく好きなんだね。」と優しく言葉をかけ、肉棒をサヨの口内に挿入れたまま、私は２度目の射精を果たしました。
　射精しきったことでようやく肉棒から解放されたサヨは咳き込み、嗚咽とともに精子や自らの唾液を吐き出します。
　そんな呼吸すら困難になるほどの行為をさせられたサヨですが、
「はぁはぁ・・気持ち、よかった？」と私を気遣うのです。
　私はサヨが調教に嫌気がささないよう、
「うん・・すごくよかったよ。ありがとう。一緒にシャワー浴びようか。」と、私は最大限の笑顔で答え、お互いの間には「愛」があるんだと思いこませました。

　シャワーを浴びながら、まるで恋人かのように抱き合い、キスをし、サヨを満足させます。
　シャワーを出てからはベッドで並んで横になり、先ほどの続きと言わんばかりにサヨは抱き合い、キスを求めてきます。
　私もそれに応じながら、乳房やお尻を愛撫し始め、サヨの陰部は再び湿潤し始めました。
　サヨも私の乳首などを順に舐めていき、肉棒に至ります。
　サヨのフェラは舌使いのせいなのか、舌の構造のせいなのか、カリ部分や亀頭を優しく程よい刺激を与え、２度の射精を経たにも関わらず、再び天井に向かって隆起し始めます。
　サヨを仰向けに寝かし、脚を拡げ、拓かれた陰部へ私は肉棒をゆっくりと挿入します。
　愛液により潤滑した膣内部の肉棒への刺激は堪らなく心地よく、私はサヨの乳房を揉みながら、徐々に腰を動かすスピードを上げていきます。
　唇と唇を重ねるとサヨは目を閉じながら、微笑んでいるように見えました。
　体位を後背位へうつすと正常位とは刺激される場所が異なるのか、サヨは声色を変えます。
　私の身体とサヨのお尻がぶつかり合い、パンッ、パンッと音がリズム良く部屋に響きます。
　サヨはお尻を突き出し、さらに奧に肉棒が欲しいと言っているようでした。
　肉棒を根こそぎ刈り取るかの勢いで膣を収縮され、私は瞬く間に３度目の射精を迎えようとしていました。
　腰を動かすスピードを上げ、射精することをサヨに伝え、私はサヨの膣内に全ての精子を放出しました。
　肉棒を膣から抜くと、膣からは精子が滴り落ち、まるでサヨの身体を這っているようでした。
　お互い横になり、サヨは私に身体を寄せました。
　そんなサヨの表情は幸福感に満ちているようでした。
　しかし、私はそんな表情を見ながらも、何か物足りない感覚に襲われ、それが何であるのかを天井を見つめながら考えていました。

　夜が明け、ホテルを後にした時でした。
「サヨ？！」
　声の方へと顔を向けると、そこに１人の女性が立っていました。
　ベージュのトレンチコートを羽織り、高級そうなバッグを手に提げ、少し離れた場所にいたため、顔ははっきりとは分かりませんでしたがスタイルがいいのだけは分かる女性でした。
　サヨも驚いたのでしょう。
「あ、マナミさん・・おはようございます。」と普段と違う声で返事をしました。
「やっぱりサヨじゃない。こんな所で会うなんてね。また詳しく聞かせてね。」
　マナミと呼ばれる女性は私をチラッと見た後、そう言い残し去っていったのです。
　サヨに誰だったのか尋ねると、同じ病院に勤める先輩看護師であり、よく色々な相談に乗ってもらったりしているようでした。

　それから１週間が過ぎた頃、私は仕事を終え駅へ向かっていました。
「すみません。」後ろから急に呼び止められました。
　振り返ると、私を品定めするかのような目で私を見るマナミさんがそこにいました。
「あなたが斉藤さんよね？覚えてる？」
「あ、ええっと、先週お会いした・・・」
「そう。サヨの先輩のマナミ。少し時間いい？」
「え、ええ、大丈夫ですが。どうされました？」
「手短に話すわ。あなた、サヨとは付き合ってるの？」
　マナミさんの容姿のせいなのか、口調のせいなのか、何故か問い詰められている気がした私は多少不愉快になってしまい、
「それは、貴女にお話しする必要がありますか？私とサヨの関係について貴女に関係ないような気がするのですが。」と、答えてしまいました。
「そうね。確かに関係はないわ・・でも・・」
「でも？」
「最近、あの子が落ち込んでるように見えて・・それに先週、あんな所であなた達と会うから、もしかしたらと思って。」
「もしかしたら何ですか？身体だけの関係とでも？サヨがそう言ったんですか？」
「いいえ。サヨには聞いてないわ。ただ、心配になったから貴方に聞こうと思ったの。」
「だったら・・心配は無用です。サヨとは仲良くしていますし。」
「そう。それならいいの。あの子が悲しむ姿は見たくないから・・」
「どうしてそこまで？よかったら聞かせて下さい。」
「あの子は・・」そう言った時、マナミさんの持つバッグから携帯電話の音が鳴りました。
　画面に表示される発信主を確認すると、
「ごめん・・この話はまた今度にさせてもらうわ。よかったら貴方の連絡先教えて。」
「分かりました。電話番号は、○○○・・・・です。」
「ありがと。このことはサヨには言わないでね。あの子のこと、守ってあげてね。」
　そう言い残し、小走りで去っていくマナミさんの後ろ姿はお尻を軽く左右に振りながら、フェロモンをまき散らしらしているかのようでした。
　そんな後ろ姿を見ながら、私は微かに股間が隆起しているのに気がつきました。

　これが私、斉藤高広がマナミさんと出会った時のお話でした。
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2015年3月28日掲載
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